JP2013040540A - 天井点検口枠 - Google Patents

Abstract

【課題】従来の天井点検口には、天井材料を内枠に取り付ける構造で蓋部にする。その蓋をロック金具等で天井下地材に固定した外枠に係止して保持する為、下方から天井を見た時に枠材の見付幅が大きくなり、またロック金具が露出していた。
【解決手段】本発明は、外枠１と内枠２に係合する形状１ａと２ｂと回転軸４ｂを受ける軸受部品５の形状で簡単に蓋部分を開くことができる天井点検口で、枠材の見付幅も従来よりも細くする事ができ、さらにロック金具等を無くして、見た目も美しい天井点検口枠を提供せんとするものである。
【選択図】図１

Description

産業上の利用分野

本発明は、天井裏を点検するために天井に設けた開口部に取り付ける点検口枠である

天井点検口は天井に設けた開口部に開口枠を取り付け、開口枠に開閉自在な点検蓋を取り付けて形成されている。天井に設けた開口部に開口枠を取り付ける構造は図６に示す。開口部に外枠を嵌め込み、外枠に支持金具を取り付け開口部縁の根太に螺合したボルトを調節して天井に枠材を固定する。内枠の点検蓋を取り付けて、蓋の開閉には、ロック金具を操作して開閉する。

発明が解決しようとする課題

天井点検口の蓋を開く場合、ロック金具を操作してロックを解除してから蓋を開くため、外枠か内枠に操作部品を取り付ける事が必要で外観を損なう事となる。また、ロック操作があいまいであると、突然蓋が開く恐れがあり危険でもあるという課題がある。またロック金具を取り付けるスペースを確保するために枠の見える幅が広くなり外観が大きな枠状の物が２重になり天井を見たときに違和感がある。

課題を解決するための手段

上記課題を解決する為に本発明の天井点検口枠は、天井に設けた開口に取り付ける外枠１と内枠２のアルミ押し出し断面形状を図１に示す。外枠１の断面の立ち上がり部１ａに内枠２の断面のコの字部２ｂが勘合して内枠２が開く事を止めている。天井点検口枠の姿図２に示す。外枠１の１方の両角部に回転軸受部材５を取付ている。内枠２のコの字形状２ａを有する辺の対面側角部に回転軸４ｂを固着した角金具４ａを有する。点検口蓋を開く時に内枠２のコの字形状２ｂを有する辺を押し上げてそのまま対面方向へ水平に押すことで、回転軸４ｂが軸受け部材５の内部をすべり最下端部５１より動き前方の位置５２に回転軸が当る、この位置で内枠２のコの字形状２ｂ辺は外枠１から外れて下方に回転して点検口蓋を開く。

また、軸受け部材５の開口部５４から回転軸を滑らせて外し、内枠２をとることができる。天井蓋材を内枠２に取り付けてから内枠２はふたたび、軸受け部材５の開口部５４から回転軸４ｂを挿入して戻す。内枠２のコの字形状２ｂと回転軸受け部材５があることで従来のロック部材を無くし外観を損なうことはない。

また、地震などで垂直に点検口蓋が動いた場合でも、回転軸受け部材５の抜け止め部５３が軸受け部材５から回転軸４ｂが外れないように規制する。水平方向への動きには内枠２のコの字形状２ｂの勘合部が働き点検口蓋が外れる事はない。

天井には正方形の開口部を穿孔してある。この開口部に天井点検口の外枠１を嵌めこみ支持金具等で天井下地材と外枠を固着し、外枠１の軸受け部品５に回転軸４ｂを挿入して、蓋部を回転させて、外枠１の立ち上がり部１ａに内枠２のコの字形状部２ｂを勘合させて点検口蓋を装着する。

発明の効果

本発明は叙述のように点検蓋をロックする部材を無くし外観をすっきりとした枠材で構成でき、従来の枠よりもロック金具が無い分だけ細くでき製造コストも安価に提供できる。また、ロックの不具合などで点検蓋が閉まらないなどの不具合も起きない。

本発明の実施形態の天井点検口の一例を示し、側面から見た断面図である。 本発明の実施形態の天井点検口を示す斜視図である。 本発明の回転軸受け部品を示す拡大図である。 本発明の回転軸部を示す拡大図である。 本発明の掛止めを外す操作の説明図である。 従来の天井点検口を示す斜視図である。

１ 外枠
１ａ 外枠の立ち上がり部
２ 内枠
２ａ 内枠コの字辺
２ｂ 内枠コの字部
３ 外枠角金具
４ 内枠角金具
４ａ 内枠角金具回転軸付
４ｂ 回転軸
５ 回転軸受部品
５１ 回転軸受部品の軸受部
５２ 回転軸受部品の前方移動部
５３ 回転軸受部品の垂直方向の抜け止め部
５４ 回転軸受部品の開口部

Claims (2)

1. 天井に設けた開口部に外枠を嵌め込んで取り付け、外枠に開閉自在に点検蓋を取り付ける内枠とから成る天井点検口において、外枠のアルミ押し出し部材の断面形状で天井開口部の内側に立ち上がりを設けた部材を正方形に組み立て、一対の軸受け部材を有する物に、内枠の１辺が外枠の立ち上がり部位に勘合するコの字形状の断面を有するアルミ押し出し材と、他の３辺にコの字形状が無い断面を有するアルミ押し出し材で正方形に組み立て、コの字形状の断面を有する辺の対面側直近の角金具に固着した回転軸を有する内枠から成り、点検蓋が開かない様にする部材を持たない事を特徴とする天井点検口枠。
2. 請求項１の記載において、回転軸の受け部材が外枠の左右に固着し、回転軸が挿入される開口部と、回転軸が静止される位置と、蓋を外す時の動作を助ける為に前方へ摺動する位置を有し、通常の点検口を閉じている状態で、回転軸が垂直方向に動いても軸受け部材から回転軸が外れない形状の軸受け部材を取り付けた天井点検口枠。

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