JP2012023456A - 通信装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

通信装置、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることが可能な局側装置および通信方法を提供する。
【解決手段】通信装置は、他の装置が送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報に基づいて算出された送信許可量に、指示情報に対応する確認情報を他の装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するための送信許可量補正部73と、他の装置に対する指示の内容を示す指示情報を他の装置へ送信するための指示情報送信部76と、指示情報送信部76によって指示情報が他の装置へ送信される前に、送信許可量補正部73によって算出された補正送信許可量を示す送信許可情報を他の装置へ送信するための送信許可情報送信部74とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信装置、通信システムおよび通信方法に関し、特に、受信または生成された指示情報に対応する確認情報が送受信される通信システムにおける通信装置、この通信装置を備えた通信システム、および通信方法に関する。
近年、インターネットが広く普及しており、利用者は世界各地で運営されているサイトの様々な情報にアクセスし、その情報を入手することが可能である。これに伴って、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)およびFTTH(Fiber To The Home)等のブロードバンドアクセスが可能な装置も急速に普及してきている。
IEEE Std 802.3ah(登録商標)−2004(非特許文献1)には、複数の宅側装置(ONU:Optical Network Unit)が光通信回線を共有して局側装置(OLT:Optical Line Terminal)とのデータ伝送を行なう媒体共有形通信である受動的光ネットワーク(PON:Passive Optical Network)の1つの方式が開示されている。すなわち、PONを通過するユーザ情報およびPONを管理運用するための制御情報を含め、すべての情報がイーサネット(登録商標)フレームの形式で通信されるEPON(Ethernet(登録商標) PON)と、EPONのアクセス制御プロトコル(MPCP(Multi-Point Control Protocol))およびOAM(Operations Administration and Maintenance)プロトコルとが規定されている。局側装置と宅側装置との間でMPCPフレームをやりとりすることによって、宅側装置の加入、離脱、および上りアクセス多重制御などが行なわれる。また、非特許文献1では、MPCPメッセージによる、新規宅側装置の登録方法、帯域割当要求を示すレポート、および送信指示を示すゲートについて記載されている。
なお、1ギガビット/秒の通信速度を実現するEPONであるGE−PONの次世代の技術として、IEEE802.3av(登録商標)−2009として標準化が行なわれた10G−EPONすなわち通信速度が10ギガビット/秒相当のEPONにおいても、アクセス制御プロトコルはMPCPが前提となっている。
局側装置から宅側装置へのPON回線において1ギガビット/秒の通信速度と10ギガビット/秒の通信速度とを切り替える構成の一例として、たとえば、特開2009−296231号公報(特許文献1)には、以下のような通信装置が開示されている。すなわち、この通信装置は、1つの光加入者線終端装置(OLT)が光ネットワーク終端装置(ONU)と光ファイバ伝送路を介してポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントの通信を行なう光ネットワークにおける光加入者線終端装置(OLT)である。このOLTにおいて、速度変更手段は、上記ONUに送信するデータを一時的に格納するキューのキュー長および/または該キューに流入するデータの流入速度および/または該キューに流入するデータの流入加速度を推定する。速度変更手段は、通信速度が第1の速度の状態において、上記キュー長が第1の閾値以上および/または上記流入速度が第2の閾値以上および/または上記キュー長と上記流入速度と上記流入加速度の関数で表される物理量が第3の閾値以上になった場合には、速度変更メッセージをONUへ送信し、ONUからの変更確認応答の受信を契機に通信速度を、第1の速度よりも速い第2の速度に切り替える。また、速度変更手段は、通信速度が第2の速度の状態において、上記キュー長が第1の閾値よりも小さい第4の閾値以下および/または上記流入速度が第2の閾値よりも小さい第5の閾値以下および/または上記キュー長と上記流入速度と上記流入加速度の関数で表される物理量が第3の閾値よりも小さい第6の閾値以下になった場合には、速度変更メッセージをONUへ送信し、ONUからの変更確認応答の受信を契機に通信速度を、第1の速度に切り替える。
IEEE Std 802.3ah(登録商標)-2004
特開2009−296231号公報
特許文献1に記載の通信装置では、速度変更メッセージを送信してから変更確認応答を受信するまでの間、特定のONUへのデータ送信を一時的に停止し、ONUへ送信するデータを蓄積する。そして、変更確認応答の受信を契機として特定のONUへのデータ送信を再開する。
したがって、特許文献1に記載の通信システムにおいて、速度変更メッセージ等のONUへの指示情報に対する変更確認応答をOLTへ早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることが可能となる。特許文献1に記載の技術を超えて、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させる技術が望まれる。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることが可能な局側装置および通信方法を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる通信装置は、他の装置が送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を上記他の装置から受信して、上記送信要求情報が示すデータ長に応じた送信許可量を算出するための送信許可量算出部と、上記他の装置に対する指示の内容を示す指示情報を生成するための指示情報生成部と、上記送信許可量算出部によって算出された上記送信許可量に、上記指示情報に対応する確認情報を上記他の装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するための送信許可量補正部と、上記指示情報生成部によって生成された上記指示情報を上記他の装置へ送信するための指示情報送信部と、上記指示情報送信部によって上記指示情報が上記他の装置へ送信される前に、上記送信許可量補正部によって算出された上記補正送信許可量を示す送信許可情報を上記他の装置へ送信するための送信許可情報送信部とを備える。
このような構成により、通信速度の切り替えを早期に完了させることができ、他の装置へ送信すべきパケットを蓄積するための通信装置におけるバッファ容量を低減することができる。また、通信装置が確認情報のデータ長を加味して送信許可量を補正する構成により、他の装置において特別な処理が不要となるため、他の装置の処理の簡易化を図ることができる。したがって、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることができる。
好ましくは、上記指示情報生成部は、上記他の装置の動作状態を変更させるための指示を示す指示情報を生成する。
このような構成により、確認情報の送信を早めて他の装置の動作状態の変更を早期に行なうことができるため、通信システムの能力の向上を図ることができる。
またこの発明の別の局面に係わる通信装置は、送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して他の装置へ送信するための送信要求部と、送信許可量を示す送信許可情報を上記他の装置から受信するための送信許可情報受信部と、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、1または複数の上記パケットを上記他の装置へ送信するための送信制御部と、指示情報を受信または生成することにより取得するための指示情報取得部とを備え、上記送信制御部は、上記指示情報取得部によって上記指示情報が取得された場合には、送信すべき上記1または複数のパケットよりも優先して、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、上記指示情報に対応する確認情報を上記他の装置へ送信する。
このような構成により、確認情報送信のために余分に送信許可量が与えられなくても、送信要求済みのパケットよりも優先して、確認情報を早期に送信することが可能となる。すなわち、通信回線の帯域の使用状況に関わらず、通信装置における処理を変更するだけで、速度変更処理等の通信装置における状態遷移に要する時間を短縮する等、通信システムの処理能力の向上を図ることができる。
好ましくは、上記通信装置は、さらに、送信すべき上記1または複数のパケットを蓄積するための第1のバッファと、上記確認情報を蓄積するための第2のバッファとを備え、上記送信制御部は、上記指示情報取得部によって上記指示情報が取得された場合には、上記第1のバッファに蓄積された上記パケットよりも優先して、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、上記第2のバッファに蓄積された上記確認情報を上記他の装置へ送信する。
このような構成により、送信制御部は、確認情報の優先的な送信を簡易な処理で行なうことができる。
好ましくは、上記指示情報取得部は、自己の上記通信装置の動作状態を変更させるための指示を示す指示情報を取得する。
このような構成により、確認情報の送信を早めて通信装置の動作状態の変更を早期に行なうことができるため、通信システムの能力の向上を図ることができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる通信システムは、パケットを送信するための第1の通信装置と、上記パケットを受信するための第2の通信装置とを備え、上記第1の通信装置は、送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して上記第2の通信装置へ送信するための送信要求部を含み、上記第2の通信装置は、上記送信要求情報を上記第1の通信装置から受信して、上記送信要求情報が示すデータ長に応じた送信許可量を算出するための送信許可量算出部と、上記第1の通信装置に対する指示の内容を示す指示情報を生成するための指示情報生成部と、上記送信許可量算出部によって算出された上記送信許可量に、上記指示情報に対応する確認情報を上記第1の通信装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するための送信許可量補正部と、上記指示情報生成部によって生成された上記指示情報を上記第1の通信装置へ送信するための指示情報送信部と、上記指示情報送信部によって上記指示情報が上記第1の通信装置へ送信される前に、上記送信許可量補正部によって算出された上記補正送信許可量を示す送信許可情報を上記第1の通信装置へ送信するための送信許可情報送信部とを含む。
このような構成により、通信速度の切り替えを早期に完了させることができ、第2の通信装置へ送信すべきパケットを蓄積するための第1の通信装置におけるバッファ容量を低減することができる。また、第1の通信装置が確認情報のデータ長を加味して送信許可量を補正する構成により、第2の通信装置において特別な処理が不要となるため、第2の通信装置の処理の簡易化を図ることができる。したがって、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることができる。
好ましくは、上記第1の通信装置は、上記送信許可情報を上記第2の通信装置から受信するための送信許可情報受信部と、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、1または複数の上記パケットを上記第2の通信装置へ送信するための送信制御部と、上記指示情報を上記第2の通信装置から受信するための指示情報取得部とを含み、上記送信制御部は、上記指示情報取得部によって上記指示情報が受信された場合には、上記第1の通信装置へ送信された上記送信要求情報に対応する上記パケットを含む現在送信すべきパケットのうち、上記送信要求情報に対応する上記パケットを上記第2の通信装置へ送信した後、上記送信要求情報に対応しない上記パケットよりも優先して、上記指示情報に対応する確認情報を上記第2の通信装置へ送信する。
このような構成により、送信制御部は、送信要求情報に対応するパケットの次に、送信要求情報に対応しないパケットよりも優先して、指示情報に対応する確認情報を第2の通信装置へ送信することができるため、確認情報の送信が遅れることを防ぐことができる。
またこの発明の別の局面に係わる通信システムは、パケットを送信するための第1の通信装置と、上記パケットを受信するための第2の通信装置とを備え、上記第1の通信装置は、送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して上記第2の通信装置へ送信するための送信要求部と、送信許可量を示す送信許可情報を上記第2の通信装置から受信するための送信許可情報受信部と、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、1または複数の上記パケットを上記第2の通信装置へ送信するための送信制御部と、指示情報を受信または生成することにより取得するための指示情報取得部とを備え、上記送信制御部は、上記指示情報取得部によって上記指示情報が取得された場合には、送信すべき上記1または複数のパケットよりも優先して、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、上記指示情報に対応する確認情報を上記第2の通信装置へ送信する。
このような構成により、確認情報送信のために余分に送信許可量が与えられなくても、送信要求済みのパケットよりも優先して、確認情報を早期に送信することが可能となる。すなわち、通信回線の帯域の使用状況に関わらず、第1の通信装置における処理を変更するだけで、速度変更処理等の第1の通信装置における状態遷移に要する時間を短縮する等、通信システムの処理能力の向上を図ることができる。
またこの発明の別の局面に係わる通信システムは、第1の通信装置および第2の通信装置を備え、上記第1の通信装置が上記第2の通信装置へ送信要求量を示す送信要求情報を送信し、上記送信要求情報を受信した上記第2の通信装置が上記第1の通信装置へ送信許可量を示す送信許可情報を送信することにより、上記第1の通信装置から上記第2の通信装置へ一度に送信されるパケットのデータ長を制御する動作を繰り返すことにより、上記第1の通信装置および上記第2の通信装置間の通信帯域幅の制御を行う通信システムであって、上記第2の通信装置は、上記第1の通信装置に対する指示の内容を示す指示情報を上記第1の通信装置へ送信するのに合わせて、上記第1の通信装置への上記送信許可情報の示す送信許可量に、上記第1の通信装置が上記指示情報に対する確認情報を上記第2の通信装置へ返信するためのデータ長を加味しておき、上記第1の通信装置は、上記送信許可情報に基づく上記第2の通信装置へのデータ送信において、上記確認情報を含めて送信する。
このような構成により、通信速度の切り替えを早期に完了させることができ、第1の通信装置へ送信すべきパケットを蓄積するための第2の通信装置におけるバッファ容量を低減することができる。また、第2の通信装置が確認情報のデータ長を加味して送信許可量を補正する構成により、第1の通信装置において特別な処理が不要となるため、第1の通信装置の処理の簡易化を図ることができる。したがって、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることができる。
またこの発明のさらに別の局面に係わる通信システムは、第1の通信装置および第2の通信装置を組み合わせて備える通信システムであって、上記第1の通信装置は、上記第2の通信装置が送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を上記第2の通信装置から受信して、上記送信要求情報が示すデータ長に応じた送信許可量を算出するための送信許可量算出部と、上記第2の通信装置に対する指示の内容を示す指示情報を生成するための指示情報生成部と、上記送信許可量算出部によって算出された上記送信許可量に、上記指示情報に対応する確認情報を上記第2の通信装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するための送信許可量補正部と、上記指示情報生成部によって生成された上記指示情報を上記第2の通信装置へ送信するための指示情報送信部と、上記指示情報送信部によって上記指示情報が上記第2の通信装置へ送信される前に、上記送信許可量補正部によって算出された上記補正送信許可量を示す送信許可情報を上記第2の通信装置へ送信するための送信許可情報送信部とを備える。また、上記第2の通信装置は、送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して上記第1の通信装置へ送信するための送信要求部と、送信許可量を示す送信許可情報を上記第1の通信装置から受信するための送信許可情報受信部と、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、1または複数の上記パケットを上記第1の通信装置へ送信するための送信制御部と、指示情報を受信または生成することにより取得するための指示情報取得部とを備える。上記第2の通信装置の上記送信制御部は、上記指示情報取得部によって上記指示情報が取得された場合には、送信すべき上記1または複数のパケットよりも優先して、上記送信許可情報受信部によって受信された上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、上記指示情報に対応する確認情報を上記第1の通信装置へ送信する。
このように、通信システムが第1の通信装置を備えることにより、通信速度の切り替えを早期に完了させることができ、第2の通信装置へ送信すべきパケットを蓄積するための第1の通信装置におけるバッファ容量を低減することができる。また、第1の通信装置が確認情報のデータ長を加味して送信許可量を補正する構成により、第2の通信装置において特別な処理が不要となるため、第2の通信装置の処理の簡易化を図ることができる。したがって、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることができる。そして、通信システムが第2の通信装置を備えることにより、送信要求済みのパケットをすべて送信するとともに、送信要求済みのパケットよりも早く確認情報を第1の通信装置へ送信することができるため、通信システムの能力をさらに向上することができる。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる通信方法は、パケットを送信するための第1の通信装置と、上記パケットを受信するための第2の通信装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、上記第1の通信装置が、送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して上記第2の通信装置へ送信するステップと、上記第2の通信装置が、上記送信要求情報を上記第1の通信装置から受信して、上記送信要求情報が示すデータ長に応じた送信許可量を算出するステップと、上記第2の通信装置が、上記第1の通信装置に対する指示の内容を示す指示情報を生成するステップと、上記第2の通信装置が、算出した上記送信許可量に、上記指示情報に対応する確認情報を上記第1の通信装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するステップと、上記第2の通信装置が、上記指示情報を上記第1の通信装置へ送信する前に、算出した上記補正送信許可量を示す送信許可情報を上記第1の通信装置へ送信するステップと、上記第1の通信装置が、上記送信許可情報を上記第2の通信装置から受信するステップと、上記第2の通信装置が、上記指示情報を上記第1の通信装置へ送信するステップと、上記第1の通信装置が、上記指示情報を上記第2の通信装置から受信するステップと、上記第1の通信装置が、送信すべき上記1または複数のパケットよりも優先して、受信した上記送信許可情報の示す上記送信許可量に従い、上記指示情報に対応する確認情報を上記第1の通信装置へ送信するステップとを含む。
このような構成により、送信要求済みのパケットをすべて送信するとともに、送信要求済みのパケットよりも早く確認情報を第2の通信装置へ送信することができるため、通信システムの能力をさらに向上することができる。
本発明によれば、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムの概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る局側装置におけるOSUの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る局側装置における送信処理部および受信処理部ならびにこれらの周辺構成を詳細に示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る宅側装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る局側装置におけるPON制御部が提供する制御構造を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る宅側装置におけるPON制御部が提供する制御構造を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置が通信速度切り替え処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに通信速度切り替え処理のシーケンスを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る宅側装置におけるバッファ部の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置がACK送信処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに通信速度切り替え処理のシーケンスを示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに通信速度切り替え処理のシーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムの概略構成を示す図である。
図1を参照して、PONシステム301は、局側装置201と、光ファイバであるN本のPON回線1〜N(203−1〜203−N)と、N個の光カプラ204−1〜204−Nと、複数の宅側装置(ONU)202とを備える。局側装置201は、光回線ユニット(以下、OSU(Optical Subscriber Unit)とも称する)1〜N(92−1〜92−N)と、集線部93と、局側装置201の全体的な制御を行なう制御部91とを含む。ここで、Nは1以上の整数である。また、宅側装置から上位ネットワーク(以下「アップリンク」とも称する。)への方向を上り方向と称し、アップリンクから宅側装置への方向を下り方向と称する。
ここでは、PONシステム301において、各PON回線は1ギガビット/秒の通信速度を実現するEPONであるGE−PON、および10ギガビット/秒の通信速度を実現するEPONである10G−EPONに対応しており、アップリンクは10ギガビット/秒の通信速度を実現するイーサネット(登録商標)に対応すると仮定して説明する。また、MPCPフレームによってONUの登録、離脱、ONUへの帯域割当、ONUからの帯域要求、通信速度の切り替え指示およびONUへのスリープ(動作停止)指示などが行なわれると仮定して説明する。
PONシステム301は、1Gbps(ギガビット/秒)および10Gbpsの速度のフレームすなわち所定データ長のパケットを送受信可能な局側装置201と、局側装置201との間で1Gbpsおよび10Gbpsの速度のフレームを送受信可能な複数の宅側装置202とを備える。
より詳細には、局側装置201は、GE−PONおよび10G−EPONに対応するPON回線を複数回線収容する。1本のPON回線には1または複数のONUが接続される。局側装置201は、これらのPON回線からのデータを1または複数の通信回線を有するアップリンクに多重する。また、局側装置201は、アップリンクからのデータを振り分けて各PON回線における各宅側装置へ送信する。また、局側装置201は、PON回線の上り帯域および下り帯域を各宅側装置に割り当てる。
具体的には、局側装置201は、N本のPON回線1〜Nに接続され、このN本のPON回線を終端する。各OSUは、PON回線に対応して設けられ、対応のPON回線に接続された1または複数のONUとフレームを送受信する。PON回線1〜Nは、光カプラ204−1〜204−Nにそれぞれ接続されており、これらの光カプラを介して各ONU202に接続されている。
集線部93は、複数のOSU経由で各ONUから受信した上りフレームをアップリンクへ送信する。具体的には、集線部93は、OSU1〜N(92−1〜92−N)からの上りフレームを多重してアップリンクに送信するとともに、アップリンクから受信した下りフレームを適切なOSUに振り分ける処理を行なう。
また、PONシステム301では、宅側装置202が局側装置201へレポート量(送信要求量)を示すレポートフレーム(送信要求情報)を送信し、レポートフレームを受信した局側装置201が宅側装置202へグラント量(送信許可量)を示すグラントフレーム(送信許可情報)を送信することにより、宅側装置202から局側装置201へ一度に送信されるパケットのデータ長を制御する動作を繰り返す。これにより、PONシステム301は、宅側装置202および局側装置201間の通信帯域幅の制御を行う。
すなわち、局側装置201は、宅側装置202からレポート量を示すレポートフレームを受信し、受信したレポートフレームの示すレポート量に応じた送信許可量を示すグラントフレームを宅側装置202へ送信する動作を繰り返すことにより、宅側装置202との間の通信帯域幅の制御を行う。
また、宅側装置202は、レポート量を示すレポートフレームを局側装置201へ送信し、局側装置201から送信許可量を示すグラントフレームを受信し、受信したグラントフレームの示す送信許可量に応じたデータ長のパケットを局側装置201へ送信する動作を繰り返すことにより、局側装置201との間の通信帯域幅の制御を行う。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置におけるOSUの構成を示す図である。
図2を参照して、OSU92は、集線IF(Interface)部81と、制御IF部82と、受信処理部83と、送信処理部84と、PON送受信部85と、PON制御部65と、上りフレームを蓄積するFIFO87と、下りフレームを蓄積するFIFO88とを含む。
PON送受信部85は、PON線路の親局側起点として、対応のPON回線である1本の光ファイバと接続される。PON送受信部85は、この光ファイバを介して各ONUと双方向通信が行なえるように、特定の波長、たとえば1310nm帯の上り光信号を受信し、電気信号に変換して受信処理部83に出力するとともに、送信処理部84から受けた電気信号を別波長の下り光信号に変換して送信する。たとえば、PON送受信部85は、送信処理部84から受けた1Gbpsの電気信号を1490nm帯の下り光信号に変換し、送信処理部84から受けた10Gbpsの電気信号を1570nm帯の下り光信号に変換して送信する。
受信処理部83は、PON送受信部85から受けた電気信号からフレームを再構成するとともに、フレームの種別に応じてPON制御部65またはFIFO87にフレームを振り分ける。具体的には、データフレームをFIFO87に出力し、制御フレームをPON制御部65に出力する。
また、受信処理部83は、どのロジカルリンクからフレームをいつ受信するかを示すグラント情報を送信処理部84から受けて、バースト受信を支援するための制御信号をPON送受信部85へ出力してもよい。また、受信処理部83は、このグラント情報を受けて、当該グラント情報に示されていない受信フレームをフィルタリングする、すなわち廃棄するようにしてもよい。また、受信処理部83は、MPCPフレームに対して、受信時のタイムスタンプを上書きして出力するようにしてもよい。
集線IF部81は、FIFO87に蓄積された上りフレームを集線部93へ出力する。また、集線IF部81は、集線部93からフレームを受けると、当該フレームが通常のデータフレームである場合にはFIFO88に出力し、当該フレームが制御フレームである場合にはPON制御部65へ出力する。
集線IF部81は、PON制御部65から制御フレームを受けた場合には、FIFO87からのフレーム列の合間において、当該制御フレームをFIFO87からのフレームよりも優先して集線部93へ出力する。
送信処理部84は、FIFO88またはPON制御部65が送信すべきフレームを有する場合、優先順位に従ってそのフレームを受け取り、PON送受信部85に出力する。このとき、送信処理部84は、MPCPフレームに対して、送信時のタイムスタンプを上書きして出力するようにしてもよい。
PON制御部65は、MPCPおよびOAMなど、PON回線の制御および管理に関する局側処理を行なう。すなわち、PON回線に接続されている各ONUとMPCPメッセージおよびOAMメッセージをやりとりすることによって、ONUの登録、離脱および帯域割当を含めた上りアクセス制御、帯域割当および下り通信速度の切り替えを含めた下りアクセス制御、ならびにONUへのスリープ指示およびウェイクアップ指示を含めたONUの運用管理などを行なう。
制御IF部82は、制御部91からの指示に基づいて、集線IF部81、受信処理部83、送信処理部84、およびPON制御部65への設定を行ない、これら各ユニットの状態を制御部91に通知する。また、これら各ユニットに異常が発生した場合は、制御部91からの指示に依らず、異常が発生したユニットの状態を制御部91に通知する。PON送受信部85への設定および状態通知は、受信処理部83を経由して行なわれる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置における送信処理部および受信処理部ならびにこれらの周辺構成を詳細に示す図である。
図3を参照して、バッファ部66と、フレーム分離化部51と、1G送信フォーマット変換部52と、10G送信フォーマット変換部53と、1G符号化部54と、10G符号化部55とが、図2に示す送信処理部84の一部に相当する。また、1G送信部56と、10G送信部57とが、図2に示すPON送受信部85の一部に相当する。また、フレーム多重化部64と、1G受信フォーマット変換部62と、10G受信フォーマット変換部63と、1G復号化部60と、10G復号化部61とが、図2に示す受信処理部83の一部に相当する。また、1G受信部58と、10G受信部59とが、図2に示すPON送受信部85の一部に相当する。
バッファ部66と、フレーム分離化部51と、1G送信フォーマット変換部52と、10G送信フォーマット変換部53と、1G符号化部54と、10G符号化部55と、フレーム多重化部64と、1G受信フォーマット変換部62と、10G受信フォーマット変換部63と、1G復号化部60と、10G復号化部61とが、たとえば1つのLSI(Large Scale Integration)に含まれる。また、PON制御部65は、たとえば1つのCPU(Central Processing Unit)に含まれる。
下り方向において、バッファ部66は、FIFO88を介して集線IF部81から受けたデータフレーム、およびPON制御部65から受けた制御フレームを蓄積する。
フレーム分離化部51は、バッファ部66において蓄積されたフレームを取り出し、取り出したフレームを1Gbps(ギガビット/秒)の速度で送信すべきフレームと10Gbps(ギガビット/秒)の速度で送信すべきフレームとに分離し、1G送信フォーマット変換部52および10G送信フォーマット変換部53へそれぞれ出力する。
1G送信フォーマット変換部52は、フレーム分離化部51から受けたフレームを、たとえばPCS(Physical Coding Sublayer)に対応するフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
1G符号化部54は、1G送信フォーマット変換部52から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の符号化を行い、符号化したフレームを出力する。
1G送信部56は、1G符号化部54から受けた1Gbpsの電気信号であるフレームを1Gbpsに対応する波長の下り光信号に変換してPON回線203へ送信する。
10G送信フォーマット変換部53は、フレーム分離化部51から受けたフレームを、たとえばPCSに対応するフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
10G符号化部55は、10G送信フォーマット変換部53から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の符号化を行い、符号化したフレームを出力する。
10G送信部57は、10G符号化部55から受けた10Gbpsの電気信号であるフレームを10Gbpsに対応する波長の下り光信号に変換してPON回線203へ送信する。
上り方向において、1G受信部58は、PON回線203経由で宅側装置202から1Gbpsに対応する波長の光信号を受信し、受信した光信号を電気信号である1Gbpsのフレームに変換して出力する。このフレームは、たとえばPCSに対応するフォーマットを有する。
1G復号化部60は、1G受信部58から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の復号化を行い、復号化したフレームを出力する。
1G受信フォーマット変換部62は、1G復号化部60から受けたフレームを所定のフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
10G受信部59は、PON回線203経由で宅側装置202から10Gbpsに対応する波長の光信号を受信し、受信した光信号を電気信号である10Gbpsのフレームに変換して出力する。このフレームは、たとえばPCSに対応するフォーマットを有する。
10G復号化部61は、10G受信部59から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の復号化を行い、復号化したフレームを出力する。
10G受信フォーマット変換部63は、10G復号化部61から受けたフレームを所定のフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
フレーム多重化部64は、1G受信フォーマット変換部62から出力されるフレームおよび10G受信フォーマット変換部63から出力されるフレームのうち、データフレームをFIFO87を介して集線IF部81へ送信し、制御フレームをPON制御部65へ出力する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る宅側装置の構成を示す図である。
図4を参照して、宅側装置202は、1G受信部11と、1G復号化部13と、10G受信部12と、10G復号化部14と、1G受信フォーマット変換部15と、10G受信フォーマット変換部16と、フレーム多重化部19と、PON制御部21と、バッファ部29と、フレーム分離化部22と、1G送信フォーマット変換部23と、10G送信フォーマット変換部24と、1G符号化部25と、10G符号化部26と、1G送信部27と、10G送信部28とを備える。
1G復号化部13と、10G復号化部14と、1G受信フォーマット変換部15と、10G受信フォーマット変換部16と、フレーム多重化部19と、バッファ部29と、フレーム分離化部22と、1G送信フォーマット変換部23と、10G送信フォーマット変換部24と、1G符号化部25と、10G符号化部26とが、たとえば1つのLSIに含まれる。また、PON制御部21は、たとえば1つのCPUに含まれる。
下り方向において、1G受信部11は、PON回線203経由で局側装置201から1Gbpsに対応する波長の光信号を受信し、受信した光信号を電気信号である1Gbpsのフレームに変換して出力する。このフレームは、たとえばPCSに対応するフォーマットを有する。
1G復号化部13は、1G受信部11から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の復号化を行い、復号化したフレームを出力する。
1G受信フォーマット変換部15は、1G復号化部13から受けたフレームを所定のフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
10G受信部12は、PON回線203経由で局側装置201から10Gbpsに対応する波長の光信号を受信し、受信した光信号を電気信号である10Gbpsのフレームに変換して出力する。このフレームは、たとえばPCSに対応するフォーマットを有する。
10G復号化部14は、10G受信部12から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の復号化を行い、復号化したフレームを出力する。
10G受信フォーマット変換部16は、10G復号化部14から受けたフレームを所定のフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
フレーム多重化部19は、1G受信フォーマット変換部15から出力されるフレームおよび10G受信フォーマット変換部16から出力されるフレームのうち、データフレームを図示しないパーソナルコンピュータ等のユーザ端末へ送信し、制御フレームをPON制御部21へ出力する。
上り方向において、バッファ部29は、ユーザ端末から受けたデータフレーム、およびPON制御部21から受けた制御フレームを蓄積する。
フレーム分離化部22は、バッファ部29において蓄積されたフレームを取り出し、取り出したフレームを1Gbps(ギガビット/秒)の速度で送信すべきフレームと10Gbps(ギガビット/秒)の速度で送信すべきフレームとに分離し、1G送信フォーマット変換部23および10G送信フォーマット変換部24へそれぞれ出力する。
1G送信フォーマット変換部23は、フレーム分離化部22から受けたフレームを、たとえばPCSに対応するフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
1G符号化部25は、1G送信フォーマット変換部23から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の符号化を行い、符号化したフレームを出力する。
1G送信部27は、1G符号化部25から受けた1Gbpsの電気信号であるフレームを1Gbpsに対応する波長の上り光信号に変換してPON回線203へ送信する。
10G送信フォーマット変換部24は、フレーム分離化部22から受けたフレームを、たとえばPCSに対応するフォーマットに変換し、変換したフレームを出力する。
10G符号化部26は、10G送信フォーマット変換部24から受けたフレームに対してたとえばPCSに対応する誤り訂正等の符号化を行い、符号化したフレームを出力する。
10G送信部28は、10G符号化部26から受けた10Gbpsの電気信号であるフレームを10Gbpsに対応する波長の上り光信号に変換してPON回線203へ送信する。
PON制御部21は、MPCPおよびOAM等、PON回線の制御および管理に関する宅側処理を行なう。すなわち、PON回線に接続されているOLTとMPCPメッセージおよびOAMメッセージをやりとりすることによって、フレームの速度切り替え等のアクセス制御などを行なう。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置におけるPON制御部が提供する制御構造を示すブロック図である。
図5を参照して、PON制御部65は、送信許可量算出部72と、送信許可量補正部73と、送信許可情報送信部74と、指示情報生成部75と、指示情報送信部76とを含む。
指示情報生成部75は、宅側装置202に対する指示の内容を示す指示情報を生成する。たとえば、指示情報生成部75は、宅側装置202の動作状態を変更させるための指示を示す指示情報を生成する。以下では、指示情報が宅側装置202に対する速度切り替え要求である場合について代表的に説明する。
指示情報送信部76は、指示情報生成部75によって生成された指示情報である速度切り替え要求を宅側装置202へ送信する。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る宅側装置におけるPON制御部が提供する制御構造を示すブロック図である。
図6を参照して、PON制御部21は、送信許可情報受信部77と、送信要求部78と、送信制御部79と、指示情報取得部80とを含む。
指示情報取得部80は、指示情報送信部76からの速度切り替え要求を指示情報として受信する。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置および宅側装置が通信速度の切り替えを行なう際の動作について図面を用いて説明する。本発明の第1の実施の形態では、局側装置201および宅側装置202を動作させることによって、本発明の第1の実施の形態に係る通信方法が実施される。よって、本発明の第1の実施の形態に係る通信方法の説明は、以下の局側装置201および宅側装置202の動作説明に代える。なお、以下の説明においては、適宜図3〜図6を参照する。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置が通信速度切り替え処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。
図7を参照して、まず、宅側装置(ONU)202は、レポートフレーム(送信要求情報)を局側装置201(OLT)へ送信する。より詳細には、PON制御部21における送信要求部78は、送信すべき1または複数のフレームの総データ長を示すレポートフレームを生成して局側装置201へ送信する(ステップS11)。ここで、データ長は、レポートフレームにおいてそのままデータ長で表されてもよいし、宅側装置202のフレーム送信可能時間等、データ長以外の単位で表されてもよい。
次に、局側装置201は、レポートフレームを宅側装置202から受信する。より詳細には、PON制御部65における送信許可量算出部72は、宅側装置202が送信すべき1または複数のフレームの総データ長を示すレポートフレームを宅側装置202から受信する(ステップS1)。
次に、局側装置201は、レポートフレームの示すレポート量(送信要求量)に応じたグラント量(送信許可量)を算出する。より詳細には、送信許可量算出部72は、宅側装置202から受信したレポートフレームが示すデータ長に応じたグラント量を算出する(ステップS2)。
次に、局側装置201は、速度切り替え要求(指示情報)を宅側装置202へ送信する必要がある場合には(ステップS3でYES)、算出したグラント量に、宅側装置202がACK(確認情報)を送信するために必要なデータ量を加算することにより、グラント量を補正する。より詳細には、PON制御部65における送信許可量補正部73は、送信許可量算出部72によって算出されたグラント量に、速度切り替え要求に対するACKを示す制御フレームを宅側装置202が送信するために必要なデータ長を加えた補正グラント量(補正送信許可量)を算出する(ステップS4)。
次に、局側装置201は、補正したグラント量を示すグラントフレームを生成して宅側装置202へ送信する。より詳細には、PON制御部65における送信許可情報送信部74は、指示情報送信部76によって速度切り替え要求が宅側装置202へ送信される前に、送信許可量補正部73によって算出された補正グラント量を示すグラントフレームを生成して宅側装置202へ送信する(ステップS5)。ここで、補正グラント量は、グラントフレームにおいてそのままデータ長で表されてもよいし、宅側装置202のフレーム送信可能時間等、データ長以外の単位で表されてもよい。
次に、宅側装置202は、局側装置201からグラントフレームを受信する。より詳細には、PON制御部21における送信許可情報受信部77は、局側装置201へ送信されたレポートフレームに基づくグラント量を示すグラントフレームを局側装置201から受信する(ステップS12)。
次に、局側装置201は、速度切り替え要求を示す制御フレームを生成して宅側装置202へ送信する。より詳細には、PON制御部65における指示情報送信部76は、指示情報生成部75によって生成された速度切り替え要求を示す制御フレームを宅側装置202へ送信する(ステップS6)。
次に、宅側装置202は、局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信する。より詳細には、PON制御部21における指示情報取得部80は、局側装置201から送信された速度切り替え要求を指示情報として受信する(ステップS13)。
次に、宅側装置202は、局側装置201からの速度切り替え要求に従い、局側装置201との間で送受信するフレームの速度を切り替えるための速度切り替え処理を行なう。たとえば、PON制御部21は、下り方向の通信速度の切り替え処理として、1G受信部11および1G復号化部13が動作する状態から、10G受信部12および10G復号化部14が動作する状態に遷移させる(ステップS14)。
次に、宅側装置202は、ACKを示す制御フレームを宅側装置202へ送信する(ステップS15)。
次に、局側装置201は、ACKを示す制御フレームを宅側装置202から受信する(ステップS7)。
次に、局側装置201は、宅側装置202との間で送受信するフレームの速度を切り替えるための速度切り替え処理を行なう。たとえば、PON制御部65は、下り方向の通信速度の切り替え処理として、宅側装置202へ送信すべきフレームを、1G送信フォーマット変換部52、1G符号化部54および1G送信部56によって宅側装置202へ送信する状態から、10G送信フォーマット変換部53、10G符号化部55および10G送信部57によって宅側装置202へ送信する状態に遷移させる(ステップS8)。
一方、局側装置201は、速度切り替え要求を宅側装置202へ送信する必要がない場合には(ステップS3でNO)、算出したグラント量を補正することなく、このグラント量を示すグラントフレームを生成して宅側装置202へ送信する(ステップS9)。
図8は、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに通信速度切り替え処理のシーケンスを示す図である。図8において、状態Aは、PON制御部65が図7に示すグラント量補正処理を行なわないと仮定した場合における状態を示し、状態Bは、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムにおける状態を示す。
図8を参照して、最初に、PON制御部65が図7に示すグラント量補正処理を行なわない場合の状態Aを説明する。
まず、局側装置201は、速度切り替え要求を示す制御フレームを宅側装置202へ送信する(ステップS31)。
次に、宅側装置202は、局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信した後、この速度切り替え要求に対するACK、および送信すべき他のフレームのデータ長の総和を示すレポートフレームを局側装置201へ送信する(ステップS32)。
次に、局側装置201は、当該レポートフレームを宅側装置202から受信して、当該レポートフレームが示すデータ長の総和に応じたグラント量を算出し、算出したグラント量を示すグラントフレームを宅側装置202へ送信する(ステップS33)。
次に、宅側装置202は、グラントフレームを局側装置201から受信し、受信したグラントフレームの示すグラント量に従い、レポート済みのフレームすなわち局側装置201に対して送信要求したフレーム、およびACKを局側装置201へ送信する(ステップS34)。
このように、PON制御部65が図7に示すグラント量補正処理を行なわない構成では、局側装置201が速度切り替え要求を示す制御フレームを宅側装置202へ送信してから、局側装置201が宅側装置202からACKを示す制御フレームを受信するまでに時間T1を要する(状態A)。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置201は、速度切り替え要求を宅側装置202へ送信する必要がある場合には(ステップS3でYES)、ACKのデータ長を加味していない宅側装置202からのレポートフレーム(ステップS11)の示すレポート量に応じて算出したグラント量に、宅側装置202がACKを送信するために必要なデータ長を加算することにより、当該グラント量を補正する(ステップS4)。
そして、局側装置201は、補正したグラント量を示すグラントフレームを生成して宅側装置202へ送信し(ステップS5)、その後、速度切り替え要求を示す制御フレームを生成して宅側装置202へ送信する(ステップS6)。
次に、宅側装置202は、局側装置201から補正したグラント量を示すグラントフレーム、および速度切り替え要求を示す制御フレームを受信して(ステップS12およびS13)、宅側装置202との間で送受信するフレームの速度を切り替えるための速度切り替え処理を行なう(ステップS14)。
そして、宅側装置202は、レポート済みのフレームとともに、ACKを示す制御フレームを宅側装置202へ送信する(ステップS15)。
このように、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置201が速度切り替え要求を示す制御フレームを宅側装置202へ送信してから、局側装置201が宅側装置202からACKを示す制御フレームを受信するまでの時間を、状態Aの時間T1から時間T2に短縮することができる(状態B)。
図9は、本発明の第1の実施の形態に係る宅側装置におけるバッファ部の構成を示す図である。
図9を参照して、バッファ部29は、キューK1〜K5を含む。キューK1,K2,K3,K4,K5は、この順番に優先度が設定される。すなわち、キューK1の優先度が最も高く、キューK5の優先度が最も低い。
キューK1は、ACKを蓄積する。キューK2〜K5は、送信すべき1または複数のデータフレームおよび制御フレームを蓄積する。
PON制御部21における送信制御部79は、指示情報取得部80によって速度切り替え要求が受信された場合には、宅側装置202へ送信されたレポートフレームに対応するフレームを含む現在送信すべきフレームのうち、当該レポートフレームに対応するフレームを局側装置201へ送信した後、レポートフレームに対応しないフレームよりも優先して、速度切り替え要求に対するACKを局側装置201へ送信する。
具体的には、送信制御部79は、局側装置201から受信したグラントフレームの示すグラント量に従い、フレーム分離化部22を制御することにより、まず、キューK2〜K5に蓄積されているレポート済みのフレームを局側装置201へ送信する。このグラント量は、キューK2〜K5に蓄積されているレポート済みのフレームのデータ長およびACKのデータ長の総和に応じた値である。
次に、PON制御部21における送信制御部79は、フレーム分離化部22を制御することにより、キューK1に蓄積されているACKを局側装置201へ送信する。
ここで、通常の上りフレームと同じキューにACKを蓄積すると、レポート未のフレームすなわち局側装置201に対して送信要求していないフレームの一番後ろにACKが挿入されるため、ACKの送信が遅れる場合がある。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る宅側装置では、ACKを蓄積するためのキューK1を他のフレームを蓄積するためのキューK2〜K5とは別に設け、キューK1の優先度を最も高く設定する。このような構成により、送信制御部79は、キューK2〜K5に蓄積されているレポート済みのフレームの次に、キューK2〜K5に蓄積されているレポート未のフレームよりも優先して、キューK1に蓄積されたACKを局側装置201へ送信することができるため、ACKの送信が遅れることを防ぐことができる。
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置201は、宅側装置202に対する指示の内容を示す指示情報を宅側装置202へ送信するのに合わせて、宅側装置202へのグラントフレームの示す送信許可量に、宅側装置202が指示情報に対するACK(確認情報)を局側装置201へ返信するためのデータ長を加味しておく。そして、宅側装置202は、グラントフレームに基づく局側装置201へのデータ送信において、ACKを含めて送信する。
すなわち、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置では、送信許可量補正部73は、送信許可量算出部72によって算出された送信許可量(グラント量)に、指示情報(速度切り替え要求)に対応する確認情報(ACK)を宅側装置202が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量(補正グラント量)を算出する。そして、送信許可情報送信部74は、指示情報送信部76によって指示情報が宅側装置202へ送信される前に、送信許可量補正部73によって算出された補正送信許可量を示す送信許可情報(グラントフレーム)を宅側装置202へ送信する。
このような構成により、宅側装置202がACKを加味したレポートフレームを局側装置201へ送信し、局側装置201が当該レポートフレームに対応するグラントフレームを宅側装置202へ送信し、宅側装置202が局側装置201へACKを送信する、という一連の長いシーケンスをとる必要がなくなる。このため、通信速度の切り替えを早期に完了させることができ、宅側装置202へ送信すべきフレームを蓄積するための局側装置201におけるバッファ容量を低減することができる。
また、局側装置201がACKのデータ長を加味してグラント量を補正する構成により、宅側装置202において特別な処理が不要となるため、宅側装置202の処理の簡易化を図ることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムでは、たとえば、PON回線における下り帯域に余剰分が存在する場合に、グラント量の補正が行なわれることになる。このような構成により、PON回線の帯域の使用状況に応じて適切にACKの送信を制御することが可能となる。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置では、特許文献1に記載の技術を超えて、指示情報に対応する確認情報を早期に送信することにより、通信システムの能力を向上させることができる。
[変形例]
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、たとえば以下の変形例も含まれる。
本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置201が宅側装置202に対して速度切り替え要求を送信する構成であるとしたが、これに限定するものではない。局側装置201が宅側装置202に対して速度切り替え要求を送信する代わりに、宅側装置202が、自己に対する何らかの指示を示す指示情報を局側装置201から受信し、この指示情報が示す処理を行なうために、この指示情報に対応する確認情報を局側装置201へ送信する構成であってもよい。
たとえば、宅側装置202に対する局側装置201からのスリープ要求およびウェイクアップ要求に基づく処理を行なうために、宅側装置202が、これらの要求に対するACKを局側装置201へ送信する場合が考えられる。
この場合、PON制御部65における送信許可量補正部73が、送信許可量算出部72によって算出された送信許可量に、スリープ要求またはウェイクアップ要求に対するACKを宅側装置202が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出する。そして、送信許可情報送信部74が、指示情報送信部76によってスリープ要求またはウェイクアップ要求が宅側装置202へ送信される前に、送信許可量補正部73によって算出された補正グラント量を示すグラントフレームを宅側装置202へ送信する。
このような構成により、局側装置201が早期にACKを受信し、宅側装置202を早期にスリープさせることができるため、宅側装置202の消費電力を低減することができる。また、宅側装置202を早期にウェイクアップさせることができるため、宅側装置202へ送信すべきフレームが局側装置201において滞留することを防ぐことができ、当該フレームを蓄積するための局側装置201におけるバッファ容量を低減することができる。
スリープ指示を送信する場合としては、たとえば、局側装置201が、自己のバッファ部66に、特定の宅側装置202へ送信すべきフレームが所定時間蓄積されないときに、当該宅側装置202へスリープ指示を送信する場合である。また、ウェイクアップ指示を送信する場合としては、たとえば、局側装置201が、自己のバッファ部66に、特定の宅側装置202へ送信すべきフレームが蓄積されたときに、当該宅側装置202へウェイクアップ指示を送信する場合である。
このように、指示情報は、早期にACK等の確認情報を局側装置201へ送信すると有益な情報であれば、どんなものであってもよい。たとえば、速度切り替え要求、スリープ要求およびウェイクアップ要求等、宅側装置202の動作状態を変更させるための指示を示す指示情報について送信許可量の補正を行なう構成により、ACKの送信を早めて宅側装置202の動作状態の変更を早期に行なうことができるため、通信システムの能力の向上を図ることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置では、PON制御部21は、局側装置201から送信される速度の切り替え要求を指示情報として受信する構成であるとしたが、これに限定するものではない。宅側装置202が、局側装置201以外の装置から速度切り替え要求を受信する構成であってもよいし、宅側装置202自身が自立的に速度の切り替えの必要性を判断し、速度切り替え要求を生成する構成であってもよい。
たとえば、宅側装置202が、局側装置201へ下り方向の通信速度の切り替えを要求する構成であってもよい。具体的には、宅側装置202は、ユーザ端末から到着するフレームの数が多い場合には10Gbpsの通信速度を選択し、ユーザ端末から到着するフレームの数が少ない場合には1Gbpsの通信速度を選択し、選択した通信速度への切り替え要求を示す確認情報を局側装置201へ送信する。
また、宅側装置202が、ユーザ端末から到着するフレームを監視し、当該フレームが所定時間未到着である場合には、スリープ状態へ遷移するために確認情報を局側装置201へ送信する構成であってもよい。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係るPONシステムと比べて、確認情報を早期に送信するための処理を宅側装置において行なうPONシステムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係るPONシステムと同様である。
本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムは、ACKよりもレポート済みのフレームを優先して送信する構成であった。これに対して、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムでは、レポート済みのフレームよりもACKを優先して送信する。
本発明の第2の実施の形態では、局側装置201および宅側装置202を動作させることによって、本発明の第2の実施の形態に係る通信方法が実施される。よって、本発明の第2の実施の形態に係る通信方法の説明は、以下の局側装置201および宅側装置202の動作説明に代える。なお、以下の説明においては、適宜図3〜図6を参照する。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置がACK送信処理を行なう際の動作手順を示すフローチャートである。
図10を参照して、まず、宅側装置(ONU)202は、レポートフレームを局側装置201(OLT)へ送信する。より詳細には、PON制御部21における送信要求部78は、送信すべき1または複数のフレームの総データ長を示すレポートフレームを生成して局側装置201へ送信する(ステップS21)。
次に、宅側装置202は、送信したレポートフレームに対応するグラントフレームを局側装置201から受信する。より詳細には、PON制御部65における送信許可量算出部72は、宅側装置202が送信すべき1または複数のフレームの総データ長を示すレポートフレームを宅側装置202から受信する(ステップS22)。
次に、宅側装置202は、局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信した場合であって(ステップS23でYES)、この速度切り替え要求に対するACKを局側装置201へ送信済みでないときには(ステップS24でYES)、レポート済みのフレームよりも優先して、局側装置201へACKを送信する(ステップS25)。より詳細には、PON制御部21における送信制御部79は、指示情報取得部80によって速度切り替え要求が取得された場合には、送信すべき1または複数のフレームよりも優先して、送信許可情報受信部77によって受信されたグラントフレームの示すグラント量に従い、速度切り替え要求に対するACKを局側装置201へ送信する。
具体的には、送信制御部79は、指示情報取得部80によって速度切り替え要求が取得された場合には、バッファK2〜K5に蓄積されたフレームよりも優先して、送信許可情報受信部77によって受信されたグラントフレームの示すグラント量に従い、バッファK1に蓄積されたACKを局側装置201へ送信する。
次に、宅側装置202は、局側装置201から受信したグラントフレームの示すグラント量からACK送信分を差し引いた残りのグラント量の範囲で、レポート済みのフレームを局側装置201へ送信する(ステップS26)。ここで、ACKを送信したために今回送信できなかったフレームについては、宅側装置202は、次に生成するレポートフレームによって局側装置201へ送信要求を再度行なう。
一方、宅側装置202は、局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信していない場合(ステップS23でNO)、または局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信した場合であって(ステップS23でYES)、この速度切り替え要求に対するACKを局側装置201へ送信済みであるときには(ステップS24でNO)、局側装置201から受信したグラントフレームの示すグラント量の範囲で、レポート済みのフレームを局側装置201へ送信する(ステップS27)。
図11は、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに通信速度切り替え処理のシーケンスを示す図である。図11において、状態Aは、PON制御部65が図7に示すグラント量補正処理を行なわず、かつPON制御部21が図10に示すACK送信処理を行なわないと仮定した場合における状態を示し、状態Bは、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムにおける状態を示し、状態Cは、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムにおける状態を示す。
図11を参照して、状態Cについて説明する。まず、局側装置201は、速度切り替え要求を示す制御フレームを宅側装置202へ送信する。
次に、宅側装置202は、局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信した後、送信すべき他のフレームのデータ長の総和を示すレポートフレームを局側装置201へ送信する。
次に、宅側装置202は、局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信した場合であって(ステップS23でYES)、この速度切り替え要求に対するACKを局側装置201へ送信済みでないときには(ステップS24でYES)、レポート済みのフレームよりも優先して、局側装置201へACKを送信する。ここで、宅側装置202は、速度切り替え要求を示す制御フレームを受信する前に局側装置201へ送信したレポートフレーム(ステップS21)に対応する局側装置201からのグラントフレーム(ステップS22)が示すグラント量に従い、局側装置201へACKを送信する(ステップS25)。
次に、宅側装置202は、局側装置201から受信したグラントフレームの示すグラント量からACK送信分を差し引いた残りのグラント量の範囲で、レポート済みのフレームを局側装置201へ送信する(ステップS26)。ここで、ACKを送信したために送信できなかったレポート済みのフレームについては、宅側装置202は、次に生成するレポートフレームによって局側装置201へ送信要求を再度行なう(ステップS28)。
このように、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置201が速度切り替え要求を示す制御フレームを宅側装置202へ送信してから、局側装置201が宅側装置202からACKを示す制御フレームを受信するまでの時間を、状態Aの時間T1から時間T3に短縮することができる(状態C)。
また、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムでは、レポート済みのフレームよりも優先して局側装置201へACKを送信することから、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムと比べて、局側装置201が速度切り替え要求を示す制御フレームを宅側装置202へ送信してから、局側装置201が宅側装置202からACKを示す制御フレームを受信するまでの時間を、レポート済みのフレームを送信するための時間T4の分だけ短縮することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムでは、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムとは異なり、ACK送信のために余分にグラント量が与えられなくても、レポート済みのフレームよりも優先して、ACKを早期に送信することが可能となる。すなわち、PON回線の帯域の使用状況に関わらず、宅側装置における処理を変更するだけで、速度変更処理等の宅側装置における状態遷移に要する時間を短縮する等、通信システムの処理能力の向上を図ることができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムでは、本発明の第1の実施の形態に係るPONシステムと同様に、宅側装置202は、ACKを蓄積するキューK1と、送信すべき1または複数のデータフレームおよび制御フレームを蓄積するキューK2〜K5とを備える。そして、送信制御部79は、バッファK2〜K5に蓄積されたフレームよりも優先して、バッファK1に蓄積されたACKを局側装置201へ送信する。このような構成により、送信制御部79は、ACKの優先的な送信を簡易な処理で行なうことができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係るPONシステムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るPONシステムを組み合わせたPONシステムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るPONシステムと同様である。
本発明の第3の実施の形態に係るPONシステムは、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置と本発明の第2の実施の形態に係る宅側装置とを備える。
図12は、本発明の第3の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに通信速度切り替え処理のシーケンスを示す図である。図12において、状態A,状態B,状態Cは図11と同様であり、また、状態Dは、本発明の第3の実施の形態に係るPONシステムにおける状態を示す。
図12を参照して、局側装置201は、速度切り替え要求を宅側装置202へ送信する必要がある場合には(ステップS3でYES)、ACKのデータ長を加味していない宅側装置202からのレポートフレーム(ステップS11)の示すレポート量に応じて算出したグラント量に、宅側装置202がACKを送信するために必要なデータ長を加算することにより、当該グラント量を補正する(ステップS4)。
次に、局側装置201は、補正したグラント量を示すグラントフレームを生成して宅側装置202へ送信し(ステップS5)、その後、速度切り替え要求を示す制御フレームを生成して宅側装置202へ送信する(ステップS6)。
次に、宅側装置202は、局側装置201から速度切り替え要求を示す制御フレームを受信した場合であって(ステップS23でYES)、この速度切り替え要求に対するACKを局側装置201へ送信済みでないときには(ステップS24でYES)、レポート済みのフレームよりも優先して、局側装置201へACKを送信する(ステップS25)。
次に、宅側装置202は、局側装置201から受信したグラントフレームの示すグラント量からACK送信分を差し引いた残りのグラント量の範囲で、レポート済みのフレームを局側装置201へ送信する(ステップS26)。
このように、本発明の第3の実施の形態に係るPONシステムでは、レポート済みのフレームをすべて送信するとともに、レポート済みのフレームよりも早くACKを局側装置201へ送信することができるため、本発明の第1の実施の形態および本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムと比べて、さらに、速度変更処理等の宅側装置における状態遷移に要する時間を短縮することができる。
すなわち、本発明の第3の実施の形態に係るPONシステムでは、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置および本発明の第2の実施の形態に係る宅側装置を組み合わせることにより、本発明の第1の実施の形態および本発明の第2の実施の形態に係るPONシステムと比べて、通信システムの能力をさらに向上することができる。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る局側装置および本発明の第2の実施の形態に係る宅側装置は相補的に関連している。
その他の構成および動作は第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るPONシステムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 1G受信部
12 10G受信部
13 1G復号化部
14 10G復号化部
15 1G受信フォーマット変換部
16 10G受信フォーマット変換部
17,18 バッファ
19 フレーム多重化部
21 PON制御部
22 フレーム分離化部
23 1G送信フォーマット変換部
24 10G送信フォーマット変換部
25 1G符号化部
26 10G符号化部
27 1G送信部
28 10G送信部
29 バッファ部
51 フレーム分離化部
52 1G送信フォーマット変換部
53 10G送信フォーマット変換部
54 1G符号化部
55 10G符号化部
56 1G送信部
57 10G送信部
58 1G受信部
59 10G受信部
60 1G復号化部
61 10G復号化部
62 1G受信フォーマット変換部
63 10G受信フォーマット変換部
64 フレーム多重化部
65 PON制御部
66 バッファ部
72 送信許可量算出部
73 送信許可量補正部
74 送信許可情報送信部
75 指示情報生成部
76 指示情報送信部
77 送信許可情報受信部
78 送信要求部
79 送信制御部
80 指示情報取得部
81 集線IF部
82 制御IF部
83 受信処理部
84 送信処理部
85 PON送受信部
87,88 FIFO
91 制御部
92−1〜92−N 光回線ユニット
93 集線部
201 局側装置(OLT)
202 宅側装置(ONU)
203−1〜203−N PON回線
204−1〜204−N 光カプラ
301 PONシステム
K1〜K5 キュー

Claims (11)

  1. 他の装置が送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を前記他の装置から受信して、前記送信要求情報が示すデータ長に応じた送信許可量を算出するための送信許可量算出部と、
    前記他の装置に対する指示の内容を示す指示情報を生成するための指示情報生成部と、
    前記送信許可量算出部によって算出された前記送信許可量に、前記指示情報に対応する確認情報を前記他の装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するための送信許可量補正部と、
    前記指示情報生成部によって生成された前記指示情報を前記他の装置へ送信するための指示情報送信部と、
    前記指示情報送信部によって前記指示情報が前記他の装置へ送信される前に、前記送信許可量補正部によって算出された前記補正送信許可量を示す送信許可情報を前記他の装置へ送信するための送信許可情報送信部とを備える、通信装置。
  2. 前記指示情報生成部は、前記他の装置の動作状態を変更させるための指示を示す指示情報を生成する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して他の装置へ送信するための送信要求部と、
    送信許可量を示す送信許可情報を前記他の装置から受信するための送信許可情報受信部と、
    前記送信許可情報受信部によって受信された前記送信許可情報の示す前記送信許可量に従い、1または複数の前記パケットを前記他の装置へ送信するための送信制御部と、
    指示情報を受信または生成することにより取得するための指示情報取得部とを備え、
    前記送信制御部は、前記指示情報取得部によって前記指示情報が取得された場合には、送信すべき前記1または複数のパケットよりも優先して、前記送信許可情報受信部によって受信された前記送信許可情報の示す前記送信許可量に従い、前記指示情報に対応する確認情報を前記他の装置へ送信する、通信装置。
  4. 前記通信装置は、さらに、
    送信すべき前記1または複数のパケットを蓄積するための第1のバッファと、
    前記確認情報を蓄積するための第2のバッファとを備え、
    前記送信制御部は、前記指示情報取得部によって前記指示情報が取得された場合には、前記第1のバッファに蓄積された前記パケットよりも優先して、前記送信許可情報受信部によって受信された前記送信許可情報の示す前記送信許可量に従い、前記第2のバッファに蓄積された前記確認情報を前記他の装置へ送信する、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記指示情報取得部は、自己の前記通信装置の動作状態を変更させるための指示を示す指示情報を取得する、請求項3または4に記載の通信装置。
  6. パケットを送信するための第1の通信装置と、
    前記パケットを受信するための第2の通信装置とを備え、
    前記第1の通信装置は、
    送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して前記第2の通信装置へ送信するための送信要求部を含み、
    前記第2の通信装置は、
    前記送信要求情報を前記第1の通信装置から受信して、前記送信要求情報が示すデータ長に応じた送信許可量を算出するための送信許可量算出部と、
    前記第1の通信装置に対する指示の内容を示す指示情報を生成するための指示情報生成部と、
    前記送信許可量算出部によって算出された前記送信許可量に、前記指示情報に対応する確認情報を前記第1の通信装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するための送信許可量補正部と、
    前記指示情報生成部によって生成された前記指示情報を前記第1の通信装置へ送信するための指示情報送信部と、
    前記指示情報送信部によって前記指示情報が前記第1の通信装置へ送信される前に、前記送信許可量補正部によって算出された前記補正送信許可量を示す送信許可情報を前記第1の通信装置へ送信するための送信許可情報送信部とを含む、通信システム。
  7. 前記第1の通信装置は、
    前記送信許可情報を前記第2の通信装置から受信するための送信許可情報受信部と、
    前記送信許可情報受信部によって受信された前記送信許可情報の示す前記送信許可量に従い、1または複数の前記パケットを前記第2の通信装置へ送信するための送信制御部と、
    前記指示情報を前記第2の通信装置から受信するための指示情報取得部とを含み、
    前記送信制御部は、前記指示情報取得部によって前記指示情報が受信された場合には、前記第1の通信装置へ送信された前記送信要求情報に対応する前記パケットを含む現在送信すべきパケットのうち、前記送信要求情報に対応する前記パケットを前記第2の通信装置へ送信した後、前記送信要求情報に対応しない前記パケットよりも優先して、前記指示情報に対応する確認情報を前記第2の通信装置へ送信する、請求項6に記載の通信システム。
  8. パケットを送信するための第1の通信装置と、
    前記パケットを受信するための第2の通信装置とを備え、
    前記第1の通信装置は、
    送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して前記第2の通信装置へ送信するための送信要求部と、
    送信許可量を示す送信許可情報を前記第2の通信装置から受信するための送信許可情報受信部と、
    前記送信許可情報受信部によって受信された前記送信許可情報の示す前記送信許可量に従い、1または複数の前記パケットを前記第2の通信装置へ送信するための送信制御部と、
    指示情報を受信または生成することにより取得するための指示情報取得部とを備え、
    前記送信制御部は、前記指示情報取得部によって前記指示情報が取得された場合には、送信すべき前記1または複数のパケットよりも優先して、前記送信許可情報受信部によって受信された前記送信許可情報の示す前記送信許可量に従い、前記指示情報に対応する確認情報を前記第2の通信装置へ送信する、通信システム。
  9. 第1の通信装置および第2の通信装置を備え、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置へ送信要求量を示す送信要求情報を送信し、前記送信要求情報を受信した前記第2の通信装置が前記第1の通信装置へ送信許可量を示す送信許可情報を送信することにより、前記第1の通信装置から前記第2の通信装置へ一度に送信されるパケットのデータ長を制御する動作を繰り返すことにより、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置間の通信帯域幅の制御を行う通信システムであって、
    前記第2の通信装置は、前記第1の通信装置に対する指示の内容を示す指示情報を前記第1の通信装置へ送信するのに合わせて、前記第1の通信装置への前記送信許可情報の示す送信許可量に、前記第1の通信装置が前記指示情報に対する確認情報を前記第2の通信装置へ返信するためのデータ長を加味しておき、
    前記第1の通信装置は、前記送信許可情報に基づく前記第2の通信装置へのデータ送信において、前記確認情報を含めて送信する、通信システム。
  10. 請求項1に記載の通信装置と、
    請求項3に記載の通信装置とを備える、通信システム。
  11. パケットを送信するための第1の通信装置と、前記パケットを受信するための第2の通信装置とを備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記第1の通信装置が、送信すべき1または複数のパケットの総データ長を示す送信要求情報を生成して前記第2の通信装置へ送信するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記送信要求情報を前記第1の通信装置から受信して、前記送信要求情報が示すデータ長に応じた送信許可量を算出するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置に対する指示の内容を示す指示情報を生成するステップと、
    前記第2の通信装置が、算出した前記送信許可量に、前記指示情報に対応する確認情報を前記第1の通信装置が送信するために必要なデータ長を加えた補正送信許可量を算出するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記指示情報を前記第1の通信装置へ送信する前に、算出した前記補正送信許可量を示す送信許可情報を前記第1の通信装置へ送信するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記送信許可情報を前記第2の通信装置から受信するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記指示情報を前記第1の通信装置へ送信するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記指示情報を前記第2の通信装置から受信するステップと、
    前記第1の通信装置が、送信すべき前記1または複数のパケットよりも優先して、受信した前記送信許可情報の示す前記送信許可量に従い、前記指示情報に対応する確認情報を前記第1の通信装置へ送信するステップとを含む、通信方法。

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