JP2013025290A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013025290A JP2013025290A JP2011163022A JP2011163022A JP2013025290A JP 2013025290 A JP2013025290 A JP 2013025290A JP 2011163022 A JP2011163022 A JP 2011163022A JP 2011163022 A JP2011163022 A JP 2011163022A JP 2013025290 A JP2013025290 A JP 2013025290A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- user
- screen
- user name
- country
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Abstract
【課題】ユーザーの利便性を向上させる(ユーザーが行う操作を減らす)ことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像形成装置は、ユーザー名と判別情報とに基づきユーザー名に対応する国を判別するとともに、その判別した国に応じた画面レイアウトで操作パネル101に操作画面を表示させる主制御部110を備えている。
【選択図】図21
【解決手段】この画像形成装置は、ユーザー名と判別情報とに基づきユーザー名に対応する国を判別するとともに、その判別した国に応じた画面レイアウトで操作パネル101に操作画面を表示させる主制御部110を備えている。
【選択図】図21
Description
本発明は、操作画面を表示する画像形成装置に関する。
従来、種々のメニューやメッセージなどを表示する操作パネルを備えた画像形成装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この特許文献1の画像形成装置は、複写機である。そして、操作パネルは、コピーの実行に際して、コピーに関する各種設定をユーザーから受け付けるための操作画面を表示する。たとえば、操作パネルに表示される操作画面には、設定キーなどとして機能する種々のソフトキーが設けられる。
ところで、オフィスなどにおいては、国籍(人種)が互いに異なる複数のユーザーが1台の画像形成装置を共同で利用する場合がある。たとえば、アメリカ人のユーザーと日本人のユーザーとが混在していたとする。この場合、アメリカ人は日本人よりも体格(指の太さなど)が大きくなる傾向があるので、日本人およびアメリカ人のそれぞれのユーザーにとって使い易い操作画面の画面レイアウト(たとえば、ソフトキーサイズ)は互いに異なる。操作画面のソフトキーサイズを例にとって具体的に説明すると、アメリカ人にとって使い易い操作画面のソフトキーサイズは、日本人のユーザーにとって使い易い操作画面のソフトキーサイズよりも大きい。
このことを考慮して、操作パネルを備えた画像形成装置では、操作画面の画面レイアウト(ソフトキーサイズなど)が切り換え可能になっているものが多い。したがって、国籍(人種)が互いに異なる複数のユーザーが1台の画像形成装置を共同で利用する環境であっても、各ユーザーは自身の使い易い画面レイアウトで操作画面を表示させることができる。
通常、操作画面の画面レイアウトの設定を変更する場合、ユーザーは、何らかの操作を操作パネルに対して行う。たとえば、操作パネルには、システムメニューキーが設けられている。システムメニューキーをユーザーが押下すると、複数の設定項目が操作パネルに羅列表示され、続いて、操作パネルに羅列表示された複数の設定項目のうちから画面レイアウトに関する設定項目をユーザーが選択(押下)すると、画面レイアウトの設定を変更する上で必要なソフトキーやメッセージなどが操作パネルに表示される。これによって、ユーザーは、操作画面の画面レイアウトを自身が使い易い画面レイアウトに設定変更することができる。
このように、操作画面の画面レイアウトの設定を変更するには、ユーザーが操作パネルに対して数々の操作を行う必要がある。したがって、ユーザーからすると、操作画面の画面レイアウトの設定変更は煩わしく、利便性が悪い。
特に、複数のユーザーが1台の画像形成装置を共同で利用する環境においては、ユーザーは、操作画面の画面レイアウトを自身にとって使い易い画面レイアウトとするため、操作画面の画面レイアウトの設定を頻繁に変更しなければならない。したがって、このような環境では、ユーザーの利便性がさらに悪化する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザーの利便性を向上させる(ユーザーが行う操作を減らす)ことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、ユーザー名の入力操作を受け付けるとともに、国別に分類される複数種の画面レイアウトで操作画面を表示する操作表示部と、複数種の画面レイアウトで操作画面を表示するための操作画面情報、および、ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報、を記憶する記憶部と、ユーザー名と判別情報とに基づきユーザー名に対応する国を判別するとともに、その判別した国に応じた画面レイアウトで操作表示部に操作画面を表示させる制御部と、を備えている。
本発明の構成によると、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づきユーザー名に対応する国(たとえば、ユーザー名を入力したユーザーの国籍(人種))を判別するとともに、その判別した国に応じた画面レイアウトで操作表示部に操作画面を表示させる。これにより、ユーザーからすると、ユーザー名を入力するだけで、自身に合った画面レイアウトで操作表示部に操作画面が表示される。したがって、本発明の構成では、ユーザーが行う操作(操作画面の画面レイアウトの設定変更に関する操作)を減らすことができるので、ユーザーの利便性が向上する。特に、複数のユーザーが同一の画像形成装置を利用する環境(操作画面の画面レイアウトに関する設定変更が頻繁に行われる環境)において、著しい効果を奏する。
上記した構成において、好ましくは、ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報は、ユーザー名の文字または文字に付された記号から国を判別するための情報、ユーザー名の記し方の法則から国を判別するための情報、および、国別の名前の使用頻度順位とユーザー名とを比較して国を判別するための情報、のうちの少なくとも1つの情報を含む。このような判別情報を用いると、容易に、ユーザー名に対応する国を判別することができる。
上記した構成において、好ましくは、複数種の画面レイアウトは、男女別にさらに分類され、判別情報は、ユーザーの性別をユーザー名から判別するための情報を含み、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づいて、ユーザー名に対応する国およびユーザー名を入力したユーザーの性別を判別し、その判別した国および性別に応じた画面レイアウトで操作表示部に操作画面を表示させる。このように構成すれば、より一層、操作画面の画面レイアウトがユーザーに合ったものとなる。したがって、ユーザーが行う操作(操作画面の画面レイアウトの設定変更に関する操作)をさらに減らすことができる。
上記した構成において、好ましくは、複数種の画面レイアウトは、年代別にさらに分類され、判別情報は、ユーザーの年代をユーザー名から判別するための情報を含み、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づいて、ユーザー名に対応する国およびユーザー名を入力したユーザーの年代を判別し、その判別した国および年代に応じた画面レイアウトで操作表示部に操作画面を表示させる。このように構成すれば、より一層、操作画面の画面レイアウトがユーザーに合ったものとなる。したがって、ユーザーが行う操作(操作画面の画面レイアウトの設定変更に関する操作)をさらに減らすことができる。
上記した構成において、好ましくは、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、操作表示部に表示する操作画面のソフトキーサイズを変更する。このように構成すれば、操作画面のソフトキーサイズがユーザーにとって使い難いサイズとはならない(操作画面の画面レイアウトがユーザーに合ったものとなる)。これにより、ユーザーが行う操作(操作画面のソフトキーサイズの設定変更に関する操作)を減らすことができる。
上記した構成において、好ましくは、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、操作表示部に表示する操作画面の表示色を変更する。このように構成すれば、操作画面の表示色がユーザーにとって不快な色とはならない(操作画面の画面レイアウトがユーザーに合ったものとなる)。これにより、ユーザーが行う操作(操作画面の表示色の設定変更に関する操作)を減らすことができる。
上記した構成において、好ましくは、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、操作表示部に表示する操作画面のフォントサイズを変更する。このように構成すれば、操作画面のフォントサイズがユーザーにとって見難いサイズとはならない(操作画面の画面レイアウトがユーザーに合ったものとなる)。これにより、ユーザーが行う操作(操作画面のフォントサイズの設定変更に関する操作)を減らすことができる。
上記した構成において、好ましくは、操作表示部は、ユーザーアイコンの登録を受け付けるため、複数のユーザーアイコンを羅列したアイコン登録画面を表示し、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、アイコン登録画面での複数のユーザーアイコンの並び順を変更する。この場合、制御部は、複数のユーザーアイコンのうち、ユーザー名を入力したユーザーに関連するユーザーアイコンの並び順を上位にする。このように構成すれば、ユーザーがユーザーアイコンを登録するとき、ユーザーに合ったユーザーアイコンが他のユーザーアイコンよりも見易い位置に配される。これにより、ユーザーがユーザーアイコンを登録するときの利便性を向上させることができる。
上記した構成において、好ましくは、制御部は、ユーザー名と判別情報とに基づいて判別した国に応じて、登録情報に割り当てる登録番号を決定する。このように構成すれば、登録情報の登録に関して、ユーザーが行う操作を減らすことができる。したがって、ユーザーの利便性が向上する。
上記した構成において、好ましくは、操作表示部は、ログインのためのユーザー認証画面を表示し、制御部は、ユーザー認証画面に入力されたユーザー名と判別情報とに基づいて判別動作を行う。このように構成すれば、ユーザーからすると、ログインするだけで、設定操作を別途行うことなく、設定内容を自身が使い易い設定にすることができる。すなわち、このように構成することによって、ユーザーの利便性をさらに向上させることができる。この場合、操作表示部は、ログアウトの指示を受け付けるためのログアウトキーを有し、制御部は、操作表示部がログアウトの指示を受け付けたとき、ユーザー認証画面に入力されたユーザー名と判別情報とに基づいた設定内容をリセットすることが好ましい。
以上のように、本発明によれば、ユーザーの利便性を向上させる(ユーザーが行う操作を減らす)ことが可能な画像形成装置を容易に得ることができる。
以下に、図1を参照して、本発明の一実施形態による画像形成装置100について説明する。
本実施形態の画像形成装置100は、たとえば、タンデム方式のカラー複合機であり、コピー、プリント、スキャナおよびファックスなどの複数種のジョブを実行することができる。また、画像形成装置100は、ログインしたユーザーにのみ装置の使用(または、特定の機能の使用)を許可する機能も有する。たとえば、ユーザーは、画像形成装置100の使用に際して、ログインのためのユーザー認証を受ける。そして、ログインしたユーザーは、与えられた権限の範囲内で画像形成装置100の使用が許可される。なお、ログインのためのユーザー認証については、後で詳細に述べる。
この画像形成装置100の構成としては、操作パネル101、画像読取部102およびエンジン部(給紙部103、搬送路104、画像形成部105、中間転写部106、定着部107および両面搬送路108)などを備える。
操作パネル101は、操作表示部に相当し、たとえば、図1中の破線で示された箇所に配置される。この操作パネル101には、図2に示すように、液晶表示部11が設けられている。液晶表示部11には、各種設定などを行うためのメニューおよびソフトキーが表示されるとともに、装置状態などを示すメッセージも表示される。そして、ユーザーは、液晶表示部11に表示されたソフトキーを押下することで、各種設定などを行うことができる。なお、液晶表示部11は、その表示面がタッチパネルで覆われた形態をとる。これにより、液晶表示部11に表示されたソフトキーがユーザーによって押下されたとき(タッチパネルが押下されたとき)、タッチパネルの出力に基づいて押下位置の座標を検出できるようになっている。
また、操作パネル101には、テンキー12やスタートキー13などのハードキーが設けられている。テンキー12は、数値入力が必要な設定指示をユーザーから受け付けるためのハードキーである。スタートキー13は、各種ジョブの実行開始の指示をユーザーから受け付けるためのハードキーである。
さらに、操作パネル101には、コピーキー14、送信キー15およびボックスキー16などのハードキーも設けられている。そして、コピーキー14がユーザーによって押下されると、コピーを利用する上で必要なソフトキーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。送信キー15がユーザーによって押下されると、スキャナおよびファックスを利用する上で必要なソフトキーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。ボックスキー16がユーザーによって押下されると、ボックスを利用する上で必要なソフトキーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。なお、ボックスというのは、ボックスと呼ばれる所定の保存領域(たとえば、後述する記憶部113に設けられたフォルダ)に画像データなどを保存しておくジョブである。
図1に戻って、画像読取部102は、原稿を読み取り、原稿の画像データを形成する。画像読取部102には、図示しないが、露光ランプ、ミラー、レンズおよびイメージセンサーなどの光学系部材が設けられている。この画像読取部102は、コンタクトガラス21に載置される原稿にビームを照射し、その原稿の反射ビームを受けたイメージセンサーの各画素の出力値をA/D変換することにより、画像データを生成する。これにより、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データに基づき印刷を行うことができる(コピー)。また、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データを蓄積することもできる(スキャナ)。なお、画像読取部102による原稿の読み取り時には、コンタクトガラス21に載置された原稿を原稿カバー22で押えることができる。
給紙部103は、記録媒体としての用紙Pを収容するカセット31を複数有し、それら複数のカセット31に収容された用紙Pを搬送路104に供給する。また、この給紙部103には、収容された用紙Pを引き出すピックアップローラー32や、用紙Pの重送を抑制するための分離ローラー対33などが設けられている。
搬送路104は、装置内部において用紙Pを搬送するものである。具体的に言うと、給紙部103から供給された用紙Pは、搬送路104によって、中間転写部106および定着部107をこの順番で通過して排出トレイ109に導かれる。この搬送路104には、用紙Pを中間転写部106の手前で待機させ、タイミングを合わせて中間転写部106に送り出すレジストローラー対41などが設けられている。
画像形成部105は、画像データに基づいてトナー像を形成するものであって、4色分の画像形成部50(ブラックのトナー像を形成する画像形成部50Bk、イエローのトナー像を形成する画像形成部50Y、シアンのトナー像を形成する画像形成部50C、および、マゼンダのトナー像を形成する画像形成部50M)と、露光装置5とを備えている。なお、画像形成部50Bk、50Y、50Cおよび50Mは、互いに異なる色のトナー像を形成するが、いずれも基本的に同様の構成である。したがって、以下の説明では、各色を表す符号(Bk、Y、CおよびM)を省略する。
各画像形成部50のそれぞれは、図3に示すように、感光体ドラム1、帯電装置2、現像装置3および清掃装置4を含んでいる。
各感光体ドラム1は、外周面にトナー像を担持するものであって、外周面に感光層を有するとともに、周方向に回転可能に支持されている。各帯電装置2は、対応する感光体ドラム1を一定の電位で帯電させる。各現像装置3は、対応する色の現像剤を収容し、対応する感光体ドラム1にトナーを供給する。各清掃装置4は、対応する感光体ドラム1の清掃を行う。そして、各感光体ドラム1の外周面は、露光装置5によって露光される。これにより、各感光体ドラム1の外周面に静電潜像が形成される。
露光装置5は、図示しないが、半導体レーザー素子、ポリゴンミラー、ポリゴンモーター、Fθレンズおよび反射ミラーなどを含む。なお、これら露光装置5の構成部材は、各色の画像形成部50に対して1セットずつ設けられていてもよい。あるいは、半導体レーザー素子、Fθレンズおよび反射ミラーのみを各色の画像形成部50に対して1セットずつ設け、ポリゴンミラーおよびポリゴンモーターについては2色分(または、4色分)の画像形成部50で共用してもよい。
図1に戻って、中間転写部106は、画像形成部105からトナー像の1次転写を受けた後、用紙Pに2次転写を行う。中間転写部106は、中間転写ベルト61と、各画像形成部50にそれぞれ割り当てられた1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mとを少なくとも含んでいる。1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mは、対応する画像形成部50(具体的には、感光体ドラム1)との間で中間転写ベルト61を挟み込んでいるとともに、転写用電圧(転写バイアス)が印加されるようになっている。
また、中間転写部106は、駆動ローラー63および従動ローラー64も含んでいる。そして、駆動ローラー63および従動ローラー64は、1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mと共に、中間転写ベルト61を張架している。このため、駆動ローラー63が回転駆動すると、中間転写ベルト61が循環移動する。
さらに、中間転写部106は、2次転写ローラー65も含んでいる。この2次転写ローラー65は、駆動ローラー63との間で中間転写ベルト61を挟み込んでいるとともに、転写用電圧(転写バイアス)が印加されるようになっている。
そして、各画像形成部50で形成されたトナー像は、転写用電圧が印加された1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mにより、順次、ずれなく重畳して中間転写ベルト61に1次転写される。すなわち、中間転写ベルト61にフルカラートナー像が転写される。その後、中間転写ベルト61に1次転写されたトナー像は、転写用電圧が印加された2次転写ローラー65により、用紙Pに2次転写される。
また、中間転写部106は、ベルト清掃装置66も含んでいる。そして、このベルト清掃装置66によって、中間転写ベルト61から用紙Pへのトナー像の2次転写の後、中間転写ベルト61の清掃が行われる。
定着部107は、用紙Pに2次転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させるものである。この定着部107は、発熱源を内蔵する定着ローラー71と、定着ローラー71に圧接される加圧ローラー72とを含んでいる。そして、トナー像が2次転写された用紙Pは、定着ローラー71と加圧ローラー72との間を通過することで、加熱・加圧される。これにより、用紙Pにトナー像が定着される。
そして、用紙Pは、定着部107を通過した後、排出トレイ109に排出される。これによって、画像形成処理が完了する。
また、両面搬送路108は、両面印刷を可能とするものである。この両面搬送路108は、定着ローラー71および加圧ローラー72の下流側おいて搬送路104と分岐し、レジストローラー対41の上流側において搬送路104と合流している。そして、両面搬送路108には、搬送路104との分岐点に配置された切替爪81、排出トレイ109に繋がる排出口109aに配置されているとともに正逆回転の切り換えが可能な排出ローラー対82、および、用紙Pを搬送する搬送ローラー対83などが設けられている。
両面印刷を行う場合、切替爪81は、両面搬送路108を閉じるポジションとなり、定着部107から送られた用紙Pを排出トレイ109に導く。また、排出ローラー対82は、ひとまず正回転して用紙Pの一部分を排出トレイ109に排出する。この後、排出ローラー対82は、用紙Pが排出ローラー対82を通過しきる前に逆回転する。このとき、切替爪81は、両面搬送路108を開く方向に回動する。これにより、片面印刷された用紙Pは、両面搬送路108に導かれる。
両面搬送路108に導かれた用紙Pは、搬送ローラー対83により搬送され、レジストローラー対41の上流側に至る。そして、再び、中間転写部106から定着部107へと送られる。このときには、用紙Pの表裏が逆転しているので、用紙Pの裏面(未印刷面)に対して、2次転写処理および定着処理がなされる。そして、両面印刷が終わった用紙Pは、排出トレイ109に排出される。
次に、図4を参照して、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
画像形成装置100は、主制御部110を有する。この主制御部110は、中央演算処理装置であるCPU111や画像処理部112などを含む。また、主制御部110は、操作パネル101、画像読取部102およびエンジン部(給紙部103、搬送路104、画像形成部105、中間転写部106、定着部107および両面搬送路108)などと接続されている。そして、主制御部110は、記憶部113に記憶された各種のプログラムおよびデータに基づき、各部の制御や演算などを行う。なお、主制御部110は、全体制御や画像処理を行うメイン制御部と、画像形成や各種回転体を回転させるモーターのオン/オフを制御するエンジン制御部とに分割されていてもよい。
記憶部113は、ROM113a、RAM113bおよびHDD113cなどの揮発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置とを含む。そして、記憶部113に記憶された各種のプログラムおよびデータは、ROM113aに記憶され、RAM113bに展開される。
記憶部113に記憶されるプログラムとしては、複数種のジョブをそれぞれ実行するための複数のアプリケーションプログラムがあり、たとえば、コピーを実行するためのコピーアプリ、プリントを実行するためのプリントアプリ、スキャナを実行するためのスキャナアプリ、ファックスを実行するためのファックスアプリ、および、ボックスを実行するためのボックスアプリなどが挙げられる。なお、これら基本的なジョブに対応したアプリ以外の種々のアプリなどが記憶されていてもよい。
また、主制御部110は、通信部114と接続される。通信部114は、たとえば、外部のコンピューター200とネットワーク(あるいは、ケーブル)を介して通信可能に接続される。これにより、コンピューター200から送信された画像データに基づき印刷を行うことができる(プリント)。さらに、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データをコンピューター200に送信することもできる(スキャナ)。さらに、たとえば、通信部114にモデムなどを内蔵してもよく、この場合、電話回線などのネットワークを介して、外部のファックス装置300とファックス通信を行うことができる(ファックス)。
主制御部110に接続される操作パネル101は、表示制御部17を有する。表示制御部17は、CPUやICなどからなり、液晶表示部11の表示動作を制御する。また、表示制御部17は、液晶表示部11(タッチパネル)に表示されたソフトキーがユーザーによって押下されると、タッチパネルの出力を受けて押下位置の座標を特定する。これによって、液晶表示部11に対してユーザーが押下した位置(選択したソフトキー)が特定される。たとえば、タッチパネルの出力と押下位置の座標との対応を示すテーブルなどのデータは、記憶部18(あるいは、記憶部113)に記憶される。なお、表示制御部17の機能を主制御部110に持たせてもよい。
この操作パネル101は、ログインのためのユーザー認証の入力操作(ユーザー名およびパスワードの入力操作)をユーザーから受け付ける。たとえば、操作パネル101に設けられたシステムメニューキー19(図2参照)がユーザーに押下されると、液晶表示部11は、ユーザー認証という項目を含む種々の設定項目を羅列表示する。そして、ユーザー認証をユーザーが選択(押下)すれば、液晶表示部11は、図5に示すようなユーザー認証画面A(ユーザー名およびパスワードの入力操作をユーザーから受け付けるための画面)を表示する。
ユーザー認証画面Aには、「キーボード」というソフトキーSK1およびSK2が設けられている。液晶表示部11は、ソフトキーSK1がユーザーによって押下されると、図6に示すようなユーザー名入力画面B1(複数のソフトキーからなるキーボードKBを含む画面)を表示し、ソフトキーSK2がユーザーによって押下されると、図7に示すようなパスワード入力画面B2(複数のソフトキーからなるキーボードKBを含む画面)を表示する。
これによって、ユーザーは、各入力画面(ユーザー名入力画面B1およびパスワード入力画面B2)のキーボードKBを使って、ユーザー名およびパスワードを入力することができる。なお、ユーザー名およびパスワードはどのような順番で入力を行ってもよい。たとえば、ユーザー名入力画面B1においてユーザー名の入力が終わった後、「パスワード」というソフトキーSK3を押下すると、パスワード入力画面B2に移行し、引き続き、パスワードの入力を行うことができる。また、パスワード入力画面B2においてパスワードの入力が終わった後、「ユーザー名」というソフトキーSK4を押下すると、ユーザー名入力画面B1に移行し、引き続き、ユーザー名の入力を行うことができる。
ユーザーは、各入力画面(ユーザー名入力画面B1およびパスワード入力画面B2)での入力操作を終えた後、「OK」というソフトキーSK5を押下する。これにより、液晶表示部11は、図8に示すように、ユーザー名およびパスワードが入力されたユーザー認証画面Aを表示する。
この後、ユーザー認証画面Aの「ログイン」というソフトキーSK6がユーザーによって押下されると、主制御部110は、新たに入力されたユーザー情報(ユーザー名およびパスワード)が認証可能なユーザー情報か否かを判断する。たとえば、主制御部110は、新たに入力されたユーザー情報が予め登録されたユーザー情報と合致するか否かを判断し、合致した場合にログインを許可する。この主制御部110による認証判断の基となるユーザー情報は、認証を受けるユーザーが予め登録しておいたユーザー情報であり、たとえば、記憶部113に記憶されている。
また、ユーザーは、ログアウトする場合、操作パネル101に設けられたログアウトキー20(図2参照)を押下する。
なお、ユーザー名入力画面B1において、ダイアクリティカルマーク(たとえば、ウムラウト記号など)を有する文字を使用したいと考えるユーザーは、たとえば、ソフトキーSK7を押下する。このソフトキーSK7がユーザーによって押下されると、図9に示すように、キーボードKBの種類が切り換わり、ダイアクリティカルマークを有する文字が入力可能となる。これにより、ユーザーは、ダイアクリティカルマークを有する文字を含むユーザー名を入力することができる。したがって、たとえば、ドイツ語圏やフランス語圏などで使用される名前をユーザー名とすることが可能となる。さらに、図示しないが、ロシア語圏で使用されるキリル文字に対応したキーボードに切り換え可能になっていてもよいし、他の言語圏で使用される文字に対応したキーボードに切り換え可能になっていてもよい。
また、操作パネル101は、各種ジョブの実行に際して、実行するジョブに関する設定値の設定指示をユーザーから受け付ける。具体的には、コピーを例にとると、ユーザーがコピーキー14を押下することによって、液晶表示部11は、コピーに関する設定値の設定指示を受け付けるための設定画面(ソフトキーとしての設定キーやメッセージなど)を表示する。これにより、ユーザーは、設定画面を見ながら、操作パネル101に対して、コピーに関する設定値の設定指示を行う(液晶表示部11に表示されたソフトキーとしての設定キーやハードキーとしてのテンキー12を押下することで設定を行う)ことができる。
なお、各種ジョブの実行に際して設定可能な設定項目は多数ある。たとえば、コピーの実行に際して設定可能な設定項目としては、用紙選択、縮小/拡大、濃度、両面/分割、ページ集約、ソート/仕分け、原稿サイズ、原稿セット向き、原稿サイズ混載、排紙先、ステープル、カラー選択、原稿画質、エコプリント、色相調整、カラーバランス、シャープネス、地色調整、うら写り防止、彩度、とじしろ、連続読み込み、自動画像回転、ジョブ終了通知、文書名入力、優先印刷、および、割り込みコピーなどである。また、コピー以外の他のジョブについても、実行に際して設定可能な設定項目は多数ある。
そして、操作パネル101は、実行するジョブに関する設定値の設定をユーザーが終えた後、ジョブの開始指示をユーザーから受け付ける。たとえば、液晶表示部11は、ソフトキーとしてのスタートキーを表示する。これにより、ユーザーは、液晶表示部11に表示されたソフトキーとしてのスタートキーを押下することによって、設定値を設定したジョブの実行を開始することができる。あるいは、ハードキーとしてのスタートキー13をユーザーが押下した場合にも、ジョブの実行が開始される。
このように、操作パネル101は、種々の入力操作をユーザーから受け付けるため、設定画面などの種々の操作画面を液晶表示部11に表示する。
ここで、操作パネル101は、同一内容の操作画面を複数種の画面レイアウトで液晶表示部11に表示することができる。言い換えると、ユーザーは、複数種の画面レイアウトのうちから所望の画面レイアウトを選択し、その選択した画面レイアウトが操作画面の画面レイアウトとなるように変更することができる。一例を挙げると、操作画面のソフトキーサイズ(認識領域の大きさ)、操作画面の表示色、および、操作画面のフォントサイズなどが変更可能になっている。
なお、複数種の画面レイアウトで操作画面を表示するための操作画面情報は、記憶部18(あるいは、記憶部113)に記憶されている。そして、表示制御部17(あるいは、主制御部110)は、操作画面情報を読み出し、ユーザーが選択した画面レイアウトで操作画面を液晶表示部11に表示させる。
たとえば、ユーザーは、複数種の画面レイアウトから所望の画面レイアウトを選択する際、システムメニューキー19を押下する。これによって、液晶表示部11は、設定可能な設定項目を表示する。このときに液晶表示部11が表示する設定項目としては、言語設定や時刻設定など複数あるが、その複数の設定項目の中に、画面レイアウト(ソフトキーサイズ、表示色およびフォントサイズ)に関する設定項目もある。
ユーザーがソフトキーサイズに関する設定項目を選択(押下)すれば、液晶表示部11は、操作画面のソフトキーサイズを設定するための画面を表示する。この操作画面のソフトキーサイズを設定するための画面には、たとえば、互いに異なるソフトキーサイズが表記された複数のソフトキーが表示される。そして、互いに異なるソフトキーサイズが表記された複数のソフトキーのうちの所定のソフトキーがユーザーによって選択(押下)されると、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、操作画面のソフトキーサイズを、ユーザーが選択(押下)したソフトキーに表記されたソフトキーサイズに設定する。
コピーに関する設定画面を例にとると、ユーザーが通常サイズ(デフォルトサイズ)を選択していれば、液晶表示部11は、図10に示すように、通常サイズのソフトキーSKを配した設定画面S1を表示する。その一方、ユーザーが通常サイズよりも大きい大サイズを選択していれば、液晶表示部11は、図11に示すように、大サイズのソフトキーSKを配した設定画面S2を表示する。たとえば、大サイズのソフトキーSKは、通常サイズのソフトキーに比べて2ドット分だけ大きくなっている。なお、図10および図11に示す設定画面S1およびS2は、原稿セット向きを設定するための設定画面である。
また、ユーザーが表示色に関する設定項目を選択(押下)すれば、液晶表示部11は、操作画面の表示色を設定するための画面を表示する。この操作画面の表示色を設定するための画面には、たとえば、互いに異なる色が付された複数のソフトキーが表示される。そして、互いに異なる色が付された複数のソフトキーのうちの所定のソフトキーがユーザーによって選択(押下)されると、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、操作画面の表示色を、ユーザーが選択(押下)したソフトキーに付された色に設定する。
たとえば、図12に示すようなコピーに関する設定画面S3では、設定画面S3の一部分(図中の符号P1が付された網掛け部分)の表示色がユーザーの選択した色になる。また、図13に示すような送信に関する設定画面S4では、設定画面S4の一部分(図中の符号P2が付された網掛け部分)の表示色がユーザーの選択した色になる。また、図14に示すようなボックスに関する設定画面S5では、設定画面S5の一部分(図中の符号P3が付された網掛け部分)の表示色がユーザーの選択した色になる。なお、この場合、赤色、青色、黄色、緑色、紫色、茶色、オレンジ色およびピンク色など様々な色を表示色として設定することができる。
また、ユーザーがフォントサイズに関する設定項目を選択(押下)すれば、液晶表示部11は、操作画面のフォントサイズを設定するための画面を表示する。この操作画面のフォントサイズを設定するための画面には、たとえば、互いに異なるフォントサイズが表記された複数のソフトキー(たとえば、「小(デフォルトサイズ)」、「中」および「大」の3種類のソフトキー)が表示される。そして、互いに異なるフォントサイズが表記された複数のソフトキーのうちの所定のソフトキーがユーザーによって選択(押下)されると、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、操作画面のフォントサイズを、ユーザーが選択(押下)したソフトキーに表記されたフォントサイズに設定する。
コピーに関する設定画面を例にとると、ユーザーが「小(デフォルトサイズ)」を選択していれば、液晶表示部11は、図12に示したように、フォントサイズが比較的小さい設定画面S3を表示する。また、ユーザーが「大」を選択していれば、液晶表示部11は、図15に示すように、フォントサイズが大きくされた設定画面S6(ユニバーサルデザインに適応した設定画面)を表示する。
ところで、1台の画像形成装置100を複数のユーザーで利用する環境(たとえば、オフィスなど)においては、操作画面の画面レイアウトの設定が頻繁に変更され易い。たとえば、国籍(人種)が互いに異なる日本人およびアメリカ人の各ユーザーが1台の画像形成装置100を共用しているとする。この場合、日本人のユーザーは、操作画面のソフトキーサイズを通常サイズに設定することが多いのに対して、日本人のユーザーよりも体格(指の太さなど)が大きくなる傾向があるアメリカ人のユーザーは、操作画面のソフトキーサイズを大サイズに設定することが多いと考えられる。
このように、操作画面のソフトキーサイズが頻繁に設定変更されると、アメリカ人のユーザーが利用した後の画像形成装置100を日本人のユーザーが利用する場合や、日本人のユーザーが利用した後の画像形成装置100をアメリカ人のユーザーが利用する場合などにおいて、後のユーザーからすれば、操作画面のソフトキーサイズが使い勝手の悪い設定になっていることが多々ある。この場合、操作画面のソフトキーサイズを自身にとって使い勝手が良い設定に変更するためには、数々の操作を操作パネル101に対して行わなければならないので、煩わしく、利便性が悪い。特に、画像形成装置100の扱いに慣れていないユーザーにとっては負担が大きく、自身の所望する設定に変更できない恐れがある。
上述したような不都合は、性別や年代が互いに異なる複数のユーザーが1台の画像形成装置100を共用する場合にも起こり得る。
たとえば、男女の体格差を考慮すると、男性ユーザーは、操作画面のソフトキーサイズを大サイズに設定することが多く、女性ユーザーは、操作画面のソフトキーサイズを通常サイズに設定することが多いと考えられる。また、年代による運動能力や視力の衰えを考慮すると、年齢が高いユーザーは、操作画面のソフトキーサイズを大サイズに設定することが多く、年齢が低いユーザーは、操作画面のソフトキーサイズを通常サイズに設定することが多いと考えられる。このため、1台の画像形成装置100を共用する複数のユーザーが同じ国籍(人種)であったとしても、ユーザーの利便性が悪くなる、という不都合が生じる。
また、操作画面の表示色についても、頻繁に設定変更される。たとえば、韓国では赤色が好まれるので、韓国人のユーザーは、操作画面の表示色を赤色に設定したいと考え、オランダではオレンジ色が好まれるので、オランダ人のユーザーは、操作画面の表示色をオレンジ色に設定したいと考えることが多い。また、多くの国(たとえば、日本)においては、男性は青色などで表現され、女性は赤色やピンク色などで表現されるので、男性ユーザーは、操作画面の表示色を青色などに設定したいと考え、女性ユーザーは、操作画面の表示色を赤色やピンク色などに設定したいと考えることが多い。また、好まれる色は年代によっても異なり、年齢が高いユーザーは、操作画面の表示色を渋い色に設定したいと考え、年齢が低いユーザーは、操作画面の表示色を明るい色に設定したいと考えることが多い。
さらに、操作画面のフォントサイズに関して言えば、年齢が高いユーザーは、操作画面のフォントサイズを大サイズに設定したいと考えることが多い一方で、年齢が低いユーザーは、操作画面のフォントサイズを大サイズに設定したいと考えることは少ない。
これらのことから、操作画面の表示色やフォントサイズについても頻繁に設定変更されるので、ユーザーの利便性が悪くなる、という不都合が生じ易い。
このような不都合を解消する方法としては、ログインユーザーの登録時に画面レイアウトの設定をユーザーごとに予め記憶できるようにし、ログインしたユーザーが画像形成装置100を利用する際に、ユーザーに応じて画面レイアウトの設定を変更する、という方法が考えられる。しかし、この方法を採用したとしても、ユーザーは、ログインユーザーの登録時に、画面レイアウトの設定操作を行わなければならない。したがって、画像形成装置100の扱いに慣れていないユーザーの負担は、それほど軽減されない。
このため、本実施形態では、ログインのためのユーザー認証時に入力されたユーザー名に応じて、画面レイアウト(操作画面のソフトキーサイズ、表示色およびフォントサイズ)の設定内容が自動的に変更されるようになっている。
具体的には、本実施形態では、複数種の画面レイアウトを、国別、男女別および年代別に分類して記憶部18(あるいは、記憶部113)に記憶させている。また、記憶部113(あるいは、記憶部18)には、判別情報D1、D2およびD3が記憶されている。なお、判別情報D1は、ユーザー名(ログインのためのユーザー認証時に入力された文字列)に対応する国(たとえば、ユーザー名を入力したユーザーの国籍(人種))を判別するための判別情報である。判別情報D2は、ユーザーの性別をユーザー名から判別するための判別情報である。判別情報D3は、ユーザーの年代をユーザー名から判別するための判別情報である。そして、主制御部110は、ユーザー名と判別情報D1〜D3とに基づいて、ユーザー名に対応する国や、そのユーザー名を入力したユーザーの性別および年代を判別し、その判別結果に応じた画面レイアウトで操作画面が液晶表示部11に表示されるように設定する。
ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報D1は、たとえば、ユーザー名の文字または文字に付された記号(ダイアクリティカルマーク)から国を判別するための判別情報D1−1、ユーザー名の記し方の法則から国を判別するための判別情報D1−2、および、国別の名前の使用頻度順位とユーザー名とを比較して国を判別するための判別情報D1−3、のうちの少なくとも1つを含んでいる。以下、図16〜図18を参照して、判別情報D1−1〜D1−3について説明する。なお、以下に述べる言語(英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語および日本語)は一例であって、これら以外の多数の言語(たとえば、中国語、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語など)に関する情報が各判別情報D1−1〜D1−3に含まれていてもよい。
まず、図16を参照して、判別情報D1−1について説明する。
たとえば、ドイツ語では、ウムラウト記号が付された文字が使用される。また、フランス語では、グレイヴ・アクセント記号(他に、アキュート・アクセント記号、サーカムフレックス記号、セディーユ記号などがある)が付された文字が使用される。また、ロシア語では、キリル文字が使用される。また、日本語では、平仮名やカタカナが使用される。
そこで、判別情報D1−1では、ウムラウト記号が付された文字とドイツ語圏の国とを関連付けている。また、グレイヴ・アクセント記号などが付された文字はフランス語圏の国と関連付けている。また、キリル文字はロシア語圏の国と関連付けている。また、平仮名やカタカナは日本語圏の国(すなわち、日本)と関連付けている。
これにより、主制御部110は、ウムラウト記号が付された文字がユーザー名に含まれている場合、そのユーザー名に対応する国をドイツ語圏の国と判別する。また、グレイヴ・アクセント記号などが付された文字がユーザー名に含まれている場合には、そのユーザー名に対応する国をフランス語圏の国と判別する。また、キリル文字がユーザー名に含まれている場合には、そのユーザー名に対応する国をロシア語圏の国と判別する。また、平仮名やカタカナがユーザー名に含まれている場合には、そのユーザー名に対応する国を日本語圏の国(すなわち、日本)と判別する。
次に、図17を参照して、判別情報D1−2について説明する。
たとえば、英語圏の国では、ファーストネームの最初の文字がラテンアルファベットの大文字で表記される。さらに、ファミリーネームの最後に「Jr.」を付ける場合がある。また、ドイツ語圏の国では、ファミリーネームの前に「von」を付ける場合がある。また、フランス語圏の国では、ファミリーネームの前に「de」を付ける場合がある。
そこで、判別情報D1−2では、最初の文字がラテンアルファベットの大文字である文字列や「Jr.」を含む文字列と英語圏の国とを関連付けている。また、「von」を含む文字列はドイツ語圏の国と関連付けている。また、「de」を含む文字列はフランス語圏の国と関連付けている。
これにより、主制御部110は、ユーザー名の最初の文字がラテンアルファベットの大文字である場合やユーザー名に「Jr.」が含まれている場合、そのユーザー名に対応する国を英語圏の国と判別する。また、ユーザー名に「von」が含まれている場合には、そのユーザー名に対応する国をドイツ語圏の国と判別する。また、ユーザー名に「de」が含まれている場合には、そのユーザー名に対応する国をフランス語圏の国と判別する。
次に、図18を参照して、判別情報D1−3について説明する。
たとえば、英語を公用語とするアメリカでは、男性のファーストネームとして、「James」が最も多く使用され、「John」が2番目に多く使用され、「Robert」が3番目に多く使用される。女性のファーストネームとしては、「Mary」が最も多く使用され、「Patricia」が2番目に多く使用され、「Linda」が3番目に多く使用される。ファミリーネームとしては、「Smith」が最も多く使用され、「Johnson」が2番目に多く使用され、「Williams」が3番目に多く使用される。そこで、判別情報D1−3では、先述した各文字列に関連付ける国をアメリカとしている。
さらに、別の例を挙げると、日本語を公用語とする日本では、名字(ファミリーネーム)として、「佐藤(さとう、サトウ、Satou)」が最も多く使用され、「鈴木(すずき、スズキ、Suzuki)」が2番目に多く使用され、「高橋(たかはし、タカハシ、Takahashi)」が3番目に多く使用される。したがって、これら各文字列に関連付ける国を日本としている。
これにより、主制御部110は、たとえば、ユーザー名に「Smith」が含まれている場合、そのユーザー名に対応する国をアメリカと判別する。また、ユーザー名に「佐藤(さとう、サトウ、Satou)」が含まれている場合には、そのユーザー名に対応する国を日本と判別する。
ところで、英語を公用語とする国(英語圏の国)は、アメリカ、イギリス、カナダおよびオーストラリアなどが挙げられる。また、ドイツ語を公用語とする国(ドイツ語圏の国)は、ドイツ、オーストリア、ベルギーおよびスイスなどが挙げられる。また、フランス語を公用語とする国(フランス語圏の国)は、フランス、ベルギーおよびスイスなどが挙げられる。また、これら以外の言語についても、複数の国で公用語として使われることが多い。このため、判別情報D1−1や判別情報D1−2だけでは、ユーザー名に対応する言語圏が判別できたとしても、ユーザー名に対応する具体的な国までは判別できない可能性がある。
しかし、判別情報D1−3は、国別の名前の使用頻度順位とユーザー名とを比較して国を判別するための情報である。このため、少なくとも判別情報D1−3を使うようにすれば、主制御部110は、ユーザー名に対応する具体的な国を判別することができる。このため、好ましくは、主制御部110は、ユーザー名に対応する国を判別する際に、少なくとも判別情報D1−3を含む全ての判別情報D1−1〜D1−3を読み出す。
なお、たとえば、ユーザー名に平仮名やカタカナが含まれていれば、判別情報D1−1だけでも、ユーザー名に対応する国が日本であると判別できる。言い換えると、ユーザー名に含まれる文字や記号(あるいは、記し方の法則)が1カ国だけで通用する場合には、判別情報D1−1(あるいは、判別情報D1−2)だけでも、ユーザー名に対応する国を判別することができる。
次に、図19を参照して、ユーザーの性別をユーザー名から判別するための判別情報D2の一例について説明する。この判別情報D2は、各国で使用される名前に含まれる男女別の特徴的な文字とユーザー名とを比較して性別を判別するための情報である。
たとえば、日本の男性の名前(ファーストネーム)では、名前の最後の文字が「郎」や「男」となる場合が多い。一方で、日本の女性の名前(ファーストネーム)では、名前の最後の文字が「子」や「美」となる場合が多い。そこで、判別情報D2では、「郎」や「男」を含む文字列と男性とを関連付け、「子」や「美」を含む文字列と女性とを関連付けている。
これにより、主制御部110は、たとえば、ユーザー名に「郎」や「男」が含まれている場合、そのユーザー名を入力したユーザーが男性であると判別する。また、ユーザー名に「子」や「美」が含まれている場合には、そのユーザー名を入力したユーザーが女性であると判別する。
判別情報D2を用いると、ユーザー名を入力したユーザーの性別だけでなく、ユーザー名に対応する国も判別することができる。すなわち、たとえば、ユーザー名に「男」や「美」などが含まれていれば、そのユーザー名に対応する国が日本であると判別することができる。このことから、判別情報D2は、ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報D1であるとも言える。
なお、判別情報D1−3(図18参照)のアメリカのテーブルにおいては、名前(ファーストネーム)を男女別に分類している。したがって、この判別情報D1−3を用いれば、ユーザー名を入力したユーザーの性別も判別することができる。すなわち、たとえば、ユーザー名に「James」が含まれていれば、そのユーザー名を入力したユーザーが男性であると判別することができる。このことから、判別情報D1−3は、ユーザーの性別をユーザー名から判別するための判別情報D2であるとも言える。
次に、図20を参照して、ユーザーの年代をユーザー名から判別するための判別情報D3の一例について説明する。この判別情報D3は、各国における年代別の名前の使用頻度順位とユーザー名とを比較して年代を判別するための情報である。
たとえば、日本では、1950年生まれの男性の名前(ファーストネーム)として、「博」が最も多く使用され、「茂」が2番目に多く使用され、「隆」が3番目に多く使用されている。一方、2010年生まれの男性の名前(ファーストネーム)として、「大翔」が最も多く使用され、「悠真」が2番目に多く使用され、「翔」が3番目に多く使用されている。
また、1950年生まれの女性の名前(ファーストネーム)としては、「和子」が最も多く使用され、「洋子」が2番目に多く使用され、「幸子」が3番目に多く使用されている。一方、2010年生まれの女性の名前としては「さくら」が最も多く使用され、「結愛」が2番目に多く使用され、「莉子」が3番目に多く使用されている。
このように、名前(ファーストネーム)の使用頻度は男女共に年代によって異なる。そこで、判別情報D3では、年代別の名前の使用頻度に基づいて、ユーザー名を入力したユーザーの年代を判別できるようにしている。たとえば、主制御部110は、ユーザー名に「博」が含まれていれば、そのユーザー名を入力したユーザーの年齢が高いと判別し、ユーザー名に「結愛」が含まれていれば、そのユーザー名を入力したユーザーの年齢が低いと判別する。
判別情報D3を用いると、ユーザー名を入力したユーザーの年代だけでなく、ユーザー名に対応する国や、そのユーザー名を入力したユーザーの性別も判別することができる。すなわち、たとえば、ユーザー名に「悠真」が含まれていれば、そのユーザー名を入力したユーザーが日本人の男性であると判別することができる。このことから、判別情報D3は、ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報D1、および、ユーザーの性別をユーザー名から判別するための判別情報D2であるとも言える。
以下に、図21を参照して、主制御部110が画面レイアウトの設定を自動的に変更するときの動作について説明する。
まず、図21のフローのスタート時点では、ログインのためのユーザー認証の入力操作(ユーザー名およびパスワードの入力操作)がユーザーによって行われているとする。そして、ユーザーによって新たに入力されたユーザー情報(ユーザー名およびパスワード)を主制御部110が認証したときに、図21のフローがスタートする。
ステップS1において、主制御部110は、ユーザー認証時に入力されたユーザー名と判別情報D1〜D3のうちの少なくとも1つの判別情報とに基づいて、ユーザー名に対応する国(ユーザー名を入力したユーザーの国籍(人種))、ユーザー名を入力したユーザーの性別および年代の判別を開始する。
ステップS2において、主制御部110は、ユーザー名に対応する国の判別ができたか否かを判断する。そして、ユーザー名に対応する国の判別ができた場合には、ステップS3に移行する。一方で、ユーザー名に対応する国の判別ができなかった場合には、画面レイアウトの設定変更は行わずに終了する。
ステップS3に移行すると、主制御部110は、ユーザー名を入力したユーザーの性別の判別ができたか否かを判断する。そして、ユーザー名を入力したユーザーの性別の判別ができた場合には、ステップS4に移行する。一方で、ユーザー名を入力したユーザーの性別が判別できなかった場合には、ステップS6に移行する。
ステップS4に移行すると、主制御部110は、ユーザー名を入力したユーザーの年代の判別ができたか否かを判断する。そして、ユーザー名を入力したユーザーの年代の判別ができた場合には、ステップS5に移行する。一方で、ユーザー名を入力したユーザーの年代の判別ができなかった場合には、ステップS7に移行する。
ステップS5に移行すると、主制御部110は、ユーザー名に対応した国、ユーザー名を入力したユーザーの性別および年代に応じて、操作画面の画面レイアウトの設定変更を行う。すなわち、主制御部110は、操作画面のソフトキーサイズ、表示色およびフォントサイズを、ユーザーの個性に合った設定に変更する。
なお、ステップS3からステップS6に移行した場合には、主制御部110は、ユーザー名に対応した国に応じて、操作画面の画面レイアウトの設定変更を行う。すなわち、この場合、主制御部110は、ユーザーの性別および年代を操作画面の画面レイアウトの設定に反映しない。
また、ステップS4からステップS7に移行した場合には、主制御部110は、ユーザー名に対応した国およびユーザー名を入力したユーザーの性別に応じて、操作画面の画面レイアウトの設定変更を行う。すなわち、この場合、主制御部110は、ユーザーの年代を操作画面の画面レイアウトの設定に反映しない。
図21に示したフローが終了した後、操作パネル101がログアウトの指示をユーザーから受け付けた場合(ログアウトキー20がユーザーによって押下された場合)、主制御部110は、ユーザー名と判別情報D1〜D3とに基づいた設定内容をリセットする。
ところで、本実施形態の構成において、ログインする旨の指示をユーザーから受け付けたとき、予め登録されたユーザーアイコンを表示し、そのユーザーアイコンをユーザーに選択(押下)してもらうことによって、ユーザー認証を開始するようにしてもよい。
たとえば、操作パネル101は、ログインする旨の指示をユーザーから受け付けると、図22に示すように、複数のユーザーアイコン10が配されたログインユーザー選択画面S7を液晶表示部11に表示する。そして、ユーザーは、複数のユーザーアイコン10から、自身のユーザーアイコン10を選択(押下)する。これにより、主制御部110は、ユーザー認証を開始する。
ここで、ユーザーは、デフォルトのユーザーアイコンから、自身に合ったユーザーアイコンに設定変更することができる。たとえば、システムメニューキー19がユーザーによって押下されると、液晶表示部11は、ユーザーアイコンに関する設定項目を含む複数の設定項目を表示する。そして、ユーザーがユーザーアイコンに関する設定項目を選択(押下)すれば、液晶表示部11は、図23に示すようなユーザーアイコン設定画面S8(図24に示すようなユーザーアイコン設定画面S9)を表示する。このユーザーアイコン設定画面S8(S9)には、設定可能な複数のユーザーアイコン10が羅列される。このとき、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、ユーザー名に対応する国、ユーザーの性別および年代を判別し、その判別した結果に応じて、複数のユーザーアイコン10の並び順を変更する。
たとえば、主制御部110(あるいは、表示制御部17)が判別した国がアメリカであったとする。この場合、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、図23に示すように、アメリカに関連するユーザーアイコン10(たとえば、星条旗の絵柄が付されたユーザーアイコン10aや星の絵柄が付されたユーザーアイコン10bなど)の並び順が上位になるように設定する。
一方で、主制御部110(あるいは、表示制御部17)による判別の結果、ユーザー名に対応する国が日本で、かつ、ユーザーが女性であったとする。この場合、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、図24に示すように、日本人の女性に関連するユーザーアイコン10(たとえば、黒髪の女性の絵柄が付されたユーザーアイコン10c、日の丸の絵柄が付されたユーザーアイコン10d、および、花の絵柄が付されたユーザーアイコン10eなど)の並び順が上位になるように設定する。
なお、主制御部110は、操作画面の画面レイアウトの設定変更に際して、ユーザー名に対応する国、ユーザーの性別および年代を判別し、記憶部113(あるいは、記憶部18)に記憶させる。したがって、主制御部110は、ユーザーアイコン設定画面S8(S9)でのユーザーアイコン10の並び順を設定する際に、記憶部113に既に記憶された判別結果を使うことができる。
また、本実施形態の構成において、アドレス帳の登録番号が自動的に割り当てられるようになっていてもよい。
たとえば、操作パネル101は、メールアドレス(登録情報)の登録指示をユーザーから受け付けると、図25に示すように、アドレス帳登録画面S10を液晶表示部11に表示する。このアドレス帳登録画面S10において、登録番号(Address Number)の欄Cが自動(AUTO)になっていれば、ユーザーが入力したメールアドレスに対して自動的に登録番号が割り当てられる。これにより、図26に示すアドレス帳画面S11(図27に示すアドレス帳画面S12)のように、メールアドレスおよびそのメールアドレスに割り当てられた登録番号が合わせて登録される。このとき、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、ユーザー名に対応する国を判別し、その判別した国に応じて、メールアドレスに割り当てる登録番号を決定する。
たとえば、アメリカでは、「13」は不吉な数字とされている。このため、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、ユーザー名に対応する国がアメリカであるとき、図26に示すように、「13」という数字は登録番号として設定しない。すなわち、「13」を飛ばして、「12」→「14」という並びにする。
また、日本では、「4」や「9」は不吉な数字とされている。このため、主制御部110(あるいは、表示制御部17)は、ユーザー名に対応する国が日本であるとき、図27に示すように、「4」や「9」を含む数字は登録番号として設定しない。すなわち、たとえば、「4」を飛ばして、「3」→「5」という並びにする。また、図示しないが、「14」を飛ばして、「13」→「15」という並びにする。
本実施形態では、上記のように、主制御部110は、ユーザー名と判別情報D1とに基づきユーザー名に対応する国(たとえば、ユーザー名を入力したユーザーの国籍(人種))を判別するとともに、その判別した国に応じた画面レイアウトで操作パネル101に操作画面を表示させる。これにより、ユーザーからすると、ユーザー名を入力するだけで、自身に合った画面レイアウトで操作パネル101に操作画面が表示される。したがって、本実施形態では、ユーザーが行う操作(操作画面の画面レイアウトの設定変更に関する操作)を減らすことができるので、ユーザーの利便性が向上する。特に、複数のユーザーが同一の画像形成装置100を利用する環境(操作画面の画面レイアウトに関する設定変更が頻繁に行われる環境)において、著しい効果を奏する。
また、本実施形態では、上記のように、ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報D1は、ユーザー名の文字または文字に付された記号から国を判別するための判別情報D1−1、ユーザー名の記し方の法則から国を判別するための判別情報D1−2、および、国別の名前の使用頻度順位とユーザー名とを比較して国を判別するための判別情報D1−3、のうちの少なくとも1つの情報を含む。このような判別情報D1−1〜D1−3を用いると、容易に、ユーザー名に対応する国を判別することができる。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、判別情報D1だけでなく、ユーザーの性別をユーザー名から判別するための判別情報D2およびユーザーの年代をユーザー名から判別するための判別情報D3を用い、ユーザー名に対応する国、ユーザーの性別および年代を判別し、その判別した国、性別および年代に応じた画面レイアウトで操作パネル101に操作画面を表示させる。このように構成すれば、より一層、操作画面の画面レイアウトがユーザーに合ったものとなる。したがって、ユーザーが行う操作(操作画面の画面レイアウトの設定変更に関する操作)をさらに減らすことができる。
具体的には、主制御部110は、ユーザー名と判別情報D1〜D3とに基づいて判別した結果に応じて、操作画面のソフトキーサイズ、表示色およびフォントサイズを変更する。このように構成すれば、操作画面のソフトキーサイズがユーザーにとって使い難いサイズとはならない。また、操作画面の表示色がユーザーにとって不快な色とはならない。さらに、操作画面のフォントサイズがユーザーにとって見難いサイズとはならない。すなわち、操作画面の画面レイアウトがユーザーに合ったものとなる。これにより、ユーザーが行う操作(操作画面のソフトキーサイズ、表示色およびフォントサイズの各設定変更に関する操作)を減らすことができる。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル101は、ユーザーアイコン10の登録を受け付けるため、複数のユーザーアイコン10を羅列したアイコン登録画面S8(S9)を表示し、主制御部110は、ユーザー名と判別情報D1〜D3とに基づいて判別した結果に応じて、アイコン登録画面S8(S9)での複数のユーザーアイコン10の並び順を変更する。この場合、主制御部110は、複数のユーザーアイコン10のうち、ユーザー名を入力したユーザーに関連するユーザーアイコン10の並び順を上位にする。このように構成すれば、ユーザーがユーザーアイコン10を登録するとき、ユーザーに合ったユーザーアイコン10が他のユーザーアイコン10よりも見易い位置に配される。これにより、ユーザーがユーザーアイコン10を登録するときの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、ユーザー名と判別情報D1〜D3とに基づいて判別した国に応じて、登録情報に割り当てる登録番号を決定する。このように構成すれば、登録情報の登録に関して、ユーザーが行う操作を減らすことができる。したがって、ユーザーの利便性が向上する。この場合、たとえば、ユーザーにとって不快な数字が登録情報の登録番号として割り当てられることはない。したがって、ユーザーが登録情報を登録した後、ユーザーに登録番号を変更してもらう必要はない。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル101は、ログインのためのユーザー認証画面Aを表示し、主制御部110は、ユーザー認証画面Aに入力されたユーザー名と判別情報D1〜D3とに基づいて判別動作を行う。このように構成すれば、ユーザーからすると、ログインするだけで、設定操作を別途行うことなく、設定内容を自身が使い易い設定にすることができる。すなわち、このように構成することによって、ユーザーの利便性をさらに向上させることができる。なお、ユーザーは、操作パネル101に設けられたログアウトキー20を押下するだけで、ユーザー認証画面Aに入力されたユーザー名と判別情報D1〜D3とに基づいた設定内容をリセットすることができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
17 表示制御部(制御部)
18、113 記憶部
20 ログアウトキー
100 画像形成装置
101 操作パネル(操作表示部)
110 主制御部(制御部)
D1、D2、D3 判別情報
18、113 記憶部
20 ログアウトキー
100 画像形成装置
101 操作パネル(操作表示部)
110 主制御部(制御部)
D1、D2、D3 判別情報
Claims (12)
- ユーザー名の入力操作を受け付けるとともに、国別に分類される複数種の画面レイアウトで操作画面を表示する操作表示部と、
前記複数種の画面レイアウトで操作画面を表示するための操作画面情報、および、前記ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報、を記憶する記憶部と、
前記ユーザー名と前記判別情報とに基づき前記ユーザー名に対応する国を判別するとともに、前記判別した国に応じた画面レイアウトで前記操作表示部に操作画面を表示させる制御部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ユーザー名に対応する国を判別するための判別情報は、前記ユーザー名の文字または文字に付された記号から国を判別するための情報、前記ユーザー名の記し方の法則から国を判別するための情報、および、国別の名前の使用頻度順位と前記ユーザー名とを比較して国を判別するための情報、のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数種の画面レイアウトは、男女別にさらに分類され、
前記判別情報は、ユーザーの性別を前記ユーザー名から判別するための情報を含み、
前記制御部は、前記ユーザー名と前記判別情報とに基づいて、前記ユーザー名に対応する国および前記ユーザー名を入力したユーザーの性別を判別し、前記判別した国および性別に応じた画面レイアウトで前記操作表示部に操作画面を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 前記複数種の画面レイアウトは、年代別にさらに分類され、
前記判別情報は、ユーザーの年代を前記ユーザー名から判別するための情報を含み、
前記制御部は、前記ユーザー名と前記判別情報とに基づいて、前記ユーザー名に対応する国および前記ユーザー名を入力したユーザーの年代を判別し、前記判別した国および年代に応じた画面レイアウトで前記操作表示部に操作画面を表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記ユーザー名と前記判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、前記操作表示部に表示する操作画面のソフトキーサイズを変更することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ユーザー名と前記判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、前記操作表示部に表示する操作画面の表示色を変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ユーザー名と前記判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、前記操作表示部に表示する操作画面のフォントサイズを変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記操作表示部は、ユーザーアイコンの登録を受け付けるため、複数のユーザーアイコンを羅列したアイコン登録画面を表示し、
前記制御部は、前記ユーザー名と前記判別情報とに基づいて判別した結果に応じて、前記アイコン登録画面での前記複数のユーザーアイコンの並び順を変更することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記複数のユーザーアイコンのうち、前記ユーザー名を入力したユーザーに関連するユーザーアイコンの並び順を上位にすることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ユーザー名と前記判別情報とに基づいて判別した国に応じて、登録情報に割り当てる登録番号を決定することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記操作表示部は、ログインのためのユーザー認証画面を表示し、
前記制御部は、前記ユーザー認証画面に入力されたユーザー名と前記判別情報とに基づいて判別動作を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記操作表示部は、ログアウトの指示を受け付けるためのログアウトキーを有し、
前記制御部は、前記操作表示部がログアウトの指示を受け付けたとき、前記ユーザー認証画面に入力されたユーザー名と前記判別情報とに基づいた設定内容をリセットすることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011163022A JP2013025290A (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011163022A JP2013025290A (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013025290A true JP2013025290A (ja) | 2013-02-04 |
Family
ID=47783647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011163022A Withdrawn JP2013025290A (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013025290A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014192687A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Ricoh Co Ltd | 画像処理システム、操作部、制御方法及びプログラム |
JP2015168162A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びジョブファイル |
JP2016038810A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社東芝 | 仮想試着装置、仮想試着方法、およびプログラム |
JP2016076116A (ja) * | 2014-10-07 | 2016-05-12 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、該装置の制御方法、及びプログラム |
US10423220B2 (en) | 2014-08-08 | 2019-09-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Virtual try-on apparatus, virtual try-on method, and computer program product |
-
2011
- 2011-07-26 JP JP2011163022A patent/JP2013025290A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014192687A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Ricoh Co Ltd | 画像処理システム、操作部、制御方法及びプログラム |
JP2015168162A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びジョブファイル |
JP2016038810A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社東芝 | 仮想試着装置、仮想試着方法、およびプログラム |
US9984485B2 (en) | 2014-08-08 | 2018-05-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Virtual try-on apparatus, virtual try-on method, and computer program product |
US10423220B2 (en) | 2014-08-08 | 2019-09-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Virtual try-on apparatus, virtual try-on method, and computer program product |
JP2016076116A (ja) * | 2014-10-07 | 2016-05-12 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、該装置の制御方法、及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8826162B2 (en) | Display input device capable of invoking workflow, image forming apparatus including the same, and display method for display input device capable of invoking workflow | |
JP5594910B2 (ja) | 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
US20110244441A1 (en) | Help display device, operation device and electronic apparatus | |
JP2013025290A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5269008B2 (ja) | 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP2014102563A (ja) | 表示装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP5663429B2 (ja) | 表示入力装置およびそれを備えた画像形成装置 | |
JP5942869B2 (ja) | 制御装置、電子機器、画像形成装置及びプログラム | |
JP5069768B2 (ja) | 操作装置および電子機器 | |
US9110616B2 (en) | Image processing apparatus | |
JP2013007958A (ja) | 画像形成装置 | |
US8913022B2 (en) | Character input device, image forming apparatus including the same, and method for controlling the character input device | |
US9507554B2 (en) | Display/input device, image forming apparatus, and method for controlling a display/input device | |
US20110228321A1 (en) | Display input device, image forming apparatus, displaying method of a display input device | |
JP2018077794A (ja) | 画像処理装置、及び画像形成装置 | |
JPH11146115A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5593300B2 (ja) | 文字入力装置及び文字入力プログラム | |
US8619317B2 (en) | Display input device judging character strings for same character strings therein and displaying judged same character strings according to a criterion and display method thereof and image forming apparatus provided therewith | |
JP2013059969A (ja) | データ処理装置およびデータファイル | |
JP5498992B2 (ja) | 表示制御装置および画像形成装置 | |
JP5704762B2 (ja) | 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP5112470B2 (ja) | ヘルプ表示装置および電子機器 | |
JP5988523B2 (ja) | 表示装置及び画像形成装置 | |
JP5881870B2 (ja) | 表示入力装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP5957414B2 (ja) | 画像処理装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141007 |