JP2013070837A - 電気掃除機 - Google Patents

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Masayuki Oki
雅之 大木
Masayuki Arakawa
正之 荒川
Mai Otsuka
舞 大塚
Minoru Kaneko
稔 金子
Susumu Sasaki
晋 佐々木
Naoko Saito
尚子 斎藤
Koichi Osada
剛一 長田
Atsushi Kurata
敦史 倉田
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Abstract

【課題】 推力を発生する軽量で安価な吸込具を備える電気掃除機を提供する。
【解決手段】 清掃面に沿って前進及び後退を繰り返して清掃を行う吸込具を有する電気掃除機において、清掃面に接触することで前記吸込具の前進及び後退に応じてそれぞれ順方向及び逆方向に回転する回転体と、前記回転体の前進時及び後退時のいずれか一方の回転力をばね弾発力として蓄えると共に、蓄えた前記ばね弾発力を前記回転体の前進時及び後退時のいずれか他方の回転力として供給するゼンマイばねと、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、床面等を掃除する際に推力を発生する吸込具を備える電気掃除機に関する。
近年の電気掃除機は、その電動送風機の出力が益々大きくなって、それにつれて電気掃除機の吸引力も益々大きくなる傾向にある。
電気掃除機は、一般に、電動送風機が搭載されると共に集塵室が設けられる掃除機本体に、ホース、操作管、延長管、及び吸込具がこの順番で接続されている。そして、この電気掃除機を使用して床面を掃除する場合に、ユーザは、把持した操作管を操作することで延長管の先端にある吸込具を床面に沿って前後方向に往復移動させる。
ところが、前記したように、電気掃除機の吸引力が大きくなったために、床面に吸込具が吸い付けられて、ユーザは、吸込具を床面上で往復移動させづらくなった。
一方、このような問題を解消する電気掃除機としては、パワーブラシ付き吸込具を有する電気掃除機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電気掃除機の吸込具は、モータ駆動の回転ブラシを備えており、この回転ブラシは、床面に付着した塵埃を掻き取ると共に、床面上の吸込具の前方移動をアシストしている。
特開2006−230606号公報
しかしながら、従来の電気掃除機(特許文献1参照)は、吸込具に搭載されるブラシ回転用モータ、回路基板、配線等によって吸込具が重くなって、コードや敷居などのちょっとした段差の乗り越えや階段掃除に伴う吸込具の持ち上げ、および使用後の電気掃除機の片付けや、室内での移動、納戸への出し入れ等の際に不便を生じさせている。また、吸込具に搭載されるブラシ回転用モータ等によって製造コストが高くなる問題もある。
そこで、本発明の課題は、推力を発生する軽量で安価な吸込具を備える電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決する本発明は、清掃面に沿って前進及び後退を繰り返して清掃を行う吸込具を有する電気掃除機において、清掃面に接触することで前記吸込具の前進及び後退に応じてそれぞれ順方向及び逆方向に回転する回転体と、前記回転体の前進時及び後退時のいずれか一方の回転力をばね弾発力として蓄えると共に、蓄えた前記ばね弾発力を前記回転体の前進時及び後退時のいずれか他方の回転力として供給するゼンマイばねと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、推力を発生する軽量で安価な吸込具を備える電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施形態にかかる電気掃除機を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態にかかる電気掃除機の吸込具を下面側から見た様子を示す斜視図である。 推力発生ユニットの模式的断面図であり、図3(a)は、図2のIIIa−IIIa断面を模式的に示す模式断面図、図3(b)は、図3(a)のIIIb−IIIb断面を模式的に示す模式断面図である。 吸込具の断面図であり、図4(a)は、収納状態の横移動補助ローラの断面図、図4(b)は、突出状態の横移動補助ローラの断面図である。 横移動補助ローラを突出させるカムの取り付け部近傍の部分拡大斜視図である。 吸込具の動作状態を示す図であり、図6(a)は、吸込具の通常使用時における床面上での動作を示す斜視図、図6(b)は、床面に対して第1の継手を起立させた際の様子を示す斜視図、図6(c)は、図6(b)の状態の第1の継手に対して第2の継手を回動させた際の様子を示す斜視図である。 ローラのリフトアップ機構を説明するための模式断面図であり、図7(a)は、ローラを床面に接地させた際の様子を示す模式断面図、図7(b)は、ローラを床面からリフトアップさせた際の様子を示す模式断面図である。 推力発生ユニットの配置の他の実施形態を示す吸込具の模式裏面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の電気掃除機は、吸込具の推力に、ゼンマイばねに蓄えたばね弾発力を利用するように構成されている。ここではまず、電気掃除機の全体構成について説明した後に、ゼンマイばね内蔵の推力発生ユニットを有する吸込具について説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態にかかる電気掃除機の外観構成について説明する。図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2と、ホース3と、手元操作スイッチSW等が設けられた操作管4と、継手管としての延長管5と、吸込具10とを備えて構成されている。
掃除機本体2には、吸引力を発生させる電動送風機(図示省略)が内蔵されていると共に、この電動送風機で吸引した塵埃を収容する集塵室(図示省略)が区画されている。そして、操作管4に設けられた手元操作スイッチSWの操作によって電動送風機のオンオフ、運転の強弱等が切り替えられるようになっている。なお、以下の説明で各部の方向を言うときには、図1に示す方向を基準とする。
ホース3の一端は、掃除機本体2の集塵室(図示省略)と連通するように掃除機本体2の接続口2aに接続され、ホース3の他端は、操作管4に接続されている。延長管5は、二つの管体5A、5Bから構成されて伸縮可能となっており、管体5Aの一端が操作管4の他端に接続されている。
吸込具10は、延長管5の管体5Bの他端(上流側)に接続されている。なお、吸込具10は、操作管4の他端(上流側)に接続することもできる。また、吸込具10は、図1に示すように、通常の使用状態で左右方向に長く、前記延長管5に連結されて略T字形状となる。
このような吸込具10は、下ケース11及び上ケース12で外観が形成される吸口本体10Aと、吸口本体10Aの後方に取り付けられ、内部に吸込通路が形成される吸口継手10Bとを備えている。
吸口継手10Bは、第1の継手20と、この第1の継手20に対して、回転軸P周りで矢印X方向(図1の左右方向)に回動自在に連結された第2の継手30とで構成されている。また、第1の継手20は、吸口本体10Aに対して、回転軸Q周りで矢印Y方向(図1の前後方向)に回動自在に連結されている。
次に、図2を参照して、吸込具の下面の構成を説明する。図2は、吸込具を下面側から見た様子を示す斜視図である。図2に示すように、吸込具10は、吸込室6を有しており、この吸込室6は、吸口本体10Aの長手方向に沿って長く形成され、下面(床面等の清掃面との対向面)に開口している。なお、以下では、床面等の清掃面を単に「床面」と称することがある。また、吸込室6は、吸込口100を介して、前記した吸口継手10Bの吸込通路と連通している。そして、この吸込室6内には、回転ブラシ140が収容されている。
本実施形態での回転ブラシ140は、例えば、金属製の軸部材(図示省略)と、この軸部材の外周に設けられる、刷毛、合成ゴム板、樹脂板等の摺擦部材141とで主に構成されているが、周知の回転ブラシで構成することもできる。ちなみに、本実施形態での回転ブラシ140は、吸込み気流により回転するタービン駆動のものである。
バンパー8は、吸口本体10Aが家具等に衝突した際に、家具等への傷付きと吸口本体10Aへの衝撃を吸収するものであり、合成ゴム等の弾性材料で形成されている。このようなバンパー8は、吸口本体10Aの前方で吸口本体10Aの長手方向に沿うように配置されている。
ブラシ7は、吸口本体10Aがフローリング仕上げの床面を清掃する際に、吸口本体10Aの摺動によって床面が傷つくことを、より確実に防止するためのものである。
ローラ9は、吸口本体10Aが床面上で移動する際に、床面に接触して転動するローラ本体9aと、このローラ本体9aの回転中心を通るようにローラ本体9aに固着されてローラ本体9aと共回りする回転軸9bとで主に構成されている。本実施形態でのローラ本体9aは、樹脂、合成ゴム等で形成され、回転軸9bは、金属で形成されている。このようなローラ本体9aは、その回転軸9bが吸口本体10Aの左右方向に延在するように下ケース11の後部に回転可能に支持されている。
符号21は、後に詳しく説明する横移動補助ローラであり、吸口本体10Aが床面上で左右方向に移動する際に(横移動する際に)、床面に接触して転動するローラ本体22aと、このローラ本体22aを軸支する回転軸22bを備えている。そして、横移動補助ローラ21は、そのローラ本体22aが、下ケース11の下面(床面との対向面)に形成された開口部23からカム25(図4参照)によって突出するように構成されている。
推力発生ユニット13は、ローラ9の左右両端にそれぞれに位置するように吸口本体10A内に設けられている。そして、各推力発生ユニット13は、ローラ9の回転軸9bに連結されている。なお、左右の推力発生ユニット13のそれぞれは、相互に左右対称に構成されている以外は同一の構造を有しているので、以下では、図2中、左側の推力発生ユニット13についてのみ説明し、右側の推力発生ユニット13についてはその説明を省略する。
次に、図3を参照して、推力発生ユニットについて説明する。図3は、推力発生ユニットの模式的断面図であり、図3(a)は、図2のIIIa−IIIa断面を模式的に示す模式断面図、図3(b)は、図3(a)のIIIb−IIIb断面を模式的に示す模式断面図である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、推力発生ユニット13は、吸口本体10A内の、図示しない所定の支持部材に支持されるケーシング14と、このケーシング14内に挿通されるローラ9の回転軸9bに対して、相互に平行に設けられる第1回転軸15a、第2回転軸15b、及び第3回転軸15cと、ケーシング14内でローラ9の回転軸9bに設けられる第1平歯車16aと、この第1平歯車16aに噛合すると共に第1回転軸15aに取り付けられる第2平歯車16bと、第1回転軸15aに取り付けられて第2平歯車16bと共回りする第3平歯車16cと、この第3平歯車16cに噛合すると共に第2回転軸15bに取り付けられる第4平歯車16dと、第2回転軸15bに取り付けられて第4平歯車16dと共回りする第5平歯車16eと、この第5平歯車16eに噛合すると共に第3回転軸15cに取り付けられる第6平歯車16fと、を備えている。
そして、推力発生ユニット13は、ケーシング14内に支持される円筒ガイド17内に配置されるゼンマイばね18を更に備えている。なお、図3(b)中、円筒ガイド17の一部を切り欠いてゼンマイばね18を示している。
図3(a)に示すように、このゼンマイばね18の渦巻き中心の一端部18aは、第3回転軸15cに固定され、その渦巻き外周の他端部18bは、円筒ガイド17の内周面に支持されている。なお、ゼンマイばね18の他端部18bは、所定の大きさを超えるばね弾発力がゼンマイばね18に発生すると、円筒ガイド17の内周面で摺動するようになっており、ゼンマイばね18の巻き過ぎが防止される構造となっている。
このような推力発生ユニット13においては、図2に示す吸込具10の後退時には、図3(a)に示すように、ローラ9が順方向D1に回転することで、その回転力が、ローラ9の回転軸9b、第1平歯車16aから第6平歯車16f、及び第3回転軸15cを介してゼンマイばね18に伝達され、ゼンマイばね18は、その回転力をばね弾発力として蓄える。また、ゼンマイばね18は、蓄えたばね弾発力を、第3回転軸15c、第6平歯車16fから第1平歯車16a、及び回転軸9bを介して、ローラ9の逆方向D2の回転力として供給する。
再び図2に戻って、横移動補助ローラ21は、左右の推力発生ユニット13に対応するように左右にそれぞれ2つ設けられ、推力発生ユニット13の前方に位置するように吸口本体10A内に設けられている。そして、横移動補助ローラ21のそれぞれは、相互に左右対称に構成されている以外は同一の構造を有しているので、以下では、図2中、右側の横移動補助ローラ21についてのみ説明し、左側の横移動補助ローラ21についてはその説明を省略する。
次に、図4を参照して、横移動補助ローラについて説明する。図4は、吸込具の断面図であり、図4(a)は、収納状態の横移動補助ローラの断面図、図4(b)は突出状態の横移動補助ローラの断面図である。なお、図4(a)及び図4(b)は、図2のIV−IV断面に対応する模式断面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、横移動補助ローラ21は、ベース板23aと、このベース板23aから下方に向けて延出する軸支持部材23bと、この軸支持部材23bに支持される前記の回転軸22bと、この回転軸22bに取り付けられる前記のローラ本体22aと、ベース板23aを上方に付勢するように下ケース11に配置されるコイルばね24と、を備えている。そして、横移動補助ローラ21は、次に説明するカム25によって、ローラ本体22aが、前記したように、下方に向けて開口部23から突出するようになっている。
なお、図4(a)及び図4(b)中、符号13は推力発生ユニットであり、符号9はローラであり、符号Amはカム25が取り付けられる軸部材であり、符号20は前記した第1の継手であり、符号30は前記した第2の継手であり、符号140は回転ブラシであり、符号38は床面(清掃面)である。
カム25は、軸部材Am周りに回動することでローラ本体22aを開口部23から突出させるもので、軸部材Amに接続されている。
次に、図5を参照して、横移動補助ローラを突出させるカムについて説明する。図5は、横移動補助ローラを突出させるカムの取り付け部近傍の部分拡大斜視図である。
図5に示すように、カム25が取り付けられる軸部材Amは、吸口継手10Bの第1の継手20に接続されている。更に具体的には、カム25は、軸部材Amを挟んで第1の継手20の反対側に向かって延出するように形成されている。ちなみに、図5に示す2つのカム25のそれぞれは、図2に示す2つの横移動補助ローラ21のそれぞれに対応するように設けられている。
このようなカム25と第1の継手20とを互いに接続する軸部材Amは、回転軸Qを規定するものであり、この回転軸Qは、図1に示すように、吸口本体10Aに対して第1の継手20をY方向に回動させる際の中心となる。この第1の継手20は、軸部材Am(図5参照)が、下ケース11と上ケース12との間に挟み込まれることでこれらに支持されている。
再び図5に戻って、軸部材Amの両端部には、切欠部26(一方の切欠部26のみ記載)が設けられている。この切欠部26は、回転軸Q周りに回動する第1の継手20を、所定の回動角で位置決めするストッパとして利用することができる。ちなみに、このストッパとしては、図示しないが、例えば、図4(b)に示すように、床面38に対して第1の継手20が起立した際に、下ケース11の内壁に設けた係止突起やフック部材等の先端が嵌脱自在に前記切欠部26に嵌り込むように構成することができる。
図5に示すように、第1の継手20に連結されて回転軸P周りで回動可能な第2の継手30は、第1の継手20に対して第2の継手30を位置決めする位置決め機構27を有している。この位置決め機構27は、軸部材Amから最も離れた第1の継手20の端部に形成された係止凹部24に対してその先端部が嵌脱自在の係止部材28と、この係止部材28を第1の継手20側に向けて付勢するコイルばね29とで主に構成されている。
この位置決め機構27によれば、第2の継手30が第1の継手20に対して回転軸P周りに回動する際に、係止部材28の先端部が係止凹部24にクリック感をもって嵌り込むことで、第2の継手30が第1の継手20に対して位置決めされる。このように第2の継手30が位置決めされると、延長管5及び吸口継手10Bが略一方向に揃って延在することとなる。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1の動作について、図6を参照して説明する。図6は、吸込具の使用状態を示す図であり、図6(a)は、吸込具の通常使用時における床面上での動作を示す斜視図、図6(b)は、床面に対して第1の継手を起立させた際の様子を示す斜視図、図6(c)は、図6(b)の状態の第1の継手に対して第2の継手を回動させた際の様子を示す斜視図である。
本実施形態に係る電気掃除機1(図1参照)を使用して、図6(a)に示すように床面38を清掃する場合に、吸込具10は、床面38に沿って前進31及び後退32を繰り返す。なお、図6(a)中の矢印31は、吸込具10の前進方向を表し、矢印32は、吸込具10の後退方向を表している。そして、吸込具10の後退の際には、図3(a)に示すように、ローラ9が順方向D1に回転することで、ゼンマイばね18は、その回転力をばね弾発力として蓄える。
また、図6(a)に示す吸込具10の前進の際には、図3(a)に示すゼンマイばね18は、蓄えたばね弾発力を、ローラ9の逆方向D2の回転力として供給する。そして、このローラ9の逆方向D2の回転力は、図6(a)に示す吸込具10の前進の際の推力となって、ユーザが操作管4(図1参照)を把持して吸込具10を前進させる際のアシスト力となる。
次に、この吸込具10を使用して、例えば、壁際に沿って床面38を清掃する場合について説明する。
図6(b)に示すように、ユーザは、例えば、延長管5を把持して、第1の継手20を回転軸Q周りに回動させることで、第1の継手20を床面38に対して起立させる。この際、図4(a)に示す、起立していない第1の継手20を、図4(b)に示すように起立させることによって、カム25は、横移動補助ローラ21側に向かって回動する。そのことで、カム25は、コイルばね24の付勢力に抗してベース板23aを押し下げる。その結果、ローラ本体22aが開口部23から突出して床面38に接地し、下ケース11を押し上げることで、ローラ9が床面38から離反する。
次に、図6(c)に示すように、ユーザは、例えば、延長管5を把持して、起立する第1の継手20に対して、第2の継手30を倒すように回転軸P周りに回動させる。ちなみに、この際、第2の継手30の位置決め機構27(図5参照)を構成する係止部材28(図5参照)の先端部は、第1の継手20の係止凹部24から抜け出ることとなる。
そして、図6(c)に示す壁際に沿う方向Zに吸込具10を往復移動させる際に、図4(b)に示すように、横移動補助ローラ21のローラ本体22aが、床面38に接地していると共に、推力発生ユニット13に連結されるローラ9が、床面38から離反しているので、ユーザは、図6(c)に示す壁際に沿う方向Zに吸込具10を、円滑に往復移動させることができる。
以上のような電気掃除機1によれば、吸込具10の後退時におけるローラ9の回転力でゼンマイばね18に蓄えたばね弾発力を、吸込具10の前進時のローラ9の回転力として供給するので、この回転力が、ユーザが操作管4を把持して吸込具10を前進させる際のアシスト力(推力)となる。
したがって、この電気掃除機1によれば、従来のパワーブラシ付き吸込具を有する電気掃除機と異なって、ブラシ回転用モータ、配線、回路基板等を吸込具10に搭載しなくとも、床面上で吸込具10に推力を発生させることができるので、吸込具10の軽量化及びコンパクト化を達成することができる。
また、この電気掃除機1によれば、従来のパワーブラシ付き吸込具を有する電気掃除機と異なって、ブラシ回転用モータ、配線、回路基板等を吸込具10に搭載しなくてもよいので、電気掃除機1の消費電力を低減することができる。
また、この電気掃除機1によれば、ブラシ回転用モータ、配線、回路基板等を吸込具10に搭載しなくてもよいので、吸込具10を安価に製造することができる。
また、この電気掃除機1によれば、吸込具10をその長手方向に往復移動させて床面38を清掃するときのように、推力発生ユニット13で推力が発生しない場合には、ローラ9(回転体)を床面38から離反させるので、ローラ9の接地抵抗が無くなって、吸込具10をその長手方向に円滑に往復移動させることができる。
そして、本実施形態に係る電気掃除機1では、このローラ9に代えて横移動補助ローラ21が接地するので、そのローラ本体22aが転動することによって、より円滑に吸込具10をその長手方向に往復移動させることができる。
なお、本実施形態は前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。前記実施形態では、図4(a)及び図4(b)に示すように、吸込具10をその長手方向に往復移動させる際に、横移動補助ローラ21が接地して、ローラ9を床面38から押し上げる構成となっているが、本発明はローラ9を引き上げるリフトアップ機構を有する構成であってもよい。
図7は、ローラのリフトアップ機構を説明するための模式断面図であり、図7(a)はローラを床面に接地させた際の様子を示す模式断面図、図7(b)はローラを床面からリフトアップさせた際の様子を示す模式断面図である。
図7(a)及び図7(b)に示すように、ローラ9のリフトアップ機構33は、ローラ9に連結される推力発生ユニット13が、上下方向に長い柱状部材34に接続されており、この柱状部材34の上部先端には、前記した軸部材Amの端部に設けられた切欠部26(図5及び図7(a)参照)に嵌脱自在に嵌り込む突起34aが設けられている。また、柱状部材34は、ガイド部材35に案内されることで上下移動が可能となっていると共に、下ケース11との間に配置されたコイルばね36によって上方に向けて付勢されている。
このリフトアップ機構33では、図7(a)に示すように、柱状部材34の突起34aが軸部材Amの切欠部26に嵌り込んでいない場合には、ローラ9が床面38に接地している。そして、図7(b)に示すように、第1の継手20が起立した状態になると、コイルばね36の付勢力によって、切欠部26に突起34aが嵌り込むと共に、柱状部材34が上方に移動する。その結果、柱状部材34によって推力発生ユニット13がリフトアップされることで、ローラ9は、床面38から離反する。
図7(a)及び図7(b)中、符号37は、下ケース11の下面(床面38との対向面)に設けられたブラシである。このブラシ37は、吸口本体10Aがフローリング仕上げの床面等を清掃する際に、吸口本体10Aの摺動によって床面38が傷付くことを、より確実に防止するためのものである。
なお、図7(a)及び図7(b)中、符号20は前記した第1の継手であり、符号30は前記した第2の継手であり、符号140は回転ブラシであり、符号38は床面(清掃面)である。
以上のようなリフトアップ機構33を有する吸込具10によれば、吸込具10をその長手方向に往復移動させて床面38を清掃するときのように、推力発生ユニット13で推力が発生しない場合には、ローラ9(回転体)を床面38から離反させるので、ローラ9の接地抵抗が無くなって、吸込具10をその長手方向に円滑に往復移動させることができる。
また、前記実施形態では、ユーザが吸込具10を前進させるときよりも、後退させるときのほうが、操作管4を操り易く力を入れ易いので、吸込具10の後退時にゼンマイばね18に回転力(ばね弾発力)を蓄える構成となっているが、本発明は、これとは逆に、吸込具10の前進時に、ローラ9が逆方向D2に回転することによって、ゼンマイばね18が、その回転力をばね弾発力として蓄え、吸込具10の後退時には、ゼンマイばね18が、蓄えたばね弾発力を、ローラ9の順方向D1の回転力として供給するようになっている構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、ローラ9の左右両側に推力発生ユニット13を有しているが、本発明は左右のいずれか一方にのみ推力発生ユニット13を有するものであってもよい。
また、前記実施形態では、ローラ9に推力発生ユニット13を配置することで、吸込具10にブラシ回転用モータ等を搭載しなくても(パワーブラシを搭載しなくても)、吸込具10に推力を発生させることができる構成となっているが、本発明は、図1に示す回転ブラシ140がパワーブラシであってもよい。
また、前記実施形態では、推力発生ユニット13が回転体としてのローラ9の回転軸9bに連結されているが、本発明は床面38に接地して回転する回転体であればこのローラ9に限定されない。参照する図8は、推力発生ユニットの配置の他の実施形態を示す吸込具の模式裏面図である。
図8に示すように、この吸込具10においては、推力発生ユニット13は、ローラ9に代えて回転ブラシ140の回転軸140aに連結されている。ちなみに、この回転ブラシ140は、吸込み気流によるタービン駆動及びモータ駆動のいずれでもなく、床面に接触するローラ部材140bの回転に同期した回転力によって、床面の塵埃を掻き集める構成となっている。なお、図8中、符号21は横移動補助ローラであり、符号140bは床面に接地して転動するローラ部材である。
1…電気掃除機、2…掃除機本体、3…ホース、4…操作管、5…延長管、5A…管体、5B…管体、6…吸込室、7…ブラシ、8…バンパー、9…ローラ、9a…ローラ本体、9b…回転軸、10…吸込具、10A…吸口本体、10B…吸口継手、11…下ケース、12…上ケース、13…推力発生ユニット、14…ケーシング、15a…第1回転軸、15b…第2回転軸、15c…第3回転軸、16a…第1平歯車、16b…第2平歯車、16c…第3平歯車と、16d…第4平歯車、16e…第5平歯車、16f…第6平歯車、17…円筒ガイド、18…ゼンマイばね、20…第1の継手、21…横移動補助ローラ、22a…ローラ本体、22b…回転軸、23…開口部、23a…ベース板、23b…軸支持部材、24…コイルばね、25…カム、26…切欠部、27…位置決め機構、28…係止部材、29…コイルばね、30…第2の継手、33…リフトアップ機構、34…柱状部材、34a…突起、35…ガイド部材、36…コイルばね、37…ブラシ、38…床面(清掃面)、100…吸込口、140…回転ブラシ、141…摺擦部材、Am…軸部材、P…回転軸、Q…回転軸。

Claims (4)

  1. 清掃面に沿って前進及び後退を繰り返して清掃を行う吸込具を有する電気掃除機において、
    清掃面に接触することで前記吸込具の前進及び後退に応じてそれぞれ順方向及び逆方向に回転する回転体と、
    前記回転体の前進時及び後退時のいずれか一方の回転力をばね弾発力として蓄えると共に、蓄えた前記ばね弾発力を前記回転体の前進時及び後退時のいずれか他方の回転力として供給するゼンマイばねと、
    を備えることを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1に記載の電気掃除機において、
    前記回転体は、前記吸込具の清掃面との対向面に設けられたローラであることを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1に記載の電気掃除機において、
    前記回転体は、前記吸込具の清掃面との対向面に設けられた回転ブラシであることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気掃除機において、
    前記吸込具の前後方向に前記吸込具を清掃面に沿って往復移動させる際に、前記回転体が清掃面から離反することを特徴とする電気掃除機。
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