JP2013030954A - 通信制御方法、通信システム、局側装置および宅側装置 - Google Patents

通信制御方法、通信システム、局側装置および宅側装置 Download PDF

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Abstract

【課題】宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることが可能な通信制御方法、通信システム、局側装置および宅側装置を提供する。
【解決手段】局側装置101が、局側装置101への通信信号を宅側装置102が送信可能なタイミングを示すタイミング情報を宅側装置102へ送信する。局側装置101が、タイミング情報を送信するタイミングを含む送信期間において、タイミング情報以外の情報を宅側装置102へ送信する。宅側装置102が、タイミング情報を局側装置101から受信するタイミングを含む受信期間において、タイミング情報およびタイミング情報以外の情報を局側装置101から受信する。そして、宅側装置102が、受信期間以外において、局側装置101から送信される通信信号の受信動作を停止するスリープ状態へ遷移する。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信制御方法、通信システム、局側装置および宅側装置に関し、特に、省電力機能を提供する通信制御方法、通信システム、局側装置および宅側装置に関する。
近年、インターネットが広く普及しており、利用者は世界各地で運営されているサイトの様々な情報にアクセスし、その情報を入手することが可能である。これに伴って、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)およびFTTH(Fiber To The Home)等のブロードバンドアクセスが可能な装置も急速に普及してきている。
IEEE Std 802.3ah(登録商標)−2004(非特許文献1)には、複数の宅側装置(ONU:Optical Network Unit)が光通信回線を共有して局側装置(OLT:Optical Line Terminal)とのデータ伝送を行なう媒体共有形通信である受動的光ネットワーク(PON:Passive Optical Network)の1つの方式が開示されている。すなわち、PONを通過するユーザ情報およびPONを管理運用するための制御情報を含め、すべての情報がイーサネット(登録商標)フレームの形式で通信されるEPON(Ethernet(登録商標) PON)と、EPONのアクセス制御プロトコル(MPCP(Multi-Point Control Protocol))およびOAM(Operations Administration and Maintenance)プロトコルとが規定されている。局側装置と宅側装置との間でMPCPフレームをやりとりすることによって、宅側装置の加入、離脱、および上りアクセス多重制御などが行なわれる。また、非特許文献1では、MPCPメッセージによる、新規宅側装置の登録方法、帯域割り当て要求を示すレポート、および送信指示を示すゲートについて記載されている。
なお、1ギガビット/秒の通信速度を実現するEPONであるGE−PONの次世代の技術として、IEEE802.3av(登録商標)−2009として標準化が行なわれた10G−EPONすなわち通信速度が10ギガビット/秒相当のEPONにおいても、アクセス制御プロトコルはMPCPが前提となっている。
PONにおいて省電力化を図るための機能の一例として、たとえば、特開2009−260882号公報には、以下のような構成が開示されている。すなわち、PONにおける受信機の復号化装置は、上記受信機に入力され互いに並列状態に配列される誤り訂正符号付きフレームをそれぞれ誤り訂正する複数のFECデコード部と、伝送路のビット誤り率推定値に基づき、上記FECデコード部のそれぞれに対して誤り訂正処理の有効/無効の設定切り替えを行なうFECデコード制御部とを備える。上記各FECデコード部は、上記FECデコード制御部から上記有効の指示を受けたときに誤り訂正の動作を行い、上記無効の指示を受けたときに誤り訂正の動作を止める。
IEEE Std 802.3ah(登録商標)-2004
特開2009−260882号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、動作停止対象を誤り訂正処理回路に特化したものであり、また、ビット誤り率推定値を算出してから省電力を行なう構成であるため、受信機がフレームを受信していない状態では、回路の動作を停止することが困難である。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることが可能な通信制御方法、通信システム、局側装置および宅側装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる通信制御方法は、1または複数の宅側装置と、各上記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、上記各宅側装置から上記局側装置への上記通信信号が時分割多重される通信システムにおける通信制御方法であって、上記局側装置が、上記局側装置への上記通信信号を上記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報を上記宅側装置へ送信するステップと、上記局側装置が、上記タイミング情報を送信するタイミングを含む送信期間において、上記タイミング情報以外の情報を上記宅側装置へ送信するステップと、上記宅側装置が、上記タイミング情報を上記局側装置から受信するタイミングを含む受信期間において、上記タイミング情報および上記タイミング情報以外の情報を上記局側装置から受信するステップと、上記宅側装置が、上記受信期間以外において、上記局側装置から送信される上記通信信号の受信動作を停止するスリープ状態へ遷移するステップとを含む。
このような構成により、たとえば下り方向の通信量が少ないときに宅側装置がタイミング情報以外の情報を受信するタイミングを限定することができるため、当該タイミング以外においてトランシーバおよびLSI等の受信回路を停止させることができ、宅側装置の消費電力を低減することができる。したがって、宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることができる。
好ましくは、上記タイミング情報を送信するステップにおいては、上記局側装置は、上記タイミング情報を、上記通信回線における帯域を上記宅側装置に割り当てるための割り当て周期において生成して上記宅側装置へ送信し、上記タイミング情報以外の情報を送信するステップにおいては、上記局側装置は、上記タイミング情報を送信するタイミングを含み、かつ上記割り当て周期より短い送信期間において、上記タイミング情報以外の情報を上記宅側装置へ送信する。
このような構成により、通信回線の帯域割り当て処理に連動して、タイミング情報以外の情報の宅側装置への送信制御を行なうことができるため、局側装置および宅側装置における処理の簡易化を図ることができる。
より好ましくは、上記タイミング情報を送信するステップにおいては、上記局側装置は、各上記割り当て周期において、同じタイミングで上記タイミング情報を送信する。
このように、タイミング情報を送信するタイミングを各割り当て周期において同じに設定する構成により、宅側装置がタイミング情報の受信タイミングを推定することができる。これにより、タイミング情報以外の情報の受信に余裕を持たせるために宅側装置のスリープ時間を短くする度合いを、小さくすることができる。すなわち、スリープ期間を精度良く細かく制御することができるため、宅側装置の省電力効果を高めることができる。
より好ましくは、上記タイミング情報を送信するステップにおいては、上記局側装置は、上記割り当て周期中に複数の上記宅側装置へ上記タイミング情報をそれぞれ送信し、各上記割り当て周期において、同じ順番で上記タイミング情報を上記複数の宅側装置へそれぞれ送信する。
このような構成により、省電力モードで動作する宅側装置が複数存在する場合でも、タイミング情報を送信するタイミングを各割り当て周期においてほぼ同じに設定することができるため、各宅側装置においてスリープ期間を細かく制御することができ、各宅側装置の省電力効果を高めることができる。
好ましくは、上記通信制御方法は、さらに、上記宅側装置が受け取る上記通信信号のトラフィック量に基づいて、上記宅側装置が上記スリープ状態へ遷移するべきか否かを判断するステップと、上記スリープ状態へ遷移するべきであると判断すると、上記スリープ状態への遷移命令を上記宅側装置に与えるステップとを含む。
このような構成により、マルチキャストフレームおよびブロードキャストフレーム等、複数の宅側装置宛の通信信号を送信する局側装置においても、タイミング情報以外の情報の宅側装置への送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることができる。
好ましくは、上記タイミング情報を送信するステップにおいては、上記局側装置は、複数の上記宅側装置へ上記タイミング情報をそれぞれ送信し、上記タイミング情報以外の情報を送信するステップにおいては、上記局側装置は、上記宅側装置ごとの上記送信期間において対応の上記宅側装置へ上記タイミング情報以外の情報を送信する。
このように、複数の宅側装置について送信期間をそれぞれ設定する構成により、複数の宅側装置について共通の送信期間を設ける構成と比べて、複数の宅側装置の省電力モードの開始タイミングおよび終了タイミングを重複させることなく、それぞれ別個に制御することができる。これにより、各宅側装置におけるスリープ時間を長くすることができるため、通信システムにおける省電力効果をさらに高めることができる。
好ましくは、上記通信制御方法は、さらに、上記宅側装置が、上記局側装置からの上記タイミング情報をそれぞれ受信した複数のタイミングに基づいて、新たな上記タイミング情報を上記局側装置から受信するタイミングを取得するステップを含み、上記スリープ状態へ遷移するステップにおいては、上記宅側装置は、上記取得したタイミングに従って上記スリープ状態に遷移し、上記スリープ状態を継続させるべきスリープ時間上記スリープ状態を継続する。
このような構成により、宅側装置はタイミング情報の受信周期から割り当て周期を算出することができるため、局側装置から割り当て周期を通知されることなく、受信期間のタイミングを取得することができる。すなわち、下りトラフィック量に応じたスリープ時間を局側装置から通知されるだけで、受信期間を適切に設定し、省電力モードで動作することができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる通信システムは、1または複数の宅側装置と、各上記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、上記各宅側装置から上記局側装置への上記通信信号が時分割多重される通信システムであって、上記局側装置は、上記局側装置への上記通信信号を上記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報を上記宅側装置へ送信し、上記局側装置は、上記タイミング情報を送信するタイミングを含む送信期間において、上記タイミング情報以外の情報を上記宅側装置へ送信し、上記宅側装置は、上記タイミング情報を上記局側装置から受信するタイミングを含む受信期間において、上記タイミング情報および上記タイミング情報以外の情報を上記局側装置から受信し、上記宅側装置は、上記受信期間以外において、上記局側装置から送信される上記通信信号の受信動作を停止するスリープ状態へ遷移する。
このような構成により、たとえば下り方向の通信量が少ないときに宅側装置がタイミング情報以外の情報を受信するタイミングを限定することができるため、当該タイミング以外においてトランシーバおよびLSI等の受信回路を停止させることができ、宅側装置の消費電力を低減することができる。したがって、宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる局側装置は、1または複数の宅側装置と、各上記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、上記各宅側装置から上記局側装置への上記通信信号が時分割多重される通信システムにおける上記局側装置であって、上記局側装置への上記通信信号を上記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報を上記宅側装置へ送信するための送信タイミング制御部と、上記局側装置から送信される上記通信信号の受信動作を上記宅側装置が停止するスリープ期間において上記通信信号が上記宅側装置に到着しないように、上記タイミング情報を送信するタイミングを含む送信期間において、上記タイミング情報以外の情報を上記宅側装置へ送信するための送信制御部とを備える。
このような構成により、たとえば下り方向の通信量が少ないときに宅側装置がタイミング情報以外の情報を受信するタイミングを限定することができるため、当該タイミング以外においてトランシーバおよびLSI等の受信回路を停止させることができ、宅側装置の消費電力を低減することができる。したがって、宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる宅側装置は、1または複数の宅側装置と、各上記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、上記各宅側装置から上記局側装置への上記通信信号が時分割多重される通信システムにおける上記宅側装置であって、上記局側装置への上記通信信号を上記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報に基づいて、上記通信信号を上記局側装置へ送信するための送信制御部と、上記タイミング情報を上記局側装置から受信するタイミングを含む受信期間において、上記タイミング情報および上記タイミング情報以外の情報を上記局側装置から受信するための受信制御部と、上記受信期間以外において、上記局側装置から送信される上記通信信号の受信動作を停止するスリープ状態へ遷移するためのスリープ制御部とを備える。
このような構成により、たとえば下り方向の通信量が少ないときに宅側装置がタイミング情報以外の情報を受信するタイミングを限定することができるため、当該タイミング以外においてトランシーバおよびLSI等の受信回路を停止させることができ、宅側装置の消費電力を低減することができる。したがって、宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることができる。
本発明によれば、宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るPONシステムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る局側装置および宅側装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る局側装置における下りフレーム送信部分の構成を詳細に示す図である。 本発明の実施の形態に係る局側装置が下りフレームの送信処理を行なう際の局側装置およびONU間のデータの流れの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る局側装置が下りフレームの送信処理を行なう際の局側装置およびONU間のデータの流れの他の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る局側装置が、省電力モードで動作中のONUへの下りフレームの送信処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る宅側装置が省電力モードにおいて下りフレームの受信処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係るPONシステムの構成を示す図である。
図1を参照して、PONシステム201は、たとえば10G−EPONであり、ONU102A,102B,102C,102Dと、局側装置101と、スプリッタSP1,SP2とを備える。ONU102A,102B,102Cと局側装置101とは、スプリッタSP1およびSP2ならびに光ファイバOPTFを介して接続され、互いに光信号を送受信する。ONU102Dと局側装置101とは、スプリッタSP2および光ファイバOPTFを介して接続され、互いに光信号を送受信する。PONシステム201では、ONU102A,102B,102C,102Dから局側装置101への光信号が時分割多重される。
ここで、ONUから上位ネットワークへの方向を上り方向と称し、上位ネットワークからONUへの方向を下り方向と称する。
図2は、本発明の実施の形態に係る局側装置および宅側装置の構成を示す図である。図2では、局側装置に1台の宅側装置が接続された場合を一例として示す。
図2を参照して、局側装置101は、下りキュー11と、DBA処理部(送信タイミング制御部)12と、制御部13と、下りPCS(Physical Coding Sub Layer)処理部14と、上りPCS処理部15と、トランシーバ16とを備える。ONU102は、トランシーバ21と、下りPCS処理部22と、受信フレーム処理部23と、下り受信タイミング制御部24と、制御部(送信制御部、受信制御部およびスリープ制御部)25と、送信フレーム処理部26と、上りPCS処理部27とを備える。
局側装置101において、トランシーバ16は、PON線路の親局側起点として、PON回線である光ファイバOPTFと接続される。トランシーバ16は、光ファイバOPTFを介して各ONUと双方向通信が行なえるように、特定の波長、たとえば1310nm帯の上り光信号を受信し、物理層の電気信号に変換して上りPCS処理部15に出力するとともに、下りPCS処理部14から受けた物理層の電気信号を別波長の下り光信号に変換してONU102へ送信する。たとえば、トランシーバ16は、下りPCS処理部14から受けた10Gbpsの電気信号を1570nm帯の下り光信号に変換してONU102へ送信する。
上りPCS処理部15は、トランシーバ16から受けた物理層の電気信号からフレームを再構成するとともに、フレームの種別に応じて制御部13または上位ネットワークにフレームを振り分ける。具体的には、データフレームを上位ネットワークへ送信し、制御フレームを制御部13に出力する。
DBA処理部12および制御部13は、MPCPおよびOAMなど、PON回線の制御および管理に関する局側処理を行なう。すなわち、PON回線に接続されている各ONUとMPCPメッセージおよびOAMメッセージをやりとりすることによって、ONUの登録、離脱および帯域割り当てを含めた上りアクセス制御、帯域割り当てを含めた下りアクセス制御、ならびにONUへのスリープ指示を含めたONUの運用管理などを行なう。たとえば、DBA処理部12は、各ONU102から受けたPON回線における上り帯域の割り当て要求に基づいて、PON回線における上り帯域を各ONU102に割り当てる。
DBA処理部12および制御部13は、各種制御情報を示す制御フレームを生成し、下りPCS処理部14へ出力する。
下りキュー11は、上位ネットワークから送信されたデータフレームを蓄積する。下りPCS処理部14は、下りキュー11に蓄積されたデータフレームおよび制御部13から受けた制御フレームを物理層の電気信号に変換してトランシーバ16へ出力する。
ONU102において、トランシーバ21は、局側装置101から送信される下り光信号を受信して物理層の電気信号に変換し、下りPCS処理部22へ出力する。
下りPCS処理部22は、トランシーバ21から受けた物理層の電気信号からフレームを再構成し、受信フレーム処理部23へ出力する。
受信フレーム処理部23は、下りPCS処理部22から受けたフレームの種別に応じて制御部25またはユーザ端末にフレームを振り分ける。具体的には、受信フレーム処理部23は、データフレームをユーザ端末に送信し、制御フレームを制御部25に出力する。
制御部25は、MPCPおよびOAM等、PON回線の制御および管理に関する宅側処理を行なう。すなわち、PON回線に接続されている局側装置101とMPCPメッセージおよびOAMメッセージをやりとりすることによって、アクセス制御等の各種制御を行なう。制御部25は、各種制御情報を含む制御フレームを生成し、送信フレーム処理部26へ出力する。
送信フレーム処理部26は、ユーザ端末から受信したデータフレームおよび制御部25から受けた制御フレームを上りPCS処理部27へ出力する。
上りPCS処理部27は、送信フレーム処理部26から受けたフレームを物理層の電気信号に変換してトランシーバ21へ出力する。
トランシーバ21は、上りPCS処理部27から受けた物理層の電気信号を上り光信号に変換し、局側装置101へ送信する。
下り受信タイミング制御部24は、制御部25の制御に基づいて、トランシーバ21の受信部、および下りPCS処理部22等の下りフレーム受信回路へ制御信号を出力することにより、下りフレーム受信回路の動作の停止および再開を制御する。ここで、下りフレーム受信回路には、たとえば、回路規模の大きいFEC(誤り訂正)回路が含まれる。
図3は、本発明の実施の形態に係る局側装置における下りフレーム送信部分の構成を詳細に示す図である。図3では、局側装置101が3つのONU1〜3と通信を行い、かつ3チャネルのマルチキャストフレームを送信する場合の構成を一例として示す。
図3を参照して、局側装置101は、さらに、バックプレッシャ部(送信制御部)17と、スケジューラ18と、マルチプレクサ19とを備える。
下りキュー11は、ユニキャストフレーム用のONUごとのキューと、マルチキャストフレーム用のチャネルごとのキューとを含む。
制御部13は、1つのONU102宛の下りフレームすなわちユニキャストフレームのトラフィック量、および複数のONU102宛の下りフレームすなわちマルチキャストフレームのトラフィック量に基づいて、ONU102がスリープ状態へ遷移するべきか否かを判断する。
そして、制御部13は、ONU102をスリープ状態へ遷移させるべきであると判断すると、スリープ状態への遷移命令であるスリープ指示をONU102に与える。
具体的には、制御部13は、たとえば局側装置101からONU102への下りトラフィック量を監視し、取得した下りトラフィック量に基づいて、ONU102が省電力モードで動作可能か否かを判断する。
たとえば、制御部13は、下りキュー11における通常動作中のONU用キューの蓄積量が所定値未満になると、当該ONUは省電力モードで動作可能であると判断し、当該ONUにスリープ指示を示す制御フレームを送信する。ONU102は、当該制御フレームを受信して、省電力モードで動作するとともに、スリープ指示に対する応答を示す制御フレームを局側装置101へ送信する。
一方、制御部13は、下りキュー11における省電力モードで動作中のONU用キューの蓄積量が所定値以上になると、当該ONUを省電力モードから復帰させるべきであると判断し、当該ONUに起床指示を示す制御フレームを送信する。ONU102は、当該制御フレームを受信して、省電力モードから復帰して通常動作を開始するとともに、起床指示に対する応答を示す制御フレームを局側装置101へ送信する。
また、たとえば、制御部13は、ユニキャストフレーム用のキューおよびマルチキャストフレーム用のキューの両方における蓄積量が所定値未満になると、これらのフレームの送信先であるONU102を省電力モードで動作させる。
あるいは、制御部13は、ユニキャストフレーム用キューまたはマルチキャストフレーム用キューのいずれかにおける蓄積量が所定値未満になると、対応のフレームの送信先であるONU102を省電力モードで動作させる構成であってもよい。
なお、制御部13は、下りキュー11の蓄積量の代わりに、下りフレームの送信レートすなわち所定時間あたりで発生する下りフレームのデータ量をトラフィック量として取得する構成であってもよい。
また、制御部13は、省電力モードで動作させるONU102および当該ONU102のスリープ時間を示すスリープ情報をバックプレッシャ部17へ出力する。
DBA処理部12は、各ONU102からの上り帯域割り当て要求に基づいて、ONU1〜3の上りフレーム送信可能期間を示すノーマルゲートフレームをそれぞれマルチプレクサ19へ出力する。なお、ONU102から局側装置101へ上りフレームを送信する時間の長さが固定値である場合には、ノーマルゲートフレームは、上りフレームを送信すべきタイミングを含めばよい。
また、DBA処理部12は、ノーマルゲートフレームの送信タイミングを示すゲート送信情報をバックプレッシャ部17へ出力する。このゲート送信情報により、局側装置101において、ノーマルゲートフレームとデータフレームとを同期して送信することが可能となる。
バックプレッシャ部17は、制御部13から受けたスリープ情報およびDBA処理部12から受けたゲート送信情報に基づいて、省電力モードで動作するONU102が存在する場合、当該ONU102宛の下りフレームの送信制御情報をスケジューラ18へ出力する。
スケジューラ18は、下りキュー11に蓄積されたフレームを優先順位に従ってマルチプレクサ19へ出力する。
マルチプレクサ19は、下りキュー11、DBA処理部12および制御部13から受けたフレームを下りPCS処理部22へ出力する。
また、スケジューラ18は、バックプレッシャ部17から受けた送信制御情報に基づいて、下りキュー11における各キューに対してバックプレッシャをかけるか否かを決定する、すなわち、各キューからの下りフレーム送信の開始および停止を制御する。
[動作]
図4は、本発明の実施の形態に係る局側装置が下りフレームの送信処理を行なう際の局側装置およびONU間のデータの流れの一例を示す図である。ここでは、省電力モードで動作中の省電力モードONUと、通常動作中の通常モードONUとが局側装置101に1台ずつ接続されている場合について説明する。
図4を参照して、局側装置101は、スケジューラ18のスケジューリングにより、省電力モードで動作中のONU102へは、設定された送信期間にしか下りフレームを送信しない。
すなわち、局側装置101は、ノーマルゲートフレーム(図6の「ゲート」)の送信開始タイミングを基準とした送信期間において、省電力モードで動作中のONU宛のフレームを送信する。そして、送信期間以外のタイミングでは、省電力モードで動作中のONU用のキューに対してバックプレッシャをかける、すなわち下りフレームの送信を停止する。
また、マルチキャストフレームについても、省電力モードで動作中のONU102が視聴しているチャネルについて、送信期間以外のタイミングでは、当該チャネル用のキューに対してバックプレッシャをかける。
具体的には、局側装置101と通信コネクションが確立されたONU102は、局側装置101から定期的にノーマルゲートフレームと呼ばれるMPCPフレームを受信する。局側装置101は、ノーマルゲートフレーム以外の下りフレームを、ノーマルゲートフレームの送信に同期して省電力モードONUへ送信する。一方、局側装置101は、通常モードONUへ、ノーマルゲートフレームの送信とは非同期に他の下りフレームを送信する。
すなわち、局側装置101におけるDBA処理部12は、局側装置101への上りフレームをONU102が送信可能なタイミングを示すタイミング情報すなわちノーマルゲートフレームをONU102へ送信する。
そして、局側装置101におけるバックプレッシャ部17は、局側装置101から送信される下りフレームの受信動作をONU102が停止するスリープ期間において下りフレームがONU102に到着しないように、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングを含む送信期間において、ノーマルゲートフレーム以外の下りフレームをONU102へ送信する。
ONU102における制御部25は、ノーマルゲートフレームを局側装置101から受信するタイミングを含む受信期間において、ノーマルゲートフレーム、およびノーマルゲートフレーム以外の下りフレームを局側装置101から受信する。
より詳細には、局側装置101におけるDBA処理部12は、タイミング情報すなわちノーマルゲートフレームを、PON回線における帯域をONU102に割り当てるための割り当て周期すなわちDBAサイクルにおいて生成してONU102へ送信する。
局側装置101におけるバックプレッシャ部17は、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングを含み、かつ割り当て周期より短い送信期間において、ノーマルゲートフレーム以外の下りフレームをONU102へ送信する。
そして、ONU102における制御部25は、受信期間以外のスリープ期間において、局側装置101から送信される下りフレームの受信動作を停止するスリープ状態へ遷移する。
このように、制御部25は、受信期間が過ぎると次のDBAサイクルの送信期間まで下りフレームを受信する必要がないため、消費電力の大きいトランシーバ21の受信部および下りPCS処理部22等の下りフレーム受信回路の動作を停止する。そして、制御部25は、次の受信期間が近付くと、停止中の下りフレーム受信回路の各デバイスが動作可能となるために必要な起動時間を考慮して、受信期間に先立って各デバイスを起動させ、受信期間の開始までに下りフレームを受信可能な状態にする。
具体的には、ONU102では、トランシーバ21の送信部および受信部、ならびに下りPCS処理部22等の起動を個別に制御することが可能である。また、デバイスの特性によって制御部25から起動時間を設定することも可能である。
また、最初の電源投入から一定時間が経過するまでは、トランシーバ21の動作が安定しない場合もある。このような場合には、最初の電源投入から一定時間が経過するまでは省電力モードで動作しないように、制御部25が省電力モードへの遷移を禁止することも可能である。
ここで、トランシーバ21は、たとえば、1m秒のDBAサイクルに対して、動作を停止した状態から動作を正常に再開するまでの立ち上がり時間が数μ秒〜数十μ秒であり、高速な起動が可能である。
また、局側装置101におけるDBA処理部12は、各DBAサイクルにおいて、同じタイミングでタイミング情報すなわちノーマルゲートフレームを送信する。また、DBA処理部12は、DBAサイクル中に複数のONU102へノーマルゲートフレームをそれぞれ送信し、各DBAサイクルにおいて、同じ順番でノーマルゲートフレームを複数のONU102へそれぞれ送信する。
具体的には、DBA処理部12は、各ONU102からのレポート受信が完了すると、上り帯域の割り当て量を決定し、ノーマルゲートをONU102へ送信する。
このとき、DBA処理部12は、各DBAサイクルにおいてノーマルゲートフレームの送信タイミングにばらつきが生じないように、毎DBAサイクルにおいて同じタイミングtaでノーマルゲートフレームの送信を開始する。
さらに、DBA処理部12は、各ONU102が毎DBAサイクルにおいて同じタイミングでノーマルゲートフレームを受信できるように、各ONU102間でノーマルゲートフレームの送信順序を同じに設定する。図6では、DBA処理部12は、毎DBAサイクルのタイミングtaにおいて省電力モードONU宛のノーマルゲートフレームを送信し、タイミングtbにおいて通常モードONU宛のノーマルゲートフレームを送信している。
ここで、各DBAサイクルにおいて、帯域割り当て量の計算開始タイミングを同じにすることは容易であるが、帯域割り当て量の計算終了タイミングはばらつきやすく、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングはばらつく場合が多い。上記のように、DBA処理部12が、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングを各DBAサイクルにおいて同じに設定する構成により、ONU102においてスリープ期間を細かく制御することができるため、ONU102の省電力効果を高めることができる。
図5は、本発明の実施の形態に係る局側装置が下りフレームの送信処理を行なう際の局側装置およびONU間のデータの流れの他の例を示す図である。ここでは、省電力モードで動作中の省電力モードONU1および省電力モードONU2が局側装置101に1台ずつ接続されている場合について説明する。
図5を参照して、省電力モードで動作中の省電力モードONUが複数存在する場合には、PONシステム201は、送信期間および受信期間を省電力モードONUごとに設ける構成であってもよい。
すなわち、DBA処理部12は、複数の省電力モードONUへノーマルゲートフレームをそれぞれ送信する。
そして、バックプレッシャ部17は、省電力モードONUごとの送信期間において対応の省電力モードONUへノーマルゲートフレーム以外の下りフレームを送信する。
より詳細には、DBA処理部12は、各DBAサイクルにおいてノーマルゲートフレームの送信タイミングにばらつきが生じないように、毎DBAサイクルにおいて同じタイミングtaでノーマルゲートフレームの送信を開始する。
さらに、DBA処理部12は、各省電力モードONUが毎DBAサイクルにおいて同じタイミングでノーマルゲートフレームを受信できるように、各省電力モードONU間でノーマルゲートフレームの送信順序を同じに設定する。
具体的には、DBA処理部12は、毎DBAサイクルのタイミングtaにおいて省電力モードONU1宛のノーマルゲートフレームを送信し、タイミングtbにおいて省電力モードONU2宛のノーマルゲートフレームを送信する。
そして、バックプレッシャ部17は、タイミングtaを含む省電力モードONU1用の送信期間Taにおいてノーマルゲートフレーム以外の省電力モードONU1宛の下りフレームを送信し、タイミングtbを含む省電力モードONU2用の送信期間Tbにおいてノーマルゲートフレーム以外の省電力モードONU2宛の下りフレームを送信する。
次に、本発明の実施の形態に係る局側装置による、省電力モードで動作中のONUへの下りフレーム送信処理について図面を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る局側装置が、省電力モードで動作中のONUへの下りフレームの送信処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。ここでは、ユニキャストフレームについて送信制御を行なう場合について説明する。
図6を参照して、制御部13は、通常動作中の対象ONUへの下りトラフィック量をたとえば下りキュー11において監視し、対象ONUへの下りフレームの送信レートが所定の閾値以上である場合には(ステップS1でNO)、対象ONUの通常動作を継続させる。スケジューラ18は、対象ONU宛の下りフレームに対して、優先度に従った通常の送信処理を行なう(ステップS10)。
一方、制御部13は、通常動作中の対象ONUへの下りフレームの送信レートが所定の閾値未満である場合には(ステップS1でYES)、スリープ指示を示す制御フレームを対象ONUへ送信する(ステップS2)。
次に、バックプレッシャ部17は、送信制御情報によってスケジューラ18を制御することにより、対象ONU用のバッファからの下りフレーム送信を停止する(ステップS3)。
次に、DBA処理部12は、対象ONUへのノーマルゲートフレームの送信タイミングになると(ステップS4でYES)、バックプレッシャ部17に当該タイミングが到来した旨をゲート送信情報によって通知することにより、スケジューラ18に対象ONU用のバッファからの下りフレーム送信を再開させる(ステップS5)。
次に、バックプレッシャ部17は、対象ONUへの下りフレーム送信を再開してから所定時間が経過する、すなわち対象ONU用に設定した送信期間が終了すると(ステップS6でYES)、送信制御情報によってスケジューラ18を制御することにより、対象ONU用のバッファからの下りフレーム送信を停止する(ステップS7)。
次に、制御部13は、対象ONUへの下りトラフィック量をたとえば下りキュー11において監視し、対象ONUへの下りフレームの送信レートが所定の閾値未満である場合には(ステップS8でNO)、送信期間における対象ONU宛下りフレームの送信制御を引き続き行なう(ステップS4〜S7)。
一方、制御部13は、対象ONUへの下りフレームの送信レートが所定の閾値以上になると(ステップS8でYES)、起床指示を示す制御フレームを対象ONUへ送信する(ステップS9)。そして、バックプレッシャ部17は、送信制御情報によってスケジューラ18を制御することにより、対象ONU用のバッファからの下りフレーム送信の停止を解除する。これにより、スケジューラ18は、対象ONU宛の下りフレームについて、優先度に従った通常の送信処理を行なう(ステップS10)。
次に、本発明の実施の形態に係る宅側装置による、下りフレームの受信処理について図面を用いて説明する。
ONU102における制御部25は、局側装置101からのタイミング情報すなわちノーマルゲートフレームをそれぞれ受信した複数のタイミングに基づいて、新たなノーマルゲートフレームを局側装置101から受信するタイミングを取得する。
そして、制御部25は、取得したタイミングに従ってスリープ状態に遷移し、局側装置101から通知されたスリープ時間だけ、スリープ状態を継続する。
具体的には、制御部25は、ノーマルゲートフレームの受信タイミングを監視し、DBAサイクルすなわち局側装置101における上り帯域割り当ての周期を把握する。局側装置101がONU102を省電力モードで動作させるべきであると判断すると、局側装置101からスリープ指示とともにスリープ時間が通知される。制御部25は、DBAサイクルのタイミングに従ってスリープ状態へ遷移する。
なお、局側装置101がDBAサイクルをONU102に通知する構成であってもよい。
図7は、本発明の実施の形態に係る宅側装置が省電力モードにおいて下りフレームの受信処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。
図7を参照して、まず、制御部25は、局側装置101からスリープ指示を示す制御フレームを受信して(ステップS11でYES)、省電力モードで動作する旨を示す情報を下り受信タイミング制御部24へ出力する。下り受信タイミング制御部24は、スリープ期間において、トランシーバ21の受信部、および下りPCS処理部22等の下りフレーム受信回路の動作を停止する(ステップS12)。
次に、制御部25は、局側装置101からのノーマルゲートフレームの受信タイミングに基づいて、新たなノーマルゲートフレームの到着タイミングを推定する(ステップS13)。より詳細には、制御部25は、ノーマルゲートフレームの受信タイミングに基づいてDBAサイクルの長さを算出する。これにより、ある受信期間の開始タイミングからDBAサイクルの長さだけ経過したタイミングを、次の受信期間の開始タイミングに設定することができる。
次に、制御部25は、推定した到着タイミング、およびスリープ指示の示すスリープ時間に基づいて、局側装置101からの制御フレームおよびデータフレームを受信すべき受信期間を算出する(ステップS14)。
次に、制御部25は、算出した受信期間の開始タイミングになると(ステップS15でYES)、下り受信タイミング制御部24を制御して、下りフレームの受信回路を起動する(ステップS16)。
次に、トランシーバ21、下りPCS処理部22および制御部25等において下りフレームの受信処理が行なわれる(ステップS17)。
次に、制御部25は、受信期間の終了タイミングになると(ステップS18でYES)、下り受信タイミング制御部24を制御して、下りフレームの受信回路の動作を停止する(ステップS19)。
そして、制御部25は、局側装置101から起床指示を受信するまで(ステップS20でNO)省電力モードで動作し、受信期間の算出、ならびに下りフレーム受信回路の起動および停止を繰り返す(ステップS13〜S19)。
ところで、特許文献1に記載の構成は、動作停止対象を誤り訂正処理回路に特化したものであり、また、ビット誤り率推定値を算出してから省電力を行なう構成であるため、受信機がフレームを受信していない状態では、回路の動作を停止することが困難である。
これに対して、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101は、局側装置101への上りフレームをONU102が送信可能なタイミングを示すタイミング情報であるノーマルゲートフレームをONU102へ送信する。そして、局側装置101は、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングを含む送信期間において、ノーマルゲートフレーム以外の下りフレームをONU102へ送信する。ONU102は、ノーマルゲートフレームを局側装置101から受信するタイミングを含む受信期間において、ノーマルゲートフレーム、およびノーマルゲートフレーム以外の下りフレームを局側装置101から受信する。そして、ONU102は、受信期間以外のスリープ期間において、局側装置101から送信される下りフレームの受信動作を停止するスリープ状態へ遷移する。
すなわち、PONシステム201では、たとえば局側装置101からONU102への下り方向の通信量が少ないONU102に対し、局側装置101では下りフレームを送信するタイミングを限定し、当該ONU102では上記タイミング以外において、トランシーバ21の受信部等の下りフレーム受信回路の動作を停止させる。
このような構成により、たとえば下り方向の通信量が少ないときにONU102が下りフレームを受信するタイミングを限定することができるため、当該タイミング以外においてトランシーバおよびLSI等の受信回路を停止させることができ、ONU102の消費電力を低減することができる。
したがって、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、宅側装置への通信信号の送信を適切に行なうことにより、宅側装置における省電力効果の向上を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101は、ノーマルゲートフレームを、PON回線における帯域をONU102に割り当てるための割り当て周期すなわちDBAサイクルにおいて生成してONU102へ送信する。そして、局側装置101は、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングを含み、かつ割り当て周期より短い送信期間において、ノーマルゲートフレーム以外の下りフレームをONU102へ送信する。
このような構成により、PON回線の上り帯域割り当て処理に連動して、ONU102への下りフレーム送信制御を行なうことができるため、局側装置101およびONU102における処理の簡易化を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101は、各DBAサイクルにおいて、同じタイミングでノーマルゲートフレームを送信する。
このように、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングを各DBAサイクルにおいて同じに設定する構成により、ONU102がノーマルゲートフレームの受信タイミングを推定することができる。これにより、下りフレームの受信に余裕を持たせるためにONU102のスリープ時間を短くする度合いを、小さくすることができる。すなわち、スリープ期間を精度良く細かく制御することができるため、ONU102の省電力効果を高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101は、DBAサイクル中に複数のONU102へノーマルゲートフレームをそれぞれ送信し、各DBAサイクルにおいて、同じ順番でノーマルゲートフレームを複数のONU102へそれぞれ送信する。
このような構成により、省電力モードで動作するONU102が複数存在する場合でも、ノーマルゲートフレームを送信するタイミングを各DBAサイクルにおいてほぼ同じに設定することができるため、各ONU102においてスリープ期間を細かく制御することができ、各ONU102の省電力効果を高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101は、1つのONU102宛の下りフレームすなわちユニキャストフレームのトラフィック量、および複数のONU102宛の下りフレームすなわちマルチキャストフレームのトラフィック量に基づいて、ONU102がスリープ状態へ遷移するべきか否かを判断する。そして、局側装置101は、ONU102がスリープ状態へ遷移するべきであると判断すると、スリープ状態への遷移命令をONU102に与える。
このような構成により、マルチキャストフレームを送信する局側装置101においても、ONU102への下りフレームの送信を適切に行なうことにより、ONU102における省電力効果の向上を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101は、複数のONU102へノーマルゲートフレームをそれぞれ送信する。そして、局側装置101は、ONU102ごとの送信期間において対応のONU102へノーマルゲートフレーム以外の下りフレームを送信する。
このように、複数のONU102について送信期間をそれぞれ設定する構成により、複数のONU102について共通の送信期間を設ける構成と比べて、複数のONU102の省電力モードの開始タイミングおよび終了タイミングを重複させることなく、それぞれ別個に制御することができる。これにより、各ONU102におけるスリープ時間を長くすることができるため、PONシステムにおける省電力効果をさらに高めることができる。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、ONU102は、局側装置101からのノーマルゲートフレームをそれぞれ受信した複数のタイミングに基づいて、新たなノーマルゲートフレームを局側装置101から受信するタイミングを取得する。そして、ONU102は、取得したタイミングに従ってスリープ状態に遷移し、局側装置101から通知されたスリープ時間だけ、スリープ状態を継続する。
このような構成により、ONU102はノーマルゲートフレームの受信周期からDBAサイクルを算出することができるため、局側装置101からDBAサイクルを通知されることなく、受信期間のタイミングを取得することができる。すなわち、下りトラフィック量に応じたスリープ時間を局側装置101から通知されるだけで、受信期間を適切に設定し、省電力モードで動作することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、図6に示すフローチャートにおいて、局側装置101は、対象ONUへのノーマルゲートフレームの送信タイミング以降に、他の下りフレームの送信を行なう構成であるとしたが、これに限定するものではない。局側装置101は、当該送信タイミングを含む送信期間において、他の下りフレームの送信を行なう構成であればよい。
具体的には、図6に示すフローチャートにおいて、DBA処理部12は、対象ONUへのノーマルゲートフレームの送信タイミングに先立ってバックプレッシャ部17に通知し、上記送信タイミングより前に対象ONU用のバッファからの下りフレーム送信を再開する構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101が、ノーマルゲートフレームをDBAサイクルごとに送信し、ONU102が、このノーマルゲートフレームの受信タイミングに基づいて、下りフレームの受信動作を行なうべき受信期間を算出する構成であるとしたが、これに限定するものではない。局側装置101以外の他の装置がONU102に対して受信期間のタイミングを通知する等、何らかの方法でONU102が受信期間のタイミングを取得する構成であればよい。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、ONU102は、局側装置101からスリープ時間の通知を受ける構成であるとしたが、これに限定するものではない。各ONU102に、スリープ時間が予め登録されていてもよい。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101は、1つのONU102宛の下りフレームすなわちユニキャストフレームのトラフィック量、および複数のONU102宛の下りフレームすなわちマルチキャストフレームのトラフィック量に基づいて、ONU102がスリープ状態へ遷移するべきか否かを判断する構成であるとしたが、これに限定するものではない。局側装置101は、ONU102が受け取る下りフレームのトラフィック量に基づいて、ONU102がスリープ状態へ遷移するべきか否かを判断する構成であればよい。たとえば、局側装置101は、ブロードキャストフレームのトラフィック量も加味して、ONU102がスリープ状態へ遷移するべきか否かを判断する構成であってもよい。
このような構成により、ブロードキャストフレームを送信する局側装置101においても、ONU102への下りフレームの送信を適切に行なうことにより、ONU102における省電力効果の向上を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置101が、ONU102のスリープ状態への遷移可否判断、およびONU102に対するスリープ指示を行なう。
しかしながら、PONシステム201は、このような構成に限定されるものではない。すなわち、局側装置101の代わりに、PONシステム201における局側装置101およびONU102以外の他の装置が、ONU102のスリープ状態への遷移可否判断、およびONU102に対するスリープ指示を行なう構成であってもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 下りキュー
12 DBA処理部(送信タイミング制御部)
13 制御部
14 下りPCS処理部
15 上りPCS処理部
16,21 トランシーバ
22 下りPCS処理部
23 受信フレーム処理部
24 下り受信タイミング制御部
25 制御部(送信制御部、受信制御部およびスリープ制御部)
26 送信フレーム処理部
27 上りPCS処理部
101 局側装置
102A,102B,102C,102D ONU(宅側装置)
201 PONシステム
SP1,SP2 スプリッタ
OPTF 光ファイバ

Claims (10)

  1. 1または複数の宅側装置と、各前記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、前記各宅側装置から前記局側装置への前記通信信号が時分割多重される通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記局側装置が、前記局側装置への前記通信信号を前記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報を前記宅側装置へ送信するステップと、
    前記局側装置が、前記タイミング情報を送信するタイミングを含む送信期間において、前記タイミング情報以外の情報を前記宅側装置へ送信するステップと、
    前記宅側装置が、前記タイミング情報を前記局側装置から受信するタイミングを含む受信期間において、前記タイミング情報および前記タイミング情報以外の情報を前記局側装置から受信するステップと、
    前記宅側装置が、前記受信期間以外において、前記局側装置から送信される前記通信信号の受信動作を停止するスリープ状態へ遷移するステップとを含む、通信制御方法。
  2. 前記タイミング情報を送信するステップにおいては、前記局側装置は、前記タイミング情報を、前記通信回線における帯域を前記宅側装置に割り当てるための割り当て周期において生成して前記宅側装置へ送信し、
    前記タイミング情報以外の情報を送信するステップにおいては、前記局側装置は、前記タイミング情報を送信するタイミングを含み、かつ前記割り当て周期より短い送信期間において、前記タイミング情報以外の情報を前記宅側装置へ送信する、請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記タイミング情報を送信するステップにおいては、前記局側装置は、各前記割り当て周期において、同じタイミングで前記タイミング情報を送信する、請求項2に記載の通信制御方法。
  4. 前記タイミング情報を送信するステップにおいては、前記局側装置は、前記割り当て周期中に複数の前記宅側装置へ前記タイミング情報をそれぞれ送信し、各前記割り当て周期において、同じ順番で前記タイミング情報を前記複数の宅側装置へそれぞれ送信する、請求項2または請求項3に記載の通信制御方法。
  5. 前記通信制御方法は、さらに、
    前記宅側装置が受け取る前記通信信号のトラフィック量に基づいて、前記宅側装置が前記スリープ状態へ遷移するべきか否かを判断するステップと、
    前記スリープ状態へ遷移するべきであると判断すると、前記スリープ状態への遷移命令を前記宅側装置に与えるステップとを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  6. 前記タイミング情報を送信するステップにおいては、前記局側装置は、複数の前記宅側装置へ前記タイミング情報をそれぞれ送信し、
    前記タイミング情報以外の情報を送信するステップにおいては、前記局側装置は、前記宅側装置ごとの前記送信期間において対応の前記宅側装置へ前記タイミング情報以外の情報を送信する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  7. 前記通信制御方法は、さらに、
    前記宅側装置が、前記局側装置からの前記タイミング情報をそれぞれ受信した複数のタイミングに基づいて、新たな前記タイミング情報を前記局側装置から受信するタイミングを取得するステップを含み、
    前記スリープ状態へ遷移するステップにおいては、前記宅側装置は、前記取得したタイミングに従って前記スリープ状態に遷移し、前記スリープ状態を継続させるべきスリープ時間前記スリープ状態を継続する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  8. 1または複数の宅側装置と、各前記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、前記各宅側装置から前記局側装置への前記通信信号が時分割多重される通信システムであって、
    前記局側装置は、前記局側装置への前記通信信号を前記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報を前記宅側装置へ送信し、
    前記局側装置は、前記タイミング情報を送信するタイミングを含む送信期間において、前記タイミング情報以外の情報を前記宅側装置へ送信し、
    前記宅側装置は、前記タイミング情報を前記局側装置から受信するタイミングを含む受信期間において、前記タイミング情報および前記タイミング情報以外の情報を前記局側装置から受信し、
    前記宅側装置は、前記受信期間以外において、前記局側装置から送信される前記通信信号の受信動作を停止するスリープ状態へ遷移する、通信システム。
  9. 1または複数の宅側装置と、各前記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、前記各宅側装置から前記局側装置への前記通信信号が時分割多重される通信システムにおける前記局側装置であって、
    前記局側装置への前記通信信号を前記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報を前記宅側装置へ送信するための送信タイミング制御部と、
    前記局側装置から送信される前記通信信号の受信動作を前記宅側装置が停止するスリープ期間において前記通信信号が前記宅側装置に到着しないように、前記タイミング情報を送信するタイミングを含む送信期間において、前記タイミング情報以外の情報を前記宅側装置へ送信するための送信制御部とを備える、局側装置。
  10. 1または複数の宅側装置と、各前記宅側装置と共通の通信回線を介して通信信号を送受信するための局側装置とを備え、前記各宅側装置から前記局側装置への前記通信信号が時分割多重される通信システムにおける前記宅側装置であって、
    前記局側装置への前記通信信号を前記宅側装置が送信可能なタイミングを示すタイミング情報に基づいて、前記通信信号を前記局側装置へ送信するための送信制御部と、
    前記タイミング情報を前記局側装置から受信するタイミングを含む受信期間において、前記タイミング情報および前記タイミング情報以外の情報を前記局側装置から受信するための受信制御部と、
    前記受信期間以外において、前記局側装置から送信される前記通信信号の受信動作を停止するスリープ状態へ遷移するためのスリープ制御部とを備える、宅側装置。
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