JP2013104261A - 太陽光の採光システムを備えたトップライト - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光の採光システムとして採光プリズムや反射板、或いは回転する受光ガラス開口面を有する天窓、または、トップライトと呼ばれる太陽光の採光装置において、屋根との取り合い部や太陽光の採光用開口部分での雨仕舞い処理を簡単、且つ確実に行える太陽光の採光システムを備えたトップライトを提供する。
【解決手段】樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠や、前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架して太陽光の採光装置本体を構成し、該太陽光の採光装置本体を屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽光の採光システムを備えたトップライトに関するものであり、特に本発明は、下部縁部がアール形状の樹脂製ドームからなる太陽光の採光部と該下部縁部のハカマ部と水切り部、並びに前記水切り部に内蔵され室内に懸架される光ダクト部(反射板ダクト)からなるトップライトを提供するものである。
従来、太陽光の採光システムとして採光プリズムや反射板、或いは回転する受光ガラス開口面を有する天窓、または、トップライトと呼ばれる太陽光の採光装置は、種々のものが発明され、実用化されてきている。
然しながら、太陽光の採光プリズムや反射板、或いは受光ガラス面を建物の屋根に設置するタイプの採光システムでは、屋根との取り合い部や、太陽光の採光用開口部分での雨仕舞い防水を屋根と同様に数十年単位で維持できる構成であること、また、施工にあたっては、屋根上に太陽光の採光用の開口部を設けていることから、該開口部を樹脂製ドームで覆う工事並びにアルミ製枠やガラス等にて覆うための工事は、迅速、且つ正確に施工できることが要求されるものである。
斯くして、従来の太陽光採光装置として、太陽光の採光部にプリズムを用いた装置が、特開平09−304722号公報(以下、特許文献1と称する)に開示されている。
特許文献1の発明は、太陽光を室内に採光する太陽光採光装置において、太陽光の照度変化及び照度低下の補償、並びに照度表現を変えられるようにしたもので、天窓から室内に亙って設けた導光ダクトに対して畜光材料を用いるように構成したものである。
また、特許文献1の発明において、採光部に配置される1枚又は複数枚の採光プリズム、採光プリズムの駆動装置、制御装置、及びカバー(透明ドーム、乳白ドーム)を備えた太陽光採光装置は、採光プリズムの下方に設けられた導光ダクトにより採光プリズムからの出射光を室内に導く構成を有しており、また、採光プリズムからの出射光を照度変化及び照度低下させることなく室内へ導くために導光ダクトに畜光材料を用いること等の工夫がなされている。
特許文献1の発明は、採光部に1枚又は複数枚の採光プリズム用い、該採光プリズムを駆動装置で制御することにより採光プリズムで得た出射光を室内に取入れたり、畜光材に畜光して室内に採光する装置を提供するものであるが、この装置を実際に建物の屋根に設置しようとすると、当然のことながら屋根部に採光用の開口部を設けた後、該開口部周りに立ち上がり基台を設置して透明ドームや乳白ドームで採光プリズムや採光プリズムの駆動装置を覆い、採光装置や室内に雨水が入り込まないようにする雨仕舞いの構成が当然の如く必要となる。
然しながら、特許文献1の発明には、前記雨仕舞の構成が具体的に明記されておらず、当該発明は、単なる採光システムの発明を開示したものにとどまり実際に屋根に設置できるか否かの現実的な発明とは成りえないものであった。
而して、天窓に雨水の侵入を防止する等気圧止水機能を備えた太陽自動追尾型回転天窓装置が、特開2004−197543号公報(以下、特許文献2と称する)に開示されている。
特許文献2発明は、建物屋根部構造体の上に円周形状した鋼材を固定し、その円周形状鋼材の上に円周形状の中心に沿って、太陽の移動に伴い滑らかに回転するレール形状機能と、その回転レール外部に上下部材を組み合わせ、雨水の侵入を防止する等気圧止水機能を備えたものであり、本装置上部体は、骨組み一体型アルミ押し出し部材を用いて円形状に組立て、上材と下材は回転機能を妨げないように分離し、各々取り付け後、等気圧止水機能になるような断面部材とする等、雨仕舞を最優先した機能を保有する天窓装置が開示されている。
従って引用文献2の発明においては、屋根との取り合い部や太陽の採光部分での雨仕舞は完璧であると思われるが、回動可能な太陽光受光ガラス開口面や円形状にアルミ押し出し形材で組み立てられる装置本体の組立てには、工数や時間が掛るばかりでなく、当然のことながら製品代も高価なものになる欠点を有している。
また、ドーム部材内に集光反射板を設置して、該集光反射板からの光を屋内に照射するタイプの採光装置が、特開2007−305504号公報(以下、特許文献3と称する)に開示されている。
特許文献3の発明は、主に工場や倉庫等に用いられる採光装置に関するもので、太陽光を導入する採光手段のドーム部材と該ドーム部材内に設けられた集光反射板からの光をその内面で反射させながら屋内に導く筒状の導光部材からなるもので、導光部材の外径が500〜600mm程度と大きい場合に外部からの侵入を防止するために前記導光部材に格子部材が設けられていたり、前記筒状の導光部材が0度〜30度の角度範囲で屈曲自在であったり、筒状の導光部材がその他の筒状部材の内部に収納自在に構成され、前記導光手段の長さが調整できるといった筒状の導光部材形状に関する工夫が数多く開示されている。
斯くして、特許文献3の発明において、採光装置を屋根に取付ける手段は、屋根の野地板に取付けられている基台部と、基台部から上方に延びる円筒状の支持部から構成されており、該支持部の開口部には径方向内方に延びるリング状の係止部が設けられ、また支持部の開口部の外周面には、その全周に渡って長尺状の結露防止用テープ部材が取付られており、この結露防止用テープ部材の片面には複数の毛状体が密に植設されている。
そして、ドーム部材は、例えば透明なアクリルやポリカーボネートなどの合成樹脂により形成され、略半球面状に構成されており、ドーム部材の開口部の外径は前記支持部材の開口部の外径よりも幾分大きく構成されていて、開口部を覆う形状となっている。
従って、特許文献3の発明においては、主に工場や倉庫等に用いられる比較的安価な建物に用いられる太陽光の採光装置と言わざるを得ないが、屋根部と基台部間の雨仕舞方法に関しては、屋根上における板金的手法や現場合わせ作業による工法になりがちで、もう少し合理的で迅速、且つ、確実な雨仕舞いの工法が求められていると同時にオフィスビルや一般住宅に採用できる安価で構造的にもシンプルな太陽光の採光システムを備えたトップライトの具現化が求められてきている。
特開平09−304722号公報 特開2004−197542号公報 特開2007−305504号公報
斯くして、本発明は、太陽光の採光システムとして採光プリズムや反射板、或いは回転する受光ガラス開口面を有する天窓、または、トップライトと呼ばれる太陽光の採光装置において、屋根との取り合い部や太陽光の採光用開口部分での雨仕舞い処理を簡単、且つ確実に行える太陽光の採光システムを備えたトップライトを提供するものである。
また、本発明は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架してユニット化した太陽光の採光装置本体ユニットを構成し、該太陽光の採光装置本体ユニットを屋根部に設けた採光用の開口部縁部に設けた立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行う構成としたもので、屋根部に採光用の開口部ができた時点で、すぐさま太陽光の採光システムを備えたトップライトを前記開口部に取付することができるものであり、施工時間の短縮はもとより、屋内や反射板ダクトの、所謂、化粧部分を風雨に曝されることなく全体として美しい施工が可能な太陽光の採光システムを備えたトップライトを提供する。
本発明は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架して太陽光の採光装置本体を構成し、該太陽光の採光装置本体を屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行うことにより、太陽光の採光システムを備えたトップライトにおける水密性能を向上させるものである。
また、本発明は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架した太陽光の採光装置本体ユニットを構成し、該太陽光の採光装置本体ユニットを屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行うことにより太陽光の採光システムを備えたトップライトの施工取付時間の短縮を行うものである。
更に、本発明において、前記立上り基台の天端とハカマ枠間の周部に挿着される水切り部材の形状はハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが円筒形状である場合にはアール形状の水切り部材となし、またハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが角筒形状の場合には平面形状で四角形の水切り部材を挿着することで、当該部分の雨仕舞い処理構造の汎用性を高めている。
そして、本発明において、前記ハカマ枠に内蔵されるガラスの保持枠は、耐火材となるスチール製の下地骨材を嵌合したアール形状保持枠と成し、該アール形状保持枠上に網入りガラスを装着することにより、懸架される反射板ダクト内に防火区画を形成することができるという効果を発揮する。
斯くして、本発明は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架して太陽光の採光装置本体を構成し、該太陽光の採光装置本体を屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を確実に行うことが可能となり、太陽光の採光システムを備えたトップライトにおける水密性能を向上させることができた。
また、本発明は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架した太陽光の採光装置本体ユニットを構成し、該太陽光の採光装置本体ユニットを屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行うことにより太陽光の採光システムを備えたトップライトの施工取付時間の短縮を可能となり、屋内や反射板ダクトの、所謂、化粧部分を風雨に曝されることなく全体として美しい施工がおこなえる。
更に、本発明において、前記立上り基台の天端とハカマ枠間の周部に挿着される水切り部材の形状は、ハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが円筒形状である場合にはアール形状の水切り部材となし、またハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが角筒形状の場合には平面形状で四角形の水切り部材を挿着することなし、反射板ダクトの形状が円筒形状や角筒形状であっても前記水切り部材の形状のみを変えることで対応でき、当該部分の雨仕舞い処理構造の汎用性を高めている。
そして、本発明において、前記ハカマ枠に内蔵されるガラスの保持枠は、耐火材となるスチール製の下地骨材を嵌合したアール形状保持枠と成し、該アール形状保持枠上に網入りガラスを装着することにより、懸架される反射板ダクト内に防火区画を形成することができるという効果を発揮する。
本発明の実施形態を説明する断面図である。 図1の要部断面を説明する要部断面拡大図である。 本発明の取付手順を説明する現場説明図である。
従来、太陽光の採光システムとして採光プリズムや反射板、或いは回転する受光ガラス開口面を有する天窓、または、トップライトと呼ばれる太陽光の採光装置は、種々のものが発明され、実用化されてきている。
本発明においては、太陽光の採光システムとして採光システムや反射板等を覆い風雨から守る役割のカバーをトップライトと称し、該トップライトはアクリル系樹脂やポリカーボネート樹脂、またはガラスなどで製作される略半球面形状のドームを称している。
そして、本発明は、太陽光の採光システムを備えたトップライトに関するものであり、特に本発明は、下部縁部がアール形状の樹脂製ドームからなる太陽光の採光部と該下部縁部のハカマ部と水切り部、並びに前記水切り部に内蔵され室内に懸架される反射板ダクト部からなるトップライトを提供するものである。
また、本発明の目的は、太陽光の採光プリズムや反射板、或いは受光ガラス面を建物の屋根に設置するタイプの採光システムでは、屋根との取り合い部や、太陽光の採光用開口部分での雨仕舞い防水を屋根と同様に数十年単位で維持できる構成であること、また、施工にあたっては、屋根上に太陽光の採光用の開口部を設けていることから、該開口部を樹脂製ドームで覆う工事並びにアルミ製枠やガラス等にて覆うための工事は、迅速、且つ正確に施工できることが要求されてきている点を解消するものである。
斯くして、本発明は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架して太陽光の採光装置本体を構成し、該太陽光の採光装置本体を屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行う太陽光の採光システムを備えたトップライトであることが好ましい。
また、本発明は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架した太陽光の採光装置本体ユニットを構成し、該太陽光の採光装置本体ユニットを屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行う太陽光の採光システムを備えたトップライトであることが好ましい。
更に、本発明は、前記立上り基台の天端とハカマ枠間の周部に挿着される水切り部材の形状はハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが円筒形状である場合にはアール形状の水切り部材となし、またハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが角筒形状の場合には平面形状で四角形の水切り部材を挿着する太陽光の採光システムを備えたトップライトであることが好ましい。
そして、本発明は、前記ハカマ枠に内蔵されるガラスの保持枠は耐火材となるスチール製の下地骨材を嵌合したアール形状保持枠と成し、該アール形状保持枠上に網入りガラスを装着して懸架される反射板ダクト内に防火区画を形成する太陽光の採光システムを備えたトップライトであることが好ましい。
図1及び図2は本発明の実施例1を説明するものであり、図1は本発明の実施形態を説明する断面図であり、図2は図1のA−A部分拡大断面図である。
図1及び図2において、1は採光装置本体、2は樹脂製ドーム、3は太陽光追尾システムであり、該太陽光追尾システム3は、太陽光を追尾して受光するための反射ミラー4、反射ミラー支持アーム5、反射ミラー竪軸回転駆動モーター6、反射ミラー横軸回転モーター7、並びに前記太陽光追尾システム3、樹脂製ドーム2内に保持する保持枠8により構成されている。
そして、太陽光9は樹脂製ドーム2を介して反射ミラー4に入射され、反射光ミラー4にて採光された光は反射板ダクト10にて室内に取り入れられるものであるが、反射ミラー4は前記反射ミラー竪軸回転駆動モーター6と反射ミラー横軸回転駆動モーター7の回転を制御することにより太陽光9の入射角を追尾して効率良く太陽光9を採光する。
斯くして、太陽光追尾システム3を内蔵した樹脂製ドーム2は図1に示す如く略半球面形状を有し、該樹脂製ドーム2の下部縁部には、樹脂製ドーム2の端部に沿って設けられたアルミ押出し形材製のアール形状縁部枠11が設けられている。
また、前記アール形状縁部枠11の下部にはアール形状のハカマ枠12が連繋されており、該アール形状のハカマ枠12には網入りガラス13のアール形状ガラス保持枠14と下部に反射板ダクト10を懸架するための反射ダクト枠15a、15b、15c、15dが少なくとも4本の下地装着金物16a、16b、16c、16dを介して装架されており、その下端には平面正方形の光拡散板17を保持するための拡散板保持枠18a、18b、18c、18dが装着されていて、前記反射板ダクト10はハカマ枠12により下部方向に懸架された反射ダクト枠15a、15b、15c、15dと拡散板保持枠18a、18b、18c、18dにより構成される枠組み内に夫々反射板19を嵌着し、下端の室内側面には前記光拡散板17を嵌着して反射板ダクト10のユニットを構成している。
尚、図1において、20は工事の最後に挿着される雨仕舞い用の水切り部材、21は陸屋根を構成するスラブ、22は陸屋根にトップライトを設置するために開けた開口部、23は開口部縁部廻りに設けたトップライト設置用の基台で、図1の例ではC型鋼材を組み合わせて立上り基台23の立ち上がり部を構成している。従って、立上り基台23の側部は防水ボード24を張りつけ、屋根上部と同様に防水シート25の加工を行えば、前記基台22の立上り部は屋根同様の防水シート加工となる。
而して、主に図1にて説明した太陽光追尾システム3、アール形状縁部枠11、そしてアール形状のハカマ枠12、並びに反射板ダクト10の構成を図1のA−A要部拡大図である図2に基づいて説明する。図2において、2は樹脂製ドーム、8は太陽光追尾システムの保持枠、11はアール形状縁部枠、12はアール形状のハカマ枠、20は前記アール形状のハカマ枠12と立上り基台23の天端間に挿着されてトップライトの雨仕舞いを完全とする水切り部材、14は前記ハカマ枠12に内蔵された網入りガラス13のアール形状ガラス保持枠、16aは下地装着金物で、該下地装着金物16aにて拡散板保持枠18aを保持して反射板ダクト10全体を懸架している。
図2に示す前記アール形状縁部枠11は樹脂製ドーム2の下端部にビス26にてパッキン27を介して嵌着されており、該アール形状縁部枠11は、アングル28を介してハカマ枠12と連繋されていて、該アングル28の上端は太陽光追尾システムの保持枠8をボルト・ナット29にて支承している。
また、ハカマ枠12には、網入りガラス13のアール形状保持枠14と下部に反射板ダクト10を懸架するための反射ダクト枠15a、15b、15c、15d(一部のみ図示)が少なくとも4本の下地装着金物16a、16b、16c、16dを介して装架されており、該4本の下地装着金物16a、16b、16c16dは前記ハカマ枠12の下部にスチール製の下地骨材30を嵌合した補強枠材31を介してビス32a、32bにて取付けたフラットバー材33から懸架されている構造を有している。
更に、フラットバー材33から懸架されている反射板ダクト枠15aの上部には、反射板ダクト枠15aに嵌合する反射板19を補強するために廻り縁34が設けられており、反射板19は夫々ビス35にて保持されている。
而して、太陽光追尾システム3、アール形状縁部枠11、そしてアール形状のハカマ枠12、該ハカマ枠12より懸架されている反射板ダクト10から成る採光装置本体1は、陸屋根を構成する屋根スラブより立上げた基台23上に載置されハカマ枠12の下方に設けられたブラケット36と基台23上に設けられたブラケット37をボルト・ナット38にて固着した後、水切り部材20をハカマ枠12の周囲に挿着、ビス止めしてシール39a、39bを施すことにより完了する。
尚、図2の40はアール形状縁部材11やハカマ枠12の押出し形材枠内に等気圧止水機能を備えて雨水の進入を防止するための吸気・排水孔を示している。
斯くして、本発明の実施例1は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドーム2と、該樹脂製ドーム2の下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠11、並びに前記アール形状の下部縁部枠11に連繋されたアール形状のハカマ枠12を介して反射板ダクト10を懸架して太陽光の採光装置本体1を構成し、該太陽光の採光装置本体1を屋根部に設けた採光用の開口部22の縁部立上り基台23上に載置して固定した後、該立上り基台23の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材20を挿着して、前記立上り基台23の天端と前記ハカマ枠12間の雨仕舞い処理を行う構成の採光システムを備えたトップライトを提供するものである。
また、実施例1において、前記立上り基台23の天端とハカマ枠12間の周部に挿着される水切り部材20の形状は、ハカマ枠12を介して懸架される反射板ダクト10が円筒形状である場合にはアール形状の水切り部材20となし、またハカマ枠を介して懸架される反射板ダクト10が角筒形状の場合には平面形状で四角形の水切り部材20を挿着する太陽光の採光システムを備えたトップライトを提供するものである。尚、41は室内の天井の位置を示している。
更に、実施例1において、前記ハカマ枠12に内蔵されるアール形状ガラス保持枠14は、耐火材となるスチール製の下地骨材30を嵌合したアール形状ガラス保持枠14と成し、該アール形状ガラス保持枠14上に網入りガラス13を装着することで懸架される反射板ダクト10内に防火区画を形成する太陽光の採光システムを備えたトップライトを提供するものである。
図3は、実施例2を説明する断面図で、取付手順が解るように組み立て図形式を採用している。図3において、1は採光装置本体、2は樹脂製ドーム、3は太陽光追尾システム、そして、前記樹脂製ドーム3の下部にはアール形状縁部枠11と、該アール形状縁部枠11に連繋したハカマ枠12が設けてあり、ハカマ枠12は反射ダクト10が懸架されていて、採光装置本体1のユニットが形成されている。
図3において、20は工事の最後に挿着される雨仕舞い用の水切り部材、21は陸屋根を構成するスラブ、22は陸屋根にトップライトを設置するために開けた開口部、23は開口部縁部廻りに設けたトップライト設置用の基台で、図3の例ではC型鋼材を組み合わせて立上り基台23の立ち上がり部を構成している。従って、立上り基台23の側部は防水ボード24を張りつけ、屋根上部と同様に防水シート25の加工を行えば、前記基台22の立上り部は屋根同様の防水シート加工となる。
斯くして、実施例2は、略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドーム2と、該樹脂製ドーム2の下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠11、並びに前記アール形状の下部縁部枠11に連繋されたアール形状のハカマ枠12を介して反射板ダクト10を懸架した太陽光の採光装置本体1のユニットを構成し、該太陽光の採光装置本体1のユニットを屋根部に設けた採光用の開口部22の縁部立上り基台23上に載置して固定した後、該立上り基台23の天端と前記ハカマ枠12間の周部に水切り部材20を挿着して、前記立上り基台23の天端と前記ハカマ枠12間の雨仕舞い処理を行うことにより太陽光の採光システムを備えたトップライトの施工取付時間の短縮を実現して、屋内や反射板ダクト10の、所謂、化粧部分を風雨に曝されることなく全体として美しい施工を行うものである。
1 採光装置本体
2 樹脂製ドーム
3 太陽光追尾システム
4 反射ミラー
5 反射ミラー支持アーム
6 反射ミラー竪軸回転モーター
7 反射ミラー横軸回転モーター
8 保持枠
9 太陽光
10 反射板ダクト
11 アール形状縁部枠
12 ハカマ枠
13 網入りガラス
14 アール形状ガラス保持枠
15a、15b、15c、15d 反射ダクト枠
16a、16b、16c、16d 下地装着金物
17 光拡散板
18a、18b、18c、18d 拡散板保持枠
19 反射板
20 水切り部材
21 陸屋根を構成するスラブ
22 開口部
23 基台
24 防水ボード
25 防水シート
26 ビス
27 パッキン
28 アングル
29 ボルト・ナット
30 スチール製の下地骨材
31 補強材
32a、32b ビス
33 フラットバー材
34 廻り縁
35 ビス
36 ブラケット
37 ブラケット
38 ボルト・ナット
39a、39b シール
40 吸気・排水孔
41 天井

Claims (4)

  1. 略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架して太陽光の採光装置本体を構成し、該太陽光の採光装置本体を屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行うことを特徴とする太陽光の採光システムを備えたトップライト。
  2. 略半球面形状を有し太陽光の追尾システムを備えた樹脂製ドームと、該樹脂製ドームの下部縁部に設けられたアール形状の下部縁部枠、並びに前記アール形状の下部縁部枠に連繋されたアール形状のハカマ枠を介して反射板ダクトを懸架した太陽光の採光装置本体ユニットを構成し、該太陽光の採光装置本体ユニットを屋根部に設けた採光用の開口部縁部立上り基台上に載置して固定した後、該立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の周部に水切り部材を挿着して、前記立上り基台の天端と前記ハカマ枠間の雨仕舞い処理を行うことを特徴とする太陽光の採光システムを備えたトップライト。
  3. 前記立上り基台の天端とハカマ枠間の周部に挿着される水切り部材の形状はハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが円筒形状である場合にはアール形状の水切り部材となし、またハカマ枠を介して懸架される反射板ダクトが角筒形状の場合には平面形状で四角形の水切り部材を挿着することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載された太陽光の採光システムを備えたトップライト。
  4. 前記ハカマ枠に内蔵されるガラスの保持枠は耐火材となるスチール製の下地骨材を嵌合したアール形状保持枠と成し、該アール形状保持枠上に網入りガラスを装着して懸架される反射板ダクト内に防火区画を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された太陽光の採光システムを備えたトップライト。
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