JPH06272264A - 基礎兼用地下構造体 - Google Patents

基礎兼用地下構造体

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JPH06272264A
JPH06272264A JP5064405A JP6440593A JPH06272264A JP H06272264 A JPH06272264 A JP H06272264A JP 5064405 A JP5064405 A JP 5064405A JP 6440593 A JP6440593 A JP 6440593A JP H06272264 A JPH06272264 A JP H06272264A
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Akira Kishi
明 岸
Shoichi Ueno
彰一 上野
Hideki Tsujiyama
英樹 辻山
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分に工期短縮が図れ、かつ施工コストも安
価となる基礎兼用地下構造物を提供する。 【構成】 一部が地中に埋設される住居用のコンクリー
ト製布基礎1が所定空間Aを囲繞して配置され、この所
定空間A内が地表面より下方に掘削され、掘削された底
面にプレキャストコンクリート版4が設置された基礎兼
用地下構造体。一部が地中に埋設される住居用のコンク
リート製布基礎1が所定空間Bを囲繞して配置され、こ
のコンクリート製布基礎の一部に切欠部6が、コンクリ
ート製布基礎の上端から外界の地表面と略同じ高さにま
で切り欠かれて形成され、所定空間B内が地表面より下
方に掘削され、掘削された底面から切欠部6にかけて、
底面をほぼ覆うようにしてプレキャストコンクリート版
7が斜めに設置された基礎兼用地下構造体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住居用の基礎を兼用する
地下構造体にかかり、詳しくは地下室や駐車場となる地
下空間を形成する基礎兼用地下構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市区やその近郊における土地高
騰に伴い、住宅においては限られたスペースに如何に多
くの居住空間を造りだすかが大きな課題になっている。
一定の土地面積から多くの居住空間を造るためには、当
然その高層化が考えられ、従来では主に2階建てであっ
た住宅が近年では3階建て、4階建てに代わりつつあ
る。
【0003】しかし、このような高層化はその周りの住
宅事情によっては日照権等の問題から許されない場合も
あり、また構造強度等を十分に高めなければならないな
どの点から施工費用が当然高くなるため、予算的に折り
合わず、結果として従来の低層住宅(例えば2階建て)
を余儀されなくなるといった場合もある。このような高
層化とは逆に、地下室を造って住宅全体の居住空間を拡
げるといったことも考えられ、近年では既に多くの住宅
で実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、地下室を造
る場合には、通常基礎とは別に地下室を施工するため設
計的に難しく、またコンクリートの打設量も多くなるこ
となどから施工コストが割高になり、コンクリートの養
生期間が長くなってしまうことなどから工期も長くなっ
てしまうといった問題がある。このような背景から、プ
レハブ基礎兼用地下室についての技術が提案されている
(特開昭57−33630号)。この技術は、壁体と床
体の一部とを一体に形成したプレキャスト鉄筋コンクリ
ート壁パネルを並設し、床体間に現場打ちコンクリート
を打設して壁パネル間に地下室を形成するとともに、壁
パネルを基礎として用い、これの上に上家を建築するも
のである。
【0005】しかしながら、このような技術をもってし
ても、プレキャスト鉄筋コンクリート壁パネルを据え付
けた後、これらの間に現場打ちコンクリートを打設する
ことから、施工が2段階となり、地下室の床となるコン
クリートの養生期間を考えると十分な工期の短縮が図れ
ないといった問題がある。この発明は前記事情に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、十分に工期
短縮が図れ、かつ施工コストも安価となる基礎兼用地下
構造物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の基礎兼用地下構造体では、一部が地中に埋設され
る住居用のコンクリート製布基礎が所定空間を囲繞して
配置され、該所定空間内が地表面より下方に掘削され、
掘削された底面にプレキャストコンクリート版が設置さ
れてなることを前記課題の解決手段とした。請求項2記
載の基礎兼用構造物では、一部が地中に埋設される住居
用のコンクリート製布基礎が所定空間を囲繞して配置さ
れ、該コンクリート製布基礎の一部に前記所定空間とコ
ンクリート製布基礎の外界とを連通せしめる切欠部が、
コンクリート製布基礎の上端から外界の地表面と略同じ
高さにまで切り欠かれて形成され、前記所定空間内が地
表面より下方に掘削され、掘削された底面から前記切欠
部における外界の地表面近傍の箇所にかけて、該底面を
ほぼ覆うようにしてプレキャストコンクリート版が斜め
に設置されてなることを前記課題の解決手段とした。請
求項3記載の基礎兼用地下構造体では、請求項1記載の
基礎兼用地下構造体と請求項2記載の基礎兼用地下構造
体とが、コンクリート製布基礎の一部を共有するよう隣
接して配設され、該共有されるコンクリート製布基礎
に、請求項1記載の基礎兼用地下構造体における所定空
間と請求項2記載の基礎兼用地下構造体における所定空
間とを連通せしめる貫通部が形成されてなることを前記
課題の解決手段とした。
【0007】
【作用】本発明における請求項1記載の基礎兼用地下構
造体によれば、コンクリート製布基礎が囲繞する所定空
間内を地表面より下方に掘削し、掘削した底面に単にプ
レキャストコンクリート版を設置するだけで、前記所定
空間を地下室とすることができ、したがって地下室の形
成がもともと必要な基礎の構築に加え、地面の掘削及び
プレキャストコンクリート版の設置といった短時間で行
える作業のみからなるため、工期の短縮及び施工コスト
の低減が図れる。請求項2記載の基礎兼用地下構造体に
よれば、所定空間がコンクリート製布基礎に形成した切
欠部によって外界に通じ、しかもプレキャスト版が外界
の地表面近傍から傾斜して設置されていることから、形
成された所定空間が前記切欠部を通ることによって外界
との出入りが自由となり、したがって所定空間を例えば
駐車場とすることが可能になる。請求項3記載の基礎兼
用地下構造体によれば、前記請求項1記載の地下構造体
と請求項2記載の地下構造体とを隣接して配置し、これ
らの間に貫通部を形成したものであるから、請求項2記
載の所定空間を通ることによって外から直接請求項1記
載の所定空間内に出入りすることが可能になる。
【0008】
【実施例】図1および図2は本発明の基礎兼用地下構造
体を寒地における構造体に適用した場合の一実施例を示
すもので、これらの図において符号1はコンクリート製
布基礎である。このコンクリート製布基礎1は、フーチ
ング2とこれから立ち上がった立上部3からなる断面逆
T字状のもので、寒地であることから凍害等を考慮して
暖地に比べ基礎梁成が高く、すなわち立上部3が高く形
成されたものであり、その分地中に深く埋設されたもの
である。また、このコンクリート製布基礎1は、この例
では建地を多数の正方形状に区画するようにしてフーチ
ング2のみ通常の現場打ちで形成され、立上部3はプレ
キャストコンクリート版によって形成されたものであ
る。この布基礎1により囲繞され区画された空間のう
ち、互いに隣接する所定空間A、Bを除く空間には埋め
戻しがなされいる。なお、フーチング2をプレキャスト
コンクリートとしてもよいのはもちろんである。
【0009】所定空間A、Bには埋め戻しがなされず、
したがってその底面はフーチング2の底面とほぼ同じレ
ベルになっている。そして、所定空間Aは地下室となる
もので、その底面には矩形板状のプレキャストコンクリ
ート版4…が隙間なく並列して設置されている。これら
プレキャストコンクリート版4…としては、一般的なコ
ンクリートからなるものでもよいが、軽量気泡コンクリ
ート製のものを用いれば断熱効果を高めることができ好
ましい。また、これらプレキャストコンクリート版4…
は、図2に示すように布基礎1のフーチング2との間に
僅かに隙間をあけて置かれたもので、フーチング2との
隙間にはモルタル等が充填されて地面が所定空間A内に
露出しないようになっている。なお、プレキャスト版4
…を設置するに先立ち、これらを載せる底面には予め平
坦均しが行われ、さらに公知の防水処理、例えば防水シ
ートを敷設するなどの処理がなされているのはもちろん
である。また、該所定空間Aを囲繞する部分の布基礎1
にも、所定空間Aと反対側の面に予め防水シート5が貼
られ、これによって防止処理が施されている。
【0010】所定空間Bは駐車場となるもので、所定空
間Aと反対側の布基礎部分1aが基礎全体の最外部とな
るように配置されたものであり、該布基礎部分1aの外
側は外界、すなわち住宅を建てた後庭や道路に面する空
地となるようになっている。また、布基礎部分1aに
は、その上端から外側の地表面近傍まで矩形状に切り欠
かれてなる切欠部6が形成されている。この切欠部6
は、外から所定空間B内に出入りするための出入り口と
なるもので、少なくとも車一台が出入りできるだけの幅
を有している。
【0011】また、所定空間B内には、その底面から前
記切欠部6を形成した布基礎部分1aにかけて、所定空
間B内の底面を覆うようにしてプレキャストコンクリー
ト版7…が斜めに並列して設置されている。すなわちこ
れらプレキャストコンクリート版7…は、下端部が所定
空間Aと所定空間Bとを区切る布基礎部分1bのフーチ
ング2の側面に当接するようにして配置され、かつ上端
部が前記布基礎部分1aの切欠部6に載せられて設置さ
れたものである。また、これらプレキャストコンクリー
ト版7…は、先の場合と同様に互いに隙間なく並列した
もので、その傾斜方向中央部は所定空間Bの底面上に設
けられた独立基礎8によって支持されている。
【0012】また、所定空間Aと所定空間Bとを区切る
布基礎部分1bには、これらの間の通行が可能となるよ
う立上部3の一部が貫通し、この貫通部9にドア10が
取り付けられている。さらに、これら地下室あるいは駐
車場となる所定空間A、Bを囲繞する布基礎1の上に
は、図2に示すようにプレキャストコンクリート版等か
らなる天井材11が架け渡され、予め布基礎1中に埋設
されたアンカーボルト(図示略)等によって固定されて
いる。
【0013】一方、他の部分の布基礎1内には、独立基
礎(図示略)が適宜配設されており、これら布基礎1お
よび独立基礎上には木製パネル等からなる床材(図示
略)が架け渡され固定されている。そして、これら床材
や前記天井材11の上に、アンカーボルト等によって布
基礎1に固定されるようにして上家が建てられることに
より、所定空間Aを地下室とし、所定空間Bを駐車場と
する住宅が構築される。なお、地下室となる所定空間A
内では、もちろんその周壁となる布基礎1の立上部3の
側面に防水処理や断熱処理などがなされ、さらにその上
に公知の内装仕上げがなされるようになっており、また
プレキャストコンクリート版4…の上にも同様の処理が
なされた後、フローリング等の床仕上げがなされるよう
になっている。さらに、この所定空間A内には、その上
の天井材11を通り抜けて地階の居住空間に出入りがで
きるよう、階段等が設けられているのはもちろんであ
る。
【0014】また、駐車場となる所定空間Bにおいて
は、そのプレキャストコンクリート版7…に例えば車が
布基礎部分1bにまで下らないように輪止めを埋め込ん
でおいたり、車が出る際スリップしないよう斜面に滑り
止めを設けたりしておくのはもちろんであり、また雨水
が入り込んでもこれが排出されるよう排水溝(図示略)
なども設けられている。さらに、布基礎部分1aの切欠
部6にはシャッター等の扉(図示略)が取り付けられて
おり、その外側には雨水が駐車場内に流入するのを防ぐ
ための排水溝(図示略)が設けられている。
【0015】このような基礎兼用地下構造体を施工する
には、まずコンクリート製布基礎1を配置する所定位置
に該基礎1用の穴を掘削するとともに、所定空間A、B
となる地面を掘削してその底面を前記基礎1用の穴と同
レベルにしておく。次に、基礎1用の穴に型枠を組み、
配筋した後コンクリートを打設して布基礎1のフーチン
グ2を形成するとともに、プレキャストコンクリート版
を硬化前のフーチング2の所定位置上に立てて布基礎1
を完成した後、さらに布基礎1の型枠を外すとともに、
所定空間A、B以外の布基礎1用の穴に埋め戻しを行
う。
【0016】なお、埋め戻しに先立ち、所定空間A、B
を囲繞する布基礎1には、適宜防水処理が施されるのは
もちろんである。また、所定空間Aと反対側の布基礎部
分1aについては、予め切欠部6が形成されたプレキャ
ストコンクリート版が用いられており、さらに所定空間
Aと所定空間Bとを区切る布基礎部分1bについては、
予め貫通部9が形成されたプレキャストコンクリート版
が用いられている。
【0017】次いで、所定空間Aとなる掘削面にプレキ
ャストコンクリート版4…を並列配置し、該プレキャス
トコンクリート版4、4間、およびプレキャストコンク
リート版4…と布基礎1のフーチング2との間にモルタ
ル等を充填する。なお、プレキャストコンクリート版4
…を並列配置するに際しては、そのレベル出しのため予
め掘削面にL型鋼などを置き、その上にプレキャストコ
ンクリート版4…を敷設してもよい。また、その場合に
は、例えば予めプレキャストコンクリート版4に貫通孔
を形成しておき、その貫通孔からモルタルをプレキャス
トコンクリート版4…の下の空間に打設してプレキャス
トコンクリート版4…を固定するのが好ましい。
【0018】一方、所定空間Bにも、予め独立基礎8を
形成した後、プレキャストコンクリート版7…をその一
方を前記切欠部6に架けて斜めに並列配置する。なお、
このプレキャストコンクリート版7…にも、その間やフ
ーチング2との間、さらには切欠部6および独立基礎8
上端との間をモルタルで埋め固着する。その後、布基礎
1上に天井材11や床材が架け渡され、さらにその上に
上家が施工される。また、所定空間A、Bには内装が施
され、それぞれ地下室、駐車場とされる。
【0019】このような構成の基礎兼用地下構造体にあ
っては、布基礎1の立上部3が周壁に兼用されて地下
室、駐車場が形成されることから、基礎とは全く別に地
下室や地下駐車場を構築する場合に比べ工期が短縮でき
るとともにコンクリート打設量などが少なくなって材料
費も軽減され、全体としての施工コストが大幅に低減す
る。また、地下室や駐車場の床部分の形成を、従来のご
とく現場打ちコンクリートの打設によらず、単にプレキ
ャストコンクリート版4、7の設置によって行っている
ため、布基礎1形成後速やかに床部形成が行え、したが
ってコンクリート養生のために施工が中断されるといっ
た不都合がほとんどなくなる。また、所定空間A、B間
に貫通部9が形成されていることから、雨の日など車を
駐車場に入れた後、地下室を通って上家に入ることがで
き、雨に濡れることがなく極めて便利である。
【0020】なお、前記実施例では、本発明の地下構造
体を寒地における地下構造体に適用したが、布基礎の立
上部の成を高くすれば暖地における地下構造体にも適用
できるのはもちろんである。また、布基礎1のフーチン
グ2を現場打ちにて形成したが、フーチンについても、
一部コンクリート打設用の貫通部を有するプレキャスト
コンクリート版をベースとして用い、これの貫通部に部
分的にコンクリートを打設して形成するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明における請求
項1記載の基礎兼用地下構造物は、もともと必要な基礎
の構築に加え、地面の掘削及びプレキャストコンクリー
ト版の設置といった短時間で行える作業のみから地下室
の形成が可能になっているため、従来の地下室の構築に
比べ工期の短縮及び施工コストの低減を図ることがで
き、しかも床面をプレキャストコンクリート版から形成
するためコンクリートの打設量も少なくなるといった優
れた効果を有するものとなる。請求項2記載の基礎兼用
地下構造体は、所定空間がコンクリート製布基礎に形成
した切欠部によって外界に通じ、しかもプレキャスト版
が外界の地表面近傍から傾斜して設置されていることか
ら、形成された所定空間が前記切欠部を通ることによっ
て外界との出入りが自由となり、したがって所定空間を
例えば駐車場とすることができる。また、請求項1記載
の基礎兼用地下構造体と同様に、短時間で行える作業の
みから地下駐車場等を構築することができ、したがって
その工期の短縮や施工コストの低減を図ることができ
る。請求項3記載の基礎兼用地下構造体は、前記請求項
1記載の地下構造体と請求項2記載の地下構造体とを隣
接して配置し、これらの間に貫通部を形成したものであ
るから、請求項2記載の所定空間を通ることによって外
から直接請求項1記載の所定空間内に出入りすることが
でき、したがって例えば請求項2記載のものを駐車場と
し、請求項1記載のものを上家に通じる地下室とすれ
ば、雨の日など車を駐車場に入れた後、地下室を通って
上家に入ることができ、雨に濡れることがなく極めて便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎兼用地下構造物の一実施例を示す
斜視図。
【図2】本発明の基礎兼用地下構造物の一実施例を示す
側断面図。
【符号の説明】 1 コンクリート製布基礎 2 フーチング 3 立上部 4、7 プレキャストコンクリート版 6 切欠部 9 貫通部 A、B 所定空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部が地中に埋設される住居用のコンク
    リート製布基礎が所定空間を囲繞して配置され、該所定
    空間内が地表面より下方に掘削され、掘削された底面に
    プレキャストコンクリート版が設置されてなることを特
    徴とする基礎兼用地下構造体。
  2. 【請求項2】 一部が地中に埋設される住居用のコンク
    リート製布基礎が所定空間を囲繞して配置され、該コン
    クリート製布基礎の一部に前記所定空間とコンクリート
    製布基礎の外界とを連通せしめる切欠部が、コンクリー
    ト製布基礎の上端から外界の地表面と略同じ高さにまで
    切り欠かれて形成され、前記所定空間内が地表面より下
    方に掘削され、掘削された底面から前記切欠部における
    外界の地表面近傍の箇所にかけて、該底面をほぼ覆うよ
    うにしてプレキャストコンクリート版が斜めに設置され
    てなることを特徴とする基礎兼用地下構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基礎兼用地下構造体と請
    求項2記載の基礎兼用地下構造体とが、コンクリート製
    布基礎の一部を共有するよう隣接して配設され、該共有
    されるコンクリート製布基礎に、請求項1記載の基礎兼
    用地下構造体における所定空間と請求項2記載の基礎兼
    用地下構造体における所定空間とを連通せしめる貫通部
    が形成されてなることを特徴とする基礎兼用地下構造
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013047452A (ja) * 2011-07-28 2013-03-07 Daiken:Kk 改良地盤、改良地盤の造成方法、地下付建築物及び地下付建築物の建築方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013047452A (ja) * 2011-07-28 2013-03-07 Daiken:Kk 改良地盤、改良地盤の造成方法、地下付建築物及び地下付建築物の建築方法

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