JP2013065690A - 半導体モジュール、配線シート付き半導体セル及び配線シート並びに半導体モジュールの製造方法及び配線シート付き半導体セルの製造方法 - Google Patents

半導体モジュール、配線シート付き半導体セル及び配線シート並びに半導体モジュールの製造方法及び配線シート付き半導体セルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生産効率の低下を招くことなく、半導体セルと配線シートとの導通性を維持しつつ半導体セルと配線シートとの間における接着剤の接着強度を向上させることができる半導体モジュール、配線シート付き半導体セル及び配線シート並びに半導体モジュールの製造方法及び配線シート付き半導体セルの製造方法を提供する。
【解決手段】一方の面11bに電極12,…が形成された半導体セル10と、一方の面21aに半導体セル10の電極12,…と電気的に接続される配線22,…が形成された配線シート20と、半導体セル10の電極12,…が形成された一方の面11b及び配線シート20の配線22,…が形成された一方の面21aを接着させる接着剤30とを備えた半導体モジュール100において、配線シート20は、一方の面21aと他方の面21bとを貫通する貫通穴70,…を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体モジュール、特に、一方の面に電極が形成された太陽電池セル等の半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた太陽電池モジュール等の半導体モジュール、配線シート付き半導体セル及び配線シート並びに半導体モジュールの製造方法及び配線シート付き半導体セルの製造方法に関する。
従来の半導体モジュールとして、一方の面に電極が形成された半導体セルの該一方の面と、一方の面に配線が形成された配線シートの該一方の面とを前記電極及び前記配線が互いに電気的に接続されるように接着剤で接着した半導体モジュール、より具体的には、受光面に電極のない(裏面に電極を設けた)裏面電極型(バックコンタクト型)の太陽電池セルを備えた太陽電池モジュールが知られている。
図6は、裏面電極型の太陽電池セル10を備えた太陽電池モジュール100Aを製造する従来の製造工程の一例を模式的に示す断面図である。図6(a)は、接着剤30を塗布する工程を示しており、図6(b)は、余分な接着剤30を除去する工程を示しており、図6(c)は、太陽電池セル10と配線シート20Aとを位置合わせする工程を示しており、図6(d)は、太陽電池セル10と配線シート20Aとを加熱押圧する工程を示している。
図6に示す太陽電池モジュール100Aを製造する従来の製造工程では、まず、太陽電池セル10における電極12,…が形成された一方の面(裏面11b)及び配線シート20Aにおける配線22,…が形成された一方の面(表面21a)の少なくとも一方(図示の例では太陽電池セル10における裏面11b)に接着剤30を塗布する(図6(a)参照)。
次に、太陽電池セル10における裏面11b及び配線シート20Aにおける表面21aの少なくとも一方(図示の例では太陽電池セル10における裏面11b)に配置された接着剤30のうち余分な接着剤30をスキージヘラ等のヘラ部材80によって除去し(図6(b)参照)、接着剤30を介して太陽電池セル10及び配線シート20Aを太陽電池セル10の裏面11b及び配線シート20Aの表面21aが向かい合うように張り合わせて電極12,…と配線22,…とが互いに対向するように位置合わせする(図6(c)参照)。
そして、太陽電池セル10及び配線シート20Aをそれぞれ加熱押圧する一対の押圧部材91,92を有する押圧装置90によって一対の押圧部材91,92の間で接着剤30を介して太陽電池セル10及び配線シート20Aを互いに加熱押圧することで(図6(d)参照)、太陽電池セル10を備えた太陽電池モジュール100Aを得るようになっている。
ところが、かかる従来の半導体モジュールでは、次のような不都合がある。なお、ここでは、裏面電極型の太陽電池セル10を備えた太陽電池モジュール100Aの従来の製造工程を例にとって説明する。
図7は、裏面電極型の太陽電池セル10を備えた太陽電池モジュール100Aの従来の製造工程における不都合を説明するための説明図である。図7(a)は、該不都合の一例を示しており、図7(b)は、該不都合の他の例を示している。
図7(a)に示すように、接着剤30が過小に塗布された場合には、太陽電池セル10と配線シート20Aとの間に隙間Sが生じ易く、例えば、気泡が表出することがあり、そうすると、太陽電池セル10と配線シート20Aとの間における接着剤30の接着強度が低下し易い。一方、図7(b)に示すように、接着剤30が過多の場合には、太陽電池セル10と配線シート20Aとの間に接着剤30が介在することで太陽電池セル10と配線シート20Aとが非接触となり易く、そうすると、太陽電池セル10と配線シート20Aとを導通させることができず、ひいては、太陽電池セル10と、配線シート20Aに接続される出力端子(図示せず)とを導通させることができないことがある。
この点に関し、特許文献1には、基板に形成された凹部に半導体素子のチップが接着剤により接着してある半導体装置において、基板が凹部に連通する貫通穴を備える構成が開示されている。
特開2006−114635号公報
しかしながら、特許文献1に記載したような構成では、半導体装置を生産するにあたって、基板に設けられた貫通穴にメッキ配線する工程が存在するために、それだけ生産効率の低下を招く。
そこで、本発明は、一方の面に電極が形成された半導体セルの該一方の面と、一方の面に配線が形成された配線シートの該一方の面とを前記電極及び前記配線が互いに電気的に接続されるように接着剤で接着した半導体モジュールであって、生産効率の低下を招くことなく、前記半導体セルと前記配線シートとの導通性を維持しつつ前記半導体セルと前記配線シートとの間における前記接着剤の接着強度を向上させることができる半導体モジュール、配線シート付き半導体セル及び配線シート並びに半導体モジュールの製造方法及び配線シート付き半導体セルの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、次の半導体モジュール、配線シート付き半導体セル及び配線シート並びに半導体モジュールの製造方法及び配線シート付き半導体セルの製造方法を提供する。
(1)半導体モジュール
一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた半導体モジュールであって、前記配線シートは、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有していることを特徴とする半導体モジュール。
(2)配線シート付き半導体セル
一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた配線シート付き半導体セルであって、前記配線シートは、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有していることを特徴とする配線シート付き半導体セル。
(3)配線シート
一方の面に電極が形成された半導体セルに接着剤を介して接着され、前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートであって、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有していることを特徴とする配線シート。
(4)半導体モジュールの製造方法
一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた半導体モジュールの製造方法であって、前記半導体セル、及び、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有する前記配線シートを準備する工程と、前記半導体セルにおける前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートにおける前記配線が形成された一方の面の少なくとも一方に前記接着剤を配置する工程と、前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを前記電極が形成された一方の面及び前記配線が形成された一方の面が向かい合うように互いに張り合わせて前記半導体セルの前記電極と前記配線シートの前記配線とが互いに対向するように位置合わせする工程と、前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧する工程とを含むことを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
(5)配線シート付き半導体セルの製造方法
一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた配線シート付き半導体セルの製造方法であって、前記半導体セル、及び、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有する前記配線シートを準備する工程と、前記半導体セルにおける前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートにおける前記配線が形成された一方の面の少なくとも一方に前記接着剤を配置する工程と、前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを前記電極が形成された一方の面及び前記配線が形成された一方の面が向かい合うように互いに張り合わせて前記半導体セルの前記電極と前記配線シートの前記配線とが互いに対向するように位置合わせする工程と、前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧する工程とを含むことを特徴とする配線シート付き半導体セルの製造方法。
本発明において、前記半導体セルは、太陽電池セルである態様を例示できる。この場合、前記半導体モジュールは、太陽電池モジュールを構成することができ、前記配線シート付き半導体セルは、配線シート付き太陽電池セルを構成することができる。
本発明によれば、前記配線シートが前記貫通穴を有しており、従って、従来の如くメッキ配線する工程がないので、生産効率の低下を招くことがない。しかも、前記半導体セルと前記配線シートとの間に前記接着剤を隙間なく、行き渡らせるために、前記接着剤を過多にしても、前記半導体セルと前記配線シートとの間に配置される前記接着剤を前記貫通穴から外部へ逃すことができ、これにより、前記半導体セルと前記配線シートとの導通性を維持しつつ前記半導体セルと前記配線シートとの間における前記接着剤の接着強度を向上させることが可能となる。
本発明において、前記貫通穴は、前記配線が形成された一方の面における前記配線が形成されていない非配線形成領域に設けられていることが好ましい。
この特定事項では、前記貫通穴によって前記配線が断線することを防止することが可能となる。
本発明において、前記配線は、間隔をおいて互いに平行に複数並設された帯状の主配線部と、前記主配線部の一端を電気的に接続した接続配線部とを有する第1及び第2配線を備え、前記第1及び第2配線は、それぞれの前記接続配線部の間にそれぞれの前記主配線部が位置し、かつ、一方の隣り合う前記主配線部が他方の隣り合う前記主配線部の間に間隔をおいて配設されている態様を例示できる。この場合、前記貫通穴は、前記第1配線における前記主配線部の他端と前記第2配線における前記接続配線部との間、及び、前記第2配線における前記主配線部の他端と前記第1配線における前記接続配線部との間に設けられていることが好ましい。
この特定事項では、前記第1配線における前記主配線部の他端と前記第2配線における前記接続配線部との間、及び、前記第2配線における前記主配線部の他端と前記第1配線における前記接続配線部との間の空いたスペースと有効に利用して前記接着剤を前記貫通穴から円滑に逃すことが可能となる。
本発明に係る製造方法において、前記半導体セル及び前記配線シートを準備する工程では、一方の面に前記配線が形成された基材に前記貫通穴を形成して前記配線シートを得る態様を例示できる。
この特定事項では、前記貫通穴の位置や大きさ、形状或いは数を、前記配線シートを準備する段階で変更することができる。
本発明に係る製造方法において、前記半導体セルにおける前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートにおける前記配線が形成された一方の面の少なくとも一方に配置された前記接着剤を全面的にならす工程をさらに含んでいてもよい。
この特定事項では、前記半導体セルにおける前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートにおける前記配線が形成された一方の面の少なくとも一方において前記接着剤を全面にわたって容易に配置することができ、前記半導体セルと前記配線シートとの間に前記接着剤を確実に行き渡らせることができる。
本発明に係る製造方法において、前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧する工程では、前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧するにあたり、前記半導体セルと前記配線シートとの間から前記貫通穴を介して逃される前記接着剤を除去手段によって除去する態様を例示できる。
この特定事項では、前記半導体セルと前記配線シートとの間から前記貫通穴を介して逃される前記接着剤を除去する工程を別途実施することなく、従って、前記半導体モジュールの生産効率を向上させつつ、前記半導体セルと前記配線シートとの間から前記貫通穴を介して逃される前記接着剤を除去することが可能となる。
本発明に係る製造方法において、前記除去手段は、前記半導体セルと前記配線シートとの間から前記貫通穴を介して逃される前記接着剤を吸着して吸い取る吸着部材である態様を例示できる。
この特定事項では、前記除去手段として、前記吸着部材を用いるといった簡単な構成で、前記半導体セルと前記配線シートとの間から前記貫通穴を介して逃される前記接着剤を除去することが可能となる。
本発明に係る製造方法において、前記接着剤として、熱硬化系樹脂接着剤を用い、前記熱硬化系樹脂接着剤を加熱する工程をさらに含む態様を例示できる。
この特定事項では、前記熱硬化系樹脂接着剤を加熱するといった比較的簡単な構成で前記接着剤を短時間に硬化させることが可能となる。
以上説明したように、本発明によると、生産効率の低下を招くことなく、前記半導体セルと前記配線シートとの導通性を維持しつつ前記半導体セルと前記配線シートとの間における前記接着剤の接着強度を向上させることができる。
本発明に係る半導体モジュールの一実施形態である太陽電池モジュールの一例を模式的に示す概略断面図である。 図1に示す太陽電池モジュールに適用できる太陽電池セルの一例の一部を裏面から視た状態を模式的に示す拡大平面図である。 図1に示す太陽電池モジュールに適用できる配線シートの一例を模式的に示す平面図である。 図3に示す配線シートの一例の一部を表面から視た状態を模式的に示す拡大平面図である。 配線シート付き太陽電池セルを製造する製造工程を含む太陽電池モジュールの製造方法の一例を示す概略断面図であって、(a)から(f)は、それぞれ、第1工程から第6工程を示す図である。 裏面電極型の太陽電池セルを備えた太陽電池モジュールを製造する従来の製造工程の一例を模式的に示す断面図であって、(a)は、接着剤を塗布する工程を示す図であり、(b)は、余分な接着剤を除去する工程を示す図であり、(c)は、太陽電池セルと配線シートとを位置合わせする工程を示す図であり、(d)は、太陽電池セルと配線シートとを加熱押圧する工程を示す図である。 裏面電極型の太陽電池セルを備えた太陽電池モジュールの従来の製造工程における不都合を説明するための説明図であって、(a)は、該不都合の一例を示す図であり、(b)は、該不都合の他の例を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明に係る半導体モジュールの一実施形態である太陽電池モジュール100の一例を模式的に示す概略断面図である。
図1に示す太陽電池モジュール100は、裏面電極型(バックコンタクト型)の太陽電池セル10と、配線シート20と、接着剤30と、透明基板40と、バックフィルム50と、封止材60とを備えている。
太陽電池モジュール100は、接着剤30によって互いに接着された太陽電池セル10及び配線シート20が透明基板40とバックフィルム50との間において封止材60によって封止された構成となっている。
太陽電池セル10は、半導体基板11と、半導体基板11上に形成された電極12とを有している。電極12は、第1及び第2電極13,…,14,…からなっている。
太陽電池セル10の半導体基板11の一方(具体的には、表面(受光側の面)11a)にはテクスチャ構造などの図示しない凹凸構造が形成されており、その凹凸構造を覆うようにして図示しない反射防止膜が形成されている。また、太陽電池セル10の半導体基板11の裏面には図示しないパッシベーションが形成されている。
図2は、図1に示す太陽電池モジュール100に適用できる太陽電池セル10の一例の一部を裏面から視た状態を模式的に示す拡大平面図である。
図2に示すように、第1及び第2電極13,…,14,…は、四角形状の半導体基板11の裏面11b上において対向する二つの辺の方向に延びる帯状に形成されている。
詳しくは、第1及び第2電極13,…,14,…は、予め設定した間隔(具体的には同じ間隔)をあけて交互に配設されている。第1電極13,…は、間隔(具体的には同じ間隔)をおいて互いに平行に並設されている。第2電極14,…も同様に、間隔(具体的には同じ間隔)をおいて互いに平行に並設されている。第1電極13,…と第2電極14,…とは、互いに平行とされている。なお、図示を省略したが、太陽電池モジュール100は、配線シート20側で各第1電極13,…間の導通、及び、各第2電極14,…間の導通をとっている。具体的には、第1電極13,…と第2電極14,…とは同数とされ、幅が同じサイズとされている。
ここで、半導体基板11としては、例えば、n型及びp型のうちの何れかの導電型を有する多結晶シリコンや単結晶シリコンなどからなるシリコン基板を用いることができる。第1及び第2電極13,…,14,…としては、例えば、銀などの金属からなる電極を用いることができる。但し、それに限定されるものではない。
図1に示すように、配線シート20は、絶縁性基材21と、絶縁性基材21上に形成された配線22と有している。配線22は、第1及び第2配線23,24からなっている。
図3は、図1に示す太陽電池モジュール100に適用できる配線シート20の一例を模式的に示す平面図である。また、図4は、図3に示す配線シート20の一例の一部を表面21aから視た状態を模式的に示す拡大平面図である。
図3及び図4に示すように、第1及び第2配線23,24は、四角形状の絶縁体基板21における一方の面(具体的には表面21a)上において対向する二つの辺の方向に延びる帯状に形成されている。
詳しくは、第1及び第2配線23,24は、予め設定した間隔(具体的には同じ間隔)をあけて交互に配設されている。第1配線23は、間隔(具体的には同じ間隔)をおいて互いに平行に並設された複数の主配線部231,…と、主配線部231,…の一端231a,…を電気的に接続した接続配線部232とを有する櫛歯状の配線とされている。第2配線24も同様に、間隔(具体的には同じ間隔)をおいて互いに平行に並設された複数の主配線部241,…と、主配線部241,…の一端241a,…を電気的に接続した接続配線部242とを有する櫛歯状の電極とされている。
具体的には、第1配線23の主配線部231,…と第2配線24の主配線部241,…とは同数とされている。第1及び第2配線23,24は、それぞれの接続配線部232,242の間にそれぞれの主配線部231,…,241,…が位置し、かつ、一方の隣り合う主配線部(例えば231,231)が他方の隣り合う主配線部(例えば241,241)の間に間隔(具体的には同じ間隔)をおいて配設されている。第1配線23の主配線部231,…と第2配線24の主配線部241,…とは幅が同じサイズとされている。また、隣り合う第1配線23の接続電極部232,…と第2配線24の接続配線部242,…とは一体的に形成されている。
ここで、絶縁性基材21としては、FPC(フレキシブルプリント基板:Flexible Printed Circuits)を例示でき、例えば、ポリエステル、ポリエチレンナフタレートやポリイミドなどの樹脂からなる基板を用いることができる。また、第1配線部231と接続配線部232とは一体的に形成することができ、同一の材質で形成することができる。また、第2配線部241と接続配線部242とは一体的に形成することができ、同一の材質で形成することができる。第1及び第2配線部231,241並びに接続配線部232,242は同一の材質で形成することができる。第1配線23及び第2配線24としては、銅などの金属からなる材料を用いることができる。但し、それに限定されるものではない。
図1に示すように、太陽電池モジュール100において、太陽電池セル10と配線シート20とは、接着剤30(例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂等の熱硬化系樹脂接着剤)によって互いに接着されており、太陽電池セル10と配線シート20と接着剤30とにより、配線シート付き太陽電池セル110が構成されている。
詳しくは、配線シート付き太陽電池セル110において、太陽電池セル10及び配線シート20は、第1電極13,…の表面及び第1配線23の表面が互いに接触し、かつ、第2電極14,…の表面及び第2配線24の表面が互い接触するように配設されている。
具体的には、接着剤30は、太陽電池モジュール100の面方向の一端部(図1中の左端部)では太陽電池セル10における半導体基板11及び第1電極13,…と配線シート20における絶縁性基材21及び第1配線23とに接触して太陽電池セル10と配線シート20とを接着している。また、接着剤30は、太陽電池モジュール100の面方向の他端部(図1中の右端部)では太陽電池セル10における半導体基板11及び第2電極14,…と配線シート20における絶縁性基材21及び第2配線24とに接触して太陽電池セル10と配線シート20とを接着している。さらに、接着剤30は、太陽電池モジュール100の面方向の一端部と他端部との間の中間部では太陽電池セル10における半導体基板11及び隣り合う第1及び第2電極13,…,14,…と配線シート20における絶縁性基材21及び隣り合う第1及び第2配線23,24とに接触して太陽電池セル10と配線シート20とを接着している。
そして、配線シート20は、複数の貫通穴70,…を有している。詳しくは、配線シート20には、第1及び第2配線23,24が形成された絶縁性基材21の表面21aと他方の面(具体的には裏面21b)とを貫通する複数の貫通穴70,…が設けられている。
本実施の形態では、図4に示すように、貫通穴70は、第1及び第2配線23,24が形成された絶縁性基材21の表面21aにおける第1及び第2配線23,24が形成されていない非配線形成領域αに設けられている。
詳しくは、貫通穴70,…は、絶縁性基材21の表面21aにおいて、第1配線23の第1主配線部231の他端231b(先端)と、第2配線24の接続配線部242との間に設けられている。また、貫通穴70,…は、絶縁性基材21の表面21aにおいて、第2配線24の第2主配線部241の他端241b(先端)と、第1配線23の接続配線部232との間に設けられている。具体的には、貫通穴70,…は、円形状の穴とされている。但し、それに限定されるものではなく、何れの形状とされていてもよい。貫通穴70,…の形状は、例えば、接着剤30の種類や第1及び第2配線23,24の配列の仕方等に応じて形成することができる。
(太陽電池モジュール100の製造方法)
次に、配線シート付き太陽電池セル110を製造する製造工程を含む太陽電池モジュール100の製造方法の一例について以下に説明する。
図5は、配線シート付き太陽電池セル110を製造する製造工程を含む太陽電池モジュール100の製造方法の一例を示す概略断面図である。図5(a)から図5(f)は、それぞれ、第1工程から第6工程を示している。
(第1工程)
先ず、第1工程では、図5(a)に示すように、第1及び第2電極13,…,14,…が形成された半導体基板11を備えた太陽電池セル10を準備する。また、第1及び第2配線23,24が形成された絶縁性基材21を備え、絶縁性基材21の表面21aと裏面21bとを貫通する貫通穴70,…を有する配線シート20を準備する。すなわち、本実施の形態では、第1工程において、貫通穴70,…が既に形成されている配線シート20を使用する。
なお、第1工程において、太陽電池セル10における第1電極13,…,14,…と電気的に接続される第1及び第2配線23,24が表面21aに形成された絶縁性基材21に貫通穴70,…を形成して配線シート20を得るようにしてもよい。こうすることで、使用する接着剤(ここではエポキシ樹脂やアクリル樹脂等の熱硬化系樹脂接着剤)30の種類や第1及び第2配線23,24の配列の仕方等に応じて、貫通穴70,…の位置や大きさ、形状或いは数を、配線シート20を準備する段階で変更することができる。
(第2工程)
次に、第2工程では、図5(b)に示すように、太陽電池セル10における半導体基板11の裏面11b及び配線シート20における絶縁性基材21の表面21aの少なくとも一方(図示の例では太陽電池セル10の半導体基板11における裏面11b)に接着剤30を配置(具体的には塗布)する。
(第3工程)
次に、第3工程では、図5(c)に示すように、太陽電池セル10における半導体基板11の裏面11b及び配線シート20における絶縁性基材21の表面10bの少なくとも一方(図示の例では半導体基板11の裏面11b)に塗布された接着剤30をスキージヘラ等のヘラ部材80によって全面的にならす。
本実施の形態では、塗布された接着剤30のうち余分な接着剤を除去してもよい。この場合、配線シート20が貫通穴70,…を有しているので、接着剤30は、図6に示したような従来の製造方法よりも多めに残すことができる。また、この例では、太陽電池セル10における半導体基板11の裏面11bに接着剤30を塗布するが、太陽電池セル10における半導体基板11の裏面11bに塗布する接着剤30の量を減らし、その分、配線シート20における表面21aに分けて塗布してもよい。
(第4工程)
次に、第4工程では、図5(d)に示すように、接着剤30を介して太陽電池セル10及び配線シート20を半導体基板11の裏面11b及び絶縁性基材21の表面21aが向かい合うように互いに張り合わせる。そして太陽電池セル10の第1及び第2電極13,…,14,…と配線シート20の第1及び第2配線23,24とが互いに対向するように位置合わせする。
(第5工程)
次に、第5工程では、図5(e)に示すように、接着剤30を介して太陽電池セル10及び配線シート20をそれぞれ押圧する一対の押圧部材91,92を有する押圧装置90によって一対の押圧部材91,92の間で接着剤30を介して太陽電池セル10及び配線シート20を互いに押圧する。このとき、押圧装置90は、接着剤30に対して加熱していない、或いは、接着剤30に対して加熱したとしても、接着剤30を熱硬化させるだけの熱は加えていない。そうすると、太陽電池セル10と配線シート20との間から配線シート20における貫通穴70,…を介して余剰の接着剤30aを逃す(排出させる)ことができる。
本実施の形態では、押圧装置90は、太陽電池セル10及び配線シート20を介して接着剤30を加熱する加熱機能を有している。すなわち、第5工程では、押圧装置90に代えて加熱機能を持たない押圧装置を用いてもよいが、押圧装置90を、加熱機能を持たない押圧装置と兼用させている。
ところで、余剰の接着剤30aは、配線シート20における裏面21bの貫通穴70,…周縁部に付着したり、或いは、外部に落下したりすることがある。このため、余剰の接着剤30aを除去する工程を別途実施することが考えられるが、そうすると太陽電池モジュール100の生産効率が低下する。
そこで、本実施の形態では、太陽電池セル10及び配線シート20を互いに押圧するにあたり、太陽電池セル10と配線シート20との間から貫通穴70,…を介して排出される余剰の接着剤30aを除去手段によって除去するようになっている。
前記除去手段としては、余剰の接着剤30aを吸着させて除去する吸着部材や、余剰の接着剤30aを回収して除去する回収装置等を例示できる。前記吸着部材としては、具体的には、余剰の接着剤15を吸着して吸い取る吸着部材、より具体的には、少なくとも表面が多数の孔を有する多孔質部材(スポンジ)で形成されたシート状の部材を例示できる。また、前記回収装置としては、具体的には、余剰の接着剤15を吸引して吸い取る吸引装置を例示できる。
本実施の形態では、前記除去手段は、内部が多数の孔93a,…を有する多孔質部材で形成された吸着シート93とされている。押圧装置90は、一方の押圧部材91が太陽電池セル10側に配置され、かつ、他方の押圧部材92が配線シート20側に吸着シート93を介して配置された状態で、一対の押圧部材91,92の間で太陽電池セル10及び配線シート20を互いに押圧する。
(第6工程)
そして、第6工程では、図5(f)に示すように、吸着シート93を取り除いた後、押圧装置90によって接着剤30を加熱しつつ一対の押圧部材91,92の間で接着剤30を介して太陽電池セル10及び配線シート20を互いに押圧し、接着剤30を硬化させた後、配線シート付き太陽電池セル110を得る。
こうして得られた配線シート付き太陽電池セル110をガラス基板などの透明基板40とポリエステルフィルムなどのバックフィルム50との間のエチレンビニルアセテートなどの封止材60中に封止することによって、図1に示すような太陽電池モジュール100を作製することができる。
なお、本発明における配線シート付き太陽電池セルの概念には、複数の太陽電池セルが
配線シート上に設置されている構成のみならず、1つの太陽電池セルが配線シート上に設
置されている構成も含まれる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、配線シート20に貫通穴70,…が設けられており、従って、従来の如くメッキ配線する工程がないので、生産効率の低下を招くことがない。しかも、太陽電池セル10と配線シート20との間に接着剤30を隙間なく、行き渡らせるために、接着剤30を過多にしても、太陽電池セル10と配線シート20との間に配置される接着剤30を貫通穴70,…から外部へ逃すことができ、これにより、太陽電池セル10と配線シート20との導通性を維持しつつ太陽電池セル10と配線シート20との間における接着剤30の接着強度を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態において、貫通穴70,…は、絶縁性基材21の表面21aにおける第1及び第2配線23,24が形成されていない非配線形成領域αに設けられていることで、貫通穴70,…によって第1及び第2配線23,24が断線することを防止することが可能となる。
具体的には、第1及び第2配線23,24は、それぞれの接続配線部232,242の間にそれぞれの主配線部231,…,241,…が位置し、かつ、一方の隣り合う主配線部(例えば231,231)が他方の隣り合う主配線部(例えば241,241)の間に間隔をおいて配設されており、貫通穴70,…は、主配線部231,…,241,…の他端231b,241bと接続配線部242,232との間に設けられていることで、主配線部231,…,241,…の他端231b,241bと接続配線部242,232との間の空いたスペースと有効に利用して余剰の接着剤30aを貫通穴70,…から円滑に逃すことが可能となる。
また、本実施の形態において、接着剤30を全面的にならす工程を含んでいることで、太陽電池セル10における半導体基板11の裏面11b及び配線シート20における絶縁性基材21の表面21aの少なくとも一方(ここでは半導体基板11の裏面11b)において接着剤30を全面にわたって容易に塗布することができ、太陽電池セル10と配線シート20との間に接着剤30を確実に行き渡らせることができる。
また、本実施の形態において、接着剤30を介して太陽電池セル10及び配線シート20を互いに押圧するにあたり、太陽電池セル10と配線シート20との間から貫通穴70,…を介して逃される余剰の接着剤30aを除去手段(ここでは吸着シート93)によって除去することで、余剰の接着剤30aを除去する工程を別途実施することなく、従って、太陽電池モジュール100の生産効率を向上させつつ、余剰の接着剤30を除去することが可能となる。また、除去手段として、吸着シート93を用いるといった簡単な構成で、余剰の接着剤30aを除去することが可能となる。
また、本実施の形態において、接着剤30として、熱硬化系樹脂接着剤を用いることで、熱硬化系樹脂接着剤である接着剤30を加熱するといった比較的簡単な構成で接着剤30を短時間に硬化させることが可能となる。しかも、接着剤30として、熱硬化系樹脂接着剤を用いることで、耐熱性を向上させることができる。
10 太陽電池セル(半導体セルの一例)
11 半導体基板
11a 表面
11b 裏面
12 電極
13,… 第1電極
14,… 第2電極
20 配線シート
21 絶縁性基材
21a 表面
21b 裏面
22 配線
23 第1配線
231,… 主配線部
231a 主配線部の一端
231b 主配線部の他端
232 接続配線部
24 第2配線
241,… 主配線部
241a 主配線部の一端
241b 主配線部の他端
242 接続配線部
30 接着剤
30a 余剰の接着剤
40 透明基板
50 バックフィルム
60 封止材
70,… 貫通穴
80 ヘラ部材
90 押圧装置
93 吸着シート(吸着部材の一例)
110 配線シート付き太陽電池セル(配線シート付き半導体セルの一例)
100 太陽電池モジュール(半導体モジュールの一例)
α 非配線形成領域

Claims (13)

  1. 一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた半導体モジュールであって、
    前記配線シートは、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有していることを特徴とする半導体モジュール。
  2. 請求項1に記載の半導体モジュールであって、
    前記半導体セルは、太陽電池セルであり、太陽電池モジュールを構成することを特徴とする半導体モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の半導体モジュールであって、
    前記貫通穴は、前記配線が形成された一方の面における前記配線が形成されていない非配線形成領域に設けられていることを特徴とする半導体モジュール。
  4. 請求項3に記載の半導体モジュールであって、
    前記配線は、間隔をおいて互いに平行に複数並設された帯状の主配線部と、前記主配線部の一端を電気的に接続した接続配線部とを有する第1及び第2配線を備え、
    前記第1及び第2配線は、それぞれの前記接続配線部の間にそれぞれの前記主配線部が位置し、かつ、一方の隣り合う前記主配線部が他方の隣り合う前記主配線部の間に間隔をおいて配設されており、
    前記貫通穴は、前記第1配線における前記主配線部の他端と前記第2配線における前記接続配線部との間、及び、前記第2配線における前記主配線部の他端と前記第1配線における前記接続配線部との間に設けられていることを特徴とする半導体モジュール。
  5. 一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた配線シート付き半導体セルであって、
    前記配線シートは、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有していることを特徴とする配線シート付き半導体セル。
  6. 一方の面に電極が形成された半導体セルに接着剤を介して接着され、前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートであって、
    前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有していることを特徴とする配線シート。
  7. 一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた半導体モジュールの製造方法であって、
    前記半導体セル、及び、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有する前記配線シートを準備する工程と、
    前記半導体セルにおける前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートにおける前記配線が形成された一方の面の少なくとも一方に前記接着剤を配置する工程と、
    前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを前記電極が形成された一方の面及び前記配線が形成された一方の面が向かい合うように互いに張り合わせて前記半導体セルの前記電極と前記配線シートの前記配線とが互いに対向するように位置合わせする工程と、
    前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧する工程と
    を含むことを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
  8. 請求項7に記載の半導体モジュールの製造方法であって、
    前記半導体セル及び前記配線シートを準備する工程では、一方の面に前記配線が形成された基材に前記貫通穴を形成して前記配線シートを得ることを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の半導体モジュールの製造方法であって、
    前記半導体セルにおける前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートにおける前記配線が形成された一方の面の少なくとも一方に配置された前記接着剤を全面的にならす工程をさらに含むことを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
  10. 請求項7から請求項9までの何れか1項に記載の半導体モジュールの製造方法であって、
    前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧する工程では、前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧するにあたり、前記半導体セルと前記配線シートとの間から前記貫通穴を介して逃される前記接着剤を除去手段によって除去することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
  11. 請求項10に記載の半導体モジュールの製造方法であって、
    前記除去手段は、前記半導体セルと前記配線シートとの間から前記貫通穴を介して逃される前記接着剤を吸着して吸い取る吸着部材であることを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
  12. 請求項7から請求項11までの何れか1項に記載の半導体モジュールの製造方法であって、
    前記接着剤として、熱硬化系樹脂接着剤を用い、
    前記熱硬化系樹脂接着剤を加熱する工程をさらに含むことを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
  13. 一方の面に電極が形成された半導体セルと、一方の面に前記半導体セルの前記電極と電気的に接続される配線が形成された配線シートと、前記半導体セルの前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートの前記配線が形成された一方の面を接着させる接着剤とを備えた配線シート付き半導体セルの製造方法であって、
    前記半導体セル、及び、前記配線が形成された一方の面と他方の面とを貫通する貫通穴を有する前記配線シートを準備する工程と、
    前記半導体セルにおける前記電極が形成された一方の面及び前記配線シートにおける前記配線が形成された一方の面の少なくとも一方に前記接着剤を配置する工程と、
    前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを前記電極が形成された一方の面及び前記配線が形成された一方の面が向かい合うように互いに張り合わせて前記半導体セルの前記電極と前記配線シートの前記配線とが互いに対向するように位置合わせする工程と、
    前記接着剤を介して前記半導体セル及び前記配線シートを互いに押圧する工程と
    を含むことを特徴とする配線シート付き半導体セルの製造方法。
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