JP2013052838A - シートベルト装置 - Google Patents
シートベルト装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013052838A JP2013052838A JP2011194104A JP2011194104A JP2013052838A JP 2013052838 A JP2013052838 A JP 2013052838A JP 2011194104 A JP2011194104 A JP 2011194104A JP 2011194104 A JP2011194104 A JP 2011194104A JP 2013052838 A JP2013052838 A JP 2013052838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acceleration
- webbing
- detected
- increase
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
【解決手段】シートベルト装置は、シートに着座した乗員を拘束するウェビングが巻回されたベルトリールと、ウェビングを巻き取る方向にベルトリールに駆動力を伝達可能なモータ14と、ウェビングの引き出し量の増加を検出する引き出し量増加検出手段22と、車両の合成加速度を算出する合成加速度算出手段21と、合成加速度算出手段21により算出された合成加速度が基準加速度以上のときにモータ14をウェビング巻き取り方向に駆動するモータ制御手段24と、合成加速度算出手段21により算出された合成加速度が基準加速度未満のときに引き出し量増加検出手段22によって引き出し量増加が検出された場合に、基準加速度を、引き出し量増加が検出されたときに合成加速度算出手段21により検出された合成加速度に変更する基準加速度変更手段23と、を備える。
【選択図】図3
Description
また、特許文献1には、車両の走行状態に応じてウェビング巻き取りの作動閾値を変更するシートベルト装置が記載されている。
しかしながら、従来の姿勢保持機能付きのシートベルト装置においては、前記加速度の閾値が一定で不変であるため、乗員によっては姿勢保持機能によるウェビングの巻き取りが過剰に感じられたり、別の乗員によっては姿勢保持機能の作動が鈍感に感じられたりして、総ての乗員にとって最適な閾値を設定するのは困難であった。
なお、前記特許文献1に記載されたシートベルト装置1は、個々の乗員に応じて作動閾値を変更するものではない。
請求項1に係る発明は、シート(例えば、後述する実施例におけるシート2)に着座した乗員(例えば、後述する実施例における乗員P)を拘束するウェビング(例えば、後述する実施例におけるウェビング5)が巻回されたベルトリール(例えば、後述する実施例におけるベルトリール11)と、前記ウェビングを巻き取る方向に前記ベルトリールに駆動力を伝達可能なモータ(例えば、後述する実施例におけるモータ14)と、前記ウェビングの引き出し量の増加を検出する引き出し量増加検出手段(例えば、後述する実施例における引き出し量増加検出手段22)と、車両の加速度を検出する加速度検出手段(例えば、後述する実施例における横加速度センサ18、減速度センサ19、合成加速度算出手段21)と、前記加速度検出手段により検出された加速度が基準加速度以上のときに前記モータをウェビング巻き取り方向に駆動するモータ制御手段(例えば、後述する実施例におけるモータ制御手段24)と、前記加速度検出手段により検出された加速度が前記基準加速度未満のときに前記引き出し量増加検出手段によって引き出し量増加が検出された場合に、基準加速度を、引き出し量増加が検出されたときに前記加速度検出手段により検出された加速度に変更する基準加速度変更手段(例えば、後述する実施例における基準加速度変更手段23)と、を備えることを特徴とするシートベルト装置である。
図1はシートベルト装置1の概略構成を示しており、この実施例は運転席のシート2に着座した乗員Pを拘束するシートベルト装置の態様である。このシートベルト装置1は、いわゆる三点式のシートベルト装置であり、センターピラー3に内蔵されたリトラクタ4からウェビング5が上方に引き出され、このウェビング5がセンターピラー3の上部側に支持されたスルーアンカ6に挿通されるとともに、ウェビング5の先端がシート2の車室外側寄りのアウターアンカ7を介して車体フロアに固定されいている。そして、ウェビング5のスルーアンカ6とアウターアンカ7との間にはタング8が挿通されていて、タング8はシート2の助手席側寄りの車体フロアに固定されたバックル9に対し着脱可能にされている。
回転角度センサ15の検出値に基づいて、ベルトリール11の回転量や回転速度や回転方向を求めることができ、ベルトリール11の回転量に基づいてウェビング5の引き出し量や巻き取り量を検出することができる。
なお、ベルトリール11をウェビング引き出し方向へ回転するときには、クラッチ(図示略)によりベルトリール11とモータ14との間の動力伝達が遮断されるように構成されていて、ウェビング5を引き出すときにはモータ14が抵抗とならないようになっている。
モータ制御装置20は、合成加速度算出手段21と、引き出し量増加検出手段22と、基準加速度変更手段23と、モータ制御手段24と、を備えている。
詳述すると、基準加速度変更手段23は、合成加速度算出手段22により算出された合成加速度が現在設定されている基準加速度未満のときに引き出し量増加検出手段22によって引き出し量増加が検出された場合に、基準加速度を、引き出し量増加が検出されたときに合成加速度算出手段22により算出された合成加速度に変更する。ただし、変更後の基準加速度は予め設定された下限値を最小値とし、下限値を下回る変更は禁止される。
ステップS101における判定結果が「YES」である場合、すなわち合成加速度が基準加速度未満である場合には、姿勢保持処理を実行する必要がないのでステップS102に進む。
また、ステップS102における判定結果が「NO」である場合には、現在設定されている基準加速度を変更する必要がないので、リターンに進む。
ステップS104において実行される姿勢保持処理は、モータ14をウェビング巻き取り方向に駆動してウェビング5を巻き取ることによって行われ、ウェビング5の巻き取り量が所定量となった場合に、モータ14の駆動を停止して、姿勢保持処理は終了する。
ステップS105における判定結果が「NO」である場合には、誤判定を避けるためリターンに進む。
ステップS105における判定結果が「YES」である場合には、ステップS106に進み、合成加速度算出手段21により算出された合成加速度が所定値以下であるか否かを判定する。前記所定値は基準加速度の下限値よりも小さい値に予め設定されている。前記所定値は、車両の走行状態が安定状態と判定することができる閾値であり、例えば、0.2Gに設定されている。つまり、ステップS106の処理は、車両の走行状態が安定状態であるか否かを判定する処理であり、この実施例では合成加速度が前記所定値以下になったときに車両が安定状態になったと判定する。
なお、車両の安定状態を判定するパラメータは、加速度に限るものではなく、例えばヨーレートなどを用いることも可能である。
ステップS106における判定結果が「YES」である場合には、ステップS107に進み、引き出し量増加検出手段22がウェビング5の引き出し量の増加を検出したか否かを判定する。
一方、ステップS107における判定結果が「NO」である場合には、現在設定されている基準加速度を変更する必要がないので、リターンに進む。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、前述した実施例において例示した具体的数値はあくまで一例であり、適宜の数値を採用することができる。
2 シート
5 ウェビング
11 ベルトリール
14 モータ
18 横加速度センサ(加速度検出手段)
19 減速度センサ(加速度検出手段)
21 合成加速度算出手段(加速度検出手段)
22 引き出し量増加検出手段
23 基準加速度変更手段
24 モータ制御手段
P 乗員
Claims (3)
- シートに着座した乗員を拘束するウェビングが巻回されたベルトリールと、
前記ウェビングを巻き取る方向に前記ベルトリールに駆動力を伝達可能なモータと、
前記ウェビングの引き出し量の増加を検出する引き出し量増加検出手段と、
車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段により検出された加速度が基準加速度以上のときに前記モータをウェビング巻き取り方向に駆動するモータ制御手段と、
前記加速度検出手段により検出された加速度が前記基準加速度未満のときに前記引き出し量増加検出手段によって引き出し量増加が検出された場合に、基準加速度を、引き出し量増加が検出されたときに前記加速度検出手段により検出された加速度に変更する基準加速度変更手段と、
を備えることを特徴とするシートベルト装置。 - 前記基準加速度変更手段は、前記モータ制御手段による前記ウェビングの巻き取りが終了してから所定時間以内に、前記引き出し量増加検出手段によって引き出し量増加が検出された場合に、基準加速度を所定値増大することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
- 前記基準加速度変更手段は、前記モータ制御手段による前記ウェビングの巻き取りが終了してから所定時間以内に、前記加速度検出手段により検出された加速度が前記基準加速度よりも小さい値に予め設定された所定値以下となった場合に、基準加速度を所定値増大することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011194104A JP5352651B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | シートベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011194104A JP5352651B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | シートベルト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013052838A true JP2013052838A (ja) | 2013-03-21 |
JP5352651B2 JP5352651B2 (ja) | 2013-11-27 |
Family
ID=48130223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011194104A Active JP5352651B2 (ja) | 2011-09-06 | 2011-09-06 | シートベルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5352651B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112693422A (zh) * | 2019-10-07 | 2021-04-23 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用乘坐者约束系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007084069A (ja) * | 1995-03-30 | 2007-04-05 | Automotive Systems Lab Inc | 電動シートベルト張力装置 |
JP2007145079A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Takata Corp | シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両 |
JP2007525373A (ja) * | 2004-03-01 | 2007-09-06 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 傾斜傾向検出装置 |
-
2011
- 2011-09-06 JP JP2011194104A patent/JP5352651B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007084069A (ja) * | 1995-03-30 | 2007-04-05 | Automotive Systems Lab Inc | 電動シートベルト張力装置 |
JP2007525373A (ja) * | 2004-03-01 | 2007-09-06 | コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト | 傾斜傾向検出装置 |
JP2007145079A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Takata Corp | シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112693422A (zh) * | 2019-10-07 | 2021-04-23 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用乘坐者约束系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5352651B2 (ja) | 2013-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6278916B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP2007045182A (ja) | シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両 | |
US8818643B2 (en) | Seatbelt device | |
JP4959296B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
US7641237B2 (en) | Seatbelt device | |
US8141806B2 (en) | Seatbelt apparatus for vehicle | |
JP4758835B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP5352651B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP5210745B2 (ja) | 車両のシートベルト装置およびその制御方法 | |
JP4890287B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP5210780B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP2008024207A (ja) | シートベルト装置 | |
JP6453640B2 (ja) | シートベルト巻き取り装置及びシートベルト装置 | |
JP5478670B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP5557697B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP5504236B2 (ja) | シートベルトの制御装置 | |
JP2018070024A (ja) | シートベルト巻取り装置 | |
JP6087059B2 (ja) | シートベルトの制御装置 | |
JP4658867B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP5864291B2 (ja) | シートベルトの制御装置 | |
JP5797229B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP5425845B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP4843434B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP4979747B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP2014193628A (ja) | 車両用シートベルト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5352651 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |