JP2013041220A - 鼻装着用の磁場形成器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】花粉症対策として効果を高める。
【解決手段】左右一対のノーズパッド1,1とこれらを支持する支持体2とを有し、左右一対のノーズパッド1,1には、鼻側の面3aが凸となる曲面であり且つN極に着磁された板状磁石3が設けられている。めがねフレーム4を支持体2としている。
【選択図】図1
【解決手段】左右一対のノーズパッド1,1とこれらを支持する支持体2とを有し、左右一対のノーズパッド1,1には、鼻側の面3aが凸となる曲面であり且つN極に着磁された板状磁石3が設けられている。めがねフレーム4を支持体2としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、鼻装着用の磁場形成器具に関する。更に詳しくは、本発明は、鼻の周囲に磁場を形成する永久磁石をノーズパッドに設けた鼻装着用の磁場形成器具に関するものである。
花粉症対策の1つとして、めがねフレームのノーズパッドに磁力を持たせることが考えられている。なお、ノーズパッド内に永久磁石を設けた一般的な技術として、例えば特許文献1に記載されたメガネ用ノーズパッドがある。
しかしながら、めがねフレームのノーズパッドに単に磁力を付与しても、花粉症対策として顕著な効果を期待することはできない。
本発明は、花粉症対策としての効果を高めることができる鼻装着用の磁場形成器具を提供することを目的とする。
本発明は、花粉症対策としての効果を高めることができる鼻装着用の磁場形成器具を提供することを目的とする。
本願発明者らは、花粉症対策に磁力を利用することについて鋭意研究を行った結果、N極に近い側の磁場はS極に近い側の磁場に比べて血流を良くし鼻孔内を乾燥させる効果が高いことを知見すると共に、S極に近い側の磁場はプラスの電荷を有する花粉を反発する効果があることを知見した。本発明はかかる知見に基づき成されたものである。
請求項1記載の鼻装着用の磁場形成器具は、左右一対のノーズパッドとこれらを鼻に装着する状態に支持する支持体とを有し、左右一対のノーズパッドには、鼻側の面が凸となる曲面であり且つN極に着磁されている板状磁石が設けられている。
また、請求項2記載の鼻装着用の磁場形成器具は、支持体がめがねフレームとなっている。
また、請求項2記載の鼻装着用の磁場形成器具は、支持体がめがねフレームとなっている。
請求項1記載の発明では、使用者が磁場形成器具を鼻に装着すると、鼻及びその周囲に磁場が形成される。ノーズパッドに設けられた板状磁石の鼻側の面はN極、反対側の面はS極になっているので、各ノーズパッドの鼻側の面→鼻→鼻の外→各ノーズパッドの反対側の面へと向かう磁力線が形成される。ここで、N極に近い側の磁場はS極に近い側の磁場よりも血流を良くして鼻孔内を乾燥させる効果があることが分かっている。本発明では、N極に近い側の磁場を鼻内に形成するので、単に磁力の効果で血流を良くするだけではなく、最も効果的に血流を良くして鼻孔内を乾燥させることができる。
しかも、板状磁石の鼻側の面は凸となる曲面となっているので、鼻内へと向かう磁力線の方向が広がり、鼻内のより広い範囲に磁場を形成することができる。そのため、上述の磁場の効果をより広い範囲で受けることができる。
また、S極に近い側の磁場は、プラスの電荷を有する花粉を反発させる効果があることも分かっている。本発明では、S極に近い側の磁場を鼻の周囲に形成するので、謂わば花粉に対するバリアが鼻の周囲に形成され、鼻孔内への花粉の進入を抑制することができる。
つまり、鼻の血流を良くして鼻孔内の粘膜を改善する効果と、鼻の周囲に花粉に対するバリアを形成する効果とを有しており、これらの効果が相俟って花粉症対策に適している。
また、請求項2の発明では、めがねを利用して磁場形成器具を構成することができ、めがね使用者はわざわざ磁場形成器具を別に用意する必要がなくなり、便利である。
以下、本発明の構成を図面に示す形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に本発明の鼻装着用の磁場形成器具の第1の実施形態を示す。鼻装着用の磁場形成器具(以下、単に磁場形成器具という)は、左右一対のノーズパッド1,1とこれらを鼻に装着する状態に支持する支持体2とを有し、左右一対のノーズパッド1,1には、鼻側の面3aが凸となる曲面であり且つN極に着磁されている板状磁石3が設けられている。本実施形態では磁場形成器具をめがねに組み込んでおり、めがねフレーム4を支持体2としている。
本実施形態では、めがねフレーム4の左右のレンズ枠部4a,4aに取付金具5がそれぞれ設けられており、各ノーズパッド1の取付凸部1aを取付金具5の先端に嵌め込んでねじ止めすることで、各ノーズパッド1の中央が支持体2としてのめがねフレーム4に揺動可能に取り付けられる。ただし、取付金具5を設ける位置即ちノーズパッド1の取付位置はレンズ枠部4a,4aに限られるものではなく、例えば、ブリッジ4c等に設けても良い。
各ノーズパッド1は、支持体2によって鼻に装着する状態に支持されている。本実施形態の支持体2はめがねフレーム4であり、めがねを掛けたときに鼻筋の両脇の傾斜部分に載るように左右のノーズパッド1が支持されている。即ち、通常のめがねフレームのノーズパッドと同様にノーズパッド1が支持される。
本実施形態では、ノーズパッド1内に板状磁石3が埋め込まれている。ただし、必ずしも板状磁石3を完全に埋め込む必要はなく、板状磁石3の一部例えば鼻側の面3aを露出させても良い。要するに、板状磁石3が発生させる磁場が鼻に届くように板状磁石3を配置できれば良い。ノーズパッド1は樹脂成型品であり、型内に板状磁石3を挿入した状態で材料となる樹脂を流し込むことで板状磁石3を埋め込んだノーズパッド1が形成される。本実施形態ではノーズパッド1の本体1bを透明な樹脂で形成し、これに取付凸部1aの基部と板状磁石3を埋め込んでいる。ただし、ノーズパッド1の本体1bを形成する樹脂は必ずしも透明のものに限るものではない。
板状磁石3を図3(A)〜(C)に示す。鼻側の面3aは凸となる曲面となっている。本実施形態では、曲率半径が30mmの曲面となっている。ただし、曲率半径はこれに限られない。鼻側の面3aを凸となる曲面にすることでめがね装着者へと向かう磁力線の方向を広げることができ、鼻を貫通する磁場を広範囲に形成することができる。一方、反対側の面3bは平面になっている。また、鼻側の面3aはN極に着磁され、反対側の面3bはS極に着磁されている。鼻側の面3a:N極,反対側の面3b:S極の組み合わせにすることで、まず最初に鼻を貫通してから外方へと向かう磁力線を形成することができる。板状磁石3は永久磁石である。
板状磁石3の磁束密度は、人体に適度の影響を与えることができる値になっている。例えば、ノーズパッド1,1をめがねフレーム4に組み付けた状態で、ノーズパッド1,1の鼻側の表面位置で例えば1300〜1900ガウス程度、左右のノーズパッド1,1の間の中央位置で例えば500〜800ガウス程度である。これらの範囲の値であれば、磁場が人体に与える影響が適度なものとなる。ここで、ノーズパッド1,1の鼻側の表面位置で例えば1500ガウス程度、左右のノーズパッド1,1の間の中央位置で例えば600ガウス程度がより好ましい。この場合には、人体に最も適度の影響を与えることができる。
使用者がめがねを掛けると、鼻及びその周囲に磁場が形成される。左右のノーズパッド1の板状磁石3の鼻側の面3aはN極、反対側の面3bはS極になっているので、各ノーズパッド1の鼻側の面3a→鼻→鼻の外→各ノーズパッド1の反対側の面3bへと向かう磁力線が形成される。ここで、N極に近い側の磁場はS極に近い側の磁場よりも血流を良くして鼻孔内を乾燥させる効果があることが分かっている。本発明では、N極に近い側の磁場を鼻内に形成するので、単に磁力の効果で血流を良くするだけではなく、最も効果的に血流を良くして鼻孔内を乾燥させることができる。
しかも、各ノーズパッド1の板状磁石3の鼻側の面3aは凸となる曲面となっているので、鼻内へと向かう磁力線の方向が広がり、鼻内のより広い範囲に磁場を形成することができる。そのため、上述の磁場の効果をより広い範囲で受けることができる。
また、S極に近い側の磁場は、プラスの電荷を有する花粉を反発させる効果があることも分かっている。本発明では、S極に近い側の磁場を鼻の周囲に形成するので、謂わば花粉に対するバリアを鼻の周囲に形成し、鼻孔内への花粉の進入を抑制することができる。
つまり、鼻の血流を良くして鼻孔内の粘膜を改善する効果と、鼻の周囲に花粉に対するバリアを形成する効果とを有しており、これらの効果が相俟って花粉症対策に適している。
また、めがねを利用して磁場形成器具を構成するので、めがね使用者はわざわざ磁場形成器具を別に用意する必要がなくなり、便利である。
本実施形態のめがねフレーム4は、通常のめがねフレームのノーズパッドを板状磁石3を設けたノーズパッド1にしたものと考えることができる。ここで、最初からノーズパッドを板状磁石3を設けたノーズパッド1にしても良いし、通常のめがねフレームのノーズパッドを後から板状磁石3を設けたノーズパッド1に交換しても良い。
図4に、本発明の鼻装着用の磁場形成器具の第2の実施形態を示す。なお、上述の部材と同一の部材には同一の符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。本実施形態では、鼻装着用の磁場形成器具を単体で鼻に装着するノーズパッドユニットとして構成している。
支持体2は弾性を有するフレーム(以下、フレーム2という)であり、例えばC字形状に湾曲されている。ただし、フレーム2の形状はC字形状に限られるものではなく、左右のノーズパッド1,1で鼻筋の両脇を軽く挟み付けて鼻に装着させることができる形状であれば特に制限されない。フレーム2は、例えばポリアミド等の樹脂、金属、プラスチックの等の弾性体によって形成されている。フレーム2の両端には取付金具5がそれぞれ設けられている。
各ノーズパッド1は、支持体2によって鼻に装着する状態に支持されている。本実施形態のノーズパッドユニット(磁場形成器具)は鼻筋の両脇を左右のノーズパッド1で軽く挟み付けることで脱落しないように装着するものであり、鼻筋の両脇の傾斜部分を軽く挟み付けることができるように左右のノーズパッド1が例えばハ字状に支持されている。本実施形態では、ノーズパッド1の本体1bを例えばシリコーン樹脂製にしている。また、左右のノーズパッド1の並びをハ字状に角度を付けるのではなく、角度を付けずにほぼ並行に並べるようにしても良い。
フレーム2の自由形状では、左右のノーズパッド1,1の間隔は鼻のノーズパッド1,1が押し当てられる位置の間隔よりも若干狭くなっている。したがって、フレーム2を弾性変形させながら左右のノーズパッド1,1の間隔を広げて鼻に装着する。適切な位置に左右のノーズパッド1,1を当てた後、手を離すことで左右のノーズパッド1,1の間隔が狭まり、ノーズパッドユニットが装着される。ノーズパッドユニットを取り外す場合には、フレーム2を弾性変形させながら左右のノーズパッド1,1の間隔を広げることで、簡単に取り外すことができる。
ノーズパッドユニットを装着した場合の磁場による効果は、上述のめがねフレーム4に組み込んだ場合と同様である。
磁場形成器具をノーズパッドユニットとした場合には、例えば就寝時等のめがねを掛けることができない場合にも装着することができるので、使い勝手に優れている。また、めがねを必要としない人も磁場形成器具の使用が可能になる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、図5に示すように、各ノーズパッド1の取付凸部1aを棒状にして雄ねじ1cを設けると共に、フレーム2の両端部にねじ孔2aを設け、雄ねじ1cをねじ孔2aにねじ込むことで各ノーズパッド1をフレーム2に取り付けるようにしても良い。この場合には、ノーズパッド1の着脱を容易に行うことができる。
また、図6に示すように、各ノーズパッド1の取付凸部1aの先端に大径部1dを設けると共に、フレーム2の両端部にC字形状のクリップ部2bを設け、取付凸部1aをクリップ部2bに嵌め込むことで各ノーズパッド1をフレーム2に取り付けるようにしても良い。この場合にも、ノーズパッド1の取り付け・取り外しを簡単に行うことができ、ノーズパッド1の着脱を容易に行うことができる。
1 ノーズパッド
2 支持体(フレーム)
3 板状磁石
3a 板状磁石の鼻側の面
4 めがねフレーム
2 支持体(フレーム)
3 板状磁石
3a 板状磁石の鼻側の面
4 めがねフレーム
Claims (2)
- 左右一対のノーズパッドとこれらを鼻に装着する状態に支持する支持体とを有し、前記左右一対のノーズパッドには、鼻側の面が凸となる曲面であり且つN極に着磁されている板状磁石が設けられていることを特徴とする鼻装着用の磁場形成器具。
- 前記支持体はめがねフレームであることを特徴とする請求項1記載の鼻装着用の磁場形成器具。
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JP2011179848A Pending JP2013041220A (ja) | 2011-08-19 | 2011-08-19 | 鼻装着用の磁場形成器具 |
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- 2011-08-19 JP JP2011179848A patent/JP2013041220A/ja active Pending
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