JP2013048538A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】高音質な騒音を防止すると共に、アーマチュアの生産性を高め、さらに整流性を向上できる電動モータを提供する。また、生産コストを低減させつつモータ性能を向上させることができ、小型化を図ることが可能な電動モータを提供する。
【解決手段】複数の永久磁石を有するヨークと、回転軸と、回転軸に取り付けられ複数のティース12、及びスロット13を有するアーマチュアコア8と、各ティース12に、それぞれ集中巻方式にて巻装されるアーマチュアコイル9と、回転軸に設けられ複数のセグメント15を周方向に配置したコンミテータと、セグメント15を介してアーマチュアコイル9に給電を行う低速用ブラシ21a、高速用ブラシ21b、及びこれらに共通して用いられる共通ブラシ21cを備え、nを3以上の自然数としたとき、磁極、スロット13、及びセグメント15の個数比が2:3:3nに設定されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば、車両の搭載される電動モータに関するものである。
例えば、自動車用のワイパーモータとして、回転速度を切替えることができる3ブラシ式モータが用いられることがある。この種のモータは、内周面に複数の磁極を備えた円筒状のヨークの内側に、アーマチュアコイルが巻装されたアーマチュアが回転自在に配置されている。アーマチュアは、回転軸に外嵌固定されたアーマチュアコアを有しており、アーマチュアコアには、軸方向に長いスロットが形成されている。このスロットには、所定間隔をあけて巻線が分布巻方式にて巻装され、複数のコイルが形成されている。各コイルは、回転軸に取り付けられたコンミテータの各セグメントに導通している。
各セグメントは、ブラシと摺接可能になっている。ブラシは、低速用ブラシと高速用ブラシと、これらブラシに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシで構成されている。高速用ブラシは、低速用ブラシよりも進角された形で配置されている。そして、通常作動時は共通ブラシと低速用ブラシによって、高速作動時は共通ブラシと高速用ブラシによって電力供給されるようになっている。このように構成することによって、3ブラシ式モータは、通常作動時と高速作動時の有効導体数に差をつけることができる。つまり、高速作動時には通常作動時よりもモータが進角され、通常作動時よりも高回転で作動させることができる。
ここで、ワイパーモータ等の車両に搭載されるモータは、車両搭載性の向上等の要求から常に小型化が求められている。このため、例えば、アーマチュアコアのスロットの個数(スロット数)を16個に設定すると共に、磁極数を4極に設定したモータが開示されている。このモータは、磁極数に応じて4つのティースに跨る分布巻方式にてコイルが巻回されている。そして、同電位同士が短絡された16枚のセグメントを有するコンミテータに、コイルを接続している(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−226847号公報
ところで、上述の従来技術のモータは、大きい出力を得るために、減速機(減速部)に連結されて用いられることが多い。ここで、モータの小型化を図る手段として減速機の減速比を大きくすることが考えられる。減速比を大きくすることにより、モータ自体の出力を抑えることができ、この結果、モータを小型化することができるからである。
このとき、減速比を大きくする分、モータの回転数を増加させる必要があるが、スロット数が多い場合、磁極数とスロット数との最小公倍数により決定する次数が大きくなる。このため、モータの騒音が高音質になり、この騒音が耳障りになるという課題がある。
また、スロットの個数が多い分、アーマチュアコアの形状が複雑になるので、アーマチュアの生産性が悪化するという課題がある。
さらに、一極対あたりのセグメント数が少ないので、セグメント間電圧が大きくなり、整流性が悪化するという課題がある。
そして、ティースに、分布巻方式にてコイルを巻回するので、コイルエンドの重なりが多くなり、コイルの線材コストが嵩むと共に、モータ性能を低下させ、電動モータが大型化してしまうという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、高音質な騒音を防止すると共に、アーマチュアの生産性を高め、さらに整流性を向上できる電動モータを提供するものである。また、生産コストを低減させつつモータ性能を向上させることができ、小型化を図ることが可能な電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、複数の磁極を有するヨークと、前記ヨークの内側に回転自在に設けられる回転軸と、前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延びる複数のティース、及びこれらティース間に形成される複数のスロットを有するアーマチュアコアと、各ティースに、それぞれ集中巻方式にて巻装されるコイルと、前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、前記セグメントを介して前記コイルに給電を行う低速用ブラシ、高速用ブラシ、及びこれらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシとを備え、nを3以上の自然数としたとき、前記磁極、前記スロット、及び前記セグメントの個数比が2:3:3nに設定されていることを特徴とする。
このように構成することで、モータ性能を悪化させることなくスロット数を減少させることができるので、モータの次数を減少することができる。このため、モータの高速回転時の高音質な騒音を防止することが可能になる。
また、スロット数を減少させることにより、この分、アーマチュアコアの形状が簡素化でき、アーマチュアの生産性を高めることができる。さらに、スロット数を減少させる分、各々スロットの大きさを大きく設定することができる。このため、各ティースへのコイルの巻回数を多く設定することができる。この結果、アーマチュアコアの小型、軽量化を図ることが可能になる。
そして、セグメント数をスロット数の3倍以上に設定することにより、一極対あたりのセグメント数を多くすることができる。このため、セグメント間電圧を小さくすることができ、整流性を向上させることが可能になる。また、1つのセグメントあたりのコイルの有効導体数が小さくなるので、高速用ブラシによる速度可変が対応し易くなる。
また、ティースに、集中巻方式にてコイルを巻回するので、分布巻方式にてコイルを巻回する場合と比較してコイルの占積率を向上させることができると共に、コイルエンドの重なりを減少させることができる。このため、コイルの線材コストを低減させることができ、安価な電動モータを提供することが可能になる。さらに、モータ性能を同一とした場合、アーマチュアコアの小型、軸短化を図ることができる。
請求項2に記載した発明は、前記磁極を4極、前記スロットの個数を6つ、前記セグメントの個数を18つに設定したことを特徴とする。
この場合、請求項3に記載した発明のように、各ティースに巻装されているコイルは、順方向に巻回して形成された1つの順巻きコイルと、逆方向に巻回して形成されて2つの逆巻きコイルとを備え、各ティースを周回り方向にU相、V相、W相の順で割り当て、各相に巻装されている前記順巻きコイルをそれぞれU相、V相、W相のコイルとし、各相に巻装されている前記逆巻きコイルをそれぞれ−U相、−V相、−W相のコイルとしたとき、隣接するセグメント間に、U相、−W相、−W相、V相、−U相、−U相、W相、−V、−V相のコイルをこの順で電気的に接続してもよい。
このように構成することで、モータ性能を悪化させることなく、確実に高音質な騒音を防止すると共に、アーマチュアの生産性を高め、さらに整流性を向上できる電動モータを提供できる。また、生産コストを低減させつつモータ性能を向上させることができ、小型化を図ることが可能な電動モータを提供できる。
請求項4に記載した発明は、前記回転軸の軸方向両端側を、それぞれ軸受を介して回転自在に支持し、各軸受のうちの少なくとも1つは、転がり軸受であることを特徴とする。
このように構成することで、回転軸の回転数を増大させた場合であっても効率よく回転軸を回転させることが可能になる。この結果、高効率な電動モータを提供できる。
請求項5に記載した発明は、前記コンミテータは、扁平型のディスクコンミテータであって、このディスクコンミテータの回転摺動面に、周方向に沿って前記複数のセグメントが配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、電動モータ全体の小型、軽量化を維持しつつ、ブラシ周りの大型化を防止することができる。また、ディスクコンミテータを採用することにより、各ブラシが軸方向に沿って配置されることになるので、各ブラシが径方向外側に拡がって配置されることがない。この分、コンミテータの直径を大きく設定することができる。ここで、回転摺動面に配置された複数のセグメントは、径方向外側に向かうに従って徐々に末広がりとなるように形成されるので、コンミテータの直径を大きく設定することができると、セグメントの周方向の幅も大きく設定することができる。このため、ブラシの周方向の幅を極端に薄肉化することなく、2極機と同等のモータ性能を得ることが可能になる。
本発明によれば、モータ性能を悪化させることなくスロット数を減少させることができるので、モータの次数を減少することができる。このため、モータの高速回転時の高音質な騒音を防止することが可能になる。
また、スロット数を減少させることにより、この分アーマチュアコアの形状が簡素化でき、アーマチュアの生産性を高めることができる。さらに、スロット数を減少させる分、各々スロットの大きさを大きく設定することができる。このため、各ティースへのコイルの巻回数を多く設定することができ、この結果、アーマチュアコアの小型、軽量化を図ることが可能になる。
そして、セグメント数をスロット数の3倍以上に設定することにより、一極対あたりのセグメント数を多くすることができる。このため、セグメント間電圧を小さくすることができ、整流性を向上させることが可能になる。また、1つのセグメントあたりのコイルの有効導体数が小さくなるので、高速用ブラシによる速度可変が対応し易くなる。
また、ティースに、集中巻方式にてコイルを巻回するので、従来のように、分布巻方式にてコイルを巻回する場合と比較してコイルの占積率を向上させることができると共に、コイルエンドの重なりを減少させることができる。このため、コイルの線材コストを低減させることができ、安価な電動モータを提供することが可能になる。さらに、モータ性能を同一とした場合、アーマチュアコアの小型、軸短化を図ることができる。
本発明の第1実施形態における減速機付モータの縦断面図である。 本発明の実施形態における電動モータを軸方向からみた平面図である。 本発明の第1実施形態におけるブラシ収納部の平面図である。 本発明の実施形態におけるアーマチュアの展開図である。 本発明の実施形態におけるアーマチュアコイル、及びブラシの温度グラフである。 本発明の第2実施形態における減速機付モータの縦断面図である。 本発明の第2実施形態におけるアーマチュアの斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるホルダステーを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本発明の第2実施形態の変形例におけるホルダステーを示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
(第1実施形態)
(減速機付モータ)
次に、この発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動モータ2が適用された減速機付モータ1の縦断面図、図2は、電動モータ2を軸方向からみた平面図である。
図1、図2に示すように、減速機付モータ1は、例えば、自動車のワイパ駆動用に用いるものであって、電動モータ2と、電動モータ2の回転軸3に連結された減速機構4とを備えている。電動モータ2は、有底筒状のヨーク5と、ヨーク5内に回転自在に設けられたアーマチュア6とを有している。
ヨーク5の筒部53は略円筒状に形成されており、この筒部53の内周面には、4つのセグメント型の永久磁石7が配設されている。
ヨーク5の底壁(エンド部)51には、径方向中央に軸方向外側に向かって突出する軸受ハウジング19が形成され、ここに回転軸3の一端を回転自在に軸支するための滑り軸受18が設けられている。この滑り軸受18は、回転軸3の調心機能を有している。
筒部53の開口部53aには、外フランジ部52が設けられている。外フランジ部52には、ボルト孔(不図示)が形成されている。このボルト孔に不図示のボルトが挿通され、減速機構4の後述するギヤハウジング23に形成された不図示のボルト孔に螺入されることによって、ヨーク5が減速機構4に締結固定される。
アーマチュア6は、回転軸3に外嵌固定されたアーマチュアコア8と、アーマチュアコア8に巻装されたアーマチュアコイル9と、回転軸3の他端側に配置されたコンミテータ10とを備えている。アーマチュアコア8は、プレス加工等によって打ち抜かれた磁性材料の板材を軸方向に積層したり(積層コア)、軟磁性粉を加圧成形したり(圧粉コア)して形成されたものであって、略円柱状のコア本体11を有している。
コア本体11の径方向略中央には、回転軸3を圧入するための貫通孔11aが形成されている。また、コア本体11の外周部には、軸方向平面視略T字型のティース12が放射状に6つ設けられている。コア本体11の外周部に、ティース12を放射状に設けることによって、隣接するティース12間には、蟻溝状のスロット13が6つ形成されている。これらスロット13を介してアーマチュアコア8にアーマチュアコイル9が巻装される。
ここで、コア本体11には、ティース12の根元に対応する位置に、それぞれ軸方向に貫通する断面円形状の空孔11bが周方向に沿って6つ形成されている。より具体的には、コア本体11の貫通孔11aとティース12との間には、これら貫通孔11aとティース12の根元との間の径方向略中央よりもやや貫通孔11a寄りに、空孔11bが形成されている。この空孔11bは、電動モータ2の内部での空気の対流を促進し、電動モータ2の温度上昇を抑えるためのものである。
回転軸3のアーマチュアコア8よりも他端側には、コンミテータ10が外嵌固定されている。このコンミテータ10の外周面には、導電材で形成されたセグメント15が18枚取り付けられている。セグメント15は軸方向に長い板状の金属片からなり、互いに絶縁された状態で周方向に沿って等間隔に並列に固定されている。
ここで、ヨーク5に配設された永久磁石7の個数、つまり、磁極数をPとし、スロット13の個数、つまり、スロット数をSrとし、セグメント15の枚数、つまり、セグメント数をSeとし、nを3以上の自然数としたとき、
磁極数P、スロット数Sr、及びセグメント数Seは、
P:Sr:Se=2:3:3n ・・・(1)
を満たすように設定されている。
本実施形態では、永久磁石7が4つ(磁極数が4極)、スロット13の個数が6つ、セグメント15の枚数が18枚に設定されているので、「n=3」に設定され、上述の式(1)を満たしている。
また、各セグメント15のアーマチュアコア8側の端部には、外径側に折り返す形で折り曲げられたライザ16が一体成形されている。ライザ16には、アーマチュアコイル9の端末部が掛け回わされ、ヒュージングなどにより固定されている。これにより、セグメント15と、これに対応するアーマチュアコイル9とが導通される。
また、同電位となるセグメント15にそれぞれ対応するライザ16には、接続線17(図4参照)が掛け回され、この接続線17がヒュージングによりライザ16に固定されている。接続線17は、同電位となるセグメント15同士を短絡するためのものであって、コンミテータ10とアーマチュアコア8との間に配索される(詳細は後述する)。
このように構成されたコンミテータ10は、減速機構4のギヤハウジング23に臨まされた状態になっている。ギヤハウジング23は、一面に開口部42aを有する略箱状に形成され減速機構4の歯車群41を収納するアルミダイキャスト製のハウジング本体42と、ハウジング本体42の開口部42aを閉塞する樹脂製のボトムプレート43とで構成されている。ハウジング本体42の電動モータ2側には、ブラシ収納部22が一体成形され、ここに電動モータ2のコンミテータ10が臨まされている。
(ブラシ収納部)
図3は、ブラシ収納部22の平面図である。
図3に示すように、ブラシ収納部22は、ギヤハウジング23の電動モータ2側に凹状に形成されたものである。ブラシ収納部22の周壁30は、断面略長円形に形成されており、平面壁30aと円弧壁30bとで構成されている。
ブラシ収納部22の内側には、これに対応するように断面略長円形の筒状に形成されたカバー33が設けられている。このカバー33も平面壁33aと円弧壁33bとを有している。さらに、カバー33の内側には、このカバー33に対応するように形成されたホルダステー34が設けられている。ホルダステー34は、ボルト35によってハウジング本体42の側壁42bに締結固定されている。
ホルダステー34には、周方向3箇所にブラシホルダ36が設けられている。ブラシホルダ36には、それぞれブラシ21が各々スプリングSを介して付勢された状態で出没自在に内装されている。これらブラシ21の先端部はスプリングSによって付勢されているためコンミテータ10のセグメント15に摺接している。また、ブラシ21は、不図示の外部電源、例えば、自動車に搭載されているバッテリに電気的に接続されている。そして、コンミテータ10に、不図示の外部電源からの電力を給電することができるようになっている。
ブラシ21は、陽極側に接続されている低速用ブラシ21a、および高速用ブラシ21bと、これら低速用ブラシ21aと高速用ブラシ21bとに共通使用され陰極側に接続されている共通ブラシ21cとで構成されている。低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cは、互いに電気角で180°、つまり、機械角で周方向に90°間隔をあけて配設されている。一方、高速用ブラシ21bは、低速用ブラシ21aから周方向に角度αだけ離間して配置されている。尚、本実施形態では、共通ブラシ21cを陰極側とし、低速用ブラシ21a、および高速用ブラシ21bを陽極側として説明するが、陽極側と陰極側を反対にしてもよい。
ここで、コンミテータ10の同電位となるセグメント15、すなわち、回転軸3を中心にして互いに対向するセグメント15同士は接続線17によって短絡されているため、ブラシ21が摺接していないセグメントにも給電することが可能になる。したがって、高速用ブラシ21bは低速用ブラシ21aよりも角度θだけ進角した位置に存在していることになる。
(接続線の結線構造、及びアーマチュアコイルの巻装構造)
ここで、図4に基づいて、接続線17の結線構造、及びアーマチュアコイル9の巻装構造について詳述する。
図4は、アーマチュア6の展開図であり、隣接するティース12間の空隙がスロット13に相当している。尚、以下の図4においては、各セグメント15、各ティース12、及び巻装されたアーマチュアコイル9にそれぞれ符号を付して説明する。
同図に示すように、各ティース12は、それぞれU相、V相、W相が周回り方向にこの順で割り当てられている。つまり、1番、4番ティース12がU相、2番、5番ティース12がV相、3番、6番ティース12がW相になっている。また、同電位となるセグメント15同士は、接続線17によって短絡されている。ここで、セグメント15に付した番号のうち、1番に相当する位置は、1番ティース12に対応する位置とする。
そして、各ティース12に巻装されるアーマチュアコイル9、及び接続線17は、アーマチュアコア8やコンミテータ10のライザ16に、巻線14をダブルフライヤ方式によって巻回されることにより形成されている。尚、ダブルフライヤ方式とは、回転軸3を中心にして点対称となる関係で2箇所同時に巻線14を巻回する方式をいう。以下、より具体的に説明する。
すなわち、巻線14の巻き始め端81は2つ存在しており、それぞれ同電位となる1番セグメント15のライザ16と、10番セグメント15のライザ16とに掛け回されている。
このうち、1番セグメント15のライザ16に巻き始め端81が掛け回される巻線14は、この後、1番セグメント15と同電位の10番セグメント15に掛け回される。そして、1−6番ティース12の間のスロット13に、巻線14を引き込む。次に、各ティース12に巻線14をそれぞれN(Nは1以上の自然数)回、巻回するものとした場合、1番ティース12にN/3回順方向に巻回してU相コイル91aを形成する。
続いて、1−2番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、回転軸3に掛け回すように配索しながら10番セグメント15に隣接する11番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、11番セグメント15と同電位の2番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、3−4番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、3番ティース12にN/3回逆方向に巻回して「−W相」コイル91bを形成する。
続いて、2−3番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、11番セグメント15に隣接する12番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、12番セグメント15と同電位の3番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、再び3−4番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、3番ティース12にN/3回逆方向に巻回して「−W相」コイル92bを形成する。
続いて、2−3番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、12番セグメント15に隣接する13番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、13番セグメント15と同電位の4番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、巻線14を、回転軸3に掛け回すように配索しながら4−5番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、5番ティース12にN/3回順方向に巻回してV相コイル91cを形成する。
続いて、5−6番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、回転軸3に掛け回すように配索しながら4番セグメント15に隣接する5番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、5番セグメント15と同電位の14番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、巻線14を、回転軸3に掛け回すように配索しながら1−2番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、1番ティース12にN/3回逆方向に巻回して「−U相」コイル92aを形成する。
続いて、1−6番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、5番セグメント15に隣接する6番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、6番セグメント15と同電位の15番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、巻線14を、再び1−2番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、1番ティース12にN/3回逆方向に巻回して「−U相」コイル93aを形成する。
続いて、1−6番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、6番セグメント15に隣接する7番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、7番セグメント15と同電位の16番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、巻線14を、2−3番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、3番ティース12にN/3回順方向に巻回してW相コイル93bを形成する。
続いて、1−6番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、6番セグメント15に隣接する7番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、7番セグメント15と同電位の16番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、巻線14を、2−3番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、3番ティース12にN/3回順方向に巻回してW相コイル93bを形成する。
続いて、3−4番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、回転軸3に掛け回すように配索しながら16番セグメント15に隣接する17番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、17番セグメント15と同電位の8番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、巻線14を、5−6番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、5番ティース12にN/3回逆方向に巻回して「−V相」コイル92cを形成する。
続いて、4−5番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、17番セグメント15に隣接する18番セグメント15のライザ16に掛け回す。次に、18番セグメント15と同電位の9番セグメント15のライザ16に巻線14を掛け回す。そして、巻線14を、再び5−6番ティース12の間のスロット13に巻線14を引き込み、5番ティース12にN/3回逆方向に巻回して「−V相」コイル93cを形成する。
その後、4−5番ティース12の間のスロット13から巻線14を引き出し、この巻線14を、回転軸3に掛け回すように配索しながら18番セグメント15に隣接する1番セグメント15に接続する。
これにより、1番ティース12には、U相コイル91a、「−U相」コイル92a、及び「−U相」コイル93aにより構成されるN回巻回されたU相のアーマチュアコイル9U1が形成される。また、3番ティース12には、「−W相」コイル91b、「−W相」コイル92b、及びW相コイル93bにより構成されるN回巻回されたW相のアーマチュアコイル9W1が形成される。さらに、5番ティース12には、V相コイル91c、「−V相」コイル92c、及び「−V相」コイル93cにより構成されるN回巻回されたV相のアーマチュアコイル9V1が形成される。
一方、10番セグメント15のライザ16に巻き始め端81が掛け回される巻線14は、上述の1番セグメント15のライザ16に巻き始め端81が掛け回された巻線14と同時に、且つ回転軸3を中心にして点対称に配索される。
そして、2番ティース12には、V相コイル91d、「−V相」コイル92d、及び「−V相」コイル93dにより構成されるN回巻回されたV相のアーマチュアコイル9V2が形成される。また、4番ティース12には、U相コイル91e、「−U相」コイル92e、及び「−U相」コイル93eにより構成されるN回巻回されたU相のアーマチュアコイル9U2が形成される。さらに、6番ティース12には、「−W相」コイル91f、「−W相」コイル92f、及びW相コイル93fにより構成されるN回巻回されたW相のアーマチュアコイル9W2が形成される。
このように、アーマチュアコイル9は、1番、4番ティース12に形成されているU相のアーマチュアコイル9U1,9U2と、2番、5番ティース12に形成されているV相のアーマチュアコイル9V1,9V2と、3番、6番ティース12に形成されているW相のアーマチュアコイル9W1,9W2とにより構成される。
そして、隣接するセグメント15間には、各相コイル91a〜93fがU,「−W」,「−W」,V,「−U」,「−U」,W,「−V」,「−V」相の順で電気的に順次接続されている。
ここで、図2に詳示するように、各ティース12には巻線14が集中巻方式により巻回されているので、隣接するティース12間に跨る巻線14の渡り線が無くなる。すなわち、アーマチュアコア8の軸方向端部に存在するアーマチュアコイル9のコイルエンド9aの重なりが、分布巻方式にて巻線14を巻回する場合と比較して減少される。このため、アーマチュアコア8のコア本体11の軸方向端部が巻線14で覆われることなく、コア本体11に形成されている空孔11bが露出する。
また、アーマチュアコア8とセグメント15のライザ16との間に配索される巻線14が、回転軸3に掛け回されるように配索されているので、コンミテータ10の首下の巻太りが抑えられる。
(減速機構)
図1に示すように、このような電動モータ2が取付けられているギヤハウジング23には、ハウジング本体42に歯車群41が収納されている。歯車群41は、電動モータ2の回転軸3に連結されたウォーム軸25と、ウォーム軸25に噛合う1対の段付歯車26,26と、段付歯車26に噛合うスパーギヤ27とで構成されている。
ウォーム軸25は、一端が回転軸3に連結されると共に、他端がハウジング本体42に回転自在に軸支されている。ウォーム軸25と回転軸3との連結部24、つまり、回転軸3の他端は、ハウジング本体42に形成されたブラシ収納部22の底壁31に設けられている転がり軸受32に、回転自在に支持されている。
また、ウォーム軸25は、互いに逆ネジの第1ネジ部25a、及び第2ネジ部25bを有している。これら第1ネジ部25a、及び第2ネジ部25bは、1条又は2条に形成されている。しかしながら、第1ネジ部25a、及び第2ネジ部25bを、3条以上に形成してもよい。
ウォーム軸25を挟んで両側には、1対の段付歯車26,26が配置され、第1ネジ部25a、及び第2ネジ部25bに、それぞれ1対の段付歯車26,26が噛合されている。
1対の段付歯車26は、ウォーム軸25に噛合うウォームホイール28と、ウォームホイール28よりも小径に形成された小径歯車29とが一体成形されたものである。段付歯車26の径方向中央には、アイドラー軸61が圧入されている。アイドラー軸61は、小径歯車29とは反対側に突出しており、この突出した端部61aがハウジング本体42に回転自在に軸支されている。一方、アイドラー軸61の端部61aとは反対側端に存在する小径歯車29の先端は、ボトムプレート43に回転自在に軸支されている。
このように、1対の段付歯車26は、ハウジング本体42とボトムプレート43とで両端が軸支されている。そして、1対の段付歯車26,26は、それぞれ同方向に回転し、スパーギヤ27にウォーム軸25の回転を伝達する。すなわち、ウォーム軸25と、1対の段付歯車26,26とにより所謂マーシャル機構を構成しており、1対の段付歯車26,26によりウォーム軸25にかかるスラスト力が相殺されるようになっている。
スパーギヤ27は、段付歯車26の小径歯車29に噛合っている。スパーギヤ27の径方向中央には、ボス部65がボトムプレート43側に向かって突出形成されている。このボス部65は、ボトムプレート43に回転自在に支持されている。また、ボス部65には、出力軸62が圧入されている。出力軸62は、ハウジング本体42の底壁(エンド部)42cから突出している。ハウジング本体42の底壁42cには、出力軸62に対応する部位に、ボス部63が外方に向かって突出形成されている。このボス部63には、出力軸62を回転自在に軸支するためのすべり軸受64が設けられている。
出力軸62のハウジング本体42から突出した部分には、先端に向かうに従って徐々に先細りとなる先細り部66が形成されている。この先細り部66には、セレーション67が形成されている。これによって、例えば、ワイパなどを駆動するための外部機構と出力軸62とを連結することができるようになっている。
また、ハウジング本体42の側壁42bには、コネクタ68が回転軸3の軸方向に沿って突設されている。コネクタ68は、不図示の制御機器に接続され、不図示の外部電源の電力を電動モータ2に供給する。
ハウジング本体42の開口部42aを閉塞するボトムプレート43には、内面43aに基板71が配置されている。この基板71には、コネクタ68と電動モータ2とを電気的に接続するためのターミナル72が設けられている。また、基板71には、コンタクタ73a,73bが設けられている。コンタクタ73a,73bは、スパーギヤ27の回転位置を検出するための摺動接点である。スパーギヤ27のコンタクタ73a,73bが摺接する部位には、不図示のコンタクトプレートが設けられている。
そして、スパーギヤ27、つまり、出力軸62の回転に伴って、コンタクタ73a,73bとコンタクトプレート(不図示)との接触位置が変化したり、接触/非接触したりすることによって出力軸62の回転位置が検出できるようになっている。コンタクタ73a,73bによって検出された信号は、ターミナル72を介して不図示の制御機器に出力され、電動モータ2の回転制御が行われる。
(電動モータの作用)
次に、図4に基づいて、電動モータ2の作用について説明する。
例えば、図4に示すように、1−2番セグメント15間に低速用ブラシ21aが配置され、6番セグメント15に共通ブラシ21cが配置された状態であって、これら低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cとの間に電圧を印加した場合について説明する。
この場合、1−2番セグメント15,15間に跨って低速用ブラシ21aが配置されているので、U相の順巻きコイル91a,91eが短絡した状態になる。
一方、1番ティース12、及び4番ティース12に巻回されている「−U」相コイル92a,92eには逆方向(図4における反時計回り方向)に電流が流れる。他方、1番ティース12、及び4番ティース12に巻回されている「−U」相コイル93a,93eには順方向(図4における時計回り方向)に電流が流れる。このように、1番ティース12、及び4番ティース12に巻回され、ブラシ21a,21cによって短絡されない「−U」相コイル92a,92e、及び「−U」相コイル93a,93eには、互いに逆向きの電流が流れるので磁界が相殺され、永久磁石7との間にトルクが発生しない。
これに対し、2番ティース12、及び5番ティース12に巻回されているV相コイル91c,91d、「−V相」コイル92c,92d、及び「−V相」コイル93c,93dには、それぞれ順方向に電流が流れる。
一方、3番ティース12、及び6番ティース12に巻回されている「−W相」コイル91b,91f、「−W相」コイル92b,92f、及びW相コイル93b,93fには、それぞれ逆方向に電流が流れる。
すると、2,3,5,6番ティース12にそれぞれ磁界が形成される。これらの磁界の向きは、周回り方向に順番になるので、各ティース12に形成される磁界と永久磁石7との間に磁気的な吸引力や反発力が回転軸3を中心にして点対称位置で同じ方向に作用する。そして、これによって回転軸3が回転する。
回転軸3が回転し始めると、ブラシ21a,21cに摺接するセグメント15が順次変更されコイルに流れる電流の向きが切り替えられる、所謂整流が行われる。これにより、回転軸3が回転し続ける。
これに対し、高速用ブラシ21bと共通ブラシ21cとの間に電圧を印加した場合、高速用ブラシ21bは、低速用ブラシ21aよりも角度θだけ進角した位置に存在しているので(図3、図4参照)、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cとの間に電圧を印加する場合と比較して、通電される有効導体数が減少する。このため、高速用ブラシ21bと共通ブラシ21cとの間に電圧を印加した場合、電動モータ2が進角され、低速用ブラシ21aと共通ブラシ21cとの間に電圧を印加する場合と比較して高回転で作動する。
アーマチュアコイル9に通電することにより、電動モータ2の内部の温度が上昇する。ここで、アーマチュアコア8のコア本体11には、ティース12の根元に対応する位置に、それぞれ軸方向に貫通する空孔11bが周方向に沿って形成されている。この空孔11bによって、電動モータ2の内部での空気の対流が促進され、電動モータ2の温度上昇が抑制される。
より具体的に、図5に基づいて説明する。
図5は、アーマチュアコイル9の温度[℃]を、空孔11bがある場合と無い場合とで比較し、ブラシ21(21a,21b,21c)の温度[℃]を、空孔11bがある場合と無い場合とで比較したグラフである。
同図に示すように、電動モータ2の作動時におけるアーマチュアコイル9、及びブラシ21は、アーマチュアコア8に空孔11bが形成されていない場合と比較して、空孔11bが形成されている場合のほうが温度上昇が抑制されていることが確認できる。
ここで、図2に示すように、アーマチュアコイル9に通電を行うことにより、各ティース12に磁界が形成されると共に、コア本体11に、周方向に隣接するティース間に跨るように磁路が形成される(図2における2点鎖線参照)。コア本体11に形成されている空孔11bは、貫通孔11aとティース12の根元との間の径方向略中央よりもやや貫通孔11a寄りに配置されているので、磁路の形成を妨げることがない。
(効果)
したがって、上述の第1実施形態によれば、ヨーク5に永久磁石7を4つ設け、アーマチュアコア8にスロット13を6つ形成し、コンミテータ10にセグメント15を18枚設け、磁極数とスロット数との最小公倍数により決定する次数を12次とすることができる。これに対し、従来の電動モータは、磁極数が4極、スロット数が16に設定されているので、次数が32次となる。このため、モータ性能を悪化させることなく、従来と比較して次数を減少させることができるので、電動モータ2の高速回転時の高音質な騒音を防止することができる。
また、従来のスロット数が16であるのに対し、アーマチュアコア8のスロット数を6に設定しているので、スロット数を減少した分、アーマチュアコア8の形状を簡素化でき、アーマチュア6の生産性を高めることができる。
さらに、スロット数を減少させる分、各々スロット13の大きさを大きく設定することができる。このため、各ティース12への巻線14の巻回数を多く設定することができ、この結果、アーマチュアコア8の小型、軽量化を図ることが可能になる。
そして、セグメント数がスロット数の3倍に設定されているので、一極対あたりのセグメント数が従来よりも多くなる。このため、セグメント15間の電圧を小さくすることができ、従来よりも整流性を向上させることができる。また、1つのセグメント15あたりのアーマチュアコイル9の有効導体数が小さくなるので、高速用ブラシ21bによる速度可変が対応し易くなる。
また、各ティース12には巻線14が集中巻方式により巻回されているので、隣接するティース12間に跨る巻線14の渡り線を無くすことができる。この分、アーマチュアコイル9の線材コストを低減させることができ、安価な電動モータ2を提供することが可能になる。
さらに、各ティース12に、集中巻方式にて巻線14を巻回するので、従来のように、分布巻方式にて巻線14を巻回する場合と比較して巻線14の占積率を向上させることができると共に、コイルエンド9aの重なりを減少させることができる。このため、銅損を低減できるので、電動モータ2の高効率化を図ることができる。そして、モータ性能を同一とした場合、アーマチュアコア8の小型、軸短化を図ることができる。
そして、巻線14の渡り線を無くすことにより、アーマチュアコア8のコア本体11の軸方向端部が巻線14で覆われることがない。このため、コア本体11に形成されている空孔11bを確実に露出させることができ、電動モータ2の内部での空気の対流を促進することができる。このため、電動モータ2の温度上昇を抑制でき、モータ効率を向上させることが可能になる。
また、コア本体11に形成されている空孔11bは、貫通孔11aとティース12の根元との間の径方向略中央よりもやや貫通孔11a寄りに配置されているので、磁路の形成を妨げることがない。このため、高効率な電動モータ2を提供することができる。
さらに、ウォーム軸25と回転軸3との連結部24、つまり、回転軸3の他端が、ハウジング本体42に設けられている転がり軸受32に回転自在に支持されている。転がり軸受32は、滑り軸受と比較して摺動抵抗を減少させることができるので、回転軸3の回転数を増大させた場合であっても効率よく回転軸3を回転させることが可能になる。この結果、さらに高効率な電動モータ2を提供できる。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を図6〜図9に基づいて説明する。
図6は、この第2実施形態における減速機付モータ201の縦断面図であって、上述の第1実施形態の図1に対応している。図7は、この第2実施形態におけるアーマチュア206の斜視図、図8は、ホルダステー234を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。尚、第1実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
図6〜図8に示すように、この第2実施形態において、減速機付モータ201は、例えば、自動車のワイパ駆動用に用いるものであって、電動モータ202と、電動モータ202の回転軸3に連結された減速機構4とを備えている点、電動モータ202は、有底筒状のヨーク5と、ヨーク5内に回転自在に設けられたアーマチュア206とを有している点、電動モータ202は、ヨーク5に配設された永久磁石7が4つ、アーマチュアコア8に形成されているスロット13の個数が6つ、コンミテータ210に設けられているセグメント15の枚数が18枚に設定され、磁極数P、スロット数Sr、及びセグメント数Seが上述の式(1)を満たしている点等の基本的構成は、上述した第1実施形態と同様である。
ここで、この第2実施形態と前述の第1実施形態との相違点は、第1実施形態のコンミテータ10と第2実施形態のコンミテータ210との形状が異なり、これに伴い、コンミテータ210に摺接するブラシ221の形状、及びその周辺の形状が異なる点にある。
より詳しくは、図6、図7に示すように、第2実施形態のコンミテータ210は、扁平型のディスクコンミテータであって、略円板状に形成された樹脂モールド体101を有している。樹脂モールド体101の径方向中央には、回転軸3に外嵌固定される筒部102が一体成形されている。
また、樹脂モールド体210は、減速機構4側の面を後述のブラシ221が摺接する回転摺動面として設定している。この回転摺動面に18枚のセグメント215が周方向に沿って等間隔に配置されている。換言すれば、各セグメント215は、回転軸3を中心にして放射状に配設されており、それぞれ径方向中心から径方向外側に向かって徐々に末広がりとなるように、軸方向平面視略扇状に形成されている。そして、周方向で隣接するセグメント215,215間には、互いの絶縁を確保するスリット103が形成されている。
また、各セグメント215の径方向外側端は、樹脂モールド体210よりも径方向外側に延出形成されている。各セグメント215の径方向外側端には、アーマチュアコア8側にライザ216が一体成形されている。
一方、セグメント215に摺接するブラシ221は、ギヤハウジング23に凹設されているブラシ収納部22に、ホルダステー234を介して設けられている。ホルダステー234は、略円板状に形成されている。そして、ブラシ221を構成している低速用ブラシ221a、高速用ブラシ221b、および共通ブラシ221cに対応する箇所に、それぞれ軸方向平面視略扇状のホルダステー開口部104が形成されている。
各ホルダステー開口部104には、ブラシホルダ236が挿入されている。ブラシホルダ236は、一方にブラシホルダ開口部236aを有する略直方体の箱状に形成され、その閉断面は、ホルダステー開口部104の形状に対応するように略扇状になっている。そして、ホルダステー開口部104に、ブラシホルダ236のブラシホルダ開口部236a側を挿入するようにしてブラシホルダ236が配置される。すなわち、ブラシホルダ236は、この長手方向が軸方向に沿うように配置されている。
また、ブラシホルダ236には、ブラシホルダ開口部236aの外周縁に、周方向で対向する一対の係合爪110が形成されている。一方、ホルダステー234には、係合爪110と係合可能なスリット111が形成されており、これによってホルダステー234にブラシホルダ236が固定される。
さらに、ブラシホルダ236には、このブラシホルダ236の閉断面形状に対応するように、断面略扇状に形成されたブラシ221(221a,221b,221c)が、それぞれ出没自在に収納されている。各ブラシ221a,221b,221cは、不図示のスプリングSを介して付勢された状態になっており、コンミテータ210のセグメント215に摺接している。
また、各ブラシ221a,221b,221cには、ピグテール105が接続されている。ピグテール105は、チョークコイル106を介して端子107に接続されている。この端子107が不図示の外部電源、例えば、自動車に搭載されているバッテリに電気的に接続される。これにより、コンミテータ210に、不図示の外部電源からの電力を給電することができる。
したがって、上述の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏することができる。これに加え、コンミテータ210を、扁平型のディスクコンミテータで構成することにより、ブラシホルダ236、およびブラシ221(221a,221b,221c)が軸方向に沿って配置されることになるので、前述の第1実施形態のブラシ21(21a,21b,21c)のように、径方向外側に拡がって配置されることがない(図3と図8を比較参照)。このため、電動モータ202全体の小型、軽量化を維持しつつ、ブラシ221周りの大型化を防止することができる。また、ブラシ221が径方向外側に拡がらない分、コンミテータ210の直径を大きく設定することができる。
ここで、コンミテータ210のセグメント215は、径方向中心から径方向外側に向かって徐々に末広がりとなるように、軸方向平面視略扇状に形成されているので、コンミテータ210の直径を大きく設定することができると、セグメント215の周方向の幅も大きく設定することができる。このため、ブラシ221の周方向の幅を極端に薄肉化することなく、ブラシ221の延命化を図ることができると共に、2極機と同等のモータ性能を得ることが可能になる。
尚、上述の第2実施形態では、ホルダステー234の各ホルダステー開口部104に、ブラシホルダ236が挿入されるようにして設けられている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、以下のように構成してもよい。
(第2実施形態の変形例)
図9は、ホルダステー334を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
すなわち、図9(a)、図9(b)に示すように、ホルダステー334に形成されているホルダステー開口部114には、ブラシ221(221a,221b,221c)のみが挿入されるようになっている。そして、ブラシ221を保持するブラシホルダ336は、ホルダステー334の減速機構4側(図9(b)における左側)の面に、ホルダステー開口部114を覆うように設けられている。
また、ブラシホルダ336の開口縁には、周方向で対向する一対の係合爪120が形成されている。一方、ホルダステー334には、係合爪120と係合可能なスリット121が形成されており、これによってホルダステー334にブラシホルダ336が固定される。
このように構成した場合であっても、前述の第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、電動モータ2,202は、永久磁石7が4つ(磁極数が4極)、スロット13の個数が6つ、セグメント15の枚数が18枚に設定されているモータである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、磁極数P、スロット数Sr、及びセグメント数Seが式(1)を満たすように設定されていればよい。このように構成することで、従来のモータ性能が同等のものと比較してスロット数、次数を減少させることができる。
また、上述の実施形態では、アーマチュアコア8のコア本体11には、ティース12の根元に対応する位置に、それぞれ軸方向に貫通する断面円形状の空孔11bが周方向に沿って6つ形成されている場合について説明した。しかしながら、空孔11bの形状は断面円形状に限られるものではなく、また、空孔11bの形成個数も6つに限るものではない。さらに、空孔11bの形成位置もコア本体11のティース12の根元に対応する位置に限られるものではなく、任意の箇所に空孔11bを形成することが可能である。
1,201 減速機付モータ
2,202 電動モータ
3 回転軸
5 ヨーク
7 永久磁石(磁極)
8 アーマチュアコア
9 アーマチュアコイル(コイル)
10 コンミテータ
12 ティース
13 スロット
15,215 セグメント
18 軸受
21,221 ブラシ
21a,221a 低速用ブラシ
21b,221b 高速用ブラシ
21c,221c 共通ブラシ
32 転がり軸受
91a,91e U相コイル(U相のコイル)
92a,93a,92e,93e −U相コイル(−U相のコイル)
91b,92b,91f,92f −W相コイル(−W相のコイル)
93b,93f W相コイル(W相のコイル)
91c,91d V相コイル(V相のコイル)
92c,93c,92d,93d −V相コイル(−V相のコイル)
9U1,9U2 U相のアーマチュアコイル
9V1,9V2 V相のアーマチュアコイル
9W1,9W2 W相のアーマチュアコイル
210 コンミテータ(ディスクコンミテータ)

Claims (5)

  1. 複数の磁極を有するヨークと、
    前記ヨークの内側に回転自在に設けられる回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ径方向に向かって放射状に延びる複数のティース、及びこれらティース間に形成される複数のスロットを有するアーマチュアコアと、
    各ティースに、それぞれ集中巻方式にて巻装されるコイルと、
    前記回転軸に前記アーマチュアコアと隣接して設けられ複数のセグメントを周方向に配置したコンミテータと、
    前記セグメントを介して前記コイルに給電を行う低速用ブラシ、高速用ブラシ、及びこれらに共通して用いられる共通ブラシの3つのブラシとを備え、
    nを3以上の自然数としたとき、
    前記磁極、前記スロット、及び前記セグメントの個数比が2:3:3nに設定されていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記磁極を4極、前記スロットの個数を6つ、前記セグメントの個数を18つに設定したことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 各ティースに巻装されているコイルは、順方向に巻回して形成された1つの順巻きコイルと、逆方向に巻回して形成されて2つの逆巻きコイルとを備え、
    各ティースを周回り方向にU相、V相、W相の順で割り当て、各相に巻装されている前記順巻きコイルをそれぞれU相、V相、W相のコイルとし、各相に巻装されている前記逆巻きコイルをそれぞれ−U相、−V相、−W相のコイルとしたとき、
    隣接するセグメント間に、U相、−W相、−W相、V相、−U相、−U相、W相、−V、−V相のコイルをこの順で電気的に接続したことを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記回転軸の軸方向両端側を、それぞれ軸受を介して回転自在に支持し、
    各軸受のうちの少なくとも1つは、転がり軸受であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電動モータ。
  5. 前記コンミテータは、扁平型のディスクコンミテータであって、このディスクコンミテータの回転摺動面に、周方向に沿って前記複数のセグメントが配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の電動モータ。
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