JP2013067964A - 金属サイディング - Google Patents

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靖幸 品川
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Abstract

【課題】金属サイディングの連結安定性および水密性に優れた金属サイディングを提供すること。
【解決手段】2つの金属サイディング1のうちの一方の凹部5と、他方の凸部6とを凹凸嵌合させると、前記凸部6の第2の傾斜面部と前記凹部5の固定片との当接、および、前記凸部6の前記第1の傾斜面部と前記凹部5の接触片との当接によって、前記凹部5に前記凸部6の挿入部が誘い込まれるとともに、前記凸部6の嵌合溝に前記凹部5の前記固定片が誘い込まれ、前記凹部5の当接面部の先端部と前記凸部6の目地底面部とが線接触し、前記凹部5の固定部と前記凸部6の前壁部とが面接触する金属サイディング1とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属サイディングに関する。
金属サイディングは、経年変化に対する耐久性が高く、軽量で取り扱いやすく、また、エンボス加工によって表面に様々な凹凸形状、模様等の意匠が簡単に表わせるため、建物の外壁などの外装材に広く利用されている。
従来、このような金属サイディングは、通常、対向する上下または左右の端部のうちの一方の端部に凹部が形成され、他方の端部に前記凹部と凹凸嵌合可能な凸部が形成されている。この凹部と凸部の凹凸嵌合によって連結させることで、金属サイディングを建物の外壁面などに沿って上下方向または左右方向に組み付けている。
例えば、特許文献1には、外観性および施工性が考慮された金属サイディングが提案されている。
図7(a)は、特許文献1の金属サイディング(外装材)における凹部(雌型連結部)を示した断面図であり、図7(b)は、特許文献1の金属サイディング(外装材)における凸部(雄型連結部)を示した断面図である。図8は、特許文献1の金属サイディング(外装材)の凹部と凸部とを凹凸嵌合させて連結させた状態を示した断面図である。
図7(a)に示したように、金属サイディング7の下端には、上片71と傾斜下片72とを有する係合溝73の底部73aに水密材Pが配設されている。また、金属サイディング7Aの上片71の先端には、内側へ突出する突起71aが形成されている。一方、図7(b)に示したように、金属サイディング7の上端には、目地底面74から上方に向かって嵌合片75が延びており、嵌合片75の先端には、下方に向かって折り返し片76が形成されている。
そして、図8に示したように、金属サイディング7Aの係合溝73に、金属サイディング7Bの嵌合片75が挿入されている。これによって、金属サイディング7Aの上片71の先端の突起71aと金属サイディング7Bの目地底面74とが線接触している。このため、金属サイディング7A、7Bの連結部分の表面凹凸が違和感なく連続している印象を与えることができる。また、金属サイディング7Aが傾斜下片72を有していることで、金属サイディング7Bの嵌合片75の先端の折り返し片76が誘い込まれるため、施工が比較的容易であると考えられる。
特開2010−101085号公報
ただ、特許文献1の金属サイディング7A、7Bは、金属サイディング7Aの傾斜下片72と金属サイディング7Bの嵌合片75の折り返し片76が線接触している。このため、金属サイディング7A、7Bの前後方向への傾き、ぐらつきを生じる恐れがあり、連結安定性が低いという問題がある。このような問題を回避するためには、例えば、金属サイディング7Aの傾斜下片72を、嵌合片75に対応する相補形状(略垂直)に形成し、金属サイディング7Bの嵌合片75の奥行き側の接触面積を大きくすることも考えられる。しかしながら、この場合には、金属サイディング7Aの係合溝73に、金属サイディング7Bの嵌合片75を挿入することが難しくなり、施工性が低下するという問題がある。
このように、現状では、連結安定性および施工性を満足する金属サイディングは知られていない。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、金属サイディングの連結安定性および施工性に優れた金属サイディングを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の金属サイディングは、対向する端部のうちの一方の端部に凹部が形成され、他方の端部に前記凹部と凹凸嵌合可能な凸部が形成され、前記凹部と前記凸部の凹凸嵌合によって隣接する金属サイディングが相互に連結可能な金属サイディングであって、前記凹部は、表面側の接触片と、奥行き側の固定片とが連結面部を介して形成されており、前記接触片は、化粧面部と、この化粧面部から奥行き側へ屈曲する屈曲面部と、この屈曲面部から折り返して延びる当接面部を有するとともに、この当接面部には、先端部付近に前記化粧面部側へ窪む水密材収納部が形成されており、前記連結面部は、前記接触片の前記当接面部の端部から奥行き方向へ延びており、前記固定片は、前記連結面部の奥行き側端部から金属サイディングの端部外側へ延びる固定部と、この固定部から奥行き側へ屈曲する屈曲部と、この屈曲部から金属サイディングの端部内側へ折り返して延びる背面部とを有するとともに、前記固定片は、前記接触片の先端よりも金属サイディングの端部外側に突出しており、前記凸部は、奥行き側に設けられた嵌合溝と、表面側に設けられた挿入部とを有し、前記嵌合溝は、奥行き方向の中央付近で起立する前壁部と、この前壁部の端部から奥行き側へ屈曲する溝底部とを有し、前記挿入部は、前記前壁部と、表面側の目地底面部と、この目地底面部の先端部から奥行き側へ傾斜して金属サイディングの端部外側へ延びる第1の傾斜面部と、前記前壁部の先端部から表面側へ傾斜して金属サイディングの端部外側へ延びる第2の傾斜面部とを有し、2つの金属サイディングのうちの一方の前記凹部と、他方の前記凸部とを凹凸嵌合させると、前記凸部の前記第2の傾斜面部と前記凹部の前記固定片との当接、および、前記凸部の前記第1の傾斜面部と前記凹部の前記接触片との当接によって、前記凹部に前記凸部の前記挿入部が誘い込まれるとともに、前記凸部の前記嵌合溝に前記凹部の前記固定片が誘い込まれ、前記凹部の前記当接面部の先端部と前記凸部の前記目地底面部とが線接触し、前記凹部の前記固定部と前記凸部の前記前壁部とが面接触することを特徴としている。
本発明の金属サイディングによれば、金属サイディングの連結安定性および施工性を向上させることができる。
本発明の金属サイディングの一実施形態を例示した断面図である。 (A)は、図1のX部の拡大図であり、(B)は、図1のY部の拡大図である。 本発明の金属サイディングのうちの一方の凹部と他方の凸部とを凹凸嵌合させる態様を例示した断面図である。 本発明の金属サイディングのうちの一方の凹部と他方の凸部とを凹凸嵌合させる態様を例示した断面図である。 本発明の金属サイディングのうちの一方の凹部と他方の凸部とを凹凸嵌合させる態様を例示した断面図である。 本発明の金属サイディングのうちの一方の凹部と他方の凸部とを凹凸嵌合させる態様を例示した断面図である。 (a)は、特許文献1の金属サイディング(外装材)における凹部(雌型連結部)を示した断面図であり、(b)は、特許文献1の金属サイディング(外装材)における凸部(雄型連結部)を示した断面図である。 特許文献1の金属サイディング(外装材)の凹部と凸部とを凹凸嵌合させて連結させた状態を示した断面図である。
本発明の金属サイディングは、対向する端部のうちの一方の端部に凹部が形成され、他方の端部にこの凹部と凹凸嵌合可能な凸部が形成され、この凹部と凸部の凹凸嵌合によって隣接する金属サイディングが相互に連結可能とされている。すなわち、金属サイディングは、対向する上下の端部のうちの一方の端部に凹部を、他方の端部に凸部を設けることで、この凹部と凸部の凹凸嵌合によって金属サイディングを上下方向に連結することができる。また、金属サイディングは、対向する左右の端部のうちの一方の端部に凹部を、他方の端部に凸部を設けることで、この凹部と凸部の凹凸嵌合によって金属サイディングを左右方向に連結することもできる。
以下、本発明の金属サイディングについて、対向する上下の端部のうちの一方の端部に凹部を、他方の端部に凸部を設けた形態を例に説明する。
図1は、本発明の金属サイディングの一実施形態を例示した断面図である。
金属サイディング1では、長尺な金属製の薄板からなる表面材2と裏面材3の内部に芯材4が充填されている。表面材2には、上下方向に、凹状の目地部21と凸状の化粧部22が交互に連続して形成されている。
表面材2と裏面材3の材料は、金属薄板、例えば鉄板、アルミニウム板、銅板、ステンレス板、チタン板、アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板や、合成樹脂板、例えば、塩化ビニル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板などを例示することができる。表面材2と裏面材3は、これらの材料をロール成形、プレス成形、押出成形等によって各種形状に成形したもの、あるいは無機質材を押出成形、プレス成形、オートクレーブ養生成形等して各種形状に形成したものを利用することができる。また、これらの材料の表面を各種色調に塗装したものを利用することもできる。
また、裏面材3は、アルミニウム蒸着紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu等の箔)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミニウム紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理されたシート状物からなるものを利用することもできる。
芯材4は、例えば、ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノール樹脂フォーム、塩化ビニル樹脂フォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ユリア樹脂フォームなどの合成樹脂発泡体を例示することができる。また、芯材4は、ロックウール、グラスウール、セラミックウールなどの無機質材を利用することもできる。
金属サイディング1では、対向する上下の端部のうちの下側の端部に凹部5が形成され、上側の端部に、この凹部5と凹凸嵌合可能な凸部6が形成されている。この凹部5と凸部6との凹凸嵌合によって、隣接する金属サイディング1は、相互に上下方向に連結可能とされている。
図2(A)は、図1のX部の拡大図であり、図2(B)は、図1のY部の拡大図である。
図2(A)に例示したように、金属サイディング1の凹部5では、表面側の接触片51と、奥行き側の固定片52とが連結面部53を介して形成されている。
接触片51では、化粧面部51aと、この化粧面部51aの下端部から奥行き側への屈曲面部51bと、この屈曲面部51bから上方へ折り返して延びる当接面部51cとが形成されている。
当接面部51cには、先端部T1の上側に化粧面部51a側へ窪む水密材収納部54が形成されている。当接面部51cは、水密材収納部54を除く部分は略垂直に形成されている。そして、水密材収納部54は、内側湾曲面54aと外側湾曲面54bとが接続して形成されている。水密材収納部54の内側湾曲面54aは、外側湾曲面54bよりも急勾配で窪んでいる。
連結面部53は、接触片51の当接面部51cの上端部から金属サイディング1の奥行き方向へ向かって略水平に延びている。ここで、奥行き方向とは、表面材から裏面材側への方向をいう。
固定片52では、固定部52aと、屈曲部52bと、背面部52cとが形成されている。固定部52aは、連結面部53の奥行き側端部から、下方(金属サイディングの端部外側)に向かって略垂直に延びている。屈曲部52bは、この固定部52aの先端から奥行き側へ屈曲している。背面部52cは、この屈曲部52bから上方(金属サイディングの端部内側)へ折り返して略垂直に延びている。また、固定片52の先端は、接触片51よりも下方(金属サイディングの端部外側)に突出している。
図2(B)に例示したように、金属サイディング1の凸部6は、表面側に設けられた挿入部6Aと、奥行き側に設けられた嵌合溝6Bとを有している。
嵌合溝6Bは、奥行き方向の中央付近で起立する前壁部61と、この前壁部61の基端部から奥行き側へ屈曲する溝底部62と、溝底部62の奥行き側端部から上方に延びる固定面63とによって形成されている。固定面63の上端は、下方に折り返されている。
挿入部6Aは、前壁部61と、表面側の目地底面部64と、第1の傾斜面部65と、先端面部66と、第2の傾斜面部67とによって形成されている。
第1の傾斜面部65は、略垂直な目地底面部64の先端部から、奥行き側へ傾斜して上方(金属サイディングの端部外側)へ向かって延びている。先端面部66は、第1の傾斜面部65の先端部から奥行き側へ向かって略水平に延びている。また、第2の傾斜面部67は、前壁部61の先端部から、表面側へ傾斜して上方(金属サイディングの端部外側)へ向かって延びており、先端面部66の奥行き側端部と接続している。したがって、挿入部6Aは、第1の傾斜面部65と第2の傾斜面部67によって、先端(先端面部66)側に向かって幅が狭く形成されている。また、目地底面部64と前壁部61とは略平行であり、先端の位置が略一致している。
凸部6の挿入部6Aの幅W1(目地底面部64から前壁部61までの長さ)は、凹部5の当接面部51cから固定片52の固定部52aまでの長さW2と略等しく設計されている。また、嵌合溝6Bの深さD1(先端面部66から溝底部62までの長さ)は、固定片52の突出長さD2(連結面部53から屈曲部52bの先端までの長さ)よりも大きく形成されている。さらに、嵌合溝6Bの幅L1(前壁部61から固定面63までの長さ)は、固定片52の幅L2(固定部52aと背面部52cの間の長さ)よりも大きく形成されている。
図3〜図6は、本発明の金属サイディングのうちの一方の凹部と他方の凸部とを凹凸嵌合させる態様を例示した断面図であり、図3から順次、時系列的に例示している。
例えば、ネジや釘などの固着具(図示していない)を、下側の金属サイディング1Aの固定面63に打ち込み、建物の躯体(図示していない)などに固定することができる。また、金属サイディング1Bの凹部5の水密材収納部54には、予め水密材Pを収納しておくことができる。水密材Pは、水密材収納部54の断面形状に対応した断面略円形の紐状であり、水密材収納部54から、一部はみ出すように収納されている。水密材Pの材質としては、EPDMなどの合成ゴムあるいは合成樹脂などが挙げられ、耐水性、柔軟性に優れたものを適宜使用することができる。
金属サイディング1Bの凹部5と、金属サイディング1Aの凸部6とを凹凸嵌合させると、まず、図3に示したように、凸部6の第2の傾斜面部67は、凹部5の固定片52の屈曲部52b付近と当接する。これによって、凹部5の固定片52は、凸部6の第2の傾斜面部67に沿って凸部6の嵌合溝6Bへと誘い込まれる。
凹部5の固定片52は接触片51の先端よりも下方に突出しているため、凸部6の前壁部61と、凹部5の固定片52の固定部52aとを接触させ、嵌合溝6Bへ誘い込みながら凹凸嵌合を進めることができる。
そして、凹凸嵌合を進めると、図4に示したように、凸部6の第1の傾斜面部65と、凹部5の接触片51の当接面部51cの先端部T1付近とが当接する。これによって、凸部6の第1の傾斜面部65に沿って凹部5に凸部6の挿入部6Aが誘い込まれると同時に、当接面部51cの先端部T1は目地底面部64の表面と当接しながら進んでいく。このような誘い込みによって、例えば、金属サイディング1Bに前後方向の傾きや位置ずれが生じている場合でも、適正な角度、位置に誘導することができる。
さらに凹凸嵌合を進めると、図5に示したように、凹部5の当接面部51cの先端部T1と凸部6の目地底面部64とが線接触し、凹部5の固定部52aと凸部6の前壁部61とが面接触した状態で凹部5に凸部6の挿入部6Aが挿入される。これに伴って、水密材収納部54に収納された水密材Pは、凸部6の目地底面部64と接触し変形を始める。水密材収納部54の内側湾曲面54aは、外側湾曲面54bよりも急勾配で窪んでいるため、内側湾曲面54a側に押圧された水密材Pは安定に保持される。目地底面部64の表面からは毛細管現象などによって雨水が浸入し易いが、水密材Pの配設によって、目地底面部64の表面で雨水の侵入路を遮断することができるため、確実に水密性を確保することができる。なお、線接触とは、凹部5の当接面部51cの先端部T1と、凸部6の目地底面部64との接触によって、幾何学的に1本の線が形成される接触をいう。したがって、接触によって形成される線には、多少の屈曲を有するものや、ある程度の幅を有するものなども含まれる。
そして、凹凸嵌合が完了した状態では、図6に示したように、金属サイディング1A、1Bは、凹部5の当接面部51cの先端部T1と凸部6の目地底面部64とが線接触し、凹部5の固定部52aと凸部6の前壁部61とが面接触している。さらに、凹部5の連結面部53と凸部6の先端面部66が面接触している。また、当接面部51cの上側部T2においても目地底面部64と当接している。
金属サイディング1A、1Bは、凸部6の第2の傾斜面部67と凹部5の固定片52との当接、および、凸部6の第1の傾斜面部65と接触片51との当接によって、凹部5に凸部6の挿入部6Aが誘い込まれる。これと同時に、凸部6の嵌合溝6Bに凹部5の固定片52が誘い込まれる。このため、金属サイディング1A、1Bの凹凸嵌合を容易かつ確実に行うことができ、施工性に優れている。
金属サイディング1A、1Bは、凹部5の固定部52aと凸部6の前壁部61との面接触および凹部5の当接面部51cの先端部T1と凸部6の目地底面部64との線接触によって、前後方向に安定して嵌合させることができ、連結安定性に優れている。さらに、凹部5の当接面部51cの先端部T1と凸部6の目地底面部64とが線接触しているため、この部分にほとんど隙間がなく、金属サイディング1A、1Bの表面凹凸が自然に連続した印象を与え、外観性にも優れている。また、金属サイディング1A、1Bは、凹部5の連結面部53と凸部6の先端面部66とが面接触しているため、上下方向に安定し、前後方向への傾き、ぐらつきが生じるのを抑制することができる。このため、金属サイディング1A、1Bの連結安定性、外観性が一層良好となっている。
また、嵌合溝6Bの深さD1は、固定片52の突出長さD2よりも大きく形成され、嵌合溝6Bの幅L1は、固定片52の幅L2よりも大きく形成されているため、固定片52の寸法に誤差があっても、確実に嵌合溝6Bに固定片52を収納することができる。
さらに、金属サイディングは、一般的に、寸法誤差や働き幅の調整などの事情により、隣接する金属サイディングの一方の凹部に他方の凸部を完全に挿入することが難しい場合がある。このような場合、図5に示したように、凹部5の連結面部53と凸部6の先端面部66とは離間して対峙した状態となる。このような場合にも、凹部5の当接面部51cの先端部T1と凸部6の目地底面部64とが線接触し、凹部5の固定部52aと凸部6の前壁部61とは面接触している。このため、金属サイディング1の外観性、連結安定性は良好となっている。さらに、当接面部51cでは、先端部T1付近に設けられた水密材収納部54に水密材Pが収納され、凹部5への凸部6(挿入部6A)の挿入に伴い水密材Pは目地底面部64と接触して変形している。このため、凸部6が凹部5に完全に挿入されておらず、凹部5の連結面部53と凸部6の先端面部66とが離間状態であっても、目地底面部64の表面で雨水の侵入路を遮断することができ、確実に水密性を確保することができる。
本発明の金属サイディングは、以上の形態に限定されるものではない。例えば、金属サイディングは、上端に凹部、下端に凸部を形成することもできる。また、金属サイディングは、対向する左右の端部のうちの一方の端部に凹部を、他方の端部に凸部を設けることもできる。このような凹部と凸部の凹凸嵌合によって金属サイディングを左右方向に連結することもできる。
1 金属サイディング
5 凹部
51 接触片
51a 化粧面部
51b 屈曲面部
51c 当接面部
52 固定片
52a 固定部
52b 屈曲部
52c 背面部
53 連結面部
54 水密材収納部
6 凸部
6A 挿入部
6B 嵌合溝
61 前壁部
62 溝底部
64 目地底面部
65 第1の傾斜面部
66 先端面部
67 第2の傾斜面部

Claims (1)

  1. 対向する端部のうちの一方の端部に凹部が形成され、他方の端部に前記凹部と凹凸嵌合可能な凸部が形成され、前記凹部と前記凸部の凹凸嵌合によって隣接する金属サイディングが相互に連結可能な金属サイディングであって、
    前記凹部は、表面側の接触片と、奥行き側の固定片とが連結面部を介して形成されており、
    前記接触片は、化粧面部と、この化粧面部から奥行き側へ屈曲する屈曲面部と、この屈曲面部から折り返して延びる当接面部を有するとともに、この当接面部には、先端部付近に前記化粧面部側へ窪む水密材収納部が形成されており、
    前記連結面部は、前記接触片の前記当接面部の端部から奥行き方向へ延びており、
    前記固定片は、前記連結面部の奥行き側端部から金属サイディングの端部外側へ延びる固定部と、この固定部から奥行き側へ屈曲する屈曲部と、この屈曲部から金属サイディングの端部内側へ折り返して延びる背面部とを有するとともに、前記固定片は、前記接触片の先端よりも金属サイディングの端部外側に突出しており、
    前記凸部は、奥行き側に設けられた嵌合溝と、表面側に設けられた挿入部とを有し、
    前記嵌合溝は、奥行き方向の中央付近で起立する前壁部と、この前壁部の端部から奥行き側へ屈曲する溝底部とを有し、
    前記挿入部は、前記前壁部と、表面側の目地底面部と、この目地底面部の先端部から奥行き側へ傾斜して金属サイディングの端部外側へ延びる第1の傾斜面部と、前記前壁部の先端部から表面側へ傾斜して金属サイディングの端部外側へ延びる第2の傾斜面部とを有し、
    2つの金属サイディングのうちの一方の前記凹部と、他方の前記凸部とを凹凸嵌合させると、前記凸部の前記第2の傾斜面部と前記凹部の前記固定片との当接、および、前記凸部の前記第1の傾斜面部と前記凹部の前記接触片との当接によって、前記凹部に前記凸部の前記挿入部が誘い込まれるとともに、前記凸部の前記嵌合溝に前記凹部の前記固定片が誘い込まれ、前記凹部の前記当接面部の先端部と前記凸部の前記目地底面部とが線接触し、前記凹部の前記固定部と前記凸部の前記前壁部とが面接触することを特徴とする金属サイディング。
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