JP2013099260A - 細胞培養システム及び細胞培養方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る細胞培養システム1は、細胞が収容される培養室300と、外部への開口を有する液状の培地を貯留する培地貯留部111と、前記培養室300と前記培地貯留部111とを繋ぐ培地導入流路112と、前記培養室300に連通した培地排出流路122とを有する細胞培養デバイス10と、前記培地排出流路122に接続され、前記培養室300内を吸引することにより前記培地貯留部111内の培地を前記培養室300に送液する送液機構20とを備える。
【選択図】図1
Description
細胞培養は、一般的にシャーレ等の容器に細胞及び液体状の培地を収容した状態で行われる。また、近年、半導体製造分野での微細加工技術の進歩に伴って医療やバイオテクノロジーの研究分野でも微細加工技術によって製造されたマイクロデバイスの応用が進められており、こうしたマイクロデバイスを用いた細胞培養が行われるようになっている。
a)細胞が収容される培養室と、外部への開口を有する、液状の培地が貯留される培地貯留部と、前記培養室と前記培地貯留部とを繋ぐ培地導入流路と、前記培養室に連通した培地排出口とを有する細胞培養デバイスと、
b)前記培地排出口に接続され、前記培養室内を吸引して前記培地貯留部内の培地を前記培養室に送液する送液機構と
を備えることを特徴とする。
前記細胞培養デバイスが、本体と、該本体の下面側に着脱可能に取り付けられるカバーとを有し、
前記培養室が、前記カバーが取り付けられる前記本体の下面側に形成された溝部と前記カバーから構成され、
前記培地貯留部が前記本体の上面側に形成され、且つ該培地貯留部がその上部に開口部を有するものとすることが望ましい。
このような構成によれば、適宜の形状や大きさの培養室を容易に形成することができる。
即ち、本発明に係る細胞培養方法は、上記本発明に係る細胞培養システムを用いた細胞培養方法であって、前記細胞培養デバイスの培養室に足場材をコーティングし、該培養室に培地を連続送液しながら該培養室内で骨芽細胞又は歯芽細胞を培養することを特徴とするものである。
細胞培養デバイス10は、本体100とベースプレート200とから成る。本体100はPDMS(東レダウコーニング社製、SILPOT184)から成り、ベースプレート200はガラス製のカバーグラスから成る。
また、培地貯留部111及び吸引部121の底部には、本体100の下面まで延びる培地導入流路112及び培地排出口としての培地排出流路122が設けられている。培地導入流路112は大部分が直径4mmの大径部であり、下端部のみ直径1mmの小径部となっている。培地排出流路122は、全体が同じ直径1mmに設計されている。本体100の下面側には、培地導入流路112の下部と培地排出流路122の下部を結ぶ幅200〜800μm、深さ200〜800μmの溝131が形成されている。この溝131の長さは12mm〜15mmに設定され、該溝131の長さに応じて培地導入流路112と培地排出流路122の間の距離が設定される。
また、本実施例では、シリンジポンプ21により吸引することにより培養室300内に培地を流すようにした。シリンジポンプ21の吸引動作により吸引管22付近に気泡が発生することがあるが、この気泡は培養室300内に向かうことなくシリンジポンプ21に吸引されるため、この点からも流路の目詰まりを防止することができる。
そして、培地導入流路112から培養室300にファイブロネクチン等のコーティング剤(足場材)を流し込み、1時間インキュベートして培養室300の表面をコーティングする。なお、このようなコーティング剤による培養室300のコーティングは、細胞培養デバイス10の製造段階で行ってもよく、細胞培養デバイス10を購入したユーザが行うようにしてもよい。続いて、培養室300にコーティングされず残ったコーティング剤を除去し、その後、培地で培養室300内を満たし、細胞を播種する。1時間程度静置して細胞をコーティング剤に接着させた後、培地貯留部111に培地を満たして培養し、細胞が密になるまで該細胞を増殖させる。その後、培地排出流路122に接続したシリンジポンプ21により吸引し、培養室300内の培地を排出しつつ培地貯留部111から新たな培地を培養室300内に導入する。
上述した手順でコーティング剤をコーティングした培養室300内に骨芽細胞を播種し、24時間培養して培養室300内が密になるまで骨芽細胞を増殖させた。その後、シリンジポンプ21により培地を吸引しながら7日間培養した後、培養室300内をアリザリン染色した結果を図3に示す。アリザリン染色は細胞中のカルシウムイオンの沈着を調べるために用いられる染色である。なお、図3の(a)及び(b)は、幅200μmの培養室300を有する本実施例に係る細胞培養デバイス10を用いて、該培養室300に培地を流しながら7日間細胞を培養した結果を示し、図3の(c)及び(d)はシャーレを用いた従来の方法で10日間培養した結果を示す。
γ:ズリ応力
Q:流速
μ:粘性度(一定)
b:流路幅
h:流路高:一定
10…細胞培養デバイス
100…本体
111…貯留部
112…培地導入流路
121…吸引部
122…培地排出流路
131…溝
21…シリンジポンプ
20…送液機構
22…吸引管
23…制御部
200…ベースプレート
Claims (6)
- a)細胞が収容される培養室と、外部への開口を有する、液状の培地を貯留する培地貯留部と、前記培養室と前記培地貯留部とを繋ぐ培地導入流路と、前記培養室に連通した培地排出口とを有する細胞培養デバイスと、
b)前記培地排出口に接続され、前記培養室内を吸引して前記培地貯留部内の培地を前記培養室に送液する送液機構と
を備えることを特徴とする細胞培養システム。 - 前記送液機構が、前記培養室の培地を連続的に吸引する吸引手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の細胞培養システム。
- 前記細胞培養デバイスが、本体と、該本体の下面側に着脱可能に取り付けられるカバーとを有し、
前記培養室が、前記カバーが取り付けられる前記本体の下面側に形成された溝部と前記カバーから構成され、
前記培地貯留部が前記本体の上面側に形成され、且つ該培地貯留部がその上部に開口部を有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の細胞培養システム。 - 前記本体がシリコンゴム及びPDMSのいずれからから形成されており、
前記カバーがガラスから形成されていることを特徴とする請求項3に記載の細胞培養システム。 - 前記カバーと前記本体の接合面が酸素プラズマ処理されていることを特徴とする請求項4に記載の細胞培養システム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の細胞培養システムを用いた細胞培養方法であって、
前記細胞培養デバイスの培養室に足場材をコーティングし、該培養室に培地を連続送液しながら該培養室内で骨芽細胞又は歯芽細胞を培養することを特徴とする細胞培養方法。
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JP2011243943A JP2013099260A (ja) | 2011-11-07 | 2011-11-07 | 細胞培養システム及び細胞培養方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113423809A (zh) * | 2018-11-08 | 2021-09-21 | 阿格拉瑞斯有限公司 | 细胞培养系统和方法 |
CN113956976A (zh) * | 2021-11-08 | 2022-01-21 | 蓝莲(杭州)生物科技有限公司 | 一种细胞培养装置 |
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JP2009511083A (ja) * | 2005-10-18 | 2009-03-19 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ ミシガン | マイクロ流体細胞培養デバイスおよびその使用方法 |
US20100041128A1 (en) * | 2008-01-08 | 2010-02-18 | Medtrain Technologies, Llc | Microfluidic Device for Application of Shear Stress and Tensile Strain |
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2011
- 2011-11-07 JP JP2011243943A patent/JP2013099260A/ja active Pending
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