JPS63171960A - 不同沈下修正工法 - Google Patents

不同沈下修正工法

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Publication number
JPS63171960A
JPS63171960A JP81687A JP81687A JPS63171960A JP S63171960 A JPS63171960 A JP S63171960A JP 81687 A JP81687 A JP 81687A JP 81687 A JP81687 A JP 81687A JP S63171960 A JPS63171960 A JP S63171960A
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JP
Japan
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building
water
water storage
solidifying material
storage chamber
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Application number
JP81687A
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English (en)
Inventor
哲 日下
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、軟弱地盤とか湾岸の若令の埋め立て地などの
ように地下水位の高い地盤上に建設した建築物が、水平
方向において支持地盤の沈下量に差がある沈下、いわゆ
る不同沈下に起因して沈下した場合に、その不同沈下を
修正する不同沈下修正工法に関する。
(従来の技術) 上述のような不同沈下が生じると、それに起因して建築
物が傾斜・変形する問題があり、従来一般に、支持地盤
上に剛性大に地中梁を構築し、その地中梁と建築物の柱
それぞれとの間に油圧などによるジヤツキを介装し、沈
下した箇所の柱に付設されたジヤツキを伸張して、柱を
上昇させ、支持地盤の沈下にかかわらず、建築物を水平
姿勢に維持するようにしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成を有する従来例の場合で
は、ジヤツキの伸張によって建築物を水平姿勢に修正で
きるものの、ジヤツキより下部の地中梁自体の変形や傾
斜を修正することは不可能であり、地中梁に亀裂などを
発生するとそれがために建築物の損壊に波及する欠点が
あった。
また、局部的に柱が沈下するものではないために、複数
のジヤツキを同時的に駆動する必要があるが、それらジ
ヤツキ間の伸張量を互いにコントロールしながら駆動す
ることが困難であり、どうしても隣合うジヤツキどうし
の伸張量に差を生じ、それに起因して建築物の各部間に
不要な応力を発生し、ジヤツキによる駆動上昇が原因と
なって建築物の損壊を発生する欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、支持地盤の支持面の形状自体を修正することにより
、不同沈下を良好に修正できるようにすることを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 本発明の不同沈下修正工法は、このような目的を達成す
るために、 建築物に形成されるとともに定常状態で貯水された貯水
室から排水し、前記建築物の重量を減少して鉛直下方の
支持地盤から浮上させる工程と、前記支持地盤上に、水
よりも比重の大きい固化材を注入し、自然状態で平坦状
に流下させて固化する工程と、 前記固化材の固化後に、前記貯水室に注水して建築物を
下降し、前記固化材上に設置支持する工程とから成る構
成を採用する。
(作用) 上記構成によれば、地下水位の高い支持地盤では、その
地下水の浮力を利用することにより、建築物の重量調整
を図ることによって建築物を浮上することが可能である
ことに着目し、建築物の構築後に、定期的あるいは所定
以上の不同沈下を発生した時などにおいて、予め貯水室
に貯水しておいた水を排水することにより、建築物の重
量を減少し、地下水浮力により建築物を浮上して建築物
と支持地盤との間に隙間を生じさせ、その隙間に固化材
を注入して固化することにより、不同沈下を生じている
箇所を固化材で埋めて支持地盤の支持面を水平状態に修
正し、しかる後に、貯水室に注水して建築物の重量を増
加することにより、浮力に杭先で建築物を下降し、固化
材によって形成された水平状態の支持面に建築物を設置
支持させることができる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第1図は′、本発明の不同沈下修正工法の実施例
を概略的に示した縦断面図、第2図は要部の横断面図で
ある。
先ず、軟弱地盤とか湾岸の若令の埋め立て地などのよう
に地下水位の高い地盤上に建設した建築物Aの構成につ
いて説明すれば、第1図(a)および第2図に示すよう
に、その基礎部分に地中梁I・・・により区画して水・
平方向に多数の貯水室2・・・が形成されている。
前記貯水室2・・・それぞれには、注水管3と分岐注水
管3a・・・とを介して注水ポンプ4が接続されるとと
もに、排水管5と分岐排水管5aとを介して排水ポンプ
6が接続され、貯水室2・・・に対して注排水すること
により、建築物Aの重量を増減できるように構成されて
いる。そして、建築物Aの構築後の定常状態では、地下
水の浮力によって浮上することを防止するために、貯水
室2・・・それぞれに注水して満水に近い状態にし、建
築物Aの重量を予め大にしておくものである。
また、貯水室2・・・それぞれの平面視において中央に
位置する箇所には、その天井面から底面を貫通してパイ
プ7が取り付けられるとともに、第3図に示すように、
バイブ7の上端に形成し4たネジ部8に止水性の高いキ
ャップ9がネジ込みにより取り付けられており、このキ
ャップ9を取り外して、給液管IOと分岐給液管10a
・・・とを介して給液ポンプ11を接続し、タンク12
内に貯留された水より重い固化材Cを基礎部分の下方に
供給できるようになっている。前記キャップ9・・・そ
れぞれは、建築物Aの構築の間だけ取り付けておき、構
築後において分岐給液管10aを接続した後に取り外し
ておくものでも、また、常時取り付けておき、固化材C
の供給時にのみ取り外して分岐給液管10aを接続する
ようにするものでも良い。
この水より重い固化材Cとしては、セメントとベントナ
イトと砂と水とを混合し、比較的粘性があって、地下水
中への供給により拡散することなく、はぼ水平状態にな
るように不同沈下を生じている低位箇所に流下していく
ような性状のものに作成されている。
前記パイプ7・・・それぞれの途中箇所には、逆流防止
弁13が介装されていて、前記キャップ9を外したとき
に、地下水が流入することを防止するようになっている
これにより、第1図(b)に示すように、支持地盤Bが
建築物Aの重量により圧密されて、そこに不同沈下を発
生した場合に、その不同沈下を次のようにして修正する
のである。
先ず、第1工程では、排水ポンプ6を駆動し、第1図(
C)に示すように、貯水室2・・・それぞれから排水し
て建築物Aの重量を減少し、建築物Aを鉛直下方の支持
地盤Bから浮上させる。
次いで、第2工程では、給液ポンプ11を駆動し、第1
図(d)に示すように、給液管10、分岐給液管10a
・・・およびパイプ7・・・を介して、前記支持地盤B
上に、水よりも比重の大きい固化材Cを注入し、自然状
態で平坦状に流下させて支持面が水平になる状態で固化
する。
そして、第2工程の後、1日間捏持って固化材Cを固化
し、しかる後に、第3工程に移行し、第1図(e)に示
すように、注水ポンプ4を駆動し、注水管3および分岐
注水管3aを介して適当な箇所の地下水などを貯水室2
・・・に注水し、建築物Aの重量を増加させ、浮力に抗
して建築物Aを下降し、その水平の支持面が形成される
状態で固化した固化材C上に設置支持する。
このような第1ないし第3工程から成る修正工事は、例
えば、建築物Aの構築後、3箇月目、1年目、3年目、
6年目、10年目といったように、予め、支持地盤の性
状に応じて適宜設定した時期ごとに行なうか、あるいは
、建築物Aの柱どうしの上下変位量を検出するように変
位計を設け、その検出変位量から不同沈下量を検出し、
その検出不同沈下量が設定値を越えたときに行なうなど
すれば良い。
図中14は、建築物Aの基礎部分ならびに地下躯体の横
外壁面との間にフィルムによってグリスを挟んで構成し
た摩擦力低減物質であり、基礎部分ならびに地下躯体構
築の際の型枠撤去時において、その外壁面に張り付けら
れ、前述の建築物Aの昇降に際して、周辺地盤との間で
の摩擦力を低減できるように構成されている。
本発明としては、例えば、空港の建物などのように地下
2階、地上数階程度の階高の低い建築物に適用する場合
に好適に適用できる。
(効果) 以上のように、本発明によれば、貯水室に対する排水に
よる建築物の重量の減少により、浮力を利用して建築物
を浮上するから、建築物の全体にわたり浮力を良好に作
用させることができ、ジヤツキの場合のように、建築物
の各部間に局部的に不要な応力を働かせることを回避で
き、不測の損壊を摺くことなく良好に建築物を上昇でき
るようになった。
しかも、建築物の全体を上昇し、その下部の隙間に水よ
り重い固化材を注入固化し、不同沈下を生じている箇所
を埋めて支持地盤の支持面の形状自体を水平状態に修正
し、貯水室に対する注水により建築物の重量を増加して
建築物を下降し、水平状態に修正した支持地盤に設置支
持するから、建築物を容易に下降して、支持地盤の支持
面の不同沈下とともに地中梁自体の不同沈下に起因する
変形や傾斜をも修正でき、不同沈下を良好に修正できる
ようになった。
これらの結果、若令埋立地盤などであっても、その不同
沈下に良好に対処でき、建築物を早期に建設できて埋め
立て地に対する早期利用を図ることができ、土地開発を
促進できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の不同沈下修正工法の実施例を概略的
に示した縦断面図、第2図は要部の横断面図、第3図は
要部の拡大断面図である。 2・・・貯水室、 A・・・建築物、 B・・・支持地盤、 C・・・固化材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)建築物に形成されるとともに定常状態で貯水され
    た貯水室から排水し、前記建築物の重量を減少して鉛直
    下方の支持地盤から浮上させ、 前記支持地盤上に、水よりも比重の大きい固化材を注入
    し、自然状態で平坦状に流下させて固化し、 前記固化材の固化後に、前記貯水室に注水して建築物を
    下降し、前記固化材上に設置支持することを特徴とする
    不同沈下修正工法。
JP81687A 1987-01-06 1987-01-06 不同沈下修正工法 Pending JPS63171960A (ja)

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JP81687A JPS63171960A (ja) 1987-01-06 1987-01-06 不同沈下修正工法

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JP81687A JPS63171960A (ja) 1987-01-06 1987-01-06 不同沈下修正工法

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JPS63171960A true JPS63171960A (ja) 1988-07-15

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JP (1) JPS63171960A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07243265A (ja) * 1994-03-07 1995-09-19 Fujio Itagaki 建築物の沈下修正工法
JP2013047452A (ja) * 2011-07-28 2013-03-07 Daiken:Kk 改良地盤、改良地盤の造成方法、地下付建築物及び地下付建築物の建築方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07243265A (ja) * 1994-03-07 1995-09-19 Fujio Itagaki 建築物の沈下修正工法
JP2013047452A (ja) * 2011-07-28 2013-03-07 Daiken:Kk 改良地盤、改良地盤の造成方法、地下付建築物及び地下付建築物の建築方法

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