JP2013102249A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents
半導体レーザの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013102249A JP2013102249A JP2013046353A JP2013046353A JP2013102249A JP 2013102249 A JP2013102249 A JP 2013102249A JP 2013046353 A JP2013046353 A JP 2013046353A JP 2013046353 A JP2013046353 A JP 2013046353A JP 2013102249 A JP2013102249 A JP 2013102249A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- ridge
- semiconductor layer
- layer
- vicinity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
【解決手段】半導体レーザの製造方法は、例えば、後に基板の切断箇所となる格子状の切断領域で囲まれた一の素子領域内において、後にリッジ部の形成箇所となる帯状のリッジ領域の両脇のうち少なくとも一方の領域であって、リッジ領域から離れた領域であり、かつ少なくとも素子領域の外縁に溝部を設けたのち、溝部を含む上面に半導体層を形成する工程を含む。
【選択図】図5
Description
(A1)基板上に、下部クラッド層および活性層を基板側から順に含む第1半導体層を形成する第1工程
(A2)第1半導体層の上面のうち、後に基板の切断箇所となる、格子状の切断領域で囲まれた一の素子領域内において、後にリッジ部の形成箇所となる帯状のリッジ領域の両脇のうち少なくとも一方の領域であって、リッジ領域から離れた領域であり、かつ少なくとも素子領域の外縁に溝部を設ける第2工程
(A3)溝部を含む、第1半導体層の上面に、少なくとも上部クラッド層によって構成された第2半導体層を形成する第3工程
(A4)第2半導体層の上面のうちリッジ領域に対応する領域に絶縁層を形成し、絶縁層をマスクとして第2半導体層を選択的にエッチングする第4工程
(B1)基板上に、下部クラッド層および活性層を基板側から順に含む第1半導体層を形成する第1工程
(B2)第1半導体層の上面のうち、後に基板の切断箇所となる格子状の切断領域で囲まれた一の素子領域内において、後にリッジ部の形成箇所となる帯状のリッジ領域の両脇のうち少なくとも一方の領域であって、リッジ領域から離れた領域であり、かつ少なくとも素子領域の外縁に第1絶縁層を設ける第2工程
(B3)第1半導体層の上面のうち第1絶縁層以外の領域に、少なくとも上部クラッド層によって構成された第2半導体層を形成する第3工程
(B4)第2半導体層の上面のうちリッジ領域に対応する領域に第2絶縁層を形成し、第2絶縁層をマスクとして第2半導体層を選択的にエッチングする第4工程
1.第1の実施の形態(溝部を利用して高台部を形成したケース)
2.第1の実施の形態の変形例(溝部・高台部の位置のバリエーション)
3.第2の実施の形態(絶縁層を利用して高台部を形成したケース)
4.第2の実施の形態の変形例(溝部・高台部の位置のバリエーション)
[半導体レーザ1の構造]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体レーザ1の概略構成を斜視的に表したものである。図2(A)は図1の半導体レーザ1のA−A矢視方向の断面構成を、図2(B)は図1の半導体レーザ1のB−B矢視方向の断面構成をそれぞれ表したものである。図2(C)は図1の半導体レーザ1のC−C矢視方向の断面構成を、図2(D)は図1の半導体レーザ1のD−D矢視方向の断面構成をそれぞれ表したものである。なお、図1,図2(A)〜(D)は、模式的に表したものであり、実際の寸法,形状とは異なっている。
このような構成を有する半導体レーザ1は、例えば次のようにして製造することができる。
次に、本実施の形態の半導体レーザ1の作用および効果について説明する。
上記実施の形態では、溝部26および高台部27が共に、前端面S1から後端面S2にかけて設けられている場合が例示されていたが、例えば、図9に示したように、前端面S1側にだけ設けられていてもよい。また、上記実施の形態では、溝部26がリッジ部25の両脇のうち片側にだけ設けられている場合が例示されていたが、例えば、図10に示したように、リッジ部25の両脇に設けられていてもよい。このようにした場合には、高台部27が、リッジ部25の両脇において、前端面S1から後端面S2にかけて設けられる。また、例えば、図11に示したように、溝部26および高台部27がリッジ部25の両脇に設けられると共に、前端面S1側にだけ設けられていてもよい。
[半導体レーザ2の構造]
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体レーザ2の概略構成を斜視的に表したものである。図13(A)は図12の半導体レーザ2のA−A矢視方向の断面構成を、図13(B)は図12の半導体レーザ2のB−B矢視方向の断面構成をそれぞれ表したものである。図13(C)は図12の半導体レーザ2のC−C矢視方向の断面構成を、図13(D)は図12の半導体レーザ2のD−D矢視方向の断面構成をそれぞれ表したものである。なお、図12,図13(A)〜(D)は、模式的に表したものであり、実際の寸法,形状とは異なっている。
このような構成を有する半導体レーザ2は、例えば次のようにして製造することができる。
次に、本実施の形態の半導体レーザ2の作用および効果について説明する。
上記第2の実施の形態では、溝部26および高台部27が共に、前端面S1近傍と、後端面S2近傍とにだけ設けられている場合が例示されていたが、例えば、図18に示したように、溝部26だけが、一方の端面(前端面S1)近傍にだけ設けられていてもよい。このような構成は、例えば、製造過程において、以下のようにすることにより形成可能である。例えば、図19(A),(B)に示したように、まず、絶縁層210を辺領域120Aの一方の側にだけ形成する。次に、図示しないが、半導体層31上に半導体層32を形成したのち、選択エッチによりリッジ部25および高台部27を形成する。ところで、絶縁層210を辺領域120Aの一方の側にだけ形成するのは、例えば、基板10Dが傾斜基板(オフ基板)となっている場合に、半導体層31上に半導体層32を形成するに際して、絶縁層210の周囲の厚さが不均一となることがあり、その不均一性を考慮して、絶縁層210の位置を調整したためである。従って、絶縁層210の中央を常に、辺領域120A上に配置するとは限らず、必要に応じて、図19(A),(B)に示したように、辺領域120Aの一方の側にずらして配置することもある。
Claims (10)
- 基板上に、下部クラッド層および活性層を前記基板側から順に含む第1半導体層を形成する第1工程と、
前記第1半導体層の上面のうち、後に前記基板の切断箇所となる格子状の切断領域で囲まれた一の素子領域内において、後にリッジ部の形成箇所となる帯状のリッジ領域の両脇のうち少なくとも一方の領域であって、前記リッジ領域から離れた領域であり、かつ少なくとも前記素子領域の外縁に溝部を設ける第2工程と、
前記溝部を含む、前記第1半導体層の上面に、少なくとも上部クラッド層によって構成された第2半導体層を形成する第3工程と、
前記第2半導体層の上面のうち前記リッジ領域に対応する領域に絶縁層を形成し、前記絶縁層をマスクとして前記第2半導体層を選択的にエッチングする第4工程と
を含む半導体レーザの製造方法。 - 前記第4工程のエッチングにより、前記第2半導体層に前記リッジ部を形成すると共に、前記素子領域の外縁において、前記リッジ部の両側面に接し、さらに、前記活性層から前記第2半導体層の表面までの厚さが前記切断領域寄りで厚く、前記素子領域の中央寄りで薄くなっており、前記切断領域寄りの厚い部分から前記素子領域の中央寄りの薄い部分にかけて連続的に変化している高台部を形成する
請求項1に記載の半導体レーザの製造方法。 - 前記第2工程において、前記素子領域の外縁において、前記リッジ領域の延在方向と平行な方向に延在しているか、または前記切断領域に近づくにつれて前記リッジ領域との間隙が小さくなる方向に延在するように、前記溝部を形成する
請求項1または請求項2に記載の半導体レーザの製造方法。 - 前記第2工程において、前記素子領域の外縁にだけ前記溝部を形成し、
前記第4工程において、前記素子領域の外縁のうち前記溝部の形成されている領域の近傍において前記リッジ部の両側面に接するように、前記高台部を形成する
請求項2または請求項3に記載の半導体レーザの製造方法。 - 前記切断領域のうち、前記素子領域を間にして互いに対向する一対の領域を一対の辺領域としたときに、
前記第2工程において、一方の辺領域の近傍から他方の辺領域の近傍にかけて延在すると共に、前記辺領域の近傍において、前記切断領域に近づくにつれて前記リッジ領域との間隙が小さくなる方向に延在するように、前記溝部を形成し、
前記第4工程において、前記辺領域の近傍において前記リッジ部の両側面に接し、かつ、それ以外の領域において前記リッジ部から離れるように、前記高台部を形成する
請求項2または請求項3に記載の半導体レーザの製造方法。 - 基板上に、下部クラッド層および活性層を前記基板側から順に含む第1半導体層を形成する第1工程と、
前記第1半導体層の上面のうち、後に前記基板の切断箇所となる格子状の切断領域で囲まれた一の素子領域内において、後にリッジ部の形成箇所となる帯状のリッジ領域の両脇のうち少なくとも一方の領域であって、前記リッジ領域から離れた領域であり、かつ少なくとも前記素子領域の外縁に第1絶縁層を設ける第2工程と、
前記第1半導体層の上面のうち前記第1絶縁層以外の領域に、少なくとも上部クラッド層によって構成された第2半導体層を形成する第3工程と、
前記第2半導体層の上面のうち前記リッジ領域に対応する領域に第2絶縁層を形成し、前記第2絶縁層をマスクとして前記第2半導体層を選択的にエッチングする第4工程と
を含む半導体レーザの製造方法。 - 前記第4工程のエッチングにより、前記第2半導体層に前記リッジ部を形成すると共に、前記素子領域の外縁において、前記リッジ部の両側面に接し、さらに、前記活性層から前記第2半導体層の表面までの厚さが前記切断領域寄りで厚く、前記素子領域の中央寄りで薄くなっており、前記切断領域寄りの厚い部分から前記素子領域の中央寄りの薄い部分にかけて連続的に変化している高台部を形成する
請求項6に記載の半導体レーザの製造方法。 - 前記第2工程において、前記素子領域の外縁において、前記リッジ領域の延在方向と平行な方向に延在するか、または前記切断領域に近づくにつれて前記リッジ領域との間隙が小さくなる方向に延在するように、前記第1絶縁層を形成する
請求項6または請求項7に記載の半導体レーザの製造方法。 - 前記第2工程において、前記素子領域の外縁にだけ前記第1絶縁層を形成し、
前記第4工程において、前記素子領域の外縁のうち前記第1絶縁層の形成されている領域の近傍において前記リッジ部の両側面に接するように、前記高台部を形成する
請求項7または請求項8に記載の半導体レーザの製造方法。 - 前記切断領域のうち前記素子領域を間にして互いに対向する一対の領域を一対の辺領域としたときに、
前記第2工程において、一方の辺領域の近傍から他方の辺領域の近傍にかけて延在すると共に、前記辺領域の近傍において、前記切断領域に近づくにつれて前記リッジ領域との間隙が小さくなる方向に延在するように、前記第1絶縁層を形成し、
前記第4工程において、前記辺領域の近傍において前記リッジ部の両側面に接し、かつ、それ以外の領域において前記リッジ部から離れるように、前記高台部を形成する
請求項7または請求項8に記載の半導体レーザの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013046353A JP5556922B2 (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 半導体レーザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013046353A JP5556922B2 (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 半導体レーザの製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009118900A Division JP2010267871A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | 半導体レーザおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013102249A true JP2013102249A (ja) | 2013-05-23 |
JP5556922B2 JP5556922B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=48622492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013046353A Expired - Fee Related JP5556922B2 (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 半導体レーザの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5556922B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018527756A (ja) * | 2015-09-28 | 2018-09-20 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH | 半導体レーザ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10200196A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-07-31 | Sony Corp | 半導体レーザ |
JPH11204878A (ja) * | 1998-01-09 | 1999-07-30 | Sony Corp | 半導体レーザ及びその製造方法 |
JP2008244423A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-10-09 | Sony Corp | 半導体レーザの製造方法、半導体レーザ、光ピックアップ、光ディスク装置、半導体装置の製造方法、半導体装置および窒化物系iii−v族化合物半導体層の成長方法 |
WO2009057254A1 (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Panasonic Corporation | 半導体レーザ装置 |
-
2013
- 2013-03-08 JP JP2013046353A patent/JP5556922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10200196A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-07-31 | Sony Corp | 半導体レーザ |
JPH11204878A (ja) * | 1998-01-09 | 1999-07-30 | Sony Corp | 半導体レーザ及びその製造方法 |
JP2008244423A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-10-09 | Sony Corp | 半導体レーザの製造方法、半導体レーザ、光ピックアップ、光ディスク装置、半導体装置の製造方法、半導体装置および窒化物系iii−v族化合物半導体層の成長方法 |
WO2009057254A1 (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-07 | Panasonic Corporation | 半導体レーザ装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018527756A (ja) * | 2015-09-28 | 2018-09-20 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH | 半導体レーザ |
US10811843B2 (en) | 2015-09-28 | 2020-10-20 | Osram Oled Gmbh | Semiconductor laser |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5556922B2 (ja) | 2014-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010267871A (ja) | 半導体レーザおよびその製造方法 | |
US7869483B2 (en) | Surface emitting laser | |
JP4169821B2 (ja) | 発光ダイオード | |
JPH10270792A (ja) | 化合物半導体レーザ | |
JP2007095758A (ja) | 半導体レーザ | |
JP2009158647A (ja) | 窒化物系半導体レーザ素子およびその製造方法 | |
JP2011124521A (ja) | 半導体レーザおよびその製造方法 | |
JP2015226045A (ja) | 半導体装置および半導体装置の製造方法 | |
JP2009283605A (ja) | 半導体レーザ | |
JP5273459B2 (ja) | 半導体レーザの製造方法 | |
JP2010021430A (ja) | 半導体光素子 | |
JP2022501815A (ja) | 利得導波型半導体レーザおよびその製造方法 | |
JP5556922B2 (ja) | 半導体レーザの製造方法 | |
JP2010123726A (ja) | 半導体レーザおよびその製造方法 | |
US7561609B2 (en) | Semiconductor laser device and method of fabricating the same | |
JP5079613B2 (ja) | 窒化物系半導体レーザ素子およびその製造方法 | |
JP2012038918A (ja) | 半導体発光素子 | |
KR101111720B1 (ko) | 활성층 상에 유전체층이 형성된 측면 발광형 반도체 레이저다이오드 | |
JP2009076640A (ja) | 半導体発光素子 | |
JP2009076602A (ja) | 二波長半導体レーザ装置及びその製造方法 | |
JP6887482B2 (ja) | 発光素子 | |
JP5150666B2 (ja) | 半導体レーザ装置 | |
JP4606809B2 (ja) | 半導体レーザ | |
JP2005327907A (ja) | 半導体レーザ素子 | |
JP2005327908A (ja) | 半導体レーザ素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140128 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140520 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |