JP2013099425A - スライドファスナー - Google Patents
スライドファスナー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013099425A JP2013099425A JP2011244751A JP2011244751A JP2013099425A JP 2013099425 A JP2013099425 A JP 2013099425A JP 2011244751 A JP2011244751 A JP 2011244751A JP 2011244751 A JP2011244751 A JP 2011244751A JP 2013099425 A JP2013099425 A JP 2013099425A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- strip
- slide fastener
- fitting tool
- male
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
Abstract
【解決手段】ゴム材料からなる帯状部材の一方の側縁に沿って、面に平行な方向に嵌合可能になるような向きに雄条を一体成形した第1の嵌合具と、同様にゴム材料からなる帯状部材の一方の側縁に沿って、前記第1の嵌合具と密着して嵌合可能な形状を有する雌条を、面に平行な方向に対向して一体成形した第2の嵌合具を、これら一対の嵌合具の嵌合部分に沿って自在にスライドするスライダーによって結合・分離できるようにすることで、安価で防水性能に優れ且つ利便性、耐久性に富んだスライドファスナーを製造することができる。
【選択図】図1
Description
そこで、上記問題を解決するものとして、防水機能を持たせたスライドファスナーが提案されている。たとえば、特許文献1に記載の考案では、芯材の表裏両面にエラストマーの防水層を形成したファスナーテープ上にファスナーエレメントを固着するための孔を設け、この孔を貫通する連結部を介して表裏を跨いで樹脂製ファスナーエレメントを固着し、孔周辺の表裏両面に接着剤層を形成している。しかしながらかかる構成をもってしても完全な水密性を得ることは困難であり、特許文献2では同一考案者により更なる改良がなされている。このように防水性を備えたスライドファスナーは構成が複雑になるため自ずから高価になり、汎用的な用途に採用されるまでには至っていない。
そこで、防水ファスナーを使用しないで防水機能を得るために特許文献3に記載の「防水構造を備えた開閉部」が提案されている。しかし開閉部に一定の厚さを必要とするためバック等以外に用いるには問題が多い。
また、嵌合部外周面の長手方向に多数の微細な線状突起を設け、または該嵌合部外周面に潤滑性塗料をコーティングするなどして粗面にすることで、該嵌合部外周面とスライダー内壁が密着することを防止でき、スライダーの走行をより円滑にすることができる。前記嵌合部外周面に上記の処理をする代わりに、スライダーの内壁を粗面にすることで同様な効果を得ることもできる。
図1は、本実施形態におけるスライダー3が取り付けられたスライドファスナーの一部を表した斜視図である。なお、図示しないが、ファスナーの端部に、スライダー3の抜け落ち防止のために金属製または樹脂製のエンドストップを縫合または溶着することもできる。密閉エンドストップを設ける場合のほか、エンドストップを雌条21側にだけ固着し、雄条11側端部は雌条21側端部でスライダーに差し込むことで咬合できるように鍔部分までを樹脂等で成形したものを縫合または溶着することで分離可能にすることもできる。
但し、雄条11の凸部挿入時に該雄条先端部と雌条21の端部が面接触すると摩擦力により該雌条端部が内側に巻き込まれて嵌合してしまう恐れがあり、この状態が継続するとゴム材料に疲労破壊が起こりファスナーとして使用できなくなる。もっとも、かかる状態では嵌合部がスライダー3を通過しにくく、仮に強い力を受けて通過してしまった場合でも境界部分に空気が残存すると考えられるために密着性が損なわれ、わずかな力を受けることで分離すると考えられ、長時間異常結合が維持されることは起こりにくい。いずれにしても上記咬合部分の形状はファスナーがスライダー3を通過する際に該スライダー3に加える必要がある力の大きさにも関わる点でも重要であり、本実施形態では雄条11の凸部境界部分の断面形状が、結合が進行するにしたがって上下に広がるロケットの先端状になるようにし、咬合部分は鋸歯状とすることで上記の異常結合が回避されるようにした。なお、前記嵌合部境界面4をそれぞれ鏡面仕上げとすることで密着力をより高めることができる。
なお、スライダー端部は嵌合状態のファスナーが導入しやすいように内側周囲を面取りすると良い(図14)。
なお、前記ゴム材料としてはこれらに限定されるわけではなく、被着物との接着性や用途に応じて適切な物性を有するものを任意に選択することができる。なお、被着物との接合には縫合のほか接着剤や両面テープを用いることができる。被着物に溶着して使用する必要がある場合は被着物の素材を考慮して適切なTPEを使用すると良い。
2 雌条を有する第2の嵌合具
3 スライダー
4 嵌合部境界面
11 第1の嵌合具における雄条部分
12 第1の嵌合具における帯状部分と雄条の結合部
21 第2の嵌合具における雌条部分
22 第2の嵌合具における帯状部分と雌条の結合部
31 スライダー本体
32 スライダー把手
33 支持壁
34 スライダー突出片
35 スライダーの第1の開口部
36 スライダーの第2の開口部
111 雄条鍔部分
Claims (8)
- ゴム材料からなる帯状部材の一方の側縁に沿って、面に平行な方向に嵌合可能になるような向きに雄条を設けた第1の嵌合具と、
ゴム材料からなる帯状部材の一方の側縁に沿って前記第1の嵌合具と密着して嵌合可能な形状を有する雌条を、面に平行な方向に対向して設けた第2の嵌合具と、
案内路の一方の側に、分離した前記第1の嵌合具の前記雄条部分と前記第2の嵌合具の前記雌条部分をそれぞれ別個に導入、導出可能な、支持壁で分離された第1の開口部を有し、前記案内路の他方の側に前記第1の嵌合具の前記雄条と前記第2の嵌合具の前記雌条が互いに密着嵌合した状態で導入、導出可能な第2の開口部を有し、これら一対の嵌合具の嵌合部分に沿って自在にスライドしながら前記一対の嵌合具を結合、分離させるスライダーと、
を備えることを特徴とするスライドファスナー - 前記第1の嵌合具及び前記第2の嵌合具における前記ゴム材料として熱可塑性エラストマーを用いたことを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー
- 前記第1の嵌合具の前記雄条嵌合部背面に鍔を設け、該第1の嵌合具と前記第2の嵌合具が嵌合した状態でその嵌合部が前記案内路内を円滑に移動でき、且つ該嵌合部の密着性をより高めるように該嵌合部の外周と前記案内路断面を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のスライドファスナー
- 請求項3に記載のスライドファスナーにおいて、前記嵌合部の外周面長手方向に、多数の微細な線状突起を設け、または前記嵌合部外周面を粗面にしたことを特徴とするスライドファスナー
- 請求項3に記載のスライドファスナーにおいて、前記スライダーの内壁を粗面にしたことを特徴とするスライドファスナー
- 前記嵌合部の雄条凸部と雌条凹部の境界面のそれぞれの側に、長手方向に同一の断面形状をした少なくとも上下で1対の咬合部を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスライドファスナー
- 前記第1の嵌合具の前記雄条または前記第2の嵌合具の前記雌条を、それぞれの帯状部分と一体として成形したことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスライドファスナー
- 前記第1の嵌合具及び前記第2の嵌合具の帯状部分と前記雄条または前記雌条の結合部の断面を、前記雄条または前記雌条側に向けて徐々に拡張すると共に、該結合部と接する前記スライダー内壁部分を該結合部にの形状に合致するように面取りしたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のスライドファスナー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011244751A JP2013099425A (ja) | 2011-11-08 | 2011-11-08 | スライドファスナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011244751A JP2013099425A (ja) | 2011-11-08 | 2011-11-08 | スライドファスナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013099425A true JP2013099425A (ja) | 2013-05-23 |
JP2013099425A5 JP2013099425A5 (ja) | 2013-07-11 |
Family
ID=48620720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011244751A Pending JP2013099425A (ja) | 2011-11-08 | 2011-11-08 | スライドファスナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013099425A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016018A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | シーアイ化成株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
CN104621866A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-05-20 | 叶大可 | 一种拉链 |
WO2015083889A1 (ko) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 윤해광 | 보조지퍼가 형성된 지퍼 |
CN106274417A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-01-04 | 南京工程学院 | 一种用于将胶条配合部装配到型材配合槽中的拉链头 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2810944A (en) * | 1952-06-16 | 1957-10-29 | Giovanni Mastracchi Manes | Water and gas-tight sliding clasp fastener |
US2870507A (en) * | 1952-05-17 | 1959-01-27 | Talon Inc | Slider for slide fasteners |
JPS598901A (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-18 | 株式会社三元商会 | スライドフアスナ− |
JPS63178504U (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-18 | ||
FR2617022A1 (fr) * | 1987-06-24 | 1988-12-30 | Delorme Francis | Fermeture a glissiere |
JP2001327309A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-27 | Ykk Corp | 咬合ファスナーとその製造方法 |
JP2003129315A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Tokue:Kk | 作業用手袋 |
JP2010540075A (ja) * | 2007-09-25 | 2010-12-24 | ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド | 自己潤滑性ファスナー |
-
2011
- 2011-11-08 JP JP2011244751A patent/JP2013099425A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2870507A (en) * | 1952-05-17 | 1959-01-27 | Talon Inc | Slider for slide fasteners |
US2810944A (en) * | 1952-06-16 | 1957-10-29 | Giovanni Mastracchi Manes | Water and gas-tight sliding clasp fastener |
JPS598901A (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-18 | 株式会社三元商会 | スライドフアスナ− |
JPS63178504U (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-18 | ||
FR2617022A1 (fr) * | 1987-06-24 | 1988-12-30 | Delorme Francis | Fermeture a glissiere |
JP2001327309A (ja) * | 2000-05-19 | 2001-11-27 | Ykk Corp | 咬合ファスナーとその製造方法 |
JP2003129315A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Tokue:Kk | 作業用手袋 |
JP2010540075A (ja) * | 2007-09-25 | 2010-12-24 | ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド | 自己潤滑性ファスナー |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016018A (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-29 | シーアイ化成株式会社 | 嵌合具及び嵌合具付き袋体 |
WO2015083889A1 (ko) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 윤해광 | 보조지퍼가 형성된 지퍼 |
CN104621866A (zh) * | 2014-11-20 | 2015-05-20 | 叶大可 | 一种拉链 |
CN106274417A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-01-04 | 南京工程学院 | 一种用于将胶条配合部装配到型材配合槽中的拉链头 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20140366336A1 (en) | Waterproof dual-track zipper | |
CN105120702B (zh) | 用于多材料挤压成型的拉链的系统和方法 | |
US8695178B2 (en) | Slide fastener | |
KR102162233B1 (ko) | 백 핸들의 구조 및 그 장착 방법 | |
US11140948B2 (en) | Snap-type fastener arrangement | |
TWI326204B (en) | Article with slide fastener | |
JP2013099425A (ja) | スライドファスナー | |
KR20070098692A (ko) | 방수성 슬라이드 파스너 | |
JP2013099425A5 (ja) | ||
JP2007215819A (ja) | 防水性スライドファスナーの下止 | |
AU5422100A (en) | Sealing slide fastener with teeth welded onto the tapes which they join | |
WO2006016820A1 (en) | Zip end stop and zip incorporating such | |
JP3186101U (ja) | 防水スライドファスナ | |
KR101237837B1 (ko) | 방수지퍼 | |
JP3168713U (ja) | 防水構造を備えた開閉部 | |
CN210642823U (zh) | 气密拉链 | |
TW201444493A (zh) | 雙軌式防水拉鏈 | |
CN212729032U (zh) | 一种拉头防护用帽盖及所应用的拉链、衣物 | |
CN111838901B (zh) | 夹链带 | |
CN210642822U (zh) | 一种新型防水拉链 | |
CN210203598U (zh) | 一种防水性拉链 | |
CN113142755A (zh) | 尼龙灌胶拉链 | |
WO2010040471A1 (en) | Watertight zip fastener with barrier effect | |
CN111772301A (zh) | 一种拉头防护用帽盖及所应用的拉链、衣物 | |
JP2000270909A (ja) | 衣類、履物および手荷物類などの開閉具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130529 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140127 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20140128 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20140311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140820 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141202 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150421 |