JP2013037744A - 光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラム - Google Patents

光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013037744A
JP2013037744A JP2011173804A JP2011173804A JP2013037744A JP 2013037744 A JP2013037744 A JP 2013037744A JP 2011173804 A JP2011173804 A JP 2011173804A JP 2011173804 A JP2011173804 A JP 2011173804A JP 2013037744 A JP2013037744 A JP 2013037744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disc
optical
light spot
recording layer
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011173804A
Other languages
English (en)
Inventor
淳 ▲高▼橋
Atsushi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2011173804A priority Critical patent/JP2013037744A/ja
Publication of JP2013037744A publication Critical patent/JP2013037744A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】フォーカスジャンプに失敗する確率を低減することにより、アクセス時間をさらに短縮する。
【解決手段】マイクロコンピュータ30は、光スポットの目標アドレスが現在アドレスとは異なる記録層に位置し且つ現在アドレスよりも光ディスク1の外周側である場合に、光ピックアップ4を光ディスク1の半径方向に目標アドレス近傍まで移動させる粗シークを行った後、光スポットの合焦位置を現在アドレスのある記録層から目標アドレスのある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラムに関する。
複数の記録層を有する光ディスクに対して再生又は記録を行う光ディスク装置では、再生又は記録用のレーザ光を対物レンズを介して集光させることにより形成される光スポットを各記録層の所望の位置(目標アドレス)に正確に移動させる必要がある。光スポットの目標アドレスへの移動は、光ディスクの半径方向への移動と、光ディスクの合焦位置の記録層間の移動とで実現される。
光スポットを光ディスクの半径方向に移動させる動作は、光ディスクの複数のトラックを横切る方向の移動であるため、トラックジャンプと呼ばれる。トラックジャンプは、粗シーク(「ロングジャンプ」とも呼ぶ)と、精シーク(「ショートジャンプ」とも呼ぶ)との2段階で行われることが多い。
粗シークは、長距離のトラックジャンプであり、精シークは、短距離のトラックジャンプである。粗シークでは、トラッキング誤差信号を検出することなく、現在アドレス(現時点で、光スポットが集光している位置のアドレス)と目標アドレス(光スポットが移動すべき位置のアドレス)との光ディスクの半径方向の距離に応じて、光スポットが目標アドレス近傍まで高速に移動する。一方、精シークでは、粗シークにより光スポットが目標アドレス近傍に移動した後、検出されるトラッキング誤差信号に基づいて、通過するトラックの本数を数えつつ、光スポットを正確に目標アドレスに係るトラックまで低速に移動させる。
一方、光スポットの合焦位置の記録層間の移動は、対物レンズをそのフォーカス方向(光軸方向)に移動させることにより行われるため、フォーカスジャンプと呼ばれる。
現在アドレスから、記録層及び径方向の位置が異なる目標アドレスへ光スポットを移動させる場合には、トラックジャンプとフォーカスジャンプとを両方行う必要がある。トラックジャンプとフォーカスジャンプとをどのような順番で行うかは、アクセス時間を短縮するうえで重要な問題となる。
例えば、各記録層の半径方向の位置ずれ(偏芯)を考慮すれば、先にフォーカスジャンプを行ってから、ロングジャンプを行い、さらにショートジャンプを行うのが望ましいと考えられる。
また、常に、粗シーク→フォーカスジャンプ→精シークの順に動作することにより、アドレスリードの回数を減らしてアクセス時間を短縮する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、光ディスクを線速度一定で回転させるスピンドル制御、すなわちCLV(Constant Liner Velocity)制御を行う場合に、トラックジャンプとフォーカスジャンプのどちらを先に行うかを所定の条件から判断することにより、目標アドレスへの迅速なアクセスを実現する光ディスク装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この光ディスク装置では、トラックジャンプとフォーカスジャンプとのどちらを先に行うかを判断するための条件には、光ディスクの内周に向うシークか、あるいは外周に向うシークか、というシークの向きが含まれている。内周向きのシークの場合には、トラックジャンプがフォーカスジャンプよりも先に行われ、外周向きのシークの場合には、フォーカスジャンプがトラックジャンプよりも先に行われる。
フォーカスジャンプ中には、スピンドル制御用の信号が光ディスクから得られなくなる。このため、特に整定に時間を要するスピンドルの加速方向、すなわち光ディスクの内周向きシークでは、先にトラックジャンプを行ってスピンドルの回転数の収束を早めることができる。ただし、最近では、光ディスクの回転数が線速度一定の目標値に対して誤差があっても、アドレスやデータを正確に読み取れる光ディスク装置が増えてきているため、スピンドルの回転数の収束を早めることは重要ではなくなってきている。
特開平9−282675号公報 特許3506305号公報
最近の光ディスク装置では、リード/ライトの高速化の要求に応えるべく光ディスクの回転数が非常に高まっており、8000rpm近くに達している。8000rpm近くの回転数になると、その回転数の3倍又は4倍といった高い周波数でのディスク面の上下動が大きくなる。この急激なディスク面の上下動は、フォーカスジャンプの失敗の原因となる。
上記特許文献1、2に記載の光ディスク装置では、現在アドレスに対して目標アドレスが光ディスクの内周側にある場合、内周でフォーカスジャンプを行うことになる。この場合、CLV制御時には、光ディスクの回転数が高い状態でフォーカスジャンプを行うことになるので、フォーカスジャンプに失敗する可能性がさらに高くなる。高回転でフォーカスが外れると、再引き込みに時間がかかるため、アクセス時間がさらに増大する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、フォーカスジャンプに失敗する確率を低減し、アクセス時間を短縮することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る光ディスク装置は、
複数の記録層を有する光ディスク上に対物レンズを介してレーザ光を集光させることにより光スポットを形成し、前記光スポットの合焦位置を前記対物レンズのフォーカス方向に移動可能で、前記光スポットが形成された前記記録層からの反射光を受光して電気信号に変換する光ピックアップと、
前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に駆動する駆動部と、
前記光ピックアップの位置の線速度が一定となるように前記光ディスクを回転させるスピンドル制御部と、
前記光スポットの目標位置が現在位置とは異なる記録層に位置し且つ前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記駆動部を用いて、前記光ピックアップを前記半径方向に前記目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、前記光ピックアップを用いて、前記光スポットの合焦位置を前記現在位置のある記録層から前記目標位置のある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う制御部と、
を備える。
この場合、前記制御部は、
前記目標位置が現在位置とは異なる記録層に位置し且つ前記現在位置に対して前記光ディスクの内周側である場合に、
前記フォーカスジャンプを行った後に、前記粗シークを行う、
こととしてもよい。
また、前記光ピックアップで変換された電気信号に基づいて、前記光スポットの位置と前記光ディスク上のトラックの位置との誤差を示すトラッキング誤差信号を検出する検出部を有し、
前記光ピックアップは、
前記対物レンズを前記半径方向に駆動し、
前記制御部は、
前記光ピックアップを用いて、前記フォーカスジャンプを行った後に、前記検出部によって検出されたトラッキング誤差信号に基づいて、前記光スポットを前記目標位置まで移動させる精シークを行う、
こととしてもよい。
この場合、前記制御部は、
前記目標位置と前記現在位置との前記半径方向の距離が所定距離未満である場合に、
前記粗シークを省略する、
こととしてもよい。
また、前記制御部は、
前記スピンドル制御部による前記光ディスクの回転数が所定の回転数以上であることを条件として、
前記目標位置が、前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記粗シークを行った後に、前記フォーカスジャンプを行い、
前記目標位置が、前記現在位置よりも前記光ディスクの内周側である場合に、前記フォーカスジャンプを行った後に、前記粗シークを行う、
こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係る光ピックアップのアクセス方法は、
複数の記録層を有する光ディスク上にレーザ光を集光させることにより光スポットを形成し、前記光ディスク上の光スポットの位置を移動可能で、前記光スポットが形成された前記記録層からの反射光を受光して電気信号に変換する光ピックアップのアクセス方法であって、
前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に駆動する駆動ステップと、
前記光ピックアップの位置の線速度が一定となるように前記光ディスクを回転させるスピンドル制御ステップと、
前記光スポットの目標位置が、現在位置と同一の記録層になく、且つ、前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記駆動ステップによって、前記光スポットを前記半径方向に前記目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、前記光ピックアップによって前記光スポットの合焦位置を前記現在位置のある記録層から前記目標位置のある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う制御ステップと、
を含む。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
複数の記録層を有する光ディスク上に対物レンズを介してレーザ光を集光させることにより光スポットを形成し、前記光スポットの合焦位置を前記対物レンズのフォーカス方向に移動可能で、前記光スポットが形成された前記記録層からの反射光を受光して電気信号に変換する光ピックアップと、
前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に駆動する駆動部と、
前記光ピックアップの位置の線速度が一定となるように前記光ディスクを回転させるスピンドル制御部と、
を備える光ディスク装置を制御するコンピュータに、
前記光ピックアップで変換された電気信号に基づいて検出された現在位置と同一の記録層にない目標位置が、前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記駆動部により、前記光ピックアップを前記半径方向に前記目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、前記光ピックアップにより、前記光スポットの合焦位置を前記現在位置のある記録層から前記目標位置のある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う手順を、
実行させる。
本発明によれば、フォーカスジャンプに失敗する確率を低減し、アクセス時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置を構成するマイクロプロセッサのシーク処理のフローチャートである。 図3(A)乃至図3(D)は、目標アドレスが現在アドレスに対して内周にあった場合のシーク動作を説明するための模式図である。 目標アドレスが現在アドレスに対して内周にあった場合のシーク動作中の光ディスクの回転数の変化を示すグラフである。 図5(A)乃至図5(D)は、目標アドレスが現在アドレスに対して外周にあった場合のシーク動作を説明するための模式図である。 目標アドレスが現在アドレスに対して外周にあった場合のシーク動作中の光ディスクの回転数の変化を示すグラフである。 本発明の他の実施の形態に係る光ディスク装置を構成するマイクロプロセッサのシーク処理のフローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置100の概略的な構成が示されている。図1に示すように、光ディスク装置100は、光ディスク1に対する情報の記録及び再生を行う。光ディスク1は、スパイラル状又は同心円状のトラックがそれぞれ形成された複数の記録層(以下、適宜「レイヤ」とも呼ぶ)を有する多層構造のディスク状の光記録媒体である。
光ディスク装置100は、スピンドル駆動モータ2と、スピンドル駆動回路3とを備える。スピンドル駆動モータ2は、スピンドルに固定された光ディスク1を回転させる。スピンドル駆動回路3は、スピンドル駆動モータ2を回転駆動する。
光ディスク装置100は、光ピックアップ4と、スレッド駆動モータ5と、スレッド駆動回路6と、をさらに備える。
光ピックアップ4は、光ディスク1の複数の記録層のうちのいずれかの記録層(対象記録層)にレーザ光を集光させ光スポット(レーザ合焦点)を形成するとともに、光スポットが形成された記録層からの反射光を受光する。
スレッド駆動モータ5は、光ピックアップ4をトラッキング方向に移動させる。スレッド駆動モータ5としては、例えば、ステッピングモータが用いられる。
スレッド駆動回路6は、スレッド駆動モータ5を回転駆動する。
光ピックアップ4についてさらに詳細に説明する。光ピックアップ4は、対物レンズ10と、CD(Compact Disc)レーザ発光部11と、DVD(Digital Versatile Disc)レーザ発光部12と、BD(Blu-ray Disc)レーザ発光部13と、光検出器14と、アクチュエータ15と、を備える。なお、レーザ発光部はいずれか1つであっても構わない。
対物レンズ10は、入射したレーザ光束を集光して光ディスク1のいずれかの記録層にレーザ光を集光させることにより光スポットを形成する。
CDレーザ発光部11は、CDの記録や再生に必要なレーザ光(例えば、波長780nm帯のレーザ光)を出射する。
DVDレーザ発光部12は、DVDの記録や再生に必要なレーザ光(例えば、波長660nm帯のレーザ光)を出射する。
BDレーザ発光部13は、BDの記録や再生に必要なレーザ光(例えば、波長407nm帯のレーザ光)を出射する。
光検出器14は、光ディスク1の対象記録層で反射された戻り光束を受光する。光検出器14は、受光した戻り光束を、その受光強度に相当する電気信号に変換して出力する。この電気信号は、非点収差法や3ビーム法等を用いて取得される。このため、この電気信号には、光ディスク1のトラック上に記録されたデータやアドレス情報、そして、光スポットと記憶層とのフォーカス誤差に関する情報や、光スポットとトラックとの誤差に関する情報などが含まれている。
アクチュエータ15は、対物レンズ10と連結されている。アクチュエータ15は、対物レンズ10をフォーカス方向に駆動するフォーカスアクチュエータと、トラッキング方向に駆動するトラッキングアクチュエータと(いずれも不図示)を備えている。トラッキングアクチュエータにより、光スポットが、トラッキング方向に移動可能となる。また、フォーカスアクチュエータにより、光スポットの合焦位置が、対物レンズ10のフォーカス方向に移動可能となる。
光ディスク装置100は、誤差検出回路7と、アクチュエータ駆動回路8と、をさらに備える。
誤差検出回路7には、光検出器14から出力された電気信号が入力される。誤差検出回路7は、入力された電気信号に基づいて、再生RF信号を出力する。この再生RF信号には、再生されるデータとともに、そのデータが記録された位置の情報、すなわちアドレス情報が含まれている。このアドレス情報を参照すれば、光スポットの光ディスク1の半径方向の位置と、どの記録層に合焦しているかがわかるようになっている。
さらに、誤差検出回路7は、入力された電気信号に基づいて光スポットと記録層とのフォーカス誤差を示すフォーカス誤差信号と、光スポットとトラックとの誤差を示すトラッキング誤差信号とを生成して出力する。
アクチュエータ駆動回路8は、アクチュエータ15を駆動して、対物レンズ10をフォーカス方向及びトラッキング方向に移動させる。
光ディスク装置100は、サーボ回路20をさらに備える。サーボ回路20は、上述のスピンドル駆動回路3と、スレッド駆動回路6と、誤差検出回路7と、アクチュエータ駆動回路8と、接続されている。
より具体的には、サーボ回路20は、スピンドル駆動回路3を介してスピンドル駆動モータ2を回転させることにより、光ディスク1の回転を制御する。例えば、CLV制御を行う際には、サーボ回路20は、光ピックアップ4の位置(正確には、光スポットが形成された位置)における線速度が常に一定となるような制御信号をスピンドル駆動回路3に出力する。この場合、光ディスク1の回転は、光スポットが光ディスク1の内周側にある場合には高速になり、光ディスク1の外周側にある場合には低速になるように制御される。
また、サーボ回路20は、光ピックアップ4のCDレーザ発光部11、DVDレーザ発光部12又はBDレーザ発光部13のいずれかに対して発光部の選択信号を出力する。この選択信号により、CDレーザ発光部11、DVDレーザ発光部12、BDレーザ発光部13のいずれかが選択される。CDレーザ発光部11、DVDレーザ発光部12又はBDレーザ発光部13のうち、選択された発光部は、レーザ光を対物レンズ10に向けて出射する。
さらに、サーボ回路20には、誤差検出回路7から出力されるフォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号が入力される。サーボ回路20は、これらの誤差信号に対し位相補償を行ってアクチュエータ駆動信号を生成し、アクチュエータ駆動回路8を介して光ピックアップ4のアクチュエータ15を駆動する。この結果、アクチュエータ15と連結された対物レンズ10の変位が、フォーカス方向、トラッキング方向にサーボ制御され、光スポット(レーザ合焦点)が光ディスク1の対象記録面のトラックを正確にトレースするようになる。この動作をトラッキングサーボ及びフォーカスサーボという。
光スポットが光ディスク1の対象記録面のトラックをトレースすると、誤差検出回路7から再生RF信号が出力されるようになる。再生RF信号は、マイクロコンピュータ30に出力される。
さらに、サーボ回路20は、粗シークを行う。粗シークでは、サーボ回路20は、トラッキング方向の移動距離に応じた数のパルスを、スレッド駆動回路6に出力する。この駆動パルスに従ってスレッド駆動回路6がスレッド駆動モータ5を駆動して、光ピックアップ4をトラッキング方向に移動させる。なお、この粗シークでは、サーボ回路20は、トラッキングサーボをオフし、横切ったトラックの数をカウントすることなく(すなわち誤差検出回路7から出力されるトラッキング誤差信号を参照することなく)、オープンループにより、光ピックアップ4を移動させる。粗シークは、トラッキング誤差信号を検出する必要がないので、高速に光ピックアップ4を移動させることができる。
さらに、サーボ回路20は、精シークを行う。精シークでは、サーボ回路20は、誤差検出回路7によって検出されるトラッキング誤差信号に基づいて横切るトラックの本数をカウントしながら光ピックアップ4のアクチュエータ15(より具体的には、トラッキングアクチュエータ)を駆動することにより、光スポットの位置を、トラッキング方向に移動させる。精シークは、トラッキング誤差信号を検出する必要があるので、光スポットの移動速度に限界がある。
さらに、サーボ回路20は、フォーカスジャンプを行う。フォーカスジャンプでは、サーボ回路20は、誤差検出回路7によって検出されるフォーカス誤差信号に基づいて、光ピックアップ4のアクチュエータ15(より具体的には、フォーカスアクチュエータ)を駆動することにより、光スポットの合焦位置を、対物レンズ10の光軸方向に移動させる。
光ディスク装置100は、不揮発性メモリ21と、メモリ22と、マイクロコンピュータ30と、をさらに備える。
不揮発性メモリ21は、例えばフラッシュメモリである。不揮発性メモリ21には、マイクロコンピュータ30によって実行されるソフトウエアプログラムや、サーボ回路20におけるサーボ調整値、その他光ディスク装置100の動作に必要な各種情報が記憶されている。
メモリ22には、マイクロコンピュータ30により、不揮発性メモリ21に格納されたソフトウエアプログラムや各種データが読み込まれる。
マイクロコンピュータ30は、CPU(Central Processing Unit)である。マイクロコンピュータ30は、メモリ22に格納されたソフトウエアプログラムを実行することにより、光ディスク装置100を統括制御する制御部として動作する。
例えば、マイクロコンピュータ30は、メモリ22等を用いて、再生RF信号に対して復調処理その他の信号処理を行うことにより、光ディスク1に記録されたデータを再生する。
なお、光ディスク1からの再生RF信号の中には、再生されるデータの位置情報となるアドレスも含まれている。マイクロコンピュータ30は、シークコマンド(またはシークを伴うリード/ライト等のコマンド)及び目標アドレスが外部から入力されると、現在アドレス、即ち現在の光スポット(レーザ合焦点)の位置を目標アドレスに近づけるようにサーボ回路20に対して粗シーク、精シーク等のトラックジャンプを指示する。
ここで、目標アドレスが、現在、光スポット(レーザ合焦点)が合焦している記録層とは異なる記録層にあることも有り得る。この場合、マイクロコンピュータ30は、サーボ回路20に、目標アドレスのある記録層へのフォーカスジャンプを指令する。
このように、光ディスク1が2層以上の記録層を有する場合には、現在アドレスと目標アドレスとの位置関係によっては、フォーカスジャンプとトラックジャンプを組み合わせてシーク動作を行うことがある。
より具体的には、マイクロコンピュータ30は、光スポットの目標位置が誤差検出回路7で検出された現在位置とは異なる記録層に位置し、かつ、現在位置よりも光ディスク1の外周側である場合に、サーボ回路20、スレッド駆動回路6、スレッド駆動モータ5により、光ピックアップ4をトラッキング方向に目標アドレス近傍まで移動させる粗シークを行った後、光ピックアップ4により、光スポットの合焦位置を現在アドレスのある記録層から目標アドレスのある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行うようにサーボ回路20に指示する。
逆に、マイクロコンピュータ30は、目標アドレスが現在アドレスに対して光ディスク1の内周側である場合に、フォーカスジャンプを行った後に、粗シークを行うようにサーボ回路20に指示する。
次に、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置100によって行われるシーク動作について説明する。図2には、シーク動作時に実行されるマイクロコンピュータ30のシーク処理が示されている。
マイクロコンピュータ30は、外部よりシークコマンド及び目標アドレスが供給されると、図2に示すシーク処理を開始する。
まず、マイクロコンピュータ30は、外部から供給された目標アドレスが再生RF信号から得られる現在アドレスと同一レイヤにあるか否かを判定する(ステップS201)。目標アドレスと現在アドレスとが同一レイヤにない(異なるレイヤにある)場合(ステップS201;No)、マイクロコンピュータ30は、目標アドレスが現在アドレスより光ディスク1の内周にあるか否かを判定する(ステップS202)。
まず、目標アドレスが現在アドレスより光ディスク1の内周にある場合(ステップS202;Yes)について説明する。この場合、マイクロコンピュータ30は、フォーカスジャンプを行うようにサーボ回路20に指示する(ステップS203)。この指示に従って、サーボ回路20は、フォーカスジャンプを行う。フォーカスジャンプが完了すると、マイクロコンピュータ30は、フォーカスジャンプの際に外れたトラッキングの再引き込みを行う。
なお、フォーカスジャンプ前の記録層のトラックと、フォーカスジャンプ後の記録層のトラックとが、光ディスク1のセンターホールに対して完全に等しい偏芯状態ではないことや、上述のように、トラッキングの再引き込みを行う必要があることから、フォーカスジャンプ後、マイクロコンピュータ30は、再生RF信号から現在アドレスを再取得する。
続いて、マイクロコンピュータ30は、現在アドレスから目標アドレスまでのトラッキング方向の移動距離、すなわち半径方向移動距離が規定値以上であるか否かを判定する(ステップS204)。ここで、半径方向移動距離は、前述のようにトラック本数を用いて判定される。より具体的には、マイクロコンピュータ30は、目標アドレスと、フォーカスジャンプ後に取得された現在アドレスとが、光ディスク1の半径方向で何トラック分離れているかを求め、求めたトラック数が規定値以上であるか否かにより、この判定を行う。
半径方向移動距離が規定値以上の場合(ステップS204;Yes)、マイクロコンピュータ30は、ロングジャンプ(粗シーク)を行うように指示する(ステップS205)。この指示にしたがって、サーボ回路20は、トラッキングサーボをオフする。そして、サーボ回路20は、上述のようにして半径方向移動距離に応じたパルス数のパルス信号を、スレッド駆動回路6に出力して、スレッド駆動モータ5を駆動することにより、光ピックアップ4を光ディスク1の内周側に移動させる。粗シークが完了すると、マイクロコンピュータ30は、トラッキングを引き込み直し、トラッキングサーボを再びオンする。
なお、粗シークにおける光ピックアップ4の移動速度は非常に高速だが、粗シークによる移動トラックの本数の誤差は、トラッキングの引き込み直しの影響で大きくなる。そこで、マイクロコンピュータ30は、ロングジャンプ(粗シーク)を行った後、再生RF信号から現在アドレスを再確認する。
半径方向移動距離が規定値を下回る場合(ステップS204;No)又はステップS205終了後、マイクロコンピュータ30は、ショートジャンプを行うようにサーボ回路20に指示する(ステップS206)。ロングジャンプの有無に関わらず、この時点での到達アドレスには誤差が多いので、ショートジャンプを行って、光スポットを目標アドレスまで正確に移動させる。ショートジャンプは、トラッキング誤差信号を用いて、トラッキングサーボをオンした状態で、通過したトラック本数をカウントしながら行われる。
ショートジャンプでは、移動トラック本数の誤差は少ないが、トラッキング誤差信号の出力を確保するため移動速度は制限される。
ステップS206終了後、マイクロコンピュータ30は、シーク処理を終了する。
次に、目標アドレスが現在アドレスより光ディスク1の内周側にない場合(ステップS202;No)について説明する。この場合、マイクロコンピュータ30は、現在アドレスから目標アドレスまでのトラッキング方向の移動距離、すなわち半径方向移動距離が規定値以上であるか否かを判定する(ステップS210)。この判定は、上述したステップS204の処理と同じように行われる。
マイクロコンピュータ30は、光ディスク1の半径方向移動距離が規定値以上である場合(ステップS210;Yes)、ロングジャンプ(粗シーク)をサーボ回路20に指示する(ステップS211)。この指示にしたがって、サーボ回路20は、上述のステップ205で説明したのと同じように粗シークを行う。
半径方向移動距離が規定値を下回る場合(ステップS210;No)又はステップS211終了後、マイクロコンピュータ30は、フォーカスジャンプを行うようにサーボ回路20に指示する(ステップS212)。この指示に従って、サーボ回路20は、フォーカスジャンプを上述のステップS203と同じようにして行う。
続いて、マイクロコンピュータ30は、ショートジャンプをサーボ回路20に指示する(ステップS213)。この指示に従って、サーボ回路20は、ショートジャンプを上述のステップS206と同じようにして行う。
ステップS213終了後、マイクロコンピュータ30は、処理を終了する。
一方、目標アドレスが現在アドレスと同一レイヤにある場合(ステップS201;Yes)、マイクロコンピュータ30は、必要であれば(ステップS204;Yes)、ロングジャンプをサーボ回路20に指示し(ステップS205)、ショートジャンプをサーボ回路20に指示する(ステップS206)。これを受けて、サーボ回路20は、粗シークや精シークを行う。
図3(A)乃至図3(D)には、目標アドレスが現在アドレスに対して内周側であった場合のシーク動作が模式的に示されている。また、図4には、このシーク動作中の光ディスク1の回転数の変化が示されている。ここで、現在アドレスは、記録層Aに存在し、目標アドレスは、記録層Bに存在するものとする。
図3(A)に示すように、シーク動作開始時には、光ピックアップ4によって形成される光スポットは、光ディスク1の外周側の現在アドレスに位置している。この場合、図4に示すように、光ディスク1の回転数は、CLV制御の下で、低くなっている。
この場合、本実施の形態に係る光ディスク装置100では、図3(B)に示すように、まず、フォーカスジャンプが行われる。これにより、光スポットの合焦位置は、現在アドレスが存在する記録層Aから目標アドレスが存在する記録層Bへ移動する。図4に示すように、フォーカスジャンプ中では、光ディスク1の回転はCLV制御により低速に維持されているので、フォーカスジャンプが失敗する確率は低くなっている。
フォーカスジャンプ後にトラッキング再引き込みが行われ、続いて、本実施の形態に係る光ディスク装置100では、図3(C)に示すように、ロングジャンプ(粗シーク)が行われる。ロングジャンプでは、光ピックアップ4が、現在アドレスから目標アドレス近傍まで高速に移動する。これにより、図4に示すように、光ディスク1の回転数は、CLV制御により、光スポットの半径位置に応じて次第に高速となる。
ロングジャンプ後にトラッキング再引き込みが行われ、さらに、図3(D)に示すように、ショートジャンプ(精シーク)が行われる。ショートジャンプでは、光ピックアップ4の対物レンズ10が、アクチュエータ15(トラッキングアクチュエータ)により駆動され、光スポットが目標アドレスに移動する。これにて、シーク動作が完了する。図4に示すように、ショートジャンプ中では、光ディスク1の回転数は、光スポットの半径位置に応じて若干変化するものの、高速に維持されている。
一方、図5(A)乃至図5(D)には、目標アドレスが現在アドレスに対して外周側であった場合のシーク動作が模式的に示されている。また、図6には、このシーク動作中の光ディスク1の回転数の変化が示されている。ここでも、現在アドレスは、記録層Aに存在し、目標アドレスは、記録層Bに存在するものとする。
図5(A)に示すように、シーク動作開始時には、光ピックアップ4によって形成される光スポットは、光ディスク1の内周側の現在アドレスに位置している。この場合、図6に示すように、光ディスク1の回転数は、CLV制御の下で高速になっている。
この場合、本実施の形態に係る光ディスク装置100では、図5(B)に示すように、ロングジャンプが行われ、光ピックアップ4が、現在アドレスから目標アドレス近傍まで高速に移動する。これにより、図6に示すように、光ディスク1の回転数は、CLV制御の下で、光スポットの半径位置に応じて、低速となる。
ロングジャンプ後にトラッキング再引き込みが行われ、続いて、本実施の形態に係る光ディスク装置100では、図5(C)に示すように、フォーカスジャンプが行われる。これにより、光スポットの合焦位置は、現在アドレスが存在する記録層Aから目標アドレスが存在する記録層Bへ移動する。図6に示すように、フォーカスジャンプ中、光ディスク1の回転数は、CLV制御の下で、低速に維持されているので、フォーカスジャンプが失敗する確率は低くなっている。
フォーカスジャンプ後にトラッキング再引き込みが行われ、さらに、図5(D)に示すように、ショートジャンプ(精シーク)が行われる。ショートジャンプでは、光ピックアップ4の対物レンズ10が、アクチュエータ15(トラッキングアクチュエータ)により駆動され、光スポットが目標アドレスに移動する。ショートジャンプ中では、図6に示すように、光ディスク1の回転数は、光スポットの半径位置に応じて若干変化するものの、低速に維持されている。これにて、シーク動作が完了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、線速度一定で回転制御される光ディスク1上に対物レンズ10を介してレーザ光を集光させることにより形成された光スポットを、現在位置とは異なる記録層にある目標位置に移動させる際に、目標位置が現在位置よりも光ディスク1の外周にある場合には、光ピックアップ4を光ディスク1の半径方向に目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、光スポットの合焦位置を現在位置の記録層から目標位置の記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う。これにより、フォーカスジャンプは、光スポットが光ディスク1の外周側にあるときに行われるようになり、光ディスク1の回転数をできるだけ下げた状態でフォーカスジャンプを行うようになるので、フォーカスジャンプに失敗する確率を低減することができる。この結果、フォーカスジャンプの回数を減らし、シーク時間を短縮することができるので、アクセス時間を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、光スポットを、現在位置とは異なる記録層にあり、かつ光ディスク1の外周側にある目標位置に移動させる際に、光ピックアップ4を光ディスク1の半径方向に目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、光スポットを現在位置の記録層から目標位置の記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う。このようにしても、できるだけ光ディスク1の外周側でフォーカスジャンプを行うことができるので、フォーカスジャンプに失敗する確率を低減し、アクセス時間を短縮することができる。
このように、フォーカスジャンプは、光ピックアップ4が光ディスク1の外周側にあるときに行われる。光ディスク1の外周の面振れ振幅が内周より大きくても1回転1周期程度の低い周波数のディスク面の動きであれば、フォーカスジャンプに失敗することは稀であるため、光ディスク1の外周側でフォーカスジャンプを行っても、特に問題にはならない。
また、本実施の形態によれば、フォーカスジャンプが行われた後に精シークが行われるので、粗シークの後にフォーカスジャンプを行っても、位置ずれ等の問題は発生しない。
また、マイクロコンピュータ30は、目標アドレスと現在アドレスとのトラッキング方向の移動距離が所定距離以上である場合に限り、粗シークが省略される。これにより、不必要な処理を省略してシーク時間をさらに短縮することができる。
なお、フォーカスジャンプ時における光ディスク1の回転数が所定の回転数(例えば3000rpm)以上である場合に限り、マイクロコンピュータ30は、目標アドレスが、現在位置よりも光ディスク1の外周側である場合に、粗シークを行った後にフォーカスジャンプを行い、目標アドレスが現在アドレスよりも光ディスク1の内周側である場合に、フォーカスジャンプを行った後に粗シークを行うようにしてもよい。光ディスク1の回転数が低回転であれば、光ディスク1の内周側でフォーカスジャンプを行っても、失敗の確率は高くならないからである。
図7には、本発明の他の実施の形態として、光ディスク1の回転数の判定を含むシーク処理のフローチャートが示されている。図7に示すように、このシーク処理は、ステップS220を含んでいる点が、図2のシーク処理と異なる。
ステップS220における光ディスク1の回転数の判定は、目標アドレスが現在アドレスと同一レイヤではなかった場合(ステップS201;No)に実行される。マイクロコンピュータ30は、現在の光ディスク1の回転数が所定値(例えば3000rpm)以上であるか否かを判定する(ステップS220)。
現在の光ディスク1の回転数が所定値(例えば3000rpm)以上であれば(ステップS220;Yes)、マイクロコンピュータ30は、上記実施の形態と同様に、ステップS202以降の処理を行う。一方、現在の光ディスク1の回転数が所定値(例えば3000rpm)以上でなければ(ステップS220;No)、マイクロコンピュータ30は、目標アドレスは現在アドレスより内周であるか否かの判定を行うことなく(ステップS202)、ステップS203以降の処理を行い、フォーカスジャンプ→ロングジャンプ(半径方向移動距離以上の場合に限る)→ショートジャンプをこの順に行う。
なお、図7に示すシーク処理では、現在の光ディスクの回転数が所定値以上であるか否かを判定条件としたが、光スポットが目標アドレスに達したときの光ディスク1の回転数が所定値以上であるか否かを判定条件としてもよい。その際、ステップS220で目標アドレスでの回転数が所定値未満だった場合に続いて行われる処理は、ステップS210になる。
光ディスク1の記録層は幾つでもよい。例えば、光ディスク1は、2つの記録層を有するもの(例えば片面2層DVD+Rや片面2層のブルーレイディスクなど)であってもよいし、3つ以上の記録層を有するものであってもよい。
なお、上記実施の形態では、光ディスク1に対する情報の記録又は再生を行う装置について説明したが、本発明は、光ディスク1に対して情報の記録のみを行う装置にも適用することができるし、光ディスク1に対する情報の再生のみを行う装置にも適用することができる。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述のスレッドを実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、複数の記録層を有する多層構造の光ディスクに対する情報の記録又は再生に好適である。
1 光ディスク
2 スピンドル駆動モータ
3 スピンドル駆動回路
4 光ピックアップ
5 スレッド駆動モータ
6 スレッド駆動回路
7 誤差検出回路
8 アクチュエータ駆動回路
10 対物レンズ
11 CDレーザ発光部
12 DVDレーザ発光部
13 BDレーザ発光部
14 光検出器
15 アクチュエータ
20 サーボ回路
21 不揮発性メモリ
22 メモリ
30 マイクロコンピュータ
100 光ディスク装置

Claims (7)

  1. 複数の記録層を有する光ディスク上に対物レンズを介してレーザ光を集光させることにより光スポットを形成し、前記光スポットの合焦位置を前記対物レンズのフォーカス方向に移動可能で、前記光スポットが形成された前記記録層からの反射光を受光して電気信号に変換する光ピックアップと、
    前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に駆動する駆動部と、
    前記光ピックアップの位置の線速度が一定となるように前記光ディスクを回転させるスピンドル制御部と、
    前記光スポットの目標位置が現在位置とは異なる記録層に位置し且つ前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記駆動部を用いて、前記光ピックアップを前記半径方向に前記目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、前記光ピックアップを用いて、前記光スポットの合焦位置を前記現在位置のある記録層から前記目標位置のある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う制御部と、
    を備える光ディスク装置。
  2. 前記制御部は、
    前記目標位置が現在位置とは異なる記録層に位置し且つ前記現在位置に対して前記光ディスクの内周側である場合に、
    前記フォーカスジャンプを行った後に、前記粗シークを行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記光ピックアップで変換された電気信号に基づいて、前記光スポットの位置と前記光ディスク上のトラックの位置との誤差を示すトラッキング誤差信号を検出する検出部を有し、
    前記光ピックアップは、
    前記対物レンズを前記半径方向に駆動し、
    前記制御部は、
    前記光ピックアップを用いて、前記フォーカスジャンプを行った後に、前記検出部によって検出されたトラッキング誤差信号に基づいて、前記光スポットを前記目標位置まで移動させる精シークを行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記制御部は、
    前記目標位置と前記現在位置との前記半径方向の距離が所定距離未満である場合に、
    前記粗シークを省略する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記制御部は、
    前記スピンドル制御部による前記光ディスクの回転数が所定の回転数以上であることを条件として、
    前記目標位置が、前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記粗シークを行った後に、前記フォーカスジャンプを行い、
    前記目標位置が、前記現在位置よりも前記光ディスクの内周側である場合に、前記フォーカスジャンプを行った後に、前記粗シークを行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光ディスク装置。
  6. 複数の記録層を有する光ディスク上にレーザ光を集光させることにより光スポットを形成し、前記光ディスク上の光スポットの位置を移動可能で、前記光スポットが形成された前記記録層からの反射光を受光して電気信号に変換する光ピックアップのアクセス方法であって、
    前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に駆動する駆動ステップと、
    前記光ピックアップの位置の線速度が一定となるように前記光ディスクを回転させるスピンドル制御ステップと、
    前記光スポットの目標位置が、現在位置と同一の記録層になく、且つ、前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記駆動ステップによって、前記光スポットを前記半径方向に前記目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、前記光ピックアップによって前記光スポットの合焦位置を前記現在位置のある記録層から前記目標位置のある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う制御ステップと、
    を含む光ピックアップのアクセス方法。
  7. 複数の記録層を有する光ディスク上に対物レンズを介してレーザ光を集光させることにより光スポットを形成し、前記光スポットの合焦位置を前記対物レンズのフォーカス方向に移動可能で、前記光スポットが形成された前記記録層からの反射光を受光して電気信号に変換する光ピックアップと、
    前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に駆動する駆動部と、
    前記光ピックアップの位置の線速度が一定となるように前記光ディスクを回転させるスピンドル制御部と、
    を備える光ディスク装置を制御するコンピュータに、
    前記光ピックアップで変換された電気信号に基づいて検出された現在位置と同一の記録層にない目標位置が、前記現在位置よりも前記光ディスクの外周側である場合に、前記駆動部により、前記光ピックアップを前記半径方向に前記目標位置近傍まで移動させる粗シークを行った後、前記光ピックアップにより、前記光スポットの合焦位置を前記現在位置のある記録層から前記目標位置のある記録層に移動させるフォーカスジャンプを行う手順を、
    実行させるプログラム。
JP2011173804A 2011-08-09 2011-08-09 光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラム Withdrawn JP2013037744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011173804A JP2013037744A (ja) 2011-08-09 2011-08-09 光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011173804A JP2013037744A (ja) 2011-08-09 2011-08-09 光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013037744A true JP2013037744A (ja) 2013-02-21

Family

ID=47887227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011173804A Withdrawn JP2013037744A (ja) 2011-08-09 2011-08-09 光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013037744A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8120998B2 (en) Optical disk drive and method for driving the optical disk drive in relation to a velocity switching point
JP4473230B2 (ja) 光ディスク装置
JP4244330B2 (ja) 光ディスク装置
JP4262273B2 (ja) 光ディスク装置およびデータ読み出し制御方法
JP4607996B2 (ja) 光ディスク装置
JP4963593B2 (ja) 光ディスク装置、トラッキング制御開始方法及びトラッキング制御開始プログラム
JP2013037744A (ja) 光ディスク装置、光ピックアップのアクセス方法及びプログラム
JP2013004150A (ja) 光ディスク装置、チルト補正方法、プログラム
JPH10302384A (ja) ディスクドライブ装置
US20050276176A1 (en) Intelligent layer jump method
JP2007525786A (ja) 改良された層ジャンプを伴う多層光ディスクの読出し/書込みのための装置
US20110205872A1 (en) Optical disc drive and method of controlling the same
JP5525598B2 (ja) 光ディスク判別方法、光ディスク装置及び集積回路
US8189441B2 (en) Method of recognizing track pitch of optical disk
JP4492551B2 (ja) 光スポット移動制御装置及び光ディスク装置
US20070086291A1 (en) Focus pull-in control device and method thereof
JP4832467B2 (ja) 光ディスク装置、その制御方法、プログラム及び情報記憶媒体
US8189447B2 (en) Optical disc drive and method of controlling the same
JP2007164903A (ja) 光ディスク装置のフォーカスサーボ復帰処理方法及び光ディスク装置
JP2005310275A (ja) 再生装置、フォーカスサーチ方法
US20110164485A1 (en) Apparatus and method for controlling layer jump in optical disc drive
JP2018113087A (ja) 光ディスク処理装置及び光ディスク処理システム
JP2002304749A (ja) 光ディスク装置
JP2011154755A (ja) 光ディスクドライブ装置
JP2006079698A (ja) 光ディスク種別の判別方法および光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141104