JP2013095314A - エンジン用アンダーカバー - Google Patents

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JP2013095314A JP2011241143A JP2011241143A JP2013095314A JP 2013095314 A JP2013095314 A JP 2013095314A JP 2011241143 A JP2011241143 A JP 2011241143A JP 2011241143 A JP2011241143 A JP 2011241143A JP 2013095314 A JP2013095314 A JP 2013095314A
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Shinsuke Goto
真介 後藤
Haruo Kato
晴男 加藤
Junichi Ukai
淳一 鵜飼
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Abstract

【課題】より一層遮音性に優れた新規なエンジン用アンダーカバーを提供する。
【解決手段】車両に配置された際にエンジンEの下側に位置するシート状の樹脂製上面板部2と、この上面板部2との間に空気層5を介して対向してなるシート状の樹脂製下面板部3と、上記樹脂製上面板部2又は樹脂製下面板部3の少なくとも何れかに上記空気層5を残した状態で貼付されたシート状の多孔質材4と、を備えてなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に搭載されたエンジンから発生する騒音を外部に放出することを抑制するエンジン用アンダーカバーに関するものである。
エンジン用アンダーカバーは、車両に搭載されたエンジンから発生する騒音を外部に放出することを抑制する目的で使用されるものであることから、優れた遮音性が要求される。そこで、従来提案されている幾つかのエンジン用アンダーカバーについて説明すると、ウレタンフォームやグラスウール等の吸音材をポリエチレンやポリプロピレン等の防水シートにより水密に被覆したもの(特許文献1参照)や、中空の上下二重壁構造に成形することにより剛性及び遮音性を向上させようとするもの(特許文献2参照)がそれぞれ存在する。
特開2000−255458号公報 特開2000−190873号公報
しかしながら、上記特許文献1や2に開示されたエンジン用アンダーカバーでは、未だ遮音性は十分ではない。
そこで、本発明は、上述した従来のエンジン用アンダーカバーが有する課題を解決するために提案されたものであって、より一層遮音性に優れた新規なエンジン用アンダーカバーを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、車両に配置された際にエンジンの下側に位置するシート状の樹脂製上面板部と、この上面板部との間に空気層を介して対向してなるシート状の樹脂製下面板部と、上記樹脂製上面板部又は樹脂製下面板部の少なくとも何れかに上記空気層を残した状態で貼付されたシート状の多孔質材と、を備えてなることを特徴とするものである。
上述した構成に係るエンジン用アンダーカバーでは、樹脂製上面板部と樹脂製下面板部との間には、空気層を残した状態でシート状の多孔質材が貼付されていることから、エンジンの駆動によって発生した騒音を一層効果的に抑制することができる。なお、上記樹脂製上面板部と樹脂製下面板部の材料は、例えば、ポリエチレン(PE)樹脂やポリプロピレン(PP)樹脂、塩化ビニール、或いはABS樹脂等を使用することができる。また、上記多孔質材は、内部に多数の小孔が形成されたものであれば良く、それらの小孔は独立したものであっても連続したものであっても良い。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記多孔質材は前記空気層の下側に位置してなるとともに、外周側は、前記樹脂製上面板部と多孔質材と樹脂製下面板部との三層とされてなることを特徴とするものである。
第1の発明(請求項1記載の発明)では、樹脂製上面板部と樹脂製下面板部との間には、空気層を残した状態でシート状の多孔質材が貼付されていることから、エンジンの駆動によって発生した騒音を一層効果的に抑制することができる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、多孔質材は前記空気層の下側に位置してなるとともに、外周側は、樹脂製上面板部と多孔質材と樹脂製下面板部との三層とされてなることから、エンジンから下方への遮音性以外に、このアンダーカバー内で拡散された騒音が横方向に伝播することも防止でき、更に一層遮音性を向上させることができる。
実施の形態に係るエンジン用アンダーカバーを示す斜視図である。 エンジンとエンジン用アンダーカバーとを示す断面図である。 上型と下型との間に材料が配置された状態を模式的に示す断面図である。 図3に示す状態からそれぞれの材料が真空引きされた後の状態を模式的に示す断面図である。 成形品を冷却している状態を模式的に示す断面図である。 成形品を脱型した状態を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係るエンジン用アンダーカバー(以下、アンダーカバーと言う。)について図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施の形態に係るアンダーカバー1は、自動車に搭載されたエンジンE(図2参照)の下側に配置されるものであって、平面視においては、図1に示すように、第1の上面部1aと、この上面部1aの一側から上方に傾斜してなる上側傾斜部1bと、この上側傾斜部1bから連続してなり長方形状に成形された第2の上面部1cを備えている。また、底面視においては、上記第1の上面部1aよりもやや面積が小さい第1の底面部1dと、上記上側傾斜部1bと平行に傾斜してなる下側傾斜部1eと、上記第2の上面部1cと平行とされた第2の底面部1fと、上記第1の底面部1dの右側(上記下側傾斜部1eが形成された側とは反対側)に形成された第2の下側傾斜部1gと、この第2の下側傾斜部1gの更に左側に形成された第3の底面部1hとを備えている。
そして、この実施の形態に係るアンダーカバー1は、図2に示すように、ポロプロピレン(PP)樹脂からなる上面板部2と、同じくポロプロピレン(PP)樹脂からなる下面板部3と、この下面板部3の上面に貼付された多孔質材4とから構成されている。
上記上面板部2と下面板部3とは、何れもシート状に成形されてなるものであり、上記多孔質材4は、上記上面板部2や下面板部3の肉厚の2〜5倍の肉厚とされている。そして、上記多孔質材4の外周側の上端面と上記上面板部2の外周側の下端面(下面)とは、互いに接着されており、該多孔質材4と上面板部2とが接着された部位に囲まれた部位は、図2に示すように、空気層5が形成されている。なお、上記多孔質材4の下面と下面板部3の上面とは接着されている。すなわち、この実施の形態に係るアンダーカバー1は、周囲の構造を除いた部位は、上面板部2の下側に上記空気層5が形成され、この空気層5の下側に上記多孔質材(多孔質層)4が形成され、その下側に下面板部3が形成されている。
以下、上述した構成に係るアンダーカバー1の製造工程に関し、その工程順に説明する。
このアンダーカバー1の製造工程に関しては、図3に示すように、上型11と下型12とを使用する。上記上型11は、上記アンダーカバー1の上面を成形するものであり、成形後の製品である図1に示す形状に対応したキャビティーを備えている。すなわち、この上型11の下面には、上記第1の上面部1aを成形する第1の上側成形面11aと、上記上側傾斜部1bを成形する第2の上側成形面11bと、上記第2の上面部1cを成形する第3の上側成形面11cとが形成されている。また、上記下型12は、上記アンダーカバー1の下面を成形するものであり、成形後の製品である図2に示す形状に対応したキャビティーを備えている。すなわち、この下型12の上面には、上記第1の底面部1dを成形する第1の下側成形面12aと、上記下側傾斜部1eを成形する第2の下側成形面12bと、上記第2の底面部1fを成形する第3の下側成形面12cと、上記第2の下側傾斜部1gを成形する第4の下側成形面12dと、第3の底面部1hを成形する第5の下側成形面12eとを備えている。そして、上記上型11の下面には、図示しない吸引装置の駆動により該上型11の下側から空気を吸引する吸引口が多数形成されており、同時に、上記下型12の上面にも同じく図示しない吸引口が多数形成されている。また、上記上型11又は下型12の少なくとも何れか一方は、図示しない昇降駆動装置により昇降自在とされている。さらに、この実施の形態では、上記上型11には、先端が該上型11の下面よりも下方位置まで下降するとともに、該下面よりも上昇する複数のニードルピン15が配置されており、このニードルピン15には、図示しない開口が形成され、この開口からは該ニードルピン15に接続された図示しないコンプレッサー(圧縮空気供給手段)から送られた圧縮空気が放出されるように構成されている。
そして、こうした各成形面を備えた上型11と下型12とを利用して、上記アンダーカバー1を製造する工程を説明すると、図3に示すように、上記上型11と下型12との間に、上記上面板部2となる第1のシート体2(上面板部と同じ符号を用いる。)と、上記下面板部3となる第2のシート体3(下面板部と同じ符号を用いる。)の上面に上記シート状の多孔質材4が接着された複合シート体10と、を(側方から移送することにより)それぞれ配置し、その後、上型11と下型12とが接近するよう駆動させると同時に、上記吸引装置を駆動させることにより、図4に示すように、上記第1のシート体2を上型11の下面に密着させる。但し、上記上型11と下型12との間に、第1のシート体2と第2のシート体3とを移送する途中に、該第1のシート体2と第2のシート体3とを電熱線等を用いた加熱手段により変形可能な温度まで加熱しておく(加熱工程)。そして、上記吸引装置を駆動させることにより、上記複合シート体10を下型12の上面に密着させる。すなわち、上記第1のシート体2を上記上型11により真空成型を行い、上記複合シート体10を上記下型12により真空成型を行う(真空成型工程)。
そして、上述した真空成型工程が終了し、図5に示すように、第1のシート体2と複合シート体10を構成する多孔質材4とを密着させる。なお、このように第1のシート体2と複合シート体10を構成する多孔質材4とを密着させた際に密着する部位には、予め接着剤を塗布しておくか、上型11又は下型12に加熱手段を設け、第1のシート体2と多孔質材4とを互いに熱溶着(溶着又は接着工程)する。そして、さらに、上記溶着又は接着工程が終了すると、次いで、上記複数のニードルピン15を、その先端が上記空気層5内に上記開口が位置するまで下降させるとともに、上記コンプレッサーからの圧縮空気を該空気層5内に供給することにより、該空気層5の内圧を上昇させ、上記上型11や下型12の各成形面(符号は省略する。)に密着させるとともに成形品(アンダーカバー1)を冷却させる(膨張冷却工程)。
そして、上記膨張冷却工程が終了すると、次いで、上記昇降駆動装置を駆動させることにより、図6に示すように、上記上型11と下型12とを離間させ、成形品(アンダーカバー1)を脱型する。
なお、上記実施の形態に係るアンダーカバー1では、上記第1の上面部1a、上側傾斜部1b、第2の上面部1c、第1の底面部1d、下側傾斜部1e、第2の底面部1f、第2の下側傾斜部1g、及び第3の底面部1hがそれぞれ形成されたものとしたが、本発明に係るアンダーカバーは、少なくとも、シート状の樹脂製上面板部と、この上面板部との間に空気層を介して対向してなるシート状の樹脂製下面板部と、上記樹脂製上面板部又は樹脂製下面板部の少なくとも何れかに上記空気層を残した状態で貼付されたシート状の多孔質材と、を備えてれば、他の形状としても良い。
1 アンダーカバー
2 上面板部
3 下面板部
4 多孔質材
5 空気層

Claims (2)

  1. 車両に配置された際にエンジンの下側に位置するシート状の樹脂製上面板部と、この上面板部との間に空気層を介して対向してなるシート状の樹脂製下面板部と、上記樹脂製上面板部又は樹脂製下面板部の少なくとも何れかに上記空気層を残した状態で貼付されたシート状の多孔質材と、を備えてなることを特徴とするエンジン用アンダーカバー。
  2. 前記多孔質材は前記空気層の下側に位置してなるとともに、外周側は、前記樹脂製上面板部と多孔質材と樹脂製下面板部との三層とされてなることを特徴とする請求項1記載のエンジン用アンダーカバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015104999A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 キョーラク株式会社 自動車部品用カバー及び自動車部品用カバーの製造方法
JP2019059308A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 株式会社Subaru 車両用アンダーカバー

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