JP2013049940A - ハンドカバー - Google Patents

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JP2013049940A
JP2013049940A JP2011203762A JP2011203762A JP2013049940A JP 2013049940 A JP2013049940 A JP 2013049940A JP 2011203762 A JP2011203762 A JP 2011203762A JP 2011203762 A JP2011203762 A JP 2011203762A JP 2013049940 A JP2013049940 A JP 2013049940A
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Abstract

【課題】冬季、寒い場所でパソコンの操作や筆記をする時の指先の冷えを解消し、装着したままマウス操作、キーボード操作および筆記などが手指の繊細な感覚に基づいて行うことができ、それらの併用に支障のないハンドカバーを提供する。
【解決手段】軽量で保温性の高い柔らかい素材を使い手首から指先までを手の甲側から覆う形状のハンドカバーで、親指と小指を利用して手に固定し操作機器や机に直接触れる手の平、指先および手の平側の手首を覆わないことで精密なパソコン操作や筆記を可能にし、円錐台形の親指被覆部と二層構造で形成した穹窿形状により保温性の確保および安定した装着を可能にした。さらに、ポケットにカイロを挿入して防寒効果をより高められる。ハンドカバーを手首の手の平側に固定するベルトで、キーボード操作をする際にキーボードに接触する手の平下部を保護および防寒することもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハンドカバーに関するものである。
冬季、寒い場所でパソコンの操作や筆記をする時、長時間冷たい空気に晒された指先が悴んでしまう。また、冷えた指は感覚が鈍くなり、マウス操作、キーボード操作および筆記などが困難になる。防寒として手袋を使用した場合、手指が直接マウス、キーボードおよび筆記具に触れない為、手指の繊細な感覚に基づいた正確な操作ができない。このような不便さを解消するために、マウスと共に手を覆う防寒具(例えば特許文献1、2参照)や、手に装着するカイロ(例えば特許文献3、4参照)、手甲を指先まで伸ばしたカバー(例えば特許文献5、6参照)、指先部分を露出した手袋(例えば特許文献7、8参照)などが提供されている。
特開2002−328778号広報 特開2007−56430号広報 特開2003−93430号広報 特開2010−94517号広報 実開平2−74316号広報 実開昭63−27417号広報 特開2000−231436号広報 実開平7−19317号広報
マウス操作、キーボード操作および筆記などの作業において手指の繊細な感覚に基づいた正確な操作を行う場合、手の平および指先が操作機器に直接触れるように露出していることが必要である。マウス操作においては、手の平側の手首についても操作機器や机に直接触れるように露出していなければ、精密な操作が行えない。従来の手袋またはハンドカバーは、手の平、指先および手の平側の手首のいずれかを覆う形状であり、上記の作業または上記の作業の併用において十分な形状とは言いがたい。また、保温性の確保および安定した装着のために、ハンドカバーは手の動きや形状に関わらず安定して手に密着していることが求められる。
特許文献1,2のようにマウスと共に手を覆う防寒具では、キーボード操作や筆記などの作業時における防寒機能はなく、またこれらの作業との併用がしがたい問題がある。従来の手に装着するカイロや指先部分を露出した手袋では、指先が露出していて十分指先を保温しきれない欠点がある。
手袋やカバーで手の平が覆われていると、マウス操作において滑ってしっかりマウスを掴めないだけでなく、手の平の繊細な感覚に基づいた正確な操作ができない問題がある。また、特許文献5のように手の平側の手首をカバーが覆い、指先でカバーの固定を行うと精密なマウス操作が行えなくなる問題がある。
特許文献6のように手甲を指先方向に伸ばしたカバーにおいて、指の先までカバーを伸ばし指先または指の途中で固定をした場合、固定した部分が指先の精密な操作の妨げになる。指先または指の途中で固定をしなければ、多様な手の動きを行なうデスクワークにおいて安定してカバーを装着できない。また、安定性がないためカバーが容易に捲れることになり防寒にならない。
本発明は、軽量で保温性の高い柔らかい素材を使い、手首から指先までを手の甲側から覆う形体で、親指と小指または薬指の付け根部分を利用して手に固定し、操作機器や机に直接触れる手の平、指先および手の平側の手首を覆わないハンドカバーである。
手の甲部分を二層構造にして、小さい手甲内側部と大きい手甲外側部の差によって親指から小指までの穹窿形状を形成し、手の動きや形状に関わらず手の甲側から手全体を包み込む形体を維持する。
親指の付け根から指先に向けて円周を小さくした円錐台形の親指被覆部を設けることにより、親指の保温ができ、ハンドカバー全体を安定して装着できる。
本発明のハンドカバーの指先部分は、人差し指と親指の間がL字型に括れる形で親指被覆部と親指以外の指先被覆部に分かれており、筆記の際は容易に筆記具を持つことができる。人差し指の第一関節付近に設けた人差し指掛け部を人差し指に掛けることもできる。これにより、親指以外の指先被覆部を引き寄せ、筆記など手を丸めて作業する際に指先を包むことができる。
ポケットを設けカイロを挿入することにより防寒効果をより高めることができる。また、ハンドカバーを手首の手の平側に固定するベルトを、使わない時は飾りになる形で設け、必要に応じて、キーボード操作でキーボードに接触する手の平下部を保護することもできる。
軽量で保温性の高い柔らかい素材で手首から指先までを手の甲側から覆うことで、細かい指の動きにも邪魔にならず、外気に晒されて奪われる体温を指先に留めることができる。操作機器や机に直接触れる手の平、指先および手の平側の手首が露出しているので、何も装着していない状態と同じように精密なマウス操作ができ、また、手首で固定するより簡単に装着することができる。ハンドカバーを装着したままキーボード操作などマウス操作以外も容易にでき、携帯電話の操作や読書の頁捲りなど、指先の感覚を必要とする場面においての防寒具として役立てることもできる。
二層構造によって形成した穹窿形状は、手の動きや形状に関わらずハンドカバーを手に添わせ、指先部分が捲れず、ハンドカバーと手の間の温まった空気を保持することができる。
利用頻度の高い親指は第一関節から先を露出しているが、親指の付け根全体を包み込む円錐台形の親指被覆部を設けることにより保温ができ、円錐台形に親指をはめ込むことでハンドカバー全体を安定して装着できる。
筆記の際は、人差し指と親指の間のL字型の括れにより、親指と人差し指と筆記具の間にハンドカバーを挟むことがなく、筆記作業に違和感が無い。人差し指掛け部に人差し指を掛けて、親指以外の指先被覆部を引き寄せることで、指先の防寒もできる。
ポケットを設けることで保温性の高い素材が重なり、保温効果が高くなる。ポケットにカイロを挿入することで、防寒効果をより高められる。また、ハンドカバーを手首の手の平側にベルトで手に固定する場合、ベルトを手首よりも手の平寄りに設け、キーボード操作をする際にキーボードに接触する手の平下部をベルトで覆うことにより、保護および防寒することもできる。ベルトを飾りとしてハンドカバー本体と常時接続していることで、必要な時にすぐ利用できる。
本発明のハンドカバーの斜視図である。 ハンドカバー装着時の手の平側を示す図である。 縫合する前の(イ)親指以外の指先被覆部(ロ)手甲内側部(ハ)手甲外側部の平面図である。 手甲外側部と手甲内側部の二層構造で形成した穹窿形状の断面図である。 ハンドカバーを装着して筆記する状態を示す斜視図である。 ベルトを開いた状態を示すハンドカバー外側の図である。 ベルトでハンドカバーを固定した状態を示す手の平側の図である。
ハンドカバー本体1は、親指以外の指先被覆部6と手甲外側部4と手甲内側部5で構成されており、親指以外の指先被覆部6と手甲内側部5は例えば軽量で保温性の高い生地であるフリースを素材として、手の甲から指先までを覆う。手に直接触れない手甲外側部4については、保温性の高い素材に限定しなくてよい。このハンドカバー本体1を、親指被覆部8と小指掛け部9で手に固定する。手の平15、人差し指11、中指12および薬指13は、固定に関与しないことで手指の感触を奪われず、親指10、小指14の固定にも、マウス操作などに邪魔にならない指の付け根だけを利用しているため指先の感触を奪われない。その為、精密なパソコン操作や筆記が可能である。
親指被覆部8は、図3で示すように手甲部分の一部であり、親指被覆部接続位置17に親指被覆部接続部16を縫合することで、親指10の付け根付近を被覆できるようになっている。親指被覆部8は、親指の付け根から指先に向けて円周を小さくした円錐台形になっており、親指の付け根全体を包み込むことで保温ができ、円錐台形に親指をはめ込むことで、安定した装着になる。小指掛け部9は指とほぼ垂直に設けており、掛ける指を小指14から薬指13に変更することで、装着する人の手の大きさに対応できる。
手の甲部分の二層構造は、手甲内側部5と手甲外側部4の大きさに差をつけ、それを縫合することによって成り立つ。図4で示すように、小さい手甲内側部5を大きい手甲外側部4が取り巻くように縫合し穹窿形状を形成することで、手の甲側から手全体を包み込む形体を維持できるようになる。
ハンドカバー本体1の指先部分は、人差し指11と親指10の間がL字型に括れた形で親指被覆部8と親指以外の指先被覆部6に分かれており、図5で示すように人差し指11と親指10と筆記具18の間にハンドカバー本体1を挟むことなく筆記ができる。また、人差し指11の第一関節付近に設けた人差し指掛け部7を人差し指に掛けることにより、親指以外の指先被覆部6を引き寄せ、筆記など手を丸めて作業する際に指先を包むこともできる。
カイロを挿入できるポケット19は、親指以外の指先被覆部6と手甲外側部4の縫合位置を挿入口として利用し、手甲外側部4と手甲内側部5の間に設けている。ポケットの位置は、軽量なカイロを利用する場合、手の甲だけでなく指先なども考えられる。
図6で示すように、ベルト20はベルト接続部21でハンドカバー本体1に一点で繋がっており、半回転させることができ、ベルト20でキーボードに接触する手の平下部24を覆って、各々雌雄の面ファスナー22、23を面接合させ、ハンドカバー本体1を手首付近に固定することができる。ベルト20を利用しない時は、手甲外側部4の表面側で面ファスナー22、23を面接合させ、飾りとなる。
フリース素材は切断面が解れにくいので、親指以外の指先被覆部6を一重で作り、利用者が切断できるようにしておくとサイズ合わせが容易にでき、使い勝手が向上する。また、ポケット19は芳香剤を挿入するなど、違う目的にも利用可能である。
1 ハンドカバー本体
2 マウス
3 手首
4 手甲外側部
5 手甲内側部
6 親指以外の指先被覆部
7 人差し指掛け部
8 親指被覆部
9 小指掛け部
10 親指
11 人差し指
12 中指
13 薬指
14 小指
15 手の平
16 親指被覆部接続部
17 親指被覆部接続位置
18 筆記具
19 ポケット
20 ベルト
21 ベルト接続部
22、23 面ファスナー
24 キーボードに接触する手の平下部

Claims (4)

  1. 手首から指先までを手の甲側から覆う形体で、親指の付け根から指先に向けて円周を小さくした円錐台形の親指被覆部と小指または薬指の付け根部分を利用して手に固定し、手の甲部分を手甲内側部と手甲外側部の二層構造にして手の甲側から手全体を包み込む形体を維持する穹窿形状を形成したことを特徴とするハンドカバー。
  2. 人差し指と親指の間がL字型に括れた形で親指被覆部と親指以外の指先被覆部に分かれた請求項1のハンドカバー。
  3. ポケットを設けカイロを挿入できる請求項1のハンドカバー。
  4. ハンドカバーを手首の手の平側に固定するベルトを設けた請求項1のハンドカバー。
JP2011203762A 2011-08-30 2011-08-30 ハンドカバー Withdrawn JP2013049940A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021215619A1 (ko) * 2020-04-23 2021-10-28 Bae Ranyeong 헤어 시술용 약품 비산 방지 기구

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