JP2013071511A - 長尺物運搬装置 - Google Patents

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英光 森木
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Abstract

【課題】長尺物を支持する支持部材を旋回させるとともに起伏する長尺物運搬装置において、風力発電用風車のブレードのように横断面形状が細長の長尺物を運搬する際に、該長尺物を安定して運搬することができ、特に、風が強い状況において、風の向きが変化したり、運搬車自体が走行に際してカーブする場合でも、長尺物を安定して運搬することができる運搬装置を提供する。
【解決手段】長尺物運搬装置5は、台車10の荷台12に設けられた長尺物支持機構部20を有し、長尺物支持機構部20は、ブレードを支持するブレード支持部30と、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転させる第1回転機構部40と、第1回転機構部40を第2中心軸K2を中心に回転させて長尺物を起伏させる起伏機構部60と、起伏機構部60を第3中心軸K3を中心に回転させる第2回転機構部90とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺物の運搬装置に関するものであり、特に、風力発電用風車のブレード等の長尺物の運搬装置に関するものである。
従来より、風力発電用風車のブレード等の長尺物の運搬装置として、特許文献1に示すものが存在する。この特許文献1に示す異形長尺物運搬用装置は、車両の荷台が、異形長尺物の基端を支持し、先端を自由端として片持ちする支持台と、前記支持台を起伏させる起伏機構及び前記支持台を旋回させる旋回機構を備えたものである。
特許第4048540号公報
しかし、風が強い状況において長尺物を運搬する場合には、長尺物が風圧を受けるため、この風圧により長尺物の支持台における支持が不安定となったり、長尺物が受ける風圧により車両が安定して走行できない等、安定した運搬ができない問題がある。
特に、風力発電用風車のブレード120のように、風を受けるように横断面形状が細長に形成され風受け面120aが形成されている場合には、ブレード120の長手方向の軸線Jと直角な方向であっても、軸線Jを中心とする360度の範囲における向きによっては、受ける風圧に大きな違いがある。例えば、図10に示す断面形状のブレードにおいては、横断面形状が円形の場合と異なり、W3方向やW4方向からの風の場合には、風を受ける面積(受風面積)が小さいため風圧は小さいが、W1方向やW2方向からの風の場合には、受風面積が大きいために風圧が大きくなり、支持台の旋回角度や起伏角度を調整したとしても、周囲の障害物との関係によって、風圧を小さく調整できない場合がある。つまり、周囲の障害物のために、支持台の旋回角度や起伏角度を調整することにより、ブレードへの風圧が大きくなってしまう場合がある。
また、風の向きが変化したり、運搬車自体が走行に際してカーブする場合には、長尺物が受ける風圧が変化するため、さらに、安定した運搬が困難となる。
特に、風力発電用風車は、風の強い場所に設置されるため、風力発電用風車のブレードは必然的に風の強い状況において運搬する可能性が高い。
そこで、長尺物を支持する支持部材を旋回させるとともに起伏する長尺物運搬装置において、風力発電用風車のブレードのように横断面形状が細長の長尺物を運搬する際に、該長尺物を安定して運搬することができ、特に、風が強い状況において、風の向きが変化したり、運搬車自体が走行に際してカーブする場合でも、長尺物を安定して運搬することができる運搬装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、長尺物を運搬する長尺物運搬装置であって、荷台(12)を有する台車(10)と、荷台に設けられた長尺物支持機構部で、長尺物を支持する支持部(30)と、支持部を第1中心軸を中心に回転させる第1回転機構部(40)と、第1回転機構部を第1中心軸と略直角方向で略水平方向の第2中心軸を中心に回転させることにより長尺物を起伏させる起伏機構部(60)と、起伏機構部を荷台に対して第2中心軸と略直角方向で略鉛直方向の第3中心軸を中心に回転させる第2回転機構部(90)と、を有する長尺物支持機構部(20)と、を有することを特徴とする。
この第1の構成においては、長尺物搬送装置が起伏機構部と第2回転機構部を有していて、長尺物を起立させたり、長尺物を水平方向に旋回させることができるので、長尺物運搬装置が曲がり角を曲がる場合に、周囲の障害物に接触しないようにすることができる。
また、第1回転機構部を有しているので、長尺物をその長手方向に沿った中心軸(第1中心軸)を中心に回転させることができ、長尺物への風圧を調整することができる。特に周囲の障害物を避けるために、起伏機構部により長尺物を起立させたり、第2回転機構部により長尺物を水平方向に旋回させた際に、長尺物の受風面積が大きくなっても、第1回転機構部により受風面積を小さくすることができる。よって、風力発電用風車のブレードのように横断面形状が細長の長尺物を運搬する際に、該長尺物を安定して運搬することができ、特に、風が強い状況において、風の向きが変化したり、運搬車自体が走行に際してカーブする場合でも、長尺物を安定して運搬することができる。
また、第2には、上記第1の構成において、第1回転機構部が、支持部を第1中心軸を中心に回転可能に支持する第1回転支持部(42)と、支持部を第1回転支持部に対して回転させる第1駆動部(50)とを有し、起伏機構部が、第1回転機構部を第2中心軸を中心に回転可能に支持する第2回転支持部(62)と、第1回転機構部を第2回転支持部に対して回転させる第2駆動部(80)とを有し、第2回転機構部が、起伏機構部を第3中心軸を中心に回転可能に支持する第3回転支持部(92)と、起伏機構部を第3回転支持部に対して回転させる第3駆動部(100)とを有することを特徴とする。
また、第3には、上記第2の構成において、支持部が、長尺物を取り付けるための支持部材(32)と、第1回転支持部と接続するための第1ベアリング(35)の内輪と外輪の一方(36)とを有し、第1回転支持部が、支持部と接続するための第1ベアリングの内輪と外輪の他方(44)と、第1ベアリングの内輪と外輪の他方を支持するフレーム部材(46、48)とを有し、第1駆動部が、回転力を出力するモータであり、フレーム部材に取り付けられ、第1駆動部の出力軸が第1ベアリングの内輪と外輪の一方と歯合し、第2回転支持部が、第3回転支持部に回転可能に支持され荷台の上面と略平行に設けられた平面視略長方形状の旋回台(64)と、旋回台の長手方向の一方の端部側に第1回転支持部のフレーム部材を第2中心軸を中心に回転可能に支持する支持アーム(66)と、旋回台に取り付けられた第2ベアリング(71)の内輪と外輪の一方(72)とを有し、第2駆動部が、シリンダ本体と、シリンダ本体に対して往復動可能に設けられたピストンロッドとを有する油圧シリンダであり、シリンダ本体が旋回台に対して回動自在に軸支され、ピストンロッド(82)の先端がフレーム部材に対して回動自在に軸支され、第3回転支持部が、荷台に固定されるベース部(98)と、第2ベアリングの内輪と外輪の他方(94)とを有し、第3駆動部が、回転力を出力するモータであり、第3駆動部が、旋回台に第3中心軸が旋回台の長手方向の他方の端部側となるように固定され、第3駆動部の出力軸が第2ベアリングの内輪と外輪の他方と歯合することを特徴とする。
なお、第4の構成として、以下の構成としてもよい。すなわち、「長尺物を運搬する長尺物運搬装置であって、荷台(12)を有する台車(10)と、荷台に設けられた長尺物支持機構部で、長尺物を支持する支持部で、長尺物を取り付けるための支持部材(32)と、第1回転支持部と接続するための第1ベアリング(35)の内輪と外輪の一方(36)とを有する支持部(30)と、支持部を第1中心軸を中心に回転させる第1回転機構部(40)で、支持部を第1中心軸を中心に回転可能に支持する第1回転支持部(42)と、支持部を第1回転支持部に対して回転させる第1駆動部(50)とを有し、第1回転支持部が、支持部と接続するための第1ベアリングの内輪と外輪の他方(44)と、第1ベアリングの内輪と外輪の他方を支持するフレーム部材(46、48)とを有し、第1駆動部が回転力を出力するモータであり、フレーム部材に取り付けられ、第1駆動部の出力軸が第1ベアリングの内輪と外輪の一方と歯合する第1回転機構部(40)と、第1回転機構部を第1中心軸と略直角方向で略水平方向の第2中心軸を中心に回転させることにより長尺物を起伏させる起伏機構部(60)で、第1回転機構部を第2中心軸を中心に回転可能に支持する第2回転支持部(62)と、第1回転機構部を第2回転支持部に対して回転させる第2駆動部(80)とを有し、第2回転支持部が、第3回転支持部に回転可能に支持され荷台の上面に略平行に設けられた平面視略長方形状の旋回台(64)と、旋回台の長手方向の一方の端部側に第1回転支持部のフレーム部材を第2中心軸を中心に回転可能に支持する支持アーム(66)と、旋回台(の底面)に取り付けられた第2ベアリング(71)の内輪と外輪の一方(72)とを有し、第2駆動部が、シリンダ本体と、シリンダ本体に対して往復動可能に設けられたピストンロッドとを有する油圧シリンダであり、シリンダ本体が旋回台に対して回動自在に軸支され、ピストンロッド(82)の先端がフレーム部材に対して回動自在に軸支されている起伏機構部(60)と、起伏機構部を荷台に対して第2中心軸と略直角方向で略鉛直方向の第3中心軸を中心に回転させる第2回転機構部(90)で、起伏機構部を第3中心軸を中心に回転可能に支持する第3回転支持部(92)と、起伏機構部を第3回転支持部に対して回転させる第3駆動部(100)とを有し、第3回転支持部が、荷台に固定されるベース部(98)と、第2ベアリングの内輪と外輪の他方(94)とを有し、第3駆動部が、回転力を出力するモータであり、第3駆動部が旋回台に第3中心軸が旋回台の長手方向の他方の端部側となるように固定され、第3駆動部の出力軸が第2ベアリングの内輪と外輪の他方と歯合する第2回転機構部(90)と、を有する長尺物支持機構部(20)と、を有することを特徴とする。」としてもよい。
本発明に基づく長尺物運搬装置によれば、起伏機構部と第2回転機構部を有していて、長尺物を起立させたり、長尺物を水平方向に旋回させることができるので、長尺物運搬装置が曲がり角を曲がる場合に、周囲の障害物に接触しないようにすることができる。
また、第1回転機構部を有しているので、長尺物をその長手方向に沿った中心軸(第1中心軸)を中心に回転させることができ、長尺物への風圧を調整することができる。特に周囲の障害物を避けるために、起伏機構部により長尺物を起立させたり、第2回転機構部により長尺物を水平方向に旋回させた際に、長尺物の受風面積が大きくなっても、第1回転機構部により受風面積を小さくすることができる。よって、風力発電用風車のブレードのように横断面形状が細長の長尺物を運搬する際に、該長尺物を安定して運搬することができ、特に、風が強い状況において、風の向きが変化したり、運搬車自体が走行に際してカーブする場合でも、長尺物を安定して運搬することができる。
長尺物運搬装置を示す側面図である。 長尺物支持機構部の側面図である。 長尺物支持機構部の断面図であり、図5のA−A断面図である。 長尺物支持機構部の正面図である。 長尺物支持機構部の平面図である。 起伏機構部が第1回転機構部を回転させた場合の長尺物支持機構部の側面図である。 長尺物運搬装置の構成を示すブロック図である。 ブレードをブレード支持部に取り付けた場合の要部側面図である。 ブレード支持部に取り付けたブレードを起立させた場合を示す側面図である。 ブレードの横断面形状の例を示す説明図である。
本発明においては、支持台を旋回させる機構と支持台を起伏させる機構を有する長尺物運搬装置において、風力発電用風車のブレードのように横断面形状が細長の長尺物を運搬する際に、該長尺物を安定して運搬することができ、特に、風が強い状況において、風の向きが変化したり、運搬車自体が走行に際してカーブする場合でも、長尺物を安定して運搬することができる運搬装置を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づく長尺物運搬装置5は、図1〜図7に示すように構成され、台車10と、台車10の荷台12に設けられた長尺物支持機構部20とを有している。なお、図において、Y1−Y2方向は、X1−X2方向に直角な方向であり、Z1−Z2方向は、X1−X2方向及びY1−Y2方向に直角な方向である。
台車10は、自走能力を有する車両であり、荷台12と、荷台12の前端に設けられた運転室14と、荷台12の下側に設けられた複数の走行ユニット16と、荷台12の下側に設けられたユニットケース18とを有している。
荷台12は、略平面状の板状(前後方向に長く伸びた長方形状の板状)を呈し、運転室14の後端から後方に設けられている。運転室14は、筐体状を呈し、内部に運転席が設けられている。荷台12(特に、荷台12の上面)は水平方向(略水平方向としてもよい)に形成されている。
また、走行ユニット16は、荷台12の下側に、台車10の運転室14を前側とした場合の右側と左側に1つずつ複数対(図1の例では、6対)設けられ、タイヤ16aと、タイヤ16aを支持する車軸(図示せず)と、車軸を回転させる車軸回転モータ(図示せず)と、車軸を支持する支持部(16b)と、荷台12側に設けられ支持部を上下方向の中心軸を中心に回転可能に支持する回転機構部(図示せず)と、支持部を上下方向の中心軸を中心に回転させる支持部回転モータ(図示せず)とを有している。車軸回転モータが駆動することにより、タイヤ16aが回転して台車10が移動し、支持部回転モータが駆動することによりタイヤの向きが変化する。車軸回転モータや支持部回転モータは、例えば、油圧モータにより構成されている。
また、ユニットケース18は、荷台12の略中央の下側に設けられている。このユニットケース18には、走行ユニット16の車軸回転モータや支持部回転モータを駆動するための油圧ユニット(オイルタンク、油圧ポンプ、方向切換弁等)や発電機(油圧ポンプ等を動作させるための発電機)が設けられている。
また、長尺物支持機構部20は、ブレード支持部30と、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転可能に支持するとともにブレード支持部30を回転させる第1回転機構部40と、第1回転機構部40を第2中心軸K2(第1中心軸とは直角方向(略直角方向としてもよい)の中心軸)を中心に回転可能に支持するとともに第1回転機構部40を回転させる起伏機構部60と、起伏機構部60を第3中心軸K3(第2中心軸と直角方向(略直角方向としてもよい)で、長尺物運搬装置5の上下方向の中心軸)を中心に回転可能に支持するとともに起伏機構部60を回転させる第2回転機構部90と、発電機や油圧ユニットを有するユニットケース110とを有している。
ここで、ブレード支持部30は、支持部材32と、支持部材32をベアリング内輪36に取り付けるための取付け部材34と、ベアリング内輪36(第1ベアリングの内輪と外輪の一方)とを有している。
支持部材32は、円形板状(略円形板状としてもよい)を呈し、風力発電用の風車のブレードを支持する部材であり、該ブレードに取り付けられたボルトを挿通するための挿通穴が設けられている。つまり、長尺物が支持部材32に支持されることにより、長尺物の先端が自由端として片持ち支持されることになる。
また、取付け部材34は、リング状(略リング状としてもよい)を呈し、支持部材32の一方の面に固定して取り付けられている。
また、ベアリング内輪36は、旋回ベアリングの内輪であり、取付け部材34の支持部材32とは反対側に固定して取り付けられている。ベアリング内輪36の外径は取付け部材34の外径と略同一であり、ベアリング内輪36の内径は取付け部材34の内径と略同一となっている。
また、第1回転機構部40は、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転可能に支持する回転支持部(第1回転支持部)42と、ブレード支持部30を回転させる駆動部(第1駆動部)50とを有している。この第1中心軸K1は、第2中心軸K2に対して直角の方向(略直角の方向としてもよい)である。
ここで、回転支持部42は、ベアリング内輪36に対して回転可能なベアリング外輪44(第1ベアリングの内輪と外輪の他方)と、ベアリング外輪44を支持するチルトフレーム46と、チルトフレーム46に固定され、チルトフレーム46から外側に突出して形成された回動支持部48とを有している。なお、ベアリング内輪36とベアリング外輪44とで、ベアリング35(第1ベアリング)が構成される。
なお、ベアリング内輪36とベアリング外輪44とを逆にして、ベアリング外輪44をブレード支持部30側(具体的には、取付け部材34)に取り付け、ベアリング内輪36をチルトフレーム46に取り付け、駆動部50の出力軸をベアリング外輪44に歯合させる構成としてもよい。
ベアリング外輪44は、旋回ベアリングの外輪であり、ベアリング内輪36の外側に設けられ、ベアリング内輪36に対して回転可能に形成され、チルトフレーム46に固定されている。
チルトフレーム46は、略四角枠状のフレームであり、フレーム本体46aと、フレーム本体46aの端部の両側から突出して形成された突出部46bとを有している。
フレーム本体46aは、筒状部46a−1と、筒状部46a−1における相対する板状部間に固定して設けられた架設部材46a−2とを有している。
筒状部46a−1は、4つの板状部材により四角筒状(四角枠状としてもよい)に形成されている。つまり、筒状部46a−1は、長方形状の板状部47a、47b、47c、47dから構成され、板状部47aと板状部47cとは互いに平行に形成され、板状部47bと板状部47dとは互いに平行に形成されている。板状部47aと板状部47cは、旋回台64における平面視略長方形状の短辺方向に形成され、筒状部46a−1における隣接する板状部は互いに直角となっている。
また、突出部46bは、長方形状の板状部材をL字状に折曲した形状を呈し、板状部47aの短辺から板状部47aを延長して突出した板状部46b−1と板状部46b−1と直角をなす板状部46b−2とを有している。この突出部46bは、チルトフレーム46を支持アーム66に回転可能に支持するための部材であり、板状部46b−2と筒状部46a−1間に支持アーム66に挿通された支持ピン46cが設けられる。つまり、第1回転機構部40は、支持ピン46cに沿った方向の中心軸(第2中心軸)を中心に起伏機構部60の回転支持部62に対して回転する。
また、架設部材46a−2は、略棒状を呈し、板状部47aと板状部47c間に設けられ、板状部47aの板状部47c側の面のブレード支持部30側の端部と板状部47cの板状部47a側の面のブレード支持部30側の端部間に固定して設けられ、互いに間隔を介して一対設けられている。つまり、一対の架設部材46a−2は、互いに平行に設けられている。
ベアリング外輪44は、チルトフレーム46の板状部47aと架設部材46a−2に固定して取り付けられている。
また、回動支持部48は、チルトフレーム46の突出部46bが設けられた板状部47aとは反対側の板状部47cから突出して両側(旋回台64の短辺方向の両側)に一対ずつ形成された支持アーム48aと、一対の支持アーム48a間に設けられた支持ピン48bとを有している。
ここで、一方の一対の支持アーム48aは、板状部47cの板状部47d側の端部領域に形成され、一対の支持アーム48aにおける一方の支持アーム48aは、板状部47dを延長して形成され板状部47dと一体に形成されている。同様に、他方の一対の支持アーム48aは、板状部47cの板状部47b側の端部領域に形成され、一対の支持アーム48aにおける一方の支持アーム48aは、板状部47bを延長して形成され板状部47bと一体に形成されている。また、一対の支持アーム48a間の隙間は、ピストンロッド82の先端の幅よりも長く形成されている。各支持アーム48aは、先端にいくほど幅狭となるテーパ形状を呈している。
支持ピン48bは、一対の支持アーム48a間に固定して設けられ、この支持ピン48bは、ピストンロッド82の筒状の先端部82aを挿通している。つまり、先端部82aは、支持ピン48bを中心に回動可能に形成されている。
なお、チルトフレーム46と回動支持部48とで、第1ベアリングの内輪と外輪の他方を支持するフレーム部材を構成する。
また、駆動部50は、油圧モータであり、チルトフレーム46に固定されている。つまり、駆動部50は、板状部47cの上面に取り付けられ、駆動部50の出力軸50aは、ベアリング内輪36に歯合し、駆動部50が駆動することにより、ベアリング内輪36がベアリング外輪44に対して回転する。出力軸50aは、出力軸本体50a−1と、出力軸本体50a−1と一体化されたギア50a−2とを有し、ギア50a−2が、ベアリング内輪36に歯合している。これにより、ブレード支持部30が第1中心軸K1を中心に回転する。駆動部50を構成する油圧モータは正逆回転可能であり、その出力軸50aは正逆回転される。なお、板状部47cの駆動部50の設置部分はやや肉厚に形成され、その上面に駆動部50が取り付けられている。
第1回転機構部40を以上の構成とすることにより、駆動部50を駆動することにより、ベアリング内輪36がベアリング外輪44に対して回転して、これにより、ブレード支持部30が第1回転機構部40に対して第1中心軸K1を中心に回転し旋回する。つまり、第1回転機構部40は、ブレード支持部30に支持されたブレード120を回転させるブレードピッチング機構であるといえる。
また、起伏機構部60は、第1回転機構部40を第2中心軸K2を中心に回転可能に支持する回転支持部(第2回転支持部)62と、回転支持部62を回転させる駆動部(第2駆動部)80とを有している。ここで、第2中心軸K2は、水平方向(略水平方向としてもよい)(鉛直方向(略鉛直方向としてもよい)に対する直角方向)で、かつ、第1中心軸K1に対して直角の方向(略直角の方向としてもよい)をなす。該水平方向は、台車10の横方向となる。
ここで、回転支持部62は、旋回台64と、旋回台64の上面(具体的には、上面板部64aの上面)に固定して設けられ、チルトフレーム46を回転可能に支持する支持アーム66と、旋回台64の板状部70に固定して取り付けられたベアリング外輪72(第2ベアリングの内輪と外輪の一方)とを有している。
旋回台64は、全体に略板状を呈し、水平方向に設けられた上面板部64aと、水平方向に設けられた下面板部64bと、上面板部64aと下面板部64b間に上面板部64a及び下面板部64bと直角に設けられた中間板部64cと、上面板部64aの上面に設けられ、駆動部80を支持する支持部68と、下面板部64bの下面に設けられ、ベアリング外輪72を取り付けるための板状部70と、を有する構成なっていて、平面視において略長方形状に形成されている。つまり、旋回台64は、平面視において、略長方形状の外形を有している。なお、旋回台64において、上面板部64aと、下面板部64bと、中間板部64cとが旋回台本体を構成する。旋回台本体は、ベース部98と平行(略平行としてもよい)に構成され、長尺物支持機構部20を荷台12に設置した状態では、旋回台64(特に、旋回台本体)は荷台12(特に、荷台12の上面)と平行(略平行としてもよい)となる。
また、支持アーム66は、一対設けられ、一方の支持アーム66は、旋回台64の一方の長辺側(Y1側)に該一方の長辺に沿って設けられ、他方の支持アーム66は、旋回台64の他方の長辺側(Y2側)に該他方の長辺に沿って設けられ、旋回台64の上面の一方の短辺側(旋回台64の長手方向の一方の端部側(X1側))において高く立設して形成されている。
この支持アーム66は、図2に示すように、側面視において略L字状を呈し、その厚みは、フレーム本体46aの板状部47dと板状部46b−2間の長さやフレーム本体46aの板状部47bと板状部46b−2間の長さよりも若干小さく形成されている。なお、実際には、1つの支持アーム66は、例えば、略L字状の形状を呈する一対の板状部と、該一対の板状部間に設けられた板状部(例えば、該一対の板状部の辺部に沿って設けられた板状部)によって形成される。
チルトフレーム46は、一対の支持アーム66に回転可能に軸支され、支持アーム66の上端領域に形成された挿通穴に円筒状部材(図示せず)が固定され、該円筒状部材に支持ピン46cが挿通されて、支持ピン46cがチルトフレーム46に固定されることにより、チルトフレーム46が一対の支持アーム66に第2中心軸K2を中心に回転可能に軸支される。なお、該支持ピン46cの円筒状部材との間には、ベアリングを設けるのが好ましい。以上のようにして、支持アーム66は、旋回台64の長手方向の一方の端部側(X1側)に第1回転支持部40のフレーム部材(チルトフレーム46と回転支持部48とで構成されるフレーム部材)を第2中心軸K2を中心に回転可能に支持し、第1回転機構部40は、旋回台64の長手方向の一方の端部側(X1側)に設けられている。
また、支持部68は、上面板部64aの両側(上面板部64aの短辺方向の両側)に一対ずつ形成され、駆動部80を回動可能に支持するものである。つまり、支持部68は板状に形成され、一方の一対の支持部68間には、駆動部80としての油圧シリンダのシリンダ本体81の端部を回動自在に軸支する。つまり、一対の支持部68には挿通穴が形成され、シリンダ本体81の端部には板状の軸支部が形成され、この軸支部にも挿通穴が形成され、一対の支持部68間に板状の軸支部を配置して、一対の支持部68の挿通穴と軸支部の挿通穴にピンを挿通して、該ピンを一対の支持部68に固定する。これにより、シリンダ本体81が一対の支持部68に対して回動自在となる。
また、板状部70は、図2、図3、図4に示すように、X1−X2方向には、ベアリング外輪72の外径よりもやや大きく、Y1−Y2方向には、旋回台本体の短辺方向の長さ(下面板部64bの短辺方向の長さとしてもよい)よりもやや小さい大きさを有し、ベアリング外輪72の形成箇所には、ベアリング外輪72の内径と略同径の開口部が形成され、駆動部100の出力軸100aがベアリング内輪94に歯合する際に支障とならないようになっている。
また、ベアリング外輪72は、旋回ベアリングの外輪であり、板状部70の下面に固定して設けられている。
また、駆動部80は、油圧シリンダであり、シリンダ本体81と、シリンダ本体81に対して往復動可能に設けられ、シリンダ本体81に対して往復動することによりシリンダ本体81からの突出部分が伸縮するピストンロッド(ロッド)82とを有し、ピストンロッド82の先端部82a(ピストンロッド82におけるシリンダ本体81からの突出部分の先端部)は、第1回転機構部40の回動支持部48に回動可能に軸支されている。
起伏機構部60を以上の構成とすることにより、駆動部80を駆動して、ピストンロッド82を伸縮することにより第1回転機構部40が第2中心軸K2を中心に回転し、ピストンロッド82を縮めることにより、第1回転機構部40の第2中心軸K2とは反対側が上方に回動して、ブレード支持部30の支持部材32に支持されたブレードが起立することになる。なお、第1回転機構部40の回動範囲は、支持部材32の支持面32aが水平方向となる位置から図8に示すように斜め上方となる位置の間である。
また、第2回転機構部90は、起伏機構部60を第3中心軸K3を中心に回転可能に支持する回転支持部(第3回転支持部)92と、回転支持部92を回転させる駆動部(第3駆動部)100とを有している。ここで、第3中心軸K3は、鉛直方向(略鉛直方向としてもよい)、かつ、第2中心軸K2と直角の方向(略直角の方向としてもよい)をなす。
ここで、回転支持部92は、ベアリング外輪72に回転可能に設けられたベアリング内輪94(第2ベアリングの内輪と外輪の他方)と、ベアリング内輪94の下面に固着され、ベアリング内輪94を支持する支持部材96と、支持部材96を支持するベース部98とを有している。
支持部材96は、円筒状を呈し、この上端にベアリング内輪94を固着して支持している。また、ベース部98は、板状を呈し、その上面に支持部材96が固着されている。ベース部98は、台車10の荷台12の上面にボルト等で固定されている。
また、駆動部100は、油圧モータであり、旋回台64(具体的には、旋回台本体における上面板部64a)に固定され、その出力軸100aは、ベアリング内輪94に歯合している。出力軸100aは、出力軸本体100a−1と、出力軸本体100a−1と一体化されたギア100a−2とを有し、ギア100a−2が、ベアリング内輪94に歯合している。駆動部100を構成する油圧モータは正逆回転可能であり、その出力軸100aは正逆回転される。なお、旋回台本体における駆動部100取付け箇所には、開口部が設けられ、駆動部100の取付けや出力軸100aのベアリング内輪94との歯合に支障がないようになっている。また、駆動部100は、旋回台64においてX2側の端部側に設けられ、第3中心軸K3が旋回台のX2側の端部側(長手方向の他方の端部側と)なるように設けられている。
第2回転機構部90を以上の構成とすることにより、駆動部100を駆動することにより、ベアリング内輪94がベアリング外輪72に対して回転して、これにより、起伏機構部60が回転支持部92に対して第3中心軸K3を中心に回転する。なお、駆動部100は、旋回台64の長手方向において、第1回転機構部40が設けられた側とは反対の端部側に設けられていて、第3中心軸K3と第2中心軸K2とは旋回台64の長手方向に離れた位置に設けられているので、起伏機構部60の旋回台64が回転することにより、第1回転機構部40が水平方向に旋回し、ブレード支持部30も第3中心軸K3とは離れた位置に設けられているので、起伏機構部60の旋回台64が回転することにより、ブレード支持部30も水平方向に旋回し、結果として、長尺物としてのブレードが旋回する。なお、ベアリング外輪72とベアリング内輪94とで、ベアリング71(第2ベアリング)が構成される。
なお、ベアリング外輪72とベアリング内輪94とを逆にして、ベアリング内輪94を旋回台64側(具体的には、板状部70)に取り付け、ベアリング外輪72を支持部材96に取り付け、駆動部100の出力軸をベアリング外輪72に歯合させる構成としてもよい。
また、ユニットケース110は、旋回台64(特に、旋回台本体)の前側の端部に固定して設けられ、その内部には、駆動部50、80、100を駆動するための油圧ユニット(オイルタンク、油圧ポンプ、方向切換弁等)や発電機(油圧ポンプ等を動作させるための発電機)が設けられている。
すなわち、図7に示すように、長尺物運搬装置5は、駆動部50と油圧パイプを介して接続され駆動部50への作動油の供給方向を切り換える方向切換弁120と、方向切換弁120と油圧パイプを介して接続され方向切換弁120に作動油を送る油圧ポンプ130と、駆動部80と油圧パイプを介して接続され駆動部80への作動油の供給方向を切り換える方向切換弁122と、方向切換弁122と油圧パイプを介して接続され方向切換弁122に作動油を送る油圧ポンプ132と、駆動部100と油圧パイプを介して接続され駆動部100への作動油の供給方向を切り換える方向切換弁124と、方向切換弁124と油圧パイプを介して接続され方向切換弁124に作動油を送る油圧ポンプ134と、油圧ポンプ130、132、134と油圧パイプを介して接続され、油圧ポンプ130、132、134に油圧を供給するためのオイルタンク140と、油圧ポンプ130、132、134を動作させるための発電機150と、遠隔操作装置(図示せず)からの操作により操作信号を受信する受信部160と、方向切換弁120、122、124と油圧ポンプ130、132、134と発電機150と受信部160の動作を制御するためのCPU170とを有していて、ユニットケース110には、方向切換弁120、122、124と油圧ポンプ130、132、134と発電機150が設けられている。また、受信部160やCPU170の設置位置は任意であるが、例えば、運転室14に設ける。
上記構成の長尺物運搬装置5の使用状態について、長尺物として風力発電用の風車のブレード120を運搬する場合を例にとって説明する。
まず、ブレード120を長尺物運搬装置5に積載する。つまり、ブレード支持部30の支持部材32にブレード120を固定する。すなわち、ブレード120には、ボルトを挿通する挿通穴(図示せず)が設けられているので、ブレード120に設けられた挿通穴と支持部材32に設けられた挿通穴にボルトを挿通し、ナットで固定する。これにより、ブレード120の先端が自由端として片持ち支持される。なお、ブレード120を支持部材32に固定する際には、支持部材32は、その支持面32aが水平方向を向く(つまり、支持部材32自体は、旋回台64の上面に対して直角となる)ようにし、これにより、ブレード120は、図8に示すように、水平方向に支持される。
ブレード120を支持部材32に支持したら、風向きを確認して、ブレード120への風圧が小さくなるように、ブレード支持部30を回転させて、ブレード120自体を回転させる。つまり、遠隔操作装置による操作により、駆動部50を駆動させて、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転させて、ブレード120への風圧が小さいようにブレード120の角度を調整しておく。すなわち、ブレード120は、風を受ける形状に形成され、風受け面が形成されているので、該風受け面120aを風向きに対してなるべく平行となるようにして、受風面積を軽減させてブレード120への風圧を軽減させる。
その後、運転室14の操作者の操作により、走行ユニット16を動作させて台車10を走行させる。
長尺物運搬装置5の走行中に風向きが変化して、ブレード120への風圧が大きくなった場合には、長尺物運搬装置5の走行を一旦停止した後に、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転させて、ブレード120への風圧が小さいようにブレード120の角度を調整して、再び長尺物運搬装置5を走行させる。ブレード120への風圧が大きくなったか否かは、風向きとブレード120の向きを見て、ブレード120の風受け面が風向きに対して略直角になっているか否かにより判断すればよい。なお、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転させる操作は、長尺物運搬装置5の走行中に行ってもよい。
長尺物運搬装置5が曲がり角に到達し、長尺物運搬装置5が曲がり角をカーブして走行しようとすると、ブレード120が周囲の障害物に接触するおそれがある場合には、長尺物運搬装置5の走行を一旦停止させた後に、ブレード120を起立させる。つまり、遠隔操作装置による操作により、駆動部80を駆動して第1回転機構部40を回転支持部62に対して第2中心軸K2を中心に回動させて、図9に示すように、ブレード120を起立させる。つまり、支持部材32の支持面32aが上方に向くように、第1回転機構部40を回動させる。
このようにして、ブレード120を起立させたら、長尺物運搬装置5を再び走行させて、該曲がり角をカーブして走行させる。その際、ブレード120を起立させているので、ブレード120が荷台12の後端から後方に突出した長さhが短くなり、長尺物運搬装置5がカーブして移動する場合の旋回径も小さくなるので、周囲の障害物への接触を避けることができる。
なお、長尺物運搬装置5がカーブして走行する際に、上方にある障害物に接触するおそれがある場合には、第2回転機構部90によりブレード120を水平方向に旋回させる。つまり、一旦長尺物運搬装置5の走行を停止した後に、遠隔操作装置による操作により、駆動部100を駆動して起伏機構部60を回転支持部92に対して第3中心軸K3を中心に回転させて、ブレード120を水平方向に旋回させる。
このようにして、ブレード120を旋回させたら、長尺物運搬装置5を再び走行させて、該曲がり角をカーブして走行させる。
なお、曲がり角を通過する際には、長尺物運搬装置5がカーブするので、実質的にブレード120への風向きが変化する。よって、ブレード120への風圧が大きくなった場合には、長尺物運搬装置5の走行を一旦停止させて、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転させて、ブレード120への風圧が小さいようにブレード120の角度を調整する。
曲がり角を通過した後には、再び長尺物運搬装置5の走行を停止させて、ブレード120を曲がり角を通過する前の状態に戻す。例えば、駆動部80を駆動させて第1回転機構部40を回転支持部62に対して第2中心軸K2を中心に回動させて、ブレード120を起立させた場合には、第1回転機構部40を第2中心軸K2を中心に逆方向に回動させて、ブレード120を横向きとし、駆動部100を駆動させて起伏機構部60を回転支持部92に対して第3中心軸K3を中心に回転させて、ブレード120を水平方向に旋回させた場合には、起伏機構部60を逆方向に旋回させて元の状態に戻す。
なお、ブレード120を曲がり角を通過する前の状態に戻す場合にも、ブレード支持部30を第1中心軸K1を中心に回転させて、ブレード120への風圧が小さいようにブレード120の角度を調整する。
以上のように、本実施例の長尺物運搬装置5によれば、起伏機構部60と第2回転機構部90を有していて、長尺物を起立させたり、長尺物を水平方向に旋回させることができるので、長尺物運搬装置5が曲がり角を曲がる場合に、周囲の障害物に接触しないようにすることができる。
また、特に、第1回転機構部40を有しているので、長尺物をその長手方向に沿った中心軸(第1中心軸K1)を中心に回転させることができ、長尺物への風圧が調整することができる。特に周囲の障害物を避けるために、起伏機構部60により長尺物を起立させたり、第2回転機構部90により長尺物を水平方向に旋回させた際に、長尺物の受風面積が大きくなっても、第1回転機構部40により受風面積を小さくすることができる。よって、風力発電用風車のブレードのように横断面形状が細長の長尺物を運搬する際に、該長尺物を安定して運搬することができ、特に、風が強い状況において、風の向きが変化したり、運搬車自体が走行に際してカーブする場合でも、長尺物を安定して運搬することができる。
5 長尺物運搬装置
10 台車
12 荷台
14 運転室
16 走行ユニット
18、110 ユニットケース
20 長尺物支持機構部
30 ブレード支持部
32、96 支持部材
35 ベアリング(第1ベアリング)
36 ベアリング内輪(第1ベアリングの内輪)
40 第1回転機構部
42 回転支持部(第1回転支持部)
44 ベアリング外輪(第1ベアリングの外輪)
46 チルトフレーム
47a、47b、47c、47d、46b−1、46b−2、70 板状部
48 回動支持部
50 駆動部(第1駆動部)
60 起伏機構部
62 回転支持部(第2回転支持部)
64 旋回台
66 支持アーム
68 支持部
71 ベアリング(第2ベアリング)
72 ベアリング外輪(第2ベアリングの外輪)
80 駆動部(第2駆動部)
90 第2回転機構部
92 回転支持部(第3回転支持部)
94 ベアリング内輪(第2ベアリングの内輪)
96 支持部材
98 ベース部
100 駆動部(第3駆動部)

Claims (3)

  1. 長尺物を運搬する長尺物運搬装置であって、
    荷台(12)を有する台車(10)と、
    荷台に設けられた長尺物支持機構部で、
    長尺物を支持する支持部(30)と、
    支持部を第1中心軸を中心に回転させる第1回転機構部(40)と、
    第1回転機構部を第1中心軸と略直角方向で略水平方向の第2中心軸を中心に回転させることにより長尺物を起伏させる起伏機構部(60)と、
    起伏機構部を荷台に対して第2中心軸と略直角方向で略鉛直方向の第3中心軸を中心に回転させる第2回転機構部(90)と、を有する長尺物支持機構部(20)と、
    を有することを特徴とする長尺物運搬装置。
  2. 第1回転機構部が、支持部を第1中心軸を中心に回転可能に支持する第1回転支持部(42)と、支持部を第1回転支持部に対して回転させる第1駆動部(50)とを有し、
    起伏機構部が、第1回転機構部を第2中心軸を中心に回転可能に支持する第2回転支持部(62)と、第1回転機構部を第2回転支持部に対して回転させる第2駆動部(80)とを有し、
    第2回転機構部が、起伏機構部を第3中心軸を中心に回転可能に支持する第3回転支持部(92)と、起伏機構部を第3回転支持部に対して回転させる第3駆動部(100)とを有することを特徴とする請求項1に記載の長尺物運搬装置。
  3. 支持部が、長尺物を取り付けるための支持部材(32)と、第1回転支持部と接続するための第1ベアリング(35)の内輪と外輪の一方(36)とを有し、
    第1回転支持部が、支持部と接続するための第1ベアリングの内輪と外輪の他方(44)と、第1ベアリングの内輪と外輪の他方を支持するフレーム部材(46、48)とを有し、第1駆動部が、回転力を出力するモータであり、フレーム部材に取り付けられ、第1駆動部の出力軸が第1ベアリングの内輪と外輪の一方と歯合し、
    第2回転支持部が、第3回転支持部に回転可能に支持され荷台の上面と略平行に設けられた平面視略長方形状の旋回台(64)と、旋回台の長手方向の一方の端部側に第1回転支持部のフレーム部材を第2中心軸を中心に回転可能に支持する支持アーム(66)と、旋回台に取り付けられた第2ベアリング(71)の内輪と外輪の一方(72)とを有し、第2駆動部が、シリンダ本体と、シリンダ本体に対して往復動可能に設けられたピストンロッドとを有する油圧シリンダであり、シリンダ本体が旋回台に対して回動自在に軸支され、ピストンロッド(82)の先端がフレーム部材に対して回動自在に軸支され、
    第3回転支持部が、荷台に固定されるベース部(98)と、第2ベアリングの内輪と外輪の他方(94)とを有し、第3駆動部が、回転力を出力するモータであり、第3駆動部が、旋回台に第3中心軸が旋回台の長手方向の他方の端部側となるように固定され、第3駆動部の出力軸が第2ベアリングの内輪と外輪の他方と歯合することを特徴とする請求項2に記載の長尺物運搬装置。
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