JP2013029772A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
感光ドラム12に接触されるように周回移動される搬送ベルト18に付着したトナーを電気的に除去するためのベルトクリーニングローラ20を備えるプリンタ1において、ベルトクリーニングローラ20の最表面が半導電性材料により形成され、バックアップローラ31が金属により形成されている場合に、ベルトクリーニングローラ20を、搬送ベルト18のニップ部N(バックアップローラ31およびベルトクリーニングローラ20が対向して接触される部分)よりも搬送ベルト18の移動方向上流側で搬送ベルト18と接触させる。
【選択図】図2
Description
エンドレスベルトに付着した付着物を電気的に除去する第1クリーニングローラと、エンドレスベルトを介して第1クリーニングローラに対向配置されるバックアップローラとを備える。
(2)また、バックアップローラの中心軸線は、エンドレスベルトの移動方向最上流側における第1クリーニングローラとエンドレスベルトとの接触点と、第1クリーニングローラの中心軸線とを通る直線よりも通過方向下流側に配置されていてもよい。
(3)また、バックアップローラの直径は、第1クリーニングローラの直径よりも小さくてもよい。
(4)また、第1クリーニングローラに付着した付着物を除去する第2クリーニングローラを有していてもよい。
(5)第2クリーニングローラと当接し、第2クリーニングローラに付着した付着物を掻き取るブレードを有していてもよい。
(6)また、現像剤は、非磁性一成分系の重合トナーであってもよい。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、横置きタイプのダイレクトタンデム方式のカラープリンタである。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、給紙部3および画像形成部4を収容する側面視略矩形状のボックス形状に形成されている。
(2)給紙部
給紙部3は、本体ケーシング2内の底部において、用紙Sを収容する給紙トレイ5を備えている。
(3)画像形成部
画像形成部4は、スキャナユニット7、プロセスユニット8、転写ユニット9、ベルトクリーナ10、および、定着ユニット11を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット7は、前後左右に延びる略ボックス形状に形成され、本体ケーシング2の上部に配置されている。スキャナユニット7は、実線で示すように、4つの感光ドラム12(後述)に向けて、画像データに基づいて、レーザビームをそれぞれ出射し、感光ドラム12(後述)を露光する。
(3−2)プロセスユニット
(3−2−1)プロセスユニットの構成
プロセスユニット8は、転写ユニット9の上側において、スキャナユニット7の下側に対向配置されており、像担持体の一例としての感光ドラム12、スコロトロン型帯電器13および現像ユニット14を備えている。
(3−2−2)プロセスユニットでの現像動作
現像ユニット14内のトナーは、現像ローラ15の回転に伴って、現像ローラ15の表面に担持される。
(3−3)転写ユニットおよびベルトクリーナ
転写ユニット9は、本体ケーシング2内において、給紙部3の上側であって、プロセスユニット8の下側において、前後方向に沿って配置されている。この転写ユニット9は、駆動ローラ16および従動ローラ17と、エンドレスベルトの一例としての搬送ベルト18と、4つの転写ローラ19とを備えている。
(3−4)定着ユニット
定着ユニット11は、搬送ベルト18の後上側に配置され、加熱ローラ22、および、加熱ローラ22に圧接される加圧ローラ21を備えている。
(3−5)転写・定着動作
給紙部3から給紙された用紙Sは、搬送ベルト18によって、前側から後側に向かって、各感光ドラム12と各転写ローラ19とが対向する転写位置を順次通過するように搬送される。その搬送中に、各感光ドラム12に担持されている各色のトナー像が、用紙Sに順次転写され、カラー画像が形成される。
(4)排紙
トナー像が定着した用紙Sは、各排紙ローラ23によってスキャナユニット7の上側に形成される排紙トレイ24上に排紙される。
2.ベルトクリーニングローラおよびバックアップローラ
(1)ベルトクリーニングローラ
ベルトクリーニングローラ20は、左右方向に延びる略円柱形上に形成され、上記したように、廃トナー収容部40の前側上端部において、搬送ベルト18の下側部分に下側から接触されるように設けられている。ベルトクリーニングローラ20は、ローラ軸41とゴムローラ42とを備えている。
(2)バックアップローラ
転写ユニット9には、ベルトクリーニングローラ20に対向配置されるバックアップローラ31が設けられている。
3.ベルトクリーニング動作
上記した転写動作では、転写ユニット9の上側において、表面にトナーや紙粉が付着した搬送ベルト18は、駆動ローラ16の駆動によって、転写ユニット9の下側へ周回され、その後、後側から前側へ向かって移動される。
4.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図1および図2に示されるように、ベルトクリーニングローラ20は、ニップ部Nよりも後側(搬送ベルト18の移動方向上流側)で搬送ベルト18と接触する。
(2)また、このプリンタ1によれば、図2に示すように、バックアップローラ31の中心軸線C1が、ベルトクリーニングローラ20と搬送ベルト18との接触部分における最も後側(移動方向上流側)の点(接触点T)と、ベルトクリーニングローラ20の中心軸線C2とを通る直線Lよりも前側(移動方向下流側)に配置されている。
(3)また、このプリンタ1によれば、図2に示すように、バックアップローラ31の直径が、ベルトクリーニングローラ20の直径よりも小さい。
(4)また、このプリンタ1によれば、図1に示すように、ベルトクリーニングローラ20に付着した付着物を除去する中継ローラ43を有している。
(5)また、このプリンタ1によれば、図1に示すように、中継ローラ43と当接し、中継ローラ43に付着した付着物を掻き取る、掻き取りブレード44を有している。
(6)また、このプリンタ1によれば、掻き取りなどの物理的な方法で搬送ベルト18から除去することが困難な非磁性一成分系の重合トナーを、より確実に除去することができる。
5.変形例
上記した実施形態では、ダイレクトタンデム方式のカラープリンタにおいて、ベルトクリーニングローラ20は、ニップ部Nよりも後側で搬送ベルト18と接触するように配置されている。
1.実施例および各比較例
実施例
上記し、図2(a)に示すように、バックアップローラ31をベルトクリーニングローラ20の前上側に配置した。
図3(a)に示すように、バックアップローラ31をベルトクリーニングローラ20の上側(真上)に配置した。
図4(a)に示すように、バックアップローラ31をベルトクリーニングローラ20の後上側に配置した。
2.クリーニング性能の評価試験方法
上記した実施例および各比較例に示される相対配置(ベルトクリーニングローラとバックアップローラとの相対配置)において、ベルトクリーナの性能を評価した。
12 感光ドラム
18 搬送ベルト
20 ベルトクリーニングローラ
31 バックアップローラ
53 中間転写ベルト
C1 中心軸線
C2 中心軸線
P 投影面
T 接触点
L 直線
Claims (6)
- 現像剤像が担持される像担持体と、
前記像担持体に接触され、周回移動されるエンドレスベルトと、
最表面が半導電性材料により形成され、前記エンドレスベルトに付着した付着物を電気的に除去する第1クリーニングローラと、
金属により形成されるとともに、前記エンドレスベルトを介して前記第1クリーニングローラに対向配置されるバックアップローラとを備え、
前記エンドレスベルトは、前記バックアップローラおよび前記第1クリーニングローラが対向して接触するニップ部を有し、
前記第1クリーニングローラは、前記ニップ部よりも前記エンドレスベルトの移動方向上流側で前記エンドレスベルトと接触することを特徴とする、画像形成装置。 - 前記バックアップローラの中心軸線は、前記移動方向最上流側における前記第1クリーニングローラと前記エンドレスベルトとの接触点と、前記第1クリーニングローラの中心軸線とを通る直線よりも前記移動方向下流側に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記バックアップローラの直径は、前記第1クリーニングローラの直径よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記第1クリーニングローラに付着した前記付着物を除去する第2クリーニングローラを有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記第2クリーニングローラと当接し、前記第2クリーニングローラに付着した前記付着物を掻き取るブレードを有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤は、非磁性一成分系の重合トナーであることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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