JP2013043191A - 伝熱ケースの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィンにかかる負荷が軽減される伝熱ケースの製造技術を提供する。
【解決手段】ケース本体31の上方内面37と下方内面35に沿うようにしてケース本体31内へろう材を供給する工程と、上方のろう材33と下方のろう材33との間にフィン32を挿入する工程と、ろう材33をケース本体31の端部31aで切断する工程と、フィン32が挿入されたケース本体31をろう付け炉58へ入れろう付け処理を行う工程とからなる。
【効果】ケース本体31内部の高さに対して、2枚のろう材33,33の厚さとフィン32の高さとの合計を略同一に設定することで、フィン32を伝熱ケース30に密着させることができる。フィン32を伝熱ケース30に密着させるために、伝熱ケース30を塑性変形させる必要がない。伝熱ケース30を塑性変形させないため、フィン32にかかる負荷を軽減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器に用いられる伝熱ケースの製造方法に関する。
内燃機関で発生した排気ガスの熱エネルギを利用するために、熱交換器が用いられる。熱交換器の内部には、伝熱ケースが取り付けられており、この伝熱ケース内に排気ガスを流すと共に、伝熱ケースの外周に水を流す。排気ガスの熱が伝熱ケースを介して水に伝わり、水が温められる。さらに、伝熱ケース内にフィンを収納することで、伝熱面積が増加し、伝熱効率を高めることができる。フィンが収納される伝熱ケースの製造方法が種々提案されている(例えば、特許文献1(図1〜図3)参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図10(a)に示すように、伝熱ケース100は、横長略矩形断面のケース本体101と、このケース本体101に収納されるフィン102とからなる。ケース本体101の内周の両端に略U字状の溝部103,103が形成されている。
伝熱ケース100を製造するには、まず、矢印(1)で示すようにフィン102をケース本体101に挿入する。
図10(b)に示すように、ケース本体101の内周部の高さh1に対して、フィン102の高さh2が小さく設定されている。フィン102の高さh2が小さいことで、フィン102の上面とケース本体101の内周面との間に隙間ができる。
図10(c)に示すように、フィン102を収納した状態で、ケース本体101を上下方向に加圧する。加圧し塑性変形させることで、ケース本体101の内周面がフィン102に密着する。
しかし、ケース本体101とフィン102とを密着させるために、ケース本体101を塑性変形させる際に、フィン102にも不可避的に外力が加わる。フィン102に外力が加わることで、フィン102も塑性変形することがある。フィン102が塑性変形することで、フィン内の排気ガスの流路が狭まる。フィン102内の排気ガスの流路は非常に狭いため、排気ガスの流れが悪化する。排気ガスの流れが悪化すると、伝熱効率が低下する。
フィンにかかる負荷を軽減することのできる伝熱ケースの製造技術が望まれる。
特開平7−265985号公報
本発明は、フィンにかかる負荷を軽減し、且つケース本体とフィンとを均一に密着させることができる伝熱ケースの製造技術の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、横長略矩形断面のケース本体内にフィンを収納してなる伝熱ケースの製造方法において、ケース本体と、フィンと、シート状のろう材とを準備する工程と、ケース本体の上方内面と下方内面に沿うようにしてケース本体内へろう材を供給する工程と、上方のろう材と下方のろう材との間にフィンを挿入する工程と、ろう材をケース本体の端部で切断する工程と、フィンが挿入されたケース本体をろう付け炉へ入れろう付け処理を行う工程とからなる。
請求項1に係る発明では、ケース本体内に供給された上下のろう材の間にフィンを挿入し、ろう付けをする。ケース本体内部の高さに対して、2枚のろう材の厚さとフィンの高さとの合計を略同一に設定し又は僅かに高く設定することで、フィンを伝熱ケースに密着させることができる。フィンを伝熱ケースに密着させるために、伝熱ケースを塑性変形させる必要がない。伝熱ケースを塑性変形させないため、フィンにかかる負荷を軽減することができる。
本発明に係る伝熱ケースが用いられる熱交換器の断面図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係る伝熱ケースの斜視図及び要部断面図である。 上部フィンの頂部D,Eと下部フィンの頂部A,B,Cの相関関係を示す図である。 上部フィン及び下部フィンを重ね合わせる工程からケース本体、フィン、ろう材を準備する工程までを説明する図である。 ケース本体を押さえる工程からフィンを挿入する工程までを説明する図である。 図6(b)の7部拡大図である。 ろう材を切断する工程からろう付け処理を行う工程までを説明する図である。 図4の変更例を説明する図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、排熱回収装置に用いられる熱交換器10は、断面視矩形を呈すると共に両端部が開口しているコアケース11と、このコアケース11に複数収納されると共に内部に排気ガスが流される伝熱ケース30と、これらの伝熱ケース30の両端を支持する一対のエンドプレート13,14とからなる。
排気ガスは、伝熱ケース30内を図面左側から右側に向かって流れ、コアケース11の図面左側の開口は、排気ガスを導入する排気ガス導入口16とされている。排気ガス導入口16の逆側の開口は、排気ガスが排出される排気ガス排出口17とされている。排気ガス導入口16に、他の部材と接続するための上流側接続部材18が接合されている。排気ガス排出口17にも同様に、下流側接続部材19が接合されている。
また、コアケース11の下部に、水を導入するための水導入口21が形成され、コアケースの上部に、水を導入するための水排出口22が形成されている。水導入口21には、水導入管23が接続され、水排出口22には、水排出管24が接続されている。
伝熱ケース30は、上流側及び下流側のエンドプレート13,14に支持されるケース本体31と、このケース本体31に収納され伝熱効率を高めるフィン32と、このフィン32とケース本体31との間に配置されケース本体31にフィン32を接合するろう材33,33とからなる。ろう材33,33は、フィン32の上部と下部とにそれぞれ配置されている。
フィン32の詳細をさらに次図で説明する。
図2に示すように、フィン32は、ケース本体31の下方内面35に沿って配置される下部フィン36と、この下部フィン36の上部に配置されケース本体31の上方内面37に沿って配置される上部フィン38とからなる。
下部フィン36は、伝熱ケース30に接合される底部36aと、この底部36aの一端から起立させた起立部36bと、この起立部36bの先端から延ばした頂部36cと、この頂部36cの先端から下げた下がり部36dとが連続する鋸歯形状断面を呈している。
上部フィン38も同様である。即ち、底部38a、起立部38b、頂部38c、下がり部38dが連続する鋸歯形状断面を呈する。
熱交換器10は、伝熱ケース30の内部に排気ガスが流されると共に、伝熱ケース30の外部に水が流される。排気ガスの熱は、フィン32からろう材33に伝わり、ろう材33からケース本体31に伝わる。ケース本体31の外周を流れる水は、ケース本体31に接触することで温められる。即ち、伝熱ケース30内を流れる媒体と、伝熱ケース30の外周を流れる媒体とで熱交換が行われる。
伝熱ケース30の詳細をさらに次図で説明する。
図3(a)に示すように、伝熱ケース30のケース本体31は、略直方体形状を呈する。また、上部フィン38及び下部フィン36は、それぞれが異なる方向を向けられている。
伝熱ケース30の入口41では、図3(a)のb部矢視図である図3(b)に示すように、下部フィン36の頂部36cと上部フィン38の頂部38cとが交互に並べられている。
ここで、下部フィン36の頂部36cを左からA、B、Cとし、上部フィン38の頂部38cを左からD、Eとする。
このとき、AとBとの間にDが配置され、BとCとの間にEが配置されている。
伝熱ケース30上流端では、上部フィン38の頂部38cと下部フィン36の頂部36cとが交互に並べられている。頂部36c,38cを接触させないことで、上部フィン38と下部フィン36との伝熱面積を最大とすることができる。
また、交互に並べられていることで、上部フィン38と下部フィン36とで囲われた領域内は、矢印で示すように渦流による熱の撹拌効果が期待できる。熱が撹拌されることで、この領域内の熱が均一化される。
このような伝熱ケース30の長手方向中央では、図3(a)のc−c線断面図である図3(c)に示すように、上部フィン38の頂部38cと下部フィン36の頂部36cとが重なる。
上部フィン38と下部フィン36とは、それぞれが異なる方向に向けて配置されていることで、Bの上面にDが接触し、Cの上面にEが接触する。
上部フィン38と下部フィン36とが接触することで、互いに支持しあう。伝熱ケース30の周りに水を流すことで、伝熱ケース30の外部から内部に向かって荷重がかかる(白抜き矢印)。この荷重に対して、上部フィン38と下部フィン36とが支持しあうことで、耐圧性能が向上し、伝熱ケース30を保護する。
図3(a)のd−d線断面図である図3(d)に示すように、伝熱ケース30の出口(図3(a)、符号42参照。)では、下部フィン36の頂部36cと上部フィン38の頂部38cとが交互に並べられている。
より具体的には、BとCとの間にDが配置され、Cの右側にEが配置されている。
図3(b)から図3(d)までをまとめると以下のようにいうことができる。
伝熱ケース30の外部から内部に向かってかかる荷重に対して、上部フィン38と下部フィン36とが支持しあうことで、伝熱ケース30を保護する(図3(c)参照)。
一方、上部フィン38と下部フィン36とは、一部で接触する。このため、接触していない箇所では、大きな伝熱面積を得ることができる(図3(b)、図3(d)参照)。
以上から、伝熱ケース30は強度が高く、且つ、伝熱面積を広く取ることができる。
このようなフィン32の配置の仕方について、透視図を用いて次図でさらに説明する。
図4に示すように、伝熱ケース30の上面から透視したときに、上部フィンの頂部の中心線である第1中心線45と下部フィンの頂部の中心線である第2中心線46とが交差するよう、上部フィンが下部フィンとは異なる方向に向けて配置されている。
加えて、伝熱ケース30の入口41及び出口42において、隣り合う一対の第1中心線45,45の中間に第2中心線46が配置されている。即ち、入口41ではAとBとの間にDが配置され、出口42ではBとCとの間にDが配置されている。また、第1中心線45は長手方向中央の1箇所でのみ第2中心線46に交わっている。
上部フィンは、第1中心線45が伝熱ケース30の長手方向の軸線47に交差するように配置され、下部フィンは、第2中心線46が伝熱ケース30の長手方向の軸線47に交差するように配置されている。これにより、上部フィンは、下部フィンに対して1ピッチずらされているということができ、下部フィンは、上部フィンに対して1ピッチずらされているということもできる。
なお、第1中心線45が2本以上の第2中心線46と交わってもよい。ただし、第1中心線45が第2中心線46に交わるのは、伝熱ケース30の長手方向中央の1点であることが望ましい。
最も荷重のかかりやすい伝熱ケース30の長手方向中央を、上下のフィンで支持させる(図3(c)参照。)。一方、第1中心線45が1箇所でのみ第2中心線46に交わるため、2箇所以上で接触させる場合に比べ、伝熱面積を広くすることができる。
伝熱ケース30の製造方法について次図以降で詳細に説明する。
図5(a)に示すように、伝熱ケースの製造に先立って、フィンの製造を行う。
まず、下部フィン36と、上部フィン38とを準備し、下部フィン36に上部フィン38を重ね合わせる。このとき、下部フィン36の頂部36cの中心線(図4、第2中心線46)に対して、上部フィン38の頂部38cの中心線(図4、第1中心線45)が交差するよう、上部フィン38を下部フィン36に重ね合わせる。即ち、下部フィン36と上部フィン38とを異なる方向に向けて重ね合わせる。
図5(b)に示すように、異なる方向に向けて重ね合わせた下部フィン36と上部フィン38とを接合する。接合は、スポット溶接によって行うことができる。下部フィン36と上部フィン38とを接合することで、フィン32を得る。
次に図5(c)に示すように、横長略矩形断面のケース本体31と、下部フィン36に対して上部フィン38が1ピッチずらして配置されているフィン32と、シート状のろう材33,33をロールしたものとを準備する。
図6(a)に示すように、伝熱ケースの組立てを行うための組立て装置50は、ケース本体31を押さえる治具51と、この治具51に押さえられたケース本体31の上方及び下方の内面にろう材33,33を供給するろう材供給機52,52と、これらのろう材供給機52,52で供給された2枚のシート状のろう材33,33の間に挿入されるフィン32が載置される載置台53と、この載置台53に支持されフィン32をケース本体31に押し込むシリンダ54とからなる。
治具51は、ケース本体31が載置され地上に固定される固定部55と、この固定部55の上方に昇降可能に配置される昇降部56とからなる。
固定部55及び昇降部56は、切断するためのカッター57,57をケース本体31の端部31aに臨むよう備えている。カッター57は、固定部55及び昇降部56に対して、それぞれ昇降可能に設けられると共に、図面表裏方向に移動可能に設けられている。
ケース本体31を、先端が固定台55のストッパ51aに当たるようにして固定台55に載置し、ろう材33,33を、ろう材供給機52,52にセットし、フィン32を、載置台53に載置する。
次に、昇降部56を降下させケース本体31を押さえる。
図6(b)に示すように、ケース本体31を押さえたら、次に、ろう材供給機52,52を作動させ、ろう材33,33を供給する。ろう材供給機52,52を作動させることで、ろう材供給機52,52を構成する複数のローラ52a,52bが回転する。ローラ52a,52bを回転させることで、ケース本体31の上方内面37と下方内面35に沿うようにして、ろう材33,33を配置する。ろう材33,33の先端がストッパ51a,51aに接触するまでろう材33,33を供給する。ろう材33,33を供給したら、ろう材供給機52,52を停止する。
ろう材供給機52,52を停止しさせている間は、ローラ52a,52bが回転しない。即ち、ろう材33,33を引張ったとしても、ろう材33,33は供給されない。このようなろう材供給機52,52について、詳細を次図で説明する。
図7に示すように、ろう材供給機52は3つのローラ52a,52a,52bからなり、ローラ52a,52aとローラ52bとでろう材33を挟んでいる。ろう材33を供給する際は、ローラ52a,52aを速度vaで回転させ、ローラ52bを速度vbで回転させる。このとき、速度vbを速度vaよりも早く回転させることで、ろう材33をケース本体(図6(a)、符号31)に向けて曲げることができる。
即ち、ろう材33を複数のローラ52a,52bで挟み、これらのローラ52a,52bの回転する速度をローラ毎に異なる値に設定する。異なる値に設定することで、ろう材33を曲げることができる。ろう材33を曲げて供給することで、ろう材供給機52の配置の自由度が高まる。ろう材供給機52の配置の自由度を高めることで、伝熱ケースの製造に必要なスペースを小さくすることができる。
伝熱ケースの製造方法について、図6に戻り説明する。
図6(c)に示すように、シリンダ54を作動させ、フィン32をケース本体31内に挿入する。即ち、上方のろう材33と下方のろう材33との間にフィン32を挿入する。フィン32も、先端がストッパ51a,51aに接触するまで挿入される。ろう材供給機52,52のローラ52a,52bの回転を防止させることで、フィン32を圧入しても、フィン32によってろう材33,33が押し込まれることを防ぐことができる。
図8(a)に示すように、フィン32をケース本体31に挿入したら、ロッド54aを後退させる。ケース本体31の他端部31bをストッパ51a,51aに接触させておくことで、ろう材33の先端部及びフィン32の先端部を容易に揃えることができる。即ち、ケース本体31の他端部31bをストッパ51a,51aに接触させておき、ストッパ51a,51aに接触する位置までろう材33,33及びフィン32を挿入する。
ロッド54aを後退させたら、カッター57,57をろう材33,33に向かって移動させる。
図8(b)に示すように、カッター57,57を、ろう材33,33と同じ高さまで移動させる。
図8(b)のc−c線断面図である図8(c)に示すように、カッター57を回転させながら、ろう材33の幅方向に向かってカッター57を移動させる。カッター57が移動することで、ろう材33をケース本体31の端部31aで切断する。
図8(d)に示すように、フィン32が挿入されたケース本体31をろう付け炉58へ入れ、ろう付け処理を行う。ろう付け処理を行うことで、フィン32がケース本体31に密着する。
なお、フィン32を収納したケース本体31を、ろう付け前に熱交換器に組み付け、他の部材と一体的にろう付けを行ってもよい。
ケース本体31内部の高さ(図2、h3)に対して、2枚のろう材33,33の厚さとフィン32の高さとの合計を同一又は僅かに高く設定することで、フィン32を伝熱ケース30に密着させることができる。フィン32を伝熱ケース30に密着させるために、伝熱ケース30を塑性変形させる必要がない。伝熱ケース30を塑性変形させないため、フィン32にかかる負荷を軽減することができる。なお、フィン32の挿入時に、フィン32によってケース本体31を弾性変形させてもよい。
加えて、ケース本体31を圧縮しないため、ケース本体31のスプリングバックも生じない。スプリングバックを防止するためのU字溝(図10参照)を形成する必要がなく、U字溝を形成するための厚さ分、ケース本体31をコンパクトにすることができる。
伝熱ケース30の変更例を次図で説明する。
図9に示されるように、第2中心線64が軸線62に平行になるよう下部フィンが配置され、第1中心線65が軸線62に交差するよう上部フィンが配置されている。
このようにフィン66を配置した場合であっても、伝熱面積を広く取りつつ、強度が高い熱交換器ということができる。
また、次のようなこともいえる。最も荷重のかかりやすい伝熱ケース67の長手方向中央を、上下のフィンで支持させる。一方、第1中心線65が1箇所でのみ第2中心線64に交わるため、伝熱面積をより広くすることができる。
なお、これとは上下を逆にしたフィンを用いても差し支えない。即ち、第2中心線64が軸線62に交差するよう下部フィンを配置し、第1中心線65が軸線62に平行になるよう上部フィンを配置することもできる。
尚、実施例では排熱回収装置に用いられる熱交換器を例に説明したが、本発明に係る伝熱ケースを搭載した熱交換器は、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラにも適用することができる。
さらに、熱交換器は、気体−気体間の熱交換を行うものや、液体−液体間の熱交換を行うもの、伝熱ケース内に冷たい媒体を流し、伝熱ケースの外周に熱い媒体を流すものでもよく、実施例に限定されない。
本発明の伝熱ケースを搭載した熱交換器は、車両の排熱回収装置に好適である。
30,67…伝熱ケース、31…ケース本体、31a…端部、32…フィン、33…ろう材、35…下方内面、37…上方内面。

Claims (1)

  1. 横長略矩形断面のケース本体内にフィンを収納してなる伝熱ケースの製造方法において、
    前記ケース本体と、前記フィンと、シート状のろう材とを準備する工程と、
    前記ケース本体の上方内面と下方内面に沿うようにして前記ケース本体内へろう材を供給する工程と、
    上方の前記ろう材と下方の前記ろう材との間に前記フィンを挿入する工程と、
    前記ろう材を前記ケース本体の端部で切断する工程と、
    前記フィンが挿入された前記ケース本体をろう付け炉へ入れろう付け処理を行う工程とからなる伝熱ケースの製造方法。
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