JP2013060873A - 圧縮機 - Google Patents

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総一郎 岡
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Abstract

【課題】駆動軸を支持する転がり軸受の内輪を潤滑油で確実に潤滑する。
【解決手段】圧縮機構には、潤滑油を含み、下部空間(S2)よりも高圧の吐出チャンバが形成されている。吐出チャンバと上部軸受部材(4)とを連通路(9)で連通すると共に、吐出チャンバと下部空間(S2)との差圧を利用して、連通路(9)から潤滑油を上部軸受部材(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に噴霧し、霧状の潤滑油を上部軸受部材(4)の内輪軌道面(41a)に供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機に関し、特に、駆動軸の軸受に潤滑油を供給する技術に関する。
従来より、例えば空気調和装置の冷凍サイクルを行う冷媒回路に接続され、冷媒を圧縮する圧縮機が知られている。例えば特許文献1には、上下方向に延びる軸周りに回転する駆動軸を有する電動機と、該電動機を収容するケーシングとを備えたスクロール圧縮機が開示されている。
特許文献1に開示されたスクロール圧縮機は、駆動軸の上部が転がり軸受で支持されていて、該転がり軸受を潤滑油で潤滑することができる構成となっている。具体的には、ケーシング底部に潤滑油が貯留される油溜まりが設けられ、駆動軸に給油通路が形成されている。そうして、給油通路と転がり軸受の上部とが連通されていると共に、転がり軸受の下部と油溜まりとが返油用の通路で連通されている。返油用の通路は、転がり軸受に対し外輪側の下部で連通し、駆動軸の周囲を取り囲むように形成された環状溝と、該環状溝から駆動軸の径方向外方に延びる返油穴と、該返油穴と油溜まりとを連通する返油管とを有している。このスクロール圧縮機では、油溜まりの潤滑油が給油通路を通って転がり軸受に供給される。これにより、転がり軸受を潤滑油で潤滑することができるようになっている。そうして、潤滑油は、返油用の通路を通って油溜まりに戻されるようになっている。
特開平11−22669号公報(第4,5頁、図1)
本願発明者は、上記特許文献1に開示されたような構造の圧縮機においては、転がり軸受の内輪が外輪よりも摩耗や焼付きを起こし易いことを見出した。
そこで、本願発明者がかかる転がり軸受の内輪の摩耗・焼付きの現象について検討したところ、次に述べるメカニズムにより発生することが判明した。即ち、給油通路を通って転がり軸受に供給された潤滑油は、駆動軸の回転による遠心力によって転がり軸受の外輪側(駆動軸の径方向外方)にもっていかれ、転がり軸受の外輪を伝うようにして下方に流れて転がり軸受から環状溝に排出される。そのため、転がり軸受の内輪が潤滑油でほとんど潤滑されず、転がり軸受の内輪の潤滑が不足気味になっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、駆動軸が転がり軸受で支持された圧縮機において、転がり軸受の内輪を潤滑油で確実に潤滑することである。
第1の発明は、流体を圧縮する圧縮機構(2)と、上下方向に延びる軸周りに回転する駆動軸(33)を有し、該駆動軸(33)を介して上記圧縮機構(2)を駆動する電動機(3)と、上記駆動軸(33)を支持する転がり軸受(4)と、上記圧縮機構(2)、電動機(3)及び、転がり軸受(4)を内部空間(S)に収容するケーシング(6)と、を備えた圧縮機を対象とし、上記圧縮機構(2)には、潤滑油(O)を含み、上記内部空間(S)よりも高圧の高圧空間(21g)が形成され、上記高圧空間(21g)と上記転がり軸受(4)とは、連通路(9)で連通され、上記高圧空間(21g)と上記内部空間(S)との差圧により上記潤滑油(O)が上記高圧空間(21g)から上記連通路(9)を介して上記転がり軸受(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に噴霧され、霧状の潤滑油(O)が上記転がり軸受(4)の内輪軌道面(41a)に供給されるように構成されていることを特徴とする。
第1の発明では、高圧空間(21g)がケーシング(6)の内部空間(S)よりも高圧になっているため、高圧空間(21g)に含まれている潤滑油(O)は、高圧空間(21g)とケーシング(6)の内部空間(S)との差圧によって連通路(9)を通って転がり軸受(4)側に導かれる。連通路(9)を通って転がり軸受(4)側に導かれた潤滑油(O)は、霧状にされて転がり軸受(4)の内輪軌道面(41a)に供給される。
第2の発明は、第1の発明において、上記ケーシング(6)に固定され、上記内部空間(S)を上記圧縮機構(2)が配設された上部空間(S1)と、上記電動機(3)が配設された下部空間(S2)とに区画するハウジング(7)をさらに備え、上記圧縮機構(2)は、上記ハウジング(7)に固定される固定スクロール(21)と、該固定スクロール(21)の下側に設けられ、上記駆動軸(33)の上部と係合して上記固定スクロール(21)に対して偏心回転運動をする可動スクロール(22)とを有し、上記連通路(9)は、上記可動スクロール(22)を回避するように上記固定スクロール(21)及びハウジング(7)に形成されていることを特徴とする。
第2の発明では、固定スクロール(21)と、可動スクロール(22)とを有する圧縮機構(2)を備えたスクロール圧縮機が構成される。そして、このスクロール圧縮機では、連通路(9)が可動スクロール(22)を回避するように固定スクロール(21)及びハウジング(7)に形成されているから、可動スクロール(22)が偏心回転運動をしても、連通路(9)による高圧空間(21g)と転がり軸受(4)との連通状態が解除されることはない。
第3の発明は、第2の発明において、上記固定スクロール(21)及び可動スクロール(22)は、鏡板(21a,22a)と、該鏡板(21a,22a)に立設された渦巻き状のラップ(21b,22b)とをそれぞれ有し、上記圧縮機構(2)は、上記固定スクロール(21)と可動スクロール(22)とのラップ(21b,22b)同士が噛合して形成され且つ上記可動スクロール(22)の偏心回転運動により容積が減少することで流体を圧縮する圧縮室(23)をさらに有し、上記高圧空間(21g)は、上記固定スクロール(21)に上記圧縮室(23)と連通するように形成され且つ該圧縮室(23)で圧縮された後の流体が導かれる吐出チャンバ(21g)であり、上記固定スクロール(21)及びハウジング(7)には、上記吐出チャンバ(21g)と上記下部空間(S2)とを連通する吐出通路(73)が形成され、上記吐出通路(73)と転がり軸受(4)とは、連絡通路(74)で連通しており、上記連通路(9)は、上記吐出通路(73)と連絡通路(74)とで構成されていることを特徴とする。
第3の発明では、圧縮室(23)で圧縮された流体は、吐出チャンバ(21g)に導かれ、該吐出チャンバ(21g)から吐出通路(73)を通って下部空間(S2)に吐出される。この下部空間(S2)に吐出された流体は、圧縮室(23)で圧縮されて高圧となっている。そのため、高圧の流体でケーシング(6)の内部空間(S)(ここでは、下部空間(S2))が満たされる、いわゆる高圧ドーム型のスクロール圧縮機が構成される。そして、このスクロール圧縮機では、吐出通路(73)を連通路(9)の一部として利用している。尚、流体が吐出チャンバ(21g)から吐出通路(73)を通って下部空間(S2)に吐出されるまでの間に圧力損失が生じるため、高圧空間(21g)である吐出チャンバ(21g)は、ケーシング(6)の内部空間(S)よりも高圧となる。
第4の発明は、第2又は3の発明において、上記ケーシング(6)の内部空間(S)には、上記ハウジング(7)及び可動スクロール(22)により上記駆動軸(33)の上部が挿入されるクランク室(72)が形成され、上記内部空間(S)のケーシング(6)底部には、潤滑油(O)を貯留する油溜まり(66)が設けられ、上記駆動軸(33)には、上下に貫通する給油通路(33d)が形成され、上記駆動軸(33)の下部には、上記油溜まり(66)の潤滑油(O)を上記給油通路(33d)及びクランク室(72)を経て上記転がり軸受(4)に上方から供給する給油ポンプ(8)が設けられ、上記連通路(9)は、上記転がり軸受(4)の上部に連通していることを特徴とする。
第4の発明では、転がり軸受(4)には、クランク室(72)側及び連通路(9)側の潤滑油(O)が上方から供給される。
第1の発明によれば、上述したように転がり軸受(4)の内輪軌道面(41a)に霧状の潤滑油(O)が供給される。霧状の潤滑油(O)は、個々の油滴の質量が小さいため、駆動軸(33)の回転による遠心力の影響を受け難く、転がり軸受(4)の内輪軌道面(41a)に滞留して転がり軸受(4)の内輪軌道面(41a)を潤滑する。従って、転がり軸受(4)の内輪(41)を潤滑油(O)で確実に潤滑することができ、その結果、転がり軸受(4)の内輪(41)の摩耗・焼付きを抑制することができる。
第2の発明によれば、可動スクロール(22)が偏心回転運動をしても連通路(9)による高圧空間(21g)と転がり軸受(4)との連通状態が解除されることはないから、高圧空間(21g)と転がり軸受(4)とが常時連通したスクロール圧縮機を実現することができる。
第3の発明によれば、吐出通路(73)を連通路(9)の一部として利用しているため、吐出通路(73)と連通路(9)とを別個に形成した場合に比べて、固定スクロール(21)及びハウジング(7)の加工量を低減し得る。これにより、固定スクロール(21)及びハウジング(7)の製造コストを低く抑えることができ、ひいては、高圧ドーム型のスクロール圧縮機を安価に製造することができる。
第4の発明によれば、連通路(9)側及びクランク室(72)側の潤滑油(O)が共に上方向から転がり軸受(4)に供給されるから、例えば連通路(9)側及びクランク室(72)側の潤滑油(O)を互いに反対の方向から転がり軸受(4)に供給する場合に比べて、クランク室(72)から転がり軸受(4)に供給される潤滑油(O)によって妨げられずに、連通路(9)から転がり軸受(4)に潤滑油(O)を容易に供給することができる。その結果、連通路(9)の潤滑油(O)を転がり軸受(4)に確実に供給することができる。
実施形態1に係るスクロール圧縮機の全体構成を示す図である。 実施形態1に係るスクロール圧縮機の要部拡大図である。 固定スクロールの裏面図である。 実施形態2に係るスクロール圧縮機の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
《実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係るスクロール圧縮機(1)の全体構成を示す図である。このスクロール圧縮機(1)は、例えば空気調和装置の蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路に接続され、冷媒回路の冷媒ガスを吸入して圧縮するものである。
−スクロール圧縮機の構成−
スクロール圧縮機(1)は、流体である冷媒ガスを圧縮する圧縮機構(2)と、上下方向に延びる軸周りに回転するクランク軸(33)を有し、該クランク軸(33)を介して圧縮機構(2)を駆動する電動機(3)と、クランク軸(33)を支持する上部軸受部材(4)及び下部軸受部材(5)と、圧縮機構(2)、電動機(3)、上部軸受部材(4)及び下部軸受部材(5)を内部空間(S)に収容するケーシング(6)とを備えている。
ケーシング(6)は、縦長の密閉容器であり、円筒状の胴部(61)と、該胴部(61)の上端に接合された上側蓋部(62)と、胴部(61)の下端に接合された下側蓋部(63)とを有している。
胴部(61)には、ケーシング(6)の内部空間(S)を上部空間(S1)と下部空間(S2)とに上下に区画するハウジング(7)が固定されていて、上部空間(S1)には圧縮機構(2)が配設されている一方、下部空間(S2)には電動機(3)が配設されている。
ケーシング(6)には、上側蓋部(62)に冷媒回路の冷媒ガスを吸入するための吸入管(64)が、胴部(61)に圧縮機構(2)で圧縮された冷媒ガスを冷媒回路に吐出するための吐出管(65)がそれぞれ取り付けられている。これら吸入管(64)及び吐出管(65)は、何れもケーシング(6)を貫通している。そして、吸入管(64)は、上部空間(S1)に開口している一方、吐出管(65)は、下部空間(S2)に開口している。
ハウジング(7)は、中央部が下方に膨らんだ厚肉の略円盤状に形成されていて、その中央部には、上下に貫通する貫通孔(71)が形成されている。
電動機(3)は、ケーシング(6)の胴部(61)に固定された略円筒状のステータ(31)と、該ステータ(31)の内側に回転可能に設けられた略円筒状のロータ(32)と、電動機(3)の動力を圧縮機構(2)に伝達する、上述した駆動軸としてのクランク軸(33)とを有する。
クランク軸(33)は、上下方向に延びる軸部材であり、ロータ(32)を貫通すると共に、該ロータ(32)に連結された主軸部(33a)と、該主軸部(33a)の上端に一体に設けられ、軸心が主軸部(33a)の軸心に対して偏心した偏心部(33b)とを有する。
主軸部(33a)は、円柱状に形成されていて、その上寄り部分には、偏心部(33b)や後述する圧縮機構(2)の可動スクロール(22)とのバランスをとるためのバランスウェイト(33c)が取り付けられている。また、主軸部(33a)は、上端部が上部軸受部材(4)によって、下端部が下部軸受部材(5)によって、それぞれ回転自在に支持されている。
上部軸受部材(4)は、ハウジング(7)に貫通孔(71)内で固定されている。この上部軸受部材(4)は、転がり軸受であり、主軸部(33a)に嵌め込まれた内輪(41)と、該内輪(41)に対し主軸部(33a)の径方向(以下、単に径方向ともいう)外方で対向し、ハウジング(7)に固定された外輪(42)と、内輪(41)と外輪(42)との間に転がり自在に挟まれた転動体(43)とを有する。
一方、下部軸受部材(5)は、ケーシング(6)の胴部(61)の下端部に固定されている。この下部軸受部材(5)には、主軸部(33a)が挿通される軸受孔(51)が形成されていて、該軸受孔(51)に主軸部(33a)を支持する軸受メタル(滑り軸受)(52)が挿通固定されている。
偏心部(33b)は、主軸部(33a)よりも小径の円柱状に形成されていて、後述する可動スクロール(22)のボス部(22c)に係合している。
圧縮機構(2)は、ハウジング(7)に固定された固定スクロール(21)と、該固定スクロール(21)とハウジング(5)との間で偏心回転運動(公転運動)をする可動スクロール(22)とを有する。
固定スクロール(21)は、略円盤状の固定側鏡板部(21a)と、該固定側鏡板部(21a)の正面(図1における下面)に立設された渦巻き状の固定側ラップ(21b)とを有する。
可動スクロール(22)は、当該可動スクロール(22)の自転を阻止するオルダム継手(図示せず)を介してハウジング(7)の上面に貫通孔(71)を閉塞するように載置されている。この可動スクロール(22)は、略円盤状の可動側鏡板部(22a)と、該可動側鏡板部(22a)の正面(図1における上面)に立設された渦巻き状の可動側ラップ(22b)と、可動側鏡板部(22a)の背面(図1における下面)に立設された筒状のボス部(22c)とを有する。
ボス部(22c)は、ハウジング(7)の貫通孔(71)に挿入されている。こうして、ハウジング(7)の貫通孔(71)内における上部軸受部材(4)の上側には、可動スクロール(22)の可動側鏡板部(22a)及びボス部(22c)と、ハウジング(7)とよってクランク室(72)が形成されている。そうして、クランク軸(33)の上部がクランク室(72)に挿入されていて、該クランク軸(33)の偏心部(33b)がクランク室(72)内でボス部(22c)に挿入されている。これにより、可動スクロール(22)とクランク軸(33)とが係合している。
ボス部(22c)の内周面には、偏心部(33b)を支持する偏心軸受メタル(滑り軸受)(22d)が挿通固定されている。
そうして、圧縮機構(2)では、固定スクロール(21)の固定側ラップ(21b)と可動スクロール(22)の可動側ラップ(22b)とが噛合していて、固定側ラップ(21b)と可動側ラップ(22b)との間に、冷媒ガスを圧縮する複数の圧縮室(23)が形成されている。
また、固定スクロール(21)には、固定側ラップ(21b)の最外周壁から径方向外方に連続する外周縁部近傍に上方に開口する開口部(不図示)が形成されていて、該開口部に吸入管(64)が接続されている。また、固定スクロール(21)には、上記開口部と圧縮室(23)とを連通する吸入ポート(21c)が形成されている(図3参照)。
また、固定側鏡板部(21a)の上面には、下方に向かって凹陥した凹部(21e)が形成されていて、該凹部(21e)は蓋(21f)で閉塞されている。これにより、凹部(21e)と蓋部(21f)とで囲まれた吐出チャンバ(21g)が形成されている。この吐出チャンバ(21g)が高圧空間を構成する。
固定側鏡板部(21a)の固定側ラップ(21b)の中心付近には、圧縮室(23)と吐出チャンバ(21g)とを連通する吐出ポート(21h)が形成されている。
固定スクロール(21)及びハウジング(7)には、吐出チャンバ(21g)と下部空間(S2)とを連通する吐出通路(73)が形成されている。
そうして、本スクロール圧縮機(1)では、上部軸受部(4)(内輪(41)及び外輪(42)の軌道面(41a,42a)(転動体(43)側の内周面のうちの転動体(43)が転動する面))を潤滑油(O)で潤滑することができるように構成されている。以下、この構成について、図1〜3を参照しながら、具体的に説明する。尚、図2中の矢印は、潤滑油(O)の流れの向きを示している。
内部空間(S)のケーシング(6)底部は、潤滑油(O)が貯留される油溜まり(66)となっている。
クランク軸(33)には、当該クランク軸(33)を上下に貫通する給油通路(33d)が形成されている。
主軸部(33a)の下部には、油溜まり(66)の潤滑油(O)を給油通路(33d)に供給するための給油ポンプ(8)が設けられている。
給油ポンプ(8)は、油溜まり(66)に溜まっている潤滑油(O)をクランク軸(33)の回転に伴って汲み上げるように構成されている。
可動スクロール(22)の可動側鏡板部(22a)には、図2に示すように、ボス部(22c)の内周面(クランク軸(33)の偏心部(33b)が挿入されている側の面)に開口する油孔(22e)と、可動側ラップ(22b)よりも上記径方向外方位置で油孔(22e)から上方に延びる可動側縦孔(22f)とが形成されている。
固定スクロール(21)の固定側鏡板部(21a)の裏面(図1の下面)には、図3に示すように、可動スクロール(22)の可動側鏡板部(22a)との摺接部(22g)に潤滑油(O)を供給する油溝(21i)が形成されている。
油溝(21i)は、可動スクロール(22)の可動側縦孔(22f)に連通する固定側縦孔(21j)と、上記摺接部(22g)で固定側縦孔(21j)を通過するように延びる円弧状の周回溝(21k)とを有する。
固定スクロール(21)及びハウジング(7)には、吐出チャンバ(21g)と上部軸受部材(4)の上部とを連通する連通路(9)が形成されている。より詳しくは、連通路(9)は、可動スクロール(22)を回避するように固定スクロール(21)及びハウジング(7)に形成されている。これにより、可動スクロール(22)が偏心回転運動をしても、連通路(9)による吐出チャンバ(21g)と上部軸受部材(4)との連通状態が途切れずに、吐出チャンバ(21g)と上部軸受部材(4)とが常時連通するようになっている。
連通路(9)の断面積は、後述するように上部軸受部材(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に潤滑油(O)を噴霧することができるように小さく設定されている。
連通路(9)の一端は、吐出チャンバ(21g)の底部に開口している一方、他端はクランク室(72)における上部軸受部材(4)の上方位置に開口している。この連通路(9)の上部軸受部材(4)側の開口の向きは、潤滑油(O)が上部軸受部材(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に噴霧されたときに、上部軸受部材(4)の内輪軌道面(41a)に潤滑油(O)が供給されるように上記径方向の内方に設定されている。
そうして、ハウジング(7)には、上部軸受部材(4)の下部と下部空間(S2)とを連通すると共に、上部軸受部材(4)を潤滑した後の潤滑油(O)を油溜まり(66)に戻すための返油通路(図示省略)が形成されている。
−運転動作−
本スクロール圧縮機(1)は、以上のように構成されており、次にスクロール圧縮機(1)の運転動作について説明する。
電動機(3)に通電すると、ロータ(32)の回転に伴ってクランク軸(33)が上下方向に延びる軸周りに回転する。これにより、クランク軸(33)の偏心部(33b)に係合した可動スクロール(22)が固定スクロール(21)に対して偏心回転運動(公転運動)をする。可動スクロール(22)の公転運動によって、圧縮室(23)の容積が周期的に増減を繰り返す。この圧縮室(23)の容積増加によって、冷媒回路の冷媒ガスが吸入管(64)、上記固定スクロール(21)の開口部及び、吸入ポート(21c)を通って圧縮室(23)に吸入され、圧縮室(23)の容積減少によって、冷媒ガスが圧縮されて、吐出ポート(21h)から吐出チャンバ(21g)に導かれる。従って、吐出チャンバ(21g)には、圧縮室(23)で圧縮された直後の高圧の冷媒ガスが充満している。そうして、吐出チャンバ(21g)の冷媒ガスは、吐出通路(73)及び下部空間(S2)を通って吐出管(65)から冷媒回路に吐出される。ここで、冷媒ガスが吐出チャンバ(21g)から吐出通路(73)を通って下部空間(S2)に導かれるまでの間に圧力損失が生じるため、下部空間(S2)は、吐出チャンバ(21g)よりも低圧となる。
次に、本スクロール圧縮機(1)における潤滑油(O)の流れについて説明する。
クランク軸(33)が回転すると、給油ポンプ(8)により、油溜まり(66)の潤滑油(O)が給油通路(33d)に吸い上げられる。給油通路(33d)に吸い上げられた潤滑油(O)は、クランク軸(33)(偏心部(33b))の上端面からクランク室(72)に流出する。
クランク室(72)に流入した潤滑油(O)は、上部軸受部材(4)に上方から供給されると共に、可動スクロール(22)の油孔(22e)に流出する(図2矢印参照)。
可動スクロール(22)の油孔(22e)に流入した潤滑油(O)は、可動側縦孔(22f)を通って固定側縦孔(21j)から固定スクロール(21)の油溝(21i)に流出する。
固定スクロール(21)の油溝(21i)に流入した潤滑油(O)は、固定スクロール(22)の裏面(図1の下面)に供給され、これによって、固定スクロール(21)と可動スクロール(22)の可動側鏡板部(22a)との摺接部(22g)が潤滑される。
ここにおいて、固定スクロール(22)の裏面に供給された潤滑油(O)は、圧縮室(23)に流出する。圧縮室(23)に流入した潤滑油(O)は、圧縮された冷媒ガスと共に吐出ポート(21h)から吐出チャンバ(21g)に導かれる。
吐出チャンバ(21g)に導かれた潤滑油(O)は、吐出チャンバ(21g)と下部空間(S2)にあるクランク室(72)との差圧により、連通路(9)を通って上部軸受部材(4)側に導かれる。連通路(9)を通って上部軸受部材(4)側に導かれた潤滑油(O)は、上部軸受部材(4)内(内輪(41)と外輪(42)との間)に噴霧される。こうして、上部軸受部材(4)内に噴霧された潤滑油(O)が上部軸受部材(4)の内輪軌道面(41a)に供給される。
上述したようにしてクランク室(72)から上部軸受部材(4)内に供給された潤滑油(O)は、クランク軸(33)の回転による遠心力によって外輪(42)側(上記径方向外方)にもっていかれ、外輪軌道面(42a)を潤滑する。
一方、連通路(9)から上部軸受部材(4)内に供給された潤滑油(O)は、霧状になっていて個々の油滴の質量が小さいため、クランク軸(33)の回転による遠心力の影響を受け難く、上部軸受部材(4)の内輪軌道面(41a)に滞留して内輪軌道面(41a)を潤滑する。
そうして、上部軸受部材(4)を潤滑した潤滑油(O)は、上記返油通路及び下部空間(S2)を通って油溜まり(66)に戻される。
−実施形態1の効果−
本実施形態1によれば、吐出チャンバ(21g)とケーシング(6)の内部空間(S)である下部空間(S2)との差圧により、吐出チャンバ(21g)の潤滑油(O)が連通路(9)から上部軸受部材(4)内に噴霧され、霧状の潤滑油(O)が上部軸受部材(4)の内輪軌道面(41a)に供給される。霧状の潤滑油(O)は、個々の油滴の質量が小さいため、クランク軸(33)の回転による遠心力の影響を受け難く、上部軸受部材(4)の内輪軌道面(41a)に滞留して内輪軌道面(41a)を潤滑する。従って、上部軸受部材(4)の内輪(41)を潤滑油(O)で確実に潤滑することができ、その結果、上部軸受部材(4)の内輪(41)の摩耗・焼付きを抑制することができる。
また、連通路(9)及びクランク室(72)の潤滑油(O)が共に上方向から上部軸受部材(4)に供給されるから、連通路(9)の潤滑油(O)を上部軸受部材(4)の下部から供給する場合に比べて、クランク室(72)から上部軸受部材(4)に供給される潤滑油(O)によって妨げられずに、連通路(9)から上部軸受部材(4)に潤滑油(O)を容易に供給することができる。その結果、連通路(9)の潤滑油(O)を上部軸受部材(4)内に確実に供給することができる。
《実施形態2》
次に、本発明の実施形態2に係るスクロール圧縮機について説明する。この実施形態2に係るスクロール圧縮機は、連通路の構成が実施形態1と異なる。そこで、実施形態1と同様の構成は適宜説明を省略し、実施形態1と異なる構成を中心に説明する。
図4は、本発明の実施形態2に係るスクロール圧縮機の要部拡大図である。図4において、上記実施形態1と同様の構成については、同一の符号を付している。また、図4中の矢印は、潤滑油(O)の流れの向きを示している。このスクロール圧縮機の固定スクロール(21)及びハウジング(7)には、上記実施形態1と同様に、吐出チャンバと下部空間(S2)とを連通する吐出通路(73)が形成されている。
そうして、ハウジング(7)には、吐出通路(73)と上部軸受部材(4)の上部とを連通する連絡通路(74)が形成されている。この吐出通路(73)と連絡通路(74)とが連通路(9)を構成する。
連絡通路(74)は、吐出通路(73)から分岐していて、一端が吐出通路(73)に開口している一方、他端がクランク室(72)における上部軸受部材(4)の上方位置に開口している。
連絡通路(74)の上部軸受部材(4)側の開口の向きは、潤滑油(O)が上部軸受部材(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に噴霧されたときに、上部軸受部材(4)の内輪軌道面(41a)に供給されるように上記径方向の内方に設定されている。
連絡通路(74)の断面積は、上部軸受部材(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に霧状の潤滑油(O)を噴出することができるように、吐出通路(73)よりも小さく設定されている。
この構成によると、吐出チャンバの潤滑油(O)は、冷媒ガスと共に吐出通路(73)に流出し、連絡通路(74)から上部軸受部材(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に噴霧される。
−実施形態2の効果−
本実施形態2によれば、吐出通路(73)を連通路(9)の一部として利用しているため、吐出通路(73)と連通路(9)とを別個に形成した上記実施形態1に比べて、固定スクロール(21)及びハウジング(7)の加工量を低減することができる。従って、上記実施形態1と同様の効果に加えて、固定スクロール(21)及びハウジング(7)の製造コストを低く抑えることができ、ひいては、スクロール圧縮機を安価に製造することができる。
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
即ち、上記実施形態においては、高圧空間を吐出チャンバ(21g)としたが、これに限られず、例えば圧縮室(23)としてもよい。この場合には、圧縮室(23)と上部軸受部材(4)とを連通路(9)で連通する必要がある。
また、上記実施形態においては、高圧の冷媒ガスでケーシング(4)の下部空間(S2)が満たされる、いわゆる高圧ドーム型のスクロール圧縮機について説明したが、これに限られず、例えば冷媒回路から吸入された低圧の冷媒ガスでケーシング(4)の内部空間(S)が満たされる、いわゆる低圧ドーム型のスクロール圧縮機や、その他の回転式圧縮機に適用することができる。
本発明は、駆動軸が転がり軸受で支持された圧縮機において、転がり軸受の内輪を潤滑油で確実に潤滑することができる点で有用である。
1 スクロール圧縮機
2 圧縮機構
21 固定スクロール
21a 固定側鏡板部
21b 固定側ラップ
21g 吐出チャンバ(高圧空間)
22 可動スクロール
22a 可動側鏡板部
22b 可動側ラップ
23 圧縮室
3 電動機
33 クランク軸(駆動軸)
33d 給油通路
4 上部軸受部材(転がり軸受)
41 内輪
41a 内輪軌道面
42 外輪
6 ケーシング
66 油溜まり
7 ハウジング
72 クランク室
73 吐出通路
74 連絡通路
8 給油ポンプ
9 連通路
O 潤滑油
S 内部空間
S1 上部空間
S2 下部空間

Claims (4)

  1. 流体を圧縮する圧縮機構(2)と、
    上下方向に延びる軸周りに回転する駆動軸(33)を有し、該駆動軸(33)を介して上記圧縮機構(2)を駆動する電動機(3)と、
    上記駆動軸(33)を支持する転がり軸受(4)と、
    上記圧縮機構(2)、電動機(3)及び、転がり軸受(4)を内部空間(S)に収容するケーシング(6)と、を備え、
    上記圧縮機構(2)には、潤滑油(O)を含み、上記内部空間(S)よりも高圧の高圧空間(21g)が形成され、
    上記高圧空間(21g)と上記転がり軸受(4)とは、連通路(9)で連通され、
    上記高圧空間(21g)と上記内部空間(S)との差圧により上記潤滑油(O)が上記高圧空間(21g)から上記連通路(9)を介して上記転がり軸受(4)の内輪(41)と外輪(42)との間に噴霧され、霧状の潤滑油(O)が上記転がり軸受(4)の内輪軌道面(41a)に供給されるように構成されていることを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機において、
    上記ケーシング(6)に固定され、上記内部空間(S)を上記圧縮機構(2)が配設された上部空間(S1)と、上記電動機(3)が配設された下部空間(S2)とに区画するハウジング(7)をさらに備え、
    上記圧縮機構(2)は、上記ハウジング(7)に固定される固定スクロール(21)と、該固定スクロール(21)の下側に設けられ、上記駆動軸(33)の上部と係合して上記固定スクロール(21)に対して偏心回転運動をする可動スクロール(22)とを有し、
    上記連通路(9)は、上記可動スクロール(22)を回避するように上記固定スクロール(21)及びハウジング(7)に形成されていることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項2に記載の圧縮機において、
    上記固定スクロール(21)及び可動スクロール(22)は、鏡板(21a,22a)と、該鏡板(21a,22a)に立設された渦巻き状のラップ(21b,22b)とをそれぞれ有し、
    上記圧縮機構(2)は、上記固定スクロール(21)と可動スクロール(22)とのラップ(21b,22b)同士が噛合して形成され且つ上記可動スクロール(22)の偏心回転運動により容積が減少することで流体を圧縮する圧縮室(23)をさらに有し、
    上記高圧空間(21g)は、上記固定スクロール(21)に上記圧縮室(23)と連通するように形成され且つ該圧縮室(23)で圧縮された後の流体が導かれる吐出チャンバ(21g)であり、
    上記固定スクロール(21)及びハウジング(7)には、上記吐出チャンバ(21g)と上記下部空間(S2)とを連通する吐出通路(73)が形成され、
    上記吐出通路(73)と転がり軸受(4)とは、連絡通路(74)で連通しており、
    上記連通路(9)は、上記吐出通路(73)と連絡通路(74)とで構成されていることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項2又は3に記載の圧縮機において、
    上記ケーシング(6)の内部空間(S)には、上記ハウジング(7)及び可動スクロール(22)により上記駆動軸(33)の上部が挿入されるクランク室(72)が形成され、
    上記内部空間(S)のケーシング(6)底部には、潤滑油(O)を貯留する油溜まり(66)が設けられ、
    上記駆動軸(33)には、上下に貫通する給油通路(33d)が形成され、
    上記駆動軸(33)の下部には、上記油溜まり(66)の潤滑油(O)を上記給油通路(33d)及びクランク室(72)を経て上記転がり軸受(4)に上方から供給する給油ポンプ(8)が設けられ、
    上記連通路(9)は、上記転がり軸受(4)の上部に連通していることを特徴とする圧縮機。
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