JP2013064621A - Romテスト時間の短縮方法 - Google Patents

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Kazuyoshi Yasuoka
一嘉 安岡
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Abstract

【課題】 従来の技術においては、ROM3個分のテスト時間を2個分のテスト時間までしか短縮できないという問題、或いは、加算或いは減算をおこなうため、データビット数の変動の虞があると共に、信頼性が低下する虞があった。
【解決手段】 複数個のROMに書き込まれたデータをテストする場合のROMテスト時間の短縮方法に於いて、複数個のROMの二つずつのROMの出力データのビット毎の比較を行う比較手段を備え、該比較手段の出力を複数個のROMに対応してそれぞれ記憶させ、該複数の記憶手段の出力データに対して、演算の順序が異なる少なくとも二つの異なる内容の演算を行い、該演算結果を期待値と比較することでROMデータを検査する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リード・オンリー・メモリ(以下、ROMと称する)のテスト方法に関する。
従来、ROMのテスト時間を短縮する回路、方法については、例えば、下記特許文献1に記載されたものがあり、図6に示すように、複数個のROM10,12,14に書き込まれたデータをテストする際に、特定のROM3(14)の出力データに基づいて、ROM1(10)及びROM2(12)のデータを選択し、選択されたデータと期待値とを比較する方法であった。しかしながらこの方法では、ROM3個分のテスト時間を2個分のテスト時間までしか短縮できないという問題があった。
上記方法に代えて、ROMブロックの並列テスト時に必要な外部端子数を削減すると共に、テスト時間を大幅に短縮するために、下記特許文献2に記載のものがあった。この方法では、図7に示すように、アドレス入力端子4から入力されたアドレスデータに対応した複数のROMブロック2a,2b,2cからの読み出しデータを加算または減算し、その結果をバッファ5を介して出力端子3に出力し、また、この端子を外部で監視して期待値データと照合することによりテストを行っていた。しかしながら、この方法では、テスト時間の大幅な短縮は期待できるものの、加算或いは減算をおこなうため、データビット数の変動の虞があると共に、信頼性が低下する虞があった。
特開2006−18932号公報 特開平8−184645号公報
以上説明したように、従来の技術においては、ROM3個分のテスト時間を2個分のテスト時間までしか短縮できないという問題、或いは、加算或いは減算をおこなうため、データビット数の変動の虞があると共に、信頼性が低下する虞があった。
本発明に係るROMテスト時間の短縮方法では、複数個のROMの二つずつのROMの出力データのビット毎の比較を行う比較手段を備え、該比較手段の出力を複数個のROMに対応してそれぞれ記憶させ、該複数の記憶手段の出力データに対して、演算の順序が異なる少なくとも二つの異なる内容の演算を行い、該演算結果を期待値と比較することでROMデータを検査することを特徴とする。
また、本発明に係るROMテスト時間の短縮方法では、複数の演算結果の出力データを、前記ROMに入力されるクロック信号で切り替えて、外部に出力するようにしたことを特徴とする。
更に、本発明に係るROMテスト時間の短縮方法では、複数個のROMの出力データ幅が、異なる場合、最大データ幅のROMのデータ幅に対する不足分のデータに対して、所定のデータを前記記憶手段において付け加えて、前記記憶手段の出力データ幅を等しくすることを特徴とする。
本発明に係るROMテスト時間の短縮方法によれば、3個のROMを前提とした場合、前記特許文献1に記載と同様の2端子を使用して、ROM一つ分のデータ出力時間で、3個のROMを精度よくテストすることが可能となる。
また、複数の演算結果の出力データをクロック信号で切り替えて出力することにより、ROM1個分のデータ幅に相当する出力端子数で済み、コスト削減効果、及びチップサイズの低減効果が期待出来る。
更に、ROMのデータ幅が異なる場合でも、演算後のデータ幅を等化処理することにより、異なるデータ幅のROMをテスト可能となる利点がある。
本発明の第1の実施形態に係るROMテスト回路の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るROMテスト方法のタイムチャートを示す図である。 減算器が一つの場合と二つの場合の演算結果例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るROMテスト回路の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るROMテスト方法のタイムチャートを示す図である。 特許文献1の従来技術に係る図である。 特許文献2の従来技術に係る図である。
本発明に係るROMテスト時間の短縮方法について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係るROMテスト時間の短縮方法に於けるROMテスト回路の構成例を概略的に示す図であり、図2は、ROMのテスト方法に於けるタイムチャートを示す。
kビット幅のアドレス信号と、チップセレクト信号(CS_1〜CS_3)が、ROM1〜ROM3にそれぞれ入力される。ROM1〜ROM3のmビット幅、nビット幅、pビット幅の出力信号(q1,q2,q3)は、比較器とビット補正回路1,2,3に、それぞれ入力される。比較器の出力信号(r1,r2,r3)は、ビット補正回路1,2,3にそれぞれ入力される。
この実施形態に於いては、3種類のビット幅の内、最大ビット幅(これをmビットとする)が予め分かっているものとし、ビット補正回路1,2,3では、ROM2,ROM3に対応する出力データの上位ビットには、所定のデータビット、例えば、データ0がmビット幅となるまで付加されるものとする。
ビット補正回路1,2,3のmビット幅の出力信号(qq1,qq2,qq3)に対して少なくとも2種類の減算を行う為に、ビット補正回路1,2,3のmビット幅のデータが減算器1,2に入力され、減算器1,2のmビット幅の出力データ(out1,out2)は、LSIの外部出力端子に接続される。
以下、第1の実施形態に於ける動作の説明を行う。
比較器は、ROM1〜ROM3から出力される異なるビット幅のデータq1、q2,q3をビット毎に比較する。ビット幅補正回路1,2,3は、ROM1〜ROM3から出力されるq1,q2,q3のデータのビット幅を、比較器から出力されるデータr1,r2,r3を使用して、それぞれのビット幅を等しくする。この実施形態では、3種類のビット幅の内、最大ビット幅が予め分かっているものとする。このビット幅をmとすると、mビット幅以下のROM2、ROM3に対して、例えば、上位ビットに所定のビット(例えば0)を、ビット幅がmビットになるまで付加する。
減算器1は、ビット補正回路1,2,3から出力されるデータqq1,qq2,qq3に対して、例えば、qq1信号を基準として、qq2,qq3の値を減算し、qq1−qq2−qq3を演算し、mビット幅の信号out1を出力する。
減算器2は、ビット補正回路1,2,3から出力されるデータqq1,qq2,qq3に対して、例えば、qq2信号を基準として、qq1,qq3の値を減算し、qq2−qq1−qq3を演算し、mビット幅の信号out2を出力する。
このように、2種類の減算を行う理由は、例えば、減算器1のみの演算の場合、qq2とqq3の値が入れ替わってしまった場合に期待値と一致してしまう(図3(a)参照)ためである。
この実施形態のように、減算の基準となる値を変更した2種類の減算を行うことにより、誤った判定を回避することが出来る(図3(b)参照)。
最終的には、ROM1〜ROM3の値のテストは、2種類の減算結果の出力(out1,out2)を期待値と比較することにより行われる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、ROM1〜ROM3の値をROM1個分のデータ出力時間で確認することが出来る。これにより、テスト時間が1/3に短縮出来る効果があり、製造コストが低減する効果もある。
また、前記特許文献1の従来技術では、同じビット幅のROMデータを対象としていたが、第1の実施形態では、異なるビット幅のROMに対してもテストを行うことが可能となる利点がある。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係るROMテスト回路の構成例を示す図であり、図5は、第2の実施形態に係るROMテスト方法のタイムチャートを示す図である。
kビット幅のアドレス信号と、チップセレクト信号CS_1〜CS_3、クロック信号CLKは、ROM1〜ROM3にそれぞれ入力される。
ROM1〜ROM3のmビット幅、nビット幅、pビット幅の出力信号(q1,q2,q3)は、比較器とビット補正回路1,2,3にそれぞれ入力される。
比較器の出力信号(r1,r2,r3)は、ビット補正回路1,2,3にそれぞれ入力され、ビット補正回路1,2,3のmビット幅の出力信号(qq1,qq2,qq3)は、減算器1,2に入力される。
減算器1,2のmビット幅の出力信号(out1,out2)は、セレクタ群out_selに接続される。
セレクタ群out_selの出力信号を切り替える為の制御信号は、ROM1〜ROM3に入力されるクロック信号CLKを使用する。
セレクタ群out_selのmビット幅の出力信号out3は、LSIの外部出力端子に接続される。
以下、第2の実施形態の動作について説明する。
基本動作は、第1の実施形態の動作と同様である。
第2の実施形態では、減算器1,2から出力された信号を、セレクタ群out_selを使用して切り替えて出力する点であり、セレクタ群out_selの出力切り替え信号としては、ROM1〜ROM3に入力されるクロック信号CLKが使用される。
クロック信号CLKをデータ切り替えの為の制御信号として使用する為に、1クロックサイクル内に、out1とout2の信号が交互に出力される。
最終的に、ROM1〜ROM3のデータは、交互に出力される減算結果の出力信号out3を期待値と比較することにより行われる。
以上説明したように、第2の実施形態に於いても、第1の実施形態と同様にROM1〜ROM3のデータをROM1個分のデータ出力時間で確認することが出来る。これにより、テスト時間が1/3に短縮され、製造コストが低減という効果も得られる。
また、特許文献1に記載の従来技術では、同一幅のROMを前提としていたが、第2の実施形態では、第1の実施形態同様に、異なるビット幅のROMデータに対してもテストをおこなうことが出来る。
更に、第2の実施形態では、LSIの外部出力端子数が、第1の実施形態に比較して半分にすることが出来るので、LSIチップサイズの縮小に貢献することができ、結果としてコスト削減につながるという効果が得られる。
q1,q2,q3 ROM1〜ROM3の出力データ
r1,r2,r3 比較器の出力データ
qq1,qq2,qq3 ビット補正回路1,2,3の出力データ
out1,out2 減算器1,2の出力データ
out_sel セレクタ群
out3 セレクタ群out_selの出力データ

Claims (3)

  1. 複数個のROMに書き込まれたデータをテストする場合のROMテスト時間の短縮方法に於いて、
    前記複数個のROMの二つずつのROMの出力データのビット毎の比較を行う比較手段を備え、該比較手段の出力を複数個のROMに対応してそれぞれ記憶させ、該複数の記憶手段の出力データに対して、演算の順序が異なる少なくとも二つの異なる内容の演算を行い、該演算結果を期待値と比較することでROMデータを検査する、ROMテスト時間の短縮方法。
  2. 請求項1記載のROMテスト時間の短縮方法に於いて、前記複数の演算結果の出力データを、前記ROMに入力されるクロック信号で切り替えて、外部に出力するようにしたことを特徴とするROMテスト時間の短縮方法。
  3. 請求項1乃至2記載のROMテスト時間の短縮方法に於いて、前記複数個のROMの出力データ幅が、異なる場合、最大データ幅のROMのデータ幅に対する不足分のデータに対して、所定のデータを前記記憶手段において付け加えて、前記記憶手段の出力データ幅を等しくすることを特徴とするROMテスト時間の短縮方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014200612A1 (de) 2013-03-26 2014-10-02 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Optischer Stecker, welcher Verschlussmechanismen besitzt, welche den Eintrag von Staub effektiv verhindern können
DE102014200612B4 (de) 2013-03-26 2023-02-09 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Optische Steckerverbindung, welche Verschlussmechanismen besitzt, welche den Eintrag von Staub effektiv verhindern können

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