JP2013049343A - 燃料電池を搭載した移動体 - Google Patents
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- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
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Abstract
【解決手段】車両100は、外板110におけるラジエーター20の放熱部と対向する部位に、ラジエーター20の放熱部に外気を導入するための開口を形成するスライド部材120を備える。車両100が停止した状態で燃料電池スタック10の発電電力を外部に給電するときには、スライド部材120は、開状態とされる。
【選択図】図2
Description
燃料電池を搭載した移動体であって、
前記移動体の外板の内側に設けられ、前記燃料電池に循環させる冷却水を冷却するためのラジエーターと、
前記外板における前記ラジエーターの放熱部と対向する部位に設けられた開閉部材と、
を備え、
前記開閉部材は、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、開状態とされる、
移動体。
適用例1記載の移動体であって、さらに、
前記開閉部材が開状態とされたときに形成される開口から前記ラジエーターの放熱部への外気の導入を促すためのガイド部材を備える、
移動体。
適用例1記載の移動体であって、
前記ラジエーターは、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、前記ラジエーターの放熱部が、前記開閉部材が開状態とされたときに形成される開口を通じて前記外板の外側に露出するように移動可能に構成されている、
移動体。
適用例3記載の移動体であって、
前記ラジエーターは、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、さらに、前記ラジエーターの一部が前記移動体の他の構成から遠ざかるように、前記ラジエーターの姿勢を変更可能に構成されている、
移動体。
適用例4記載の移動体であって、さらに、
前記移動体の外部における風向を検出する風向センサを備え、
前記ラジエーターは、さらに、前記風向センサによって検出された前記風向に基づいて、前記ラジエーターの放熱面が前記風向に対して略垂直になるように、前記ラジエーターの向きを変更可能に構成されている、
移動体。
燃料電池を搭載した移動体であって、
前記移動体の内部に設けられ、前記燃料電池に循環させる冷却水を冷却するための第1のラジエーターと、
前記移動体の外部に設けられ、前記燃料電池に循環させる冷却水を冷却するための第2のラジエーターが接続される接続部と、
前記冷却水を前記第2のラジエーターに流通させるか否かを切り換える切換部と、
前記切換部を制御する切換制御部と、
を備え、
前記切換制御部は、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、前記冷却水を前記第2のラジエーターに流通させるように、前記切換部を制御する、
移動体。
適用例6記載の移動体であって、
前記切換部は、さらに、前記冷却水を前記第1のラジエーターに流通させるか否かを切り換えることが可能であり、
前記切換制御部は、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、前記冷却水を、前記第1のラジエーターに流通させずに、前記第2のラジエーターに流通させるように、前記切換部を制御する、
移動体。
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての車両100の概略構成を示す説明図である。この車両100は、いわゆる燃料電池車両であり、動力源として、燃料電池スタック10を含む燃料電池システムを搭載している。燃料電池スタック10によって発電された電力は、バッテリに蓄電することもできる。また、この車両100は、駐車(停止)した状態で燃料電池システムを動作させて、燃料電池スタック10によって発電された電力を、車両100の外部に設置された他の装置に供給することもできる。車両100は、いわゆる電源車として利用可能である。
図3は、本発明の第2実施例としての車両100Aの概略構成、および、第2実施例の車両100Aにおける冷却システムの動作を示す説明図である。図3では、図1(b)と同様に、車両100Aを後方から見た様子を模式的に示した。第2実施例の車両100Aは、第1実施例の車両100の構成に加えて、車両100Aを上方から見たときの外板110におけるラジエーター20の右側、および、左側に、翼状に開閉して開口を形成するウイング部材130R,130Lを備えている。ウイング部材130R,130Lは、図示しないアクチュエーターによって開閉される。また、第2実施例の車両100Aは、第1実施例の車両100における制御ユニット50の代わりに、制御ユニット50Aを備えている。この制御ユニット50Aは、制御ユニット50の機能の他に、ウイング部材130R,130Lの開閉動作を制御する機能も有している。
図4は、本発明の第3実施例としての車両100Bの概略構成、および、第3実施例の車両100Bにおける冷却システムの動作を示す説明図である。図4では、図1(a)と同様に、車両100Bを側方から見た様子を模式的に示した。第3実施例の車両100Bは、第1実施例の車両100の構成に加えて、ラジエーター20の位置を上下に移動させるためのアクチュエーター60を備えている。また、第3実施例の車両100Bは、第1実施例の車両100における制御ユニット50の代わりに、制御ユニット50Bを備えている。この制御ユニット50Bは、制御ユニット50の機能の他に、アクチュエーター60の動作を制御する機能も有している。
図5は、本発明の第4実施例としての車両100Cの概略構成、および、第4実施例の車両100Cにおける冷却システムの動作を示す説明図である。図5では、図1(b)と同様に、車両100Cを後方から見た様子を模式的に示した。第4実施例の車両100Cは、第1実施例の車両100の構成に加えて、ラジエーター20の位置を上下に移動させるとともに、ラジエーター20の姿勢を変更するためのアクチュエーター70を備えている。また、第4実施例の車両100Cは、第1実施例の車両100における制御ユニット50の代わりに、制御ユニット50Cを備えている。この制御ユニット50Cは、制御ユニット50の機能の他に、アクチュエーター70の動作を制御する機能も有している。
図6は、本発明の第5実施例としての車両100Dの概略構成、および、第5実施例の車両100Dにおける冷却システムの動作を示す説明図である。図6では、車両100Dを上方から見た様子を模式的に示した。第5実施例の車両100Dは、第4実施例の車両100Cの構成に加えて、車両100Dの外部における風向を検出するための風向センサ80を備えている。また、第5実施例の車両100Dは、第4実施例の車両100Cにおける制御ユニット50Cの代わりに、制御ユニット50Dを備えている。この制御ユニット50Dは、制御ユニット50Cの機能の他に、風向センサ80によって検出された風向に基づいて、アクチュエーター70の動作を制御する機能も有している。
図7は、本発明の第6実施例としての車両100Eの概略構成、および、第6実施例の車両100Eにおける冷却システムの動作を示す説明図である。図7では、図1(b)と同様に、車両100Eを後方から見た様子を模式的に示した。
図8は、本発明の第7実施例としての車両100Fの概略構成、および、第7実施例の車両100Fにおける冷却システムの動作を示す説明図である。第7実施例の車両100Fは、第6実施例の車両100Eとほぼ同じである。図8では、図7(b)と同様に、車両100Fを後方から見た様子を模式的に示した。以下では、第7実施例の100F車両100Fにおいて、第6実施例の車両100Eと異なる部分について説明する。
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形が可能である。
例えば、上記第1実施例では、ラジエーター20を、車両100の後方の上側の外板110の内側に設けられているものとしたが、本発明は、これに限られない。本発明では、ラジエーター20は、一般に、外板110の内側に設けられればよい。したがって、ラジエーター20を、車両100の前方に設けるようにしてもよいし、側方に設けるようにしてもよい。
例えば、上記第1実施例では、車両100の外板110に、スライド部材120を設けるものとしたが、本発明は、これに限られない。スライド部材120の代わりに、外板110に着脱可能な開閉部材や、外板110にヒンジ接続部された開閉部材等、開状態とされることによって、ラジエーター20の放熱部に外気を導入するための開口を形成する他の開閉部材を設けるようにしてもよい。
上記第2実施例では、ウイング部材130R,130Lを、ガイド部材として利用するものとしたが、本発明は、これに限られない。ガイド部材として、スライド部材120を開状態としたときの開口からの外気の導入を促すための他の部材を用いるようにしてもよい。このようなガイド部材は、ファンネル形状とすることが好ましい。また、このガイド部材は、着脱可能としてもよい。
上記第2実施例では、車両100Aは、スライド部材120を備えるものとしたが、本発明は、これに限られない。車両100Aにおいて、スライド部材120を省略するものとしてもよい。
上記第3実施例では、車両100Bが停止した状態で燃料電池スタック10による発電を行うとき、詳しくは、ラジエーター20を、スライド部材120を開状態としたときの開口を通じて、外板110の外側に移動させるものとしたが、本発明は、これに限られない。本発明では、一般に、ラジエーター20の放熱部が、スライド部材120を開状態としたときの開口を通じて外板110の外側に露出するように、ラジエーター20を移動させるようにすればよい。
上記第4実施例では、車両100Cが停止した状態で燃料電池スタック10による発電を行うとき、詳しくは、ラジエーター20の姿勢を変更するときに、ラジエーター20を90度傾けるものとしたが、本発明は、これに限られない。ラジエーター20の傾け角度は、任意に設定可能である。
上記第5実施例では、車両100Dが停止した状態で燃料電池スタック10による発電を行うに、風向センサ80によって検出された風向に基づいて、ラジエーター20の放熱面が風向に対して垂直になるように、アクチュエーター70を制御するものとしたが、本発明は、これに限られない。ラジエーター20の放熱面を風向に対して、例えば、90±30度となるように、アクチュエーター70を制御するようにしてもよい。
上記実施例では、スライド部材120の開閉や、ウイング部材130R,130Lの開閉や、ラジエーター20の位置の移動や、ラジエーター20の姿勢の変更や、ラジエーター20の向きの変更を、アクチュエーター122,60,70を用いて行うものとしたが、本発明は、これに限られない。スライド部材120の開閉や、ウイング部材130R,130Lの開閉や、ラジエーター20の位置の移動や、ラジエーター20の姿勢の変更や、ラジエーター20の向きの変更を、手動で行うようにしてもよい。
上記実施例では、本発明を車両に適用した場合について説明したが、本発明は、これに限られない。本発明は、燃料電池を搭載した種々の移動体に適用可能である。このような移動体としては、上述した車両の他に、例えば、航空機や、船舶等が挙げられる。本発明は、バスに適用されることで、いわゆる電源車としてより有用である。
10…燃料電池スタック
20,20E…ラジエーター
30,30E…冷却水循環配管
32,34…開閉弁
36,38…三方弁
40…ウォーターポンプ
50,50A,50B,50C,50D,50E,50F…制御ユニット
60,70…アクチュエーター
80…風向センサ
110…外板
120…スライド部材
122…アクチュエーター
130R,130L…ウイング部材
Claims (7)
- 燃料電池を搭載した移動体であって、
前記移動体の外板の内側に設けられ、前記燃料電池に循環させる冷却水を冷却するためのラジエーターと、
前記外板における前記ラジエーターの放熱部と対向する部位に設けられた開閉部材と、
を備え、
前記開閉部材は、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、開状態とされる、
移動体。 - 請求項1記載の移動体であって、さらに、
前記開閉部材が開状態とされたときに形成される開口から前記ラジエーターの放熱部への外気の導入を促すためのガイド部材を備える、
移動体。 - 請求項1記載の移動体であって、
前記ラジエーターは、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、前記ラジエーターの放熱部が、前記開閉部材が開状態とされたときに形成される開口を通じて前記外板の外側に露出するように移動可能に構成されている、
移動体。 - 請求項3記載の移動体であって、
前記ラジエーターは、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、さらに、前記ラジエーターの一部が前記移動体の他の構成から遠ざかるように、前記ラジエーターの姿勢を変更可能に構成されている、
移動体。 - 請求項4記載の移動体であって、さらに、
前記移動体の外部における風向を検出する風向センサを備え、
前記ラジエーターは、さらに、前記風向センサによって検出された前記風向に基づいて、前記ラジエーターの放熱面が前記風向に対して略垂直になるように、前記ラジエーターの向きを変更可能に構成されている、
移動体。 - 燃料電池を搭載した移動体であって、
前記移動体の内部に設けられ、前記燃料電池に循環させる冷却水を冷却するための第1のラジエーターと、
前記移動体の外部に設けられ、前記燃料電池に循環させる冷却水を冷却するための第2のラジエーターが接続される接続部と、
前記冷却水を前記第2のラジエーターに流通させるか否かを切り換える切換部と、
前記切換部を制御する切換制御部と、
を備え、
前記切換制御部は、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、前記冷却水を前記第2のラジエーターに流通させるように、前記切換部を制御する、
移動体。 - 請求項6記載の移動体であって、
前記切換部は、さらに、前記冷却水を前記第1のラジエーターに流通させるか否かを切り換えることが可能であり、
前記切換制御部は、前記移動体が停止した状態で前記燃料電池の発電電力を外部に給電するときに、前記冷却水を、前記第1のラジエーターに流通させずに、前記第2のラジエーターに流通させるように、前記切換部を制御する、
移動体。
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- 2011-08-31 JP JP2011188095A patent/JP5556772B2/ja active Active
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