JP2013044477A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で循環ファンを駆動するためのモータを効率よく冷却できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】循環ファン用モータ220が取り付けられたモータ取付板200によって形成された吸込経路(P11,P12)により、遮熱板105の凹部105a内に収納された自冷ファン210の中心側に向かって自冷ファン210により空気が吸い込まれる。上記モータ取付板200によって吸込経路(P11,P12)と離間するように形成された吹出経路(P21,P22)により、吸込経路(P11,P12)を介して吸い込まれた空気を自冷ファン210の半径方向外向に吹き出して、凹部105a内の側壁に沿って案内されて外側に吹き出す。
【選択図】図6

Description

この発明は、加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、加熱室後方に設けられた循環ダクト内にオーブン用ヒータと循環ファンとが配置され、この循環ダクトの外側に循環ファンを駆動するモータとそのモータの回転軸に固定された自冷ファンが設けられたものがある(例えば、特開平6−221565号公報(特許文献1)参照)。上記加熱調理器では、加熱室の高熱にさらされるモータを自冷ファンにより吸い込まれた外気により冷却する。
しかしながら、上記加熱調理器では、吸い込んだ空気を遠心方向に吹き出しても、吹き出し空気が吸込側に短い経路で吸い込まれて、モータの周囲で空気が攪拌されるだけであるため、モータを効率よく冷却できないという欠点がある。
特開平6−221565号公報
そこで、この発明の課題は、簡単な構成で循環ファンを駆動するためのモータを効率よく冷却できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
被加熱物を加熱する加熱室と、
上記加熱室の後面側または側面側に形成され、外側を遮熱板で覆われた循環ダクトと、
上記循環ダクト内に配置され、上記加熱室内の熱媒体を上記循環ダクトを介して循環させる循環ファンと、
上記循環ダクト内に配置されたヒータと、
上記循環ダクトの外側に配置され、上記遮熱板を貫通する回転軸を介して上記循環ファンを駆動するモータと、
上記遮熱板の上記モータに対向する領域に形成された凹部と、
上記凹部内に収納され、上記モータの回転軸に取り付けられた遠心ファンと、
上記遮熱板の上記凹部の開口に跨るように配置され、上記モータが取り付けられたモータ取付板と
を備え、
上記モータ取付板によって、上記遠心ファンの中心側に向かって上記遠心ファンにより空気が吸い込まれる吸込経路と、上記吸込経路を介して吸い込まれた空気を上記遠心ファンの半径方向外向に吹き出して、上記凹部内の側壁に沿って案内して外側に吹き出す吹出経路とが互いに離間するように形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、加熱室の後面側(または側面側)の循環ダクトを覆う遮熱板の外側において、循環ファンを駆動するモータが取り付けられたモータ取付板によって形成された吸込経路により、遮熱板の凹部内に収納された遠心ファンの中心側に向かって遠心ファンにより空気が吸い込まれる。そして、上記モータ取付板によって形成された吹出経路により、吸込経路を介して吸い込まれた空気を遠心ファンの半径方向外向に吹き出して、凹部内の側壁に沿って案内されて外側に吹き出す。上記モータ取付板によって形成された吸込経路と吹出経路とが互いに離間していることによって、吹き出し空気が吸込側に短い経路で吸い込まれないようにして、吸込経路を介して吸い込まれる空気によりモータが冷却される。したがって、簡単な構成で循環ファンを駆動するためのモータを効率よく冷却できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記モータ取付板は、上記モータのコイルに対向する部分に上記吸込経路の一部となる開口部を設けた。
上記実施形態によれば、モータ取付板のモータのコイルに対向する部分に設けられた開口部が吸込経路の一部となって、遠心ファンにより空気が吸い込まれるので、モータの構成部品のうちで相対的に熱に弱いコイルを効率よく冷却できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱室が内部に配置された本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置され、少なくとも電装品に冷却風を供給するための冷却ファンと、
上記冷却ファンからの冷却風の一部を上記遠心ファンの吸込側に案内する案内経路と
を備えた。
上記実施形態によれば、少なくとも電装品に冷却風を供給するための冷却ファンからの冷却風の一部を、案内経路により遠心ファンの吸込側に案内するので、冷却ファンからの冷却風の一部を循環ファンを駆動するモータの冷却に利用でき、より効果的なモータの冷却ができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記凹部内の側壁は、底面から開口に向かって徐々に広がるように傾斜している。
上記実施形態によれば、遠心ファンの半径方向外向に吹き出した空気は、凹部内の側壁の傾斜面に沿って外側に案内されてスムーズに吹き出すことができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記凹部は、底面から開口に向かって徐々に広がる円錐台形状である。
上記実施形態によれば、底面から開口に向かって徐々に広がる円錐台形状の凹部によって、遠心ファンにより吸い込まれた空気は、凹部内で乱れることなく凹部内の側壁の傾斜面に沿って外側に案内されて、スムーズに外側に吹き出すことができる。
以上より明らかなように、この発明の加熱調理器によれば、簡単な構成で循環ファンを駆動するためのモータを効率よく冷却できる加熱調理器を実現することができる。
図1はこの発明の実施の一形態の加熱調理器の斜視図である。 図2は上記加熱調理器の正面から見た断面模式図である。 図3は上記加熱調理器の制御ブロック図である。 図4は上記加熱調理器の加熱室内の後壁面を示す図である。 図5は上記加熱調理器の循環ダクト内の循環ファンとコンベクションヒータとを示す図である。 図6は上記加熱室の裏面図である。 図7は図6に示すVII−VII線から見た要部の縦断面図である。 図8は案内通路を形成するガイド部材を外した状態の加熱室の裏面図である。 図9はモータ取付板を裏面側から見た図である。 図10はモータ取付板の下面図である。 図11はモータとモータ取付板を外した状態の加熱室の裏面図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の加熱調理器の斜視図を示している。
この加熱調理器は、図1に示すように、直方体形状の本体ケーシング1の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉2が取り付けられている。この扉2の上部にハンドル3を取り付けると共に、扉2の略中央に耐熱ガラス4を取り付けている。また、扉2の右側に操作パネル5を設けている。この操作パネル5は、液晶表示部6とダイヤル7とを有している。また、本体ケーシング1の上側かつ右側後方に排気口8を設けている。さらに、本体ケーシング1の扉2の下方に、露受容器9を着脱自在に取り付けている。
図2はこの加熱調理器の正面から見た断面模式図を示している。
図2に示すように、この加熱調理器は、本体ケーシング1内に、直方体形状の加熱室10が設けられている。加熱室10は、正面側に開口部を有し、加熱室10の側面,底面および天面にステンレス鋼製の遮熱板14が設けられている。この遮熱板14と加熱室10との間および扉2(図1に示す)の内側に断熱材(図示せず)が配置されており、加熱室10内と外部とが断熱されている。また、加熱室10内には、ステンレス製のトレイ21が設置され、トレイ21上には、被加熱物90を載置するためのステンレス鋼線製の調理網22が設置されている。上記加熱室10内の両側壁面にトレイ受部23,24を設け、このトレイ受部23,24によりトレイ21を受けている。
また、この加熱調理器は、本体ケーシング1内かつ加熱室10の右側に、蒸気発生用の水を給水する水タンク30と、ポンプ31と、ポンプ31より水タンク30から供給された水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生装置40とを備えている。
上記蒸気発生装置40は、下側に第2給水パイプ33の一端が接続された蒸気発生ボックス41と、蒸気発生ボックス41内の下側に配置された蒸気発生ヒータ42と、蒸気発生ボックス41内の上側に配置された蒸気昇温ヒータ43と、蒸気発生ボックス41内かつ蒸気昇温ヒータ43を囲うように設けられ、上側が開口する蒸気昇温部45と、蒸気昇温部45の下側に一端が接続され、他端の蒸気吹出口44が加熱室10内に開口する複数の蒸気パイプ46とを有している。また、蒸気発生ボックス41内の下側に第2給水パイプ33を介して供給された水が溜まり、溜まった水を蒸気発生ヒータ42により加熱する。この蒸気発生ヒータ42近傍に水温を検出する水温センサ47を配置している。
また、水タンク30の下側に設けられた接続部(図示せず)は、第1給水パイプ32の一端に設けられた受入口(図示せず)に接続可能になっている。第1給水パイプ32の他端をポンプ31の一端に接続している。このポンプ31の他端を第2給水パイプ33の一端に接続し、第2給水パイプ33の他端を蒸気発生装置40に接続している。
上記加熱室10の後面の中央に、円形の吸込部20aを設けると共に、加熱室10の後面上側の左右コーナー近傍に、左上吹出部20bと右上吹出部20cを設けている。また、加熱室10の後面の吸込部20aの左右に、左中吹出部20dと右中吹出部20eを設け、加熱室10の後面下側の左右コーナー近傍に、下上吹出部20fと下上吹出部20gを設けている(図4参照)。また、加熱室10の右上側には、加熱室10内の雰囲気の温度を検出する庫内温度センサ76を配置している。
上記水タンク30の下側には、つゆ戻し桶34を配置している。また、本体ケーシング1内の加熱室10の下側に、電装品部50と、冷却ファン53と、その冷却ファン53を駆動する冷却ファン用モータ54とを配置している。この冷却ファン53は、底側の開口62から吸い込んだ空気により本体ケーシング1内の電装品部50等を冷却する。また、本体ケーシング1内の加熱室10の右側に、外部からの空気を吸気口57を介して加熱室10内に供給するための給気ファン55を配置している。
上記加熱室10の底面パネル10aよりも下側には、攪拌アンテナ51と、その攪拌アンテナ51を駆動する攪拌アンテナ用モータ52とが配置されている。マイクロ波発生装置の一例としてのマグネトロンで発生したマイクロ波は、導波管60によって加熱室10の下部中央に導かれ、攪拌アンテナ用モータ52によって駆動される攪拌アンテナ51によって攪拌されながら加熱室10内の上方に向かって放射されて、ターンテーブル81上に置かれた被加熱物90を加熱するようになっている。ターンテーブル81は、テーブルトレイ80上に載せられている。この場合、トレイ21と調理網22は使用しない。
また、図2に示すように、加熱室10の右側面に設けられた排気口71には、排気ダクト72の一端が接続され、この排気ダクト72の他端には排気口8が設けられている。この排気ダクト72内に排気温度センサ74を配置すると共に、排気ダクト72内の排気温度センサ74よりも加熱室10側に排気湿度センサ75を配置している。
図3は上記加熱調理器の制御ブロック図を示している。図3に示すように、制御装置100は、マイクロコンピュータおよび入出力回路等から構成され、図2に示す電装品部50内に配置されている。
上記制御装置100は、蒸気発生ヒータ42と、蒸気昇温ヒータ43と、マグネトロン61と、コンベクションヒータ120と、循環ファン用モータ220と、冷却ファン用モータ54と、攪拌アンテナ用モータ52と、操作パネル5と、排気温度センサ74と、排気湿度センサ75と、庫内温度センサ76と、蒸気発生ボックス温度センサ47と、ポンプ31と、給気ファン用モータ56と、ターンテーブル用モータ84とが接続されている。そして、制御装置100は、排気温度センサ74,排気湿度センサ75,庫内温度センサ76および蒸気発生ボックス温度センサ47からの検出信号に基づいて、蒸気発生ヒータ42,蒸気昇温ヒータ43,マグネトロン61,コンベクションヒータ120, 循環ファン用モータ220,冷却ファン用モータ54,攪拌アンテナ用モータ52,ポンプ31,給気ファン用モータ56およびターンテーブル用モータ84を所定のプログラムに従って制御する。
以下、上記構成の加熱調理器の蒸気加熱動作について、図1,図2および図3に従って説明する。
まず、操作パネル5の電源スイッチ(図示せず)が押圧されると電源がオンし、操作パネル5の操作によって、過熱水蒸気を用いたオーブン調理の運転が開始される。そうすると、制御装置100は、水タンク検知部(図示せず)により水タンク30が正常に装着されているか否かを検知して、水タンク30が正常に装着されていれば、ポンプ31の運転を開始する。そして、ポンプ31によって、水タンク30から蒸気発生装置40の蒸気発生ボックス41内に第2給水パイプ33を介して給水される。その後、蒸気発生ボックス41内に所定水量の水を給水すると、ポンプ31を停止して給水を止める。
次に、蒸気発生ヒータ42に通電し、蒸気発生ボックス41内に溜まった所定量の水を蒸気発生ヒータ42によって加熱する。そして、蒸気発生ヒータ42の通電と同時に、または、蒸気発生ボックス温度センサ47により検出された蒸気発生ボックス41の温度が所定温度に達すると、循環ファン用モータ220により循環ファン110を駆動すると共に、コンベクションヒータ120に通電する。そうすると、循環ファン110は、加熱室10内の熱媒体(蒸気を含む空気)を吸込部20aから吸い込んで、コンベクションヒータ120により加熱された熱媒体を、吹出部20b,20c,20d,20e,20f,20g(図2に示す)を介して加熱室10内に送り出す。
次に、蒸気発生装置40の蒸気発生ボックス41内の水が沸騰すると飽和蒸気が発生し、発生した飽和蒸気は、蒸気昇温部45内の蒸気昇温ヒータ43により加熱されて100℃以上(調理内容により異なる)の過熱水蒸気となって蒸気パイプ46を介して蒸気吹出口44から加熱室10内に供給される。
この過熱水蒸気は、加熱室10内の空気と共に、循環ファン110により吸込部20aから吸い込まれて、コンベクションヒータ120により加熱されて、吹出部20b,20c,20d,20e,20f,20gから加熱室10内に吹き出し、加熱室10内の被加熱物90を包むような対流が形成される。こうして、対流する熱媒体(主に過熱水蒸気)は、順次吸込部20aに吸い込まれて、循環ダクト102(図5に示す)を通って再び加熱室10内に戻るという循環を繰り返す。
このようにして、加熱室10内で過熱蒸気の対流を形成することによって、加熱室10内の温度・湿度分布を均一に維持しつつ、調理網22上に載置された被加熱物90に効率よく過熱蒸気を衝突させることが可能になり、過熱蒸気の衝突によって被加熱物90が加熱される。その場合、被加熱物90の表面に接触した過熱蒸気は、被加熱物90の表面で結露する際に潜熱を放出することによっても被加熱物90を加熱する。これにより、過熱蒸気の大量の熱を確実に且つ速やかに被加熱物90全面に均等に与えることができる。したがって、斑がなくて仕上がりのよい加熱調理を実現することができる。
また、上記加熱調理運転時において、時間が経過すると、加熱室10内の蒸気量が増加し、量的に余剰となった分の蒸気は、排気口71から排気ダクト72を介して排気口8から外部に放出される。
調理終了後、制御装置100によって操作パネル5に調理終了のメッセージが表示され、さらに操作パネル5に設けられたブザー(図示せず)によって合図の音を鳴らす。
以上の説明は、過熱水蒸気を用いたオーブン料理の場合である。なお、水蒸気を用いた蒸し料理の場合は、循環ファン110を駆動せず、コンベクションヒータ120を通電しないで、上記と同様の動作を行う。
また、マイクロ波加熱動作の場合には、使用者によって操作パネル5が操作され、マイクロ波調理メニューが決定された後にスタートキー(図示せず)が押圧されると、マイクロ波加熱調理の運転が開始される。そうすると、制御装置100は、マグネトロン61を駆動して、導波管60および攪拌アンテナ51を介して被加熱物90にマイクロ波を供給し、被加熱物90を加熱する。このとき、被加熱物90が載置されたターンテーブル81を載せたテーブルトレイ80(図2参照)が、加熱室10内の底面パネル10a上に着脱自在に取り付けられる。このターンテーブル81およびテーブルトレイ80はマイクロ波を透過する。
図4は加熱室10内の後壁面を正面から見た図であり、吹出部20aおよび吹出部20b,20c,20d,20e,20f,20gの詳細な形状を示している。
図4に示すように、吸込部20aは、加熱室10の後面板101の略中央に設けられており、複数の貫通穴からなっている。また、吹出部20b,20c,20d,20e,20f,20gの夫々も、複数の貫通穴で構成されている。
図5は上記加熱調理器の循環ダクト102内の循環ファン110とコンベクションヒータ120とを示している。
図5に示すように、循環ファン110は、循環ダクト102を形成するダクトカバーとしての遮熱板103の中央に配置され、循環ファン用モータ220の回転軸220aに取り付けられている。循環ファン110は、周方向に略等間隔に配置された複数の羽根150を有している。循環ファン110は、矢印R1(反時計回り)の方向に回転することにより、加熱室10の吸込部20a(図4に示す)から熱媒体を吸い込んで、その吸い込んだ熱媒体を半径方向外向に吹き出す。
また、この加熱調理器は、コンベクションヒータ120と、二つのヒータ取付部材125とを有し、コンベクションヒータ120は、循環ファン110の略全周を取り囲むように配置されている。上記コンベクションヒータ120は、ヒータ取付部材125によって遮熱板103に固定されている。
図6は上記加熱室10の裏面図を示している。なお、図6において、11は前面パネルである。
図6に示すように、加熱室10の裏面側は、遮熱板105により循環ダクト102(図5に示す)が覆われている。この遮熱板105は、遮熱板103(図5に示す)を覆うように設けられ、遮熱板103と遮熱板105との間に断熱材104(図7に示す)が配置されている。
また、遮熱板105の略中央に円錐台形状の凹部105aが設けられている。この凹部105a内に遠心ファンの一例としての自冷ファン210を配置している。また、遮熱板105の凹部105aの開口に水平方向に跨るようにモータ取付板200を取り付けている。このモータ取付板200に循環ファン用モータ220を取り付けている。
また、上記遮熱板105のモータ取付板200の上側に、横方向に延在するガイド部材301を立設し、そのガイド部材301の左端(図6では右端)から下方に延在するガイド部材302を遮熱板105に立設している。また、ガイド部材302の下端から左側方(図6では右側方)に延在するガイド部材303を遮熱板105に立設している。
一方、上記遮熱板105のモータ取付板200の右側(図6では左側)に、縦方向に延在するガイド部材311を立設し、そのガイド部材311の下端から右側方(図6では左側方)に延在するガイド部材312を遮熱板105に立設している。さらに、ガイド部材312の右端(図6では左端)から下方に延在するガイド部材313を遮熱板105に立設し、ガイド部材313の下端から横方向に延在するガイド部材314を遮熱板105に立設している。
上記ガイド部材301,302,303,311,312,313,314と図示しない本体ケーシング1の裏面パネル(図示せず)で、冷却ファン53(図2に示す)からの冷却風を加熱室10の下側から背面側を通って自冷ファン210の吸込側に案内する案内経路を形成している。
上記モータ取付板200は、上側に循環ファン用モータ220が取り付けられ、その両側に開口部201,202を設けている。この開口部201,202の一部が案内経路に面して吸込経路P11,P12を形成している。
また、ガイド部材301は、凹部105aの一部(モータ取付板200上側の)を覆う平板部301aと、平板部301aの上縁から後面側に屈曲する壁部301bを有する(図7参照)。ガイド部材301の平板部301aとモータ取付板200上側の凹部105aとの間に吹出経路P21を形成している(図7参照)。
また、モータ取付板200の開口部201に上下方向に跨るようにガイド部材311が配置されていることにより、開口部201の右側(図6では左側)に吹出経路P22を形成し、開口部201の左側(図6では右側)に吸込経路P11を形成している。
図7は図6のVII−VII線から見た縦断面図である。図7において、図6と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図7に示すように、加熱室10の後面板101と遮熱板103とで循環ダクト102を形成している。後面板101は中央に吸込部20aを有する。遮熱板103は、前面側(図7では紙面右側)に突出する円錐台状凸部103aを有する。遮熱板103の後面側(図7では紙面左側)に間隔をあけて遮熱板105を配置し、遮熱板103と遮熱板105との間に断熱材104を配置している。また、遮熱板105において、遮熱板103の円錐台状凸部103aに対応するように、底面から開口に向かって徐々に広がる円錐台形状の凹部105aを形成している。この凹部105a内に自冷ファン210を配置している。また、遮熱板105の凹部105aの開口に水平方向に跨るようにモータ取付板200を取り付けている。このモータ取付板200の後面側に循環ファン用モータ220を取り付けている。
上記循環ファン用モータ220の回転軸220aは、遮熱板105の凹部105aと遮熱板103の円錐台状凸部103aを貫通して、循環ファン110の中心に固定されている。
コンベクションヒータ120は、表側ヒータ121および裏側ヒータ122を有している。表側ヒータ121と裏側ヒータ122は、同一の円形の断面形状を有している。上記表側ヒータ121および裏側ヒータ122の夫々は、循環ファン110を取り囲むように配置されている。
また、図8は案内通路を形成するガイド部材を外した状態の加熱室10の裏面図を示している。図8において、図6と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図8に示すように、モータ取付板200は、循環ファン用モータ220のコイル221に対向する部分に開口部202を設けている。
これにより、モータ取付板200の循環ファン用モータ220のコイル221に対向する部分に設けられた開口部202が吸込経路(P12)の一部となって、自冷ファン210により空気が吸い込まれるので、循環ファン用モータ220の構成部品のうちで相対的に熱に弱いコイル221を効率よく冷却することができる。
図9はモータ取付板200を裏面側から見た図を示し、図10はモータ取付板200の下面図を示している。このモータ取付板200は、図9,図10に示すように、平板状の基部200aと、その基部200aの左右両側に屈曲して外方に延びる固定部200b,200cとを有する。そして、モータ取付板200の基部200aの上側に間隔をあけて2つの開口部201,202を設けている。また、モータ取付板200の固定部200b,200cは、遮熱板105の円錐台形状の凹部105aの両側に夫々設けられた固定用凹部105b,105c(図11に示す)内に固定される。
図11は循環ファン用モータ220とモータ取付板200を外した状態の加熱室10の裏面図を示している。図11に示すように、遮熱板105の円錐台形状の凹部105aの両側に、モータ取付板200の固定部200b,200c(図9,図10に示す)を固定するための固定用凹部105b,105cを設けている。また、凹部105a内に配置された自冷ファン210が矢印R2(時計回り)の方向に回転することにより、自冷ファン210の中心側に空気を吸い込んで、その吸い込んだ空気を半径方向外向に吹き出す。
上記加熱調理器では、底面から開口に向かって徐々に広がる円錐台形状の凹部105aによって、自冷ファン210により吸い込まれた空気は、凹部105内で乱れることなく凹部105内の側壁の傾斜面に沿って外側に案内されて、スムーズに外側に吹き出すことができる。
なお、遠心ファンを収納する凹部の形態は、これに限らず、凹部内の側壁が底面から開口に向かって徐々に広がるように傾斜していてもよい。この場合、遠心ファンの半径方向外向に吹き出した空気は、凹部内の側壁の傾斜面に沿って外側に案内されてスムーズに吹き出すことができる。
上記構成の加熱調理器によれば、加熱室10の後面側の循環ダクト102を覆う遮熱板105の外側において、循環ファン110を駆動する循環ファン用モータ220が取り付けられたモータ取付板200によって形成された吸込経路P11,P12により、遮熱板105の凹部105a内に収納された自冷ファン210の中心側に向かって自冷ファン210により空気が吸い込まれる。そして、上記モータ取付板200によって形成された吹出経路P21,P22により、吸込経路P11,P12を介して吸い込まれた空気を自冷ファン210の半径方向外向に吹き出して、凹部105a内の側壁に沿って案内されて外側に吹き出す。上記モータ取付板200によって形成された吸込経路P11,P12と吹出経路P21,P22とが互いに離間していることによって、吹き出し空気が吸込側に短い経路で吸い込まれないようにして、吸込経路P11,P12を介して吸い込まれる空気により循環ファン用モータ220が冷却される。したがって、簡単な構成で循環ファン110を駆動するための循環ファン用モータ220を効率よく冷却できる。
また、冷却ファン53からの冷却風の一部を、案内経路により自冷ファン210の吸込側に案内するので、冷却ファン53からの冷却風の一部を循環ファン110を駆動する循環ファン用モータ220の冷却に利用でき、より効果的な循環ファン用モータ220の冷却ができる。
また、上記実施形態の加熱調理器では、2つのヒータ(121,122)を有するコンベクションヒータ120を用いたが、この発明では、ヒータを1つまたは三つ以上有していてもよい。なお、ヒータが1つの場合は、例えば、断面積が大きい一重に巻かれたヒータを用いることにより、ファンの裏面側での効率的な熱交換を実現できる。また、例えば、ヒータが1つの場合に、その1つのヒータは、螺旋状に二重に巻かれた構成であってもよいし、螺旋状に三重以上の巻数で巻かれた構造であってもよい。
上記実施の形態では、加熱室10の後面側に形成された循環ダクト102を備えた加熱調理器について説明したが、これに限らず、加熱室の側面側に形成された循環ダクトを備えた加熱調理器にこの発明を適用してもよい。
また、この発明の加熱調理器は、蒸気調理器、電子レンジ、オーブン等、ファンを用いて熱媒体を循環させる構成であれば、如何なる加熱調理器であってもよく、上記実施の形態のように蒸気を利用する構成であってもよく、または、蒸気を利用しない構成であってもよい。
本発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱室内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱室内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…本体ケーシング
2…扉
3…ハンドル
4…耐熱ガラス
5…操作パネル
6…液晶表示部
7…ダイヤル
8…排気口
9…露受容器
10…加熱室
11…前面パネル
21…トレイ
22…調理網
30…水タンク
31…ポンプ
40…蒸気発生装置
41…蒸気発生ボックス
42…蒸気発生ヒータ
43…蒸気昇温ヒータ
50…電装品部
51…攪拌アンテナ
52…攪拌アンテナ用モータ
53…冷却ファン
54…冷却ファン用モータ
55…給気ファン
60…導波管
61…マグネトロン
80…テーブルトレイ
81…ターンテーブル
90…被加熱物
100…制御装置
101…後面板
102…循環ダクト
103…遮熱板
104…断熱材
105…遮熱板
110…循環ファン
120…コンベクションヒータ
125…ヒータ取付部材
121…表側ヒータ
122…裏側ヒータ
200…モータ取付板
210…自冷ファン
220…循環ファン用モータ
220a…回転軸

Claims (5)

  1. 被加熱物を加熱する加熱室と、
    上記加熱室の後面側または側面側に形成され、外側を遮熱板で覆われた循環ダクトと、
    上記循環ダクト内に配置され、上記加熱室内の熱媒体を上記循環ダクトを介して循環させる循環ファンと、
    上記循環ダクト内に配置されたヒータと、
    上記循環ダクトの外側に配置され、上記遮熱板を貫通する回転軸を介して上記循環ファンを駆動するモータと、
    上記遮熱板の上記モータに対向する領域に形成された凹部と、
    上記凹部内に収納され、上記モータの回転軸に取り付けられた遠心ファンと、
    上記遮熱板の上記凹部の開口に跨るように配置され、上記モータが取り付けられたモータ取付板と
    を備え、
    上記モータ取付板によって、上記遠心ファンの中心側に向かって上記遠心ファンにより空気が吸い込まれる吸込経路と、上記吸込経路を介して吸い込まれた空気を上記遠心ファンの半径方向外向に吹き出して、上記凹部内の側壁に沿って案内して外側に吹き出す吹出経路とが互いに離間するように形成されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記モータ取付板は、上記モータのコイルに対向する部分に上記吸込経路の一部となる開口部を設けたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記加熱室が内部に配置された本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置され、少なくとも電装品に冷却風を供給するための冷却ファンと、
    上記冷却ファンからの冷却風の一部を上記遠心ファンの吸込側に案内する案内経路と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記凹部内の側壁は、底面から開口に向かって徐々に広がるように傾斜していることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記凹部は、底面から開口に向かって徐々に広がる円錐台形状であることを特徴とする加熱調理器。
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