JP2013106659A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入賞口への入賞を契機として払出されるパチンコ球を払出し球通路75を介して球受け皿17aに案内すると共に、遊技盤20の遊技領域20aへ向けて発射されて該遊技領域20aに到達しないパチンコ球をファール球通路80を介して球受け皿に案内するよう構成する。そして、払出し球通路75へのパチンコ球の滞留に伴い作動位置に変位する第1作動部92と、ファール球通路80へのパチンコ球の滞留に伴い作動位置に変位する第2作動部93と、第1作動部92および第2作動部93の作動位置への変位を検出して検出状態に切り替わる単一の検出手段98とを設けて、検出センサが検出状態に切り替わることで、球受け皿への賞球の払出しが停止するよう構成する。
【選択図】図7
Description
遊技領域(20a)内に遊技球が入賞可能な入賞口を有する遊技盤(20)と、前記遊技盤(20)の遊技領域(20a)へ向けて発射される遊技球を貯留する球受け皿(17a)と、前記入賞口への入賞を契機として払出される遊技球を前記球受け皿(17a)に案内する賞球払出し通路(75)と、前記遊技盤(20)の遊技領域(20a)へ向けて発射されて該遊技領域(20a)に到達しない遊技球を前記球受け皿(17a)に案内するファール球回収通路(80)とを備えた遊技機において、
前記賞球払出し通路(75)への遊技球の滞留に伴い作動位置に変位する第1作動部(92)と、
前記ファール球回収通路(80)への遊技球の滞留に伴い作動位置に変位する第2作動部(93)と、
前記第1作動部(92)および第2作動部(93)の作動位置への変位を検出して検出状態に切り替わる単一の検出手段(98)とを備え、
前記検出手段(98)が検出状態に切り替わることで、前記球受け皿(17a)への賞球の払出しが停止するよう構成されたことを要旨とする。
このように、入賞口への入賞を契機として払出される遊技球(賞球)が賞球払出し通路に滞留するのに伴う第1作動部の作動位置への変位と、遊技領域に到達しない遊技球(ファール球)がファール球回収通路に滞留するのに伴う第2作動部の作動位置への変位とを単一の検出手段で検出することで、球受け皿への賞球の払出しが停止するようにしたことで、球受け皿に過剰な遊技球が滞留するのを防止し得る。また単一の検出手段で賞球の滞留とファール球の滞留とを検出するようにしたことで、検出手段の設置数を増やす必要がなく、コスト削減を図り得ると共に、省スペース化を図り得る。
前記賞球払出し通路(75)の球出口(69)およびファール球回収通路(80)の球出口(70)が開口すると共に前記球受け皿(17a)に連通する合流部(65)を備え、該賞球払出し通路(75)を通過した遊技球およびファール球回収通路(80)を通過した遊技球が合流部(65)を介して球受け皿(17a)に案内されると共に、
前記ファール球回収通路(80)の球出口(70)は、前記賞球払出し通路(75)の球出口(69)よりも前記合流部(65)が球受け皿(17a)へ連通する連通口(61a)に近接位置するよう設けられたことを要旨とする。
このように、ファール球回収通路の球出口を、賞球払出し通路の球出口よりも合流部が球受け皿へ連通する連通口に近接位置するよう設けることで、受入れ可能な賞球数を多くすることができ、賞球払出しが滞るのを防止し得る。また、ファール球の発生を速やかに検出できるから、球受け皿における過剰な遊技球の滞留を効果的に防止し得る。
前記第1作動部(92)および第2作動部(93)は、単一の可動部材(91)に設けられると共に、該第1作動部(92)または第2作動部(93)が作動位置へ変位した際に、前記検出手段(98)で検出される検出部(97)が可動部材(91)に形成されたことを要旨とする。
このように、第1作動部および第2作動部を単一の可動部材に設けることで、装置構成を単純化してコスト削減や省スペース化を図り得る。
実施例に係るパチンコ機10の概略構成は、図1または図2に示すように、遊技店に設けられた図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11と、該外枠11に対して着脱および開閉可能に枢支され、各種制御装置等の遊技機構成部品が設置される本体枠としての中枠13と、該中枠13に着脱交換可能に取り付けられて所要の遊技領域20aが画成された遊技盤20と、該中枠13の前面側に着脱および開閉可能に枢支されると共に遊技盤20を透視保護する装飾枠としての前枠14とを基本的に備えている。また、実施例のパチンコ機10では、パチンコ球を貯留可能な球受け皿17aとしての球皿部材17が前記前枠14に一体的に配設されており、前枠14の開閉動作に合わせて球皿部材17が開閉するよう構成されている。すなわち、実施例のパチンコ機10では、前記前枠14が中枠13の前側で開閉可能な開閉体として機能すると共に、該前枠14が球皿部材17としても機能している。そして、前記パチンコ機10の前面側(実施例では前枠14)における右下部位置には、パチンコ球の発射を制御する制御手段としての発射・払出し制御装置130(図4参照)に接続された操作ハンドル18が配設されており、遊技者による操作ハンドル18の回動操作により後述する球送り装置19および打球発射装置45(図2参照)が作動して、球受け皿17aに貯留されたパチンコ球が遊技盤20の遊技領域20aに向けて1球ずつ発射されるよう構成されている。
ここで、前記遊技盤20は、図2に示すように、円弧状に湾曲する外レール21および内レール22が盤面(前面)に配設されて、該内外レール21,22の内側に画成される遊技領域20a内に、図柄表示装置や入賞装置等の遊技用部品(何れも図示せず)が配置されている。また、前記遊技盤20の左側部に位置する外レール21および内レール22は、パチンコ球が通過可能な距離だけ離間した状態で遊技領域20aの径方向に重なるよう構成されて、前記打球発射装置45から発射されたパチンコ球を遊技領域20aへ案内する発射通路23を画成している。ここで、図3に示すように、前記発射通路23は、遊技盤20の下端左寄り位置で下方に開口すると共に、遊技盤20の左上部位置で遊技領域20a内に開口しており、前記打球発射装置45から発射されて発射通路23の下方開口から飛翔するパチンコ球が遊技領域20aの上部位置に打ち出されるようになっている。そして、前記遊技領域20aを流下する過程で入賞装置に入賞したパチンコ球を図示しない入賞検出センサが検出することで、前記中枠13に配設された賞球や貸球の払出しを制御する制御手段としての発射・払出し制御装置130に入賞検出信号が入力され、該入賞検出信号の入力に応じて発射・払出し制御装置130が後述する球払出装置37(図4または図6参照)を作動制御して所定数の賞球を払い出すようになっている。なお、実施例では、パチンコ球の発射を制御する制御手段と賞球や貸球の払出しを制御する制御手段とが単一の制御装置により構成されているが、これに限られない。また、以下の説明においては、前記発射通路23の下方開口を始端開口部23aと指称する。また、前記遊技盤20には、前記遊技領域20a内における最下部位置に、遊技盤20の裏側に連通するアウト口24が形成されており、前記入賞装置に入賞することなく遊技領域20aの最下部まで流下したパチンコ球がアウト口24を介して遊技盤20の外側に排出されるよう構成してある。
前記外枠11は、図2に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されており、該外枠11の左上部位置および左下部位置に、当該外枠11と中枠13とを開閉可能に連結する外枠側ヒンジ部11aが取り付けられている。なお、実施例では、前記外枠11は上縁を構成する上外枠部12aと、下縁を構成する下外枠部12bと、左縁を構成する左外枠部(図示せず)と、右縁を構成する右外枠部12cとから基本的に構成されて、上下の外枠部12a,12bが木製の板部材で形成されると共に、左右の外枠部12cがアルミ等の金属部材で形成されている。また、前記下外枠部12bの前端部には、左右方向の全長に亘って上方へ延出する輿板12dが備えられており、上外枠部12aおよび左右の外枠部12cと、下外枠部12bの輿板12dとにより、前記中枠13が臨む前後に開口した開口部を画成するようになっている。なお、前記輿板12dの高さは、遊技店において別途準備される球箱の高さよりも大きな寸法に設定されて、前枠14に設けられた前記球皿部材17の下方に位置するように球箱を輿板12dの前側に設置し得るよう構成される。
前記前枠14は、図1、図2に示すように、前記外枠11の開口形状に略整合する矩形状に形成された前枠基体部15に、前後に貫通する窓口15aが開口する枠状に形成されており、該前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、前記遊技盤20に形成された遊技領域20a(図2参照)が窓口15aを介して前方に露出するよう構成されている。そして、前記前枠基体部15の裏面側には、前記窓口15aの開設位置に対応してガラス板等の透明な透視保護板が着脱可能に配設されており、パチンコ機10の前側から遊技盤20を視認可能な状態で透視保護している。なお、図2では、前記前枠14に取り付けられる透視保護板を省略して示してある。また、前記前枠14(前枠基体部15)の左上部位置および左下部位置には、当該前枠14を中枠13に対して開閉可能に連結する前枠側ヒンジ部14aが設けられており、該前枠14を中枠13に対して閉鎖した際に、中枠13の前面全体が前枠14で被覆されるよう構成されている。
前記中枠13は、図2に示すように、前記外枠11の開口形状に略整合すると共に上方側に偏った位置で前後に開口する矩形枠状に形成されており、該中枠13の左上部位置および右下部位置に、当該中枠13と外枠11とを開閉可能に連結すると共に中枠13と前枠14とを開閉可能に連結する中枠側ヒンジ部13aが設けられている。すなわち、前記中枠13は、前記外枠側ヒンジ部11aと中枠側ヒンジ部13aとを連結することで、中枠13の左側部が外枠11に対して開閉可能に枢支され、中枠側ヒンジ部13aと前枠側ヒンジ部14aとを連結することで、中枠13および前枠14の左側部が相対的に開閉可能に枢支されるようになっている。また、実施例における外枠11、中枠13および前枠14の夫々は、各ヒンジ部11a,13a,14aに相対的に設けられた支持軸および軸孔の軸支構造により開閉可能に連結されるようになっている。
前記中枠基体部30の前面には、図2〜図3に示すように、前記遊技盤設置部40に設置された遊技盤20の盤面(前面)と略同一平面上に位置する発射装置設置部43が形成されており、前記操作ハンドル18の操作により作動してパチンコ球を前記発射通路23に向けて発射する打球発射装置45が発射装置設置部43に設置されている。前記打球発射装置45は、前記発射通路23の始端開口部23aを指向する傾斜姿勢で発射装置設置部43に設置されると共に前記球送り装置19から送出されるパチンコ球を発射待機位置に保持する発射レール45aと、操作ハンドル18の操作に応じて作動され、発射レール45aにおける発射待機位置に保持されたパチンコ球を打球する打球杆45bとを備えており、打球杆45bにより打球されたパチンコ球が発射レール45aに沿って発射通路23へ向けて発射されるようになっている。また、前記中枠基体部30の上端部には、前記発射レール45aの延長線上に、前記発射通路23の始端開口部23aに開口する発射口44が設けられており、前記発射レール45aに沿って発射されたパチンコ球が発射口44を介して発射通路23へ移動し得るよう構成されている。そして、前記発射通路23に発射されたパチンコ球が、前記外レール21に沿って遊技領域20aへ向けて案内される。
次に、前記合流通路ユニット60の構成について説明する。図7に示すように、前記合流通路ユニット60は、ユニット本体としての本体部61と、該本体部61に形成されてパチンコ球が流下する球流下経路部65,75,80と、該球流下経路部65,75,80でのパチンコ球の滞留を検出する滞留検出手段90とを備えており、前記中枠13(中枠基体部30)の裏側に本体部61がネジ等で固定されるようになっている。ここで、実施例の本体部61は、上方開口する箱状に形成されると共に前記球流下経路部65,75,80が画成されるベース部62と、該ベース部62に取り付けられて当該ベース部62(球流下経路部65,75,80)の上方開口を塞ぐカバー部63と、前記滞留検出手段90が設置される機構設置部64とから構成されて、ベース部62に対してカバー部63および機構設置部64を取り付けた全体で、前記連絡通路55の球入口およびファール球受け部50の排出口52を塞ぐ大きさの箱状に形成されている。なお、前記合流通路ユニット60(本体部61)の上面および外側面は補強板60aで被覆されており、該合流通路ユニット60の剛性を高めている。
前記球貯留部65は、図5、図8に示すように、前記第1連通口61aを介して前記本体部61の前方へ開口するよう構成されており、前記合流通路ユニット60を中枠13(中枠基体部30)に取り付けた際に、該球貯留部65の第1連通口61aが前記連絡通路55の球入口に連通するようになっている。そして、前記球貯留部65の底面68は前方(第1連通口61a)へ向けて一様に下方傾斜するよう形成されており、該球貯留部65にあるパチンコ球を連絡通路55へ向けて転動させるよう構成されている。ここで、前記球貯留部65は、一定量のパチンコ球(例えば200〜300球程度)を貯留し得る容積の空間を画成しており、前記球受け皿17aが満杯になって受入れ不能なパチンコ球を、該球貯留部65に一時的に貯留し得るよう構成されている。
図8、図10、図12に示すように、前記払出し球通路75は、前記本体部61の後端部に形成されて前記球払出しユニット35の下流側通路38に連通する後方通路76と、該後方通路76を前記第1接続口69に接続させる前方通路77とから構成されている。ここで、前記後方通路76は、前記球払出しユニット35の下流側通路38の延在方向(実施例では図10において左から右方向)へ下方傾斜すると共に、該後方通路76の通路幅を1個のパチンコ球が一列で通過可能な寸法に設定されており、球払出しユニット35(下流側通路38)から合流通路ユニット60(払出し球通路75)に流入するパチンコ球(賞球や貸球)を、球詰まりすることなくそのままスムーズに流下させ得るようになっている。
前記ファール球通路80は、図8、図10、図12に示すように、前記第2連通口61bから第2接続口70へ向けて緩やかに屈曲するよう構成されており、前記合流通路ユニット60を中枠13(中枠基体部30)に取り付けた際に、該ファール球通路80の第2連通口61bが前記ファール球受け部50の排出口52に連通するようになっている。すなわち、前記ファール球通路80の後面を画成する後壁82は、前記第2連通口61bの右側開口縁から第2接続口70の後側開口縁に向かうにつれて緩やかに湾曲した曲面形状に形成されると共に、該ファール球通路80の前面を画成する前壁83は、第2連通口61bの左側開口縁から第2接続口70の前側開口縁に向かうにつれて緩やかに湾曲した曲面形状に形成されて、ファール球受け部50の排出口52から第2連通口61bを介してファール球通路80に流入するパチンコ球(ファール球)をスムーズに球貯留部65へ案内するよう構成されている。ここで、ファール球通路80の通路幅は、複数(実施例では2個)のパチンコ球が並んで流下可能な寸法に設定されており、前記ファール球受け部50からファール球通路80に流入するパチンコ球(ファール球)の球詰まりを防止しつつ、速やかに球貯留部65まで案内し得るようになっている。
次に、前記滞留検出手段90について説明する。図7、図9に示すように、前記滞留検出手段90は、前記払出し球通路75へのパチンコ球の滞留に伴い作動位置(図13(b)、図15、図17、図18参照)に変位する第1作動部92と、前記ファール球通路80へのパチンコ球の滞留に伴い作動する第2作動部93と、第1作動部92および第2作動部93の作動位置への変位を検出して検出状態に切り替わる検出手段としての検出センサ98とから基本的に構成されている。ここで、実施例の第1作動部92および第2作動部93は、前記機構設置部64に揺動自在に枢支される揺動部材91に一体的に設けられており、第1作動部92および第2作動部93の何れか一方の作動部92,93が作動位置へ変位するのに伴い他方の作動部92,93も作動位置に変位するよう構成されている。
前記第1作動部92は、図8、図10、図14に示すように、前記第1挿入孔71の開口形状に略整合する形状に形成されており、前記払出し球通路75を通過したパチンコ球が第1挿入孔71から機構設置部64側に落下するのを防止している。ここで、前記第1作動部92が待機位置にある状態では、前記払出し球通路75(前方通路77)の底面75aと第1作動部92の上面92aとが同一面上に位置するか、或いは該払出し球通路75(前方通路77)の底面75aより第1作動部92の上面92aが下方に位置するよう構成されており、該払出し球通路75(前方通路77)を通過したパチンコ球が第1作動部92上に移動し得るようになっている。なお実施例では、前記第1作動部92が待機位置にある状態では、前記払出し球通路75(前方通路77)の底面75aより第1作動部92の上面92aが下方に位置している。また、前記第1作動部92が作動位置にある状態では、前記球貯留部65に形成された規制壁72の上端部より第1作動部92の上面92aが上方に位置するよう構成されており、該第1作動部92の上面92a上にあるパチンコ球の動きが規制壁72で制限されないようになっている。
前記第2作動部93は、図9,図11、図13(a)、図16に示すように、前記第2挿入孔84の開口形状に略整合する形状に形成されており、ファール球通路80を通過したパチンコ球が第2挿入孔84から機構設置部64側に落下するのを防止している。ここで、前記第2作動部93が待機位置にある状態では、前記ファール球通路80の底面81(後方傾斜面81a)と第2作動部93の上面93aとが同一面上に位置するか、或いは該ファール球通路80の底面81(後方傾斜面81a)より第2作動部93の上面93aが下方に位置するよう構成されており、該ファール球通路80を通過したパチンコ球が第2作動部93上に移動し得るようになっている。なお、実施例では、前記第2作動部93が待機位置にある状態において、前記ファール球通路80の底面81(後方傾斜面81a)と第2作動部93の上面93aとが略同一面上に位置している。そして、前記第2作動部93上にパチンコ球(ファール球)が乗ると、パチンコ球の重みによって前記揺動部材91が揺動して第2作動部93が待機位置から作動位置に移動すると共に、当該第2作動部93上のパチンコ球が球貯留部65の底面68側に移動することで、前記捻りバネの付勢により揺動部材91が待機位置に復帰するよう構成されている。
次に、前記ファール球通路80に設けられる開閉部材100について説明する。図7、図8、図10、図11に示すように、前記開閉部材100は、前記合流通路ユニット60の本体部61に取り付けられる支持部101と、前記ファール球通路80の経路途中に位置するよう支持部101に揺動可能に支持され、該ファール球通路80を閉鎖する閉鎖位置(図16参照)および該通路80を開放する開放位置(図18参照)に変位可能な開閉弁102とから基本的に構成されている。実施例では、前記ファール球通路80の下流端部(第2接続口70)に前記開閉弁102が位置するよう前記開閉部材100が前記合流通路ユニット60の本体部61に取り付けられて、該第2接続口70を開閉弁102で開閉するよう構成されている。
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
次に、前記滞留検出手段の別の実施例を説明する。なお、別実施例に係る滞留検出手段において、前述の実施例において説明した滞留検出手段90と同一の機能を有する構成・部材に関しては同一の符号を付して詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず種々の変更が可能であり、その一例を以下に示す。
(2) 実施例では、賞球払出し通路(払出し球通路)およびファール球回収通路(ファール球通路)の夫々が同じ球受け皿に連通するよう構成したが、これに限られるものではなく、球受け皿を複数設けて、賞球払出し通路(払出し球通路)およびファール球回収通路(ファール球通路)が異なる球受け皿に連通するよう構成することもできる。具体的には、遊技機前面側に上下の球受け皿を設けて、上側の球受け皿に賞球払出し通路(払出し球通路)を連通させ、下側の球受け皿にファール球回収通路(ファール球通路)を連通させる構成とすることもできる。
(3) 実施例では、第1作動部および第2作動部の作動位置への変位を単一の検出手段で検出するよう構成したが、各作動部の作動位置への変位を個別に検出するよう構成することもできる。また、検出手段としては、実施例に示したフォトインタラプタに限定されるものではなく、作動部の作動位置への変位を検出可能な検出手段であれば、各種近接センサやマイクロスイッチ、その他従来公知の各種手段を採用することができる。
(4) 実施例では、第1作動部および第2作動部を揺動部材に形成するようにしたが、上下方向にスライドする部材に形成するようにしてもよい。すなわち、待機位置および作動位置に変位し得る形態であればよい。
(5) 実施例では、ファール球回収通路(ファール球通路)の球出口を、賞球払出し通路(払出し球通路)の球出口よりも合流部(球貯留部)が球受け皿へ連通する連通口に近接位置するよう構成したが、逆の位置関係で形成することもでき、また両球出口を上下の位置関係に形成することもできる。
(6) 実施例では、ファール球回収通路(ファール球通路)の球出口に開閉弁を配置したが、これに限られるものではなく、ファール球回収通路(ファール球通路)の球入口側に開閉弁を配置してもよく、ファール球回収通路の経路途中の任意位置に開閉弁を設けることができる。
(7) 開閉弁の開放動作を規制する開放規制部は、実施例のように、開閉弁の左右側縁に当接するものに限られるものではなく、開閉弁の下端部に当接するよう形成してもよく、該開閉弁を挟んだファール球回収通路の下流から上流側への開放動作を規制し得る位置および形態で開放規制部を形成することができる。
(8) 実施例では、開閉弁を自重により閉鎖位置に向けて付勢されるよう構成したが、これに限られるものではなく、バネ等の付勢手段により閉鎖位置へ向けて付勢されるよう構成してもよい。
(9) 実施例では、ファール球回収通路(ファール球通路)へのファール球の滞留により作動する作動部(第2作動部)より下流側に位置するよう開閉弁を設置したが、該作動部(第2作動部)の上流側に開閉弁を設置しても、パチンコ球の逆流や不正具の挿入を阻止することが可能である。
(10) 実施例では、開閉弁を板状に形成したが、これに限られるものではない、すなわち、遊技球の逆流を防止する構成であれば、遊技球が通過不能な開口が開設された形態であってもよく、同様に不正具の挿入を阻止する構成であれば、当該不正具を挿入不能な開口が開設された形態とすることもできる。
(11) 実施例では、開閉弁を1つ設けた形態を示したが、複数の開閉弁を設けるようにしてもよい。また、開閉弁を複数に分割して、当該複数の開閉弁によりファール球回収通路(ファール球通路)を閉鎖するようにしてもよい。
(12) 実施例では、開閉弁の上端部を枢支するよう構成したが、側部を枢支するよう構成することも可能である。
(13) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機等の遊技媒体として遊技球を用いる各種遊技機に採用し得る。
20 遊技盤
20a 遊技領域
65 球貯留部(合流部)
61a 第1連通口(連通口)
69 第1接続口(賞球払出し通路の球出口)
70 第2接続口(ファール球回収通路の球出口)
75 払出し球通路(賞球払出し通路)
80 ファール球通路(ファール球回収通路)
91 揺動部材(可動部材)
92 第1作動部
93 第2作動部
97 検出片(検出部)
98 検出センサ(検出手段)
Claims (3)
- 遊技領域内に遊技球が入賞可能な入賞口を有する遊技盤と、前記遊技盤の遊技領域へ向けて発射される遊技球を貯留する球受け皿と、前記入賞口への入賞を契機として払出される遊技球を前記球受け皿に案内する賞球払出し通路と、前記遊技盤の遊技領域へ向けて発射されて該遊技領域に到達しない遊技球を前記球受け皿に案内するファール球回収通路とを備えた遊技機において、
前記賞球払出し通路への遊技球の滞留に伴い作動位置に変位する第1作動部と、
前記ファール球回収通路への遊技球の滞留に伴い作動位置に変位する第2作動部と、
前記第1作動部および第2作動部の作動位置への変位を検出して検出状態に切り替わる単一の検出手段とを備え、
前記検出手段が検出状態に切り替わることで、前記球受け皿への賞球の払出しが停止するよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記賞球払出し通路の球出口およびファール球回収通路の球出口が開口すると共に前記球受け皿に連通する合流部を備え、該賞球払出し通路を通過した遊技球およびファール球回収通路を通過した遊技球が合流部を介して球受け皿に案内されると共に、
前記ファール球回収通路の球出口は、前記賞球払出し通路の球出口よりも前記合流部が球受け皿へ連通する連通口に近接位置するよう設けられた請求項1記載の遊技機。 - 前記第1作動部および第2作動部は、単一の可動部材に設けられると共に、該第1作動部または第2作動部が作動位置へ変位した際に、前記検出手段で検出される検出部が可動部材に形成された請求項1または2記載の遊技機。
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