JP3169757U - 静電容量方式タッチパネル端末用の導電防止手袋 - Google Patents

Abstract

【課題】静電容量方式タッチパネル端末へ入力の際、手の導電を防ぎ、パネル面に手を置いてもスムーズで安定した入力ができる手袋を提供する。【解決手段】手袋は、小指部、手の側面部、手の平、手の甲の親指根元部から手の側面部にかけての部分をカバーし、導電を防ぐ必要のない指は露出させる。【選択図】図２

Description

本考案は静電容量方式タッチパネル端末への入力の際、手の導電を防ぎ、パネル面に手を置いてもスムーズで安定した入力ができるようにするための手袋に関するものである。

アップル社のｉｐａｄなどに用いられる静電容量方式タッチパネル端末は、指先や、導電性のあるペンなどでパネル面に触れたとき生じるわずかな電荷の変化をキャッチし、その位置を検出する技術である。通常ノートに絵や字を書く時にはノートに手を置いて安定させて書くが、静電容量方式タッチパネル端末の場合はその特性上、素手の状態でパネル面に手を置くと置いた手が導電して認識されてしまい、うまく安定した入力をすることができなかった。この問題を解決するには、従来は習字を書く時のように手をパネル面から浮かせ、入力に不要な手が導電しないように注意しながら入力するか、下記特許文献１のような通常の５本指の手袋形状で、手の全てをカバーし、親指と人差し指の２本の指の先端のみが導電するものを使用するしかなかった。

登録実用新案第３１６０２１１号

習字のようにパネル面から手を浮かせれば入力することはできるが、うまく安定した入力をすることは困難であるし、上記特許文献１においては、通常の手袋形状で５本指全てと手首までの手の全てをカバーするため、屋外などでの使用における防寒の目的には優秀であるが、反面、手袋の厚みや装着時の違和感で手の感覚が鈍り入力の妨げになるし、導電性のあるペンを使った入力時は手袋の上からペンを握る形になり、ペンが手から滑りやすくなり、安定して握ることが困難で必要以上の力を入れてペンを握ることになり、長時間の入力は疲れを伴う。また、親指と人差し指の２本の指の先端のみが導電する構造なのでその他の指は使えず、アップル社のｉｐａｄなどの３本指を使うアプリケーションなどによっては対応できない課題、問題点がある。

通常、静電容量方式タッチパネル端末への入力の際はノートに絵や字を書く時と同様に、小指部と手の側面部のみがパネル面に接するので、これらに対応する図２に示す小指部１および手の側面部２のみをカバーして導電を防ぐ手袋形状として、パネル面に接しないそれ以外の親指、人差し指、中指、薬指の４本の指は全て露出させる。図２に示す小指部１と手の側面部２の部分のカバーを手に安定して装着する為に親指根元部３に手袋をまわし、手に装着する。手袋の材質には導電性が低く、伸縮性があり、通気性の良い素材を用いる。手袋は左右共用にできて製造、販売コストを低減させることができる。また、別タイプとして図３に示す手の甲部にベルクロ部４を用いて、細かなサイズ調整ができるものも用意する。

図２に示す小指部１と手の側面部２の部分のみをカバーし、パネル面に接しないそれ以外の４本の指は全て露出させて親指根元部３に手袋をまわし、手に装着する。パネル面への導電を防ぐための必要最小限の範囲をカバーする構造なので、通常の５本指と手の平、手の甲、手首までの手の全てをカバーする手袋に比べて手の露出面積が広くなり、手首までのカバーも必要なくなり、手袋装着時の違和感が無く、導電性のあるペンを使った入力でもカバー以外の４本の指は全て露出しているのでペンを素手の状態で握ることができ、ペンが手から滑る事はなく、しっかりと握れて、必要以上の力を必要とせずに入力が可能となり、長時間の入力でも疲れない。また、カバーする必要の無い他の４本の指が露出している為に、アップル社のｉｐａｄなどの３本指を使うアプリケーションなどにも対応が可能となる。

手袋本体の平面図である。

手袋本体を装着した平面図である。

ベルクロ付きの手袋本体を装着した平面図である。

１ 小指部１
２ 手の側面部２
３ 親指根元部３
４ ベルクロ部４

Claims (2)

1. 静電容量方式タッチパネル端末への入力の際に手の導電を防ぐ為に使用する手袋において、図２に示す小指部１と手の側面部２をカバーし、親指根元部３に手袋をまわして装着する形状とし、材質には導電性が低く、伸縮性があり、通気性の良い素材を用いた手袋。
2. 請求項１の手袋の手段に加え、図３に示すベルクロ部４を用いた形状のもので、これにより細かなサイズ調整を可能にする手袋。

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