JP2013070311A - 画像処理システム、画像処理装置、携帯端末、設定方法、および制御プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、携帯端末、設定方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】煩雑な操作を行なうことなく画像処理装置からのスキャンデーターの送信先を設定することのできる画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像処理システムにおいて、画像処理装置でスキャン機能を用いる動作を検知すると(S11)、画像処理装置から他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせる(S12)。問い合わせを受信した携帯端末が、スキャンデーターの受信可が設定されている場合に(S31)、画像処理装置に対して、スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答する(S32)。返答が複数の携帯端末からあった場合に、画像処理装置において、複数の携帯端末それぞれからの返答に基づいてスキャンデーターの送信先とする携帯端末を絞り込み(S13)、絞り込まれた携帯端末の返答から取得された送信先をスキャンデーターの送信先として設定する(S14)。
【選択図】図4

Description

この発明は画像処理システム、画像処理装置、携帯端末、設定方法、および制御プログラムに関し、特に、スキャンデーターを携帯端末に送信する画像処理システム、画像処理装置、携帯端末、設定方法、および制御プログラムに関する。
プリンターやコピー機やそれらの複合機であるMFP(Multi-Functional Peripheral)などである画像処理装置に対して携帯端末からプリント対象のデーターを転送したり、画像処理装置から携帯端末に対してスキャンデーターを転送したりする使い方がなされている。
このような使い方の一例として、たとえば、出張者が携帯端末を出張先のオフィスに設けられたネットワーク上の画像処理装置と通信させることで、当該画像処理装置を利用する方法が挙げられる。
画像処理装置でスキャンして得られたスキャンデーターを携帯端末に対して転送したい場合に、転送先である携帯端末のネットワーク情報(IPアドレス、通信ポート情報、等)を画像処理装置に対して設定する必要がある。
画像処理装置に対して転送先である携帯端末のネットワーク情報を設定する方法として、ネットワーク情報をユーザー自身が画像処理装置に入力することで設定する方法が挙げられる。
しかしながらこの方法の場合、ネットワーク情報はDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)などによってIPアドレスなどの一時的なネットワーク情報が自動的に割り当てられる場合があり、この場合にユーザーは、自身の携帯端末に割り当てられるネットワーク情報を認識していないことが多いために、画像処理装置に対して入力することが難しい、という問題がある。
ここで、たとえば特開2010−193166号公報(特許文献1)は、ネットワーク上での問い合わせに対する応答からネットワーク情報を取得して、自動的に該ネットワーク情報を設定する技術を開示している。上述の問題に対して、たとえば特許文献1の技術を応用して、画像処理装置がネットワーク内にブロードキャストで問い合わせ、当該問い合わせを受信した携帯端末から自動でネットワーク情報を画像処理装置に返答することで、画像処理装置で自動的に当該携帯端末をスキャンデーターの送信先として設定する方法が挙げられる。
特開2010−193166号公報
しかしながら上述の方法の場合、複数の携帯端末が画像処理装置からの問い合わせを受信すると、当該複数の携帯端末から返答がなされることになる。この場合、ユーザーは、これら複数の携帯端末のうちから自身の携帯端末を選択してスキャンデーターの送信先として設定する必要がある。しかしながら、前者の例と同様にIPアドレスなどのネットワーク情報を認識していないことがあり、また、自身で入力したものでない場合には端末名も認識していないことがあり、このようなもので複数の携帯端末を提示されても、それらの中から自身の携帯する携帯端末を選択することが難しい、という問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、煩雑な操作を行なうことなく画像処理装置からのスキャンデーターの送信先を設定することのできる画像処理システム、画像処理装置、携帯端末、設定方法、および制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像処理システムは、スキャン機能を有する画像処理装置と、画像処理装置と通信可能な携帯端末とを備える。画像処理装置は、スキャン機能を用いる動作を検知すると、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるための問い合わせ手段と、返答に含まれる情報から、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末の、スキャンデーターの送信先を取得するための取得手段と、取得手段で取得された送信先を、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するための設定手段とを含む。携帯端末は、スキャンデーターの受信の可否を設定するための設定手段と、設定手段においてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に他の装置からスキャンデーターの受信の可否の問い合わせを受けると、他の装置に対して、スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するための返答手段とを含む。画像処理装置は、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターを、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した、1台の携帯端末に対して送信する。
好ましくは、携帯端末の設定手段は、所定の操作を受け付けることでスキャンデーターを受信しない設定から受信可の設定に切り替え、当該切り替えの後に所定時間が経過すると、受信可の設定から受信しない設定へと切り替える。
好ましくは、携帯端末の設定手段は、所定の操作を受け付けている間、スキャンデーターの受信可を設定する。
好ましくは、携帯端末の設定手段は、スキャンデーターを受信しない設定から受信可の設定に切り替える際に、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるための問い合わせ手段を含み、他の装置のいずれもがスキャンデーターの受信可と設定されていない場合に、スキャンデーターを受信しない設定から受信可の設定に切り替える。
好ましくは、画像処理装置からの問い合わせに対する返答には、当該携帯端末においてスキャンデーターの受信可が設定されてからの経過時間が含まれ、画像処理装置の設定手段は、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末が複数台あった場合、スキャンデーターの送信可が設定されてからの経過時間に基づいて、複数台の携帯端末のうちから1台の携帯端末をスキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として決定する。
好ましくは、画像処理装置は、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した、複数の携帯端末のうちから、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先とする携帯端末を指示する操作を受け付けるための受付手段をさらに含む。
より好ましくは、受付手段は、複数の携帯端末から返答を受け付けた後の所定の期間に携帯端末から指示信号の入力を受け付け、設定手段は、受付手段で指示信号の入力を受け付けた携帯端末を、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定する。
または、より好ましくは、受付手段は、複数の携帯端末それぞれを表わす情報を選択可能に表示してその中からの選択を受け付け、複数の携帯端末それぞれを表わす情報は、返答に含まれる当該携帯端末に関連付けられたユーザーのメールアドレス、または画像処理装置から複数の携帯端末それぞれに送信された情報である。
好ましくは、画像処理装置は、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した複数の携帯端末それぞれにスキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターを送信し、携帯端末は、画像処理装置から送信されたスキャンデーターを受信するか否かを指示するための指示手段をさらに含む。
好ましくは、スキャン機能を用いる動作は、スキャン対象の原稿のセット、スキャン動作のための設定、またはスキャン動作の開始の指示のいずれかである。
本発明の他の局面に従うと、画像処理装置はスキャン機能を有する画像処理装置であって、スキャン機能を用いる動作を検知すると、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるための問い合わせ手段と、返答に含まれる情報から、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末の、スキャンデーターの送信先を取得するための取得手段と、取得手段で取得された送信先を、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するための設定手段とを備える。携帯端末からの返答には、当該携帯端末においてスキャンデーターの受信可が設定されてからの経過時間が含まれ、記設定手段は、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末が複数台あった場合、スキャンデーターの送信可が設定されてからの経過時間に基づいて、複数台の携帯端末のうちから1台の携帯端末をスキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として決定する。
本発明のさらに他の局面に従うと、携帯端末はスキャン機能を有する画像処理装置と通信可能な携帯端末であって、スキャンデーターの受信の可否を設定するための設定手段と、設定手段においてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に他の装置からスキャンデーターの受信の可否の問い合わせを受けると、他の装置に対して、スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するための返答手段とを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、設定方法は、スキャン機能を有する画像処理装置と、画像処理装置と通信可能な携帯端末とを含んだ画像処理システムにおいて、画像処理装置からのスキャンデーターの送信先を設定する方法であって、携帯端末は、スキャンデーターの受信の可否を設定するための設定手段を含み、画像処理装置においてスキャン機能を用いる動作を検知すると、画像処理装置から他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるステップと、問い合わせを受信した携帯端末が、設定手段においてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に、画像処理装置に対して、スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するステップと、画像処理装置において、返答に含まれる情報から、携帯端末のスキャンデーターの送信先を取得するステップと、返答が複数の携帯端末からあった場合に、画像処理装置において、複数の携帯端末それぞれからの返答に基づいてスキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先とする携帯端末を絞り込むステップと、画像処理装置において、絞り込むステップで絞り込まれた携帯端末の返答から取得するステップで取得された送信先を、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは、スキャン機能を有する画像処理装置に、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先を設定する処理を実行させるためのプログラムであって、スキャン機能を用いる動作を検知すると、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるステップと、返答に含まれる情報から、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末の、スキャンデーターの送信先を取得するステップと、取得するステップで取得された送信先を、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するステップとを画像処理装置に実行させる。携帯端末からの返答には、当該携帯端末においてスキャンデーターの受信可が設定されてからの経過時間が含まれ、設定するステップでは、問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末が複数台あった場合、スキャンデーターの送信可が設定されてからの経過時間に基づいて、複数台の携帯端末のうちから1台の携帯端末をスキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として決定する。
本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは、スキャン機能を有する画像処理装置と通信可能な携帯端末に、スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターを受信する処理を実行させるためのプログラムであって、スキャンデーターの受信の可否を設定するステップと、設定するステップにおいてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に他の装置からスキャンデーターの受信の可否の問い合わせを受けると、他の装置に対して、スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するステップとを携帯端末に実行させる。
この発明によると、煩雑な操作を行なうことなく、画像処理装置からのスキャンデーターの送信先として意図した携帯端末を設定することができる。
実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる画像処理システムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)のハードウェア構成の具体例を示す図である。 実施の形態にかかる画像処理システムに含まれる携帯端末のハードウェア構成の具体例を示す図である。 第1の実施の形態にかかる画像処理システムでの動作の流れを表わす図である。 図4のステップS12でMFPから送信される問い合わせメッセージの具体例を示す図である。 図4のステップS32で携帯端末からMFPに対して送信される返答メッセージの具体例を示す図である。 図4のステップS32で携帯端末からMFPに対して送信される返答メッセージの他の具体例を示す図である。 MFPの機能構成の具体例を示すブロック図である。 携帯端末の機能構成の具体例を示すブロック図である。 MFPでの、第1の実施の形態にかかる動作の流れを表わすフローチャートである。 携帯端末での、第1の実施の形態にかかる動作の流れを表わすフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる画像処理システムでの動作の流れを表わす図である。 図12のステップS30で携帯端末から送信される問い合わせメッセージの具体例を示す図である。 携帯端末の機能構成の具体例を示すブロック図である。 携帯端末での第2の実施の形態にかかる動作の一部を表わしたフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。
図1を参照して、画像処理システムは、画像処理装置としての、複数のMFP(Multi-Functional Peripheral)100A,100Bと、複数の携帯端末200A,200Bと、サーバー300と、情報処理装置としてのPC(パーソナルコンピューター)400とを含む。複数のMFP100A,100Bを代表させてMFP100と称し、複数の携帯端末200A,200Bを代表させて携帯端末200と称する。
画像処理装置は少なくともスキャン機能を有しておればよく、MFPに限定されない。他の装置としてスキャナーであってもよい。
携帯端末200は、たとえば携帯電話機などが該当し、少なくとも通信機能を備えた小型モバイルであれば他の装置であってもよい。
サーバー300は、一般的なパーソナルコンピューターなどから構成されるものであってよい。また、PC400も、一般的なパーソナルコンピューターであってよい。
図1に示される画像処理システムは、たとえばオフィス環境に設置されるような、一般的なシステムが想定されている。しかしながら、少なくともMFP100および携帯端末200を含むものであれば、他の装置が含まれていなくてもよく、または、図1に示された以外の装置が含まれていてもよい。
MFP100、携帯端末200、サーバー300およびPC400は互いに通信可能であり、情報をやり取りする。この通信は、有線、無線を問わず、いずれの通信形態であってもよい。本実施の形態にかかる画像処理システムはオフィス環境で用いられることが想定されるため、一例として、図1に表わされたように、有線、または無線のLAN(Local Area Network)にこれら装置が接続され、該ネットワークを介して情報をやり取りする通信形態が挙げられる。
<装置構成>
図2は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図2を参照して、MFP100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データーを得るためのスキャナー13と、画像データーを印刷用紙上に固定するためのプリンター14と、情報を表示したり当該MFP100に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル15と、画像データーを保存するためのメモリー16と、LANを介した通信の制御するためのネットワークコントローラー17とを含む。
操作パネル15は、図示しないタッチパネルと操作キー群とを含む。タッチパネルは、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成され、操作画面を表示して、その操作画面上の指示位置を特定する。CPU10は予め記憶されている画面表示をさせるためのデーターに基づいてタッチパネルに操作画面を表示させる。
センサー18としては、たとえば、トナー量残量を検出するためのセンサーや、各部のジャム(紙詰まり)や温度異常や動作異常等を検出するためのセンサーや、各部品の装着の有無を検知するためのセンサーなどが該当する。
図3は、携帯端末200のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図3を参照して、携帯端末200は、全体を制御するための演算装置であるCPU20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM22と、情報を表示したり当該携帯端末200に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル25と、LANを介した通信の制御するためのネットワークコントローラー27と、電話帳データーなどを記憶するためメモリー28とを含む。
操作パネル25は、MFP100の操作パネル15と同様の構成であってよい。すなわち、一例として、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成されたタッチパネルと、操作キーとを含む。
CPU200は予め記憶されている画面表示をさせるためのデーターに基づいてタッチパネルに操作画面を表示させる。タッチパネルでは操作画面上の指示位置が特定され、その位置を示す操作信号がCPU20に入力される。また、押下されたキーを示す操作信号がCPU20に入力される。CPU20は押下されたキー、または表示している操作画面と指示位置とから操作内容を特定し、それに基づいて処理を実行する。
サーバー300およびPC400は、上述のように通常のPCで構成されてよいため、そのハードウェア構成も、一般的なPCのハードウェア構成と同様である。本実施の形態においては、特定の構成には限定されない。
[第1の実施の形態]
<動作概要>
図4は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムでの動作の流れを表わす図である。
図4を参照して、第1の実施の形態にかかる画像処理システムでは、MFPにおいてスキャンイベントが発生すると(ステップS11)、当該MFPから画像処理システム上の各装置に対してブロードキャストで問い合わせがなされる(ステップS12)。
ここで、スキャンイベントとは、MFPにおいてスキャン動作を開始するためのアクションを指す。たとえば、図示しない原稿台に原稿がセットされたことや、操作パネル15でスキャンモードとする指示がなされたことや、操作パネル15のスキャンスタートボタンがタッチされるなどのスキャン動作開始の指示がなされたことなどが該当する。
図5は、上記ステップS12でMFPから送信される問い合わせメッセージの具体例を示す図である。
図5を参照して、上記ステップS12では、当該MFP自身のネットワーク情報として、たとえばIPアドレスと、当該メッセージが携帯端末の待ち受けモードを問い合わせるものであることを表わしたメッセージ本文とを含んだ問い合わせが画像処理システム上の各装置に対して送信される。
携帯端末は、スキャンデーターの受信に関する状態(以下、この状態を「待ち受けモード」とも称する)として、受信が可能な状態である待ち受けモードONと、受信をしない状態である待ち受けモードOFFとのモードを有する。
待ち受けモードのOFFからONへの切り替えは、ユーザー操作に応じて行なわれる。このユーザー操作としては、たとえば、操作パネル25に表示されるアイコンにタッチするなどして待ち受けモードを設定するためのアプリケーションを起動させる操作や、操作パネル25に待ち受けモードをONとするためのボタンが表示されたり図示しない待ち受けモードをONとするための操作ボタンが設けられたりして、当該ボタンに対する操作、などが該当する。
携帯端末において待ち受けモードをONとするための上述のような操作がなされたことが検出されると、待ち受けモードONとする処理がなされる(ステップS31)。待ち受けモードONにおいて、MFPからの図5の問い合わせを受信すると、自身が待ち受けモードONであることを表わす返答メッセージを自動的にMFPに対して返す(ステップS32)。
図6は、上記ステップS32で携帯端末からMFPに対して送信される返答メッセージの具体例を示す図である。
図6を参照して、上記ステップS32では、携帯端末のネットワーク情報として、たとえばIPアドレスと、スキャンデーターを受信するためのネットワーク情報として、たとえばポート番号と、当該メッセージが携帯端末の待ち受けモードを返答するものであることを表わしたメッセージ本文とを含んだ返答が問い合わせたMFPに対して送信される。
好ましくは、携帯端末では、待ち受けモードがONからOFFに自動的に切り替わる。一例として、待ち受けモードONとなったときから所定時間経過の後に自動的に切り替わってもよい。または、上記操作ボタンが押下(タッチ)されている間、待ち受けモードがONとなり、押下(タッチ)が開放されると自動的にONからOFFに切り替わるようにしてもよい。そして、ONである間にMFPからの上記問い合わせを受信すると、図6の返答メッセージが送信される。
このようにすることで、複数台の携帯端末が待ち受けモードONとなっている可能性が低くなり、上記問い合わせに対して1台の携帯端末のみから返答がなされる可能性が高くなる。
なお、MFPにおいて、返答した複数台の携帯端末からスキャンデーターの送信対象として1台の携帯端末を絞り込むための後述する処理のため、返答メッセージとして携帯端末からMFPに対して待ち受けモードONとなった時点からの経過時間がさらに送信されてもよい。すなわち、図7は、上記ステップS32で携帯端末からMFPに対して送信される返答メッセージの他の具体例を示す図である。図7を参照して、一例として、上記ステップS32では、図6の各情報に加えて、待ち受けモードONとなった時点からの経過時間が問い合わせたMFPに対して送信される。
MFPでは、図6または図7の返答メッセージを受信すると、返答メッセージに含まれるスキャンデーターを受信するためのネットワーク情報に基づいて、当該携帯端末をスキャンデーターの送信先として設定する。
複数の携帯端末からMFPに対して返答メッセージが返された場合、MFPはこれら複数の携帯端末からスキャンデーターの送信対象として1台の携帯端末を絞り込む処理を実行し(ステップS13)、その結果得られた1台の携帯端末をスキャンデーターの送信先として設定する(ステップS14)。
上記ステップS13での絞り込む処理では、一例として、図7の返答メッセージに含まれる待ち受けモードONとなった時点からの経過時間を参照して、その時間が最も長い携帯端末をスキャンデーターの送信先として設定する。これにより、予め送信先として待ち受けモードONとして準備していた携帯端末がスキャンデーターの送信先として設定されることになる。
なお、この場合、待ち受けモードONとなった時点からの経過時間の短い携帯端末がスキャンデーターの送信先として設定されてもよい。これにより、スキャンイベントのタイミングで待ち受けモードONとなった携帯端末がスキャンデーターの送信先として設定される可能性が高まる。
<機能構成>
図8は、上述の動作を実現するためのMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図8に示される各機能は、CPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行することで、主にCPU10に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図2に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図8を参照して、上記動作を実現するための機能としてMFP100は、操作パネル15からの操作信号の入力を受け付けて、その操作信号からスキャンイベントを検出するための検出部101と、ネットワークコントローラー17を介して画像処理システム上の各装置に対して待ち受けモードの問い合わせを行なうための問い合わせ部102と、ネットワークコントローラー17を介して画像処理システム上の携帯端末200から待ち受けモードONである旨の返答メッセージの入力を受け付けるための入力部103と、複数の携帯端末200から返答メッセージを受信した場合にその中からスキャンデーターの送信先とする携帯端末を絞り込むための絞込み部104と、返答メッセージに含まれるネットワーク情報を用いてスキャンデーターの送信先を設定するための設定部105とを含む。
図9は、上述の動作を実現するための携帯端末200の機能構成の具体例を示すブロック図である。図9に示される各機能は、CPU20がROM21に記憶されるプログラムを読み出してRAM22上で実行することで、主にCPU20に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図3に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図9を参照して、上記動作を実現するための機能として携帯端末200は、操作パネル15からの操作信号の入力を受け付けて、その操作信号に基づいて待ち受けモードのON/OFFを変更するためのモード変更部201と、待ち受けモードの設定を記憶するためのモード設定部202と、ネットワークコントローラー27を介して画像処理システム上のMFP100から待ち受けモードの問い合わせを受け付けるための問い合わせ入力部203と、待ち受けモードONの場合にネットワークコントローラー27を介してMFP100に対して返答メッセージを送信するための返答部204と、ネットワークコントローラー27を介してMFP100から送信されたスキャンデーターを受信するためのデーター入力部205とを含む。
<動作フロー>
図10は、MFP100での、第1の実施の形態にかかる動作の流れを表わすフローチャートである。図10のフローチャートに表わされる動作は、CPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出してRAM12上で実行し、図8に示される各機能を発揮することによって実現される。
図10を参照して、MFP100のCPU10は、上述のようなスキャンイベントの発生を検出すると(ステップS101でYES)、ステップS103で、画像形成システム上の各装置に対して、図5のような待ち受けモードの問い合わせをブロードキャストで送信する。
上記問い合わせに応じて図6または図7のような返答メッセージが送信され(ステップS105でYES)、さらに、それが複数の携帯端末のそれぞれから返答メッセージが送信された場合には(ステップS107でYES)、ステップS109でCPU10は、スキャンデーターの送信対象として1台の携帯端末を絞り込む処理を実行する。
ステップS109の処理の一例として、CPU10は、各携帯端末からの図7の返答メッセージに含まれる待ち受けモードONからの経過時間を比較し、その時間が最も長い携帯端末、または短い携帯端末を、スキャンデーターの送信先として決定する。そして、ステップS111でCPU10は、絞り込まれた1台の携帯端末をスキャンデーターの送信先に設定する。
なお、返答メッセージが1台の携帯端末のみから送信された場合には(ステップS107でNO)、上記ステップS109の処理をスキップし、ステップS111でCPU10は、返信メッセージを送信した携帯端末をスキャンデーターの送信先に設定する。
そして、ステップS113でCPU10は、スキャンイベントによって得られたスキャンデーターを、上記ステップS111で送信先として設定された携帯端末に対して送信して、一連の動作を終了する。
図11は、携帯端末200での、第1の実施の形態にかかる動作の流れを表わすフローチャートである。図11のフローチャートに表わされる動作は、CPU20がROM21に記憶されるプログラムを読み出してRAM22上で実行し、図9に示される各機能を発揮することによって実現される。
図11を参照して、携帯端末200のCPU20は、たとえば、操作パネル25に表示されるアイコンにタッチするなどの所定の、待ち受けモードをONするための操作を検出すると(ステップS201でYES)、ステップS203でCPU20は、待ち受けモードをONにする。
その後、MFP100から、上記ステップS103で送信された図5のような待ち受けモードの問い合わせを受信すると(ステップS205でYES)、ステップS207でCPU20は、図6または図7のような返答メッセージを当該MFP100に対して送信する。
上記返答メッセージの送信の後、当該MFP100から、返答メッセージに含まれるネットワーク情報に基づいた宛先でスキャンデーターが送信されてくると(ステップS209でYES)、ステップS211でCPU20は、該スキャンデーターを受信する。
一方、上記ステップS203で待ち受けモードONとした後、待ち受けモードの問い合わせを受信していない場合には(ステップS205でNO)、ステップS207〜S211の動作をスキップする。
以上の動作は、待ち受けモードがONである間は(ステップS213でNO)、繰り返される。その後、たとえば予め規定された時間が経過したり、待ち受けモードONとするためのボタンの押下が解消されたりして、待ち受けモードをONからOFFとするタイミングが検出されると(ステップS213でYES)、ステップS215でCPU20は、待ち受けモードをONからOFFとした上で、次に、待ち受けモードをONするための操作が検出されるまで待機する。
<第1の実施の形態の効果>
第1の実施の形態にかかる画像処理システムにおいて以上の動作が行なわれることで、スキャンデーターの送信先とする携帯端末について、たとえばIPアドレス等のネットワーク情報をMFPに対して入力するという煩雑な操作を行なうことなく、容易に、スキャンデーターの送信先として携帯端末を設定することができる。
また、携帯端末では待ち受けモードが所定のタイミングで自動的にONからOFFとなることから、スキャンデーターの送信先としてMFPから問い合わせがなされた際に待ち受けモードONとなっている携帯端末が1台となる可能性が高まる。そのため、複数台の携帯端末から意図した1台の携帯端末を選択するという煩雑な操作を行なうことなく、スキャンデーターの送信先として、意図した1台の携帯端末が自動的に設定される可能性が高くなる。
また、さらに、MFPにおいては、複数の携帯端末が待ち受けモードONであることが検出されると、たとえば待ち受けモードONとなってからの経過時間等に基づいてこれら複数の携帯端末のうちからスキャンデーターの送信先とする携帯端末を自動的に1台に絞り込む処理が行なわれる。そのため、複数台の携帯端末から意図した1台の携帯端末を選択するという煩雑な操作を行なうことなく、スキャンデーターの送信先として、意図した1台の携帯端末が自動的に設定される可能性が高くなる。
[変形例1]
なお、上述の例では、MFPからの待ち受けモードの問い合わせに対して複数の携帯端末から返答がなされた場合に、スキャンデーターの送信先として、MFPが自動的に1台の携帯端末に絞り込むものとしている。
他の例として、MFPにおいてユーザー操作を受け付けて、当該操作に基づいて1台の携帯端末に絞り込むようにしてもよい。
MFPにおいてユーザー操作に応じて携帯端末を絞り込む方法の一例として、MFPは、操作パネルに、たとえば「モバイルのボタンを押してください」等の、携帯端末の操作を促す表示を行ない、当該表示に応じて所定期間内になされた操作による信号を送信した携帯端末を、スキャンデーターの送信先として決定するようにしてもよい。このとき、当該画像処理システム上の複数のMFPにおいて同じタイミングで携帯端末の絞りこみを行なう場合には、MFPが順に上記表示を行なってその期間内の携帯端末からの信号に応じて、それぞれスキャンデーターの送信先としての携帯端末を決定するようにしてもよい。
また他の例として、MFPは返答した複数の携帯端末のそれぞれに対して所定の色や文字や画像を送信し、それらを選択肢として操作パネルに表示することで、携帯端末の選択を受け付けて、選択された携帯端末を、スキャンデーターの送信先として特定する方法が挙げられる。
さらに他の例として、携帯端末からの返答メッセージに当該携帯端末を携帯するユーザーのメールアドレスが含まれ、MFPでは当該メールアドレスを選択肢として操作パネルに表示することで、携帯端末の選択を受け付けて、選択された携帯端末を、スキャンデーターの送信先として特定する方法が挙げられる。
このようにすることで、ユーザーはIPアドレス等の入力を行なうことなく、また、IPアドレス等を認識していなくても、スキャンデーターの送信先とする携帯端末を容易に選択することができる。
[変形例2]
他の例として、MFPからの待ち受けモードの問い合わせに対して複数の携帯端末から返答がなされた場合に、スキャンデーターの送信先として1台の携帯端末に絞り込むことなく、返答されたすべての携帯端末に対してスキャンデーターが送信されてもよい。この場合、携帯端末側で、当該スキャンデーターの要否の操作を受け付けて、当該操作に基づいて当該携帯端末ではスキャンデーターを受信するようにすればよい。
すなわち、MFPは、複数の携帯端末から待ち受けONの返答が送信されると、これら複数の携帯端末に対してスキャンデーターを送信する。
携帯端末では、MFPからスキャンデーターが送信されたことを検知すると、たとえば「スキャンデーターが送信されました。受信しますか?」などのメッセージと共に「YES」「NO」の選択肢を操作パネルに表示するなどして、受信のためのユーザーの操作を受け付ける。そして、受信するためのユーザーが操作がなされた場合には、当該スキャンデーターを受信して取り込む。
このようにすることでも、ユーザーは容易な操作でスキャンデーターをMFPから意図した携帯端末に送信させることができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態にかかる画像処理システムでは、MFPから待ち受けモードの問い合わせがなされた際に複数の携帯端末が待ち受けモードONである場合がある。この場合に、スキャンデーターの送信先として、MFP側で複数の携帯端末から1台の携帯端末を絞り込むものとしている。
他の方法として、待ち受けモードONとなる携帯端末を1台とする方法が挙げられる。
<動作概要>
図12は、第2の実施の形態にかかる画像処理システムでの動作の流れを表わす図である。
図12を参照して、第2の実施の形態にかかる画像処理システムでは、待ち受けモードONとなる携帯端末を1台とするため、携帯端末において待ち受けモードONとなる際に、画像処理システム上の携帯端末に対して待ち受けモードの問い合わせを行なう。
詳しくは、図12を参照して、携帯端末Aにおいて待ち受けモードをONとするための上述のような操作がなされたことが検出されると、第2の実施の形態にかかる画像処理システムでは、携帯端末Aから該システム上の他の装置に対して、ブロードキャストで待ち受けモードの問い合わせがなされる(ステップS30)。
図13は、上記ステップS30で携帯端末から送信される問い合わせメッセージの具体例を示す図である。
図13を参照して、上記ステップS30では、送信側の携帯端末のネットワーク情報として、たとえばIPアドレスと、当該メッセージが携帯端末の待ち受けモードを問い合わせるものであることを表わしたメッセージ本文とを含んだ問い合わせが画像処理システム上の各装置に対して送信される。
上記問い合わせを受けた携帯端末Bが待ち受けモードONであった場合、第1の実施の形態にかかる動作の上記ステップS32と同様に、この問い合わせに対して、図6のような返答メッセージを送信する。
問い合わせた携帯端末Aは、他の携帯端末から待ち受けモードONであるとの返答を受信しなかった場合に、自身の待ち受けモードをONとする(ステップS31)。
<機能構成>
図14は、上述の動作を実現するための携帯端末200の機能構成の具体例を示すブロック図である。図14に示される各機能もまた、CPU20がROM21に記憶されるプログラムを読み出してRAM22上で実行することで、主にCPU20に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部の機能が図3に示されたハードウェア構成によって形成されてもよい。
図14を参照して、第2の実施の形態にかかる携帯端末200は、図9に示された第1の実施の形態にかかる携帯端末200の構成に加えて、ネットワークコントローラー27を介して画像処理システム上の各装置に対して待ち受けモードの問い合わせを行なうための問い合わせ部206と、ネットワークコントローラー27を介して画像処理システム上の携帯端末200から待ち受けモードONである旨の返答メッセージの入力を受け付けるための返答入力部207とをさらに含む。
第2の実施の形態においては、モード変更部201は、ネットワークコントローラー27を介して画像処理システム上の他の携帯端末から待ち受けモードONである旨の返答メッセージの入力がなされなかった場合に、操作パネル15からの操作信号に応じて待ち受けモードをONからOFFに切り替える。
<動作フロー>
図15は、携帯端末200での動作の、第2の実施の形態での特徴的な部分を表わしたフローチャートである。図15のフローチャートに表わされる動作は、CPU20がROM21に記憶されるプログラムを読み出してRAM22上で実行し、図14に示される各機能を発揮することによって実現される。
図15を参照して、携帯端末200のCPU20は、待ち受けモードをONするための操作を検出すると(ステップS201でYES)、ステップS202−1で画像形成システム上の各装置に対して、図13のような待ち受けモードの問い合わせをブロードキャストで送信する。
上記問い合わせに応じて図6のような返答メッセージが1つでも返送された場合(ステップS202−2でYES)、当該画像処理システム上に待ち受けモードONの携帯端末がすでに存在することになるため、CPU20は以降の待ち受けモードをONにする処理は行なわず、最初のステップに戻る。
一方、上記問い合わせに応じて返答メッセージが1つも返送されなかった場合には(ステップS202−2でNO)、当該画像処理システム上に待ち受けモードONの携帯端末がないため、ステップS203でCPU20は、待ち受けモードをONにする。その後は、図11に示された第1の実施の形態での動作と同様の動作が行なわれる。
<第2の実施の形態の効果>
第2の実施の形態にかかる画像処理システムにおいて、携帯端末が上述の動作を行なうことで、他の携帯端末が待ち受けモードONであった場合に当該携帯端末の待ち受けモードがONとならない。つまり、同時に複数の携帯端末の待ち受けモードがONとなることがない。そのため、MFPでは、待ち受けモードを問い合わせた際に待ち受けモードがONである携帯端末1台から返答があることになり、絞り込むための処理を行なうことなく当該携帯端末をスキャンデーターの送信先として設定することができる。
なお、この第1の実施の形態と第2の実施の形態とが組み合わされてもよい。
さらに、上述の処理をMFP100や携帯端末200に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,20 CPU、11,21 ROM、12,22 RAM、13 スキャナー、14 プリンター、15,25 操作パネル、16,28 メモリー、17,27 ネットワークコントローラー、18 センサー、100,100A,100B MFP、101 検出部、102,206 問い合わせ部、103 入力部、104 絞込み部、105 設定部、200,200A,200B 携帯端末、201 モード変更部、202 モード設定部、203 問い合わせ入力部、204 返答部、205 データー入力部、207 返答入力部、300 サーバー。

Claims (15)

  1. スキャン機能を有する画像処理装置と、
    前記画像処理装置と通信可能な携帯端末とを備え、
    前記画像処理装置は、
    前記スキャン機能を用いる動作を検知すると、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるための問い合わせ手段と、
    前記返答に含まれる情報から、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末の、スキャンデーターの送信先を取得するための取得手段と、
    前記取得手段で取得された送信先を、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するための設定手段とを含み、
    前記携帯端末は、
    スキャンデーターの受信の可否を設定するための設定手段と、
    前記設定手段においてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に他の装置からスキャンデーターの受信の可否の問い合わせを受けると、前記他の装置に対して、前記スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するための返答手段とを含み、
    前記画像処理装置は、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターを、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した、1台の携帯端末に対して送信する、画像処理システム。
  2. 前記携帯端末の設定手段は、所定の操作を受け付けることで前記スキャンデーターを受信しない設定から受信可の設定に切り替え、当該切り替えの後に所定時間が経過すると、受信可の設定から受信しない設定へと切り替える、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記携帯端末の設定手段は、所定の操作を受け付けている間、スキャンデーターの受信可を設定する、請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記携帯端末の設定手段は、前記スキャンデーターを受信しない設定から受信可の設定に切り替える際に、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるための問い合わせ手段を含み、前記他の装置のいずれもがスキャンデーターの受信可と設定されていない場合に、前記スキャンデーターを受信しない設定から受信可の設定に切り替える、請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理システム。
  5. 前記画像処理装置からの前記問い合わせに対する返答には、当該携帯端末においてスキャンデーターの受信可が設定されてからの経過時間が含まれ、
    前記画像処理装置の設定手段は、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末が複数台あった場合、スキャンデーターの送信可が設定されてからの経過時間に基づいて、前記複数台の携帯端末のうちから1台の携帯端末を前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として決定する、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記画像処理装置は、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した、複数の携帯端末のうちから、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先とする携帯端末を指示する操作を受け付けるための受付手段をさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 前記受付手段は、前記複数の携帯端末から前記返答を受け付けた後の所定の期間に携帯端末から指示信号の入力を受け付け、
    前記設定手段は、前記受付手段で前記指示信号の入力を受け付けた前記携帯端末を、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定する、請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 前記受付手段は、前記複数の携帯端末それぞれを表わす情報を選択可能に表示してその中からの選択を受け付け、
    前記複数の携帯端末それぞれを表わす情報は、前記返答に含まれる当該携帯端末に関連付けられたユーザーのメールアドレス、または前記画像処理装置から前記複数の携帯端末それぞれに送信された情報である、請求項6に記載の画像処理システム。
  9. 前記画像処理装置は、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した複数の携帯端末それぞれに前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターを送信し、
    前記携帯端末は、前記画像処理装置から送信された前記スキャンデーターを受信するか否かを指示するための指示手段をさらに含む、請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理システム。
  10. 前記スキャン機能を用いる動作は、スキャン対象の原稿のセット、スキャン動作のための設定、またはスキャン動作の開始の指示のいずれかである、請求項1〜9のいずれかに記載の画像処理システム。
  11. スキャン機能を有する画像処理装置であって、
    前記スキャン機能を用いる動作を検知すると、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるための問い合わせ手段と、
    前記返答に含まれる情報から、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末の、スキャンデーターの送信先を取得するための取得手段と、
    前記取得手段で取得された送信先を、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するための設定手段とを備え、
    前記携帯端末からの前記返答には、当該携帯端末においてスキャンデーターの受信可が設定されてからの経過時間が含まれ、
    前記設定手段は、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末が複数台あった場合、スキャンデーターの送信可が設定されてからの経過時間に基づいて、前記複数台の携帯端末のうちから1台の携帯端末を前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として決定する、画像処理装置。
  12. スキャン機能を有する画像処理装置と通信可能な携帯端末であって、
    スキャンデーターの受信の可否を設定するための設定手段と、
    前記設定手段においてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に他の装置からスキャンデーターの受信の可否の問い合わせを受けると、前記他の装置に対して、前記スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するための返答手段とを備える、携帯端末。
  13. スキャン機能を有する画像処理装置と、前記画像処理装置と通信可能な携帯端末とを含んだ画像処理システムにおいて、前記画像処理装置からのスキャンデーターの送信先を設定する方法であって、
    前記携帯端末は、スキャンデーターの受信の可否を設定するための設定手段を含み、
    前記画像処理装置において前記スキャン機能を用いる動作を検知すると、前記画像処理装置から他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるステップと、
    前記問い合わせを受信した前記携帯端末が、前記設定手段においてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に、前記画像処理装置に対して、前記スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するステップと、
    前記画像処理装置において、前記返答に含まれる情報から、前記携帯端末のスキャンデーターの送信先を取得するステップと、
    前記返答が複数の携帯端末からあった場合に、前記画像処理装置において、前記複数の携帯端末それぞれからの返答に基づいて前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先とする携帯端末を絞り込むステップと、
    前記画像処理装置において、前記絞り込むステップで絞り込まれた前記携帯端末の前記返答から前記取得するステップで取得された送信先を、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するステップとを備える、設定方法。
  14. スキャン機能を有する画像処理装置に、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先を設定する処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記スキャン機能を用いる動作を検知すると、他の装置に対してスキャンデーターの受信の可否を問い合わせるステップと、
    前記返答に含まれる情報から、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末の、スキャンデーターの送信先を取得するステップと、
    前記取得するステップで取得された送信先を、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として設定するステップとを前記画像処理装置に実行させ、
    前記携帯端末からの前記返答には、当該携帯端末においてスキャンデーターの受信可が設定されてからの経過時間が含まれ、
    前記設定するステップでは、前記問い合わせに対してスキャンデーターの受信可能と返答した携帯端末が複数台あった場合、スキャンデーターの送信可が設定されてからの経過時間に基づいて、前記複数台の携帯端末のうちから1台の携帯端末を前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターの送信先として決定する、制御プログラム。
  15. スキャン機能を有する画像処理装置と通信可能な携帯端末に、前記スキャン機能を用いる動作によって得られるスキャンデーターを受信する処理を実行させるためのプログラムであって、
    スキャンデーターの受信の可否を設定するステップと、
    前記設定するステップにおいてスキャンデーターの受信可が設定されている場合に他の装置からスキャンデーターの受信の可否の問い合わせを受けると、前記他の装置に対して、前記スキャンデーターの受信情報と共に受信可能を返答するステップとを前記携帯端末に実行させる、制御プログラム。
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