JP2013063236A - 爪水虫用治療具 - Google Patents

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Abstract

【課題】爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができ、爪水虫を効果的に治療することができる爪水虫用治療具を提供する。
【解決手段】爪水虫用治療具1は、ブチルゴム等の弾性部材により有底筒状に形成され、爪水虫治療用の薬剤を内側に配することができる薬剤内包部10と、薬剤内包部10の開口14を形成する周縁部から外側に向けて一体に形成されているとともに、周縁部が爪の外表面に密接された状態にて、薬剤内包部10を爪に固定する固定部20と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、爪水虫用治療具に関するものである。
爪水虫とは、手足に存する白癬が拡大し、爪の間に白癬菌が侵食して、爪自体が白癬菌に感染した状態となっている症状をいう。
通常の水虫の場合、スプレーや塗り薬のような外用薬を用いて治すことが多いが、爪水虫の場合、外用薬による根治は極めて難しいとされる。爪水虫の場合、外用薬である抗真菌薬の薬剤を爪の外表面に長く滞留させる必要がある。しかしながら、入浴や運動等により、薬剤を長期に渡って爪の外表面に滞留させることは困難である。そのため、例えば、特許文献1には、滞留性能を向上させるための粒剤を配合した薬剤が示されている。しかしながら、かかる薬剤によっても、有効成分を長期に渡って有効に爪の外表面に滞留させることは困難である。
そのため、爪水虫を完治するには、一般にラミシールなどの内服薬を3ヶ月から12ヶ月もの長期間服用する必要がある。
特開2011−51966号公報
しかしながら、上記の内服薬による治療の場合には、人により薬の副作用があり、胃の不快感、下痢、悪心、腹痛などが起こる場合がある。また、長期間に渡り内服薬を服用する必要があるため、少数ではあるが、肝機能に障害が生じる場合や、貧血となる場合もありうる。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができる爪水虫用治療具を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載された爪水虫治療具は、有底筒状に形成され、爪水虫治療用の薬剤を内側に配することができる薬剤内包部と、薬剤内包部の開口を形成する周縁部から外側に向けて一体に形成されているとともに、周縁部が爪の外表面に密接された状態にて、薬剤内包部を爪に固定する固定部と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載された爪水虫用治療具によれば、内包部の開口が爪に向けられるとともに、開口の周縁部が爪の外表面に密接された状態で、爪水虫治療用の薬剤が内側に配された薬剤内包部が、固定部により爪に固定される。このように、開口の周縁部が爪の外表面に密接された状態となることにより、内包部の内側に配された薬剤は、周囲を内包部と爪とによって密封された状態におかれる。そのため、内包部の内側に配された薬剤が内包部から外側に漏れ出すことがほとんどなく、爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができる。また、固定部は、薬剤内包部と一体に形成されるため製造コストが削減される。
請求項2に記載された爪水虫用治療具は、請求項1に記載された爪水虫用治療具において、固定部は、薄肉の環状に形成されており、接合面に接着材料が配され、前記接着材料により前記接合面が爪に接合することを特徴とする。
このように、薬剤内包部に一体に形成された固定部は、環状に形成されており接着材料により爪に接合される。そのため、固定部により薬剤内包部は強固に爪に固定され、薬剤を内包した内包部を強固に長期に渡って爪の外表面に配置し続けることができる。また、爪に固定部が接合されることにより、固定部から薬剤が染み出ることがない。そのため、爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができることができる。
請求項3に記載された爪水虫用治療具は、請求項2に記載された爪水虫用治療具において、治療具は、弾性部材より形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載された爪水虫用治療具によれば、治療具を構成する内包部および固定部が弾性部材により形成されている。爪の外表面に突出して配される内包部が変形自在な弾性部材により形成されていることにより、内包部に外側から力が加わったとしても、内包部はその力を吸収することができ、内包部が爪から外れることを防止できる。また、爪に接合される固定部が、変形自在な弾性部材により形成されていることにより、爪の外表面の円弧形状に沿って固定部が接合することができ、固定部を強固に爪の外表面に接合させることができる。そのため、爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができることができる。
請求項4に記載された爪水虫用治療具は、請求項3に記載された爪水虫用治療具において、内包部は、ブチルゴムより形成されていることを特徴とする。ブチルゴムは、耐薬品性に優れた材料であり、爪水虫治療用の薬剤を内側に配する内包部をブチルゴムより形成することにより、内包部の化学的または物理的な変性を効果的に抑止することができる。
請求項5に記載された爪水虫用治療具は、請求項4に記載された爪水虫用治療具において、薬剤内包部の内側には薬剤を含浸することができる含浸部材が配されていることを特徴とする。
請求項5に記載された爪水虫用治療具によれば、薬剤を含浸部材に含浸させた状態で内包部の内側に保持することができる。このように、含浸部材に薬剤を含浸させて保持することにより、薬剤が内包部から外側に漏れ出すことを有効に抑止できる。そのため、内包部の内側に配された薬剤が内包部から外側に漏れ出すことがほとんどなく、爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができる。
請求項6に記載された爪水虫用治療具は、請求項5に記載された爪水虫用治療具において、内包部は、円筒形状の筒部および筒部の一端を塞ぐ底部により形成され、内包部の底部の肉厚は、筒部の肉厚に比して薄いことを特徴とする。このように、底部の肉厚を薄肉に設定することにより、底部を指で押したときに筒部が径方向(太鼓状)に拡張し易くなる。そのため、底部を指で押したときに含浸部材から薬剤を効果的に染み出させることができるようになり、爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができる。
本発明によれば、爪水虫治療用の薬剤を長期に渡って爪の外表面に有効に滞留させることができることができる。
本発明の実施形態における爪水虫用治療具の斜視図である。 図1において断面A−Aにて示す爪水虫用治療具の断面図である。 本発明の実施形態における爪水虫用治療具に薬剤を注入する様子を説明する図である。 本発明の実施形態における爪水虫用治療具に薬剤カプセルを挿入する様子を説明する図である。 本発明の実施形態における爪水虫用治療具に薬剤を含浸させる様子を説明する図である。
次に、本発明の実施形態における爪水虫用治療具1を図1および図2に基づき説明する。ここで、図1は本発明の実施形態における爪水虫用治療具の斜視図であり、図2は図1において断面A−Aにて示す爪水虫用治療具1の断面図である。
図1および図2に示すように、爪水虫用治療具1は、ブチルゴム(弾性部材)より形成され、有底筒状の薬剤内包部10と、薄肉の環状の固定部20と、を備えている。
薬剤内包部10は、円筒形状の筒部11と、筒部11の一端を塞ぐ底部12とにより形成されている。内包部10において、底部12の肉厚は筒部11の肉厚に比して薄くなるように設定されている。本実施の形態では、筒部11の肉厚は1.0[mm]以上であるのに対し、底部12の肉厚は0.5[mm]以下に設定されている。また、筒部11の他端は円環形状の周縁部13により形成される開口14が形成されている。このように、薬剤内包部10は、有底筒形状に形成されているため、爪水虫治療用の薬剤Mをその内側に配することができる。
次に、固定部20について説明する。固定部20は、内包部10の開口14の周縁部13から外側に向けて一体的に形成されている。そして、固定部20は、薄肉の環状に形成されている。そして、内包部10の開口(14)側である接合面21に瞬間接着剤などの接着材料により接合面21を爪に接合させることができる。
最後に、本実施形態の爪水虫用治療具1の使用方法について、図3および図4に基づき説明する。ここで、図3は爪水虫用治療具1に薬剤Mを注入させる様子を説明する図であり、図4は爪水虫用治療具1に薬剤カプセルKを挿入する様子を説明する図である。
図3に示すように、例えば、指Tの爪Nに治療具1を装着する場合、固定部20の接合面21に瞬間接着剤などの接着材料を塗布するとともに、治療具1の内包部10における開口14を爪Nに押し当て、固定部20の接合面21を爪Nに接合することにより、治療具1は爪Nに固定される。そして、この固定された状態では、開口14の周縁部13が爪Nの外表面に密接された状態にて、固定部20により内包部10は指Tの爪Nに固定される。
そして、図3に示すように、爪水虫治療用の薬剤Mが注射器Sにより、内包部10の内側に注入される。ここで、図3に示すように注射器Sにより薬剤Mを注入する代わりに、図4に示すように、予め爪水虫治療用の薬剤Mが封入された薬剤カプセルKを内包部10の内側に挿入しておき、薬剤カプセルKが挿入された治療具1を爪Nに固定してもよい。
次に、本発明の他の実施形態について、図5に基づき説明する。図5に示される治療具1において、内包部10の内側には、爪水虫治療用の薬剤Mを含浸することができるスポンジ(含浸部材)15が配されている。そして、このスポンジ15に薬剤容器Cから薬剤Mを含浸させることにより、薬剤内包部10は爪水虫治療用の薬剤Mを内側に配することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
1 治療具
10 薬剤内包部
11 筒部
12 底部
13 周縁部
14 開口
15 含浸部材(スポンジ)
20 固定部
21 接合面
S 注射器
M 薬剤
K 薬剤カプセル
C 薬剤容器
T 指
N 爪

Claims (6)

  1. 有底筒状に形成され、爪水虫治療用の薬剤を内側に配することができる薬剤内包部と、前記内包部の開口を形成する周縁部から外側に向けて一体に形成されているとともに、前記周縁部が爪の外表面に密接された状態にて、前記内包部を爪に固定する固定部と、を備えることを特徴とする爪水虫用治療具。
  2. 請求項1に記載された瓜水虫用治療具において、
    前記固定部は、薄肉の環状に形成されており、接合面に接着材料が配され、前記接着材料により前記接合面が爪に接合することを特徴とする爪水虫用治療具。
  3. 請求項2に記載された爪水虫用治療具において、
    前記治療具は、弾性部材より形成されていることを特徴とする爪水虫用治療具。
  4. 請求項3に記載された爪水虫用治療具において、
    前記内包部は、ブチルゴムより形成されていることを特徴とする爪水虫用治療具。
  5. 請求項4に記載された爪水虫用治療具において、
    前記薬剤内包部の内側には前記薬剤を含浸することができる含浸部材が配されていることを特徴とする爪水虫用治療具。
  6. 請求項5に記載された爪水虫用治療具において、
    前記内包部は、円筒形状の筒部および前記筒部の一端を塞ぐ底部により形成され、前記底部の肉厚は、前記筒部の肉厚に比して薄いことを特徴とする爪水虫用治療具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6025184B1 (ja) * 2015-09-25 2016-11-16 株式会社日本総合研究所 人工爪及び人工爪セット
JP2017060748A (ja) * 2016-09-07 2017-03-30 株式会社日本総合研究所 爪用シール及びシールシート

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