JP2013051393A - 部品付き配線基板の製造方法 - Google Patents

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猛司 藤原
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Abstract

【課題】PGA等の部品を立設した部品付き配線基板を高い効率で製造できる方法を提供する。
【解決手段】主面の両端部において、上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第1の係合部材又は孔入口のエッジ部が面取りされてなる第1のガイド孔が形成されてなる部品立て治具を準備し、主面の両端部において孔入口のエッジ部が面取りされてなる第2のガイド孔又は上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第2の係合部材が形成されてなる配線基板ガイド治具を準備する。次いで、部品立て治具の第1の係合部材又は第1のガイド孔と、配線基板ガイド治具の第2のガイド孔又は第2の係合部材とを、部品立て治具及び配線基板ガイド治具のいずれか一方の自重によって係合して一体化する。次いで、一体化した配線基板ガイド治具の開口部内に配線基板を配置し、配線基板の部品立て治具側の面に形成したはんだをリフローさせて、部品立て治具内の部品を配線基板に接続する。
【選択図】図6

Description

本発明は、配線基板の一方の面に部品が接続されてなる部品付き配線基板の製造方法に関する。
PGA(pin grid array)等のピン付き配線基板を製造するに際しては、配線基板のピン接続部にピンを接続させるためのピン立て治具が用いられる。このピン立て治具は、板形状の部材において多数の貫通孔が形成され、これら貫通孔に対してピンが挿入されてなるような構成を呈している。ピンは先端部と基端部とからなり、貫通孔内にはピンの先端部が挿入され、基端部が外方に露出したような構成となっている。
その後、上記ピン立て治具の端部に囲い部材(配線基板ガイド部材)を配設し、当該囲い部材で画定された領域内に配線基板を配置してピン立て治具のピン基端部と配線基板の接続部との位置合わせを行い、配線基板のはんだが形成されてなる接続部にピン立て治具から突出した基端部を接触させ、その後リフローさせることによって接続し、PGA等のピンを立設した配線基板を製造する(特許文献1)。
また、配線基板に対してチップコンデンサ等の部品を取り付ける際の、当該部品の位置合わせにおいても、配線基板の部品接続部に部品を接続させるための部品立て冶具が用いられる。
実際の部品付き配線基板の製造工程においては、上記操作を連続して行う必要があるため、部品立て治具内の部品が配線基板に接続して部品が抜きはずされた後は、部品立て治具を逐次囲い部材から取り外し、再度貫通孔内に部品を挿入した後にさらに囲い部材と接続し、上述のようにして配線基板に対して部品を接続することが要求される。したがって、部品付き配線基板の製造工程において、配線基板に対して部品を連続かつ正確に接続するためには、部品立て治具と囲い部材との接続が適宜一定の条件下で行われるとともに、両者の位置関係が常に一定であることが要求される。
部品立て治具と囲い部材とを接続するに際しては、例えば部品立て治具の、囲い部材と対向する主面の端部において凸状の係合部材を形成するとともに、囲い部材の、部品立て治具と対向する主面の端部においてガイド孔を形成し、部品立て治具の凸状の係合部材を囲い部材のガイド孔に係合させることによって行う。
しかしながら、上述した係合操作は、例えば所定のアーム状部材などによって囲い部材を把持した後、上記アーム状部材が囲い部材を下降させることによって機械的に行われるので、アーム状部材の動作上の振れ幅等に起因して、凸状の係合部材とガイド孔とが接触し経時的に摩耗してしまう場合がある。この結果、配線基板の製造開始から所定の時間が経過した後には、部品立て治具の凸状の係合部材と囲い部材のガイド孔とを係合した際に、上記摩耗に起因したすき間が形成されてしまい、係合部材とガイド孔との係合を堅固に行うことができなくなってしまう。
この結果、上述した囲い部材を用いた場合においても、部品付き配線基板の製造から所定の時間が経過した後は、部品立て治具と配線基板との位置合わせを正確に行うことができず、配線基板に対して部品を正確に接続することができなくなって、得られたPGA等あるいはチップコンデンサ等の部品付き配線基板の歩留まりが低下してしまうという問題があった。
特開2007−27700号
本発明は、PGA等あるいはチップコンデンサ等の部品を立設してなる部品付き配線基板を高い効率で製造できる方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
配線基板の一方の面に部品が接続されてなる部品付き配線基板の製造方法であって、
主面側から裏面側に向けて形成された複数の部品挿入孔に前記部品が挿入され、前記主面の前記複数の部品挿入孔で画定される挿入孔形成領域より外周側において、上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第1の係合部材又は孔入口のエッジ部が面取りされてなる第1のガイド孔が形成されてなる板状の部品立て治具を準備する部品立て治具準備工程と、
前記配線基板の平面方向の大きさ及び形状に対応した開口部を有し、主面の前記開口部より外周側において、孔入口のエッジ部が面取りされてなる第2のガイド孔又は上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第2の係合部材が形成されてなる板状の配線基板ガイド治具を準備する配線基板ガイド治具準備工程と、
前記部品立て治具の前記第1の係合部材と前記配線基板ガイド治具の前記第2のガイド孔と、又は、前記部品立て治具の前記第1のガイド孔と前記配線基板ガイド治具の前記第2の係合部材とを、前記部品立て治具及び前記配線基板ガイド治具のいずれか一方の自重によって落下させることにより係合させて、前記部品立て治具及び前記配線基板ガイド治具とを一体化するガイド治具一体化工程と、
前記部品立て治具内の部品を前記配線基板ガイド治具の前記開口部内に配置された前記配線基板に接続する部品接続工程と、
を備えることを特徴とする、部品付き配線基板の製造方法に関する。
本発明によれば、主面側から裏面側に向けて形成された複数の部品挿入孔に部品が挿入されてなる板状の部品立て治具において、複数の部品挿入孔で画定される挿入孔形成領域よりも外周側において、上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第1の係合部材又は孔入口のエッジ部が面取りされてなる第1のガイド孔を形成するようにしている。また、部品の接続を行うための配線基板を部品立て治具に対して位置決めして固定するための、当該配線基板を収納するための開口部が設けられた板状の配線基板ガイド部材を準備するとともに、この配線基板ガイド部材の開口部の外周側において、孔入口のエッジ部が面取りされてなる第2のガイド孔又は上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第2の係合部材を形成するようにしている。
そして、部品立て治具と配線基板ガイド部材とを、第1の係合部材及び第2のガイド孔、あるいは第1のガイド孔及び第2の係合部材が、部品立て治具及び配線基板ガイド部材のいずれか一方、すなわち上方に位置する方の自重によって落下させることにより係合させ、両者を一体化するようにしている。
したがって、従来のように、アーム状部材などを用いた機械的手段によって強制的に部品立て治具と配線基板ガイド部材とを一体化する場合に比較して、係合部材とガイド孔との接触及び摩耗がほとんどなくなる。この結果、実際の部品付き配線基板の製造工程においても、製造開始から所定の時間が経過した後において、係合部材とガイド孔との間にすき間が形成されることなく、係合部材とガイド孔との係合を堅固に行うことができる。
このため、部品付き配線基板の製造から所定の時間が経過した後においても、部品立て治具と配線基板との位置合わせを正確に行うことができ、配線基板を配線基板ガイド部材の開口部内に配置した際においても、配線基板の接続部と部品立て治具内の部品との位置を正確に一致させることができる。したがって、配線基板の接続部に対して部品を正確に接続でき、PGA等あるいはチップコンデンサ等の部品付き配線基板の歩留まり低下を抑制することができる。
なお、部品立て治具と配線基板ガイド部材との、これらいずれか一方の自重を用いた一体化は、特に係合すべきガイド孔のエッジ部と係合部材のエッジ部とを面取りしたものを用いることが好ましい。すなわち、ガイド孔の孔入口のエッジ部と凸状をなす係合部材の上端のエッジ部との双方を面取りすることによって、凸状の係合部材がガイド孔に挿入される際に、この係合部材がガイド孔の孔入口で掛止することなくガイド孔内に挿入されるようになる。
また、上述した内容から明らかなように、部品立て治具に凸状の係合部材(第1の係合部材)を形成し、配線基板ガイド部材にガイド孔(第2のガイド孔)を設けて、両者を係合を通じて一体化することもできるし、部品立て治具にガイド孔(第1のガイド孔)を形成し、配線基板ガイド部材に係合部材(第2の係合部材)を設けて、両者を係合を通じて一体化することもできる。
さらに、部品立て治具及び配線ガイド部材はいずれを上方に設置しても良く、部品立て治具を上方に配置し、配線基板ガイド部材を下方に設置することもできる。但し、部品立て治具を上方に設置した場合は、部品挿入孔に挿入した部品が落下してしまう場合があるので、何らかの落下防止手段を講じる必要がある。したがって、このような落下防止手段の配設を考慮すると、部品立て治具を下方に配置し、配線基板ガイド部材を上方に配置する方が好ましい。
また、本発明の一例においては、ガイド治具一体化工程において、第1の係合部材の側面及び前記第2のガイド孔の内壁面、又は第1のガイド孔の内壁面及び第2の係合部材の側面が非接触の状態から、部品立て治具及び配線基板ガイド治具のいずれか一方を自重によって落下させることができる。
すなわち、凸状の係合部材がガイド孔に挿入される際に、この係合部材の側面とガイド孔の内壁面とに機械的手段に起因する外力が直接働くことがないので、係合部材の側面とガイド孔の内壁面とが経時的に摩耗することを抑制することができる。その結果、製造開始から所定の時間が経過した後において、係合部材とガイド孔との間にすき間が形成されることなく、係合部材とガイド孔との係合を堅固に行うことができるようになる。したがって、上述した本発明の作用効果をより顕著に奏することができる。
なお、本発明の一例においては、部品立て治具の、第1の係合部材の上端のエッジ部若しくは第1のガイド孔の孔入口のエッジ部、又は配線基板ガイド治具の、第2のガイド孔の孔入口のエッジ部若しくは第2の係合部材の上端のエッジ部を、R面状に面取りすることができる。さらには、第1の係合部材の上端のエッジ部若しくは第1のガイド孔の孔入口のエッジ部、及び第2のガイド孔の孔入口のエッジ部若しくは第2の係合部材の上端のエッジ部を、R面状に面取りすることができる。
この場合、凸状の係合部材のエッジ部及びガイド孔の孔入口のエッジ部の少なくとも一方、あるいは双方がR面状に面取りされ、当該エッジ部がR面となるように加工形成されているので、凸状の係合部材がガイド孔に挿入される際に、この係合部材がガイド孔の孔入口で止まることなく、より簡易かつ円滑にガイド孔内に挿入されるようになる。したがって、上述した本発明の作用効果をより顕著に奏することができる。
以上説明したように、本発明によれば、PGA等あるいはチップコンデンサ等の部品を立設してなる部品付き配線基板を高い効率で製造できる方法を提供することができる。
実施形態におけるピン立て治具の概略構成を示す斜視図である。 図1に示すピン立て治具をI-I線に沿って切った場合の断面図である。 実施形態における配線基板ガイド部材の概略構成を示す斜視図である。 図3に示す配線基板ガイド部材をII-II線に沿って切った場合の断面図である。 実施形態におけるピン立て治具の変形例を示す概略構成を示す断面図である。 実施形態における配線基板ガイド部材の変形例を示す概略構成を示す断面図である。 実施形態における配線基板に対するピン接続の各工程を示す図である。 同じく、実施形態における配線基板に対するピン接続の各工程を示す図である。 同じく、実施形態における配線基板に対するピン接続の各工程を示す図である。 同じく、実施形態における配線基板に対するピン接続の各工程を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態においては、部品としてピンを用い、部品付き配線基板としてPGA等のピン付き配線基板を製造する場合について説明する。
図1は、本実施形態におけるピン立て治具(部品立て治具)の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示すピン立て治具をI-I線に沿って切った場合の断面図である。図3は、本実施形態における配線基板ガイド部材の概略構成を示す斜視図であり、図4は、図3に示す配線基板ガイド部材をII-II線に沿って切った場合の断面図である。
なお、本実施形態では、本発明の特徴を明確にする観点から、単一の配線基板に対してピンを接続してPGA(ピン付き)配線基板を製造する場合について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のピン立て治具10は、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属からなる板状の治具10であり、その主面10A側から裏面10B側に向けて形成された複数のピン挿入孔(部品挿入孔)10Hに対してピン11が挿入されてなる。
ピン11は、基端部11A及び先端部11Bから構成されており、基端部11Aの直径(外径)が先端部11Bの直径(外径)よりも大きくなるように構成されている。また、ピン挿入孔10Hの内径は、ピン11の先端部11Bの直径(外径)より大きく、ピン11の基端部11Aの直径(外径)よりも小さくなっており、ピン11は、ピン挿入孔11Hに先端部11Bが挿入されるとともに、基端部11Aがピン挿入穴10Hの外方に位置した状態で保持されるような構成となっている。
さらに、ピン立て治具10の主面10Aの、ピン挿入孔10Hで画定される挿入孔形成領域の外周部、具体的には主面10Aの四隅には、それぞれ係合部材13が設けられている。本実施形態では、係合部材13の上部(上端)13Aはエッジ部が面取りされて、R面状となっている。すなわち、外側に凸となった曲面を形成している。上部13AのR面状の面取りは、単一の曲率中心が設定されることによる単一の曲率半径で規定されてもよいし、複数の曲率中心が設定されることによって、複数の曲率半径が合成されたような形態でもよい。
なお、上部13Aの面取りは必ずしもR面状に行われている必要はなく、図5に示すようにC面状に行われていてもよい。但し、R面状に面取りされることによって、以下に説明する本実施形態の作用効果をより顕著に奏することができるようになる。
図3及び図4に示すように、本実施形態の配線基板ガイド部材20は、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属からなる部材20の中央部において配線基板を収納するための開口部21が形成されている。この開口部21の内周面21Aの大きさ及び形状は、配線基板を内周面21Aに沿って内設できるように、配線基板の平面方向の大きさ及び形状に対応するようにしている。
また、配線基板ガイド部材20の四隅には、ピン立て治具10の係合部材13と対応する位置において、4つのガイド孔23が形成されている。本実施形態では、4つのガイド孔23の孔入口23Aはエッジ部が面取りされて、R面状となっている。すなわち、外側に凸となった曲面を形成している。孔入口23AのR面状の面取りは、単一の曲率中心が設定されることによる単一の曲率半径で規定されてもよいし、複数の曲率中心が設定されることによって、複数の曲率半径が合成されたような形態でもよい。
なお、孔入口23Aの面取りは必ずしもR面状に行われている必要はなく、図6に示すようにC面状に行われていてもよい。但し、R面状に面取りされることによって、以下に説明する本実施形態の作用効果をより顕著に奏することができるようになる。
また、以下に説明するように、配線基板ガイド部材20のガイド孔23は、ピン立て治具10の係合部材13を挿入して係合するものであるため、ピン立て治具10の係合部材13の最大直径dは、配線基板ガイド部材20のガイド孔23の内径Dよりも小さいことが必要である。具体的な設計例としては、ピン立て治具10の係合部材13の最大直径dを2.98mm〜3.00mm、配線基板ガイド部材20のガイド孔23の内径Dを3.09mm〜3.11mmとすることができる。
なお、係合部材13及びガイド孔23は、それぞれピン立て治具10及び配線基板ガイド部材20の四隅において合計4個設けられているが、以下に説明する本発明の作用効果が奏される限りにおいて、これらの数は特に限定されるものではない。
次に、図1及び図2に示すピン立て治具10及び図3及び図4に示す配線基板ガイド部材20を用いた、配線基板に対するピンの接続工程について説明する。図7〜図10は、本実施形態における配線基板に対するピン接続の各工程を示す図である。
最初に、図1及び図2に示すピン立て治具10、並びに図3及び図4に示す配線基板ガイド部材20を準備した後、図7に示すように、ピン立て治具10の上方において上述した配線基板ガイド部材20を位置合わせした後に自重によって下降させ、ピン立て治具10の係合部材13を配線基板ガイド部材20のガイド孔23と係合させて両者を一体化する。このとき、ピン立て治具10の係合部材13の上部13AはR面状に面取りされており、この係合部材13と係合すべき配線基板ガイド部材20のガイド孔23の孔入口23AもR面状に面取りされている。
したがって、上述したように、配線基板ガイド部材20を下降しピン立て治具10と一体化するガイド治具一体化工程において、係合部材13の側面13Bとガイド孔23の内壁面23Bとが接触しないような状態で、ピン立て治具10の係合部材13と配線基板ガイド部材20のガイド孔23との位置がほぼ対応するように位置合わせした後は、ピン立て治具10をその自重によって落下させるのみで、係合部材13がガイド孔23の孔入口23Aで掛止することなく、また外力を用いることなく係合させることができる。
なお、本実施形態では、ピン立て治具10の係合部材13の上部13A及び配線基板ガイド部材20のガイド孔23の孔入口23Aの双方をR面状に面取りしているので、これらを係合する際に、係合部材13のガイド孔23の孔入口23Aでの掛止をより確実に防止し、係合部材23及びガイド孔23の係合を、ピン立て治具10の自重のみでより簡易かつ確実に行うことができる。
但し、ピン立て治具10の係合部材13の上部13A及び配線基板ガイド部材20のガイド孔23の孔入口23Aの双方をR面状に面取りすることは必須ではなく、例えば双方ともC面状に面取りしてもよいし、いずれか一方をR面状に面取りすることもできる。しかしながら、いずれか一方あるいは双方をR面状に面取りすることによって、上述した作用効果はより顕著になる。
また、本実施形態のように、ピン立て治具10の係合部材13の上部13A及び配線基板ガイド部材20のガイド孔23の孔入口23Aの双方をR面状に面取りした場合は、特にガイド孔23の孔入口23AのR面の全体的な曲率を係合部材13の上部13AのR面の全体的な曲率よりも大きくすることにより、上述した作用効果はより顕著になる。
さらに、本実施形態のように、ピン立て治具10の係合部材13の上部13A及び配線基板ガイド部材20のガイド孔23の孔入口23Aの双方をR面状に面取りし、特にガイド孔23の孔入口23AのR面の全体的な曲率を係合部材13の上部13AのR面の全体的な曲率よりも大きくしたような場合は、上述のように配線基板ガイド部材20をピン立て治具10に対して自重によって降下させ、ピン立て治具10の係合部材13を配線基板ガイド部材20のガイド孔23内に係合させる際に、係合部材13がガイド孔23の孔入口23Aで掛止しないばかりでなく、係合部材13とガイド孔23との摩擦がほとんどない状態で両者を係合させることができる。
次いで、図8に示すように、ピン立て治具10と配線基板ガイド部材20とを一体化させた後は、例えば裏面30B側にはんだ31を塗布して形成した配線基板30を準備し、この配線基板30を配線基板ガイド部材20の開口部21内に配置する。なお、配線基板30のはんだ31は、配線基板30を配線基板ガイド部材20の開口部21内に配置した際に、ピン立て治具10に配設されたピン11の基端部11Aと一致するような位置に形成しておく。
また、配線基板30の種類は特に限定されず、コア基板の両側に配線層等が積層されてなる両面積層型の配線基板でもよいし、基板の一方の側に配線層等が積層されてなる片面積層型の配線基板でもよい。
次いで、図9に示すように、ピン立て治具10、配線基板ガイド部材20及び配線基板30を、必要に応じて、配線基板30に対して上方から加圧した状態で加熱処理し、はんだ31をリフローさせる。その後、配線基板30を配線基板ガイド部材20から取り出すと、図10に示すように、配線基板30には、はんだ31がリフローすることによって形成されたはんだ部材32を介してピン11が接続され、いわゆるPGA等のピン付き配線基板30Xを得ることができる。
このように、本実施形態の配線基板の製造方法においては、従来のように、アーム状部材などを用いた機械的手段によって強制的にピン立て治具10と配線基板ガイド部材20とを一体化する場合に比較して、係合部材13とガイド孔23との摩耗がほとんどなくなる。この結果、配線基板の製造工程においても、製造開始から所定の時間が経過した後において、係合部材13とガイド孔23との間に大きなすき間が形成されることなく、係合部材13とガイド孔23との係合を堅固に行うことができる。
このため、配線基板の製造から所定の時間が経過した後においても、ピン立て治具10と配線基板30との位置合わせを正確に行うことができ、配線基板30を配線基板ガイド部材20の開口部21内に配置した際においても、配線基板30のはんだ31とピン立て治具10のピン11との位置を正確に一致させることができる。したがって、配線基板30のはんだ31に対してピン31を正確に接続でき、PGA等のピン付き配線基板30Xの歩留まり低下を抑制することができる。
以上、本発明を具体例を挙げながら詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
例えば、本実施形態では、ピン立て治具10に対して配線基板ガイド部材20を上方に配置して、配線基板ガイド部材20をピン立て治具10に対して下方に移動(落下)させるようにして、係合部材13とガイド孔23との係合するようにしているが、配線基板ガイド部材20に対してピン立て治具10を上方に配置するようにすることもできる。但し、ピン立て治具10を上方に設置した場合は、ピン挿入孔10Hに挿入したピン11が落下してしまう場合があるので、何らかの落下防止手段を講じる必要がある。したがって、このような落下防止手段の配設を考慮すると、ピン立て治具10を下方に配置し、配線基板ガイド部材20を上方に配置する方が好ましい。
また、本実施形態では、ピン立て治具10において係合部材13を配設し、配線基板ガイド部材20においてガイド孔23を形成するようにしているが、ピン立て治具10においてガイド孔を形成し、配線基板ガイド部材20において係合部材を配設するようにすることもできる。この場合、ピン立て治具10に形成したガイド孔に要求される特性、及び配線基板ガイド部材20に配設した係合部材に要求される特性は、それぞれ配線基板ガイド部材20のガイド孔23に要求される特性、及びピン立て治具10の係合部材13に要求される特性と同様である。
さらに、本実施形態では、配線基板ガイド部材20について、中央部に1つの開口部21を形成した形態について説明したが、配線基板30を収容するための開口部を複数設けたものを用いてもよい。このようにすれば、複数の製品を同時に製造することができるので高効率にピン付き配線基板を製造することができる。
また、本実施形態では、部品付き配線基板としてPGA等のピン付き配線基板を製造する場合について説明したが、上述した内容は、例えばチップコンデンサ等の部品付き配線基板を製造する際にも適用することができる。
10 ピン立て治具
11 ピン
11A ピンの基端部
11B ピンの先端部
13 係合部材
13A 係合部材の上部
13B 係合部材の側面
20 配線基板ガイド部材
21 開口部
21A 開口部の内周面
23 ガイド孔
23A ガイド孔の孔入口
23B ガイド孔の内壁面
30 配線基板
31 はんだ
32 はんだ部材

Claims (5)

  1. 配線基板の一方の面に部品が接続されてなる部品付き配線基板の製造方法であって、
    主面側から裏面側に向けて形成された複数の部品挿入孔に前記部品が挿入され、前記主面の前記複数の部品挿入孔で画定される挿入孔形成領域より外周側において、上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第1の係合部材又は孔入口のエッジ部が面取りされてなる第1のガイド孔が形成されてなる板状の部品立て治具を準備する部品立て治具準備工程と、
    前記配線基板の平面方向の大きさ及び形状に対応した開口部を有し、主面の前記開口部より外周側において、孔入口のエッジ部が面取りされてなる第2のガイド孔又は上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第2の係合部材が形成されてなる板状の配線基板ガイド治具を準備する配線基板ガイド治具準備工程と、
    前記部品立て治具の前記第1の係合部材と前記配線基板ガイド治具の前記第2のガイド孔と、又は、前記部品立て治具の前記第1のガイド孔と前記配線基板ガイド治具の前記第2の係合部材とを、前記部品立て治具及び前記配線基板ガイド治具のいずれか一方の自重によって落下させることにより係合させて、前記部品立て治具及び前記配線基板ガイド治具とを一体化するガイド治具一体化工程と、
    前記部品立て治具内の部品を前記配線基板ガイド治具の前記開口部内に配置された前記配線基板に接続する部品接続工程と、
    を備えることを特徴とする、部品付き配線基板の製造方法。
  2. 前記ガイド治具一体化工程において、前記第1の係合部材の側面及び前記第2のガイド孔の内壁面、又は前記第1のガイド孔の内壁面及び前記第2の係合部材の側面とが非接触の状態から、前記部品立て治具及び前記配線基板ガイド治具のいずれか一方を自重によって落下させることを特徴とする、請求項1に記載の部品付き配線基板の製造方法。
  3. 前記部品立て治具の、前記第1の係合部材の上端のエッジ部若しくは前記第1のガイド孔の孔入口のエッジ部、又は前記配線基板ガイド治具の、前記第2のガイド孔の孔入口のエッジ部若しくは前記第2の係合部材の上端のエッジ部が、R面状に面取りされていることを特徴とする、請求項1または2に記載の部品付き配線基板の製造方法。
  4. 前記部品立て治具の、前記第1の係合部材の上端のエッジ部若しくは前記第1のガイド孔の孔入口のエッジ部、及び前記配線基板ガイド治具の、前記第2のガイド孔の孔入口のエッジ部若しくは前記第2の係合部材の上端のエッジ部が、R面状に面取りされていることを特徴とする、請求項3に記載の部品付き配線基板の製造方法。
  5. 前記部品はピンであって、前記部品立て冶具は、主面側から裏面側に向けて形成された複数のピン挿入孔に前記ピンが挿入され、前記主面の前記複数のピン挿入孔で画定される挿入孔形成領域より外周側において、上端のエッジ部が面取りされてなる凸状の第1の係合部材又は孔入口のエッジ部が面取りされてなる第1のガイド孔が形成されてなる板状のピン立て冶具であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の部品付き配線基板の製造方法。
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