JP2013079676A - デュアルクラッチ式変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチ点の学習機会が少ない側のクラッチにおいても、タッチ点の精度を低下させずに良好な継合動作性能を維持できるデュアルクラッチ式変速機を提供する。
【解決手段】第1及び第2摩擦クラッチと、第1摩擦クラッチにより駆動源に継断可能に回転連結される第1変速機構と、第2摩擦クラッチにより駆動源に継断可能に回転連結される第2変速機構と、制御部とを備え、前記制御部は、クラッチの継合動作を制御するときにタッチストローク量(St11〜St18、St21、St24)を学習する手段と、2つのクラッチが継合動作で為した仕事量をそれぞれ積算して第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2を求める手段と、一方のクラッチで所定期間にわたり学習が行われなかったとき(時刻t4〜t8)に第1及び第2積算仕事量J1、J2に基づいて前記一方のクラッチのタッチストローク量St28を推定するタッチ点推定手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、継合状態と切断状態とを独立して切り替え可能である2つの摩擦クラッチを備えたデュアルクラッチ式変速機に関し、より詳細には、クラッチの摩擦材の摩耗によって変化するタッチストローク量を学習するタッチ点学習手段の高精度化に関する。
車両に搭載される変速機の一種に、2つのクラッチと、各クラッチによりエンジンに継断される2つの入力軸と、各入力軸と出力軸との間にそれぞれ設けられる変速機構と、を備えたデュアルクラッチ式変速機がある。デュアルクラッチ式変速機には、2つのクラッチで架け替え動作を行うことにより伝達トルクが途切れないようにして速やかな変速動作を行えるという利点がある。各クラッチには、例えば、摩擦材を有するプレートをクラッチアクチュエータで駆動する摩擦クラッチを用いることができる。変速機構は、通常4〜7段程度の変速段で構成され、周知の同期装置によりいずれかの変速段を選択的に噛合結合することができる。そして、クラッチアクチュエータ及び同期装置を電子制御装置(ECU)で制御し、全体として同期噛合式自動変速機を構成するのが一般的である。
また、デュアルクラッチ式変速機に限らず摩擦クラッチでは、摩擦材の摩耗の影響を低減して良好な継断動作性能を維持するために、タッチ点学習手段を有する場合がある。タッチ点学習手段は、或る継合動作において摩擦クラッチが継合し始めてトルクの伝達が可能となるタッチ点に至るまでのタッチストローク量を学習し、次回以降の継合動作時の制御に反映する。この種のタッチ点学習手段の一技術例が特許文献1に開示されている。特許文献1の車両の制御装置は、予め定められた学習開始条件が成立した場合にクラッチ機構の係合が開始される係合開始位置(タッチ点)を学習する。さらに、請求項5には、学習開始条件として、クラッチ機構が開放された状態で駆動側が回転し、従動側が回転しておらずかつ変速機がニュートラル状態である条件が開示されている。
特開2009−222126号公報
ところで、特許文献1の学習開始条件は、一般的には負荷停止状態からの継合動作で成立し、車載の変速機では車両発進時に成立する。したがって、車載のデュアルクラッチ式変速機にタッチ点学習手段を設けると、車両発進時に継合動作させる側のクラッチ、すなわち第1速変速段を継断するクラッチでは頻繁に学習を行えるが、他側のクラッチでは学習機会が少なくなる。これにより、他側のクラッチにおいて長期間にわたりタッチ点を学習することができず、精度が低下して実際との乖離が生じやすくなる。そして、この乖離により他側のクラッチにおける継合動作にばらつきを生じたり、ドライバのフィーリングが低下したりする。
本発明は上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、タッチ点の学習機会が少ない側のクラッチにおいても、タッチ点の精度を低下させずに良好な継合動作性能を維持できるデュアルクラッチ式変速機を提供することを解決すべき課題とする。
本発明のデュアルクラッチ式変速機は、駆動源に回転連結された駆動側プレート、前記駆動側プレートに対向して配設され前記駆動側プレートに対向する面に摩擦材を有する従動側プレート、前記従動側プレートを押動して前記摩擦材を前記駆動側プレートに摺動させるプレッシャプレート、前記プレッシャプレートを駆動するアクチュエータ、及び前記プレッシャプレートが移動するストローク量を検出するストローク検出手段をそれぞれ有し、前記駆動源に回転連結された継合状態と前記駆動源から切断された切断状態とを独立して切り替え可能である第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチと、前記第1摩擦クラッチにより前記駆動源に継断可能に回転連結され、かつ複数の変速段の1つを選択可能とする第1変速機構と、前記第2摩擦クラッチにより前記駆動源に継断可能に回転連結され、かつ複数の変速段の1つを選択可能とする第2変速機構と、前記第1摩擦クラッチ、前記第2摩擦クラッチ、前記第1変速機構、及び前記第2変速機構を制御する制御部と、を備えるデュアルクラッチ式変速機であって、前記制御部は、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの前記切断状態から前記継合状態への継合動作を制御するときに、前記従動側プレートの前記摩擦材が前記駆動側プレートに接するタッチ点に到達するまでに前記プレッシャプレートが移動するタッチストローク量を学習するタッチ点学習手段と、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチが継合動作で為した仕事量をそれぞれ積算して第1積算仕事量及び第2積算仕事量を求める仕事量積算手段と、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの一方で所定期間にわたり前記タッチストローク量の学習が行われなかったときに、前記第1積算仕事量及び前記第2積算仕事量に基づいて前記一方のタッチストローク量を推定するタッチ点推定手段と、を有する。
さらに、前記タッチ点学習手段は、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの前記従動側プレートがともに回転していない負荷停止状態からの継合動作のときに前記タッチストローク量を学習することが好ましい。
さらに、前記タッチ点推定手段は、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチのタッチストローク量の増加分がそれぞれ、前記第1積算仕事量及び前記第2積算仕事量の増加分に比例すると見なし、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの一方で前記所定期間にわたり前記タッチストローク量の学習が行われなかったときに、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの他方で得られたタッチストローク量の増加分に前記第1積算仕事量の増加分と前記第2積算仕事量の増加分との比率を乗算して前記一方のタッチストローク量の増加分を推定することが好ましい。
また、前記所定期間は、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの他方の連続学習回数、前記第1積算仕事量及び前記第2積算仕事量の規定値、走行時間の規定値、及び走行距離の規定値のどれかによって規定されることが好ましい。
本発明のデュアルクラッチ式変速機では、タッチ点推定手段は、第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチの一方で所定期間にわたりタッチストローク量の学習が行われなかったときに、第1積算仕事量及び第2積算仕事量に基づいて一方のタッチストローク量を推定する。このため、所定期間にわたりタッチ点を学習する機会が無い場合にもタッチ点を推定でき、タッチ点の精度を低下させずに良好な継合動作性能を維持できる。
さらに、タッチ点学習手段が負荷停止状態からの継合動作のときにタッチストローク量を学習する態様では、負荷始動時に用いられる機会が少ない側のクラッチでタッチ点を推定できるので、タッチ点の精度を低下させずに良好な継合動作性能を維持できる。特に、車載のデュアルクラッチ式変速機では、第1速で継合動作しない側のクラッチで学習機会が少なくなるが、タッチ点を推定して良好な継合動作性能を維持できる。
さらに、第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチのタッチストローク量の増加分がそれぞれ第1積算仕事量及び第2積算仕事量の増加分に比例すると見なす態様では、同じ環境条件で使用する2つの摩擦クラッチで互いに補うようにしてタッチ点を推定する。つまり、一方のクラッチで学習によって求めた確実性の高いタッチストローク量の増加分を基にして、摩耗の発生原因となる積分仕事量の増加分の大小関係を考慮して他方のクラッチのタッチ点を推定する。したがって、推定精度が極めて高くなり、良好な継合動作性能を確実に維持できる。
また、所定期間を、第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチの他方の連続学習回数、第1積算仕事量及び第2積算仕事量の規定値、走行時間の規定値、及び走行距離の規定値のどれかによって規定した態様では、所望する好ましい時期にタッチ点を推定して、推定精度を維持できる。
本発明の実施形態のデュアルクラッチ式変速機を示すスケルトン図である。 第1及び第2摩擦クラッチの動作特性を模式的に説明する図である。 実施形態のデュアルクラッチ式変速機の動作を例示説明する図である。
本発明を実施するための実施形態を、図1〜図3を参考にして説明する。図1は、本発明の実施形態のデュアルクラッチ式変速機1を示すスケルトン図である。デュアルクラッチ式変速機1は、車両に搭載されており、前進5速後進1速の変速段のうちのひとつを選択し、エンジン91の出力トルクをデファレンシャル装置93へ継断可能に伝達する装置である。デュアルクラッチ式変速機1は、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22、第1入力軸31、第2入力軸32、出力軸4、第1変速機構5、第2変速機構6、及び制御部7などにより構成されている。
第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22は、動力源であるエンジン91の出力軸92に回転連結された継合状態とエンジン91から切断された切断状態とを独立して切り替える部位である。第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22には、第1クラッチアクチュエータ23及び第2クラッチアクチュエータ24によってそれぞれ駆動される摩擦クラッチを用いることができる。また、クラッチアクチュエータ23、24としてサーボモータや油圧駆動機構などを用いることができる。第1及び第2摩擦クラッチ21、22は、制御部7からの指令で第1及び第2クラッチアクチュエータ23、24がそれぞれ動作して摩擦継合力が調整され、伝達されるそれぞれのクラッチトルクTc1、Tc2が独立して制御されるようになっている。
詳細な説明は省略するが、第1摩擦クラッチ21と第2摩擦クラッチ22は類似した構造を有しており、動作特性も類似している。図2は、第1及び第2摩擦クラッチ21、22の動作特性を模式的に説明する図である。図2で、横軸は第1及び第2クラッチアクチュエータ23、24によって駆動されるクラッチ内部のストローク量S、縦軸は伝達可能なトルクTであり、初期特性が実線で示され、摩耗したときの特性が破線で示されている。
図2中の初期特性では、ストローク量SがSaでタッチ点に到達して伝達可能なトルクTが発生し、以降はストローク量Sの増加につれて略一定の傾きでトルクTも増加する。ストローク量SがScまで増加するとトルクTは最大伝達トルクTmaxで飽和する。一方、摩耗したときの特性では、ストローク量Sが初期特性のSaよりも大きなSbでタッチ点に到達して伝達可能なトルクTが発生し、以降はストローク量Sの増加につれて初期特性と同程度の一定の傾きでトルクTも増加する。ストローク量Sが初期特性のScよりも大きなSdまで増加するとトルクTは最大伝達トルクTmaxで飽和する。初期および摩耗時にタッチ点に到達するまでのストローク量Sa、Sbがそれぞれタッチストローク量である。
図示されるように初期特性と摩耗時の特性とは同じ傾きで概ね平行しており、摩耗時のストローク量Sの増加分ΔSはクラッチ内部の摩耗量に相当する。ストローク量Sの増加分ΔSは、タッチストローク量Stの増加分ΔStに概ね一致し、図の例ではストローク量Sの増加分ΔS=ΔSt=Sa―Sbで求めることができる。ストローク量Sの増加分ΔSを正確に把握して破線に示されるように動作特性を補正することは、良好な継合動作性能を維持するために極めて重要である。ここで、ストローク量Sの増加分ΔSやタッチストローク量Stの増加分ΔStは、継合動作で為した仕事量の積算値に概ね比例すると見なすことができる。仕事量の積算値とクラッチ内部の摩耗量との関係を表す摩耗特性も、第1及び第2摩擦クラッチ21、22で類似している。
図1に戻り、第1入力軸31は、第1摩擦クラッチ21によりエンジン91に継断可能に回転連結される軸部材である。また、第2入力軸32は、第2摩擦クラッチ22によりエンジン91に継断可能に回転連結される軸部材である。第1入力軸31は棒状とされ、第2入力軸32は筒状とされて、同軸内外に配置されている。第1入力軸31の図中右端は第1摩擦クラッチ21の出力側部材に連結され、図中左端は第2入力軸32を通り抜けて突き出し、ボールベアリング36に軸支されている。第2入力軸32の図中右端は第2摩擦クラッチ22の出力側部材に連結され、中央部はボールベアリング37に軸支されている。
出力軸4は、図略の駆動輪に回転連結された軸部材であり、第1入力軸31及び第2入力軸32の図中下側に平行に配置されている。出力軸4は、その両端をテーパードローラーベアリング46、47により軸支されている。出力軸4の一方のテーパードローラーベアリング46に近接して出力ギヤ48が固定して設けられ、出力ギヤ48はデファレンシャル装置93に噛合している。したがって、出力軸4は、デファレンシャル装置93を介して駆動輪にトルクを伝達出力するようになっている。
第1変速機構5は、第1入力軸31と出力軸4との間に設けられて、第1速、第3速、及び第5速の奇数速変速段を構成するとともに1組を選択的に噛合結合可能とする3組の歯車組51、53、55を有する機構である。詳述すると、第1入力軸31の図中左側から順番に、第1速駆動ギヤ51Aが固設され、第3速駆動ギヤ53Aが遊転可能に設けられ、第5速駆動ギヤ55Aが遊転可能に設けられている。一方、出力軸4の対向する箇所には第1速従動ギヤ51Pが遊転可能に設けられ、第3速従動ギヤ53Pが固設され、第5速従動ギヤ55Pが固設されている。
第1速駆動ギヤ51A及び第1速従動ギヤ51Pは常時噛合しており、第1速変速段を構成する第1速歯車組51となっている。第1速用シンクロメッシュ機構81(同期装置)のスリーブS1により第1速従動ギヤ51Pが出力軸4に対して回転連結されると、第1速歯車組51は噛合結合してトルクの伝達が可能となる。同様に、第3速駆動ギヤ53A及び第3速従動ギヤ53Pは常時噛合しており、第3速変速段を構成する第3速歯車組53となっている。第3−5速用シンクロメッシュ機構82のスリーブS35により第3速駆動ギヤ53Aが第1入力軸31に対して回転連結されると、第3速歯車組53は噛合結合してトルクの伝達が可能となる。さらに、第5速駆動ギヤ55A及び第5速従動ギヤ55Pは常時噛合しており、第5速変速段を構成する第5速歯車組55となっている。第3−5速用シンクロメッシュ機構82のスリーブS35により第5速駆動ギヤ55Aが第1入力軸31に対して回転連結されると、第5速歯車組55は噛合結合してトルクの伝達が可能となる。第1速歯車組51、第3速歯車組53、及び第5速歯車組55は、図略のインターロック機構によりいずれか1組のみが選択的に噛合結合されるようになっている。
第2変速機構6は、第2入力軸32と出力軸4との間に設けられて、第2速及び第4速の偶数速変速段を構成するとともに1組を選択的に噛合結合可能とする2組の歯車組62、64を有する機構である。詳述すると、第2入力軸32の図中左側から順番に、第4速駆動ギヤ64及び第2速駆動ギヤ62Aが固設されている。一方、出力軸4の対向する箇所には第4速従動ギヤ64P及び第2速従動ギヤ62Pが遊転可能に設けられている。
第4速駆動ギヤ64A及び第4速従動ギヤ64Pは常時噛合しており、第4速変速段を構成する第4速歯車組64となっている。第2−4速用シンクロメッシュ機構83のスリーブS24により第4速従動ギヤ64Pが出力軸4に対して回転連結されると、第4速歯車組64は噛合結合してトルクの伝達が可能となる。同様に、第2速駆動ギヤ62A及び第2速従動ギヤ62Pは常時噛合しており、第2速変速段を構成する第2速歯車組62となっている。第2−4速用シンクロメッシュ機構83のスリーブS24により第2速従動ギヤ62Pが出力軸4に対して回転連結されると、第2速歯車組62は噛合結合してトルクの伝達が可能となる。第4速歯車組64及び第2速歯車組62は、どちらか1組のみが選択的に噛合結合されるようになっている。
なお、図には省略されているが、後進変速段には従来の歯車組の構成を適宜用いることができる。
制御部7は、第1摩擦クラッチ21、第2摩擦クラッチ22、第1変速機構5、及び第2変速機構6を制御する部位である。すなわち、制御部7は、エンジン91の動作状態や車速などの各種情報を取得し、第1及び第2クラッチアクチュエータ23、24と、3つのシンクロメッシュ機構81、82、83とを関連付けて制御する。制御部7は、マイコンを内蔵してソフトウェアで動作する電子制御装置(ECU)を用いて構成することができる。また、制御部7は、複数の電子制御装置(ECU)が連携して協調制御を行うようにして構成することもできる。制御部7は、タッチ点学習手段71、仕事量積算手段72、及びタッチ点推定手段73を有しており、以下に詳述する。
タッチ点学習手段71は、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の従動側プレートがともに回転していない停車状態からの発進動作のときに、トルク伝達が開始されるタッチ点のタッチストローク量Stを学習する手段である。タッチ点学習手段71は、各種情報としてエンジン91の出力回転数Ne、第1入力軸31の回転数N1、及び第2入力軸32の回転数N2を取得するとともに、第1及び第2クラッチアクチュエータ23、24の動作を把握している。そして、これらの回転数Ne、N1,N2の時間的変化の様子から前述のタッチ点を検出し、また、このときの第1及び第2クラッチアクチュエータ23、24の動作量を参照してタッチストローク量St1、St2を学習する。なお、学習の具体的手法としては、公知の各種手法を用いることができる。
タッチ点学習手段71は車両発進時に学習を行うので、発進時に多用する第1速で継合動作する第1摩擦クラッチ21では頻繁に学習を行えるが、第2摩擦クラッチ22では学習機会が少なくなる。したがって、従来技術によると、第2摩擦クラッチ22において長期間にわたりタッチ点を学習することができず、精度が低下して実際との乖離が生じやすくなり、継合動作にばらつきを生じたり、ドライバのフィーリングが低下したりしがちであった。
仕事量積算手段72は、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22が継合動作で為した仕事量をそれぞれ積算して第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2を求める手段である。つまり、仕事量積算手段72は、発進時を含む毎回の変速段の切り替え動作時に第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22が為した仕事量を求めて、逐次第1積算仕事量J1または第2積算仕事量J2に加算してゆく。一般的に、摩擦クラッチが毎回の継合動作で為した仕事量は、伝達しているトルクと入出力間の回転数差との積を継合時間にわたり積分して求めることができる。しかしながら、トルクを実測することは難しく積分演算も煩雑であるので、本実施形態では一覧表形式の仕事量マップを用いて毎回の仕事量を求める。
仕事量マップとしては、例えば、前述の回転数差及びエンジン91のスロットル開度をパラメータとする二次元の一覧表を用いる。スロットル開度はエンジン91の出力の大小を支配するパラメータであり、トルクTをパラメータとすることに相当する。これにより、仕事量積算手段72は、各種情報としてエンジン91の出力回転数Ne、第1入力軸31の回転数N1、第2入力軸32の回転数N2、及びエンジン91のスロットル開度を取得し、第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2を求めることができる。なお、毎回の継合動作で為した仕事量を求める手法は上述に限定されず、別の手法を用いてもよい。
タッチ点推定手段73は、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の一方で所定期間にわたりタッチストローク量の学習が行われなかったときに、第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2に基づいて一方のタッチストローク量を推定する手段である。所定期間は、本実施形態では第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の他方の連続学習回数によって規定され、具体的には4回の連続学習によって規定されている。タッチ点推定手段73は、第1及び第2摩擦クラッチ21、22の学習回数n1、n2をカウントアップするために、図略の第1及び第2学習回数カウンタを有している。
なお、所定期間の規定方法は上述した他方の連続学習回数に限定されず、第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2の規定値、走行時間の規定値、及び走行距離の規定値のどれかによって規定されるようにしてもよい。これにより、所望する好ましい時期にタッチ点を推定することができる。
また、タッチ点推定手段73は、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22のタッチストローク量の増加分ΔSt1、ΔSt2がそれぞれ、第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2の増加分ΔJ1、ΔJ2に比例すると見なす。そして、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の一方で所定期間にわたりタッチストローク量の学習が行われなかったときに、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の他方で得られたタッチストローク量の増加分に第1積算仕事量J1の増加分ΔJ1と前記第2積算仕事量J2の増加分ΔJ2との比率を乗算して一方のタッチストローク量の増加分を推定する。
例えば、タッチ点学習手段71が第1摩擦クラッチ21で4回の連続学習を実施する間に第2摩擦クラッチ22での学習が行われなかったときに、タッチ点推定手段73は次の推定式1を用いて第2摩擦クラッチ22のタッチストローク量St2の増加分ΔSt2を推定する。
ΔSt2=ΔSt1×(ΔJ2/ΔJ1)……………推定式1
ここで、各タッチストローク量Stの増加分ΔSt1、ΔSt2及び各積算仕事量の増加分ΔJ1、ΔJ2を求める際に、それぞれの最新値から過去値を減算する。過去値の取得時期は、第1摩擦クラッチ21と第2摩擦クラッチ22とで異なっていてもよい。
次に、上述のように構成された実施形態のデュアルクラッチ式変速機1の動作について説明する。図3は、実施形態のデュアルクラッチ式変速機1の動作を例示説明する図である。図中の3つのグラフは上から順番に積算仕事量J、タッチストローク量St、及び学習回数nであり、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22の諸量が示されており、横軸は共通の走行時間tである。
図3の時刻t1で第1速による発進が行われている。このとき、タッチ点学習手段71は第1摩擦クラッチ21のタッチストローク量St11(図中の○印)を学習し、仕事量積算手段72が第1摩擦クラッチ21の第1積算仕事量J11を求め、タッチ点推定手段73が第1摩擦クラッチ21の学習回数n1をカウントアップする。また、時刻t1よりごくわずかに遅れて第2速による発進が行われている。このとき、タッチ点学習手段71は第2摩擦クラッチ22のタッチストローク量St21(図中の△印)を学習し、仕事量積算手段72が第2摩擦クラッチ22の第2積算仕事量J21を求め、タッチ点推定手段73が第2摩擦クラッチ22の学習回数n2をカウントアップする。
次いで、時刻t2で第1速による発進が行われ、タッチストローク量St12が求められ、学習回数n1がカウントアップされる。同様に、時刻t3で第1速による発進が行われ、タッチストローク量St13が求められ、学習回数n1がさらにカウントアップされる。第1摩擦クラッチ21のタッチストローク量St11、St12、St13は、わずかずつ増加している。次に、時刻t4で第2速による発進が行われ、タッチストローク量St24が求められ、学習回数n2がカウントアップされる。第2摩擦クラッチ21のタッチストローク量St24は、前回値St21からわずかに増加している。
また、時刻t1〜t4の間、仕事量積算手段72は、発進時に加えて走行途中の変速段の切り替え動作時に第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22が為した仕事量を求め、逐次第1積算仕事量J1または第2積算仕事量J2に加算してゆく。時刻t4以降も毎回の変速段の切り替え動作時に同じ演算を行う。したがって、第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2は、わずかずつ増加してゆく。
次いで、時刻t5、t6、t7でそれぞれ第1速による発進が行われ、タッチストローク量St15、St16、St17が求められ、それぞれ学習回数n1がカウントアップされる。次に、時刻t8で第1速による発進が行われ、タッチストローク量St18が求められ、学習回数n1がカウントアップされる。このとき、タッチ点推定手段73は、第1摩擦クラッチ21で4回の連続学習を実施する間に第2摩擦クラッチ22でタッチストローク量の学習が行われなかったことから、推定式1を用いて第2摩擦クラッチ22のタッチストローク量Stの増加分ΔSt2を推定する。
ここで、タッチストローク量Stの増加分ΔSt1、ΔSt2及び積算仕事量Jの増加分ΔJ1、ΔJ2を求める際に、それぞれの最新値は時刻t8における値St18、St28(未知量)、J18、J28を採用し、第1摩擦クラッチ21の過去値は時刻t5における値St15、J15を採用し、第2摩擦クラッチ22の過去値は時刻t4における値St24、J24を採用する。すると、各増加分ΔSt1、ΔSt2、ΔJ1、ΔJ2は、次の4つの式で示される。
ΔSt1=St18−St15
ΔSt2=St28−St24
ΔJ1=J18−J15
ΔJ2=J28−J24
このうち、第2摩擦クラッチ22の時刻t8におけるタッチストローク量St28以外は既知量である。したがって、推定式1を用いることで増加分ΔSt2を求め、最終的にタッチストローク量St28を求めることができる。タッチストローク量St28は、タッチ点学習手段71の学習機能によらず、タッチ点推定手段73の推定機能によって得た量である。第2摩擦クラッチ22のタッチストローク量St28、図2で説明した補正に反映され、補正後の動作特性が時刻t8以降の継合動作の制御に用いられる。
なお、過去値の取得時期は上述の例に限定されず、例えば、第1及び第2摩擦クラッチ21,22で共通な時刻t1における値St11、St21、J11、J21を採用してもよい。また、仮に第2摩擦クラッチ22で4回の連続学習を実施する間に第1摩擦クラッチ21でタッチストローク量の学習が行われなかったときには、同様の方法で第1摩擦クラッチ21のタッチストローク量Stの増加分ΔSt1を推定する。
実施形態のデュアルクラッチ式変速機1によれば、第1速で継合動作しない第2摩擦クラッチ22においてタッチ点学習手段71による学習機会が所定期間にわたり無い場合に、タッチ点推定手段73によりタッチ点を推定してタッチストローク量St2の増加分ΔSt2を求めるので、タッチ点の精度を低下させずに良好な継合動作性能を維持できる。
さらに、第1摩擦クラッチ21及び第2摩擦クラッチ22のタッチストローク量Stの増加分ΔSt1、ΔSt2がそれぞれ第1積算仕事量J1及び第2積算仕事量J2の増加分ΔJ1、ΔJ2に比例すると見なし、類似の構成を有して同じ環境条件で使用する2つの摩擦クラッチ21、22で互いに補うようにしてタッチ点を推定している。したがって、推定精度が極めて高くなり、良好な継合動作性能を確実に維持できる。
なお、第1及び第2摩擦クラッチ21、22のタッチ点の学習方法や、クラッチが継合動作で為した仕事量を求める手法、タッチ点の推定を実施する時期の規定方法に関しては、様々な応用や変形が可能である。
1:デュアルクラッチ式変速機
21:第1摩擦クラッチ 22:第2摩擦クラッチ
23:第1クラッチアクチュエータ 24:第2クラッチアクチュエータ
31:第1入力軸 32:第2入力軸
4:出力軸
5:第1変速機構 51、53、55:第1速、第3速、第5速歯車組
6:第2変速機構 62、64:第2速、第4速歯車組
7:制御部
71:タッチ点学習手段 72:仕事量積算手段 73:タッチ点推定手段
81:第1速用シンクロメッシュ機構
82:第3−5速用シンクロメッシュ機構
83:第2−4速用シンクロメッシュ機構
91:エンジン 92:出力軸 93:デファレンシャル装置
S、Sa、Sb、Sc、Sd:ストローク量
ΔS:ストローク量の増加分
St、St1、St2:タッチストローク量
ΔSt1、ΔSt2:タッチストローク量の増加分
J、J1、J2:積算仕事量
ΔJ1、ΔJ2:積算仕事量の増加分
n、n1、n2:学習回数

Claims (4)

  1. 駆動源に回転連結された駆動側プレート、前記駆動側プレートに対向して配設され前記駆動側プレートに対向する面に摩擦材を有する従動側プレート、前記従動側プレートを押動して前記摩擦材を前記駆動側プレートに摺動させるプレッシャプレート、前記プレッシャプレートを駆動するアクチュエータ、及び前記プレッシャプレートが移動するストローク量を検出するストローク検出手段をそれぞれ有し、前記駆動源に回転連結された継合状態と前記駆動源から切断された切断状態とを独立して切り替え可能である第1摩擦クラッチ及び第2摩擦クラッチと、
    前記第1摩擦クラッチにより前記駆動源に継断可能に回転連結され、かつ複数の変速段の1つを選択可能とする第1変速機構と、
    前記第2摩擦クラッチにより前記駆動源に継断可能に回転連結され、かつ複数の変速段の1つを選択可能とする第2変速機構と、
    前記第1摩擦クラッチ、前記第2摩擦クラッチ、前記第1変速機構、及び前記第2変速機構を制御する制御部と、を備えるデュアルクラッチ式変速機であって、
    前記制御部は、
    前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの前記切断状態から前記継合状態への継合動作を制御するときに、前記従動側プレートの前記摩擦材が前記駆動側プレートに接するタッチ点に到達するまでに前記プレッシャプレートが移動するタッチストローク量を学習するタッチ点学習手段と、
    前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチが継合動作で為した仕事量をそれぞれ積算して第1積算仕事量及び第2積算仕事量を求める仕事量積算手段と、
    前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの一方で所定期間にわたり前記タッチストローク量の学習が行われなかったときに、前記第1積算仕事量及び前記第2積算仕事量に基づいて前記一方のタッチストローク量を推定するタッチ点推定手段と、
    を有するデュアルクラッチ式変速機。
  2. 前記タッチ点学習手段は、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの前記従動側プレートがともに回転していない負荷停止状態からの継合動作のときに前記タッチストローク量を学習する請求項1に記載のデュアルクラッチ式変速機。
  3. 前記タッチ点推定手段は、
    前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチのタッチストローク量の増加分がそれぞれ、前記第1積算仕事量及び前記第2積算仕事量の増加分に比例すると見なし、
    前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの一方で前記所定期間にわたり前記タッチストローク量の学習が行われなかったときに、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの他方で得られたタッチストローク量の増加分に前記第1積算仕事量の増加分と前記第2積算仕事量の増加分との比率を乗算して前記一方のタッチストローク量の増加分を推定する請求項1または2に記載のデュアルクラッチ式変速機。
  4. 前記所定期間は、前記第1摩擦クラッチ及び前記第2摩擦クラッチの他方の連続学習回数、前記第1積算仕事量及び前記第2積算仕事量の規定値、走行時間の規定値、及び走行距離の規定値のどれかによって規定される請求項1〜3のいずれか一項に記載のデュアルクラッチ式変速機。
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