JP2013042234A - 分岐器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力線における幹線から分岐線への各分岐点で通信信号の強度が極端に低下することを防止し、ロバストな通信を確保できる分岐器を提供する。
【解決手段】分岐器1は、配電電力を阻止しPLCの通信信号を通過させる信号分岐回路8と、通信信号を阻止し配電電力を通過させる電力分岐回路9とを、幹線端子Ta1,Ta2と分岐端子Tb1,Tb2との間において並列に備えている。信号分岐回路8は、通信信号の周波数帯域において、分岐端子Tb1,Tb2側から見たインピーダンスが電力線4の特性インピーダンスと整合され、幹線端子Ta1,Ta2側から見たインピーダンスが分岐端子Tb1,Tb2側から見たインピーダンスより高い。電力分岐回路9は、通信信号の周波数帯域において、入出力インピーダンスが、幹線端子Ta1,Ta2側から見た信号分岐回路8のインピーダンスより十分に高く設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信信号を分岐するための分岐器に関する。
従来から、通信の分野において、電力線を伝送路として所定周波数帯域の通信信号を配電電力に重畳して伝送する電力線搬送通信(Power LineCommunications:PLC)の技術が知られている。PLCは、電力供給用の電力線を伝送路に兼用して通信機器同士が通信を行うので、専用の通信線を電力線とは別に設ける必要がなく、容易にネットワークを構築できる技術として注目されている。なお、電力線が交流配電用の電力線である場合には、通信信号の周波数帯域は、電力線を通して供給される交流電力の周波数よりも十分に高い周波数帯域に設定されている。
ところで、通常、建物等に配線される電力線は、PLCの通信信号を重畳することを前提にはしておらず、単にジョイントボックスなどを用いて幹線から分岐線に分岐されている。そのため、PLCの通信信号は、電力線における幹線から分岐線への各分岐点で反射や損失を生じ、通信品質の低下につながる可能性がある。
PLCの通信品質の向上を図るための技術としては、幹線から分岐線への分岐点の近傍(あるいは分岐点)に、フィルタ回路(フィルタ装置)を設ける技術が提案されている(たとえば特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の構成は、分岐線のうちPLCの通信機器が接続されていない分岐線にのみフィルタ回路を設けることで、PLCに用いられる分岐線以外の他の分岐線や、他の分岐線に接続した電気機器によるノイズやインピーダンスの影響を防いでいる。また、特許文献2に記載のフィルタ装置は、インバータ機器や電気ドリル等の電気機器を接続するときに、ノイズフィルタによるフィルタ処理をオンにして電気機器から電力線へ放出されるノイズを低減させる。
特許第4284317号公報 特許第3969451号公報
しかし、特許文献1,2に記載のノイズフィルタは、開放端からの通信信号の反射や電気機器からのノイズの低減が可能であるが、PLCの通信信号を通さないので、PLCの通信機器が接続された分岐線においては機能させることができない。したがって、これらのノイズフィルタを用いても、電力線における幹線から分岐線への各分岐点で通信信号の反射や損失は軽減されない。なお、特許文献1に記載のフィルタ回路は、通信機器がどの分岐線に接続されるかによって、接続位置を変更する必要があるが、一般ユーザにとっては、フィルタ回路の接続位置を変更するという対応は難しい。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、電力線における幹線から分岐線への各分岐点で通信信号の強度が極端に低下することを防止し、ロバストな通信を確保できる分岐器の提供を目的とする。
本発明の分岐器は、幹線と当該幹線から分岐された複数の分岐線とを含む電力線を伝送路として、所定周波数帯域の通信信号を配電電力に重畳して伝送する電力線搬送通信に用いられ、前記幹線と前記複数の前記分岐線の各々との間に挿入される分岐器であって、前記幹線に接続される幹線端子と、前記分岐線に接続される分岐端子とが設けられており、前記幹線端子と前記分岐端子との間において、前記配電電力を阻止し前記通信信号を通過させる信号分岐回路と、前記通信信号を阻止し前記配電電力を通過させる電力分岐回路とを並列に備えることを特徴とする。
この分岐器において、前記信号分岐回路は、前記通信信号の周波数帯域において、前記分岐端子側から見たインピーダンスが前記電力線の特性インピーダンスと整合するように設定されており、前記幹線端子側から見たインピーダンスが、前記電力線の特性インピーダンスよりも高い範囲で、且つ、前記幹線から前記複数の前記分岐線の全てに対して前記通信信号が規定値以上の強度で分配されるように前記幹線から前記分岐線への分岐数に応じて設定されていることが望ましい。
この分岐器において、前記電力分岐回路は、ディファレンシャルモードのチョークコイルからなることがより望ましい。
この分岐器において、前記幹線端子と前記分岐端子とは一対ずつ設けられており、前記電力分岐回路は、前記幹線端子と前記分岐端子との間に直列接続された一対のディファレンシャルモードのチョークコイルと、一対の前記チョークコイルの接続点において一対の前記幹線端子間に挿入されたコンデンサとを有するローパスフィルタからなることがより望ましい。
本発明は、電力線における幹線から分岐線への各分岐点で通信信号の強度が極端に低下することを防止し、ロバストな通信を確保できるという利点がある。
実施形態1に係る分岐器のブロック図である。 実施形態1に係る分岐器を用いる配電システムのシステム構成図である。 実施形態1に係る分岐器の回路図である。 実施形態1に係る分岐器の回路図である。 実施形態1に係る分岐器の他の回路図である。 実施形態2に係る分岐器を用いる配電システムのシステム構成図である。
以下の各実施形態では、住宅等に敷設された電力線にて屋内に電力を配電する配電システムにおいて、電力線を伝送路として所定周波数帯域の通信信号を伝送する電力線搬送通信(Power LineCommunications:PLC)に用いられる分岐器について説明する。PLCの通信機器は、電力供給用の電力線を伝送路に兼用して通信を行うので、専用の通信線を電力線とは別に設ける必要がない。
(実施形態1)
本実施形態では、交流電力を配電電力として屋内に配電する交流配電システムを例とし、PLCの通信機器は、電力線を通して配電される交流電力に通信信号を重畳して通信を行う場合を例として説明する。通信信号の周波数帯域は、電力線を通して配電される交流電力(商用電力)の周波数(50Hzまたは60Hz)よりも十分に高い周波数帯域(たとえば10kHz〜450kHz、または2MHz〜30MHz)に設定されている。
配電システムは、図2に示すように、幹線2と、幹線2から分岐された複数(ここではn組)の分岐線31,32,…3nとを含む電力線4を有しており、幹線2から各分岐線31,32,…3nを経由して交流電力を配電する。幹線2の一端にはPLCの通信信号を発生する信号源5が接続されており、各分岐線31,32,…3nの先にはそれぞれPLCの通信機器(端末)61,62,…6nが接続されている。
つまり、複数台の通信機器61,62,…6nは、電力線4にてバス配線されている。ここでは、分岐線31には通信機器61が接続され、分岐線32には通信機器62が接続され、分岐器3nには通信機器6nが接続されている。さらに、幹線2の他端(終端)には、通信信号の周波数帯域について電力線4とのインピーダンス整合を行う終端装置7が接続されている。以下、複数の分岐線31,32,…3nの各々を特に区別しないときにはまとめて「分岐線3」といい、複数の通信機器61,62,…6nの各々を特に区別しないときにはまとめて「通信機器6」という。なお、電力線4は幹線2と各分岐線3とのいずれも2本1組の2線式である。通信機器6は、PLCの通信信号を変調・復調するPLCモデムを有したパーソナルコンピュータやテレビ受像機などの機器であってもよい。
ここで、通信信号の周波数帯域において、信号源5の送信インピーダンスZsと、終端装置7のインピーダンスZtと、各通信機器6の入出力インピーダンスZrとは、いずれも電力線4の特性インピーダンスZoと等しくなるように設定されている。つまり、通信信号の周波数帯域に対してはZo=Zs=Zt=Zrとなる。
本実施形態の分岐器11,12,…1n(以下、各々を特に区別しないときには単に「分岐器1」という)は、図2に示すように電力線4における幹線2と各分岐線31,32,…3nとの間(分岐点)にそれぞれ挿入されている。ここでは、分岐器11は幹線2から分岐線31への分岐点に挿入され、分岐器12は幹線2から分岐線32への分岐点に挿入され、分岐器1nは幹線2から分岐器3nへの分岐点に挿入されている。
分岐器1は、図1に示すように、幹線2に接続される幹線端子Ta1,Ta2と、分岐線3に接続される分岐端子Tb1,Tb2とを1つの筐体(図示せず)に具備している。ここで、電力線4は上述したように幹線2、分岐線3共に2線式であるから、幹線端子Ta1,Ta2および分岐端子Tb1,Tb2は、各々2個1組となるように一対ずつ設けられている。さらに、分岐器1は、幹線2から分岐線3への分岐点となる各部位に挿入されるように接続されるので、幹線2の上流側(信号源5側)と下流側(終端装置7側)との各々に対応して幹線端子Ta1,Ta2が2組設けられている。これら2組の幹線端子Ta1,Ta2は、幹線端子Ta1同士が接続され、幹線端子Ta2同士が接続されている。ただし、幹線端子Ta1同士、あるいは幹線端子Ta2同士は上流側と下流側とで電気的に等価であるから、図1では上流側と下流側とで幹線端子Ta1,Ta2を特に区別せず、1組の幹線端子Ta1,Ta2として表している。
分岐器1は、配電電力(交流電力)の通過を阻止しPLCの通信信号を通過させる信号分岐回路8と、通信信号の通過を阻止し配電電力を通過させる電力分岐回路9とを筐体内に備えている。信号分岐回路8と電力分岐回路9とは、幹線端子Ta1,Ta2と分岐端子Tb1,Tb2との間において並列になるように接続されている。
これにより、通信信号が重畳された状態の配電電力は、分岐器1の幹線端子Ta1,Ta2−分岐端子Tb1,Tb2間を通過する際、通信信号と配電電力とに分離され、通信信号については信号分岐回路8を通過し、配電電力については電力分岐回路9を通過する。言い換えれば、電力分岐回路9は、配電電力のみを分離して通過させ通信信号については通過を阻止し、信号分岐回路8は、通信信号のみを分離して通過させ配電電力については通過を阻止することにより、配電電力と通信信号とは別々の経路を通過する。
電力分岐回路9は、通信信号の周波数帯域での入出力インピーダンスが、幹線端子Ta1,Ta2側(図1の「A」側)から見た通信信号の周波数帯域での信号分岐回路8のインピーダンスより十分に高く設定されている。詳しくは後述するが、信号分岐回路8は、通信信号の周波数帯域において、分岐端子Tb1,Tb2側(図1の「B」側)から見たインピーダンスよりも幹線端子Ta1,Ta2側から見たインピーダンスの方が高く設定されている。
つまり、通信信号の周波数帯域においては、電力分岐回路9における幹線端子Ta1,Ta2側と分岐端子Tb1,Tb2側との両方から見たインピーダンスは、信号分岐回路8の高い方のインピーダンスよりも十分に高く設定されている。そのため、電力分岐回路9は、通信信号を通さずに配電電力のみを通過させることができる。要するに、通信信号は電力分岐回路9を通過しないので、分岐器1は、通信信号の周波数帯域に関しては、電力分岐回路9のインピーダンスの影響は小さく、信号分岐回路8のインピーダンスが支配的となる。電力分岐回路9の具体的な構成については後述するが、通信信号の周波数帯域での電力分岐回路9の入出力インピーダンスは、幹線端子Ta1,Ta2側から見た信号分岐回路8のインピーダンスの5倍程度に設定されていることが望ましい。
信号分岐回路8は、図3に示すように4個のコンデンサ81〜84と、2個の抵抗85,86と、トランス87とで構成されている。トランス87は、幹線端子Ta1,Ta2側を一次巻線、分岐端子Tb1,Tb2側を二次巻線としている。トランス87の一次巻線の各端部と幹線端子Ta1,Ta2との間にはコンデンサ81,82が挿入され、トランス87の二次巻線の各端部と分岐端子Tb1,Tb2との間にはコンデンサ83,84が挿入されている。抵抗85,86は、トランス87の一次巻線の各端部とコンデンサ81,82との間に挿入されている。以下では、抵抗85の抵抗値r1と抵抗86の抵抗値r2とは、いずれもR/2であると仮定し、トランス87の巻数比はN:1(=一次巻線:二次巻線)であると仮定する。
ここにおいて、信号分岐回路8は、通信信号の周波数帯域での分岐端子Tb1,Tb2側から見たインピーダンス(以下、「分岐側インピーダンス」という)Zbが、電力線4の特性インピーダンスZoと整合するように設定されている(つまりZb=Zo)。一方で、信号分岐回路8は、通信信号の周波数帯域での幹線端子Ta1,Ta2側から見たインピーダンス(以下、「幹線側インピーダンス」という)Zaが、電力線4の特性インピーダンスZoよりも高く設定されている(つまり、Za>Zo)。
ところで、通信信号について、信号源5から最も遠い通信機器6nまでの間に分岐器1で生じる損失(以下、「最大分岐損失」という)Pz〔dB〕は、各分岐器1における結合損失Px〔dB〕および通過損失Py〔dB〕を用いて、次のように表される。
Pz=Px+Py×(n−1)
なお、nは電力線4における分岐線3の分岐数である。
ここでいう結合損失Pxは、通信信号が幹線2から分岐線3へ分岐される際の分岐点(分岐器1)での損失であって、幹線2を入力、分岐線3を出力としたときの電力のゲインに相当する。一方、通過損失Pyは、通信信号が幹線2上で分岐点(分岐器1)を通過する際に生じる損失(挿入損失)であって、幹線2の上流側を入力、下流側を出力としたときの電力のゲインに相当する。また、最大分岐損失Pzは、信号源5と通信機器6nとの間に介在する分岐数n分の分岐器1による総合的な損失であって、総通過損失(1台当りの通過損失Py×(分岐数n−1))と1台分の分岐器1の結合損失Pxとの合計に相当する。
分岐器1は、上述のように求まる最大分岐損失Pzが、信号源5から出力される通信信号の強度と通信機器6の通信信号の受信感度とから決まる許容範囲内に収まるように、通信信号の周波数帯域での信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaが設定されている。ただし、最大分岐損失Pzは分岐器1での損失のみを考慮した値であるから、実際には、電力線4の配線長など、分岐器1以外の損失要因も考慮して上述の許容範囲は決められる。
言い換えれば、通信信号の周波数帯域において、信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaは、特性インピーダンスZoよりも高い範囲で、且つ、幹線2から全分岐線3に対して通信信号が規定値以上の強度で分配されるように分岐数nに応じて設定されている。つまり、幹線2から分岐線31,32,…3nが分岐している場合に、信号源5から出た通信信号が、最も遠い分岐線3nに接続された通信機器6nに対しても、通信機器6の受信感度を下回らない強度で分配されるように、幹線側インピーダンスZaが設定される。要するに、信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaは、基本的には、許容される最大の分岐数nが多くなるほど高く設定されることになる。
このようにして信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaが設定されることにより、分岐器1は、通信信号について、伝送路特性が極端に悪い分岐線3を生じることもなく、複数の分岐線3へ通信信号の電力を最適に分配することができる。結果的に、分岐線3の数が分岐数nの範囲内であれば、信号源5からの通信信号は幹線2から複数の分岐線3の全てに対していずれも規定値以上の強度で分配されることとなり、全ての通信機器6にて通信が可能になる。
次に、設計者が信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaを設定する方法について、具体例を挙げて説明する。ここでは、電力線4の特性インピーダンスZoを75Ωとし、電力線4において許容される最大の分岐数nを10とした場合を例として説明する。なお、通信信号の周波数帯域での電力分岐回路9の入出力インピーダンスは幹線側インピーダンスZaに比べて十分に高いため、分岐器1全体としての通信信号の周波数帯域でのインピーダンスには、電力分岐回路9の入出力インピーダンスは影響しないと仮定する。
この場合に、設計者は、信号分岐回路8における抵抗85,86の各抵抗値R/2が172Ωで、トランス87の巻数比N:1が2.25:1(=一次巻線:二次巻線)であると仮定し、幹線側インピーダンスZaをZa≒724Ωと概算する。つまり、幹線側インピーダンスZaは、抵抗85,86の抵抗値R/2、トランス87の巻数比N:1を用いてZa≒R+Zo×Nで表されるので、上記条件からZa≒172×2+75×(2.25)≒724Ωと概算される。設計者は、このように概算される幹線側インピーダンスZa(≒724Ω)を、幹線側インピーダンスZaの候補とする。
同様の条件下で、分岐器1における通過損失Pyは、信号源5の送信インピーダンスZsと、終端装置7のインピーダンスZtと、信号源5が出力する通信信号の電圧Vsと、分岐器1を通過した幹線2上の通信信号の電圧Vmとを用いて数1の式で表される。
Figure 2013042234

ここでは、通信信号の周波数帯域においてインピーダンスZs,Ztは等しい(Zo=Zs=Zt)ので、通過損失Pyは、信号源5が出力する通信信号の電圧Vsと、幹線2上の通信信号の電圧Vmとの関係から、次のように求められる。つまり、通過損失Pyは、抵抗値R/2、巻数比N:1、特性インピーダンスZoを用いて、Py≒−0.44dBと概算される。
また、結合損失Pxは、インピーダンスZsと、通信機器6の入出力インピーダンスZrと、信号源5が出力する通信信号の電圧Vsと、分岐器1により分岐された分岐線3につながる通信機器6に入力される通信信号の電圧Vrとを用いて数2の式で表される。
Figure 2013042234

ここでは、通信信号の周波数帯域においてインピーダンスZs,Zrは等しい(Zo=Zs=Zr)ので、結合損失Pxは、信号源5が出力する通信信号の電圧Vsと、通信機器6に入力される通信信号の電圧Vrとの関係から、次のように求められる。つまり、結合損失Pxは、通過損失Pyと同様に、抵抗値R/2、巻数比N:1、特性インピーダンスZoを用いて、Px≒−13.09dBと概算される。
このときの最大分岐損失Pzは、Pz=Px+Py×(n−1)=−13.09−0.44×(10−1)=−17.05dBと求まる。この最大分岐損失Pz(=−17.05dB)は、電力線4の特性インピーダンスZo=75Ω、最大の分岐数n=10である配電システムにおいては略最小の損失である。設計者は、この最大分岐損失Pzが、信号源5から出力される通信信号の強度と通信機器6の通信信号の受信感度とから決まる許容範囲内に収まっていれば、幹線側インピーダンスZaの候補(724Ω)を、幹線側インピーダンスZaとして採用する。これにより、設計者は、信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaを確定し、上述した信号分岐回路8の回路定数(R/2=172Ω、N:1=2.25:1)を採用する。
電力線4は、同一の幹線側インピーダンスZaが上述のようにして設定された分岐器1が各分岐点に挿入されることにより、分岐数n=10以下の範囲で任意の分岐数を適用することができる。
次に、電力分岐回路9の具体例を示す。電力分岐回路9は、たとえば図4に示すように、ディファレンシャルモード(ノーマルモード)のチョークコイル91,92にて構成される。チョークコイル91,92は、幹線端子Ta1,Ta2と分岐端子Tb1,Tb2との間に挿入されており、配電電力は低損失で通過させ、電力分岐回路9の入出力インピーダンスが幹線側インピーダンスZaより十分高くなるようにインダクタンスが選定されている。
図4の例では、電力分岐回路9は、チョークコイル91,92が2線式の電力線4の各線路上に1つずつ挿入されている。つまり、チョークコイル91は、一方の幹線端子Ta1と一方の分岐端子Tb1との間に挿入され、チョークコイル92は、他方の幹線端子Ta2と他方の分岐端子Tb2との間に挿入されている。このように、電力分岐回路9は、電力線4の各線路上にチョークコイル91,92を有することにより、通信信号の通過を確実に阻止することができる。
また、他の例として、電力分岐回路9はたとえば図5に示すように、ディファレンシャルモードのチョークコイル93〜96と、コンデンサ97とを有するローパスフィルタから構成されていてもよい。この電力分岐回路9は、配電電力は通過させつつ通信信号の通過を確実に阻止するように、通信信号の周波数帯域に応じて、ローパスフィルタの遮断周波数(カットオフ周波数)が設定される。また、電力分岐回路9は、入出力インピーダンスが信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaより十分高くなるように、ローパスフィルタの回路定数が選定されている。
図5の例では、電力分岐回路9は、4つのチョークコイル93〜96を有し、2線式の電力線4の各線路上に2段(一対)ずつ直列に挿入されている。つまり、一対のチョークコイル93,94は、一方の幹線端子Ta1と一方の分岐端子Tb1との間に直列接続され、一対のチョークコイル95,96は、他方の幹線端子Ta2と他方の分岐端子Tb2との間に直列接続されている。
コンデンサ97は、一対の幹線端子Ta1,Ta2間に跨るように、直列接続された一対のチョークコイル93,94の接続点と、直列接続された一対のチョークコイル95,96の接続点との間に接続されている。このように、電力分岐回路9は、チョークコイル93〜96とコンデンサ97とを用いたローパスフィルタにて構成されることにより、配電電力を低損失で通過させながらも、通信信号の通過をより確実に阻止することができる。
以上説明した本実施形態の分岐器1によれば、幹線端子Ta1,Ta2と分岐端子Tb1,Tb2との間において、PLCの通信信号と配電電力とを分離して信号分岐回路8と電力分岐回路9との各経路を別々に通すことができる。したがって、この分岐器1は、電力線4の幹線2から複数の分岐線3が分岐される場合に、分岐線3への各分岐点に設けられることにより、通信信号の周波数帯域でのインピーダンスを最適化でき、各分岐点での通信信号の反射や損失を軽減することができる。
つまり、この分岐器1は、電力線4の各分岐点において、PLCの通信信号と配電電力との各々について個別にインピーダンスの整合をとることができるので、各分岐点で配電電力だけでなく通信信号についても反射や損失を軽減することができる。その結果、分岐器1は、電力線4における幹線2から分岐線3への各分岐点で通信信号の強度が極端に低下することを防止し、ロバストな通信を確保できるという利点がある。
また、本実施形態の分岐器1は、分岐線3に接続される対象が通信機器6であるか否かに関わらず、幹線2から全ての分岐線3への分岐点に設けられる。したがって、配電システムの施工業者が電力線4を敷設する際に全ての分岐点に分岐器1を接続しておけば、ユーザは、通信機器6をいずれの分岐線3にでも接続することができ、後から分岐器1の接続位置を変更する必要もない。
さらにまた、信号分岐回路8は、通信信号の周波数帯域において、分岐端子Tb1,Tb2から見た分岐インピーダンスZbが電力線4の特性インピーダンスZoと整合しているので、分岐線3との間で通信信号の反射が生じない。
また、信号分岐回路8は、通信信号の周波数帯域において、幹線端子Ta1,Ta2から見た幹線インピーダンスZaが、電力線4の特性インピーダンスZoよりも高い範囲で設定されている。しかも、この幹線インピーダンスZaは、幹線2から複数の分岐線3の全てに対して通信信号が規定値以上の強度で分配されるように、幹線2から分岐線3への分岐数に応じて設定されている。したがって、本実施形態の分岐器1は、通信信号について、伝送路特性が極端に悪い分岐線3を生じることなく、複数の分岐線3へ通信信号の電力を適切に分配でき、ロバストな通信を確保できるという利点がある。
ところで、本実施形態の分岐器1は、たとえば集合住宅や工場などに導入される配電システムにも用いることができる。たとえば集合住宅においては、電力線4は、各住戸内で分岐される前に、まずフロアごとに分岐され、さらに住戸ごとに分岐されることになる。このように、電力線4が多段階に分岐されている場合でも、分岐器1は、電力線4の各分岐点に設けられることにより、通信信号の周波数帯域でのインピーダンスを最適化でき、各分岐点での通信信号の反射や損失を軽減することができる。また、分岐器1は、通信信号について、伝送路特性が極端に悪い分岐線3を生じることなく、複数の分岐線3へ通信信号の電力を適切に分配でき、ロバストな通信を確保できる。
(実施形態2)
本実施形態の分岐器1は、直流電力を配電電力として屋内に配電する直流配電システムに用いられる点で、実施形態1の分岐器1と相違する。本実施形態では、PLCの通信機器6(図6参照)は、電力線4(図6参照)を通して配電される直流電力に通信信号を重畳して通信を行う。以下、実施形態1と同様の構成については、実施形態1と共通の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の直流配電システムは、図6に示すように、直流電力を出力する直流電源110と、直流電源110の出力を屋内に分配するための直流分電盤120とを備えている。直流電源110は、商用電源(図示せず)から供給される交流を直流に変換するAC/DCコンバータ111と、太陽電池112と、二次電池113とを具備している。直流分電盤120は、直流電源110に接続された主開閉器121と、主開閉器121の二次側に接続された複数の分岐開閉器122とを具備している。
この直流配電システムは、直流分電盤120内において、主開閉器121の二次側に接続された複数の盤内幹線21,22と、盤内幹線21から分岐開閉器122を介して分岐された複数の屋内幹線23,24とを含む電力線4を有している。屋内幹線23,24は、分岐器13〜16を介して複数の分岐線31〜34(各々を特に区別しないときにはまとめて「分岐線3」という)に分岐されている。各分岐線3の先にはそれぞれPLCの通信機器61〜64(各々を特に区別しないときにはまとめて「通信機器6」という)が接続されており、屋内幹線23,24における分岐開閉器122と反対側の端部にはそれぞれ終端装置7が接続されている。
また、直流分電盤120内において、盤内幹線21,22には通信信号の漏洩を防止するブロッキングフィルタ123が挿入され、さらに、盤内幹線21,22には通信装置124が接続されている。図6の例では、通信装置124は、外部のネットワークに接続されており、通信スイッチ125と、整合回路126とを有している。なお、電力線4は各盤内幹線21,22と各屋内幹線23,24と各分岐線3とはいずれも2本1組の2線式である。
本実施形態の分岐器1は、屋内幹線23,24から分岐線3への分岐点だけでなく、盤内幹線21,22から屋内幹線23,24への分岐点にも設けられている。具体的に説明すると、図6の例では、直流分電盤120から引き出された屋内幹線23,24における分岐線3への各分岐点に、幹線端子を屋内幹線23,24に接続し、分岐端子を分岐線3に接続した分岐器13〜16が設けられている。要するに、屋内幹線23,24の各々を幹線2(図2参照)とみなせば、屋内幹線23,24から通信機器6および終端装置7までの構成は、実施形態1の配電システムと同様である。
さらに、図6の例では、盤内幹線21の各分岐点において、分岐開閉器122の負荷(屋内幹線23,24)側に、幹線端子を分岐開閉器122に接続し、分岐端子を屋内幹線23,24に接続した分岐器11,12が設けられている。つまり、分岐器11にて盤内幹線21から分岐された屋内幹線23は、分岐器13,14にてさらに分岐線31,32に分岐され、分岐器12にて盤内幹線21から分岐された屋内幹線24は、分岐器15,16にてさらに分岐線31,32に分岐されている。言い換えれば、盤内幹線21に対しては、分岐器11と分岐器13,14とが階層的に接続され、また、分岐器12と分岐器15,16とが階層的に接続されている。なお、図6では、幹線端子、分岐端子の図示を省略している。
ここで、各分岐器11〜16(各々を特に区別しないときにはまとめて「分岐器1」という)は、通信信号の周波数帯域での信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaが、以下に説明するように設定されている。
すなわち、各分岐器1は、最も遠い通信機器6同士の通信時に分岐器1で生じる損失(最大分岐損失)が、通信機器6における通信信号の送信強度と受信感度とから決まる許容範囲内に収まるように、幹線インピーダンスZaが設定されている。ただし、最大分岐損失は分岐器1での損失のみを考慮した値であるから、実際には、電力線4の配線長など、分岐器1以外の損失要因も考慮して上述の許容範囲は決められる。
言い換えれば、通信信号の周波数帯域において、信号分岐回路8の幹線側インピーダンスZaは、特性インピーダンスZoよりも高い範囲で、且つ、全分岐線3に対して通信信号が規定値以上の強度で分配されるように電力線4の分岐数に応じて設定されている。つまり、分岐器11,12は、1本の盤内幹線21について許容されている屋内幹線23,24の最大の分岐数に応じて、通信信号の周波数帯域での幹線端子から見た幹線インピーダンスZaが設定されている。分岐器13〜16は、1本の屋内幹線23,24について許容されている分岐線3の最大の分岐数に応じて、通信信号の周波数帯域での幹線端子から見た幹線インピーダンスZaが設定されている。
以上説明した本実施形態の構成によれば、直流電力を配電電力として屋内に配電する直流配電システムにおいても、分岐器1は、PLCの通信信号と配電電力(直流電力)とを分離して信号分岐回路8と電力分岐回路9との各経路を別々に通すことができる。つまり、この分岐器1は、電力線4の各分岐点において、PLCの通信信号と配電電力との各々について個別にインピーダンスの整合をとることができるので、各分岐点で配電電力だけでなく通信信号についても反射や損失を軽減することができる。その結果、分岐器1は、電力線4の各分岐点での通信信号の反射や損失を軽減し、PLCの通信品質の向上を図ることができるという利点がある。
また、信号分岐回路8は、通信信号の周波数帯域において、幹線端子から見た幹線インピーダンスZaが、幹線2から複数の分岐線3の全てに対して通信信号が規定値以上の強度で分配されるように、電力線4の分岐数に応じて設定されている。したがって、本実施形態の分岐器1は、通信信号について、伝送路特性が極端に悪い分岐線3を生じることなく、複数の分岐線3へ通信信号の電力を適切に分配でき、ロバストな通信を確保できる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1,11,12,…1n 分岐器
2 幹線
23,24 (屋内)幹線
3,31,32,…3n 分岐線
4 電力線
6,61,62,…6n 通信機器
8 信号分岐回路
9 電力分岐回路
91〜96 チョークコイル
97 コンデンサ
Ta1,Ta2 幹線端子
Tb1,Tb2 分岐端子

Claims (4)

  1. 幹線と当該幹線から分岐された複数の分岐線とを含む電力線を伝送路として、所定周波数帯域の通信信号を配電電力に重畳して伝送する電力線搬送通信に用いられ、前記幹線と前記複数の前記分岐線の各々との間に挿入される分岐器であって、
    前記幹線に接続される幹線端子と、前記分岐線に接続される分岐端子とが設けられており、
    前記幹線端子と前記分岐端子との間において、前記配電電力を阻止し前記通信信号を通過させる信号分岐回路と、前記通信信号を阻止し前記配電電力を通過させる電力分岐回路とを並列に備えることを特徴とする分岐器。
  2. 前記信号分岐回路は、前記通信信号の周波数帯域において、前記分岐端子側から見たインピーダンスが前記電力線の特性インピーダンスと整合するように設定されており、前記幹線端子側から見たインピーダンスが、前記電力線の特性インピーダンスよりも高い範囲で、且つ、前記幹線から前記複数の前記分岐線の全てに対して前記通信信号が規定値以上の強度で分配されるように前記幹線から前記分岐線への分岐数に応じて設定されていることを特徴とする請求項1に記載の分岐器。
  3. 前記電力分岐回路は、ディファレンシャルモードのチョークコイルからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分岐器。
  4. 前記幹線端子と前記分岐端子とは一対ずつ設けられており、
    前記電力分岐回路は、前記幹線端子と前記分岐端子との間に直列接続された一対のディファレンシャルモードのチョークコイルと、一対の前記チョークコイルの接続点において一対の前記幹線端子間に挿入されたコンデンサとを有するローパスフィルタからなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分岐器。
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