JP2013083935A - フォトレジスト組成物及びその製造方法、並びにレジストパターン形成方法 - Google Patents
フォトレジスト組成物及びその製造方法、並びにレジストパターン形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013083935A JP2013083935A JP2012176397A JP2012176397A JP2013083935A JP 2013083935 A JP2013083935 A JP 2013083935A JP 2012176397 A JP2012176397 A JP 2012176397A JP 2012176397 A JP2012176397 A JP 2012176397A JP 2013083935 A JP2013083935 A JP 2013083935A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- group
- structural unit
- photoresist composition
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 CC1C*CC1 Chemical compound CC1C*CC1 0.000 description 6
- YGSDEFSMJLZEOE-UHFFFAOYSA-N OC(c1ccccc1O)=O Chemical compound OC(c1ccccc1O)=O YGSDEFSMJLZEOE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ZSASRDCBGHDMOL-UHFFFAOYSA-M [O-]S(C(C(OC1(CC(C2)C3)CC3CC2C1)=O)(F)F)(=O)=O Chemical compound [O-]S(C(C(OC1(CC(C2)C3)CC3CC2C1)=O)(F)F)(=O)=O ZSASRDCBGHDMOL-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/039—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
- G03F7/0392—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists the macromolecular compound being present in a chemically amplified positive photoresist composition
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/0046—Photosensitive materials with perfluoro compounds, e.g. for dry lithography
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/039—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists
- G03F7/0392—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists the macromolecular compound being present in a chemically amplified positive photoresist composition
- G03F7/0397—Macromolecular compounds which are photodegradable, e.g. positive electron resists the macromolecular compound being present in a chemically amplified positive photoresist composition the macromolecular compound having an alicyclic moiety in a side chain
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/09—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
- G03F7/11—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/20—Exposure; Apparatus therefor
- G03F7/2041—Exposure; Apparatus therefor in the presence of a fluid, e.g. immersion; using fluid cooling means
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】[A]親水性基を含む構造単位(I)を有するフッ素原子含有重合体、[B]アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有するフッ素原子含有重合体、及び[C]酸解離性基を有する重合体を含有し、[A]重合体、[B]重合体及び[C]重合体は互いに異なる重合体であるフォトレジスト組成物。
【選択図】なし
Description
[A]親水性基を含む構造単位(I)を有するフッ素原子含有重合体(以下、「[A]重合体」ともいう)
[B]アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有するフッ素原子含有重合体(以下、「[B]重合体」ともいう)、及び
[C]酸解離性基を有する重合体(以下、「[C]重合体」ともいう)
を含有し、[A]重合体、[B]重合体及び[C]重合体は互いに異なる重合体であるフォトレジスト組成物である。
式(2)中、R4は、水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基である。R5は、炭素数1〜20の(n+1)価の炭化水素基である。R6は、単結合、炭素数1〜20の2価の炭化水素基又は炭素数4〜20の2価の複素環基である。R7は、炭素数1〜20の1価の炭化水素基である。Yは、−CO−O−*又は−O−CO−*である。*は、R7に結合する部位を示す。nは1〜3の整数である。但し、nが2以上の場合、複数のR6、R7及びYは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。また、上記R5、R6及びR7の炭化水素基が有する水素原子の一部又は全部は、置換されていてもよい。)
(1)本発明のフォトレジスト組成物を用いて、基板上にレジスト膜を形成する工程、
(2)上記レジスト膜に液浸露光する工程、及び
(3)上記露光されたレジスト膜を現像する工程
を有する。
[A]親水性基を含む構造単位(I)を有するフッ素原子含有重合体、
[B]アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有するフッ素原子含有重合体、及び
[C]酸解離性基を有する重合体
を混合する工程を含む。
式(2)中、R4は、水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基である。R5は、炭素数1〜20の(n+1)価の炭化水素基である。R6は、単結合、炭素数1〜20の2価の炭化水素基又は炭素数4〜20の2価の複素環基である。R7は、炭素数1〜20の1価の炭化水素基である。Yは、−CO−O−*又は−O−CO−*である。*は、R7に結合する部位を示す。nは1〜3の整数である。但し、nが2以上の場合、複数のR6、R7及びYは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。また、上記R5、R6及びR7の炭化水素基が有する水素原子の一部又は全部は、置換されていてもよい。)
当該フォトレジスト組成物は、必須成分として[A]重合体、[B]重合体及び[C]重合体を含有する。また、当該フォトレジスト組成物は、[D]酸発生体、[E]酸拡散制御剤、[F]溶媒を含有していることが好ましく、本発明の効果を損なわない限りその他の任意成分を含有してもよい。以下、各成分について詳述する。
[A]重合体は、親水性基を含む構造単位(I)を有するフッ素原子含有重合体である。当該フォトレジスト組成物において[A]重合体は、親水性基を含む構造単位(I)を有することで、後述する[C]重合体等のフッ素原子含有率の低い他の成分との親和性が高くなる。その結果、当該フォトレジスト組成物は、[C]重合体等のフッ素原子含有率の低い成分を主成分とする層上に、[A]重合体を主成分とする層が積層し、さらにその上に後述するアルカリ解離性基を有する[B]重合体を主成分とする層が積層する構造のレジスト膜を形成することができる。このように[B]重合体をレジスト膜のより表面側に偏在化させることができることで、当該フォトレジスト組成物から形成されるレジスト膜は、アルカリ現像液に対する親和性が高くなるため、現像欠陥の発生を抑制することができる。[A]重合体は、構造単位(I)以外に、[B]重合体の説明において詳述するアルカリ解離性基を含む構造単位(II)、[C]重合体の説明において詳述する酸解離性基を含む構造単位(III)、フッ素原子を含有する構造単位(IV)等を有してもよい。なお、[A]重合体は、各構造単位を1種単独で有していてもよいし、2種以上を有していてもよい。以下、各構造単位について詳述する。
構造単位(I)は、親水性基を含む構造単位である。上記親水性基としては、カルボキシ基及び水酸基が好ましい。また、構造単位(I)は、親水性基を含む構造単位であれば、特に限定されないが、上記式(1)で表される構造単位であることが好ましい。
[A]重合体は、アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有していてもよい。[A]重合体が構造単位(II)をさらに有することで、当該フォトレジスト組成物から形成されるレジスト膜は、アルカリ現像液に対する親和性により優れるため、現像欠陥の発生をさらに抑制することができる。なお、構造単位(II)については、後述する[B]重合体における構造単位(II)の説明を適用することができる。
[A]重合体は、酸解離性基を含む構造単位(III)を有していてもよい。[A]重合体が構造単位(III)をさらに有することで、当該フォトレジスト組成物は感度を向上させることができる。なお、構造単位(III)については、後述する[C]重合体における構造単位(III)の説明を適用することができる。
[A]重合体はフッ素原子を含有する構造単位(IV)を有していてもよい。[A]重合体はフッ素原子含有重合体であるが、[A]重合体が含有するフッ素原子は、[A]重合体が有する構造単位(I)〜(III)が含有していてもよいし、構造単位(IV)を有することにより含有していてもよい。[A]重合体が構造単位(IV)を有することで、当該フォトレジスト組成物は、撥水性を十分満足することができる。
[A]重合体は、例えば所定の各構造単位に対応する単量体を、ラジカル重合開始剤を使用し、適当な溶媒中で重合することにより製造できる。例えば、単量体及びラジカル開始剤を含有する溶液を、反応溶媒又は単量体を含有する溶液に滴下して重合反応させる方法、単量体を含有する溶液と、ラジカル開始剤を含有する溶液とを各別に、反応溶媒又は単量体を含有する溶液に滴下して重合反応させる方法、各々の単量体を含有する複数種の溶液と、ラジカル開始剤を含有する溶液とを各別に、反応溶媒又は単量体を含有する溶液に滴下して重合反応させる方法等の方法で合成することが好ましい。
[B]重合体は、アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有するフッ素原子含有重合体である。当該フォトレジスト組成物は、[B]重合体が構造単位(II)を有するため、アルカリ現像の際には現像液親和性を向上させることができ、現像欠陥を抑制することができる。[B]重合体は、構造単位(II)以外に、酸解離性基を含む構造単位(III)、フッ素原子を含有する構造単位(IV)等を有していてもよい。なお、[B]合体は、構造単位(I)を有さないことが好ましい。[B]重合体は、各構造単位を1種単独で有していてもよいし、2種以上を有していてもよい。以下、各構造単位について詳述する。
構造単位(II)は、アルカリ解離性基を含む構造単位である。構造単位(II)としては、レジストパターン形成方法における現像工程で用いられるアルカリ現像液により解離し、カルボキシ基等の極性基を生じる構造単位であれば特に限定されないが、上記式(2)で表される構造単位であることが好ましい。
[B]重合体は、酸解離性基を含む構造単位(III)を有していてもよい。[B]重合体が構造単位(III)をさらに有することで、当該フォトレジスト組成物は感度を向上させることができる。なお、構造単位(III)については、後述する[C]重合体における構造単位(III)の説明を適用することができる。
[B]重合体は、フッ素原子を含有する構造単位(IV)を有していてもよい。[B]重合体が構造単位(IV)をさらに有することで、当該フォトレジスト組成物から形成されるレジスト膜は、撥水性を向上させることができる。なお、構造単位(IV)については、上述の[A]重合体における構造単位(IV)の説明を適用することができる。
[B]重合体は、例えば所定の各構造単位に対応する単量体を、ラジカル重合開始剤を使用し、適当な溶媒中で重合することにより製造できる。なお、[B]重合体の合成に使用される重合開始剤、溶媒等としては、上記[A]重合体の合成方法において例示したものと同様のものを挙げることができる。
[C]重合体は、当該フォトレジスト組成物が含有する重合体中、通常、50質量%以上を占める。[C]重合体としては、酸解離性基を含む構造単位(III)を有することが好ましい。[C]重合体が上記構造単位(III)を有することで、その酸解離性基が、露光により酸発生剤から発生する酸の作用により解離して、重合体の極性を変化させ、露光部における[C]重合体のアルカリ現像液に対する溶解性を増大させることができる。[C]重合体は、構造単位(III)以外に、ラクトン基、環状カーボネート基及びスルトン基からなる群より選択される少なくとも1種の基を含む構造単位(V)、親水性基を有する構造単位(I)をさらに有することが好ましい。また[C]重合体は、本発明の効果を損なわない限りその他の構造単位を有してもよい。なお、[C]重合体のフッ素原子含有率は、[A]重合体及び[B]重合体よりも低いことが好ましい。[C]重合体は、各構造単位を1種単独で有していてもよいし、2種以上を有していてもよい。以下、各構造単位について詳述する。
構造単位(III)は、酸解離性基を含む構造単位であり、下記式(4)で表される構造単位であることが好ましい。
[C]重合体は、ラクトン基、環状カーボネート基又はスルトン基を含む構造単位(V)を有することが好ましい。[C]重合体が構造単位(V)をさらに有することで、当該フォトレジスト組成物から形成されるレジスト膜は、基板への密着性を向上することができる。ここで、ラクトン基とは、−O−C(O)−で表される構造を含むひとつの環(ラクトン環)を含有する基をいう。また、環状カーボネート基とは、−O−C(O)−O−で表される構造を含むひとつの環(環状カーボネート環)を含有する基をいう。スルトン基とは、−O−SO2−で表される構造を含むひとつの環(スルトン環)を含有する基をいう。なお、ラクトン環、環状カーボネート環又はスルトン環を1つめの環として数え、ラクトン環、環状カーボネート環又はスルトン環のみの場合は単環式基、さらに他の環構造を有する場合は、その構造に関わらず多環式基という。なお、ラクトン基、環状カーボネート基又はスルトン基を含む構造単位のうち、構造単位(I)及び構造単位(II)に含まれるものは、構造単位(V)からは除くものとする。
[C]重合体は、構造単位(I)を有していることが好ましい。[C]重合体が構造単位(I)をさらに有することで、当該フォトレジスト組成物はリソグラフィー性能を向上させることができる。なお、[C]重合体に含まれる構造単位(I)を与える単量体としては、例えば(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシアダマンチル等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
[C]重合体は、例えば所定の各構造単位に対応する単量体を、ラジカル重合開始剤を使用し、適当な溶媒中で重合することにより製造できる。なお、[C]重合体の合成に使用される重合開始剤、溶媒等としては、上記[A]重合体の合成方法において例示したものと同様のものを挙げることができる。
[D]酸発生体は、レジストパターン形成の一工程である露光工程において、マスクを通過した光によって酸を発生する化合物である。当該フォトレジスト組成物における[D]酸発生体の含有形態としては、後述するような化合物の態様(以下、この態様を「[D]酸発生剤」ともいう)でも、重合体の一部として組み込まれた態様でも、これらの両方の態様でもよい。
[E]酸拡散制御体は、露光により[D]酸発生体から生じる酸のレジスト膜中における拡散現象を制御し、未露光部における好ましくない化学反応を抑制する効果を奏する成分である。フォトレジスト組成物が[E]酸拡散制御体を含有することで、得られるフォトレジスト組成物の貯蔵安定性がさらに向上し、またレジストとしての解像性がさらに向上する。また、露光から現像処理までの引き置き時間の変動によるレジストパターンの線幅変化を抑えることができ、プロセス安定性に極めて優れた組成物が得られる。なお、[E]酸拡散制御体の本発明におけるフォトレジスト組成物における含有形態としては、遊離の化合物の形態(以下、適宜「[E]酸拡散制御剤」ともいうこともある)でも、重合体の一部として組み込まれた形態でも、これらの両方の形態でもよい。
当該フォトレジスト組成物は通常[F]溶媒を含有する。[F]溶媒は少なくとも[A]重合体及び[B]重合体、好適成分である[C]重合体、[D]酸発生体及び[E]酸拡散制御剤、並びにその他の任意成分を溶解できれば特に限定されない。[F]溶媒としては、例えばアルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ケトン系溶媒、アミド系溶媒、エステル系溶媒、炭化水素系溶媒及びその混合溶媒等が挙げられる。
メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、i−ペンタノール、2−メチルブタノール、sec−ペンタノール、tert−ペンタノール、3−メトキシブタノール、n−ヘキサノール、2−メチルペンタノール、sec−ヘキサノール、2−エチルブタノール、sec−ヘプタノール、3−ヘプタノール、n−オクタノール、2−エチルヘキサノール、sec−オクタノール、n−ノニルアルコール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、n−デカノール、sec−ウンデシルアルコール、トリメチルノニルアルコール、sec−テトラデシルアルコール、sec−ヘプタデシルアルコール、フルフリルアルコール、フェノール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール、ベンジルアルコール、ジアセトンアルコール等のモノアルコール系溶媒;
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,4−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、2,5−ヘキサンジオール、2,4−ヘプタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール等の多価アルコール系溶媒;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル等の多価アルコール部分エーテル系溶媒等が挙げられる。
n−ペンタン、i−ペンタン、n−ヘキサン、i−ヘキサン、n−ヘプタン、i−ヘプタン、2,2,4−トリメチルペンタン、n−オクタン、i−オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒;
ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、エチルベンゼン、トリメチルベンゼン、メチルエチルベンゼン、n−プロピルベンゼン、i−プロピルベンゼン、ジエチルベンゼン、i−ブチルベンゼン、トリエチルベンゼン、ジ−i−プロピルベンセン、n−アミルナフタレン等の芳香族炭化水素系溶媒等が挙げられる。
当該フォトレジスト組成物は、その他の任意成分として、界面活性剤、脂環式骨格含有化合物、増感剤等を含有できる。なお、上記フォトレジスト組成物は、上記その他の任意成分をそれぞれ1種のみ含有してもよいし、2種以上を含有してもよい。
界面活性剤は、当該パターン形成方法に用いられるフォトレジスト組成物の塗布性、ストリエーション、現像性等を改良する効果を奏する。
脂環式骨格含有化合物は、当該パターン形成方法に用いられるフォトレジスト組成物のドライエッチング耐性、パターン形状、基板との接着性等を改善する効果を奏する。
増感剤は、[D]酸発生体からの酸の生成量を増加する作用を示すものであり、当該パターン形成方法に用いられるフォトレジスト組成物の「みかけの感度」を向上させる効果を奏する。
当該フォトレジスト組成物は、例えば上記[F]溶媒中で[A]重合体、[B]重合体、[C]重合体、[D]酸発生体、[E]酸拡散制御剤及びその他の任意成分を所定の割合で混合することにより調製できる。当該フォトレジスト組成物は通常、その使用に際して、全固形分濃度が1質量%〜30質量%、好ましくは1.5質量%〜25質量%となるように溶媒に溶解した後、例えば孔径0.2μm程度のフィルターでろ過することによって、調製される。
本発明のフォトレジスト組成物を用いたレジストパターンの形成方法について、以下に説明する。
(1)本発明のフォトレジスト組成物を用いて、基板上にレジスト膜を形成する工程(以下、「工程(1)」ともいう)、
(2)上記レジスト膜に液浸露光する工程(以下、「工程(2)」ともいう)、及び
(3)上記露光されたレジスト膜を現像する工程(以下、「工程(3)」ともいう)
を有する。
本工程では、当該フォトレジスト組成物を、回転塗布、流延塗布、ロール塗布等の塗布手段によって、シリコンウエハー、二酸化シリコン、反射防止膜で被覆されたウエハー等の基板上に所定の膜厚となるように塗布して、場合によっては通常70℃〜160℃程度の温度でプレベーク(PB)することにより塗膜中の溶媒を揮発させレジスト膜を形成する。
本工程では、工程(1)で形成されたレジスト膜に水等の液浸媒体を介して、放射線を照射し露光させる。なお、この際所定のパターンを有するマスクを通して放射線を照射する。放射線としては、目的とするパターンの線幅に応じて、可視光線、紫外線、遠紫外線、X線、荷電粒子線、EUV等から適宜選択して照射する。これらのうち、ArFエキシマレーザー光(波長193nm)、KrFエキシマレーザー光(波長248nm)に代表される遠紫外線が好ましく、EUV(極紫外線、波長13.5nm)等のより微細なパターンを形成可能な光源であっても好適に使用できる。次いで、ポストエクスポージャーベーク(PEB)を行うことが好ましい。このPEBにより、[C]重合体等有する酸解離性基の脱離を円滑に進行させることが可能となる。PEBの加熱条件は、フォトレジスト組成物の配合組成によって適宜選定することができるが、通常50℃〜180℃程度である。
本工程は、露光されたレジスト膜を、現像液で現像することによりレジストパターンを形成する工程である。現像後は、水で洗浄し、乾燥することが一般的である。現像液としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン、エチルジメチルアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、ピロール、ピペリジン、コリン、1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−5−ノネン等のアルカリ性化合物の少なくとも1種を溶解したアルカリ水溶液が好ましい。
本発明のフォトレジスト組成物の製造方法は、
[A]親水性基を含む構造単位(I)を有するフッ素原子含有重合体、
[B]アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有するフッ素原子含有重合体、及び
[C]酸解離性基を有する重合体
を混合する工程(以下、「混合工程」ともいう)を含む。
当該フォトレジスト組成物の製造方法が上記[A]重合体、[B]重合体及び[C]重合体を混合する工程を含むことで、当該フォトレジスト組成物の製造方法によれば、液浸露光の際には疎水性を十分確保できつつ、現像工程においてはアルカリ現像液に対する親和性を向上させることができるため、現像欠陥の発生を抑制可能なフォトレジスト組成物を製造することができる。なお、当該フォトレジスト組成物の製造方法において用いられる[A]重合体、[B]重合体及び[C]重合体、並びに必要に応じて用いられる[D]酸発生体、[E]酸拡散制御剤、[F]溶媒及びその他の任意成分については、上述の<フォトレジスト組成物>の項における各成分の説明を適用することができる。
東ソー社製GPCカラム(G2000HXL2本、G3000HXL1本、G4000HXL1本)を用い、流量:1.0mL/分、溶出溶媒:テトラヒドロフラン、カラム温度:40℃の分析条件で、単分散ポリスチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定した。また、分散度(Mw/Mn)はMw及びMnの測定結果より算出した。
13C−NMR分析は、JNM−EX270(日本電子社製)を用いて測定した。
[A]重合体、並びに後述する[B]重合体及び[C]重合体の合成に用いた単量体化合物を以下に示す。
構造単位(I)を与える化合物(M−1)0.16g及び化合物(M−2)0.88g、並びに構造単位(II)を与える化合物(M−3)3.96gを、2−ブタノン10gに溶解し、更に2,2’−アゾビス(2−イソブチロニトリル)0.09gを100mLの三口フラスコに投入した。30分窒素パージした後、反応釜を攪拌しながら80℃に加熱し、過熱開始を重合開始時間として、重合反応を6時間実施した。重合終了後、重合溶液を水冷することにより30℃以下に冷却し、エバポレーターにて重合溶液の質量が12.5gになるまで減圧濃縮した。重合液を、0℃に冷却したn−ヘキサン75gへゆっくり投入し、固形分を析出させた。混合液を濾過し、固形分をn−ヘキサンで洗浄し、得られた粉体を40℃で15時間真空乾燥し、白色の粉体(重合体(A−1))を3.80g(収率76%)得た。得られた重合体(A−1)のMwは9,400であり、Mw/Mnは1.50であり、重合体中の化合物(M−1)、化合物(M−2)及び化合物(M−3)に由来する構造単位の含有率は、9.7:20.2:70.1(モル%)であった。フッ素原子含有率は27.9質量%であった。
表1に示す種類の単量体を、表1に示す配合処方で使用したこと以外は、合成例1と同様の方法によって、重合体(A−2)〜(A−9)を合成した。なお、得られた重合体のMw、Mw/Mn、収率、重合体中の各単量体に由来する構造単位の割合及びフッ素原子含有率の測定結果を表1に合わせて示す。
[合成例10]
構造単位(II)を与える化合物(M−3)4.62g(90モル%)及び構造単位(III)を与える化合物(M−5)0.38g(10モル%)を、2−ブタノン10gに溶解し、更に2,2’−アゾビス(2−イソブチロニトリル)0.08gを100mLの三口フラスコに投入した。30分窒素パージした後、反応釜を攪拌しながら80℃に加熱し、過熱開始を重合開始時間として、重合反応を6時間実施した。重合終了後、重合溶液を水冷することにより30℃以下に冷却し、エバポレーターにて重合溶液の質量が12.5gになるまで減圧濃縮した。重合液を0℃に冷却したn−ヘキサン75gへゆっくり投入し、固形分を析出させた。混合液を濾過し、固形分をn−ヘキサンで洗浄し、得られた粉体を40℃で15時間真空乾燥し、白色の粉体(重合体(B−1))を3.75g(収率75%)得た。得られた重合体(B−1)のMwは9,600であり、Mw/Mnは1.49であり、重合体中の化合物(M−3)及び化合物(M−5)に由来する構造単位の含有率は、88.5:11.5(モル%)であった。フッ素原子含有率は27.4質量%であった。
構造単位(II)を与える化合物(M−4)4.52g(90モル%)及び構造単位(III)を与える(M−5)0.48g(10モル%)を、2−ブタノン10gに溶解し、更に2,2’−アゾビス(2−イソブチロニトリル)0.11gを100mLの三口フラスコに投入した。30分窒素パージした後、反応釜を攪拌しながら80℃に加熱し、過熱開始を重合開始時間として、重合反応を6時間実施した。重合終了後、重合溶液を水冷することにより30℃以下に冷却し、エバポレーターにて重合溶液の質量が12.5gになるまで減圧濃縮した。重合液を0℃に冷却したn−ヘキサン75gへゆっくり投入し、固形分を析出させた。混合液を濾過し、固形分をn−ヘキサンで洗浄し、得られた粉体を40℃で15時間真空乾燥し、白色の粉体(重合体(B−2))を3.8g(収率76%)得た。得られた重合体(B−2)のMwは11,200であり、Mw/Mnは1.51であり、重合体中の化合物(M−4)及び化合物(M−5)に由来する構造単位の含有率は、89.8:10.2(モル%)であった。フッ素原子含有率は14.6質量%であった。
[合成例12]
構造単位(III)を与える化合物(M−6)11.92g及び化合物(M−7)41.07g、構造単位(V)を与える化合物(M−8)15.75g及び化合物(M−10)20.10g、構造単位(I)を与える化合物(M−9)11.16g、並びにジメチル2,2’−アゾビス(2−イソブチロニトリル)3.88gを2−ブタノン200gに溶解した。1,000mLの三口フラスコに2−ブタノン100gを投入し、30分窒素パージした後、反応釜を攪拌しながら80℃に加熱した。そこへ、調製した溶液を4時間かけて滴下し、さらに滴下終了後2時間80℃にて熟成した。重合終了後、重合溶液を水冷することにより30℃以下に冷却した。その重合溶液をエバポレーターにて重合溶液の質量が200gになるまで減圧濃縮した。その後、重合液を1,000gのメタノールへ投入し、再沈操作を行った。析出したスラリーを吸引濾過して濾別し、固形分をメタノールにて3回洗浄した。得られた粉体を60℃で15時間真空乾燥し、白色粉体(重合体(C−1))を88.0g(収率88%)得た。得られた重合体のMwは9,300であり、Mw/Mnは1.60であり、重合体(C−1)中の化合物(M−6)、化合物(M−7)、化合物(M−8)、化合物(M−10)及び化合物(M−9)に由来する構造単位の含有率は、16:26:19:28:11(モル%)であった。フッ素原子含有率は0質量%であった。
以下、実施例及び比較例の調製に用いた各成分の詳細を示す。
D−1:下記式で表される化合物
E−1:下記式で表される化合物
[A]重合体としての重合体(A−1)5質量部、[B]重合体としての重合体(B−1)5質量部、[C]重合体としての重合体(C−1)100質量部、[D]酸発生剤としての(D−1)10質量部、及び[E]拡散制御剤としての(E−1)1.1質量部を溶媒としてのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1,850質量部、シクロヘキサノン790質量部及びγ−ブチロラクトン150質量部に加え溶液とした。この溶液を孔径0.1μmのメンブランフィルターでろ過して、フォトレジスト組成物を調製した。
表2に示す種類、配合量の[A]重合体、[B]重合体及び[C]重合体を使用したこと以外は、実施例1と同様に操作して各フォトレジスト組成物を調製した。
各フォトレジスト組成物を用いて、下記の特性を評価した。評価結果を表2に合わせて示す。
下層反射防止膜(ARC66、日産化学社)を形成した12インチシリコンウェハ上に、各フォトレジスト組成物によって膜厚110nmのレジスト膜を形成し、120度で50秒間SBを行った。次に、このレジスト膜についてArFエキシマレーザー液浸露光装置(NIKON社、NSR S610C)を用い、NA=1.3、ratio=0.800、Dipoleの条件により、ターゲットサイズが幅45nmのラインアンドスペース(1L/1S)のマスクパターンを介して露光した。露光後、95℃で50秒間PEBを行った。その後、クリーントラックACT8(東京エレクトロン社製)の現像装置のGPノズルによって2.38質量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液により10秒間現像し、15秒間純水によりリンスし、2,000rpmで液振り切り乾燥して、ポジ型のレジストパターンを形成した。このとき、幅45nmの1L/1Sを形成する露光量を最適露光量(感度)とした。この最適露光量にてウェハ全面に線幅45nmの1L/1Sを形成し、欠陥検査用ウェハとした。なお、測長には走査型電子顕微鏡(CC−4000、日立ハイテクノロジーズ社)を用いた。その後、欠陥検査用ウェハ上の欠陥数を、KLA2810(KLA−Tencor社)を用いて測定した。更に、KLA2810(KLA−Tencor社)にて測定された欠陥を、レジスト膜由来と判断されるものと外部由来の異物とに分類した。分類後、レジスト膜由来と判断される欠陥数の合計が100個/wafer未満であった場合「良好(A)」とし、100個/wafer以上500個/wafer以下であった場合は「やや良好(B)」、500個/waferを超える場合は「不良(C)」とした。
Claims (11)
- [A]親水性基を含む構造単位(I)を有するフッ素原子含有重合体、
[B]アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有するフッ素原子含有重合体、及び
[C]酸解離性基を有する重合体
を含有し、[A]重合体、[B]重合体及び[C]重合体は互いに異なる重合体であるフォトレジスト組成物。 - 上記構造単位(I)が下記式(1)で表され、上記構造単位(II)が下記式(2)で表される請求項1に記載のフォトレジスト組成物。
式(2)中、R4は、水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基である。R5は、炭素数1〜20の(n+1)価の炭化水素基である。R6は、単結合、炭素数1〜20の2価の炭化水素基又は炭素数4〜20の2価の複素環基である。R7は、炭素数1〜20の1価の炭化水素基である。Yは、−CO−O−*又は−O−CO−*である。*は、R7に結合する部位を示す。nは1〜3の整数である。但し、nが2以上の場合、複数のR6、R7及びYは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。また、R5、R6及びR7の炭化水素基が有する水素原子の一部又は全部は、置換されていてもよい。) - [B]重合体に対する[A]重合体の質量比が、0.2以上2.0以下である請求項1又は請求項2に記載のフォトレジスト組成物。
- 全重合体に対する[C]重合体の含有割合が、50質量%以上である請求項1、請求項2又は請求項3に記載のフォトレジスト組成物。
- [C]重合体100質量部に対する[A]重合体の量が、0.1質量部以上10質量部以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフォトレジスト組成物。
- (1)請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフォトレジスト組成物を用いて、基板上にレジスト膜を形成する工程、
(2)上記レジスト膜に液浸露光する工程、及び
(3)上記露光されたレジスト膜を現像する工程
を有するレジストパターン形成方法。 - [A]親水性基を含む構造単位(I)を有するフッ素原子含有重合体、
[B]アルカリ解離性基を含む構造単位(II)を有するフッ素原子含有重合体、及び
[C]酸解離性基を有する重合体
を混合する工程を含むフォトレジスト組成物の製造方法。 - 上記構造単位(I)が下記式(1)で表され、上記構造単位(II)が下記式(2)で表される請求項7に記載のフォトレジスト組成物の製造方法。
式(2)中、R4は、水素原子、フッ素原子、メチル基又はトリフルオロメチル基である。R5は、炭素数1〜20の(n+1)価の炭化水素基である。R6は、単結合、炭素数1〜20の2価の炭化水素基又は炭素数4〜20の2価の複素環基である。R7は、炭素数1〜20の1価の炭化水素基である。Yは、−CO−O−*又は−O−CO−*である。*は、R7に結合する部位を示す。nは1〜3の整数である。但し、nが2以上の場合、複数のR6、R7及びYは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。また、R5、R6及びR7の炭化水素基が有する水素原子の一部又は全部は、置換されていてもよい。) - [B]重合体に対する[A]重合体の質量比が、0.2以上2.0以下である請求項7又は請求項8に記載のフォトレジスト組成物の製造方法。
- 全重合体に対する[C]重合体の含有割合が、50質量%以上である請求項7、請求項8又は請求項9に記載のフォトレジスト組成物の製造方法。
- [C]重合体100質量部に対する[A]重合体の量が、0.1質量部以上10質量部以下である請求項7から請求項10のいずれか1項に記載のフォトレジスト組成物の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012176397A JP2013083935A (ja) | 2011-09-28 | 2012-08-08 | フォトレジスト組成物及びその製造方法、並びにレジストパターン形成方法 |
US13/628,115 US20130078571A1 (en) | 2011-09-28 | 2012-09-27 | Photoresist composition, method for producing photoresist composition, and method for forming resist pattern |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011213093 | 2011-09-28 | ||
JP2011213093 | 2011-09-28 | ||
JP2012176397A JP2013083935A (ja) | 2011-09-28 | 2012-08-08 | フォトレジスト組成物及びその製造方法、並びにレジストパターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013083935A true JP2013083935A (ja) | 2013-05-09 |
Family
ID=47911638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012176397A Pending JP2013083935A (ja) | 2011-09-28 | 2012-08-08 | フォトレジスト組成物及びその製造方法、並びにレジストパターン形成方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130078571A1 (ja) |
JP (1) | JP2013083935A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013097274A (ja) * | 2011-11-02 | 2013-05-20 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | レジスト組成物、レジストパターン形成方法及び高分子化合物 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11340528B2 (en) * | 2019-12-11 | 2022-05-24 | Jsr Corporation | Production method of composition for resist top coat layer, method of forming resist pattern, production method of fluorine-containing resin, and method of improving water repellency of resist top coat layer |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007876A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Jsr Corp | 感放射線性樹脂組成物及びレジストパターン形成方法 |
JP2011102975A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-05-26 | Fujifilm Corp | 感活性光線性または感放射線性樹脂組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 |
JP2011118318A (ja) * | 2008-12-12 | 2011-06-16 | Fujifilm Corp | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、及びそれを用いたパターン形成方法 |
JP2011118335A (ja) * | 2009-03-31 | 2011-06-16 | Fujifilm Corp | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに該組成物を用いたレジスト膜及びパターン形成方法 |
JP2011180393A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Fujifilm Corp | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、これを用いたレジスト膜及びパターン形成方法 |
US20110223536A1 (en) * | 2010-03-12 | 2011-09-15 | Fujifilm Corporation | Actinic ray-sensitive or radiation-sensitive resin composition, and resist film and pattern forming method using the same |
JP2012093733A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-05-17 | Fujifilm Corp | レジスト組成物、並びに、それを用いたレジスト膜及びパターン形成方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101524571B1 (ko) * | 2007-08-10 | 2015-06-01 | 후지필름 가부시키가이샤 | 포지티브형 레지스트 조성물, 그 조성물을 사용한 패턴 형성 방법 및 그 조성물에 사용되는 화합물 |
JP5445454B2 (ja) * | 2008-07-15 | 2014-03-19 | Jsr株式会社 | ポジ型感放射線性組成物及びレジストパターン形成方法 |
JP5386236B2 (ja) * | 2009-06-01 | 2014-01-15 | 東京応化工業株式会社 | ポジ型レジスト組成物及びレジストパターン形成方法 |
WO2011034176A1 (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | Jsr株式会社 | 感放射線性樹脂組成物、レジストパターン形成方法、重合体及び重合性化合物 |
JP2013068646A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | レジスト組成物、レジストパターン形成方法 |
-
2012
- 2012-08-08 JP JP2012176397A patent/JP2013083935A/ja active Pending
- 2012-09-27 US US13/628,115 patent/US20130078571A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011118318A (ja) * | 2008-12-12 | 2011-06-16 | Fujifilm Corp | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、及びそれを用いたパターン形成方法 |
JP2011118335A (ja) * | 2009-03-31 | 2011-06-16 | Fujifilm Corp | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに該組成物を用いたレジスト膜及びパターン形成方法 |
JP2011007876A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Jsr Corp | 感放射線性樹脂組成物及びレジストパターン形成方法 |
JP2011102975A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-05-26 | Fujifilm Corp | 感活性光線性または感放射線性樹脂組成物及び該組成物を用いたパターン形成方法 |
JP2011180393A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Fujifilm Corp | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、これを用いたレジスト膜及びパターン形成方法 |
US20110223536A1 (en) * | 2010-03-12 | 2011-09-15 | Fujifilm Corporation | Actinic ray-sensitive or radiation-sensitive resin composition, and resist film and pattern forming method using the same |
JP2012093733A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-05-17 | Fujifilm Corp | レジスト組成物、並びに、それを用いたレジスト膜及びパターン形成方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013097274A (ja) * | 2011-11-02 | 2013-05-20 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | レジスト組成物、レジストパターン形成方法及び高分子化合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20130078571A1 (en) | 2013-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5742563B2 (ja) | フォトレジスト組成物及びレジストパターン形成方法 | |
KR101194479B1 (ko) | 레지스트 패턴 형성용 감방사선성 수지 조성물 | |
KR102010092B1 (ko) | 포토레지스트 조성물 및 레지스트 패턴 형성 방법 | |
WO2012053527A1 (ja) | パターン形成方法及び感放射線性組成物 | |
WO2013140969A1 (ja) | フォトレジスト組成物、化合物及びその製造方法 | |
JP2016085382A (ja) | レジストパターン形成方法及び感放射線性樹脂組成物 | |
WO2012157433A1 (ja) | ダブルパターン形成方法 | |
WO2012105417A1 (ja) | フォトレジスト組成物 | |
WO2012114963A1 (ja) | ネガ型パターン形成方法及びフォトレジスト組成物 | |
KR20140007827A (ko) | 레지스트 패턴 형성 방법 및 감방사선성 수지 조성물 | |
JP5879719B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物及びパターン形成方法 | |
JP6540293B2 (ja) | レジストパターン微細化組成物及び微細パターン形成方法 | |
JP5812006B2 (ja) | 感放射線性樹脂組成物及びパターン形成方法 | |
JP6060967B2 (ja) | フォトレジスト組成物及びレジストパターン形成方法 | |
JP2013068675A (ja) | フォトレジスト組成物及びネガ型パターン形成方法 | |
JP2013083935A (ja) | フォトレジスト組成物及びその製造方法、並びにレジストパターン形成方法 | |
JP6180937B2 (ja) | フォトレジスト組成物及びレジストパターン形成方法 | |
JP5772432B2 (ja) | フォトレジスト組成物、レジストパターン形成方法及び重合体 | |
WO2012077433A1 (ja) | パターン形成方法及び感放射線性樹脂組成物 | |
JP2013130735A (ja) | ネガ型のレジストパターン形成方法及びフォトレジスト組成物 | |
JP2012242813A (ja) | 感放射線性樹脂組成物及びレジストパターン形成方法 | |
JP5900117B2 (ja) | フォトレジスト組成物及びレジストパターン形成方法 | |
JP2013083973A (ja) | フォトレジスト組成物及びレジストパターン形成方法 | |
JP2015099311A (ja) | ネガ型レジストパターン形成方法 | |
JP2013075963A (ja) | 化合物、重合体及びフォトレジスト組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150915 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150916 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160322 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161025 |