JP2013094068A - 脱穀装置 - Google Patents

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Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Akifumi Miyamoto
章史 宮本
Ikuro Ueka
郁朗 上加
Hiromichi Kawaguchi
川口  弘道
Atsushi Mizushima
淳 水島
Hiroki Watabe
寛樹 渡部
Ryusuke Uchiyama
龍介 内山
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Abstract

【課題】排藁搬送装置の保守・点検を容易に行うことができる脱穀装置を提供する。
【解決手段】上記課題は、穂先搬送装置(61)の後部に設けられた駆動スプロケット(63)と株元搬送装置(81)の中間部に設けられた中間部駆動スプロケット(83)を駆動軸(170)によって同一軸心上に軸支し、穂先搬送装置(61)と株元搬送装置(81)を連結部材(171)によって連結し、扱胴(12)からの駆動力が伝達される伝動軸(72B)と駆動軸(170)を接続及び分離自在な接続部材(175)で接続することにより解決される。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンバイン等に設けられる脱穀装置に関するものである。
従来、脱穀後の排藁をフィードチェンから受け継いで後方へ搬送する株元側搬送装置と穂先側搬送装置とからなる排藁搬送装置を設け、該排藁搬送装置を搬送終端側から駆動する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−55827号公報
しかし、従来の排藁搬送装置は、フィードチェンから穀稈を引継ぐ搬送始端部において排藁の詰りを生じた場合に詰まった排藁を取除くことが困難であり、排藁搬送装置の保守・点検も容易に行うことができない問題がある。
また、排藁搬送装置の穂先側搬送装置の全長は長く、脱穀装置の後部に該排藁搬送装置を配置する大きな空間が必要となり、扱室の空間が制限され、扱室に長尺な扱胴を設けることが困難となり脱穀能率が低下する虞がある。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、扱胴(12)を有する扱室(10)の下方に揺動選別装置(21)を設け、前記扱室(10)の左右一側に穀稈搬送用のフィードチェン(18)を設け、該フィードチェン(18)の搬送終端部から脱穀後の排藁を受け継いで脱穀装置(3)の外部へ搬送する排藁搬送装置(50)を設けた脱穀装置であって、前記排藁搬送装置(50)は、排藁の穂先側を搬送する穂先搬送装置(61)と排藁の株元側を搬送する株元搬送装置(81)を備え、前記穂先搬送装置(61)の後部に設けられた駆動スプロケット(63)と株元搬送装置(81)の中間部に設けられた中間部駆動スプロケット(83)を駆動軸(170)によって同一軸心上に軸支し、前記穂先搬送装置(61)と株元搬送装置(81)を連結部材(171)によって連結し、前記扱胴(12)からの駆動力が伝達される伝動軸(72B)と前記駆動軸(170)を接続及び分離自在な接続部材(175)で接続したことを特徴とする脱穀装置である。
請求項2記載の発明は、前記株元搬送装置(81)の後部を、脱穀装置における前記フィードチェン(18)を設けた側とは反対側の部位に備えるフレーム(65A)に、縦軸回動自在に支持した請求項1記載の脱穀装置である。
請求項3記載の発明は、前記株元搬送装置(81)の前部に、該株元搬送装置(81)を前記フィードチェン(18)の搬送終端部近傍に設けられたステー(10E)に係合する前部係合部材(100)を設けた請求項1又は2記載の脱穀装置である。
請求項4記載の発明は、前記扱室(10)の上部に開閉自在に設けられた扱室カバー(10D)の内面によって前部係合部材(100)の上面を支持する構成とした請求項3記載の脱穀装置である。
請求項5記載の発明は、前記株元搬送装置(81)の前部に、前記扱室(10)と排藁搬送装置(50)の間に配置されたフレーム(65B)に係合する中間部係合部材(110)を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱穀装置である。
請求項6記載の発明は、脱穀装置本体側の固定部と前記排藁搬送装置(50)との間をダンパ(120)で連結した請求項1〜5のいずれか1項に記載の脱穀装置である。
請求項1記載の発明によれば、穂先搬送装置(61)の後部の駆動スプロケット(63)と株元搬送装置(81)の中間部の中間部駆動スプロケット(83)を駆動軸(170)によって同一軸心上に軸支しているので、扱室(10)の後側の空間を有効に活用できる。
また、穂先搬送装置(61)と株元搬送装置(81)を連結部材(171)によって連結し、前記扱胴(12)からの駆動力が伝達される伝動軸(72B)と前記駆動軸(170)を接続及び分離自在な接続部材(175)で接続しているので、伝動軸(72B)と駆動軸(170)を分離状態とすることで、脱穀装置を駆動しても排藁搬送装置(50)が駆動されず排藁搬送装置(50)に詰まった排藁を安全に取除くことができるために、保守・点検作業を容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、株元搬送装置(81)の後部を、脱穀装置における前記フィードチェン(18)を設けた側とは反対側の部位に備えるフレーム(65A)に、縦軸回動自在に支持しているので、株元搬送装置(81)の後部を支点に株元搬送装置(81)及び穂先搬送装置(61)を側方へ回動させることで、穀稈の挟持を解除するとともに、扱室(10)と排藁搬送装置(50)の間の空間を広くし、保守・点検作業を容易に行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明による効果に加えて、株元搬送装置(81)を前記フィードチェン(18)の搬送終端部近傍に設けられたステー(10E)に係合する前部係合部材(100)を設けているので、排藁搬送作業時に、穂先搬送装置(61)と株元搬送装置(81)の前後・左右方向へのズレを防止し、好適な姿勢を保持することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明による効果に加えて、扱室(10)に開閉自在に設けられた扱室カバー(10D)の内面に前部係合部材(100)の上面が支持されているので、排藁搬送作業時に、穂先搬送装置(61)と株元搬送装置(81)の前上下方向へのズレを防止し、好適な姿勢を保持することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、前記株元搬送装置(81)の前部に、前記扱室(10)と排藁搬送装置(50)の間に配置されたフレーム(65B)に係合する中間部係合部材(110)を設けているので、フレーム(65B)から株元搬送装置(81)を容易に取外して移動することができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、脱穀装置本体側の固定部と前記排藁搬送装置(50)との間をダンパ(120)で連結しているので、株元搬送装置(81)をスムーズに移動させることができ、安全性を向上させることができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの正面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの縦断面図である。 排藁搬送装置の拡大左側面図である。 コンバインの横断面図である。 排藁搬送装置の拡大平面図である。 幅方向に移動した排藁搬送装置の拡大平面図である。 (a)は穂先排藁搬送装置、(b)は株元搬送装置の左側面図である。 排藁搬送装置の拡大背面図である。 係合部材の側面図である。 他の搬送装置の左側面図である。 他の搬送装置の左側面図である。 他の搬送装置の左側面図である。 他の搬送装置の左側面図である。 他の排藁搬送装置の拡大平面図である。 搬送装置のフレーム平面図である。 搬送装置のフレーム説明図である。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするため、便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
コンバインは、図1〜図3に示すように、コンバインの機体フレーム1の下側には土壌面を走行する為の左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上方左側には脱穀・選別を行なう脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前側には圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が設けられている。刈取装置4で刈取られた穀桿は供給搬送装置8によって脱穀装置3に搬送され、脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は排出筒7により機外へ排出される。又、機体フレーム1の上方右側には操作者が搭乗する操作席を備えた操縦部6が設けられている。
脱穀装置3は、図4〜図7に示すように、前側上部に穀稈の脱穀を行う扱室10を備え、扱室10の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室20を備えている。また、扱室10で脱穀された排藁は、フィードチェン18によって後方に搬送された後、フィードチェン18から排藁搬送装置50に受け継がれ、排藁搬送装置50によってさらに後方に搬送された後、排藁搬送装置50の終端部から排藁処理装置95に落下し排藁処理装置95の排藁カッタ96によって細かく裁断された後、機外に排出される。
(扱室)
扱室10には複数の扱歯11を有する扱胴12が前後方向に延伸する扱胴軸13に軸支されている。そして、扱室10の前板10Aの左側下部には穀稈供給口15が開口して形成され、左板10Bの下部には穀稈供給口15に連通し、扱胴12に沿うように扱ぎ口16が開口して形成され、後板10Cの左側下部には扱ぎ口16に連通する排藁口17が開口して形成され、後板10Cの後側には後述する株元搬送装置81の前部を上載するステー10Eが設けられている。また、扱室10の左板10Bの左側には扱ぎ口16に沿うように、供給搬送装置8によって揚上搬送された穀桿の株元を挟持して後方に搬送するフィードチェン18が設けられている。
(選別室)
扱室10の下側には、扱室10から漏下する脱穀処理物を穀粒とそれ以外の藁屑等とに選別するための選別室20が設けられている。選別室20の上部には揺動選別装置21が設けられ、選別室20の下部には揺動選別装置21に空気を送風する唐箕25と、揺動選別装置21から漏下する穀粒を回収する一番受樋28と、揺動選別装置21から漏下する枝梗等が付着した穀粒を回収する二番受樋29とが、前側から後側に向かって設けられている。なお、一番受樋28で回収された穀粒はグレンタンク5に移送され、二番受樋29で回収された穀粒等は二番処理室40に移送される。
揺動選別装置21は、唐箕25の上方に配置された移送棚22と、移送棚22の下流側に配置された固定シーブ23と、さらに固定シーブ23の下流側に配置されたストローラック24とによって構成されている。
移送棚22は、扱室10から漏下する穀粒を下流側に配置された固定シーブ23に移送できればよく、移送棚22の後部を後下がりに傾斜させたり、移送棚22の上面に突起や凹凸を設けたりすることができる。
固定シーブ23は、移送棚22から移送された穀粒又は扱室10から直接漏下する穀粒と藁屑等の異物とを選別する篩であり、下流側が高くなるように傾斜した薄い板状体からなる固定シーブ部材を揺動選別装置21の揺動方向に所定の間隔を空けて平行に複数並設したものである。
ストローラック24は、固定シーブ23から漏下しなかった比較的大きな藁屑中から枝梗等が付着した穀粒等を篩い選別する篩である。なお、本実施形態の揺動選別装置21は、移送棚22と、固定シーブ23と、ストローラック24からなるが、穀粒と藁屑を効率的に選別するために、固定シーブ23と、ストローラック24の間に可動シーブを設けることもできる。可動シーブは、固定シーブ23から移送されてくる穀粒を選別する篩であり、下流側が高くなるように傾斜した薄い板状体からなるシーブ部材を揺動方向に所定の間隔を空けて平行に複数並設したものである。
唐箕25の送風口26には、風割27によって上下に形成された上側風路26Aと下側風路26Bとが設けられている。また、送風口26の後側に設けられた一番受樋28の内部にはグレンタンク5に連通する螺旋コンベア式の一番コンベア28Aが配置され、二番受樋29の内部には二番処理室40に連通する螺旋コンベア式の二番コンベア29Aが配置されている。
(排塵処理室)
扱室10の右側後部は排塵処理室30に連通し、排塵処理室30の内部には外周面にスクリュー羽根体31を備える排塵処理胴32が前後方向に軸架されている。排塵処理室30に供給された被処理物は、回転する排塵処理胴32によって後方に搬送されつつ解砕処理される過程で、揺動選別装置21の固定シーブ23上に漏下されるか、又は排塵処理室30の終端部に至った後に揺動選別装置21のストローラック24上に排出される。
(二番処理室)
排塵処理室30の前側には二番物を処理して還元するための二番処理室40が設けられている。二番処理室40の内部には外周面に間欠螺旋羽根41を備える二番処理胴42が軸架されている。二番処理室40に供給された二番物は、回転する二番処理胴42によって前方に搬送されつつ穀粒と枝梗とが分離され、二番処理物還元口から揺動選別装置21の移送棚22に落下し、扱室10からの被処理物と合流して再選別される。
(排藁搬送装置)
排藁搬送装置50は、図4〜図7に示すように、排藁の穂先を後方に搬送する穂先側の穂先搬送部60と、排藁の株元を挟持して後方に搬送する株元側の株元搬送部80からなる。
(穂先搬送装置)
穂先搬送部60は、穂先搬送装置61と、穂先搬送装置61の下側の穂先側の前部が前方に延伸している第1穂先案内杆75と、穂先搬送装置61の下側の株元側の前部が前方に延伸している第2穂先案内杆78とからなる。また、脱穀装置3の後部の空間を有効に活用し、排藁の搬送を能率良く行うために、穂先搬送装置61の前部は、駆動軸170を中心として前側に立下がり傾斜している。
穂先搬送装置61は、図9に示すように、前部従動スプロケット62と、後部駆動スプロケット63にチェン64が巻き掛けられている。チェン64には、所定間隔毎に起立・倒伏自在な搬送ラグ64Aが枢着されており、搬送ラグ64Aの案内部材によって、穂先搬送装置61の下側の搬送径路では搬送ラグ64Aは起立し、穂先搬送装置61の上側では搬送ラグ64Aは倒伏して移動する。なお、穂先搬送装置61の製造コストを低減し、部品点数を削減するために、穂先搬送装置61に換えて穂先搬送装置61Cを使用することができる。穂先搬送装置61Cは、図12に示すように、前部従動スプロケット62と、後部駆動スプロケット63に所定間隔毎にラグが立設されたラグ付チェン64Cが巻き掛けられている。
穂先搬送装置61の搬送時に発生する騒音を低減し、保守・点検を容易に行うために、穂先搬送装置61に換えて穂先搬送装置61Dを使用することができる。穂先搬送装置61Dは、図13に示すように、前部従動プーリ62Aと、後部駆動プーリ63Aに所定間隔毎に歯が立設された歯付ベルト64Dが巻き掛けられている。なお、歯付ベルト64Dの歯は歯付ベルト64Dに対して垂直方向に立設している。
また、穂先搬送装置61の搬送時に発生する騒音を低減し、排藁を能率良く搬送し、保守・点検を容易に行うために、穂先搬送装置61に換えて穂先搬送装置61Eを使用することができる。穂先搬送装置61Eは、図14に示すように、前部従動プーリ62Aと、後部駆動プーリ63Aに所定間隔毎に歯が立設された歯付ベルト64Eが巻き掛けられている。なお、歯付ベルト64Eの歯は歯付ベルト64Eに対して歯元よりも歯先が搬送方向に位置するように傾斜して立設している。
さらに、穂先搬送装置61の搬送時に発生する騒音を低減し、歯への排藁の絡みを抑制して排藁を能率良く搬送し、保守・点検を容易に行うために、穂先搬送装置61に換えて穂先搬送装置61Fを使用することができる。穂先搬送装置61Fは、図15に示すように、前部従動プーリ62Aと、後部駆動プーリ63Aに所定間隔毎に歯が立設された歯付ベルト64Fが巻き掛けられている。なお、歯付ベルト64Fの歯は歯付ベルト64Fに対して歯元よりも歯先が搬送方向に位置するように傾斜し、且つ、歯先部が歯付ベルト64Fに対して垂直方向に延伸している。
穂先搬送装置61の後部は、穂先搬送装置61の位置を上下方向に調整するために、排藁処理装置95の左側前部から右側前方に延伸するフレーム65に一対の長孔66Aが形成されたブラケット66に取付けられている。
フレームの剛性を高めるために、フレーム65に換えてフレーム68を使用することができる。フレーム68は、図17に示すように、前後方向に延伸する梁68Aと、前後方向に延伸し前部が右側に傾斜する梁68Cと、左右方向に延伸し左側部が前側に傾斜する梁68Dから構成され、梁68Aの後部と梁68Cの前部は、穂先搬送装置61と株元搬送部80を取付ける梁68Eで連結され、梁68Dの前部と梁68Dの中央部から前側に延伸する梁68Fは、ギヤボックス72を固定する支持部材69で連結されている。また、フレーム68は、穂先搬送装置61と株元搬送部80の脱着作業を容易にし、穂先搬送装置61と株元搬送装置81等の保守・点検作業を容易にするために、図18に示すように、梁68Aと梁68Eを連結するボルト等の連結部材68Gと、梁68Dと梁68Cを連結するボルト等の連結部材68Hを取外すことによって左右に分割することができる。
穂先搬送装置61は、図5、図10等に示すように、後上がり傾斜して配置されており、穂先搬送装置61の前端部は、搬送方向のフィードチェン18の下方に臨み、穂先搬送装置61の後部は、吸引排塵ファン90を包囲するケーシング91の傾斜面91Aよりも緩やかに後上がり傾斜している。穂先搬送装置61の終端部は、傾斜面91Aの終端部の近傍に臨み、側面視において吸引排塵ファン90を軸支する軸90Aの前側近傍に位置し、扱室10の後板10Cを背側から投影した下端部よりも若干上方に設けられている。
穂先搬送装置61は、図7等に示すように、穂先搬送装置61の前部から後部に向かいフィードチェン18と反対側に傾斜して配置されており、株元搬送装置81と略平行に併置されている。穂先搬送装置61の前部は、扱室10の排藁口17の近傍に臨み、穂先搬送装置61の後部は、吸引排塵ファン90の上面91Bの左右中間部の前部に臨んでいる。
穂先搬送装置61の後部駆動スプロケット63には、図7等に示すように、扱室10の扱胴12を軸支する扱胴軸13の回転が伝動される。エンジンの回転は扱室10の前板10Aの前側に設けられたギヤボックス14を介して扱胴軸13に伝動され、扱胴軸13の回転は扱室10の後板10Cの後側に延伸した扱胴軸13に軸支されたプーリ70Aと排塵処理室30の左側に設けられたフレーム71に支持された伝動装置(ギヤボックス)72の入力軸72Aに軸支されたプーリ70Bに巻き掛けられたベルト70Cを介してギヤボックス72に伝動される。また、ベルト70Cは扱室10の後板10Cと略平行に設けられている。
ギヤボックス72に伝動された回転は、ギヤボックス72の出力軸72Bと、接続部材(噛み合いクラッチ)175を介して駆動軸170に伝動される。
ギヤボックス72の出力軸72Bと、穂先搬送装置61の後部駆動スプロケット63と株元搬送装置81の中間部駆動スプロケット83を支持する駆動軸170は、接続部材175によって接続されており、接続部材175は、後述する株元搬送部80がフィードチェン18方向への移動した場合には、接続部材175は、噛み合い面で分離し、ギヤボックス72の出力軸72Bと駆動軸170は非接続になる。また、穂先搬送装置61と株元搬送装置81は、駆動軸170が内挿されている鋼管からなる連結部材171によって連結されており、株元搬送装置81がフィードチェン18方向に移動した場合には、穂先搬送装置61もフィードチェン18方向に移動する。なお、駆動軸170に伝動された回転は、穂先搬送装置61の後部駆動スプロケット63に伝動され、穂先搬送装置61のチェン64を回動させると共に、株元搬送装置81の中間部駆動スプロケット83に伝動され、株元搬送装置81のチェン85を回動させる。
接続部材(噛み合いクラッチ)175に換えて接続部材(軸カップリング)176を使用することができる。接続部材176への排藁の穂先部の絡まりを防止するために、図16に示すように、ギヤボックス72の出力軸72Bと、接続部材176と、穂先搬送装置61の後部駆動スプロケット63よりも右側の駆動軸170の部位を蛇腹177で覆うのが好適である。
また、株元搬送装置81の左右方向の移動時に、ギヤボックス72の出力軸72Bと駆動軸170を非接続にするために、接続部材176が駆動軸170方向に移動可能な変位長さ(L)を、接続部材176をギヤボックス72の出力軸72Bに挿入している挿入長さ(l)よりも長く設定するのが好適である。なお、接続部材176は、駆動軸170の端部に割りピン177Aによって移動が防止されている。
鋼材等からなる第1穂先案内杆75は、図5等に示すように、前部は、搬送方向のフィードチェン18の下方に臨み、後上がり傾斜しフィードチェン18の上方に至り、中間部は、穂先搬送装置61と略平行に延伸し、吸引排塵ファン90を包囲する傾斜面91Aの終端部に臨み、後部は、吸引排塵ファン90の上面91Bの上側で緩やかに後下がり傾斜している。
鋼材等からなる第2穂先案内杆78は、図5等に示すように、前部は、搬送方向のフィードチェン18の下方に臨み、後上がり傾斜しフィードチェン18の上方に至り、後部は、吸引排塵ファン90のケーシング91の傾斜面91Aの終端部の近傍に臨んでいる。また、第2穂先案内杆78の前部は、吸引排塵ファン90の傾斜面91Aよりも緩やかに後上がり傾斜し、後部は、側面視において吸引排塵ファン90を軸支する軸90Aよりも後方近傍まで設けられている。なお、第2穂先案内杆78は、穂先搬送装置61と共に左右方向に移動させるために穂先搬送装置61の側部と連結部材(図示省略)によって連結されている。
(株元搬送装置)
株元搬送部80は、株元搬送装置81と、株元挟持案内杆88とからなり、株元搬送装置81は、図9に示すように、前部従動スプロケット82と、中間部駆動スプロケット83と、後部従動スプロケット84にチェン85が巻き掛けられている。
株元搬送装置81の中間部は、株元搬送装置81の位置を上下方向に調整するために、排藁処理装置95の左側前部から右側前方に延伸するフレーム65に一対の長孔87Aが形成されたブラケット87に取付けられている。
株元搬送装置81の前端部には、鋼材等からなる前部係合部材100が設けられている。前部係合部材100は、扱室10のステー10Eにピン100Bによって固定される穂先搬送装置61に向かって延伸するプレート100Aと、扱室カバー10Dによって押圧され保持される上方向に向かって立ち上がった後に、穂先搬送装置61に向かって延伸するプレート100Cからなる。なお、扱室カバー10Dの押圧によってプレート100Cを良好に保持するために、プレート100Cの上面に樹脂、ウレタン等からなるクッション材100Dを設けるのが好適である。
株元搬送装置81の後端部は、排藁処理装置95の右側部に配置され前後方向に延伸するフレーム65Aに回転自在に支持されており、株元搬送装置81の後部(中間部駆動スプロケット83と後部従動スプロケット84の間の部位)の穂先搬送装置61側には、ステー101が設けられている。
排藁処理装置95の右側部に配置された前後方向に延伸するフレーム65Aには、フレーム65Aに回転自在に軸支され、株元搬送装置81のステー101に向かって延伸する鋼棒等からなる回転材102が設けられている。回転材102は、モータ等の駆動部(図示省略)によって、回転支軸102Aを中心に左右(幅)方向に回転し、図8に示すように、株元搬送装置81のステー101を押圧して、株元搬送装置81と、連結部材171によって株元搬送装置81に連結されている穂先搬送装置61等をフィードチェン18方向に移動させる。また、株元搬送装置81を左右方向に移動させながら上方向にも移動させるため、回転材102の回転支軸102Aを傾斜して設けるのが好適である。
排藁搬送時に、株元搬送装置81等の上下、左右方向の移動を抑制し、株元搬送装置81等のフィードチェン18方向への移動を容易に行うために、株元搬送装置81の駆動軸170の前方に、後板10Cの左側部とフレーム65Aの中間部を連結するフレーム65Bに株元搬送装置81を係合する中間部係合部材110を設け、駆動軸170の後方に、フレーム65Bと株元搬送装置81を連結するダンパ120を設けている。なお、ダンパ120に換えて圧縮スプリングを内装する機器を設けることもできる。
中間部係合部材110は、図11に示すように、一端側が株元搬送装置81に取付けられ、他端側に回転軸111Aを支持するフレーム111と、フレーム65Bの係合ピン65Cと係合する係合溝112Aが形成されたフック112と、フック部112を回転軸111Aを中心として上下方向に回動させるレバー113とからなる。
フック112とレバー113は、フレーム111の回転軸111Aに回転自在に軸支され、フック112とレバー113はトルクスプリング113Aにより連結されている。
また、フレーム111の下面には、フレーム上に上載するために、略円弧状の溝等が形成されたステー113Bを設けるのが好適であり、フック112の上面には、扱室カバー10Dによって良好に押さえるために、挟樹脂、ウレタン等からなるクッション材112Cを設けるのが好適である。
株元搬送装置81は、図5等に示すように、穂先搬送装置61よりも緩やかに後上がり傾斜して配置されており、株元搬送装置81の前部は、搬送方向のフィードチェン18の上方の近傍に臨み、株元搬送装置81の後部は、排藁処理装置95の上側に臨んでいる。
株元搬送装置81は、図7等に示すように、株元搬送装置81の前部から後部に向かってフィードチェン18と反対側に傾斜して配置されている。また、株元搬送装置81の前部は、フィードチェン18の右側近傍に臨み、株元搬送装置81の後部は、吸引排塵ファン90のケーシング91の上面91Bを延伸し、排藁処理装置95の右側後部に臨んでいる。
鋼材等からなる株元挟持案内杆88は、図5等に示すように、株元搬送装置81の下側に株元搬送装置81と略平行に後上がり傾斜して配置されており、前部は、搬送方向のフィードチェン18の下方に臨み、後上がり傾斜しフィードチェン18の上方に至り、株元挟持案内杆88の後部は、株元搬送装置81の中間部の後側まで延伸し、排藁処理装置95の排藁カッタ96をなす上側ロータリカッタ刃96Aの上側に臨んでいる。
株元挟持案内杆88は、図7等に示すように、株元搬送装置81の下側に株元搬送装置81と略平行に株元挟持案内杆88の前部から後部に向かってフィードチェン18と反対側に傾斜して配置されている。また、株元挟持案内杆88の前部は、フィードチェン18の右側に沿って延伸し、扱室10の後板10Cを超えて扱胴12の後部に臨み、後部は、排藁処理装置95の上側ロータリカッタ刃96Aの上側に臨んでいる。
(吸引排塵ファン)
脱穀・選別時に発生する藁屑等を吸引し機外に排出する吸引排塵ファン90は、図4等に示すように、排藁搬送装置50の下側で、且つ、扱室10の後側に左右方向に軸架して設けられている。吸引排塵ファン90は、下部に吸塵口が開口して形成されたケーシング91によって覆われている。ケーシング91は、吸引排塵ファン90の前側を覆い後上がり傾斜する傾斜面91Aと、吸引排塵ファン90の上側を覆い水平または緩やかに後下がり傾斜する上面91Bによって形成されている。
(排藁処理装置)
脱穀装置3の後側には、図4等に示すように、左右方向に複数の排藁カッタ96を軸架する排藁処理装置95が配置されている。排藁搬送装置50によって後方に搬送された排藁は、排藁搬送装置50の終端部から排藁処理装置95に供給される。排藁カッタ96は、一対の上側ロータリカッタ刃96Aと下側ロータリカッタ刃96Bからなり、排藁搬送装置50から供給された排藁は、一対のロータリカッタ刃96A,96Bの間を通過する際に細かく裁断された後に機外に排出される。
一対のロータリカッタ刃96A,96Bの外部側はフードにより覆われており、また上側ロータリカッタ刃96Aの前側には、切断した排藁の切断藁屑を後方に落下するように案内するための切藁案内板97が設けられている。切藁案内板97の上部は上側ロータリカッタ刃96Aの下部とほぼ同じ高さに設けられ、切藁案内板97の下部は下側ロータリカッタ刃96Bの下部より下側に設けられている。
3 脱穀装置
10 扱室
10C 後板
10D 扱室カバー
10E ステー
12 扱胴
18 フィードチェン
21 揺動選別装置
50 排藁搬送装置
61 前側穂先搬送装置
62 前部従動スプロケット
63 後部駆動スプロケット
65 フレーム
65A フレーム
65B フレーム
72 ギヤボックス
72A 入力軸
72B 出力軸
75 第1穂先案内杆
78 第2穂先案内杆
81 株元搬送装置
82 前部従動スプロケット
83 中間部駆動スプロケット
84 後部従動スプロケット
95 排藁処理装置
100 前部係合部材
100A プレート
100C プレート
102 回転材
102A 回転支軸
110 中間部係合部材
120 ダンパ
170 駆動軸
171 連結部材
175 接続部材

Claims (6)

  1. 扱胴(12)を有する扱室(10)の下方に揺動選別装置(21)を設け、前記扱室(10)の左右一側に穀稈搬送用のフィードチェン(18)を設け、該フィードチェン(18)の搬送終端部から脱穀後の排藁を受け継いで脱穀装置(3)の外部へ搬送する排藁搬送装置(50)を設けた脱穀装置であって、
    前記排藁搬送装置(50)は、排藁の穂先側を搬送する穂先搬送装置(61)と排藁の株元側を搬送する株元搬送装置(81)を備え、
    前記穂先搬送装置(61)の後部に設けられた駆動スプロケット(63)と株元搬送装置(81)の中間部に設けられた中間部駆動スプロケット(83)を駆動軸(170)によって同一軸心上に軸支し、
    前記穂先搬送装置(61)と株元搬送装置(81)を連結部材(171)によって連結し、
    前記扱胴(12)からの駆動力が伝達される伝動軸(72B)と前記駆動軸(170)を接続及び分離自在な接続部材(175)で接続したことを特徴とする脱穀装置。
  2. 前記株元搬送装置(81)の後部を、脱穀装置における前記フィードチェン(18)を設けた側とは反対側の部位に備えるフレーム(65A)に、縦軸回動自在に支持した請求項1記載の脱穀装置。
  3. 前記株元搬送装置(81)の前部に、該株元搬送装置(81)を前記フィードチェン(18)の搬送終端部近傍に設けられたステー(10E)に係合する前部係合部材(100)を設けた請求項1又は2記載の脱穀装置。
  4. 前記扱室(10)の上部に開閉自在に設けられた扱室カバー(10D)の内面によって前部係合部材(100)の上面を支持する構成とした請求項3記載の脱穀装置。
  5. 前記株元搬送装置(81)の前部に、前記扱室(10)と排藁搬送装置(50)の間に配置されたフレーム(65B)に係合する中間部係合部材(110)を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱穀装置。
  6. 脱穀装置本体側の固定部と前記排藁搬送装置(50)との間をダンパ(120)で連結した請求項1〜5のいずれか1項に記載の脱穀装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108207287A (zh) * 2016-12-22 2018-06-29 株式会社久保田 联合收割机

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