JP2013087899A - プーリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み付け作業を容易に行うことができるとともに構造を簡素化することができるプーリ装置を提供する。
【解決手段】プーリ装置Pは、転がり軸受2と、当該転がり軸受2の外輪22に取り付けられ、互いに逆向きで軸方向に並設される一対のプーリ部1とを備えている。各プーリ部1は、内側円筒部11の軸方向外端部から径方向内側に延びるとともに、転がり軸受2の内輪21と外輪22との間の環状空間Sの軸方向外側を覆う円環状のカバー部14を有する。カバー部14の内周端部には、内輪21の外周側に摺接する環状のシールリップ部15が取り付けられている。
【選択図】図2
【解決手段】プーリ装置Pは、転がり軸受2と、当該転がり軸受2の外輪22に取り付けられ、互いに逆向きで軸方向に並設される一対のプーリ部1とを備えている。各プーリ部1は、内側円筒部11の軸方向外端部から径方向内側に延びるとともに、転がり軸受2の内輪21と外輪22との間の環状空間Sの軸方向外側を覆う円環状のカバー部14を有する。カバー部14の内周端部には、内輪21の外周側に摺接する環状のシールリップ部15が取り付けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車のエンジンの補機等に用いられるプーリ装置に関する。
自動車において、オルタネータ等の補機にエンジンの回動動力を伝達するためのベルト伝動系には、テンショナプーリやアイドラプーリ等のベルトをガイドするプーリ装置が設けられている。このプーリ装置として、転がり軸受と、この転がり軸受の外周において互いに軸方向に逆向きに並設された一対のプーリ部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された各プーリ部は、転がり軸受の外輪に外嵌される内側円筒部(軸受圧入部)と、外周にベルトが巻き掛けられる外側円筒部(ベルト掛け部)と、内側円筒部と外側円筒部とを相互に連結する円環部(側板部)とを備えている。また、転がり軸受は、軸受内部に異物が浸入するのを防止するために、内輪と外輪との間の環状空間を軸方向両外側で密封する一対のシール部材を備えている。
特許文献1に記載されたプーリ装置にあっては、一対のシール部材をそれそれ転がり軸受に取り付ける作業が必要になるため、組み付け作業に手間がかかり、製造効率が低下するという問題があった。また、一対のシール部材が必要であるので、部品点数が多くなり、構造も複雑となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、組み付け作業を容易に行うことができるとともに構造を簡素化することができるプーリ装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、組み付け作業を容易に行うことができるとともに構造を簡素化することができるプーリ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本発明のプーリ装置は、転がり軸受と、当該転がり軸受の外輪に取り付けられ、互いに逆向きで軸方向に並設される一対のプーリ部とを備え、前記各プーリ部は、前記転がり軸受の外輪の径方向外方に配置される内側円筒部と、前記内側円筒部と同心に配置されるとともに外周にベルトが巻き掛けられる外側円筒部と、前記内側円筒部と外側円筒部とを相互に連結する円環部とを有するプーリ装置であって、前記各プーリ部は、前記内側円筒部の軸方向外端部から径方向内側に延びるとともに、前記転がり軸受の内輪と外輪との間の環状空間の軸方向外側を覆う円環状のカバー部と、前記カバー部の内周端部に取り付けられ、前記内輪の外周側に摺接する環状のシールリップ部と、を有することを特徴とする。
本発明のプーリ装置によれば、一対のプーリ部の各カバー部によって転がり軸受の前記環状空間の軸方向両外側を覆うとともに、この各カバー部に取り付けられたシールリップ部が転がり軸受の内輪の外周側に摺接するため、一対のプーリ部を組み付けることで、そのカバー部とシールリップ部とにより前記環状空間の軸方向両外側を密封することができる。したがって、転がり軸受の前記環状空間の軸方向両外側を密封するための一対のシール部材を別途組み付ける必要がないため、プーリ装置の組み付け作業を容易に行うことができる。その結果、プーリ装置の製造効率を向上することができる。また、一対のシール部材が不要になるため、プーリ装置の構造を簡素化することができる。
また、前記プーリ装置は、前記一対のプーリ部における各円環部の一側面同士が、互いに軸方向に対向して配置されており、前記各円環部の一側面の間に介在し、当該各円環部の軸方向の振動を吸収する軸方向吸振部材をさらに備えていることが好ましい。
この場合、一対のプーリ部の各円環部の一側面の間に隙間が生じることに起因して各円環部が軸方向に振動したときに、その振動を軸方向吸振部材によって吸収することができる。これにより、ベルトの回転中に各円環部が軸方向に振動するのを抑制することができるため、各円環部の振動に起因する異音の発生を効果的に抑制することができる。
この場合、一対のプーリ部の各円環部の一側面の間に隙間が生じることに起因して各円環部が軸方向に振動したときに、その振動を軸方向吸振部材によって吸収することができる。これにより、ベルトの回転中に各円環部が軸方向に振動するのを抑制することができるため、各円環部の振動に起因する異音の発生を効果的に抑制することができる。
また、前記プーリ装置は、前記外輪と前記各内側円筒部との間に介在し、前記各内側円筒部の径方向の振動を吸収する径方向吸振部材をさらに備えていることが好ましい。
この場合、転がり軸受の外輪と一対のプーリ部の各内側円筒部との間に隙間が生じることに起因して各内側円筒部が径方向に振動したときに、その振動を径方向吸振部材によって吸収することができる。これにより、ベルトの回転中に各内側円筒部が径方向に振動するのを抑制することができるため、各内側円筒部の振動に起因する異音の発生を効果的に抑制することができる。
この場合、転がり軸受の外輪と一対のプーリ部の各内側円筒部との間に隙間が生じることに起因して各内側円筒部が径方向に振動したときに、その振動を径方向吸振部材によって吸収することができる。これにより、ベルトの回転中に各内側円筒部が径方向に振動するのを抑制することができるため、各内側円筒部の振動に起因する異音の発生を効果的に抑制することができる。
また、前記内側円筒部、外側円筒部、円環部及びカバー部は、単一の金属板をプレス加工することによって一体に形成されていることが好ましい。この場合、各プーリ部の内側円筒部、外側円筒部、円環部及びカバー部をそれぞれ個別に組み付ける必要がないため、組み付け作業をさらに容易に行うことができる。
本発明のプーリ装置によれば、組み付け作業を容易に行うことができ、製造効率を向上することができる。また、プーリ装置の構造を簡素化することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明のプーリ装置の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るプーリ装置を示す正面図であり、図2は図1のA−A矢視断面図である。図2において、プーリ装置Pは、一対のプーリ部1と転がり軸受2とを備えている。一対のプーリ部1は、転がり軸受2の外輪22に取り付けられるとともに互いに逆向きで軸方向に並設され、その外周にはベルト3が巻き掛けられている。
図1は本発明の一実施形態に係るプーリ装置を示す正面図であり、図2は図1のA−A矢視断面図である。図2において、プーリ装置Pは、一対のプーリ部1と転がり軸受2とを備えている。一対のプーリ部1は、転がり軸受2の外輪22に取り付けられるとともに互いに逆向きで軸方向に並設され、その外周にはベルト3が巻き掛けられている。
転がり軸受2は、内輪21と、内輪21と同心に配置された外輪22と、内輪21と外輪22との間に転動自在に配置された複数個の玉(転動体)23と、これらの玉23を円周方向に沿って所定間隔毎に保持する環状の保持器24とを備えたラジアル玉軸受である。内輪21の内周面には軸(図示省略)が嵌合され、この軸と一対のプーリ部1とが転がり軸受2を介して相対回転可能とされる。
各プーリ部1は、外輪22の径方向外方に配置された円筒状の内側円筒部11と、内側円筒部11の径方向外方において内側円筒部11と同心に配置された円筒状の外側円筒部12と、内側円筒部11と外側円筒部12との間に配置された円環状の円環部13とを有している。
各プーリ部1の内側円筒部11は、外輪22の軸方向両外側からそれぞれ外輪22に外嵌固定されている。
各プーリ部1の内側円筒部11は、外輪22の軸方向両外側からそれぞれ外輪22に外嵌固定されている。
外側円筒部12の外周には、ベルト3を巻き掛けた状態でガイドする案内面12aが形成されている。また、外側円筒部12は、その軸方向外端部において径方向内側に向かって円弧状に折り曲げて形成された折曲部12bを有している。この折曲部12bは、外側円筒部12の軸方向外端部が変形するのを防止する補強部として機能している。なお、折曲部12bは、円弧状に折り曲げられているが、径方向内側に向かって直角に折り曲げて形成されていてもよい。
円環部13は、内側円筒部11と外側円筒部12とを軸方向内端部において相互に連結している。この円環部13は、図1及び図2に示すように、円環本体部13aと、円環本体部13aの軸方向外側において円周方向に所定間隔毎に形成された複数のリブ部13bとを有している。各プーリ部1の円環本体部13a同士は、その軸方向内側の側面(一側面)13a1同士を後述する軸方向吸振部材4を挟んで互いに軸方向に対向して配置させた状態で、例えばリベット(図示省略)により一体化されている。
プーリPは、一対のプーリ部1の各円環部13の間に介在する軸方向吸振部材4をさらに備えている。軸方向吸振部材4は、各円環部13の軸方向の振動を吸収するものであり、ゴム等のエラストマー材料により円環状に形成されている。また、軸方向吸振部材4は、各円環部13の円環本体部13aの軸方向内側の側面に面接触した状態で、前記リベットにより各円環部13に固定されている。軸方向吸振部材4の内径は、転がり軸受2の外輪22と干渉しないように、内側円筒部11の内径よりも大径に形成されている。また、軸方向吸振部材4の外径は、ベルト3と干渉しないように、外側円筒部12の外径よりも小径に形成されている。
図3はプーリ装置Pの拡大側断面図である。図3において、各プーリ部1は、転がり軸受2の内輪21と外輪22との間の環状空間Sを軸方向外側で密封するために、カバー部14とシールリップ部15とをさらに有している。
カバー部14は、内側円筒部11の軸方向外端部から径方向内側に延びて、前記環状空間Sの軸方向外側を覆うように円環状に形成されている。このカバー部14、内側円筒部11、外側円筒部12及び円環部13は、ステンレス鋼からなる単一の金属板をプレス加工(深絞り加工)することによって一体に形成されている。
カバー部14は、内側円筒部11の軸方向外端部から径方向内側に延びて、前記環状空間Sの軸方向外側を覆うように円環状に形成されている。このカバー部14、内側円筒部11、外側円筒部12及び円環部13は、ステンレス鋼からなる単一の金属板をプレス加工(深絞り加工)することによって一体に形成されている。
シールリップ部15は、ゴム等の弾性体により環状に形成されており、カバー部14の内周端部における軸方向内側面に加硫接着されている。シールリップ部15には、軸方向内側に向かって延びる第1リップ部15aと、第1リップ部15aの径方向内側において軸方向内側に向かって延びる第2リップ部15bとが形成されている。第1リップ部15a及び第2リップ部15bは、内輪21の外周側の軸方向外側に形成されたシール溝21aの側面21a1に摺接可能に当接している。これにより、内輪21と外輪22との間の環状空間Sが軸方向外側で密封されるため、軸受内部に異物が浸入するのを防止することができるとともに、軸受内部のグリース等の潤滑剤が軸受外部に漏出するのを防止することができる。
以上、本発明の実施形態に係るプーリ装置Pによれば、一対のプーリ部1の各カバー部14によって内輪21と外輪22との間の環状空間Sの軸方向両外側を覆うとともに、このシールリップ部15が内輪21の外周側に摺接するため、一対のプーリ部1を組み付けることで、そのカバー部14とシールリップ部15とにより環状空間Sの軸方向両外側を密封することができる。したがって、環状空間Sの軸方向両外側を密封するための一対のシール部材を別途組み付ける必要がないため、プーリ装置Pの組み付け作業を容易に行うことができる。その結果、プーリ装置Pの製造効率を向上することができる。また、一対のシール部材が不要になるため、プーリ装置Pの構造を簡素化することができる。
また、一対のプーリ部1における各円環部13の側面13a1の間に隙間が生じることに起因して各円環部13が軸方向に振動したときに、その振動を軸方向吸振部材4によって吸収することができる。これにより、ベルト3の回転中に各円環部13が軸方向に振動するのを抑制することができるため、各円環部13の振動に起因する異音の発生を効果的に抑制することができる。なお、「軸方向に振動」とは、軸方向にのみ振動する場合だけでなく、軸方向に対して傾斜した方向に振動する場合においてその傾斜方向の振動に対する軸方向の分力による振動も含む意味である。
また、各プーリ部1の内側円筒部11、外側円筒部12、円環部13及びカバー部14は、単一の金属板をプレス加工することによって形成されているため、これら内側円筒部11、外側円筒部12、円環部13及びカバー部14をそれぞれ個別に組み付ける必要がないため、組み付け作業をさらに容易に行うことができる。
また、前記金属板は、防錆性に優れたステンレス鋼からなるため、金属板に防錆のための表面処理を施す必要がないので、製造コストを低減することができる。
また、各プーリ部1の外側円筒部12の折曲部12b及び円環部13のリブ部13bにより、各プーリ部1の剛性を確保することができるため、各プーリ部1を形成する金属板の板厚を薄くすることができる。この結果、プーリ装置Pの軽量化を図ることができ、エンジンの燃費性能を向上させることができる。
また、前記金属板は、防錆性に優れたステンレス鋼からなるため、金属板に防錆のための表面処理を施す必要がないので、製造コストを低減することができる。
また、各プーリ部1の外側円筒部12の折曲部12b及び円環部13のリブ部13bにより、各プーリ部1の剛性を確保することができるため、各プーリ部1を形成する金属板の板厚を薄くすることができる。この結果、プーリ装置Pの軽量化を図ることができ、エンジンの燃費性能を向上させることができる。
図4は、本発明の他の実施形態に係るプーリ装置を示す側断面図である。このプーリ装置Pは、転がり軸受2の外輪22と各プーリ部1の内側円筒部11との間に介在する径方向吸振部材5をさらに備えている。この径方向吸振部材5は、各内側円筒部11の径方向の振動を吸収するものであり、ゴム等のエラストマー材料により円筒状に形成されている。径方向吸振部材5の内周面は、外輪22の外周面に面接触しており、径方向吸振部材5の外周面は、各プーリ部1の内側円筒部11の内周面に面接触している。
以上、この実施形態に係るプーリPにおいても、環状空間Sの軸方向両外側を密封するための一対のシール部材を別途組み付ける必要がないため、プーリ装置Pの組み付け作業を容易に行うことができるとともに、プーリ装置Pの構造を簡素化することができる。
また、転がり軸受2の外輪22と一対のプーリ部1の各内側円筒部11との間に隙間が生じることに起因して各内側円筒部11が径方向に振動したときに、その振動を径方向吸振部材5によって吸収することができる。これにより、ベルト3の回転中に各内側円筒部11が径方向に振動するのを抑制することができるため、各内側円筒部11の振動に起因する異音の発生も効果的に抑制することができる。なお、「径方向に振動」とは、径方向にのみ振動する場合だけでなく、径方向に対して傾斜した方向に振動する場合においてその傾斜方向の振動に対する径方向の分力による振動も含む意味である。
また、転がり軸受2の外輪22と一対のプーリ部1の各内側円筒部11との間に隙間が生じることに起因して各内側円筒部11が径方向に振動したときに、その振動を径方向吸振部材5によって吸収することができる。これにより、ベルト3の回転中に各内側円筒部11が径方向に振動するのを抑制することができるため、各内側円筒部11の振動に起因する異音の発生も効果的に抑制することができる。なお、「径方向に振動」とは、径方向にのみ振動する場合だけでなく、径方向に対して傾斜した方向に振動する場合においてその傾斜方向の振動に対する径方向の分力による振動も含む意味である。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、上記各実施形態では、各プーリ部を形成する複数の構成部(内側円筒部、外側円筒部、円環部及びカバー部)は全て一体に形成されているが、少なくとも一の構成部が他の構成部に対して別部材として設けられていてもよい。
また、プーリ部の各構成部を一体に形成する金属板は、ステンレス鋼以外に、SPCC等の冷延鋼板からなるものであってもよい。
さらに、他の実施形態における径方向吸振部材5は、軸方向吸振部材4と別体として設けられているが、軸方向吸振部材4と一体に形成されていてもよい。また、他の実施形態において軸方向吸振部材4は必ずしも設ける必要はない。
また、プーリ部の各構成部を一体に形成する金属板は、ステンレス鋼以外に、SPCC等の冷延鋼板からなるものであってもよい。
さらに、他の実施形態における径方向吸振部材5は、軸方向吸振部材4と別体として設けられているが、軸方向吸振部材4と一体に形成されていてもよい。また、他の実施形態において軸方向吸振部材4は必ずしも設ける必要はない。
1:プーリ部、2:転がり軸受、3:ベルト、4:軸方向吸振部材、5:径方向吸振部材、11:内側円筒部、12:外側円筒部、13:円環部、13a1:側面(一側面)、14:カバー部、15:シールリップ部、21:内輪、22:外輪、P:プーリ装置、S:環状空間
Claims (4)
- 転がり軸受と、当該転がり軸受の外輪に取り付けられ、互いに逆向きで軸方向に並設される一対のプーリ部とを備え、
前記各プーリ部は、前記転がり軸受の外輪の径方向外方に配置される内側円筒部と、前記内側円筒部と同心に配置されるとともに外周にベルトが巻き掛けられる外側円筒部と、前記内側円筒部と外側円筒部とを相互に連結する円環部とを有するプーリ装置であって、
前記各プーリ部は、
前記内側円筒部の軸方向外端部から径方向内側に延びるとともに、前記転がり軸受の内輪と外輪との間の環状空間の軸方向外側を覆う円環状のカバー部と、
前記カバー部の内周端部に取り付けられ、前記内輪の外周側に摺接する環状のシールリップ部と、を有することを特徴とするプーリ装置。 - 前記一対のプーリ部における各円環部の一側面同士が、互いに軸方向に対向して配置されており、
前記各円環部の一側面の間に介在し、当該各円環部の軸方向の振動を吸収する軸方向吸振部材をさらに備えている請求項1に記載のプーリ装置。 - 前記外輪と前記各内側円筒部との間に介在し、前記各内側円筒部の径方向の振動を吸収する径方向吸振部材をさらに備えている請求項1又は2に記載のプーリ装置。
- 前記内側円筒部、外側円筒部、円環部及びカバー部は、単一の金属板をプレス加工することによって一体に形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のプーリ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011230384A JP2013087899A (ja) | 2011-10-20 | 2011-10-20 | プーリ装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011230384A JP2013087899A (ja) | 2011-10-20 | 2011-10-20 | プーリ装置 |
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Family
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JP (1) | JP2013087899A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111577867A (zh) * | 2019-02-18 | 2020-08-25 | 斯凯孚公司 | 带轮装置,特别是用于张紧惰轮或运动辊的带轮装置 |
-
2011
- 2011-10-20 JP JP2011230384A patent/JP2013087899A/ja active Pending
Cited By (1)
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