JP2013047452A - 改良地盤、改良地盤の造成方法、地下付建築物及び地下付建築物の建築方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】造成地内の所定位置に構築された地盤構造体と、当該地盤構造体の周囲の土質の地盤である土質地盤部とを有する改良地盤であり、地盤構造体は、所定位置に設けられた底盤と、当該底盤の上に立設された構造の壁体とを有し、当該壁体は、その上端に、土質地盤部の地表面よりも上方に突出する地盤突出部を備え、壁体のうちの少なくとも一部の壁体は、底盤が壁体の両側に広がる状態になる位置に配置された強化型壁体であり、底盤の、当該強化型壁体の基部からの広がり幅は、当該強化型壁体の高さ以上の長さであり、地盤構造体は、上方に開口を有する複数の地下空間を備え、各地下空間は、壁体で構成された囲み構造に囲まれており、各囲み構造は、一部が強化型壁体で構成されている改良地盤である。
【選択図】図1
Description
そして、敷地に複数の基礎を独立させて構築し、各基礎にそれぞれ住宅を建築する構造が知られている(特許文献2参照)。
さらに、耐震壁構造のボックス型ユニットの複数個を住宅建設現場で地下を含めて縦方向に積み重ね、その積み重ねユニット同士を相互に固定接合して建設された地下室付きの鉄骨造りユニット式住宅がある(特許文献4参照)。
ところで、建築物の基礎については、基礎工事着工前に地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良等が行われることがある。ところが、各建築物の建築は、個々に進められるものであり、地盤改良できる範囲は限られる。
また、地盤構造体は、一部の壁体が強化型壁体で構成されており、高強度化が図られている。従って、建築物を建築するための地盤として好適である。
さらに、地盤構造体は、各地下空間を囲む複数の囲み構造を備えており、囲み構造は、それ自体強固な構造である。そして、コンクリート構造であればより強固な構造になる。しかも、囲み構造を構成する壁体は、少なくとも一部が強化型壁体になっている。このような地盤構造体が用いられた改良地盤は、極めて強固な地盤である。なお、建築物が建築された状態で地盤構造体を含む改良地盤に加わる力の状態からすると、囲み構造の数は、2つではなく、直接隣り併せにならない囲み構造が生じる3つ以上がより好ましいと考えられる。
また、2つの囲み構造で用いられる中壁体が高強度な強化型壁体であることは、地盤構造体の高強度化につながり好適な構造である。
また、中壁体を設けたり壁体の一部を強化型壁体にしたりするなどして、地盤構造体の強度を高めると、地震の際など、改良地盤に予想外の大きな力が加わった場合でも地盤構造体が受けるダメージを最小限にすることができるようになり好ましい。
また、地盤構造体はコンクリート構造であるが、コンクリート構造はダムの擁壁などとしても用いられている材料であり、耐水圧性や保水性に優れている。従って、本発明に係る改良地盤の地盤構造体は貯水するための構成としても好適である。
改良地盤の造成が完了し、最終的に地盤構造体上に建築物が建築されると、地盤構造体は建築物の重量に起因する重力を受ける状態になる。このようなことからすれば、地盤構造体の地下空間の容量としては、地盤構造体の囲み構造の上に建築される建築物の重量に相当する重量の水を貯水可能な容量が好ましい。例えば、本発明に係る改良地盤は、木造建築物の地盤として好適であると考えられ、そのような検討をする中で、二階建て木造住宅が一つの基準となるとの知見を得た。二階建て木造住宅の標準的な接地圧に基づいて算出した二階建て木造住宅の1平方メートル当たりの重量は、約1.3トンであり、建築された住宅が支える家具や住人の1平方メートル当たりの重量(積載荷重)は、約0.2トン程度である。この合計値である1.5トンを基準にすると、地下空間の高さは、1.5m以上が好ましい。また、壁体上端の地盤突出部を地表面から0.3m突出させる場合に貯水した水の水面が地表面以下になるようにするためには、壁体すなわち地下空間の高さは、1.8m以上がより好ましい。
地下空間の高さが上記高さ以上であれば、二階建て住宅を建築した状態に相当する重量の水を地下空間に貯水でき、地盤構造体ひいては改良地盤に加わる接地圧を、二階建住宅を建築した状態と同等の状態にして地盤管理をすることができる。
また、上述したように、複数の住宅等の建築物を建築する場合は、各建築物毎に建築計画が立てられるので、通常、建築工事の時期や日程はズレることになる。建築時期にズレがあると、最初の建築物の建築位置によっては、地盤構造体の底盤全体に均等に重力が加わる状態を確保することが難しい場合がある。この点、中壁体が形成されており、各囲み構造毎に貯水するか否かを選択できれば、建築時期にズレが生じたとしても、適宜の地下空間に貯水することで、改良地盤の状態をより安定な状態にすることができる。つまり、各建築物の建築時期を選択の自由度を向上させることができる。
また、本願の別の発明に係る地下付建築物および別の発明に係る建築方法によって建築された地下付建築物は、改良地盤の地盤構造体に直接支持されており、支持状態安定性が優れた高品質の建築物である。
また、本願発明に係る建築物の建築方法によれば、改良地盤を構成する地盤構造体の地盤突出部の上に直接土台を設置でき、迅速に建築着工することができる。
このように、本願に係る発明によれば、より高品質の居住地域開発を行うことができる。
21…底盤(連続底盤)、21a〜21d…地下空間(内部空間)、
22…壁体(地下壁)、23…外壁体、23a〜23d…外壁体、24…中壁体、24a〜24c…中壁体、
221〜224…外壁体(地下壁)、225〜227…中壁体(地下壁)。
25a〜25d…囲み構造、26…地盤突出部、26a…モルタル層、27…表面部材、
28…排水部、28a…貫通穴、28b…排水筒部、
30,30a,30b…住宅本体、301…土台、302…大引き、303…根太、304…床材、
305…壁材、306…外壁材、Mb…土台、
40…排水構造、41…導水管(導水路)、42…中継管、44…透水層、
A〜D…地盤構造体、E…土質地盤部、Em…盛土部、G…改良地盤、H…壁体の高さ、
U1a,U1b…底盤の広がり幅、U2a,U2b…外壁体の広がり幅
V1…測定方向、R…線路、S…造成地
ここでは、D群周辺の改良地盤Gおよびその造成方法と、D群に建築される2戸の住宅10a,10b(図7参照)およびその建築方法について、図1から図11に基づいて詳細に説明する。
図1に示されるように、D群周辺の改良地盤Gは、所定位置に構築された地盤構造体Dと、当該地盤構造体Dの周囲の土質の地盤である土質地盤部E(図3参照)とで構成されている。
地盤構造体Dは、上方に開口を有する複数の内部空間(以下、地下空間と称する)21a〜21dを備えている。各地下空間21a〜21dは、後述の囲み構造25a〜25dに囲まれている。
強化型壁体としては、底盤21の広がり幅U1a,U1bが、壁体24の延在方向の左右いずれの側についても、壁体24の高さH(図3参照)以上の長さであり、当該高さHより長い方が好ましい。さらに、本実施形態のように、隣あう壁体23a,24bが同じまたは同等の高さであるような場合、広がり幅U1a,U1bは壁体24の高さの2倍以上、そして2倍より長い方が好ましい(図3参照)。このような幅広の底盤21の上に立設された中壁体24は、底盤21によって安定的に支持される。これにより、高強度の地盤構造体Dが構築される。
なお、壁体22は、必ずしも直線状に延在するものでなくても良いが、本実施形態の壁体22は、いずれも直線状に延在する状態で形成されている。
従って、強化型壁体としては、外壁体の広がり幅U2a,U2bが、中壁体24の左右いずれの側についても、中壁体24の高さH以上の長さであり、当該高さより長い方が好ましい。さらに、本実施形態のように、隣あう壁体23a,24bが同じまたは同等の高さである場合、広がり幅U2a,U2bは壁体24の高さの2倍以上であり、2倍より長い方が好ましい。このような幅広の外影体23に両端部が固定された中壁体24は、外壁体23によって安定的に支持される。これにより、高強度の地盤構造体Dが構築される。
排水構造40は、地盤構造体Dの地下空間21a〜21d内の水を排出するための排水部28と、排水部28を経て地盤構造体Dの外に流出した水を、排水先である調整池(不図示)に流動させる導水管(導水路)41と、排水部28の排水を導水管に導く中継管42と、地盤構造体Dの周辺の土に含まれる水の取り込みを可能にする貫通孔を備えた集水管と、集水管の上側を覆う透水層44とを備えている。
この貫通穴28aは、壁体22に隣接する位置に配置されており、貫通穴28aに隣接する外壁体23dの地盤突出部26に立った状態で地下空間21a〜21d内を見たとき、貫通穴28aの開口を視認できる状態になるように形成されている。これにより、地下空間21a〜21d内に降りることなく、貫通穴28aの開閉状態を確認可能である。
また、排水部28は、貫通穴28aによって確保された排水路を閉塞させることで、地下空間21a〜21dに貯水可能な止水状態にすることができるものである。止水状態にする方法としては、例えば、貫通穴28aの上端開口に蓋体(不図示)を設置する方法などを挙げることができる。地盤突出部26に立った状態で視認可能な貫通穴28aにおいては、この開閉作業(止水状態と通水状態との切り替え)も、地下空間21a〜21dに降りることなく行うことが可能である。なお、切り替え作業については、後述の貯水工程および建築準備工程で説明する。
また、本実施形態の排水部28は、地盤構造体構築時(構造体構築工程中)に形成されたものであるが、構築後の地盤構造体に穴あけ加工を施して形成してもよい。
なお、砕石層で用いる砕石は、できるだけ大きさが均等な物を用いることが好ましい。そして、砕石層内部の空間の率は40%から60%が好ましい。このような透水層を設けることによって、透水に必要ない砕石相互間の空隙が確保され、効率良く集水することができるようになる。そして、本実施形態では、排水先である調整池が底盤10より低い位置にあるため、自然排水可能であるが、自然排水できない場合は、排水ポンプ等を使用して排水しても良い。また、土質地盤部Eに設置された本実施形態の排水構造40は、造成地の内部、特に地盤構造体Dの周辺の土に含まれる水を効率的に排出させることができる点で、擁壁の外側面に設けられた排水用の穴とは構造及び効果が全く異なる。
なお、透水層44の上には、適量供給された盛土からなる盛土部Emがある。このように盛土を供給することで、地盤構造体Dの周囲に一定高さの一続きの地表面を造成している。
例えば、造成完了から建築着工までの待機期間が長期になる場合に、排水部28を止水状態にして地下空間21a〜21dに貯水しておけば、住宅を建築した状態と同等の重力を地盤構造体Dに付与することができ、地盤構造体Dの状態ひいては改良地盤G全体をより安定した状態に維持することができる。なお、貯水先とする地下空間21a〜21dは、状況に応じて適宜選択可能である。全ての地下空間21a〜21dに貯水してもよいし、例えば一部の地下空間21a〜21dの上に既に住宅が建築されているような場合は、その住宅とのバランスがとりやすい地下空間21a〜21dにのみ貯水しても良い。
本実施形態の造成方法では、概略的には、図5に示されるような各工程を順に行う。
具体的には、造成方法は、少なくとも、掘削工程と、構造体構築工程と、排水構造設置工程と、土質地盤形成工程と、地盤養生工程と、重力付与工程とを有している。なお、ここでは、本実施形態の造成方法に関する内容について詳しく説明し、周知の内容については、その説明を省略しているところがある。
排水構造設置工程は、地下空間21a〜21d及び土質地盤部Eの内部から水を排水するため排水構造を設置する工程である。排水構造設置工程は、排水部形成工程と、導水路設置工程と、集水管設置工程と、透水層形成工程と、盛土工程とを含むものである。
透水層形成工程は、導水管41の周囲に砕石層などの透水層44を設ける工程である。
なお、造成工程で用いられる盛土Emは、掘削工程で生じた切土である。
地盤養生工程は、土質地盤部Eの地表面の少なくとも一部を外気に晒した状態で、改良地盤Gの養生を行う工程である。これにより、造成された改良地盤G、特に盛土Emの部分の地固めが行われ、安定性が向上する。
荷重付与工程は、貯水先として選択された地下空間21a〜21dに対応する前記排水部28を止水状態にする止水工程と、当該地下空間21a〜21dに貯水する貯水工程とを有する。止水工程では、選択された地下空間21a〜21d(例えば図7では、紙面に向かって右側2つの地下空間21c,21d)に対応した排水部28を通水状態から止水状態にする。本実施形態では、図示しない蓋体を排水部28に取り付けて止水状態にした。そして、貯水工程では、通水構造である排水部28が止水状態である地下空間21a〜21d内に貯水する。上記2つの地下空間21a〜21dに貯水することで、地盤構造体D全体にバランスの良い荷重が加わる状態になるので、地盤構造体Dひいては改良地盤G全体の安定性を長期間確保することができる。地盤の品質を長期間保持することができれば、建築着工時期の選択の自由度が高まる点で優れた改良地盤であるということができる。なお、荷重付与工程を行う時期は、構造体構築工程後であれば、いつでも可能である。
図7に示されるように、地盤構造体Dの上に建築された建築物は、木造二階建ての住宅10a,10bである。住宅10a,10bは、複数の囲み構造25a〜25dのうちの一つである対応する囲み構造25a,25bの上に建築されたものである。なお、各住宅10a,10bの配置は、対応する囲み構造25a,25bに囲まれた地下空間21a,21bの上方である。
他方、貯水された地下空間10a〜10dがあれば、次に、貯留水排出工程を行う。
貯留水排出工程は、止水状態の排水部を通水状態にする工程である。具体的には、貯水工程の際、排水部を止水状態にするために設置した蓋体(不図示)を取り外す。これにより、排水部が通水状態になり、排水が開始される。そして、排水の後、続く建築工程が行われる。
なお、本実施形態では、地下付住宅の建設であるにも拘わらず、基礎工事が不要である。従って、地下室付き住宅建築時の基礎工事では通常必要な穴掘り工程が不要である。従って、本実施形態に係る地下付住宅の建築方法を用いれば、短工期且つ低コストで地下付き住宅を建築することができる。
また、床工程は、土台301の上に住宅の一階部分の床構造を造る工程である。そして、居住空間を建築する工程は、住宅の床構造以外の一階部分を造る工程である。
二軒目の住宅の建築とは、地盤構造体の一つの地下空間10a〜10dの上に、建築済み又は建築中の先行建築物が既に存在していることを前提としている。
本実施形態の建築方法によれば、このような住宅が既に存在していたとしても、一軒目と同様の建築方法で住宅を建築することができる。つまり、一軒目の住宅が仮に建築途中であったとしても、その建築中の住宅に隣接する位置に同時並行的に住宅を建築することができる。
従来の建築方法であれば、住宅を建築する場合はまず基礎工事が必要であるので、建築中の住宅に隣接する場所に、同時並行的に住宅の建築を行うことは容易でない。この点、本実施形態の建築方法であれば、改良地盤に対して基礎工事を行う必要がなく、改良地盤に対して行う工程は土台工程であるので、建築中の住宅の隣であっても、同時並行的に住宅を建築することができる。
この場合、建築される複数の建築物のうち隣接して配置される建築物の外壁を、前記地盤突出部又は前記基礎梁の上方に隙間を空け、且つ、地盤突出部又は基礎梁の延在方向と同じ方向に延在する状態で立設する。さらに、地盤突出部又は前記基礎梁の上方に相対向する状態で配置された前記外壁の間の隙間を閉塞する外壁材を設置する。
この場合、地盤構造体と隣接した面との間に空間が生じるように、掘削工程で掘削しておく。
隣接面は、上り勾配の法面がより好ましい。そして、記排水構造を、先の空間の底面に設置する。この場合採石層は、採石を投入することで実行可能である。そして、その後、採石層の上に盛土を供給すれば良い。
上記実施形態の改良地盤は、戸建て住宅の地盤として好適であり、木造住宅建築用の地盤として特に好適である。
Claims (36)
- 造成地内の所定位置に構築された地盤構造体と、当該地盤構造体の周囲の土質の地盤である土質地盤部とを有する改良地盤であり、
前記地盤構造体は、前記所定位置に設けられた底盤と、当該底盤の上に立設された壁体とを有するものであり、
当該壁体は、その上端に、前記土質地盤部の地表面よりも上方に突出する地盤突出部を備えているものであり、
前記壁体のうちの少なくとも一部の壁体は、前記底盤が壁体の両側に広がる状態になる位置に配置された強化型壁体であり、
前記底盤の、当該強化型壁体の基部からの広がり幅は、当該強化型壁体の高さ以上の長さであり、
前記地盤構造体は、上方に開口を有する複数の地下空間を備えており、
各地下空間は、前記壁体で構成された囲み構造に囲まれており、
各囲み構造は、少なくとも一部が前記強化型壁体で構成されていることを特徴とする改良地盤。 - 地表面から突出した前記囲み構造の地盤突出部は、建築物の土台の設置場所として使用可能なものであり、
前記地盤構造体は、複数の囲み構造を備え、各囲み構造に囲まれた地下空間の上方に位置するように建築物の建築が可能になっている、請求項1に記載の改良地盤。 - 前記底盤は、各囲み構造で囲まれた範囲の面積である囲み面積のうちで最も広い最大囲み面積よりも、前記底盤の総面積から当該最大囲み面積を除いた外側面積の方が広くなる大きさである、請求項1又は請求項2に記載の改良地盤。
- 前記強化型壁体は、延在方向が直線である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の改良地盤。
- 前記囲み構造は、4つの壁体で構成されており、
当該囲み形状を構成する壁体の少なくとも一つは前記強化型壁体である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の改良地盤。 - 前記壁体は、前記土質地盤部に接する外壁体と、当該外壁体に囲まれた領域に配置された中壁体とを含み、
当該中壁体を介して2つの地下空間が隣接配置されており、
前記中壁体は、相互に隣接する地下空間のうちの一方の囲み構造の一部であると共に他方の地下空間の囲み構造の一部であり、
当該中壁体は、前記強化型壁体である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の改良地盤。 - 前記強化型壁体は、その両端部で別の壁体に固定されており、
当該別の壁体は、前記強化型壁体の両側に広がっており、
当該別の壁体の、前記強化型壁体の基端部からの広がり幅は、前記強化型壁体の高さ以上の長さである、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の改良地盤。 - 前記改良地盤は、改良地盤内部から造成地外に水を排出させる排水構造を設置する排水構造を備えており、
当該排水構造は、前記地盤構造体の地下空間内の水の排出に用いられる排水部と、当該排水部を経て地盤構造体の外に流出した水を、排水先に流動させる導水路とを備えており、
前記排水部は、前記各地下空間に対応して前記地盤構造体に複数形成されており、
前記導水路は、前記土質地盤部に埋設されている、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の改良地盤。 - 前記排水構造は、さらに、前記地盤構造体の周辺の土に含まれる水の取り込みを可能にする貫通孔を備えた集水管を備えており、
当該集水管は、前記土質地盤部に埋設されており、
前記土質地盤部は、前記集水管の上側を覆う透水層と、当該透水層の上側を覆う盛土部とを有しており、
前記導水管は、前記集水管に取り込まれた水を、前記排水先に流動させるものである、請求項8に記載の改良地盤。 - 前記排水部は、前記排水に用いられる排水路を確保するためのものであり、当該排水路を閉塞状態にすることによって水の排出が阻止される止水状態にすることが可能になっており、排水部を止水状態にして地下空間に貯水することが可能である、請求項8又は請求項9に記載の改良地盤。
- 前記地盤構造体の各地下空間は、少なくとも、各地下空間の上に建築可能な二階建て木造住宅に相当する重量の水を貯水可能な容積を有するものである、請求項10に記載の改良地盤。
- 前記各地下空間は、直方体形状であり、高さが1.5メートル以上である、請求項11に記載の改良地盤。
- 前記各地下空間に面する前記壁体の内面は、合成樹脂材によって被覆されたものである、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載の改良地盤。
- 請求項2から請求項13のいずれか一項に記載の改良地盤に建築された建築物であって、
当該建築物は、前記地盤構造体の囲み構造に囲まれた地下空間の上方に建築されており、
前記囲み構造の地盤突出部に設置された土台と、当該土台を基礎として建築された床構造とを備えており、
当該床構造は、建築物の一階と前記地下空間との行き来に用いられる地下出入構造を備えていることを特徴とする地下付建築物。 - 前記地下付建築物は、複数の囲み構造のうちの一つの囲み構造の上に建築されたものであると共に、他の囲み構造の上に建築された他の建築物と同じ地盤構造体上に建築されたものである、請求項14に記載の地下付建築物。
- 前記地下付建築物の下の囲み構造の地下空間と前記他の囲み構造の地下空間は隣接しており、
前記地下付建築物及び前記他の建築物の相互に隣接する外壁は、前記地盤突出部又は前記基礎梁の上方に隙間を空け、且つ、地盤突出部又は基礎梁の延在方向と同じ方向に延在する状態で立設されている、請求項15に記載の地下付建築物。 - 前記地盤突出部又は前記基礎梁の上方に相対向する状態で配置された前記外壁の間の隙間は閉塞されている、請求項12に記載の地下付建築物。
- 造成地内に確保した所定位置に地盤構造体を構築する構造体構築工程と、
前記地盤構造体の周囲に土質の地盤である土質地盤部を形成し、当該土質地盤部と前記地盤構造体とで構成される改良地盤を造成する地盤造成工程とを有し、
前記構造体構築工程は、前記所定位置に、コンクリート構造の底盤を設ける工程と、
当該底盤の上にコンクリート構造の壁体を立設する工程とを有しており、
前記地盤構造体は、上方に開口を有する複数の地下空間を備え、且つ当該地下空間が前記壁体で構成された囲み構造に囲まれた構造になっており、
前記地盤造成工程は、前記壁体の上端が土質地盤部の地表面よりも上方に突出する状態になるように土の量を調整して土質地盤部を形成する工程であることを特徴とする改良地盤の造成方法。 - 前記壁体を立設する工程は、少なくとも、前記土質地盤部に接することになる外壁体と、当該外壁体に囲まれた領域に配置された中壁体とを設ける工程であり、
前記壁体のうちの少なくとも一部の壁体は、前記底盤が壁体の両側に広がる状態になる位置に配置された強化型壁体であり、
前記底盤の、当該強化型壁体の基部からの広がり幅は、当該強化型壁体の高さ以上の長さであり、
前記構造体構築工程は、前記複数の地下空間のいずれもが、少なくとも一部で前記強化型壁体に隣接する状態になるように、前記底盤及び壁体を設ける工程である、請求項1に記載の改良地盤の造成方法。 - 前記壁体を立設する工程は、少なくとも、直線状に延在する前記強化型壁体を立設する工程である、請求項19に記載の改良地盤の造成方法。
- 前記構造体構築工程は、各囲み構造で囲まれた範囲の面積である囲み面積のうちで最も広い最大囲み面積よりも、前記底盤の総面積から当該最大囲み面積を除いた外側面積の方が広くなるように前記底盤及び壁体を設ける工程である、請求項19又は請求項20に記載の改良地盤の造成方法。
- 前記構造体構築工程は、前記囲み構造に囲まれた前記地下空間が略直方体形状になり、且つ前記囲み構造を構成する壁体の少なくとも一つが前記強化型壁体になるように、前記底盤及び壁体を設ける工程である、請求項19から請求項21のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。
- 前記構造体構築工程は、前記中壁体を介して2つの地下空間が隣接し、且つ当該中壁体が強化型壁体になるように、前記底盤及び壁体を設ける工程である、請求項19から請求項22のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。
- 前記構造体構築工程で形成される強化型壁体は、両端部で別の壁体に固定されているものであり、
当該別の壁体は、前記強化型壁体の両側に広がっており、
当該別の壁体の、前記強化型壁体の基端部からの広がり幅は、前記強化型壁体の高さより長い、請求項19から請求項23のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。 - 前記構造体構築工程は、建築物の土台を上端に設置可能な前記地盤突出部を備えた前記囲み部を複数備えた前記地盤構造体を構築する工程であり、
当該地盤構造体は、各囲み構造に囲まれた地下空間の上に建築物の建築が可能なものである、請求項19から請求項24のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。 - 前記地盤造成工程の前に行われる工程として、さらに、造成後の改良地盤内部から造成地外に水を排出させる排水構造を設置する排水構造設置工程を有しており、
当該排水構造設置工程は、前記地盤構造体の地下空間内の水の排出に用いられる排水部を前記地盤構造体に形成する工程と、前記排水部を経て地盤構造体の外に流出した水を排水先に流動させる導水路を設置する工程とを有しており、
前記地盤構造体は、前記各地下空間に対応して形成された複数の前記排水部を備えているものである請求項18から請求項25のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。 - 前記排水構造設置工程は、前記地盤構造体の周囲の少なくとも一部に、当該地盤構造体の周辺の土に含まれる水の取り込みを可能にする貫通孔を備えた集水管を設置する工程と、
当該集水管と前記導水路を構成する導水管とを接続する工程とを、さらに有しており、
前記導水管は、前記集水管から流れ込んだ水を前記排水先に流動させるものである、請求項26に記載の改良地盤の造成方法。 - 前記排水構造設置工程で設置される前記排水部は、前記排水に用いられる排水路を確保するためのものであり、当該排水路を閉塞状態にすることによって水の排出が阻止される止水状態にすることが可能になっている、請求項26又は請求項27に記載の改良地盤の造成方法。
- 前記構造体構築工程で構築される前記地盤構造体の各地下空間は、少なくとも、各地下空間の上に建築可能な二階建て木造住宅に相当する重量の水を貯水可能な容積を有するものである、請求項28に記載の改良地盤の造成方法。
- 前記構造体構築工程で構築される地盤構造体の各地下空間は直方体形状であり、
前記地盤造成工程は、地盤構造体の底面から土質地盤部の地表面までの高さが1.8m以上になるように土の量を調整して土質地盤部を形成する工程である、請求項29に記載の改良地盤の造成方法。 - 前記構造体構築工程の後に行う工程として、さらに荷重付与工程を有しており、
当該荷重付与工程は、貯水対象の地下空間に対応する前記排水部を止水状態にする工程と、
貯水対象の地下空間に貯水する工程とを有する、請求項28から請求項30のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。 - 前記造成工程の後に行う工程として、さらに、前記土質地盤部の地表面を外気に晒した状態で改良地盤を養生する改良地盤養生工程を有する、請求項28から請求項31のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。
- 前記構造体構築工程の前に行われる工程として、造成地の少なくとも一部を削る掘削工程を、さらに有しており、
前記造成工程で土質地盤部を形成する際に用いられる盛土の少なくとも一部は前記掘削工程で生じた切土である、請求項18から請求項32のいずれか一項に記載の改良地盤の造成方法。 - 請求項2から請求項13のいずれか一項に記載された改良地盤の前記地盤構造体又は請求項18から請求項33のいずれか一項に記載の造成方法によって造成された改良地盤の前記地盤構造体の上に建築物を建築する地下付建築物の建築方法であって、
少なくとも、前記改良地盤に前記土台を設置する土台工程と、当該土台の上に柱を立設する柱工程と、前記土台に支持された床構造を設ける床工程と、前記地下空間の上方に居住空間を建築する工程と、前記地下空間を利用可能にするための地下空間工事工程とを有しており、
前記土台が設置される位置は、前記改良地盤の一部である前記地盤構造体の前記地盤突出部であり、
前記地下空間工事工程は、建築物の一階と前記地下空間との行き来に用いられる地下出入構造を前記床構造に設ける工程を有する、地下付建築物の建築方法。 - 前記土台工程は、前記地盤構造体の複数の地下空間のうちの少なくともいずれか一つの地下空間の上に建築済み又は建築中の先行建築物が存在する状態で行われる工程であり、
前記地下付建築物を建築する際、前記改良地盤に対して前記土台工程が行われる、請求項34に記載の地下付建築物の建築方法。 - 前記地下付建築物の建築の着工の際に行う工程として、さらに建築準備工程を有しており、
当該建築準備工程は、前記地下空間の貯留水の有無を確認する工程と、
確認された貯留水のうちの排出対象の貯留水が貯留された地下空間に対応する前記排水部を止水状態から通水状態にして当該排出対象の貯留水を排出させる工程とを有する、請求項34又は請求項35に記載の地下付建築物の建築方法。
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