JP2013055726A - 回転電機固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機固定子において、比較的簡単な構成で、全部のスロットについて冷媒を流せるようにすることである。
【解決手段】回転電機固定子10は、3種類の形状に成形された鋼板を積層して構成されるステータコアを備える。第1鋼板20は一般的なステータコア用の鋼板である。第2鋼板22,24は、第1鋼板20の1つのスロットにその鋼板の外周部と連通する冷媒通路が設けられ、冷媒の供給または排出のために用いられる。第3鋼板は、第1鋼板20におけるティースを周期的に間引くことで、第1鋼板20において隣接して配置される2つのスロットに共通して連通する共通スロットを周方向に沿って複数個形成した形状を有し、第1鋼板20のスロットを軸方向に沿って流れてきた冷媒の流れ方向を反転して隣接するスロットに向かって折り返させる機能を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機固定子に係り、特に、冷媒通路を有する回転電機固定子に関する。
回転電機は、ケース内に、固定子と回転子を配置して構成される。固定子には、動作によって発熱する巻線コイルが含まれるので、その冷却をする必要がある。
例えば、特許文献1には、回転電機におけるステータの冷却構造として、ステータのスロットの1つに外周部と連通し、回転中心軸に向かって垂直な方向の冷却油路が設けられ、その冷却油路から冷却油がスロット内に供給されることが開示されている。
また、特許文献2には、電動機のステータコアのスロットに冷却媒体を流すときに、冷却媒体がロータ側に漏れないように、スロットの出口に、外周側部材と内周側部材を設けることが開示されている。
また、特許文献3には、界磁コイルを有する回転子を用いる回転電機の冷却方法として、回転子のコイルスロットの底部側に軸方向冷媒通路となるサブスロットが設けられ、サブスロットとエアギャップとに通じるように、回転子の径方向に形成されたラジアル冷媒通路が、軸方向に複数設けられる構成が開示される。ここではさらに、回転子のコイルスロットの先端において、冷媒の流入口となるときに圧力が高くなるように傾斜面を設け、冷媒の流出口となるとき圧力が低くなるように突起を設けるギャップピックアップ構造が用いられている。
また、特許文献4には、電動送風機において、ティースと巻線挿入用のスロットを有するロータのティースの1個または数個の先端を周方向と軸方向に沿って順次欠落させ、その欠落部分でロータ側面に形成される溝をらせん状とする構成が開示されている。
また、特許文献5には、回転電機の固定子の従来技術の冷却方法として、固定子鉄心枠内に貫通孔が円周方向に複数個所設けられ、その軸方向両端は水室となっていることが述べられている。そして、2本の貫通孔に対して1個の水室が接続され、両端の水室の円周方向配置は、貫通孔のピッチ分だけずれており、この接続によりすべての貫通孔が直列に接続されたことになる。この直列的冷却路に循環ポンプで冷却水が流される構成となっている。
特開2005−12989号公報 特開2011−101461号公報 特開2009−60763公報 特開平11−103549号公報 特開2010−263744号公報
特許文献1のように、ステータコアのスロットに冷媒を流せば、スロット内のコイル巻線を直接的に冷却できる。しかしながら、特許文献1の方法では、ステータコアの外周部からスロットに向かって冷却通路を設けるので、ステータコアの外周部から各スロットごとにそれぞれ冷却通路を設けることになり、構造が複雑となる。
本発明の目的は、比較的簡単な構成で、全部のスロットについて冷媒を流すことができる回転電機固定子を提供することである。
本発明に係る回転電機固定子は、複数種類の形状に成形された鋼板を積層して構成されるステータコアを備える回転電機固定子であって、ステータコアは、内周側に突き出し磁極となるティースと、隣接するティース間で巻線コイルが巻回される空間であるスロットとを、周方向に沿って予め定めた配置関係で配置される形状を有し、軸方向に積層して配置される複数の第1鋼板と、第1鋼板における少なくとも1つのスロットと、外周部とを連通する冷媒通路が設けられる形状を有し、冷媒の供給または排出のために、複数の第1鋼板の積層の間の2か所に配置される第2鋼板と、第1鋼板の軸方向の積層の両端にそれぞれ配置され、第1鋼板におけるティースを周期的に間引くことで、第1鋼板において隣接して配置される2以上のスロットに共通して連通する共通スロットを周方向に沿って複数個形成した形状を有し、第1鋼板のスロットを軸方向に沿って流れてきた冷媒の流れ方向を反転して隣接するスロットに向かって折り返させる第3鋼板と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る回転電機固定子において、第1鋼板と第2鋼板と第3鋼板のそれぞれは、隣接するティースの先端の間の隙間を塞ぐ部材を有することが好ましい。
また、本発明に係る回転電機固定子において、第3鋼板の軸方向端部に配置され、共通スロットを行き止まりとする端板を備えることが好ましい。
また、本発明に係る回転電機固定子において、軸方向を水平方向とし、第2鋼板の冷媒を供給する冷媒通路は、重力方向に沿った最上方側の外周部に設けられ、第2鋼板の冷媒を排出する冷媒通路は、重力方向に沿った最下方側の外周部に設けられることが好ましい。
上記構成により、回転電機固定子は、3種類の形状に成形された鋼板を積層して構成されるステータコアを備える。第1鋼板は、ティースとスロットとを有する一般的なステータコア用の鋼板である。第2鋼板は、第1鋼板の少なくとも1つのスロットにその鋼板の外周部と連通する冷媒通路が設けられ、冷媒の供給または排出のために用いられる。第3鋼板は、第1鋼板の軸方向の積層の両端にそれぞれ配置され、第1鋼板におけるティースを周期的に間引くことで、第1鋼板において隣接して配置される2以上のスロットに共通して連通する共通スロットを周方向に沿って複数個形成した形状を有し、第1鋼板のスロットを軸方向に沿って流れてきた冷媒の流れ方向を反転して隣接するスロットに向かって折り返させる機能を有する。
この3種類の鋼板を、軸方向に沿って一方端から他方端に向かって、冷媒の流れを折り返させる第3鋼板−第1鋼板−冷媒を供給する第2鋼板−冷媒を排出する第2鋼板−第1鋼板−冷媒の流れを折り返させる第3鋼板の順に積層する。これによって、1つの冷媒供給口から供給された冷媒は、1つのスロットの中を軸方向に流れ、一方端で折り返し、反対方向の軸方向に沿って別のスロットの中を流れ、他方端で折り返し、また流れの方向を反転させて軸方向に沿ってさらに別のスロットの中を流れる。これを繰り返し、最後に1つの排出口から排出される。このようにして、3種類の鋼板を積層する簡単な構成で、全部のスロットについて冷媒を流すことができる。
また、回転電機固定子において、第1鋼板と第2鋼板と第3鋼板のそれぞれは、隣接するティースの先端の間の隙間を塞ぐ部材を有する。これによって、冷媒がロータ側に漏れないようにできる。
また、第3鋼板の軸方向端部に端板が配置され、共通スロットを行き止まりとするので、冷媒の折り返しがさらに確実に行われる。
また、回転電機固定子において、軸方向を水平方向とし、第2鋼板の冷媒を供給する冷媒通路は、重力方向に沿った最上方側の外周部に設けられ、第2鋼板の冷媒を排出する冷媒通路は、重力方向に沿った最下方側の外周部に設けられる。これにより、回転電機固定子の最上方側のスロットから始まって最下方側のスロットまで、重力を利用して、全部のスロットについて冷媒を流すことができる。
本発明に係る実施の形態の回転電機固定子を示す図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機固定子における第1鋼板を示す図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機固定子において、冷媒の供給に用いられる第2鋼板を示す図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機固定子において、冷媒の排出に用いられる第2鋼板を示す図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機固定子において、軸方向の一方端に設けられる第3鋼板を示す図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機固定子において、軸方向の他方端に設けられる第3鋼板を示す図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機固定子において、冷媒の供給口から分かれた一方側の冷媒の流れを示す図である。 本発明に係る実施の形態の回転電機固定子において、冷媒の供給口から分かれた他方側の冷媒の流れを示す図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、ステータコアとして電磁鋼板を積層したものを説明するが、これは例示であって、電磁鋼板以外の材質の鋼板を積層するものであってもよい。鋼板は、これを組み合わせて円環形状を形成する分割鋼板であっても構わない。
また、以下では、3種類の電磁鋼板と端板がいずれも同じ厚さで、一般的なステータコア用の電磁鋼板の形状を基本としてその変形した形状を有するものとして述べるが、これは部品の標準化にとって好ましい例を示したものであって、冷媒通路を適切に形成するものであればよい。例えば、相互に板厚が異なってもよい。
以下で示すティースの数、スロットの数、積層数等は例示であって、回転電機または回転電機固定子の仕様に応じ、適宜変更が可能である。
また、以下では、回転電機固定子の軸方向を水平とし、回転電機固定子の最上方側の外周部から冷媒を供給し、最下方側の外周部から冷媒を排出するものとして述べるが、これは、重力を有効に利用する例としたものである。重力を利用する他、例えば、適当な冷媒ポンプ等を用いることで、回転電機固定子の配置は任意のものとできる。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、回転電機固定子10の斜視図である。ここでは、後に詳細に説明する冷媒の流れ16が模式的に示されている。すなわち、この回転電機固定子10は、軸方向を水平方向として、横置きに配置され、その配置状態の最上方側の供給口12から冷媒が供給され、最上方側のスロットから始まって最下方側のスロットまで、重力を利用して、全部のスロットについて冷媒を流し、最下方側の排出口14から冷媒を排出し、これにより、スロット内の巻線コイルを効果的に冷却するものである。
この回転電機固定子10は、車両に搭載される回転電機の固定子であり、予め所定の形状に成形された複数の電磁鋼板を軸方向に積層したステータコアと、ステータコアに巻回される巻線コイルとで構成される。巻線コイルは、ステータコアの軸方向端部において突出し、コイルエンドを形成するが、図1ではコイルエンドの図示を省略した。なお、巻線コイルは、ステータコイルの内周側に巻回されるので、図1では現れてこないが、後述する図3、図4において、スロット40内の巻線コイル44として示される。
回転電機固定子10のステータコアは、3種類の形状に成形された電磁鋼板と端板とを積層したものである。3種類の電磁鋼板を区別して、第1鋼板20、第2鋼板22,24、第3鋼板26,28と呼ぶことにする。これら3種類の電磁鋼板と、端板30,32は、いずれも同じ材質、同じ板厚、同じ外周径を有する。そして、内周側の形状は、第1鋼板20の形状を基本とし、第2鋼板22,24、第3鋼板26,28、端板30,32は、第1鋼板20の内周側形状を修正した形状を有する。
2つの第2鋼板22,24は、互いに同じ形状を有し、軸方向に積層するときに、一方に対し他方を、軸周りに所定の角度回転させた関係で配置される。この所定の角度は、180度である。2つの第3鋼板26,28は、互いに同じ形状を有し、軸方向に積層するときに、一方に対し他方を、軸周りに所定の角度回転させた関係で配置される。この所定の角度は、第1鋼板20において、隣接するスロットの間についての軸周りの角度に相当する角度である。
図1において、回転電機固定子10の配置について、紙面の左側を一方端の側、右側を他方端の側とすると、軸方向に沿って一方端から他方端に向かって、端板30−第3鋼板26−第1鋼板20−第2鋼板22−第2鋼板24−第1鋼板20−第3鋼板28−端板32の順に積層される。
図2は、第1鋼板20の平面図である。第1鋼板20は、円環状の部材において、内周側にティース42と呼ばれる突出部と、隣接するティース42の間の空間であるスロット40とを有する一般的なステータコア用の鋼板である。ティース42は、ステータコアの磁極となり、スロット40は、巻線コイルをティース42の周りに巻回するときに巻線コイルを通す空間である。第1鋼板20は、60個のスロット40を有している。
図2では、各スロット40を区別するため、スロット番号を付してある。ここでは、回転電機固定子10の軸方向の一方端から見た平面図で、紙面の上方側を回転電機固定子10の上方側として、最上方に位置するスロット40のスロット番号を0とし、そこから時計回りに、各スロット40のスロット番号を、+1,+2,+3・・と順次付し、最下方に位置するスロット40のスロット番号を+30とした。また、スロット番号が0のスロット40から反時計回りに、各スロット40のスロット番号を、−1,−2,−3・・と順次付し、最下方に位置するスロット40のスロット番号を−30とした。最下方に位置するスロット40は1つであるので、時計回りに回ったときの+30と反時計回りに回ったときの−30は同じ位置である。図2では、それを示すため、最下方に位置するスロット40のスロット番号を±30としてある。以下の図3から図8の説明では、この図2で説明した付し方で付したスロット番号を用いる。
第1鋼板20は、軸方向に沿って、予め定めた枚数で積層される。その際に、その積層のほぼ中間の位置に第2鋼板22,24が挿入されて配置される。また、その積層の一方側の端部に第3鋼板26と端板30が配置され、他方側の端部に第3鋼板28と端板32が配置される。
図3は、第2鋼板22の平面図、図4は、第2鋼板24の平面図である。この2つの第2鋼板22,24は、第1鋼板20と同じ形状に加えて、1つのスロットにその鋼板の外周部と連通する冷媒通路50,52が設けられたものである。
第2鋼板22における冷媒通路50は、冷媒の供給のために用いられるものであり、回転電機固定子10の最上方側に設けられ、供給口12に接続される。すなわち、図2で説明したスロット番号が0のスロット40に、冷媒通路50が設けられる。
第2鋼板24における冷媒通路52は、冷媒の排出のために用いられるものであり、回転電機固定子10の最下方側に設けられ、排出口14に接続される。すなわち、図2で説明したスロット番号が±30のスロット40に、冷媒通路52が設けられる。
図3、図4には、それぞれ冷媒通路50,52の周辺の拡大図が示されている。すなわち、スロット40と、鋼板の外周部との間を連通するように、冷媒通路50,52が設けられる。スロット40には、巻線コイル44が挿入されている。
図3、図4に示されるように、第2鋼板22,24は、形状が全く同じ部材である。これらを回転電機固定子10において軸方向に他の電磁鋼板と積層するときに、冷媒通路が最上方側に来るように配置されるとき、その鋼板が、第2鋼板22となり、冷媒通路が冷媒通路50とされ、冷媒通路50に連通するスロット40のスロット番号が0とされる。また、冷媒通路が最下方側に来るように配置されるとき、その鋼板が、第2鋼板24となり、冷媒通路が冷媒通路52とされ、冷媒通路52に連通するスロット40のスロット番号が±30とされる。このように、2つの第2鋼板22,24は、互いに同じ形状を有しているが、軸方向に積層するときに、一方に対し他方を、軸周りに180度の角度で回転させた関係で配置される。
上記では、冷媒通路50,52は、それぞれ1つのスロット40に対し設けられるものとした。つまり、冷媒通路50,52は、回転電機固定子10について、それぞれ1つずつ設けられる。これを、2または3のスロット40に対してそれぞれ冷媒通路50,52を設けるものとしてもよい。これによって、冷媒の流量を増加させることができる。但し、あまり多くの冷媒通路を設けると、第2鋼板22,24の加工が複雑になるので、多くても2ないし3程度の数の冷媒通路とすることが好ましい。
第2鋼板22,24は、第1鋼板20を軸方向に複数枚積層したときに、その積層のほぼ中間の位置に、隣り合わせに配置されて積層される。そのときに、スロット番号が、図3、図4に示されるように、第1鋼板20と合わせられる。したがって、供給口12から、第2鋼板22のスロット番号が0のスロット40に供給された冷媒は、第2鋼板22,24の両側に積層配置される複数の第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40に沿って流れることになる。その流れは、第2鋼板22から、軸方向に沿って、第1鋼板20と第3鋼板26に向かって一方端の側に流れる流れと、第1鋼板20と第3鋼板28に向かって他方端の側に流れる流れと、双方向に分かれて流れることになる。
同様に、第2鋼板24のスロット番号が±30のスロット40は、第2鋼板22,24の両側に積層配置される複数の第1鋼板20のスロット番号が±30のスロット40と合わせられるように配置される。これによって、第2鋼板22,24の両側に積層配置される複数の第1鋼板20のスロット番号が±30のスロット40に沿って流れてきた冷媒は、第2鋼板24のスロット番号が±30のスロット40に流れ込み、冷媒通路52から排出口14を介して、外部に排出されることになる。
なお、上記では、第2鋼板22,24の隣り合わせの配置位置について、第2鋼板22を軸方向の一方端の側とし、第2鋼板24を軸方向の他方端の側としたが、この配置関係を逆にしてもよい。その場合には、第2鋼板22が軸方向の一方端の側に配置され、第2鋼板24が軸方向の一方端の側に配置される。また、第2鋼板22,24を隣り合わせの配置とせずに、その間に第1鋼板20を適当な枚数配置してもよい。また、上記では、第2鋼板22,24をそれぞれ1枚ずつ用いるものとしたが、勿論、それぞれについて複数枚用いるものとできる。
図5は、第3鋼板26の平面図、図6は、第3鋼板28の平面図である。この2つの第3鋼板26,28は、第1鋼板20と同様に、ティース62とスロット60を有するが、スロット60の数が30である。ティース62の幅は、第1鋼板20のティース42の幅と同じである。スロット60の数が、第1鋼板20のスロット40の数の半分ということは、第1鋼板20におけるティース42を周期的に1つおきに間引くことで、第1鋼板20において隣接して配置される2つのスロットに共通して連通する共通スロットをスロット60として、これを周方向に沿って30個形成した形状である。
第3鋼板26は、回転電機固定子10のステータコアの軸方向の一方端の側に配置される。そして、図5に示されるように、最上方におけるスロット60は、第1鋼板20のスロット番号が0と+1の2つのスロット40に共通して連通するように、第1鋼板20に対して配置される。このように第3鋼板26が第1鋼板20に対してスロットの位置を合されることで、第1鋼板20のスロット番号0のスロット40を流れてきた冷媒は、この共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側に隣接して配置されるスロット番号が+1のスロット40に向かって流れることができる。図5では、この折り返される流れ66が示されている。
同様に、第1鋼板20のスロット番号が+2のスロット40と、スロット番号が+3のスロット40が共通化されるスロット60では、第1鋼板20のスロット番号+2のスロット40を流れてきた冷媒は、この共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側に隣接して配置されるスロット番号が+3のスロット40に向かって流れることができる。
他のスロット60においても同様である。すなわち、第1鋼板20の1つのスロット40を流れてきた冷媒は、共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側にあるもう1つのスロット40に向かって流れる。例えば、図5において、第1鋼板20のスロット番号が−1のスロット40と、スロット番号が−2のスロット40が共通化されるスロット60では、第1鋼板20のスロット番号−1のスロット40を流れてきた冷媒は、この共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側に隣接してある配置されるスロット番号が−2のスロット40に向かって流れることができる。
このように、第3鋼板26は、回転電機固定子10の軸方向の一方端において、第1鋼板20のスロット40を軸方向に沿って流れてきた冷媒の流れ方向を反転して、重力方向に沿って下方側に隣接して配置されるスロット40に向かって折り返させる機能を有する。
第3鋼板28は、回転電機固定子10のステータコアの軸方向の他方端の側に配置される。そして、図6に示されるように、最上方におけるスロット60は、第1鋼板20のスロット番号が0と−1の2つのスロット40に共通して連通するように、第1鋼板20に対して配置される。このように第3鋼板28が第1鋼板20に対してスロットの位置を合されることで、第1鋼板20のスロット番号0のスロット40を流れてきた冷媒は、この共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側に隣接して配置されるスロット番号が−1のスロット40に向かって流れることができる。図6では、この折り返される流れ68が示されている。この場合、スロット番号が0のスロット40から折り返される流れ68は、図5においてスロット番号が0のスロット40から折り返される流れ66に対し、周方向に沿って反対方向となる。
同様に、第1鋼板20のスロット番号が−2のスロット40と、スロット番号が−3のスロット40が共通化されるスロット60では、第1鋼板20のスロット番号−2のスロット40を流れてきた冷媒は、この共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側に隣接するスロット番号が−3のスロット40に向かって流れることができる。
他のスロット60においても同様である。すなわち、第1鋼板20の1つのスロット40を流れてきた冷媒は、共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側にあるもう1つのスロット40に向かって流れる。例えば、図6において、第1鋼板20のスロット番号が+1のスロット40と、スロット番号が+2のスロット40が共通化されるスロット60では、第1鋼板20のスロット番号+1のスロット40を流れてきた冷媒は、この共通化されたスロット60において流れの方向を折り返して、重力方向に沿って下方側に隣接してある配置されるスロット番号が+2のスロット40に向かって流れることができる。
このように、第3鋼板28は、回転電機固定子10の軸方向の他方端において、第1鋼板20のスロット40を軸方向に沿って流れてきた冷媒の流れ方向を反転して、重力方向に沿って下方側に隣接して配置されるスロット40に向かって折り返させる機能を有する。
図5、図6に示されるように、第3鋼板26,28は、形状が全く同じ部材である。これらを回転電機固定子10において軸方向に他の電磁鋼板と積層するときに、一方に対し他方を、軸周りに所定の角度回転させた関係で配置される。この所定の角度は、第1鋼板20において、隣接するスロットの間についての軸周りの角度に相当する角度である。
なお、上記では、第3鋼板26,28の共通スロットが、第1鋼板20の隣接する2つのスロット40を共通化するものとして説明した。これ以外に、第1鋼板20の隣接する3つ以上のスロット40を共通化するものとしてもよい。場合によっては、第3鋼板26,28における周方向に沿って配置される複数のスロット60の大きさが互いに異なるものであってもよい。このような場合でも、一方端の側と他方端の側で流れの方向を折り返して、第1鋼板20の全てのスロット40に冷媒を流すように、一方端の側の第3鋼板に対し、他方端の側の第3鋼板を軸周りに回転させる。その回転角度は、スロット60の大きさに応じてそれぞれ設定されることになる。
また、上記では、第3鋼板26,28をそれぞれ1枚ずつ用いるものとしたが、勿論、それぞれについて複数枚用いるものとできる。
図5、図6に示される封止材64は、第3鋼板26,28の各スロット60の内周側を封止する機能を有する。これにより、第3鋼板26,28において、冷媒の流れが折り返すときに、径方向の内周側への漏れを防止することができる。
再び図1に戻り、端板30,32は、それぞれ第3鋼板26,28の軸方向端部に配置され、共通スロットを行き止まりとする円環状鋼板である。具体的には、第1鋼板20または第3鋼板26,28と同じ形状の鋼板を用いることができる。そして、各スロット40,60から軸方向端部のコイルエンドに向かって突き出す巻線コイルの周囲を適当な封止材で封止し、軸方向に流れてきた冷媒がコイルエンドに向かって流れださないようにする。これによって、第3鋼板26,28の冷媒の流れの折り返し作用をより完全なものとできる。
また、図1において、第1鋼板20と第2鋼板22,24と第3鋼板26,28のそれぞれは、隣接するティースの先端の間の隙間を塞ぐ部材を有する。既に述べたように、第3鋼板26,38は、封止材64を有している。第1鋼板20と第2鋼板22,24にも同様の封止材を用いて、隣接するティースの先端の間の隙間を塞ぐものとできる。あるいは、第1鋼板20、第2鋼板22,24、第3鋼板26,28、端板30,32をまとめて、これらの鋼板の内周側に共通の封止リングを設けるものとしてもよい。
上記構成の作用を図7、図8を用いてさらに説明する。これらの図は、供給口12から第2鋼板22の冷媒通路50を介して、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40に流れ込んだ冷媒の流れを模式的に説明する図である。図7は、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40に流れ込む冷媒の中で、軸方向に沿って一方端の側に流れる流れがその後どのようにして、排出口14まで流れるかを示す図である。図8は、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40に流れ込む冷媒の中で、軸方向に沿って他方端の側に流れる流れがその後どのようにして、排出口14まで流れるかを示す図である。
図7においては、供給口12から第2鋼板22の冷媒通路50を経て、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40に流れ込んだ冷媒は、軸方向に沿って一方端の側に流れ、一方端の側の第3鋼板26のスロット60において、流れの方向が折り返される。すなわち、第3鋼板26のスロット60は、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40とスロット番号が+1のスロット40が共通化された大きさであるので、スロット番号が0のスロット40を流れてきた冷媒は、重力方向に沿って下方側に配置されているスロット番号が+1のスロット40の方に流れ込む。折り返された流れ66は、スロット番号が0のスロット40からスロット番号が+1のスロット40に向かう流れである。
このようにして流れの方向が折り返された冷媒は、スロット番号+1のスロット40を、軸方向に沿って他方端の側に流れる。そして、他方端の側の第3鋼板28のスロット60において、流れの方向が再び折り返される。すなわち、第3鋼板28のスロット60は、第1鋼板20のスロット番号が+1のスロット40とスロット番号が+2のスロット40が共通化された大きさであるので、スロット番号が+1のスロット40を流れてきた冷媒は、重力方向に沿って下方側に配置されているスロット番号が+2のスロット40の方に流れ込む。
このようにして流れの方向が再び折り返された冷媒は、スロット番号+2のスロット40を、軸方向に沿って一方端の側に流れる。これを繰り返すことで、冷媒は、スロット番号が0から、スロット番号で+1,+2,+3,・・と順次重力方向に沿って下方側にながれ、スロット番号が±30のスロット40に至る。このように、流れの折り返し機能を有する2つの第3鋼板26,28を第1鋼板20軸方向の積層の両端側にそれぞれ配置することで、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40からスロット番号が±30のスロット40が直列の1本の冷媒通路を形成する。
スロット番号が±30のスロット40に至った冷媒は、第2鋼板24の冷媒通路52を経て、排出口14から外部に排出される。排出された冷媒は、適当な熱交換器を含む循環経路を経て、再び供給口12に戻すことができる。
図8においても同様に冷媒が供給口12から排出口14に向かって流れる。すなわち、供給口12から第2鋼板22の冷媒通路50を経て、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40に流れ込んだ冷媒は、軸方向に沿って他方端の側に流れ、他方端の側の第3鋼板28のスロット60において、流れの方向が折り返される。すなわち、第3鋼板28のスロット60は、第1鋼板20のスロット番号が0のスロット40とスロット番号が−1のスロット40が共通化された大きさであるので、スロット番号が0のスロット40を流れてきた冷媒は、重力方向に沿って下方側に配置されているスロット番号が−1のスロット40の方に流れ込む。折り返された流れ68は、スロット番号が0のスロット40からスロット番号が−1のスロット40に向かう流れである。
このようにして流れの方向が折り返された冷媒は、スロット番号−1のスロット40を、軸方向に沿って一方端の側に流れる。そして、一方端の側の第3鋼板26のスロット60において、流れの方向が再び折り返される。すなわち、第3鋼板26のスロット60は、第1鋼板20のスロット番号が−1のスロット40とスロット番号が−2のスロット40が共通化された大きさであるので、スロット番号が−1のスロット40を流れてきた冷媒は、重力方向に沿って下方側に配置されているスロット番号が−2のスロット40の方に流れ込む。
このようにして流れの方向が再び折り返された冷媒は、スロット番号−2のスロット40を、軸方向に沿って他方端の側に流れる。これを繰り返すことで、冷媒は、スロット番号が0から、スロット番号で−1,−2,−3,・・と順次重力方向に沿って下方側にながれ、スロット番号が±30のスロット40に至る。スロット番号が±30のスロット40に至った冷媒は、図7で説明したスロット番号が±30のスロット40に至った冷媒と合流し、第2鋼板24の冷媒通路52を経て、排出口14から外部に排出される。
このように、3種類の鋼板を積層する簡単な構成で、全部のスロットについて冷媒を流すことができる。
本発明に係る回転電機固定子は、車両に搭載される回転電機等に利用できる。
10 回転電機固定子、12 供給口、14 排出口、16 冷媒の流れ、20 第1鋼板、22,24 第2鋼板、26,28 第3鋼板、30,32 端板、40,60 スロット、42,62 ティース、44 巻線コイル、50,52 冷媒通路、64 封止材、66,68 折り返される流れ。

Claims (4)

  1. 複数種類の形状に成形された鋼板を積層して構成されるステータコアを備える回転電機固定子であって、ステータコアは、
    内周側に突き出し磁極となるティースと、隣接するティース間で巻線コイルが巻回される空間であるスロットとを、周方向に沿って予め定めた配置関係で配置される形状を有し、軸方向に積層して配置される複数の第1鋼板と、
    第1鋼板における少なくとも1つのスロットと、外周部とを連通する冷媒通路が設けられる形状を有し、冷媒の供給または排出のために、複数の第1鋼板の積層の間の2か所に配置される第2鋼板と、
    第1鋼板の軸方向の積層の両端にそれぞれ配置され、第1鋼板におけるティースを周期的に間引くことで、第1鋼板において隣接して配置される2以上のスロットに共通して連通する共通スロットを周方向に沿って複数個形成した形状を有し、第1鋼板のスロットを軸方向に沿って流れてきた冷媒の流れ方向を反転して隣接するスロットに向かって折り返させる第3鋼板と、
    を含むことを特徴とする回転電機固定子。
  2. 請求項1に記載の回転電機固定子において、
    第1鋼板と第2鋼板と第3鋼板のそれぞれは、隣接するティースの先端の間の隙間を塞ぐ部材を有することを特徴とする回転電機固定子。
  3. 請求項2に記載の回転電機固定子において、
    第3鋼板の軸方向端部に配置され、共通スロットを行き止まりとする端板を備えることを特徴とする回転電機固定子。
  4. 請求項1から3のいずれか1に記載の回転電機固定子において、
    軸方向を水平方向とし、
    第2鋼板の冷媒を供給する冷媒通路は、重力方向に沿った最上方側の外周部に設けられ、
    第2鋼板の冷媒を排出する冷媒通路は、重力方向に沿った最下方側の外周部に設けられることを特徴とする回転電機固定子。
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