JP2013076490A - 換気装置取替用ユニット - Google Patents

換気装置取替用ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2013076490A
JP2013076490A JP2011215762A JP2011215762A JP2013076490A JP 2013076490 A JP2013076490 A JP 2013076490A JP 2011215762 A JP2011215762 A JP 2011215762A JP 2011215762 A JP2011215762 A JP 2011215762A JP 2013076490 A JP2013076490 A JP 2013076490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay duct
duct
closing plate
relay
locked
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011215762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5864187B2 (ja
Inventor
Masatsuna Fukuda
正綱 福多
Muneyuki Miura
宗之 三浦
Atsushi Kurihara
淳 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Waki Seisakusho KK
Original Assignee
Harman Co Ltd
Waki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harman Co Ltd, Waki Seisakusho KK filed Critical Harman Co Ltd
Priority to JP2011215762A priority Critical patent/JP5864187B2/ja
Publication of JP2013076490A publication Critical patent/JP2013076490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5864187B2 publication Critical patent/JP5864187B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】既設の換気装置を新設の排気ダクト付き換気装置に取り替える作業が簡単に行え、その梱包容器を小型化する。
【解決手段】取り付け孔を閉塞する閉塞板には中継ダクトが室内側から室外側に貫通する中継ダクト貫通孔を具備し、閉塞板には、中継ダクトに備える鍔部に具備する被係止片を係止する係止部を備え、中継ダクトが室内側から室外側に貫通して鍔部が閉塞板の室内側の表面に沿って配設された状態において、中継ダクトは、第1位置から係止部による被係止片の係止が完了する第2位置に向けて、中継ダクトの外周を中継ダクト貫通孔の周縁に摺接しながら回動自在で、中継ダクトが第2位置に位置するときに鍔部の閉塞板からの離隔を牽制する離隔牽制手段を係止部に備え、中継ダクトが第2位置に位置するときに中継ダクトの回動を牽制する回動牽制手段を備える。

【選択図】図7

Description

本発明は、プロペラファンを用いた既設の換気装置、たとえば、壁等に設置される換気扇を、多翼ファン(シロッコファン)、ターボファンを用いた、一般にレンジフードと呼ばれる、新設の換気装置に取り替える際に等に用いる換気装置取替用ユニットに関するものである。
従来より、プロペラファンを用いた既設の換気装置を多翼ファン、ターボファンを用いた新設の換気装置に取り替える際に用いる換気装置取替用ユニットにおいて、金属製の塞ぎ板に金属製のダクトを取り付けた取替え具を備え、前記塞ぎ板を、外壁の取付孔に取り付けてある木枠に取り付けることで、前記ダクトが木枠内に挿入し、そのダクトの外周面と木枠の内周面との間の隙間が塞ぎ板で閉塞されるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来例では、プロペラファンを用いた既設の換気装置(壁等に設置される換気扇)が据付けられていた木枠を残存させ、この木枠に、換気装置取替用ユニットの一部を構成する取替え具を取り付けるものであり、この取替え具は、木枠の開口部を閉塞する金属製の塞ぎ板と、この塞ぎ板に設けた金属製のダクトを有し、その塞ぎ板を木枠に固着して取り付けることで木枠の室内側の開口部を閉塞するとともに、ダクトが木枠内に挿入されるようにしてある。
特開2010−276294号公報
しかしながら、前記特許文献1に示された従来例では、木枠の一辺の寸法が、プロペラファンを用いた既設の換気装置の寸法に合わせた寸法であることから、木枠の一辺の寸法は様々の寸法であることが考えられ、塞ぎ板の一辺の寸法を、想定される木枠の一辺の寸法の最大寸法に近い寸法としておき、美観上の配慮から、塞ぎ板を木枠に固着して取り付ける前、或いは、塞ぎ板を木枠に固着して取り付けた後において、木枠の一辺の寸法に応じて塞ぎ板の一辺の寸法を調整する必要が生じる。
木枠の一辺の寸法に応じて塞ぎ板の一辺の寸法を調整するには、木枠の一辺の寸法に応じて塞ぎ板を切断し余分の塞ぎ板を除去することが考えられ、塞ぎ板を木枠に固着して取り付けた後における塞ぎ板の切断作業には木枠が据付けられている周囲の壁が作業の邪魔になるため、塞ぎ板を木枠に固着して取り付ける前において塞ぎ板の切断作業をすることになるが、この塞ぎ板には金属製のダクトを一体に備えているので、金属製のダクトを一体に備えた塞ぎ板の重量は重く、また、金属製のダクトを一体に備えた塞ぎ板の寸法は大きいものであり、金属製のダクトを一体に備えた塞ぎ板の取扱いには煩わしさを伴うものであり、上記切断作業の簡便化が望まれていた。
また、金属製のダクトを一体に備えた塞ぎ板の寸法が大きいものであることに起因して、金属製のダクトを一体に備えた塞ぎ板の梱包容器の寸法も大きくなるものであり、梱包容器の小型化が望まれているものでもあった。
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、既設の換気装置を新設の排気ダクト付き換気装置に取り替える作業が簡単に行え、しかも、その梱包容器が小型化できるようにした換気装置取替用ユニットを提供することにある。
前記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、居室の室内側と室外側とを仕切る外壁に設けた取り付け孔に既に設置された換気装置を取り外し、排気ダクトを通して室内の空気の排気を行う排気ダクト付き換気装置を設置する際に用いられる換気装置取替用ユニットであって、前記取り付け孔を閉塞する閉塞板、および、前記排気ダクトの一部を構成し鍔部を具備する中継ダクトを備え、前記閉塞板には、前記中継ダクトが前記室内側から前記室外側に貫通する中継ダクト貫通孔を具備し、さらに、前記閉塞板には、前記鍔部に具備する被係止片を係止する係止部を備え、前記中継ダクトが前記室内側から前記室外側に貫通して前記鍔部が前記閉塞板の前記室内側の表面に沿って配設された状態において、前記中継ダクトは、前記被係止片が前記係止部に係止されない第1位置から前記係止部による前記被係止片の係止が完了する第2位置に向けて、前記中継ダクトの外周を前記中継ダクト貫通孔の周縁に摺接しながら回動自在に構成され、前記中継ダクトが前記第2位置に位置するときに前記鍔部の前記閉塞板からの離隔を牽制する離隔牽制手段を前記係止部に備え、前記中継ダクトが前記第2位置に位置するときに前記中継ダクトの前記第2位置から前記第1の位置に向けての回動を牽制する回動牽制手段を備えることを特徴としている。
このような構成とすることで、既設の換気装置を取り外した後に残る取り付け孔を、上記中継ダクトが貫通する貫通孔が設けられているものの中継ダクトとは別体の閉塞板で塞ぎ、その後でこの閉塞板に中継ダクトを取り付けることで、閉塞板と中継ダクトの取り付けが行えるものであるので、閉塞板と中継ダクトの取り付けが簡単に行うことができる。
つまり、閉塞板は中継ダクトとは別体であるから閉塞板に中継ダクトを予め備えている場合に比べて軽量であり、その取扱いが容易になり、施工が容易に行えるものとなる。
しかも、閉塞板に中継ダクトを取り付ける際には、中継ダクトを、上記被係止片が上記係止部に係止されない第1位置から上記係止部による上記被係止片の係止が完了する第2位置に向けて、中継ダクトの外周を前記中継ダクト貫通孔の周縁に摺接しながら回動させることによって行えるものであるから、閉塞板に設けた中継ダクト貫通孔に中継ダクトを室内側から貫通させた後、閉塞板に対して室内側から室外側に向けて印加される力を極力抑えて閉塞板への中継ダクトの取り付けが行えるから、板厚が薄い板材によって閉塞板を形成しても強度上の問題が生じにくいから、閉塞板の板厚が厚くなることに起因したコストの上昇が抑制できる。
つまり、閉塞板に設けた中継ダクト貫通孔に中継ダクトを室内側から貫通させた後、閉塞板に中継ダクトを取り付ける際に閉塞板に対して室内側から室外側に向けて印加される力が大きい場合には、閉塞板に変形が生じてしまい、取り付け孔が閉塞板によって十分密着しないことによる室内側と室外側との間のシール不足や、閉塞板の変形によって美観を損なう事態が生じるおそれがあるが、本発明による閉塞板への中継ダクトの取り付けは中継ダクトの外周を前記中継ダクト貫通孔の周縁に摺接しながらの中継ダクトの回動によるものであるから、閉塞板に対して室内側から室外側に向けて印加される力が抑制できるものである。
さらに、中継ダクトと閉塞板とは別体としてあるから、閉塞板に中継ダクトを予め備えている場合に比べて梱包状態における中継ダクトと閉塞板の配置に関する自由度が増すことになり、閉塞板に中継ダクトを予め備えている場合に比べて梱包容器が小型化でき、梱包容器の保管場所の節約、梱包容器のコストが低減できる。
要するに、請求項1のように構成することで、施工が容易に行え、梱包容器が小型化でき、コストの上昇が抑制できるものとなる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記鍔部の外形が略矩形であり、前記鍔部における4隅の角のうち少なくとも対角方向に対向する2箇所を含む角の近傍を前記被係止片とし、前記閉塞板の前記室内側の表面から前記室内側に向けて立ち上がる立上り部と、前記立上り部から前記閉塞板の前記室内側の表面と沿う方向に延びる並行部と、を有する舌片を前記係止部とすることを特徴とするものである。
この場合、上記鍔部の外形が略矩形であるため鍔部を形成する際の材料取りの歩留まりが向上し、そのようにして形成した鍔部における4隅の角のうち少なくとも対角方向に対向する2箇所を含む角の近傍を前記被係止片とし、閉塞板の室内側の表面から室内側に向けて立ち上がる立上り部とこの立上り部から閉塞板の室内側の表面と沿う方向に延びる並行部とを有する舌片によって係止部を構成するだけであるから、被係止片と係止部が簡単に構成できる。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記並行部の先端には、先端側ほど前記閉塞板からの距離が大となる舌片用傾斜部を設けて成ることを特徴とするものである。
この場合、中継ダクトが上記第1位置から上記第2位置の間の途中位置に位置するときに係止部による被係止片の係止を開始する時点における、係止部と被係止片との不要な干渉が防止できて、上記途中位置から上記第2位置に向けての中継ダクトの回動が円滑に行えるものとなる。
また、請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に係る発明において、前記中継ダクトが前記第1位置から前記第2位置の間の途中位置に位置するときに前記係止部による前記被係止片の係止を開始してから、前記中継ダクトが前記第2位置に近づくにつれて前記被係止片を前記閉塞板の前記室内側の表面に向けて圧接する、被係止片用傾斜部を前記被係止片に設けて成ることを特徴とするものである。
この場合、上記途中位置に位置する中継ダクトを第2位置に向けて回動させることで、被係止片が閉塞板の室内側の表面に向けて圧接されることで被係止片を備える前記鍔部全体が閉塞板の室内側の表面に向けて圧接されることになり、中継ダクトを第2位置に向けて回動させることで前記鍔部全体が閉塞板の室内側の表面に向けて圧接できることになり、閉塞板と前記鍔部との間が良好にシールできるものであるが、このとき、前記鍔部全体を閉塞板の室内側の表面に向けて圧接するための力と同じ大きさで逆向きの力が、閉塞板に備える係止部に加わることになるので、閉塞版に加えられる前記鍔部全体を閉塞板の室内側の表面に向けて圧接するための力とこれと同じ大きさで逆向きの力が打ち消し合うことになり、前記鍔部全体を閉塞板の室内側の表面に向けて圧接するために、閉塞板の外部からは特別に、前記鍔部全体を閉塞板の室内側の表面に向けて圧接する方向への力を印加する必要がないから、板厚が薄い板材によって閉塞板を形成しても強度上の問題が生じにくいものとなり、閉塞板の板厚が厚くなることに起因したコストの上昇が抑制できる。
要するに、請求項4のように構成することで、閉塞板の板厚が厚くなることに起因したコストの上昇を抑制しながら、閉塞板と前記鍔部との間が良好にシールできるものとなる。
また、請求項5に係る発明は、請求項2から請求項4に係る発明において、前記4隅の角のうち3箇所の角の近傍を前記被係止片とし、前記回動牽制手段が、前記4隅の角のうちの前記3箇所の角を除いた角の近傍を前記鍔部に固定用ネジによって固定するものであることを特徴とするものである。
この場合、前記鍔部に固定用ネジによって固定する簡単な構成を回動牽制手段とすることができる。また、略矩形の前記鍔部の4隅の角のうち3箇所の角の近傍を被係止片として係止部によって係止され、4隅の角のうち被係止片として係止部によって係止される3箇所の角を除いた残りの角の近傍が回動牽制手段を構成要素である固定用ネジによって固定されることになり、略矩形の前記鍔部の4隅の角の全てが閉塞板に係止または固定されるから、閉塞板への前記鍔部の取り付けをより堅固なものとすることができる。
本発明のうち請求項1記載の発明によって、施工が容易に行え、また、梱包容器が小型化できるものであり、コストの上昇も抑制できる。
請求項2記載の発明によって、被係止片と係止部が簡単に構成でき、しかも、鍔部を形成する際の材料取りの歩留まりが向上しコスト面でも有利となる。
請求項3記載の発明によって、中継ダクトが上記第1位置から上記第2位置の間の途中位置に位置するときに係止部による被係止片の係止を開始する時点における、係止部と被係止片との不要な干渉が防止できて、上記途中位置から上記第2位置に向けての中継ダクトの回動が円滑に行える。
請求項4記載の発明によって、閉塞板の板厚が厚くなることに起因したコストの上昇を抑制しながら、閉塞板と前記鍔部との間が良好にシールできる。
請求項5記載の発明によって、回動牽制手段が簡単に構成できて、しかも、閉塞板への前記鍔部の取り付けをより堅固なものとすることができる。
本発明の換気装置取替用ユニットが適用される既設の換気装置の取り付け状態の一例の断面図である。 既設の換気装置を取り外した状態で本発明の一実施形態の換気装置取替用ユニットの取り付け途中の断面図である。 本発明の一実施形態の換気装置取替用ユニットの取り付け途中の斜視図である。 同上の換気装置取替用ユニットの取り付け途中の斜視図である。 同上の換気装置取替用ユニットの取り付け途中の室内側から見た正面図である。 同上の換気装置取替用ユニットの取り付け途中の室内側から見た正面図である。 同上の換気装置取替用ユニットの取り付け後の室内側から見た正面図である。 同上の換気装置取替用ユニットの取り付け後の側面図である。 同上の換気装置取替用ユニットの取り付け後の拡大側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
一般に、図1に示すように、建物の外壁01の取り付け孔02内に木枠03が挿入して取り付けてあり、この木枠03に既設の換気装置04を取り付けてある。木枠03が用いられない場合もある。
この既設の換気装置04は、モータで駆動されるプロペラファンを用いた、所謂、換気扇と呼ばれる換気装置で、その外装が木枠03に室内側から固着具で固着して取り付けてあり、外壁01の室外側の面01bには防雨フード07が取り付けてある。
なお、図1において既設の換気装置04は従来の換気扇と同様で周知あるから、外形のみを2点鎖線(仮想線)で示しその内部構造の図示は省略してある。
図1に示す既設の換気装置04を排気ダクト41によって排気を排出する排気ダクト付き換気装置40に取り替える方法を説明する。
図1に示す既設の換気装置04を室内側から取り外し、図2に示すように木枠03が用いられている場合は木枠03を残存させる。また、防雨フード07も残存させる。
この後に、図2に示すように木枠03に、換気装置取替用ユニット08の一部を構成する閉塞板10を図示しない取付けネジの木枠03への螺入により取り付ける。なお、木枠03が用いられていない場合は、外壁01の室内側の面01aにカールプラグ等を用いて閉塞板10を図示しない取付けネジの外壁01(カールプラグ)への螺入により取り付ける。
換気装置取替用ユニット08は、外壁01に既設の換気装置04の取り付け用に設けられた取り付け孔02を閉塞する上記閉塞板10と、この閉塞板10とは別体に、図3に示す中継ダクト20とを備えており、図3に示すように、この閉塞板10には中継ダクト20が室内側から室外側に貫通する中継ダクト貫通孔14が穿設してある。また、中継ダクト20には略矩形の鍔部30(図3、図4、図5、図6、図7)を備えており、また、図3、図4、図5、図6、図7に示すように、この鍔部30の4隅の角のうち3箇所の角32の近傍を、後述する係止部11によって係止されることになる被係止片31としてあり、また閉塞板10には、後述するように中継ダクト20を閉塞板10の室内側の面10aから室外側の面10bに貫通させて鍔部30が閉塞板10の室内側の面10aに沿って配設させた後に被係止片31が係止されることになる係止部11を3箇所に備えており(図3〜図7参照)、上述のようにして木枠03に取り付けた閉塞板10が備える中継ダクト貫通孔14に中継ダクト20を室内側から貫通させて(図3参照)、その後、室内側の面10aに鍔部30が沿うように配設する。(図4、図5参照。)
このとき、中継ダクト20は、図4、図5に示すように、被係止片31が係止部11に係止されない第1位置となるようにしておき、その後、図6に示すように中継ダクト20を、鍔部30が閉塞板10の室内側の面10aに沿って配設された状態において中継ダクト20の外周を中継ダクト貫通孔14の周縁に摺接させながら、係止部11による被係止片31の係止が十分に行われて係止が完了する第2位置となるまで回動させる。(図6、図7参照。)
なお、係止部11は、図5、図6、図7、図8、図8におけるA部の拡大図である図9(a)、図8におけるB部の拡大図である図9(b)に示すように、閉塞板10の室内側の面10aから室内側に向けて立ち上がる立上り部12と、立上り部12から閉塞板10の室内側の面10aと沿う方向に延びる並行部13と、を有する舌片であり、並行部13の先端には、先端側ほど閉塞板10からの距離が大となる舌片用傾斜部15を設けてあり、舌片用傾斜部15によって中継ダクト20が上記第1位置から上記第2位置の間の途中位置に位置するときに係止部11による被係止片31の係止を開始する時点における、係止部11と被係止片31との不要な干渉が防止できて、上記途中位置から上記第2位置に向けての中継ダクト20の回動が円滑に行える。
また、中継ダクト20が上記第1位置から上記第2位置の間の途中位置に位置するときに係止部11による被係止片31の係止を開始してから、中継ダクト20が上記第2位置に近づくにつれて被係止片31を閉塞板10の室内側の面10aに向けて圧接する、被係止片用傾斜部34を被係止片31に設けてあり、中継ダクト20を上記第1位置から上記第2位置に向けて回動させるだけで、被係止片31が閉塞板10の室内側の面10aに向けて圧接されるから、閉塞板10の室内側の面10aから室外側の面10bに向けて外部から力を加えることなく鍔部30と閉塞板10とのシールが良好に行えることになり、閉塞板10の室内側の面10aから室外側の面10bに向けて外部から力を加える必要がある場合と比べて閉塞板10の板厚を薄くできることになり、閉塞板10の板厚が厚くなることに起因したコストの上昇を抑制しながら、閉塞板10と鍔部30との間が良好にシールできるものとなっている。
中継ダクト20が上記第2の位置にあるとき、つまり、上記4隅の角のうち3箇所の角32の近傍の被係止片31が係止部11によって係止された状態で、鍔部30における上記4隅の角のうちの3箇所の角32を除いた角の近傍には、固定用ネジ挿通孔33が穿設してあり(図5、図6参照)、固定用ネジ挿通孔33に固定用ネジ50を挿通した後、閉塞板10に設けた固定用ネジ50の螺入用のメネジ16(図5)に固定用ネジ50を螺入して、固定用ネジ50によって鍔部30を閉塞板10に固定することで、中継ダクト20が上記第2位置に位置するときに中継ダクト20の上記第2位置から上記第1の位置に向けての回動が牽制阻止されて、中継ダクト20が上記第2位置に位置するときに、並行部13によって鍔部30の閉塞板10からの離隔が牽制阻止される状態が安定に維持されて、中継ダクト20は閉塞板10から容易に外れることがないものとなり、本発明による換気装置取替用ユニット08の取り付けが完了する。
なお、上記実施例では、立上り部12と並行部13とにより構成される舌片を係止部11が構成されるようにしてあるが、中継ダクト貫通孔14の内周面に設けたメネジを係止部11とし、中継ダクト20の外周面に設けた突起等を被係止片31とするように構成してもよい。
また、上記実施例において3箇所に備える係止部11を鍔部30における4隅の角のうち対角方向に対向する2箇所だけに備える、または、鍔部30における4隅の角のうちの全て(つまり4箇所)に係止部11を備えるように構成してもよい。
上記実施例においては固定用ネジ50によって中継ダクト20の上記第2位置から上記第1位置に向けての回動を牽制阻止しているが、鍔部30と閉塞板10のカシメ等の別の方法によって中継ダクト20の上記第2位置から上記第1位置に向けての回動を牽制阻止するように構成してもよい。
また、上記実施例において備える舌片用傾斜部15および被係止片用傾斜部34の一方またはその両方を備えなくてもよい。
01 外壁
01a 外壁の室内側の面
01b 外壁の室外側の面
02 取り付け孔
03 木枠
04 既設の換気装置
07 防雨フード
08 換気装置取替用ユニット
10 閉塞板
10a 閉塞板の室内側の面
10b 閉塞板の室外側の面
11 係止部
12 立上り部
13 並行部
14 中継ダクト貫通孔
15 舌片用傾斜部
16 螺入用のメネジ
20 中継ダクト
30 鍔部
31 被係止片
32 3箇所の角
33 固定用ネジ挿通孔
34 被係止片用傾斜部
40 排気ダクト付き換気装置
41 排気ダクト
50 固定用ネジ

Claims (5)

  1. 居室の室内側と室外側とを仕切る外壁に設けた取り付け孔に既に設置された換気装置を取り外し、排気ダクトを通して室内の空気の排気を行う排気ダクト付き換気装置を設置する際に用いられる換気装置取替用ユニットであって、
    前記取り付け孔を閉塞する閉塞板、および、前記排気ダクトの一部を構成し鍔部を具備する中継ダクトを備え、
    前記閉塞板には、前記中継ダクトが前記室内側から前記室外側に貫通する中継ダクト貫通孔を具備し、さらに、
    前記閉塞板には、前記鍔部に具備する被係止片を係止する係止部を備え、
    前記中継ダクトが前記室内側から前記室外側に貫通して前記鍔部が前記閉塞板の前記室内側の表面に沿って配設された状態において、前記中継ダクトは、前記被係止片が前記係止部に係止されない第1位置から前記係止部による前記被係止片の係止が完了する第2位置に向けて、前記中継ダクトの外周を前記中継ダクト貫通孔の周縁に摺接しながら回動自在に構成され、
    前記中継ダクトが前記第2位置に位置するときに前記鍔部の前記閉塞板からの離隔を牽制する離隔牽制手段を前記係止部に備え、
    前記中継ダクトが前記第2位置に位置するときに前記中継ダクトの前記第2位置から前記第1の位置に向けての回動を牽制する回動牽制手段を備えることを特徴とする換気装置取替用ユニット。
  2. 前記鍔部の外形が略矩形であり、前記鍔部における4隅の角のうち少なくとも対角方向に対向する2箇所を含む角の近傍を前記被係止片とし、
    前記閉塞板の前記室内側の表面から前記室内側に向けて立ち上がる立上り部と、前記立上り部から前記閉塞板の前記室内側の表面と沿う方向に延びる並行部と、を有する舌片を前記係止部とすることを特徴とする請求項1記載の換気装置取替用ユニット。
  3. 前記並行部の先端には、先端側ほど前記閉塞板からの距離が大となる舌片用傾斜部を設けて成ることを特徴とする請求項2記載の換気装置取替用ユニット。
  4. 前記中継ダクトが前記第1位置から前記第2位置の間の途中位置に位置するときに前記係止部による前記被係止片の係止を開始してから、前記中継ダクトが前記第2位置に近づくにつれて前記被係止片を前記閉塞板の前記室内側の表面に向けて圧接する、被係止片用傾斜部を前記被係止片に設けて成ることを特徴とする請求項2または請求項3記載の換気装置取替用ユニット。
  5. 前記4隅の角のうち3箇所の角の近傍を前記被係止片とし、前記回動牽制手段が、前記4隅の角のうちの前記3箇所の角を除いた角の近傍を前記鍔部に固定用ネジによって固定するものであることを特徴とする請求項2から請求項4記載の換気装置取替用ユニット。
JP2011215762A 2011-09-30 2011-09-30 換気装置取替用ユニット Active JP5864187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011215762A JP5864187B2 (ja) 2011-09-30 2011-09-30 換気装置取替用ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011215762A JP5864187B2 (ja) 2011-09-30 2011-09-30 換気装置取替用ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013076490A true JP2013076490A (ja) 2013-04-25
JP5864187B2 JP5864187B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=48480099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011215762A Active JP5864187B2 (ja) 2011-09-30 2011-09-30 換気装置取替用ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5864187B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018141617A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置および換気装置の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6310340U (ja) * 1986-07-05 1988-01-23
JPH07172483A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Fuji Kogyo Kk 換気扇レンジフードファンの包装方法
JPH11337141A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Fuji Kogyo Kk 換気扇ユニット及びその換気扇ユニットを使用したレンジフードファン
JP2003185237A (ja) * 2001-10-09 2003-07-03 Daikin Ind Ltd 吹出しユニットおよびこれを備えた空気調和機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6310340U (ja) * 1986-07-05 1988-01-23
JPH07172483A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Fuji Kogyo Kk 換気扇レンジフードファンの包装方法
JPH11337141A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Fuji Kogyo Kk 換気扇ユニット及びその換気扇ユニットを使用したレンジフードファン
JP2003185237A (ja) * 2001-10-09 2003-07-03 Daikin Ind Ltd 吹出しユニットおよびこれを備えた空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018141617A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置および換気装置の製造方法
JP7015993B2 (ja) 2017-02-28 2022-02-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気装置および換気装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5864187B2 (ja) 2016-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4987123B2 (ja) 換気装置
JP2007106280A (ja) 車両用ドア構造
JP6091706B2 (ja) 筐体
JP5864187B2 (ja) 換気装置取替用ユニット
JP6188618B2 (ja) 空気調和機の梱包装置及び空気調和機
JP2014137111A (ja) クリップの挿し込み構造
EP3330631B1 (en) Outer surface panel, indoor unit of air conditioner, method of knocking out, and method of installing indoor unit of air conditioner
JP2017223226A (ja) 往復動圧縮機および往復動圧縮機の気密封止ハウジングの取り付けプロセス
JP6212397B2 (ja) 作業機の防音箱
JP2012127124A (ja) 天井点検口
JP7023081B2 (ja) 建具
JP5805017B2 (ja) 換気扇
JP2011173567A (ja) 車両のシール構造及び車両用ドア
KR100829134B1 (ko) 천장형 에어컨 토출구 은폐 장치
EP3492832B1 (en) Indoor unit of an air conditioner connected to an outdoor unit with a pipe
KR20150003477U (ko) 차음성이 향상된 방음문 문틀의 방음구조
KR101489578B1 (ko) 건설장비용 엔진 후드
JP6262454B2 (ja) 開口部断熱構造
KR101305836B1 (ko) 차량 트림패널용 캡의 설치구조
JP2015124954A (ja) 浴室天井用換気扇
JP2016142059A (ja) 天井点検口
JP3169143U (ja) 玄関扉
JP6456255B2 (ja) 化粧パネルおよび換気扇
JP5131979B2 (ja) 住宅用分電盤
JP2005199841A (ja) パネルシール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5864187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250