JP2013085486A - 釣り糸 - Google Patents

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美鈴 土岐
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信 岡野
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Abstract

【課題】低比重でありながら耐久性にも優れた釣り糸を提供する。
【解決手段】ポリデカメチレンセバケート(ポリアミド1010)を90%以上含むポリアミド樹脂を溶融紡糸してなるモノフィラメントであって、JIS L1095−9.10.2Bの規定に準じて測定した屈曲摩耗特性試験において、前記モノフィラメントの破断時の屈曲摩耗回数が50,000回以上であることを特徴とする釣り糸。
【選択図】なし

Description

本発明は、低比重かつ優れた耐久性を有すると共に、環境負荷が小さく、雨天でも竿に張り付きにくい釣り糸に関するものである。
従来、ポリアミド系樹脂(ナイロン系樹脂ともいう)製の釣り糸としては、ポリアミド6やポリアミド6/66共重合のモノフィラメントからなるものが多く用いられている。
しかし、これらの釣り糸は、比重が1.14と水よりも大きいことから、水中に沈みやすく、釣り糸を浮かせるような釣りの手法にとって適したものではなかった。例えば、磯釣りにおいて多用されるフカセ釣り(道糸を水面に浮かせ、軽い仕掛けを自然に沈めていく釣法)や、アジのサビキ釣りやキスの投げ釣りに用いられる多点針仕掛けのエダス等に上記の釣り糸を使用した場合には、糸が重く沈んでしまうので、仕掛けの操作性が悪くなったり、エダス同士が絡まったりするトラブルが起こりやすくなる。このため、さらなる低比重な釣り糸が求められている。
釣り糸の低比重化の方法としては、低比重添加剤を入れたり(例えば、特許文献1参照)、低比重樹脂との複合化をしたり(例えば、特許文献2参照)といった原料の一部を低比重のものに置き換える方法と、モノフィラメントを中空にする方法(例えば、特許文献3参照)が既に提案されている。
しかしながら、低比重添加剤を入れると、添加剤とポリアミド系樹脂との接着性が不十分であることが多く、欠点が生じやすくなる結果、強度が不足するという問題点があった。また、複合繊維とする方法では、複合界面が剥離しやすくなる結果、耐久性が悪化する問題があった。さらに中空糸にする方法では、強度が不足するばかりでなく、糸の潰れも問題となっていた。
したがって、上記の低比重化した釣り糸は、いずれも釣り糸としての性能を満足できるものではなく、さらなる改善がしきりに求められている。
特開2005−237228号公報 特開2003−064530号公報 特開2001−161237号公報
上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成されたものである。
したがって本発明の目的は、低比重でありながら耐久性にも優れた釣り糸を提供することである。
上記目的を達成するために本発明によれば、デカメチレンジアミンとセバシン酸を主成分とするポリデカメチレンセバケートを90%以上含むポリアミド樹脂を溶融紡糸してなるモノフィラメントであって、JIS L1095−9.10.2Bの規定に準じて測定した屈曲摩耗特性試験において、前記モノフィラメントの破断時の屈曲摩耗回数が50,000回以上であることを特徴とする釣り糸が提供される。
なお、本発明においては、
前記ポリアミド樹脂中にアルキレン脂肪酸アマイドが1.0〜5.0重量%含まれること、
前記モノフィラメントが、JIS L1013に準じて測定した引張強度が650〜1,000MPaであること、および
前記モノフィラメントが、JIS L1013に準じて測定した結節強度が400〜800MPaであること
が、いずれも好ましい条件であり、これらの条件を満たした場合には、さらに優れた効果を期待することができる。
本発明によれば、以下に説明するとおり、低比重でありながら耐久性にも優れ、環境負荷が小さい釣り糸を得ることができる。さらに、この釣り糸は雨天でも竿に張り付き難いという特性をも併せ持つ。
本発明の釣り糸は、ポリアミド樹脂を溶融紡糸してなるモノフィラメントである。
本発明の釣り糸を構成するポリアミド樹脂は、デカメチレンジアミンとセバシン酸をモノマー成分として重合されたポリデカメチレンセバケート(以下、ポリアミド1010と呼ぶ)を90重量%以上含むことが必要であり、好ましくは95重量%以上、さらに好ましくは100重量%含むものである。
ポリアミド1010を主成分に含むことにより、耐摩耗性に優れた釣り糸を得ることができる。さらに、ポリアミド1010は100%植物由来原料から合成できるため、環境負荷も少ないという利点をも有する。
本発明においては、市販のポリアミド1010を使用することができ、例えば、ダイセル・エボニック製“ベスタミド(R)”テラDSや、山東東辰工程塑料製PA1010等を好適に用いることができる。
ここで、ポリアミド樹脂中のポリアミド1010以外の成分としては、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド46、ポリアミド410、ポリアミド56、ポリアミドMXD6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド6/66共重合体およびポリアミド6・12共重合体などの従来の汎用ポリアミド樹脂が例示され、これらを副成分として混合しても良く、さらには共重合成分として利用しても良い。
本発明においては、ポリアミド樹脂中にアルキレン脂肪酸アマイドが1.0〜5.0重量%含まれることが好ましい。さらに1.0〜3.0重量%含まれることが好ましい。アルキレン脂肪酸アマイドを上記の範囲で含有することにより、耐摩耗性をさらに向上することができる。
アルキレン脂肪酸アマイドは、従来から合成樹脂の加工時の滑剤として用いられているが、この用途における樹脂への添加量は通常1%未満であった。しかし、ポリアミド1010へアルキレン脂肪酸アマイドを大量に添加したところ、本来耐摩耗性に優れるポリアミド1010の摩耗性を、さらに向上可能であることが見出されたのである。
アルキレン脂肪酸アマイドとしては、メチレンビスステアリン酸アマイドやエチレンビスステアリン酸アマイド(以下、EBSという)が挙げられるが、特にEBSが好ましく用いられる。
アルキレン脂肪酸アマイドの含有量が上記範囲未満では、耐摩耗性の向上効果が少なく、上記範囲を超えるとアルキレン脂肪酸アマイドがモノフィラメント中に均一に分散しにくくなり、強度が低下する傾向となる。
また、本発明においては、発明の効果を阻害しない範囲であれば、その目的に応じて、各種無機粒子、各種金属粒子および架橋高分子粒子などの粒子類のほか、公知の抗酸化剤、耐光剤、耐侯剤、イオン交換剤、着色防止剤、耐電防止剤、各種着色剤、ワックス類、シリコーンオイル、各種界面活性剤および各種強化繊維類などを適宜添加せしめることも可能である。
さらに本発明の釣り糸には、JIS L1095−9.10.2Bの規定に準じて測定した屈曲摩耗特性試験において、破断時の屈曲摩耗回数が50,000回以上であること、好ましくは80,000回以上、さらに好ましくは100,000回以上であることが必要である。
破断時の屈曲摩耗回数が上記範囲未満であると、摩耗性が不十分であり、道糸として使用した場合には竿のガイドとの、エダスとして使用した場合には防波堤の縁や水中の岩との摩擦によって糸が傷つけられ、糸切れの原因となってしまう。特に、実際の釣りにおいては魚との引き合いで、糸に大きな衝撃が与えられることがあり、糸に例え小さくても傷がついていれば、その傷に応力が集中して糸が切れ、せっかくの獲物を逃してしまうことになる。
本発明の釣り糸においては、JIS L1013に準じて測定した引張強度が650〜1,000MPaであること、好ましくは700〜950MPa、さらに好ましくは750〜900MPaであることが望ましい。引張強度が上記範囲を下回ると、直線部の強度が低いために、釣り糸に適用しにくくなり、逆に引張強度が上記範囲を上回ると、繊維表層部のポリマーが高配向化するため結節強度が低下しやすい傾向となる。
さらに、JIS L1013に準じて測定した結節強度が400〜800MPaであること、好ましくは450〜750MPaが望ましい。結節強度が上記範囲を下回ると、糸同士または糸と仕掛け金具との結び目が弱くなるために、釣り糸に適用しにくくなり、逆に上記範囲を上回る結節強度を得ることは、引張強度との関係上、技術的に難しくなるからである。
また、本発明の釣り糸の断面形状は、必ずしも円形断面だけに限定はされず、その目的に応じて、三角断面、四角断面などの多角形断面や多葉断面などの異形断面であってもよく、さらには合成樹脂モノフィラメント同士を撚り合わせたり、単糸に縒りを掛けたりするなどの2次加工したものであってもよい。
さらに、本発明の釣り糸の直径についても特に限定はされないが、釣り糸としては通常0.05mm〜1mmが好ましく、0.1mm〜0.7mmがさらに好ましく用いられる。
本発明の釣り糸は、以下に説明する方法により効率的に製造することができる。
まず、ポリアミド樹脂を溶融紡糸するに際しては、公知の方法に従って、例えばエクストルダー型溶融紡糸機を使用して、ポリマー温度、押出圧力、口金口径、紡糸速度などの各条件を適宜選択することができる。
なお、ポリアミド樹脂としてナイロン1010以外の成分を混合する場合には、各成分を所定の割合でドライブレンドする方法、各成分を所定の割合で2軸混練押出機やドウミキサーなどへ供給し、加熱下で混練して樹脂ペレット化する方法などの公知の方法を用いることができる。アルキレン脂肪酸アマイドをナイロン1010に混合する場合には、アルキレン脂肪酸アマイドをナイロン1010に高濃度に練りこんだマスターバッチを作成し、マスターバッチをナイロン1010樹脂で希釈して紡糸に用いることが好ましい。
次に、溶融紡糸機から紡出されたポリマー溶融物は、短い気体ゾーンを通過した後、例えば水、グリセリン、ポリエチレングリコールなどの冷却媒体中で冷却固化されて、未延伸糸となる。
冷却固化された未延伸糸は、引き続き1段乃至多段延伸される。この際、未延伸糸は、温水、ポリエチレングリコール、グリセリンおよびシリコーンオイルなどの熱媒体浴、熱気体浴、または水蒸気浴中で、全延伸倍率5.0倍以上、好ましくは5.5倍以上に延伸される。
さらに、延伸されたモノフィラメントは、延伸歪みの除去を目的として、適宜定長および/または弛緩熱処理を行なってもよい。
こうして得られたモノフィラメントを釣り糸として使用した場合には、低比重でありながら耐久性に優れており、雨天でも竿に張り付き難いという特性をも併せ持つため、フカセ釣りやルアーフィッシングの道糸用途、多点針仕掛けのエダス用途に有用である。
以下に、本発明の釣り糸を実施例に基づいて説明するが、モノフィラメントの各物性測定と釣り糸の評価は以下の方法に準じて行った。なお、JIS L0105−5.1.1に準じて、標準状態(温度20±2℃、相対湿度65±4%)の環境で16時間以上放置した後に測定を行った。
[直径]
マイクロメータ(Mitutoyo社製MDC−25PJ)を用いて、モノフィラメントの外径を測定した。
[比重]
JIS L1013−8.17.1の規定に準じて測定した。
[屈曲摩耗特性試験]
JIS L1095−9.10.2Bの規定に準じて測定した。すなわち、固定された直径0.6mmの摩擦子(硬質銅線(SWP−A))の上に接触させたモノフィラメントを、モノフィラメントが摩擦子の左右各55°の角度で屈曲するように設けられた2個のフリーローラー(2個のローラー間の距離100mm)の下に掛け、さらに別の1個のフリーローラーの上を介してモノフィラメントの一端に0.196cN/dtexの荷重をかけてセットし、速度120往復/分かつ往復ストローク25mmでモノフィラメントを摩擦子に往復接触させて切断するまでの回数を測定した。同一試料につき各10本の測定を行い、その平均値を屈曲摩耗切断回数とした。
[乾引張強度および乾結節強度]
JIS L1013−8.5.1および8.6.1に準じて乾引張強度および乾結節強度を測定した。なお、測定にはORIENTEC社製TENSILON RTC−1250Aを用い、つかみ間隔25cm、引張速度30cm/minの条件を採用した。
[吸水率]
JIS K7209に準じて、吸水量を測定した。すなわち、モノフィラメントから25mmの長さに切り出した試験片を3個以上用意し、50℃のオーブンで24時間乾燥した後、デシケータ内で室温まで冷却し、各試験片の質量を測定した(m[mg])。次に、試験片を蒸留水に100時間浸漬させ、表面の水分を拭き取った後、各試験片の質量を測定した(m[mg])。吸水率c[%]は(m−m)/m×100にて求め、試験片毎の吸水率cの算術平均値を採用した。
[アルキレン脂肪酸アマイド含有量]
モノフィラメント10gと塩酸(1:1の割合で水で希釈したもの)50mLをフラスコに入れ、加熱し沸騰させた。溶液を重量が既知のろ紙で濾過し、乾燥後の残渣の重量を求めた。モノフィラメント試料の重量に占める残渣重量の割合からアルキレン脂肪酸アマイド含有量[%]を求めた。
[釣糸評価]
10名の釣り人に、モノフィラメントをフカセ釣りの道糸として使用した際の以下の項目についての官能評価を依頼した。評価結果を総合し、以下の規準でまとめた。
(1)浮遊性
○…道糸を水面に浮かせ、軽い仕掛けを自然に沈めていくことができた。
×…道糸が沈んでしまい、仕掛けを自然に沈めることができなかった。
(2)耐久性
◎…繰り返し使用しても糸に全く傷がつかなかった。
○…繰り返し使用しても糸に傷が付きにくく、道糸部分での合わせ切れが無かった。
×…繰り返し使用すると糸に傷が付き、その傷部分で合わせ切れがあった。
(3)竿への張り付き
○…雨天時に使用しても、道糸が竿に張り付かず、快適に釣りが楽しめた。
×…雨天時には道糸が竿に張り付いてしまい、思うように仕掛けが操作できなかった。
[実施例1]
ポリアミド1010樹脂(ダイセル・エボニック製“ベスタミド(R)”テラDS)98.8重量%と、EBS(ライオンアクゾ製アーモワックスEBSパウダー)1.2重量%とを計量し、エクストルダー型紡糸機に供給し、270℃の紡糸温度で溶融混練して、紡糸口金からポリマー溶融物を紡出した。
そして、このポリマー溶融物を20℃の冷水中で冷却固化して未延伸糸とし、さらにこの未延伸糸を80℃の湯浴中で3.0倍の一段目延伸を行い、次に140℃の乾熱浴中で全延伸倍率が5.2倍となるように二段目延伸を行い、引き続いて185℃の乾熱浴中で0.95倍の熱処理を施すことにより、直径0.212mmのモノフィラメントを得た。
[実施例2〜7]
原料組成を表1に示す割合に変更した以外は、実施例1と同様にしてモノフィラメントを得た。
[比較例1]
原料組成を表1に示すように、ポリアミド6樹脂(東レ製M1012)99.8重量%と、EBS(ライオンアクゾ製アーモワックスEBSパウダー)0.2重量%とに変更した以外は、実施例1と同様にしてモノフィラメントを得た。
[比較例2]
原料組成を表1に示すように、ポリアミド6/66共重合樹脂(東レ製M6001)99.8重量%と、EBS(ライオンアクゾ製アーモワックスEBSパウダー)0.2重量%とに変更した以外は、実施例1と同様にしてモノフィラメントを得た。
[比較例3]
原料組成を表1に示すように、ポリアミド1010樹脂(ダイセル・エボニック製“ベスタミド(R)”テラDS)50重量%、ポリアミド6樹脂(東レ製M1012)49.8重量%と、EBS(ライオンアクゾ製アーモワックスEBSパウダー)0.2重量%とに変更した以外は、実施例1と同様にしてモノフィラメントを得た。
Figure 2013085486
表1から明らかなように、本発明の釣り糸(実施例1〜7)は、低比重でありながら耐久性に優れており、雨天でも竿に張り付き難いという特性をも併せ持っており、非常に優れた釣り糸であることが分かる。さらに、ポリアミド1010は植物由来100%の樹脂であるため、製造・廃棄の際の環境負荷が小さい。
特に、ポリアミド樹脂中にアルキレン脂肪酸アマイドが1.0〜5.0重量%含む釣り糸(実施例1〜3)は、耐久性が一段と優れていることが分かる。
一方、従来のポリアミド6樹脂を用いた釣り糸(比較例1)やポリアミド6/66共重合樹脂を用いた釣り糸(比較例2)は、比重が重いため、フカセ釣りには適さず、耐久性にも劣るものであった。また、吸水性が高く、雨天時には釣り糸が竿に張り付いてしまい、思うような釣りができなかった。さらに、石油資源を原料とするため、製造・廃棄時の環境負荷も大きい。
ポリアミド1010と過大量のポリアミド6を混合して用いた釣り糸(比較例3)も、やはり比重が重いため、フカセ釣りには適さず、耐久性にも劣るものであった。さらに、雨天時には釣り糸が竿に張り付いてしまい、思うような釣りができなかった。
本発明によれば、低比重でありながら、耐久性にも優れた釣り糸を得ることができる。さらに、ポリアミド1010は植物由来100%の樹脂であるため、環境負荷を小さくすることもできる。したがって本発明の釣り糸はこれらの優れた特性を活かして、フカセ釣りやルアーフィッシングの道糸用途、多点針仕掛けのエダス用途に極めて有用である。

Claims (4)

  1. デカメチレンジアミンとセバシン酸を主成分とするポリデカメチレンセバケートを90%以上含むポリアミド樹脂を溶融紡糸してなるモノフィラメントであって、JIS L1095−9.10.2Bの規定に準じて測定した屈曲摩耗特性試験において、前記モノフィラメントの破断時の屈曲摩耗回数が50,000回以上であることを特徴とする釣り糸。
  2. 前記ポリアミド樹脂中にアルキレン脂肪酸アマイドが1.0〜5.0重量%含まれることを特徴とする請求項1に記載の釣り糸。
  3. 前記モノフィラメントのJIS L1013に準じて測定した引張強度が650〜1,000MPaであることを特徴とする請求項1または2に記載の釣り糸。
  4. 前記モノフィラメントのJIS L1013に準じて測定した結節強度が400〜800MPaであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の釣り糸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056487A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 ユニチカ株式会社 優れた耐屈曲疲労性を有する芯鞘複合ポリアミドモノフィラメント

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