JP2013039143A - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の手乾燥装置による1列のノズルでは手の抜き差し作業時に風圧により指先に水滴が集まり大きな水滴となるため、水分量が多く、風圧では飛散が困難となるという課題がある。
【解決手段】挿入口1から手を抜き差しできる乾燥室2と、乾燥室2に向けて空気を送出するノズル3と、ノズル3から高圧空気を送出する電動送風機4とを備えた手乾燥装置であって、乾燥室2内の対向する壁面に挿入口1から乾燥室2の底面5に向かって複数列のノズル3を配置する構成としたことにより、手の平の中間部から指先部で水滴を1列目のノズル3で除去し、2列目以降のノズル3で残りの水滴を除去、細かい水滴を蒸発により乾燥させることができ、短時間で手を乾燥させることができる手乾燥装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水洗い等で濡れた手を乾燥させるために、洗面所やトイレ、キッチン等で使用する手乾燥装置に関する。
従来の手乾燥装置は、乾燥時間を短縮する場合、吸込気流の空気温度を上昇させる加熱装置を追加したり、吹き返り水滴の飛び出しを抑制する逆流防止ノズルを追加していた。
(従来例1)
従来の手乾燥装置には、吸込気流の風上側に空気温度を上昇させる加熱装置を取り付けたものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
以下、その従来例について図6を参照しながら説明する。
図6に示すように、外部に向かって開口した挿入口101から手102を抜き差しできる乾燥室103と、乾燥室103に向けて空気を送出するノズル104と、吸込気流105の風上側に空気温度を上昇させる加熱装置106を備えた手乾燥装置がある。電動送風機107を運転すると、加熱装置106により加熱された吸込気流105が電動送風機107を通過し、高温ノズル気流108が手102に衝突して乾燥する。乾燥室103は挿入口101以外に左右側面に側面開口109があり、高温ノズル気流108が側面流出気流110として流出する構造である。
この構造は、電動送風機107の出力を大きくすることなく、乾燥時間を短縮するために、手乾燥装置自体を大型化することなく、高温ノズル気流108を発生させる場合に適している。
(従来例2)
また、他には、1列の乾燥用ノズルの直上に、濡れた手を抜き差しする時の吹き返り水滴の飛び出しを抑制する逆流防止ノズルを配置したものが知られている。(例えば、特許文献2参照)
以下、その従来例について図7を参照しながら説明する。
図7に示すように、外部に向かって開口した挿入口201から手202を抜き差しできる乾燥室203と、乾燥室203に向けて空気を送出する1列の乾燥用ノズル204と、乾燥用ノズル204が手202に衝突して発生する吹き返り気流205を遮断する逆流防止ノズル206を手202の上側(手の甲側)に備えた手乾燥装置がある。逆流防止ノズル206は、手202からの吹き返り水滴207を遮断するため、乾燥用ノズル204の直上で、かつ少ないノズル数量で手202の正面付近に位置している。乾燥室203は挿入口201以外に左右側面に側面開口208があり、吹き返り水滴207が側面流出気流209と合わせて流出する構造である。
この構造は、乾燥時間を短縮するために、乾燥用ノズル204からの風速をあげた場合に、同時に手202の上部に向かう吹き返り気流205が強くなってしまい、手に吹き返り水滴207が再付着する場合に適している。
特開平10−75915号公報 特開平7−136078号公報
このような従来の手乾燥装置では、従来の1列のノズルでは手の抜き差し作業時に重力や風圧により指先に水滴が集まり大きな水滴となるため、水分量が多く、風圧では飛散が困
難となる。また、手の平と手の甲はそれぞれ手の形状や油分量などにより水滴の付着の仕方が異なっており、乾燥にムラが生じるという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、手の乾燥時間を短縮することを目的とする。
本発明の手乾燥装置は、上記目的を達成するために、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室に向けて空気を送出するノズルと、前記ノズルから高圧空気を送出する電動送風機とを備えた手乾燥装置であって、前記ノズルは手を前記乾燥室に挿入したときに手全体に同時に空気流が当たるよう、対向する位置に手の前記挿入口から前記乾燥室の底面に向かって複数列のノズルを配置したものである。
本発明によれば、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室に向けて空気を送出するノズルと、前記ノズルから高圧空気を送出する電動送風機とを備えた手乾燥装置であって、前記ノズルは手を前記乾燥室に挿入したときに手全体に同時に空気流が当たるよう、対向する位置に手の前記挿入口から前記乾燥室の底面に向かって複数列のノズルを配置する構成としたことにより、手を乾燥室に挿入したときに手全体に同時に空気流が当たるよう、手の挿入口から乾燥室の底面に向かって複数列に対向する位置にノズルを配置したことにより、手の平の中間部から指先部で水滴を1列目のノズルで除去し、2列目以降のノズルで残りの水滴を除去、細かい水滴を蒸発により乾燥させることができるという作用を有するので、短時間で手を乾燥させることができるという効果のある手乾燥装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の側断面図 同手乾燥装置の手を挿入した使用状態を表す側断面図 同手乾燥装置の手を挿入した状態での気流を表すシミュレーション図 本発明の実施の形態2の手乾燥装置の挿入口から見た平面図 本発明の実施の形態3の手乾燥装置の側断面図 従来例1の手乾燥装置の側面図 従来例2の手乾燥装置の側面図
本発明の請求項1記載の手乾燥装置は、外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室に向けて空気を送出するノズルと、前記ノズルから高圧空気を送出する電動送風機とを備えた手乾燥装置であって、前記ノズルは手を前記乾燥室に挿入したときに手全体に同時に空気流が当たるよう、対向する位置に手の前記挿入口から前記乾燥室の底面に向かって複数列のノズルを配置する構成としたことを特徴とする手乾燥装置としたものであり、手を乾燥室に挿入したときに手全体に同時に空気流が当たるよう、手の挿入口から乾燥室の底面に向かって複数列に対向する位置にノズルを配置したことにより、手の平の中間部から指先部で水滴を1列目のノズルで除去し、2列目以降のノズルで残りの水滴を除去、細かい水滴を蒸発により乾燥させることができるという作用を有するので、短時間で手を乾燥させることができるという効果を奏する。
また、手の平側のノズルの開口面積の合計が手の甲側のノズルの開口面積の合計よりも大きい構成としたものであり、手の平側は両手でこすって洗うため水の付着が多く、手の甲側よりも毛穴がなく撥水性が劣るため、手の平側の空気流を増加し噴射することにより、手の平、手の甲の特性に応じて吹き出すことができるという作用を有するので、乾燥にムラが生じるのを防ぎ、短時間に手を乾燥させることができるという効果を奏する。
また、複数列のノズルは、乾燥室の底面に行くにしたがい、ノズルの最も端となる両端のノズル間のピッチが狭くなる構成としたものであり、手の幅に合わせて必要な部分のみにノズルを集中して配置し手にノズルからの空気流を当てることができるという作用を有するので、ノズルの開口面積の合計を抑え、ノズルからの風圧を低減することがなくなり、短時間に手を乾燥させることができ、低消費電力にすることができるという効果を奏する。
また、両手を乾燥室に挿入したときの右手の中指が通る部分を中心軸A、左手の中指が通る部分を中心軸Bとした場合、ノズルの横幅は前記中心軸A、前記中心軸Bに対しそれぞれ略対称になるように配置する構成としたものであり、左右の手の幅に合わせて必要な部分のみにノズルを集中して配置し、手が通過する部分にだけノズルからの空気流を当てることができるという作用を有するので、さらにノズルの開口面積の合計を抑え、ノズルからの風圧を低減することがなくなり、短時間に手を乾燥させることができ、低消費電力にすることができるという効果を奏する。
また、手を抜き差しする面から垂直にノズルの開口を見たとき、乾燥室の同一面側に配置した各前記ノズルの開口は手を抜き差しする方向の同一直線上に配置されないように、下段ノズルの開口中心軸上に、上段ノズルの開口中心軸が位置していない配置の構成としたものであり、手を抜き差しする過程において、各列のノズルの位置が手の抜き差しする方向に対しずれているため、一度水滴を除去した手の同じ部分に無駄な空気流を当てる必要がなくなるという作用を有するので、ノズルの開口面積の合計を抑え、ノズルからの風圧を低減することがなくなり、短時間に手を乾燥させることができ、低消費電力にすることができるという効果を奏する。
また、手の平側のノズルの空気流ベクトルと対向する手の甲側のノズルの空気流ベクトルが略同一平面状にある構成としたものであり、乾燥室の対向するノズルから出てきた空気流が乾燥室の中央部でぶつかることで、手への風圧は手の平側と手の甲側のほぼ同じ高さに両側から均一に当たり、手の平側や手の甲側に付着した水滴が手の反対側に回りこむのを防ぎながら手から剥離することができる。また、手に衝突しなかった空気流は対向して吹き出した空気流同士で衝突し勢いを低減し、吹き出した側と反対側の乾燥室壁面に衝突するときに発生する、乱流によるうなり音を防止することができるという作用を有するので、さらに短時間で手を乾燥させることができるとともに、低騒音化することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態の手乾燥装置は、図1に示すように、外部に向かって開口した挿入口1から手を抜き差しできる乾燥室2と、乾燥室2に向けて空気を送出するノズル3と、ノズル3から高圧空気を送出する電動送風機4とを備えている。この手乾燥装置は、洗面所の壁面51などに取り付けられ、正面(使用者側52)に使用者が立って手を挿入するものである。乾燥室2は、上部に手の挿入口1を設け、下方に向かって手を挿入するようになっている。ノズル3は、乾燥室2内の対向する面、すなわち壁面51側の内壁面と、使用者側52の内壁面に、ノズル3同士が対向するように設けられている。そして、ノズル3は、下方(底面5側)に向かって複数列設けられている。ここで、手を挿入口1から挿入すると、手の平を手前にして挿入する場合がほとんどである。つまり、使用者側52には、手の平側上段ノズル3a、手の平側下段ノズル3bが設けられ、壁面51側には、手の甲側上段ノズル3c、手の甲側下段ノズル3dが設けられている。そして、手の平側上段ノズル3aと手の甲側上段ノズル3cが対向し、手の平側下段ノズル3bと手の甲側下段ノ
ズル3dが対向している。そして、それぞれのノズル3から向かい合って吹き出すことになる。
このような構成により、手を乾燥室2に挿入したときに手全体に同時に空気流が当たるようになっている。
手乾燥装置の外郭は、フロントパネル20とリアケース21で覆われ、その一部にノズル3を配置した乾燥室2がある。吸込空気22はフィルター23、吸込風路24を介し電動送風機4に吸い込まれ、吐出風路25から正面側空気室26と背面側空気室27を通じて、ノズル3から吹き出される。乾燥室2の上部には人感センサー28があり、電動送風機4の入り切りを制御している。
そして、図2に示すように、水洗い等で濡れた手を乾燥させるには、手30を挿入口1から乾燥室2に向かって挿入すると、挿入口1近傍に設けた人感センサー28が反応して電動送風機4が運転され、ノズル3から高速の空気が吹き出される。手の平側のノズル(手の平側上段ノズル3a、手の平側下段ノズル3b)の手の平側空気流ベクトル10と手の甲側のノズル(手の甲側上段ノズル3c、手の甲側下段ノズル3d)の手の甲側空気流ベクトル11は対向している。各ベクトルが対向する向きと略直角方向に、手30を抜き差して水を切る動作を行なう。手30を乾燥室2に挿入する際、手30全体の水滴33は重力により、指先に集まる傾向がある。指先の水滴34は、手30を底面5奥まで挿入したとき、手の平側下段ノズル3bと手の甲側下段ノズル3dから吹き出す空気により除去される。除去し切れなかった残りの指先の水滴34と手全体の水滴33は、手30を抜き出す動作をするときに、手の平側上段ノズル3aと手の甲側上段ノズル3cから吹き出す空気により、除去して乾燥される。
図3は、以上構成をもとに、手を挿入した状態での気流を表すシミュレーション図である。手の平側空気流ベクトル10と手の甲側空気流ベクトル11に挟まれる位置に手30がある。手の平側上段ノズル3aと手の甲側上段ノズル3c、および手の平側下段ノズル3bと手の甲側下段ノズル3dの各々の位置で、手30に気流が衝突していることが確認できる。なお、気流シミュレーション条件は、ノズル径:φ3.4mm、総ノズル個数:48個(上段ノズル36個、下段ノズル12個)、ノズル直近圧力:約7kPa、乾燥室の幅:約250mm、乾燥室の底面までの深さ(ノズル下):約170mmである。
上記構成により、手の挿入口1から乾燥室の底面5に向かって複数列に対向する位置にノズル3を配置したことにより、手30の中間部から指先部では、水滴を1列目のノズル3(手の平側下段ノズル3bと手の甲側下段ノズル3d)で除去し、2列目以降のノズル3(手の平側上段ノズル3a、手の平側下段ノズル3b)で残りの水滴を除去し、細かい水滴を蒸発により乾燥させることができる。つまり、1回の手の抜き差し作業で2度ノズル3からの気流が手に衝突することとなり、乾燥時間が短縮し、手の抜き差し作業時間が削減できる。
また、手30を乾燥室2奥まで挿入したときには、2列のノズルで手30全体に同時に空気流が当たるようにしたので、乾燥時間の短縮ができる。
なお、以上の作用から、手の平側下段ノズル3bと手の甲側下段ノズル3dの乾燥室2に対する位置は、手30の指の根元から下側が適しているので、手の平側下段ノズル3bと手の甲側下段ノズル3dに対する手の平側上段ノズル3a、手の平側下段ノズル3bの距離は、手30のサイズの1/3以上であることが望ましい。これは一般的な手の大きさから勘案すると50mm〜200mm程度である。
このように本発明の実施の形態1の手乾燥装置によれば、短時間で手を乾燥させることができる。
なお、本実施の形態では、ノズル3は、上段と下段の2列の構造としているが、乾燥性能向上のため、3列以上の複数列のノズルを備えても作用効果に差違はない。
(実施の形態2)
図4に示すように、手の平側のノズル(手の平側上段ノズル3a、手の平側下段ノズル3b)の開口面積の合計は、手の甲側のノズル(手の甲側上段ノズル3c、手の甲側下段ノズル3d)の開口面積の合計よりも大きくしてある。
ここで、手の平側は両手でこすって洗うため水の付着が多く、手の甲側よりも毛穴がなく撥水性が劣る。従って、上記構成によれば、水の付着の多い手の平側の空気流を増加し噴射することにより、手の平、手の甲の特性に応じて吹き出し、乾燥時間の短縮を図ることができる。
また、複数列のノズル3は、乾燥室の底面5に行くにしたがい、ノズル3の最も端となる両端のノズル3間のピッチが狭くなる構成とする。つまり、上段ノズル間ピッチ42より、下段ノズル間ピッチ43が狭い配置である。
これは、手の平は、指先に向かって幅が狭くなる形状であることに対応したものである。すなわち、上記構成により、手の幅に合わせて必要な部分のみにノズルを集中して配置し手にノズル3からの空気流を効率的に当てて、乾燥時間の短縮を図ることができる。
また、両手を乾燥室に挿入したときの右手の中指が通る部分を中心軸A44、左手の中指が通る部分を中心軸B45とした場合、上段のノズル3の横幅46および下段のノズル3の横幅(下段ノズル横幅47)は中心軸A44、中心軸B45に対しそれぞれ略対称になるように配置する構成とする。これは、手の平は、中指を中心にしてほぼ対称な形状であることに対応したものである。
上記構成により、左右の手の幅に合わせて必要な部分のみにノズル3を集中して配置し、手が通過する部分にだけノズル3からの空気流を当てることができる。
また、手を抜き差しする面から垂直にノズル3の開口を見たとき、乾燥室の同一面側に配置した各ノズル3の開口は手を抜き差しする方向の同一直線上に配置されない構成とする。つまり、下段ノズル開口中心軸48上に、上段ノズル開口中心軸49が位置していない配置である。
上記構成により、手を抜き差しする過程において、各列のノズル3の位置が手の抜き差しする方向に対しずれているため、一度水滴を除去した手の同じ部分に無駄な空気流を当てる必要がなくなる。
このように本発明の実施の形態2の手乾燥装置によれば、乾燥にムラが生じるのを防ぎ、短時間に手を乾燥させることができる。
また、ノズルの開口面積の合計を抑え、ノズルからの風圧を低減することがなくなり、短時間に手を乾燥させることができ、低消費電力にすることができる。
(実施の形態3)
図5に示すように、手の平側のノズル(手の平側上段ノズル3a、手の平側下段ノズル3b)から吹き出す手の平側空気流ベクトル10と対向する手の甲側のノズル(手の甲側上段ノズル3c、手の甲側下段ノズル3d)から吹き出す手の甲側空気流ベクトル11が略同一平面状にある構成とする。すなわち、手の平側上段ノズル3aから吹き出す気流と手の甲側上段ノズル3cから吹き出す気流とは正面から衝突するようになっている。同じく、手の平側下段ノズル3bから吹き出す気流と手の甲側下段ノズル3dから吹き出す気流とは正面から衝突するようになっている。
上記構成により、乾燥室2の対向するノズル3から出てきた空気流が乾燥室2の中央部でぶつかることで、手への風圧は手の平側と手の甲側のほぼ同じ高さに両側から均一に当たり、手の平側や手の甲側に付着した水滴が手の反対側に回りこむのを防ぎながら手から剥離することができる。また、手に衝突しなかった空気流は対向して吹き出した空気流同
士で衝突し勢いを低減し、吹き出した側と反対側の乾燥室2壁面に衝突するときに発生する、乱流によるうなり音を防止することができる。
このように本発明の実施の形態3の手乾燥装置によれば、短時間で手を乾燥させることができるとともに、低騒音化することができる。
手乾燥装置などの手の乾燥目的以外に、ノズル構造を用いた設備乾燥機器への転用で、短時間で物体を乾燥させることができる工業用の乾燥用途にも適用できる。
1 挿入口
2 乾燥室
3 ノズル
3a 手の平側上段ノズル
3b 手の平側下段ノズル
3c 手の甲側上段ノズル
3d 手の甲側下段ノズル
4 電動送風機
5 (乾燥室の)底面
10 手の平側空気流ベクトル
11 手の甲側空気流ベクトル
42 上段ノズル間ピッチ
43 下段ノズル間ピッチ
48 下段ノズル開口中心軸
49 上段ノズル開口中心軸

Claims (6)

  1. 外部に向かって開口した挿入口から手を抜き差しできる乾燥室と、前記乾燥室に向けて空気を送出するノズルと、前記ノズルから高圧空気を送出する電動送風機とを備えた手乾燥装置であって、前記ノズルは手を乾燥室に挿入したときに手全体に同時に空気流が当たるよう、対向する位置に手の挿入口から乾燥室の底面に向かって複数列のノズルを配置する構成としたことを特徴とする手乾燥装置。
  2. 手の平側のノズルの開口面積の合計が手の甲側のノズルの開口面積の合計よりも大きい構成としたことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 複数列のノズルは、乾燥室の底面に行くにしたがい、ノズルの最も端となる両端のノズル間のピッチが狭くなる構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の手乾燥装置。
  4. 両手を乾燥室に挿入したときの右手の中指が通る部分を中心軸A、左手の中指が通る部分を中心軸Bとした場合、ノズルの横幅は前記中心軸A、中心軸Bに対しそれぞれ略対称になるように配置する構成としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の手乾燥装置。
  5. 手を抜き差しする面から垂直にノズルの開口を見たとき、乾燥室の同一面側に配置した各ノズルの開口は手を抜き差しする方向の同一直線上に配置されないように、下段ノズルの開口中心軸上に、上段ノズルの開口中心軸が位置していない配置の構成としたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の手乾燥装置。
  6. 手の平側のノズルの空気流ベクトルと対向する手の甲側のノズルの空気流ベクトルが略同一平面状にある構成としたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の手乾燥装置。
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