JP2013041389A5 - - Google Patents
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Description
車両の交差点赤信号による減速・停止・発進・加速頻度を少なくすることによって車両の排出ガス量・燃料消費量を削減する事を目的としたシステムに「信号同期速度制御システム」がある。
上記「信号同期速度制御システム」には交差点の信号変化タイミング情報を路側から車両に伝達し車両が走行速度を算出して制御する方式と、路側で車両位置を検出して走行速度を算出し、これを車両に通報して制御する方式があるが、いずれの方式においても、交通量が少なく、走行速度の調整が可能で、かつ道路に対する交差交通量が少なく、信号の系統的制御が可能な、地方都市間道路への適用が有効であるとされている(非特許文献1)。
上記「信号同期速度制御システム」には交差点の信号変化タイミング情報を路側から車両に伝達し車両が走行速度を算出して制御する方式と、路側で車両位置を検出して走行速度を算出し、これを車両に通報して制御する方式があるが、いずれの方式においても、交通量が少なく、走行速度の調整が可能で、かつ道路に対する交差交通量が少なく、信号の系統的制御が可能な、地方都市間道路への適用が有効であるとされている(非特許文献1)。
一方、上記「信号同期速度制御システム」の問題点を解決し、交通量の多い都市部道路においても適用可能なシステムとして「交差点無停止走行制御システム」が提案されている。(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5)。
交差点無停止走行制御システムとは、車両が次に通過すべき信号交差点Aにいたる道路上交差点Aから一定距離D上流の特定地点Pにおいて、車両が次に通過すべき交差点Aの信号状態情報、前記特定地点Pから交差点Aまでの間の道路距離D情報、前記特定地点Pから交差点Aまでの間の許容最高走行速度Vmax情報、および車両の特定地点P通過時刻tp 等から車両が交差点Aを青信号・無停止で通過するための推奨走行速度vopt 等の走行条件、あるいは走行条件算出に必要な各種情報、を車両に通報し、車両は前記通報された、あるいは車両において算出した、走行条件で交差点Aまで走行し交差点Aを青信号・無停止で通過せしめるものである。
交差点無停止走行制御システムとは、車両が次に通過すべき信号交差点Aにいたる道路上交差点Aから一定距離D上流の特定地点Pにおいて、車両が次に通過すべき交差点Aの信号状態情報、前記特定地点Pから交差点Aまでの間の道路距離D情報、前記特定地点Pから交差点Aまでの間の許容最高走行速度Vmax情報、および車両の特定地点P通過時刻tp 等から車両が交差点Aを青信号・無停止で通過するための推奨走行速度vopt 等の走行条件、あるいは走行条件算出に必要な各種情報、を車両に通報し、車両は前記通報された、あるいは車両において算出した、走行条件で交差点Aまで走行し交差点Aを青信号・無停止で通過せしめるものである。
省エネルギーセンター 平成6年度「燃料消費効率化改善に関する調査報告書」1.2 走行方法改善によるエネルギー低減施策の適用条件とその効果
特開2006−031573
特開2006−251836
特開2007−233962
特開2009−205281
特開2011−046272
先ず、本願発明の基本となる「交差点無停止走行制御方法」について、その概要を以下
に示す。
「交差点無停止走行制御方法」の基本は、図1および図2に示す如く、交差点Aから道路(車両走行)距離D上流にある特定地点Pを時刻t1p〜t3p の交差点Aの1信号周期Tp の間に通過する車両C1、C2、・・・Cn を、時刻t2a 〜t3a の交差点A青信号期間Tg の間に交差点Aを通過させるべく特定地点Pに設けた路側装置において車両C1、C2、・・・Cn 個々にあるいは車両の特定地点P通過時刻毎に走行条件あるいは走行条件算出に必要な各種情報を車両に提示し、車両C1、C2、・・・Cn は提示された、あるいは算出された走行条件で交差点Aまで走行して交差点Aを青信号・無停止で通過するものである。
に示す。
「交差点無停止走行制御方法」の基本は、図1および図2に示す如く、交差点Aから道路(車両走行)距離D上流にある特定地点Pを時刻t1p〜t3p の交差点Aの1信号周期Tp の間に通過する車両C1、C2、・・・Cn を、時刻t2a 〜t3a の交差点A青信号期間Tg の間に交差点Aを通過させるべく特定地点Pに設けた路側装置において車両C1、C2、・・・Cn 個々にあるいは車両の特定地点P通過時刻毎に走行条件あるいは走行条件算出に必要な各種情報を車両に提示し、車両C1、C2、・・・Cn は提示された、あるいは算出された走行条件で交差点Aまで走行して交差点Aを青信号・無停止で通過するものである。
ここで、図1に示す方式と図2に示す方式の違いは、図1においては、車両の特定地点P通過時刻
tp に対する交差点A到達予定時刻ta の関係を(数1)式を満足するように設定するのに対し、図2においては、(数2)式の如く設定するところにある。
tp に対する交差点A到達予定時刻ta の関係を(数1)式を満足するように設定するのに対し、図2においては、(数2)式の如く設定するところにある。
即ち、図1の方式においては、特定地点Pの通過時刻tpの時刻t1p からの差時間(tp −t1p)の信号周期Tp に対する割合が、交差点Aへの到達予定時刻ta の時刻t2a からの差時間(ta −t2a)の青信号継続時間Tg に対する割合に一致するように交差点A到達予定時刻 ta を設定するのに対し、
図2の方式においては、特定地点P通過車両に対して、許容最高走行速度Vmax 以下の範囲内で最短時間で交差点Aの青信号継続時間内(t2a〜t3a)に到着するように交差点A到達予定時刻 ta を設定するところにある。
図2の方式においては、特定地点P通過車両に対して、許容最高走行速度Vmax 以下の範囲内で最短時間で交差点Aの青信号継続時間内(t2a〜t3a)に到着するように交差点A到達予定時刻 ta を設定するところにある。
従って、特定地点Pにおいて交差点Aに向かう車両に対して提供される特定地点P−交差点A間推奨所要時間topt 、推奨走行速度vopt は、図1に示す方式、図2に示す方式とも各々(数3)式、(数4)式で示されることになる。
上記の如く車両は特定地点Pに設けられた路側装置から当該車両の特定地点P通過時刻
tp に対応した推奨所要時間topt 、推奨走行速度vopt の走行条件を通報され、通報された走行条件で交差点Aに向けて走行するのであるが、実際の走行においては通報された走行条件からずれてしまう恐れもある。
この問題を解決する方策として車両側において特定地点P通過後の経過時間Δt および走行距離ΔD を計数しつつ走行し、経過時間Δt が一定時間T変化するごとに、修正推奨所要時間toptt、修正推奨走行速度voptt の修正走行条件を(数5)式および(数6)式を用いて算出し、車両をこの一定時間T毎に修正される最新の修正走行条件に順次更新しつつ交差点Aまでの間を走行する。
tp に対応した推奨所要時間topt 、推奨走行速度vopt の走行条件を通報され、通報された走行条件で交差点Aに向けて走行するのであるが、実際の走行においては通報された走行条件からずれてしまう恐れもある。
この問題を解決する方策として車両側において特定地点P通過後の経過時間Δt および走行距離ΔD を計数しつつ走行し、経過時間Δt が一定時間T変化するごとに、修正推奨所要時間toptt、修正推奨走行速度voptt の修正走行条件を(数5)式および(数6)式を用いて算出し、車両をこの一定時間T毎に修正される最新の修正走行条件に順次更新しつつ交差点Aまでの間を走行する。
上記においては経過時間Δt が一定時間T変化する毎に修正推奨所要時間toptt 、修正推奨走行速度voptt を算出するとしているが、これに代えて走行距離ΔDが一定値Dsに達する毎にこれらの算出を行う方法もある。ただし以下においては経過時間Δt が一定時間T変化する毎に修正推奨所要時間toptt 、修正推奨走行速度voptt を算出する方法に限定して説明する。
即ち、車両に走行速度制御装置が装着されている場合は、特定地点P通過時および特定地点P通過後経過時間Δt=n・T毎に前記推奨走行速度vopt あるいは修正推奨走行速度voptt を走行速度制御装置へ設定速度として自動的に入力・更新することによって車両は自動的に推奨走行速度vopt あるいは更新された推奨走行速度voptt で交差点Aに向けて走行し交差点Aを青信号・無停止で通過できることになる。
次に本願発明の基本的考え方を、図3を用いて以下に示す。
但し、以下の説明においては、特定地点P通過時の車両走行は速度範囲Vmin 〜Vmax (Vmin=D/(t2a −t1p )=D/{Tn+(D/Vmax)}:許容最小走行速度、Vmax:許容最高走行速度)の通常走行(巡航走行)であるとする。即ち、特定地点Pは、停止点・交差点の直前・直後等のごとき減速/加速が必要でない地点であるとする。
(もし特定地点Pを交差点通過直後の地点等の加速走行が必要な地点に設定せざるを得ない場合等においては、特定地点Pにおいて車両は一旦必要な情報を取得し、その後車両に自由走行させて、車両走行が通常走行状態(巡航走行状態)に達した地点を第二の特定地点としてこの地点から以下に述べる交差点走行制御を行うことによって上記問題は解決される。)
但し、以下の説明においては、特定地点P通過時の車両走行は速度範囲Vmin 〜Vmax (Vmin=D/(t2a −t1p )=D/{Tn+(D/Vmax)}:許容最小走行速度、Vmax:許容最高走行速度)の通常走行(巡航走行)であるとする。即ち、特定地点Pは、停止点・交差点の直前・直後等のごとき減速/加速が必要でない地点であるとする。
(もし特定地点Pを交差点通過直後の地点等の加速走行が必要な地点に設定せざるを得ない場合等においては、特定地点Pにおいて車両は一旦必要な情報を取得し、その後車両に自由走行させて、車両走行が通常走行状態(巡航走行状態)に達した地点を第二の特定地点としてこの地点から以下に述べる交差点走行制御を行うことによって上記問題は解決される。)
P−交差点A間距離Dおよび許容最高走行速度Vmax から特定地点P通過時の車両走行速度に無関係に推奨走行速度vopt を、また、特定地点P通過時点から一定時間経過毎に修正された推奨走行速度(以降は、推奨走行速度および修正された推奨走行速度を一括して推奨走行速度と言う)を算出して、前記算出した推奨走行速度で交差点まで走行し交差点を無停止で走行する。
この場合速度制御装置を有しない車両においては、運転者は手動操作により推奨走行速度の維持に努めることになる。
この場合速度制御装置を有しない車両においては、運転者は手動操作により推奨走行速度の維持に努めることになる。
この算出結果交差点A到達予定時刻taが交差点Aの青信号期間t2a〜t3aの間にあるとき(図3の車両X2 の場合)は、車両運転者に対して現行走行速度vでの走行を継続させる。
ただし、上記算出結果が青信号期間t2a 〜t3a の間になく、ta が(数8)式なる関係を満足する状況(図3の車両X1 の場合)においては、車両の修正交差点A到達予定時刻ta’
が(数9)式を満足するような推奨走行速度voptを(数10)式を用いて算出、あるいは現行走行速度vから等減速度走行あるいは惰性走行で(数9)式を満足する時刻に交差点Aに到着できるよう走行条件を算出(等減速度走行あるいは惰性走行での走行条件算出方法は特許文献4、特許文献5を参照されたい)、し、前記算出した走行条件(推奨走行速度vopt あるいは現走行速度vからの等減速度走行・惰性走行)での交差点Aに向けての車両走行を指示する。
ただし、上記算出結果が青信号期間t2a 〜t3a の間になく、ta が(数8)式なる関係を満足する状況(図3の車両X1 の場合)においては、車両の修正交差点A到達予定時刻ta’
が(数9)式を満足するような推奨走行速度voptを(数10)式を用いて算出、あるいは現行走行速度vから等減速度走行あるいは惰性走行で(数9)式を満足する時刻に交差点Aに到着できるよう走行条件を算出(等減速度走行あるいは惰性走行での走行条件算出方法は特許文献4、特許文献5を参照されたい)、し、前記算出した走行条件(推奨走行速度vopt あるいは現走行速度vからの等減速度走行・惰性走行)での交差点Aに向けての車両走行を指示する。
しかし、車両の交差点A到達予定時刻ta が(数11)式を満足する状況(図3の車両X3 の場合)においては、車両の修正交差点A到達予定時刻ta’が(数12)式を満足するような推奨走行速度vopt を(数13)式を用いて算出した場合、前記算出した推奨走行速度voptは本交差点無停止走行制御システムにおける許容最小走行速度Vmin =D/(t4a−t3p )=D/(t2a −t1p )より低速となり、このような速度での交差点Aに向けての走行は周辺車両に走行妨害を及ぼす恐れがある。
そこで特許文献1あるいは特許文献2に示される如く改めて修正交差点A到達予定時刻ta’ がta’
<t3a となるように推奨走行速度vopt(但しvopt <Vmax )を算出してその速度で交差点Aに向かうことも可能であるが、この場合車両速度は車両現速度vからの加速速度となり走行の安全性が損なわれる恐れが出てくる。
従ってta >t3a なる場合は、当該車両には現走行速度vでの走行を交差点Aまで継続させ(但し車両運転者には赤信号停止指示を行って)交差点では赤信号で停止させることが安全走行上望ましいと言える。
そこで特許文献1あるいは特許文献2に示される如く改めて修正交差点A到達予定時刻ta’ がta’
<t3a となるように推奨走行速度vopt(但しvopt <Vmax )を算出してその速度で交差点Aに向かうことも可能であるが、この場合車両速度は車両現速度vからの加速速度となり走行の安全性が損なわれる恐れが出てくる。
従ってta >t3a なる場合は、当該車両には現走行速度vでの走行を交差点Aまで継続させ(但し車両運転者には赤信号停止指示を行って)交差点では赤信号で停止させることが安全走行上望ましいと言える。
上記の如く車両が現行走行速度v
での走行によって交差点Aに青信号期間内に到達できない場合でかつ現行走行速度vより減速した推奨走行速度を算出・指示することによって周辺他車両の走行に妨害を及ぼさない場合、即ち現行走行速度vより減速した推奨走行速度voptがvopt >Vmin の場合、は車両に現行走行速度vより減速した推奨走行速度(あるいは惰性走行条件等)を算出・指示することによって車両の交差点Aの青信号・無停止通過は可能になる。
での走行によって交差点Aに青信号期間内に到達できない場合でかつ現行走行速度vより減速した推奨走行速度を算出・指示することによって周辺他車両の走行に妨害を及ぼさない場合、即ち現行走行速度vより減速した推奨走行速度voptがvopt >Vmin の場合、は車両に現行走行速度vより減速した推奨走行速度(あるいは惰性走行条件等)を算出・指示することによって車両の交差点Aの青信号・無停止通過は可能になる。
以上の如く本願発明による「交差点走行制御システム」は、現行走行速度を保って走行によって交差点Aを青信号・無停止で通過できる場合は、車両(の走行速度制御装置等)に何らの新たな速度操作を行う必要もなく、また運転者に対しても何らかの新たな操作指示を行う必要もなくなる。
また、現行速度での走行によっては交差点Aを青信号無停止で通過できないと予測された場合でも、現行走行速度を減速することによって周辺他車両の走行に妨害とならない場合には、現行速度から減速した推奨走行速度を指示することによって、車両に交差点を青信号・無停止で通過させることができる。
しかし減速することによって他車両の走行妨害を引き起こす恐れがある場合には、車両運転者に交差点赤信号での停止を指示しつつ、現行速度を維持しての走行によって交差点で赤信号停止をする。
以上の如く、本願発明は従来の交差点無停止走行制御における特定地点P通過速度に無関係に走行条件を設定することによる「推奨走行速度を維持しての走行」に対する車両操作の煩雑さ、車両運転者の車両運転上の負荷を、低減することができ、システムの実現性を高めることができる。
また、現行速度での走行によっては交差点Aを青信号無停止で通過できないと予測された場合でも、現行走行速度を減速することによって周辺他車両の走行に妨害とならない場合には、現行速度から減速した推奨走行速度を指示することによって、車両に交差点を青信号・無停止で通過させることができる。
しかし減速することによって他車両の走行妨害を引き起こす恐れがある場合には、車両運転者に交差点赤信号での停止を指示しつつ、現行速度を維持しての走行によって交差点で赤信号停止をする。
以上の如く、本願発明は従来の交差点無停止走行制御における特定地点P通過速度に無関係に走行条件を設定することによる「推奨走行速度を維持しての走行」に対する車両操作の煩雑さ、車両運転者の車両運転上の負荷を、低減することができ、システムの実現性を高めることができる。
本願発明は、信号交差点Aの上流一定距離Dの特定地点に設けられ、そこを通過する車両に対し通過すべき信号交差点Aの信号状態情報、特定地点P−交差点A間距離D情報、特定地点P−交差点A間許容最高走行速度Vmax情報等を通報する路車間通信路側装置、および車両に搭載され路車間通信路側装置からの情報通報を受信して交差点走行制御の為の各種演算・処理・制御を行う車側装置から構成される。
但し上記路車間通信路側装置機能を、自車位置特定機能を有する車側装置からの定期的な車両現在位置情報通報を得て車両の特定地点P通過を知り、前記路車間通信路側装置が車側装置に通報すると同種情報を車側装置に通報する無線通信機能を有するセンター装置に置き換えることも可能である。この場合、車側装置機能の一部、例えば車両の交差点A到達予定時刻の算出等、をセンター装置側に移すことも可能である。
但し上記路車間通信路側装置機能を、自車位置特定機能を有する車側装置からの定期的な車両現在位置情報通報を得て車両の特定地点P通過を知り、前記路車間通信路側装置が車側装置に通報すると同種情報を車側装置に通報する無線通信機能を有するセンター装置に置き換えることも可能である。この場合、車側装置機能の一部、例えば車両の交差点A到達予定時刻の算出等、をセンター装置側に移すことも可能である。
図4に示す「交差点走行制御システム」車側装置構成例、および図5に示す車側装置構成例演算処理手順例、を用いて前記本願発明の実施例を説明する。
図4において、
41は、特定地点Pに設けた路側装置Pから送信される、特定地点P通過時刻 tp 、交差点A信号状態遷移情報(図3の時刻 t2a、t3a、t4a、・・等)、特定地点P−交差点A間道路距離D
、特定地点P−交差点A間許容最高/最低走行速度Vmax/Vmin 、等を受信する路車間通信車側装置、
41は、特定地点Pに設けた路側装置Pから送信される、特定地点P通過時刻 tp 、交差点A信号状態遷移情報(図3の時刻 t2a、t3a、t4a、・・等)、特定地点P−交差点A間道路距離D
、特定地点P−交差点A間許容最高/最低走行速度Vmax/Vmin 、等を受信する路車間通信車側装置、
42は、前記路車間通信車側装置41が受信した各種情報、および自車の走行速度情報を持つ自車速パルスから、特定地点P通過後の経過時間Δtおよび車両走行距離ΔDの計数を行い、経過時間Δt が一定値T 経過毎に前記(数7)式により自車の交差点A到達予定時刻ta を予測し、交差点A到達予定時刻taによって現行走行速度での走行継続、あるいは推奨走行速度による走行指示を行う演算装置であり、本演算装置42出力である推奨走行速度vopt および車両走行速度v は各々後述の表示装置43に表示されると共に、速度制御装置44へ設定速度および車両走行速度として入力される。
43は、演算装置42出力である推奨走行速度 vopt、車両走行速度v 、あるいは赤信号停止指示を車両ドライバーに表示出力する表示装置、
44は、演算装置42出力である推奨走行速度 voptを設定速度として、また車両走行速度vを車両走行速度として入力し、車両走行速度が設定速度に一致するように車両走行速度の制御をする走行速度制御装置、
である。
但し、速度制御装置においては前記推奨走行速度が設定速度として入力されない場合、あるいは車両に前方走行車両がある場合は、運転者の手動操作による走行となる。
44は、演算装置42出力である推奨走行速度 voptを設定速度として、また車両走行速度vを車両走行速度として入力し、車両走行速度が設定速度に一致するように車両走行速度の制御をする走行速度制御装置、
である。
但し、速度制御装置においては前記推奨走行速度が設定速度として入力されない場合、あるいは車両に前方走行車両がある場合は、運転者の手動操作による走行となる。
ここで車両走行速度vは、例えば車両のプロペラシャフト回転数に比例した自車速パルス数から、また車両走行距離ΔD
はプロペラシャフト回転数に比例したパルス数の積分値として、各々得ることができる。
はプロペラシャフト回転数に比例したパルス数の積分値として、各々得ることができる。
次に5図において、
501は、図4に示す「交差点無停止走行制御システム」車側装置における演算装置
42の処理手順開始点、
502は、特定地点P通過の有無を確認する特定地点P通過確認処理、
503は、特定地点P通過時、路側装置からの各種情報(特定地点P通過時刻、交差点Aの信号状態情報、特定地点P−交差点A間道路距離D、特定地点P−交差点A間許容最高/最低走行速度Vmax/Vmin、等)を取得する情報取得処理、
501は、図4に示す「交差点無停止走行制御システム」車側装置における演算装置
42の処理手順開始点、
502は、特定地点P通過の有無を確認する特定地点P通過確認処理、
503は、特定地点P通過時、路側装置からの各種情報(特定地点P通過時刻、交差点Aの信号状態情報、特定地点P−交差点A間道路距離D、特定地点P−交差点A間許容最高/最低走行速度Vmax/Vmin、等)を取得する情報取得処理、
506は、特定地点P通過後の経過時間Δt が一定時間Tのn倍に到達したか否かを判定するΔt 判定処理、
507は、処理506で特定地点P通過後の経過時間Δtが一定時間Tのn倍に未到達と判定した場合、その時点での特定地点Pからの走行距離ΔDが交差点Aにごく接近しているか否か(即ち車両現在位置から交差点Aまでの道路距離がD0未満か否か)の判定を行う交差点A接近判定処理であり、ΔDが(D−D0)以上になったと判定した場合は本特定地点P−交差点A間の交差点走行制御は完了したものとして、次の特定地点の通過を待つ。
507は、処理506で特定地点P通過後の経過時間Δtが一定時間Tのn倍に未到達と判定した場合、その時点での特定地点Pからの走行距離ΔDが交差点Aにごく接近しているか否か(即ち車両現在位置から交差点Aまでの道路距離がD0未満か否か)の判定を行う交差点A接近判定処理であり、ΔDが(D−D0)以上になったと判定した場合は本特定地点P−交差点A間の交差点走行制御は完了したものとして、次の特定地点の通過を待つ。
510は、処理509で算出した自車両の交差点A到達予定時刻ta が 交差点A青信号期間t2a 〜t3a の間にあるか否かを判定する ta 判定処理1、
511は、自車両の交差点A到達予定時刻ta が(数8)式を満足するか否かを判定するta判定処理2、
512は、処理511の結果、交差点A到達予定時刻taが(数8)式を満足しない、即ち前記(数11)式を満足する、と判定した場合運転者に車両の交差点Aでの赤信号停止を指示するための表示を表示装置43に出力する赤信号停止表示処理、
513は、処理510で自車両の交差点A到達予定時刻taが時刻t2a〜t3aの間にあると判定した場合、あるいは処理511において車両の交差点到着予定時刻ta(数8)式を満足しないと判定した場合処理512に引き続き、車両運転者および速度制御装置に現行速度での走行を継続させる、現行走行速度継続処理、
511は、自車両の交差点A到達予定時刻ta が(数8)式を満足するか否かを判定するta判定処理2、
512は、処理511の結果、交差点A到達予定時刻taが(数8)式を満足しない、即ち前記(数11)式を満足する、と判定した場合運転者に車両の交差点Aでの赤信号停止を指示するための表示を表示装置43に出力する赤信号停止表示処理、
513は、処理510で自車両の交差点A到達予定時刻taが時刻t2a〜t3aの間にあると判定した場合、あるいは処理511において車両の交差点到着予定時刻ta(数8)式を満足しないと判定した場合処理512に引き続き、車両運転者および速度制御装置に現行速度での走行を継続させる、現行走行速度継続処理、
514は、処理511において自車両の交差点A到達予定時刻taが(数8)式を満足すると判定した場合、自車両の交差点A到達予定時刻ta'を前記(数9)に設定して、交差点Aまでの推奨走行速度vopt を前記(数10)式より算出するvopt算出処理1、
515は、処理514の算出結果である推奨走行速度 voptを表示装置43に(自車速vと比較して)表示する vopt 表示処理、
516は、処理514の算出結果である推奨走行速度voptを速度制御装置44の設定速度として出力するvopt 設定処理、
517は、特定地点P通過後の経過時間Δt が一定時間Tの何倍になったかを知るための次数nのインクリメント処理、
である。
515は、処理514の算出結果である推奨走行速度 voptを表示装置43に(自車速vと比較して)表示する vopt 表示処理、
516は、処理514の算出結果である推奨走行速度voptを速度制御装置44の設定速度として出力するvopt 設定処理、
517は、特定地点P通過後の経過時間Δt が一定時間Tの何倍になったかを知るための次数nのインクリメント処理、
である。
上記実施例1においては、「交差点走行制御システム」は特定地点の路側に設置された路側装置と車載装置で構成するとしたが、交差点の上流特定地点毎に路側装置を設ける代わりに、管轄域内各信号交差点の信号状態情報および推奨走行速度vopt算出に必要な各種情報を一括して所有するセンター装置を設け、センター装置−車載装置間を無線通信で接続することによって同様な機能を持たせることができる。
但しこの場合においては、車載装置は特定地点P特定機能を有して特定地点通過時にセンター装置に特定地点通過と合わせてその時の自車走行速度vを通報し、センター装置側では前記車載装置からの情報に加えて車両の次に通過すべき交差点の信号状態情報、車両の特定地点P通過時刻tp、特定地点−交差点間道路距離D、および特定地点−交差点間許容最高走行速度Vmax情報、を用いて車両の交差点到達予定時刻taを予測する。また特定地点P通過後一定時間T経過毎に車両側から走行距離情報ΔDを得て改めて交差点到達予定時刻ta の推定および必要に応じて推奨走行速度の算出を行い車両に通報する。
上記の如く構成・機能させることによって、車両運転者は実施例1と同様な効果を得ることができる。
上記の如く構成・機能させることによって、車両運転者は実施例1と同様な効果を得ることができる。
D:特定地点P−交差点A間車両走行距離、
Vmax : 特定地点P−交差点A間許容最高走行速度、
C1、C2、・・、Cn :時刻 t1p 〜 t3p の間に地点Pを通過する車両群、
X1、X2、X3 :本願発明説明のための車両走行例、
tp1、tp2、・・、tpn :車両C1、C2、・・、Cn が各々特定地点Pを通過する時刻、
ta1、ta2、・・、tan :車両C1、C2、・・、Cn が各々交差点Aに到着予定時刻、
T:v取り込み周期、ta 算出周期、
ΔD(nT):特定地点P通過後の経過時間Δt が、Δt = n・T経過する間の車両走行距離(=ΔD)、
topt: 特定地点P通過時に算出された特定地点P−交差点A間推奨所要時間、
vopt: 特定地点P通過時に算出された特定地点P−交差点A間推奨走行速度、
toptt: 時間Tごとに更新される推奨所要時間、
voptt: 時間Tごとに更新される推奨走行速度、
ta’:修正交差点A到達予定時刻、
Δta :車両の交差点A到達の時刻
t2a 、t4a、 に対する余裕時間、
Vmax : 特定地点P−交差点A間許容最高走行速度、
C1、C2、・・、Cn :時刻 t1p 〜 t3p の間に地点Pを通過する車両群、
X1、X2、X3 :本願発明説明のための車両走行例、
tp1、tp2、・・、tpn :車両C1、C2、・・、Cn が各々特定地点Pを通過する時刻、
ta1、ta2、・・、tan :車両C1、C2、・・、Cn が各々交差点Aに到着予定時刻、
T:v取り込み周期、ta 算出周期、
ΔD(nT):特定地点P通過後の経過時間Δt が、Δt = n・T経過する間の車両走行距離(=ΔD)、
topt: 特定地点P通過時に算出された特定地点P−交差点A間推奨所要時間、
vopt: 特定地点P通過時に算出された特定地点P−交差点A間推奨走行速度、
toptt: 時間Tごとに更新される推奨所要時間、
voptt: 時間Tごとに更新される推奨走行速度、
ta’:修正交差点A到達予定時刻、
Δta :車両の交差点A到達の時刻
t2a 、t4a、 に対する余裕時間、
Claims (1)
- 交差点Aの上流道路距離Dにある特定地点Pを交差点信号周期Tp(時刻t1p 〜t3p )の間に通過して交差点Aに向けて走行中の車両において、特定地点P通過時点tp から一定時間T経過毎に現時点の走行速度vで交差点Aまで走行した場合の交差点A到達予定時刻ta を算出し、その結果交差点A到達予定時刻taが目標とする青信号期間内(時刻t2a 〜t3a 間)にある場合は現走行速度vでの交差点Aに向けての走行を継続する、
交差点A到達予定時刻ta が青信号期間以前(ta <t2a )の場合は現走行速度vからの最小限の減速によって交差点Aに青信号期間内(時刻t2a 〜t3a 間)に到達する走行条件を算出してその走行条件での走行を行う、
ことを特徴とする交差点走行制御方法。
ここで、
ta :車両の交差点A到達予定時刻、
tp :車両の特定地点P通過時刻、
Tp :交差点信号周期
D:特定地点P−交差点A間距離
Vmax :特定地点P−交差点A間許容最高走行速度
t2a:青信号点灯時刻
t3a:青信号滅灯時刻
t1p =t3a −(D/Vmax +Tp )
t3p =t3a −(D/Vmax )
である。
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