JP2013042020A - 回路基板の固定構造及び記録媒体再生装置 - Google Patents

回路基板の固定構造及び記録媒体再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回路基板の位置決め、固定及び浮き上がり防止を実現するとともに、作業性の向上及びコストダウンも実現する回路基板の固定構造を提供することである。
【解決手段】シャーシに設けられた回路基板の固定部35は、回路基板に略垂直なシャーシの背面部32から回路基板側へ略直角に延出した第1片部35aと、第1片部35aから回路基板の側端面に沿って延出した第2片部35bと、第2片部35bから回路基板側へ第1片部35aに対向するように延出した第3片部35cと、第3片部35cの端部から斜め上方に延出した第4片部35dとを備え、第1片部35aと第3片部35cとの間に回路基板が挟まれる構成とする。
【選択図】図2B

Description

本発明は、シャーシに設けられた回路基板の固定構造及びその構造を有する記録媒体再生装置に関する。
一般的に、電気機器において回路基板はシャーシに固定されている。これは、DVDやBD(Blu-ray Disc)等の光ディスクを再生する光ディスクプレーヤーなどの記録媒体再生装置においても同じである。ここで、回路基板をどのようにして位置決めして固定するかについては様々な手法がある。
例えば特許文献1には、板金製のシャーシと、このシャーシに取付けられる配線基板とを少なくとも具備した電子機器において、配線基板の上面を押える基板押え片と配線基板の下面を支持する基板支持片とを備えた切り起こし部をシャーシに設ける一方、配線基板に開口を形成し、シャーシの切り起こし部を配線基板の開口に挿入すると共に、配線基板を横方向に移動させて配線基板の開口縁部を切り起こし部の基板押え片と基板支持片との間に挟み込み、配線基板の開口縁部が切り起こし部の基板押え片と基板支持片との間から外れないように配線基板の端部を当止部材で当止した構成が開示されている。
また特許文献2には、電気部品が装着された電気回路基板と、電気回路基板が固定される固定板と、電気回路基板の周縁に近接する立壁とから成り、立壁に電気回路基板上の電気部品を外部に露出させるための切欠及び該切欠の周縁に位置する立壁の一部を折り曲げることによって形成した押圧片とを形成し、押圧片の端部で電気回路基板を押さえるようにした電気回路基板の浮き防止構造が開示されている。
また特許文献3には、ベース部材のプリント基板対向面に設けプリント基板固定時にプリント基板に当接するリブと、前記プリント基板対向面に設けた開口部と、該開口部のリブ近傍の縁部から開口部中央に向けて延設した弾性部材よりなる延設片と、該延設片の先端よりプリント基板を固定する側に立設した弾性部材よりなる胴部と、胴部先端部分であって前記リブに臨む側に設けた係止爪と、を有し、前記リブと係止爪とでもってプリント基板をベース部材に固定するプリント基板の固定構造が開示されている。
また特許文献4には、部品を実装したプリント基板をシャーシの所定位置に位置決めして取り付けるための位置決め構造において、前記プリント基板の少なくとも3つの側縁と係合する少なくとも3つの立て爪を前記シャーシに設けたプリント基板の位置決め構造が開示されている。
また特許文献5には、上筐体および下筐体で構成される筐体に収納され、電子部品が搭載された基板を備え、前記下筐体には、前記基板を支持するリブおよび前記基板を固定する爪が突設され、前記基板には、前記爪が嵌合される爪嵌合部が刻設され、前記基板を保護する絶縁カバーを備えた電子機器筐体構造において、前記絶縁カバーは、前記基板の外周部を包囲して、前記リブ及び前記基板の間に挟着される可撓性を有する鍔を備えたことを特徴とする電子機器筐体構造が開示されている。
特開2010−141106号公報 特開2000−138477号公報 特開平10−303574号公報 実開平6−13188号公報 登録実用新案第3021144号公報
上記の特許文献1、2、5はビスを使用しないで回路基板をシャーシに取り付け可能にするものである。また、特許文献3は固定ネジと引掛部とで回路基板をシャーシに固定するものである。また、特許文献4は立て爪で回路基板の位置決めをし、ネジで回路基板をシャーシに固定するものである。このように、特許文献1〜5では回路基板を固定する手段としてビス(ネジ)を用いる以外に、回路基板を押さえる構造を用いている。
ところで、回路基板に搭載される電子部品からの発熱を効率良く放熱するために、シャーシに放熱シート貼り付け、この放熱シートと回路基板とを密着させる場合がある。この場合、放熱シートの高さによって回路基板が浮き上がるので、ビスで回路基板の四方を固定すると放熱シートに密着し易い。しかしながら、組み立て時のビス止めに時間を要し、部品代も高い。
そこで、特許文献1〜5のような回路基板を押さえる構造を用いると、作業性が向上し、コストダウンにもなるかもしれない。しかしながら、回路基板の位置決め、固定及び浮き上がり防止という課題は必ずしもこれらの構造では解決されない。
本発明は、回路基板の位置決め、固定及び浮き上がり防止を実現するとともに、作業性の向上及びコストダウンも実現する回路基板の固定構造を提供することを目的とする。また、その固定構造を有する記録媒体再生装置を提供することも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、シャーシに設けられた回路基板の固定構造において、前記回路基板に略垂直な前記シャーシの壁部から前記回路基板側へ略直角に延出した第1片部と、該第1片部から前記回路基板の側端面に沿って延出した第2片部と、該第2片部から前記回路基板側へ前記第1片部に対向するように延出した第3片部とを備え、前記第1片部と前記第3片部との間に前記回路基板が挟まれることを特徴とする。
この構成によれば、回路基板を、第1片部で支持でき、第2片部で位置決めでき、第3片部で押さえることができる。
上記の回路基板の固定構造において、前記第3片部は、前記回路基板の上面側に位置し、前記第1片部より小さいことが望ましい。
この構成によれば、回路基板を固定構造に係合させる際に、回路基板を第1片部に沿わせながら第3片部との間に挿嵌させることができ、作業性がよい。
また上記の回路基板の固定構造において、前記第3片部の端部から斜め上方に延出した第4片部を備えることが望ましい。また上記の回路基板の固定構造において、前記第3片部の端部は、前記第1片部が延出する方向の端部であってもよいし、前記第3片部が延出する方向の端部であってもよい。
これらの構成によれば、回路基板を固定構造に係合させる際に、まず回路基板を斜め上方から第4片部に沿わせてから、第1片部に沿わせることで、回路基板を第1片部と第3片部との間に挿嵌させることができ、作業性がよい。
また上記の回路基板の固定構造において、剛性及びコストの観点から、前記シャーシが板金部材であり、前記第1〜第3片部は曲げ加工によって形成されることが望ましい。
また上記の回路基板の固定構造において、前記第1片部と前記第3片部とで前記回路基板が挟持されるようにしてもよい。
この構成によれば、回路基板の第1片部又は第3片部に接触する部分に銅箔等を設けてアースすることも可能である。
また本発明は、上記の何れかに記載の回路基板の固定構造を有する記録媒体再生装置とする。
本発明によると、回路基板の固定構造により、ビス止めだけで回路基板を固定する場合よりも部品点数が減り、コストダウンすることができる。また、第4片部や第1片部に沿って回路基板を固定構造に挿嵌できるので作業性が向上する。また、第2片部によって回路基板が位置決めされるので作業性がよい。また、第3片部によって回路基板が押さえられるので、回路基板の浮き上がりが防止される。
本発明の一実施形態であるHDD一体型光ディスク装置の構成及びその周辺機器を示すブロック図である。 本発明の一実施形態であるHDD一体型光ディスク装置のシャーシの斜視図である。 図2Aの円で囲まれた部分の拡大図である。 図2Aのシャーシを異なる方向から見た斜視図である。 図3Aの円で囲まれた部分の拡大図である。 図2Aに回路基板を加えた図である。 図4Aの円で囲まれた部分の拡大図である。 本発明の一実施形態であるHDD一体型光ディスク装置のシャーシの他の形態の斜視図である。 図5Aの円で囲まれた部分の拡大図である。 図5Aのシャーシを下面側から見た斜視図である。
以下、本発明の記録媒体再生装置の一例として、録画再生装置であるハードディスクドライブ(HDD)一体型光ディスク装置を用いて説明する。
図1は、HDD一体型光ディスク装置10の構成及びその周辺機器を示すブロック図である。HDD一体型光ディスク装置10には、テレビ等の表示装置11と、ケーブルテレビや衛星放送等のセットトップボックス又はビデオデッキ等の録画再生装置に代表される外部装置12とが接続されている。本HDD一体型光ディスク装置10はBD(Blu-ray Disc)及びDVDの録画/再生に対応している。またHDD一体型光ディスク装置10は、リモコン13によって操作可能である。
HDD一体型光ディスク装置10は、チューナ16と、映像/音声圧縮伸長部17と、HDD記録再生部18と、BD/DVD記録再生部19と、OSD(On Screen Display)部20と、映像出力部21と、音声出力部22と、メモリ23と、リモコン受信部24と、外部I/F25と、制御部26とを備えている。
チューナ16は、アンテナ15で受信したデジタルテレビ放送信号を復調、デジタル化する。映像/音声圧縮伸長部17は、チューナ16や外部装置12から受け取った映像/音声データをMPEG2等に準拠して圧縮符号化したり、HDD記録再生部18又はBD/DVD記録再生部19で再生された圧縮された映像/音声データを伸長復号したりする。
HDD記録再生部18は、映像/音声圧縮伸長部17から受け取った圧縮された映像/音声データをHDDに記録したり、HDDに記録されたデータを再生したりする。BD/DVD記録再生部19は、映像/音声圧縮伸長部17から受け取った圧縮された映像/音声データを挿入されたDVD又はBDに記録したり、DVD又はBDに記録されたデータを再生したりする。
OSD部20は、各種設定値を表示装置11の一部に表示しながら設定できるようにする。映像出力部21は、OSD部20からの映像信号をアナログ化し、表示装置11へ出力する。音声出力部22は、映像/音声圧縮伸長部17からの音声信号をアナログ化し、表示装置へ出力する。
メモリ23は、ROMやRAMからなり、各種プログラムや各種データ等を記憶する。リモコン受信部24は、赤外線受光部等からなり、リモコン13からの信号を受信する。外部I/F25は、外部装置12が接続される外部入力端子等からなる。制御部26は、マイクロプロセッサ等からなり、HDD一体型光ディスク装置10の各部を制御する。
図2AはHDD一体型光ディスク装置10のシャーシの斜視図であり、図2Bは図2Aの円で囲まれた部分の拡大図である。図3Aは図2Aのシャーシを異なる方向から見た斜視図であり、図3Bは図3Aの円で囲まれた部分の拡大図である。図4Aは図2Aに回路基板を加えた図であり、図4Bは図4Aの円で囲まれた部分の拡大図である。
シャーシ30は、HDD一体型光ディスク装置10の各種部材を搭載するボトムシャーシであり、筐体としての役割もある。シャーシ30は鉄等の金属製であって、板金部材を曲げ加工、絞り加工、パンチ等によって成形したものである。
回路基板40は、メモリ23、制御部26等の部材を搭載した基板である。回路基板40はシャーシ30にビス及び後述する固定構造によって固定される。なお、ビスに代えてフック等の係止手段を用いることもできる。以下、回路基板の固定構造について詳しく説明する。
シャーシ30は、底面部31と、底面部31の後端が略直角に背面側上方に折り曲げられて形成された背面部32と、底面部31の両側端がそれぞれ略直角に側面上方に折り曲げられて形成された側面部33、33と、底面部31の前端が略直角に前面側上方に折り曲げられて形成された前面部34とを備えている。この構成により、背面部32は回路基板40に略垂直な壁部となる。
そして、背面部32の一部が切り込まれ、さらに折り曲げられて回路基板40の固定構造である固定部35が形成されている。この固定部35は回路基板40の後端の角付近に位置している。また、背面部32の一部が切り込まれ、さらに折り曲げられて回路基板40の下面を支持する支持部36が形成されている。支持部36は回路基板40の後端のもう一方の角付近に位置しており、回路基板40のアースとして用いることもある。
また、底面部31には回路基板40に対向する位置に絞り加工によって略四角錐台形状に突出させた放熱シート設置台37が形成されている。この放熱シート設置台37上にシリコン等からなる放熱シート(不図示)が貼り付けられる。さらに、底面部には回路基板40に対向する位置に絞り加工によって突出させた部分が2箇所形成され、それぞれの頂部にビス止め用のビス孔38、39が形成されている。なお、放熱シートがビス孔38、39よりも若干高く配置されるように設計されている。
固定部35は、図2B又は図3Bに示すように、シャーシ30を曲げ加工して形成された第1〜第4片部35a〜35dによって構成される。第1片部35aは、回路基板40に略垂直なシャーシ30の壁部である背面部32から、回路基板40側へ略直角に延出(突出)した矩形の板状部材である。本実施形態では、第1片部35aは回路基板40の下面側に位置し、回路基板40をシャーシ30の底面部31から離して支持する台座部となる。台座部は回路基板40が撓んだときにシャーシ30の底面31と接触(短絡)しないようにする役割もある。なお、回路基板40の第1片部35aに接触する部分に銅箔等を設けてアースすることも可能である。
第2片部35bは、第1片部35aから回路基板40の側端面40aに沿って延出した矩形の板状部材である。本実施形態では、第2片部35bは第1片部35aの側面の一部から略直角に上方に延びている。
第3片部35cは、第2片部35bから回路基板40側へ第1片部35aに対向するように延出した矩形の板状部材である。つまり、第3片部35cは第1片部35aと略平行である。本実施形態では、第3片部35cは回路基板40の上面側に位置し、回路基板40の浮き上がりを防止する押さえリブとなる。なお、回路基板40の第3片部35cに接触する部分に銅箔等を設けてアースすることも可能である。
また本実施形態では、第3片部35cは第1片部35aより小さく、上面から見ると第3片部35dは第1片部35aの後端付近に位置している。これにより、回路基板40を固定部35に係合させる際に、回路基板40を前方から後方へ向けて第1片部35aに沿わせながら第3片部35cとの間に挿嵌させることができ、作業性がよい。
第4片部35dは、第3片部35cの第1片部35aが延出する方向の端部から斜め上方に延出した矩形の板状部材である。本実施形態では、第4片部35dは第3片部35cの前端部から前方斜め上方に延びている。これにより、回路基板40を固定部35に係合させる際に、まず回路基板40を前方斜め上方から第4片部35dに沿わせてから、第1片部35aに沿わせて後ろ方向へ移動させることで、回路基板40を第1片部35aと第3片部35cとの間に挿嵌させることができ、作業性がよい。
そして、図4A又は図4Bに示すように、第1片部35aと第3片部35cとの間に回路基板40が挟まれる。固定部35でアースしない場合は若干余裕を持って挟む設計でもよい。つまり、第2片部35bの長さ(高さ)が回路基板40の厚みより若干大きくなるように設計する。一方、固定部35でアースする場合は第1片部35aと第3片部35cとで回路基板40をきつめに挟持することが望ましい。つまり、第2片部35bの長さ(高さ)が回路基板40の厚みとほぼ同じになるように設計する。
このように、固定部35を用いることにより、ビス止めだけで回路基板を固定する場合よりも部品点数が減り、コストダウンすることができる。また、回路基板40は、第4片部35dや第1片部35aに沿って固定部35に挿嵌できるので作業性が向上する。
また、回路基板40は、その左右方向が第2片部35bによって位置決めされ、その前後方向が背面部32によって位置決めされる。これにより、ビス孔38、39と回路基板のビス穴40b、40cとが重なるので、直ぐにビス止めでき、作業性がよい。
また、回路基板40は前方の2箇所のビス止めと後端の固定部35とで固定されるので、回路基板40の中央付近に位置する放熱シートによる回路基板40の浮き上がりが防止される。
なお、第2片部は上記実施形態のように上方に延出する以外に、下方に延出するようにしてもよい。第2片部が下方に延出している場合は第1片部が押さえリブ、第3片部が台座部となる。この場合、回路基板40を挿嵌し易くするために、第3片部を第1片部より大きくすることが望ましい。
なお、固定部35は少なくとも1箇所に設けられれば足りるが、2箇所設けると回路基板40の位置決めや固定がより確実となる。固定部35を2箇所設ける場合、例えば、支持部36を省略し、固定部35と対称な形状の固定部を回路基板40の後端のもう一方の角付近に対応させて設けることができる。
図5AはHDD一体型光ディスク装置10のシャーシの他の形態の斜視図であり、図5Bは図5Aの円で囲まれた部分の拡大図である。図6は図5Aのシャーシを下面側から見た斜視図である。
本実施形態のシャーシ50が上記の実施形態のシャーシ30と異なる主要な点は固定部55の構造であるので、以下では固定部55について詳しく説明し、上記のシャーシ30に準ずるその他の構については簡単に説明する。
シャーシ50は、底面部51と、背面部52と、側面部53、53と、前面部54とを備えている。
そして、背面部52の一部が切り込まれ、さらに折り曲げられて回路基板40の固定構造である固定部55が形成されている。この固定部55は回路基板40の後端の角付近に位置している。また、背面部52の一部が切り込まれ、さらに折り曲げられて回路基板40の下面を支持する支持部56が形成されている。支持部56は回路基板40の後端のもう一方の角付近に位置しており、回路基板40のアースとして用いることもある。また、底面部51には放熱シート設置台57、ビス孔58、59が形成されている。
固定部55は、図5Bに示すように、シャーシ50を曲げ加工して形成された第1〜第4片部55a〜55dによって構成される。第1片部35aは、回路基板40に略垂直なシャーシ50の壁部である背面部52から、回路基板40側へ略直角に延出(突出)した矩形の板状部材である。本実施形態では、第1片部55aは回路基板40の下面側に位置し、回路基板40をシャーシ50の底面部51から離して支持する台座部となる。台座部は回路基板40が撓んだときにシャーシ50の底面51と接触(短絡)しないようにする役割もある。なお、回路基板40の第1片部55aに接触する部分に銅箔等を設けてアースすることも可能である。
第2片部55bは、第1片部55aから回路基板40の側端面に沿って延出した矩形の板状部材である。本実施形態では、第2片部55bは第1片部55aの側面の一部から略直角に上方に延びている。
第3片部55cは、第2片部55bから回路基板40側へ第1片部55aに対向するように延出した矩形の板状部材である。つまり、第3片部55cは第1片部55aと略平行である。本実施形態では、第3片部55cは回路基板40の上面側に位置し、回路基板40の浮き上がりを防止する押さえリブとなる。なお、回路基板40の第3片部55cに接触する部分に銅箔等を設けてアースすることも可能である。
また本実施形態では、第3片部55cは第1片部55aより小さく、上面から見ると第3片部55dは第1片部55aの左端付近に位置している。これにより、回路基板40を固定部55に係合させる際に、回路基板40を右側方から左側方へ向けて第1片部55aに沿わせながら第3片部55cとの間に挿嵌させることができ、作業性がよい。
第4片部55dは、第3片部55cが延出する方向の端部から斜め上方に延出した矩形の板状部材である。本実施形態では、第4片部55dは第3片部55cの右端部から右斜め上方に延びている。これにより、回路基板40を固定部55に係合させる際に、まず回路基板40を右斜め上方から第4片部55dに沿わせてから、第1片部55aに沿わせて左方向へ移動させることで、回路基板40を第1片部55aと第3片部55cとの間に挿嵌させることができ、作業性がよい。
そして、第1片部55aと第3片部55cとの間に回路基板40が挟まれる。固定部55でアースしない場合は若干余裕を持って挟む設計でもよい。つまり、第2片部55bの長さ(高さ)が回路基板40の厚みより若干大きくなるように設計する。一方、固定部35でアースする場合は第1片部55aと第3片部55cとで回路基板40をきつめに挟持することが望ましい。つまり、第2片部55bの長さ(高さ)が回路基板40の厚みとほぼ同じになるように設計する。
このように、固定部55を用いることにより、ビス止めだけで回路基板を固定する場合よりも部品点数が減り、コストダウンすることができる。また、回路基板40は、第4片部55dや第1片部55aに沿って固定部35に挿嵌できるので作業性が向上する。
また、回路基板40は、その左右方向が第2片部55bによって位置決めされ、その前後方向が背面部52によって位置決めされる。これにより、ビス孔58、59と回路基板のビス穴40b、40cとが重なるので、直ぐにビス止めでき、作業性がよい。
また、回路基板40は前方の2箇所のビス止めと後端の固定部55とで固定されるので、回路基板40の中央付近に位置する放熱シートによる回路基板40の浮き上がりが防止される。
なお、第2片部は上記実施形態のように上方に延出する以外に、下方に延出するようにしてもよい。第2片部が下方に延出している場合は第1片部が押さえリブ、第3片部が台座部となる。この場合、回路基板40を挿嵌し易くするために、第3片部を第1片部より大きくすることが望ましい。
なお、固定部55は少なくとも1箇所に設けられれば足りるが、2箇所設けると回路基板40の位置決めや固定がより確実となる。固定部55を2箇所設ける場合、例えば、支持部56を省略し、固定部55と対称な形状の固定部を回路基板40の後端のもう一方の角付近に対応させて設けることができる。
上記の2つの実施形態で説明したようにシャーシ30、50に回路基板40を組み付けた後は、リアパネル(不図示)を取り付ける。回路基板40の後端にはシャーシ30、50から突出するように映像や音声信号を入出力するためのジャックが複数取り付けられている。
従来はシャーシ後端に回路基板を固定する構造はなく、シャーシに回路基板を取り付けた状態で、放熱シートによって回路基板の後端が若干浮き上がっており、ジャックも浮き上がっている状態であった。そこで、従来はリアパネルに回路基板を押さえるリブを設けて回路基板を押さえながらリアパネルを取り付けていたが、リアパネルのジャック挿入穴にジャックを嵌めにくかった。したがって、従来はリアパネルのジャック挿入穴を大きくする必要があった。そのため、ジャック挿入穴に対してジャックがオフセンターしてしまっていた。
これに対して本発明によれば、シャーシ30、50に固定部35、55を設けることにより、回路基板40が浮き上がることがなく、リアパネルに回路基板を押さえるリブを設けたり、リアパネルのジャック挿入穴を大きくしたりしなくてもリアパネルを簡単に取り付けることができ、ジャック挿入穴に対してジャックがオフセンターすることもない。また、放熱シートと回路基板40との密着性が向上するので放熱性能がよい。また、回路基板40が浮き上がることがないので、安定してアースの効果が得られる。
本発明は各種電気機器に利用でき、特に、光ディスク装置等の再生装置や録画再生装置、ハードディスク装置等の録画再生装置に有効に利用することができる。また、テレビ受像機やセットトップボックス、複数の再生部又は記録再生部を1つの筐体に組み込んだ複合機、例えばHDD一体型光ディスク装置等にも利用することができる。また、1つ以上の再生部又は記録再生部を組み込んだテレビ受像機にも利用することができる。
10 HDD一体型光ディスク装置(記録媒体再生装置)
11 表示装置
12 外部装置
13 リモコン
15 アンテナ
16 チューナ
17 映像/音声圧縮伸長部
18 HDD記録再生部
19 BD/DVD記録再生部
20 OSD部
21 映像出力部
22 音声出力部
23 メモリ
24 リモコン受信部
25 外部I/F
26 制御部
30、50 シャーシ
31、51 底面部
32、52 背面部
33、53 側面部
34、54 前面部
35、55 固定部(固定構造)
36、56 支持部
37、57 放熱シート設置台
38、39、58、59 ビス孔
40 回路基板
40a 側端面

Claims (8)

  1. シャーシに設けられた回路基板の固定構造において、
    前記回路基板に略垂直な前記シャーシの壁部から前記回路基板側へ略直角に延出した第1片部と、該第1片部から前記回路基板の側端面に沿って延出した第2片部と、該第2片部から前記回路基板側へ前記第1片部に対向するように延出した第3片部とを備え、
    前記第1片部と前記第3片部との間に前記回路基板が挟まれることを特徴とする回路基板の固定構造。
  2. 前記第3片部は、前記回路基板の上面側に位置し、前記第1片部より小さいことを特徴とする請求項1記載の回路基板の固定構造。
  3. 前記第3片部の端部から斜め上方に延出した第4片部を備えることを特徴とする請求項2記載の回路基板の固定構造。
  4. 前記第3片部の端部は、前記第1片部が延出する方向の端部であることを特徴とする請求項3記載の回路基板の固定構造。
  5. 前記第3片部の端部は、前記第3片部が延出する方向の端部であることを特徴とする請求項3記載の回路基板の固定構造。
  6. 前記シャーシが板金部材であり、前記第1〜第3片部は曲げ加工によって形成されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の回路基板の固定構造。
  7. 前記第1片部と前記第3片部とで前記回路基板が挟持されることを特徴とする請求項6記載の回路基板の固定構造。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の回路基板の固定構造を有する記録媒体再生装置。
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