JP5112470B2 - ヘルプ表示装置および電子機器 - Google Patents

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本発明は、ヘルプメッセージを表示するヘルプ表示装置および電子機器に関する。
近年、オフィス等において、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ、複写機等の機能を備える複合機(MFP:Multi Function Peripheral)が使用されている。複合機は、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークを通じてパーソナルコンピュータ等の情報処理端末と接続された状況で使用されることが多い。そして、情報処理端末から入力された画像データを用紙上に印刷する画像形成装置として機能したり、情報処理端末において使用される画像データを取得する画像読取装置として機能したり、文書画像データを検索可能に蓄積する文書管理装置として機能したりする。
このような多様な機能を備える複合機では、ユーザが全機能の用途や操作方法を把握することは困難であるため、機能の用途や操作方法の紹介・説明等を示すヘルプメッセージを、ユーザの要求に応じて表示するヘルプ機能が備えられている。また、このようなヘルプ機能の使用利便性を向上させる技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1は、ユーザの顔面筋の収縮量を検出し困惑状態にあると判別すると自動的にヘルプガイダンス画面、ヘルプメニュー画面を表示する画像形成装置を開示している。また、特許文献2は、ヘルプ情報の表示を延長する機能を有し、ユーザの知識に応じてヘルプ情報の表示形態を異ならせる画像形成装置を開示している。さらに、特許文献3は、ユーザが関係のない操作を所定回数行ったときに、ユーザが操作に迷っていると判断して自動的にヘルプ画面を表示する画像形成装置を開示している。
一方、画像形成装置は、国内のみならず、国外へも出荷、販売される。そのため、操作画面に表示される言語(以下、表示言語という。)を、複数の言語の中から任意に選択できる機能を有しているものも多い。表示言語は、例えば、装置管理者等がシステムメニューを操作することにより、装置単位で所定の言語(以下、デフォルト表示言語という。)に設定される。
また、近年、多国籍化、グローバル化が進行し、母国語が異なるユーザが同一のオフィスで働く場合も多い。このようなオフィスでは、母国語が異なるユーザが同一の画像形成装置を利用することになる。同一のオフィスで働くユーザであれば、母国語が異なるユーザであっても、そのオフィスにおいて常用される言語をある程度理解できる語学力を有しているのが通常である。そのため、画像形成装置のデフォルト表示言語は、そのオフィスにおいて常用される言語に設定されている。
特開2002−258682号公報 特開2006−337414号公報 特開2008−171067号公報
母国語が表示言語と異なるユーザも、普段あまり使用しない機能を使用する場合には、ヘルプメッセージを参照する。しかしながら、ヘルプメッセージを参照する必要があるような機能は、そのユーザが未知あるいはあまり使用しない機能であるため、当該ヘルプメッセージの内容はそのユーザにとって難解な場合が多い。つまり、デフォルト表示言語により表示されるヘルプメッセージの内容は、母国語が表示言語と異なるユーザにとって容易に理解することができない。
また、上述のように、表示言語の切り替えには、ユーザが通常使用しないステムメニューの操作が必要である。このため、異なる言語で表記されたヘルプメッセージを参照するために、デフォルト表示言語を所望の言語に切り替えるには、煩雑な操作が必要になる。また、あるユーザがシステムメニューにアクセスしてデフォルト表示言語を他の言語に変更した後、元の言語に戻す操作を忘れた場合、当該他の言語が操作画面に表示され続けるため、システムメニューにアクセス方法を知らない他のユーザが混乱するおそれもある。
この対策として、画像形成装置に特定のデフォルト表示言語が設定されている場合でも、当該デフォルト表示言語で表記されたヘルプメッセージとともに、他の言語で表記された同一内容のヘルプメッセージを表示する構成を採用することが考えられる。この構成では、ユーザは、デフォルト表示言語を切り替えることなく、自分が容易に理解できる言語で表記されたヘルプメッセージを参照することができるため、ヘルプメッセージの内容を容易に理解できる。
しかしながら、近年の画像形成装置は、表示言語として5〜6言語程度を切り替えることができるため、設定可能な全言語で表記されたヘルプメッセージを同時に同一表示画面内に表示することは困難である。すなわち、デフォルト表示言語で表記されたヘルプメッセージとともに、他の言語で表記された同一内容のヘルプメッセージを表示するには、各言語で表記したヘルプメッセージを表示画面に順番に表示する必要がある。
複数の言語で表記されたヘルプメッセージを含む1つの多言語ヘルプメッセージを予め登録しておくことで、各言語で表記したヘルプメッセージを表示画面に順番に表示することは可能になる。この場合、画像形成装置に設定されているデフォルト表示言語に関係なくヘルプメッセージの言語表示順は固定されるため、デフォルト表示言語であるにもかかわらずヘルプメッセージの表示順が下位であり続ける状況が発生する。また、設定可能な各表示言語で表記されたヘルプメッセージの表示順を最初にした、複数の多言語ヘルプメッセージを予め登録し、設定されたデフォルト表示言語に応じて選択する構成も考えられるが、デフォルト表示言語以外の言語表示順は固定されるため、ユーザが希望する言語がデフォルト表示言語と異なる場合には、当該言語で表記されたヘルプメッセージの表示順が下位であり続ける状況が発生する。このような状況は極めて非効率である。また、このような構成では、画像形成装置に当初から搭載されていない言語を表示言語として事後的に追加する場合に、多言語ヘルプメッセージも合わせて更新する必要がある。
以上のような課題は、上述の特許文献が開示する技術を採用しても解決できない。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みてなされたものであって、複数の言語により表記された多言語ヘルプメッセージを、ユーザのニーズに応じて効率的に表示できる、ヘルプ表示装置および電子機器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るヘルプ表示装置は以下の技術的手段を採用している。すなわち、本発明に係るヘルプ表示装置は、メッセージ記憶部、表示順保持部、メッセージ生成部および表示部を備える。メッセージ記憶部は、複数の言語で表記された同一内容のヘルプメッセージを格納する。表示順保持部は、前記複数の言語の表示順を保持する。メッセージ生成部は、ヘルプメッセージ表示指示に応じて、当該指示に対応するヘルプメッセージをメッセージ記憶部から読み出す。そして、読み出した各言語のヘルプメッセージを表示順保持部が保持する表示順にしたがって配列した一連の多言語ヘルプメッセージを生成する。表示部は、メッセージ生成部が生成した多言語ヘルプメッセージを表示する。なお、多言語ヘルプメッセージは、2以上の言語で表記された同一内容のヘルプメッセージを含むヘルプメッセージを意味する。
このヘルプ表示装置では、表示順保持部が保持する表示順にしたがって多言語ヘルプメッセージが生成される。すなわち、デフォルト表示言語の変更に応じて表示順保持部が保持する表示順を変更することで、容易、かつ効率的に多言語ヘルプメッセージを表示できる。また、一連の多言語ヘルプメッセージであるため、表示言語の事後的な追加が容易であり、事後的な追加があった場合でも、多言語ヘルプメッセージを表示部に容易に表示できる。
上記ヘルプ表示装置は、表示順更新部をさらに備え。当該表示順更新部は、表示順保持部が保持する表示順をデフォルト表示言語が1番目になる状態に更新する。これにより、国外等の出荷先に応じてデフォルト表示言語を変更した場合等に、多言語ヘルプメッセージの言語表示順が自動的に変更される。
また、上記表示順更新部は、さらに、表示部に表示された多言語ヘルプメッセージにおいてユーザが参照した言語を検知することにより導出される各言語のヘルプメッセージの参照頻度に基づいて、表示順保持部が保持する言語表示順を更新する。これにより、多言語ヘルプメッセージの言語表示順が現実の使用環境に応じた状態に自動的に更新されるため、ユーザは、効率よく多言語ヘルプメッセージを参照できる。
また、他の観点では、本発明は、上述のヘルプ表示装置を備える電子機器を提供することもできる。
本発明によれば、複数の言語により表記された多言語ヘルプメッセージを、ユーザのニーズに応じて効率的に表示することができる。
本発明の一実施形態における複合機の全体構成を示す概略構成図 本発明の一実施形態における複合機の操作パネルを示す模式図 本発明の一実施形態における複合機のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態における複合機を示す機能ブロック図 本発明の一実施形態における複合機が実施する多言語ヘルプメッセージ表示手順の一例を示すフロー図 本発明の一実施形態における複合機が表示する設定画面の一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が保持する言語表示順テーブルの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が表示する多言語ヘルプメッセージの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機がヘルプメッセージを表示した状態の一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が保持する参照頻度テーブルの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が保持する参照頻度テーブルの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が保持する言語表示順テーブルの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が表示する多言語ヘルプメッセージの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が保持する参照頻度テーブルの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が保持する言語表示順テーブルの一例を示す図 本発明の一実施形態における複合機が表示する多言語ヘルプメッセージの一例を示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。以下では、デジタル複合機として本発明を具体化する。
図1は本実施形態におけるデジタル複合機の全体構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、複合機100は、画像読取部120および画像形成部140を含む本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102とを備える。本体101の上面には原稿台103が設けられており、原稿台103はプラテンカバー102によって開閉されるようになっている。また、プラテンカバー102は、原稿搬送装置110を備えている。
原稿台103の下方に、画像読取部120が設けられている。画像読取部120は、走査光学系121により原稿の画像を読み取りその画像のデジタルデータを生成する。原稿は、原稿台103や原稿搬送装置110に載置することができる。走査光学系121は、第1キャリッジ122や第2キャリッジ123、集光レンズ124を備える。第1キャリッジ122には線状の光源131およびミラー132が設けられ、第2キャリッジ123にはミラー133および134が設けられている。光源131は原稿を照明する。ミラー132、133、134は、原稿からの反射光を集光レンズ124に導き、集光レンズ124はその光像をラインイメージセンサ125の受光面に結像する。この走査光学系121において、第1キャリッジ122および第2キャリッジ123は、副走査方向135に往復動可能に設けられている。第1キャリッジ122および第2キャリッジ123を副走査方向135に移動することによって、原稿台103に載置された原稿の画像をイメージセンサ125で読み取ることができる。原稿搬送装置110にセットされた原稿の画像を読み取る場合、画像読取部120は、第1キャリッジ122および第2キャリッジ123を画像読取位置に合わせて一時的に固定し、画像読取位置を通過する原稿の画像をイメージセンサ125で読み取る。イメージセンサ125は、受光面に入射した光像から、例えば、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色に対応する原稿の画像データを生成する。
画像形成部140は、画像読取部120で得た画像データや、ネットワーク162に接続された他の機器(図示せず)からネットワークアダプタ161を介して受信した画像データを用紙に印刷する。画像形成部140は、感光体ドラム141を備える。感光体ドラム141は一定速度で一方向に回転する。感光体ドラム141の周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器142、露光器143、現像器144、中間転写ベルト145が配置されている。帯電器142は、感光体ドラム141表面を一様に帯電させる。露光器143は、一様に帯電した感光体ドラム141の表面に、画像データに応じて光を照射し、感光体ドラム141上に静電潜像を形成する。現像器144は、その静電潜像にトナーを付着させ、感光体ドラム141上にトナー像を形成する。中間転写ベルト145は、感光体ドラム141上のトナー像を用紙に転写する。画像データがカラー画像である場合、中間転写ベルト145は、各色のトナー像を同一の用紙に転写する。なお、RGB形式のカラー画像は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)形式の画像データに変換され、各色の画像データが露光器143に入力される。
画像形成部140は、手差しトレイ151、給紙カセット152、153、154等から、中間転写ベルト145と転写ローラ146との間の転写部に用紙を給送する。手差しトレイ151や各給紙カセット152、153、154には、様々なサイズの用紙を載置または収容することができる。画像形成部140は、ユーザの指定した用紙や、自動検知した原稿のサイズに応じた用紙を選択し、選択した用紙を給送ローラ155により手差しトレイ151やカセット152、153、154から引き出す。引き出した用紙は搬送ローラ156やレジストローラ157で転写部に送り込む。トナー像を転写した用紙は、搬送ベルト147により定着器148に搬送される。定着器148は、ヒータを内蔵した定着ローラ158および加圧ローラ159を有しており、熱と押圧力によってトナー像を用紙に定着する。画像形成部140は、定着器148を通過した用紙を排紙トレイ149へ排紙する。
図2は複合機が備える操作パネルの外観の一例を示す図である。ユーザは、操作パネル200を用いて、複合機100に複写開始やその他の指示を与えたり、複合機100の状態や設定を確認したりすることができる。操作パネル200には、タッチパネル付きディスプレイ201や操作キー203が配置されている。ディスプレイ201は、操作ボタンやメッセージ等を表示する液晶ディスプレイ等からなる表示面と、当該表示面上の押圧位置を検出するセンサとを備える。押圧位置の検知方法は特に限定されない。抵抗膜方式、静電容量方式、表面弾性波方式、電磁波方式等、任意の方式を採用することができる。ユーザは、自身の指やタッチペン202を使用して、ディスプレイ201を通じて入力を行うことができる。
ディスプレイ201は、ボタン表示部204、メッセージ表示部205およびステータス表示部206を有する操作画面を表示する。ボタン表示部204には、複数のタブ208が用意されており、各タブにはそのタブのカテゴリーに応じた操作ボタンが配列されている。「簡単設定」タブは、基本的な設定に使用される操作ボタンを有する。図2の例では、用紙サイズ、複写倍率、濃度、印刷面、ページ集約、後処理を設定するための操作ボタンが配列されている。例えば「濃度」ボタン207aを押圧する操作をユーザが行うと、濃度を選択するための「薄い」、「ふつう」、「濃い」等の選択ボタンを有するポップアップ画面がその操作ボタン上に重ねて表示され、ユーザの選択(押圧)によりその濃度が設定される。図2の例では、「簡単設定」タブの他、「原稿/用紙/仕上げ」タブ、「カラー/画質」タブ、「レイアウト/編集」タブ、「応用/その他」タブも設けられている。ユーザは、タブボタン208を選択する操作を行うことによって、これらのタブの表示に切り替えることができる。一つのタブが選択されている間、操作画面上で他のタブやその要素は隠れている。
メッセージ表示部205は、複写が可能か否か、複写部数などの設定をユーザに通知するメッセージを表示する。図2の例では、メッセージ表示部205に、「コピーできます(フルカラー)」および「部数 1部」というメッセージが表示されている。当該メッセージは、フルカラー印刷で1部出力するという設定がユーザによりなされたことを意味している。
ステータス表示部206には、必要に応じて装置ステータス情報が表示される。この表示には、複合機100が備える各種センサの検知結果が反映される。装置ステータス情報とは、装置は動作可能な状態にあるが、異常への対応を促す警告をユーザに通知するメッセージを意味する。例えば、用紙残量が少ない旨、原稿台103が汚れている旨、ファクシミリのメモリ受信が設定されている場合にファックス文書がメモリに格納された旨等が含まれる。また、用紙切れや搬送ジャム等が装置ステータス情報に含まれてもよい。
操作キー203は、主電源キー209、テンキー210やスタートキー211、クリアキー212、ヘルプキー213等を含む。例えば、主電源キー209は、複合機100の主電源のON、OFFの切り替えに使用される。テンキー210は、複写部数の指定や複写倍率の設定に用いることができる。スタートキー211は、複写や画像印刷の開始指示に使用される。ユーザは、自身でした設定を解除する場合、クリアキー212を操作する。ユーザによる設定を機械が受け付けているかどうかはメッセージ表示部205の表示から判断することができるので、その設定が不要になればクリアキー212を操作すればよい。また、ヘルプキー213は、複写機100の機能の用途や操作方法の紹介・説明をディスプレイ201に表示するために使用される。
図3は、複合機における制御系のハードウェア構成図である。本実施形態の複合機100は、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304および原稿搬送装置110、画像読取部120、画像形成部140における各駆動部に対応するドライバ305が内部バス306を介して接続されている。ROM303やHDD304等はプログラムを格納しており、CPU301はその制御プログラムの指令にしたがって複合機100を制御する。例えば、CPU301はRAM302を作業領域として利用し、ドライバ305とデータや命令を授受することにより上記各駆動部の動作を制御する。また、HDD304は、画像読取部120により得られた画像データや、他の機器からネットワークアダプタ161を通じて受信した画像データの蓄積にも用いられる。
内部バス306には、操作パネル200や各種のセンサ307も接続されている。操作パネル200は、ユーザの操作を受け付け、その操作に基づく信号をCPU301に供給する。また、ディスプレイ201は、CPU301からの制御信号にしたがって上述の操作画面を表示する。また、センサ307は、プラテンカバー102の開閉検知センサや原稿台103上の原稿検知センサ、定着器148の温度センサ、搬送される用紙または原稿の検知センサなど各種のセンサを含む。CPU301は、例えばROM303に格納されたプログラムを実行することで、以下の各手段(機能ブロック)を実現するとともに、これらセンサからの信号に応じて各手段の動作を制御する。
図4は、本実施形態の複合機の機能ブロック図である。図4に示すように、本実施形態の複合機100は、メッセージ記憶部401、表示順保持部402、メッセージ生成部403、表示制御部404、操作認識部405、表示順更新部406、動作制御部407を備える。この例では、ディスプレイ201、メッセージ記憶部401、表示順保持部402、メッセージ生成部403、表示制御部404、操作認識部405および表示順更新部406がヘルプ表示装置400を構成している。
メッセージ記憶部401は、複数の言語で表記された同一内容のヘルプメッセージを格納している。ヘルプメッセージには、複合機100の機能の用途や操作方法の紹介・説明や操作画面の操作ボタンに割り当てられた機能の用途等を示すメッセージが含まれる。
表示順保持部402は、上記複数言語の表示順を保持している。ここでは、表示順保持部402は、表示順と表示言語との対応関係を言語表示順テーブルとして保持している。
メッセージ生成部403は、ユーザによるヘルプメッセージ表示指示に応じて、当該指示に対応するヘルプメッセージをメッセージ記憶部401から読み出す。そして、読み出した各言語のヘルプメッセージを表示順保持部402が保持する表示順にしたがって配列した一連の多言語ヘルプメッセージを生成する。
表示制御部404は、上述の操作画面や多言語ヘルプメッセージを表示するメッセージ表示画面等をディスプレイ201の表示面に表示する。表示制御部404は、操作画面やメッセージ表示画面に含まれる、操作ボタンやメッセージ等の各要素の表示位置を示す情報(例えば、表示面上の座標)を保持している。ディスプレイ201の表示面に対してなされた操作は、ディスプレイ201の押圧位置を検出するセンサにより検出され、その押圧位置の座標が操作認識部405に取得される。操作認識部405は、表示制御部404が保持する画面要素の座標と押下位置とに基づいてユーザの操作内容を認識する。また、操作認識部405は、操作パネル200の操作キー203の押下も認識する。
なお、本実施形態では、特に好ましい形態として、ディスプレイ201がヘルプメッセージを表示する表示部として機能する構成を採用しているが、レイアウト上の制限がない場合にはヘルプメッセージを表示する表示部とディスプレイ201とを異ならせる構成を採用してもよい。
例えば、ユーザがヘルプキー213を押下したとき、操作認識部405が当該押下を認識し、その旨をメッセージ生成部403に通知する。メッセージ生成部403は、そのときに表示制御部404がディスプレイ201に表示している操作画面に含まれる項目に関するヘルプメッセージを表示対象のヘルプメッセージとして認識する。メッセージ生成部403は、表示対象となるヘルプメッセージをメッセージ記憶部401から読み出して多言語ヘルプメッセージを生成する。なお、ユーザがヘルプキー213を押下したとき、表示制御部404がメッセージ記憶部401に格納されたヘルプメッセージに対応づけられた選択ボタンを、カテゴリーごとに区分してディスプレイ201に表示し、ユーザが選択した選択ボタンに対応するヘルプメッセージを表示対象のヘルプメッセージとして認識する構成であってもよい。
表示順更新部406は、表示順保持部402が保持する表示順をデフォルト表示言語が1番目になる状態に更新する。例えば、デフォルト表示言語を変更するユーザの操作を操作認識部405が認識したときに、表示順更新部406へ変更後のデフォルト表示言語を通知する構成を採用することができる。また、表示順更新部406は、多言語ヘルプメッセージにおける各言語のヘルプメッセージの参照頻度に基づいて、表示順保持部402が保持する表示順を更新する。当該参照頻度は、ディスプレイ201に表示された多言語ヘルプメッセージにおいて、ユーザが参照した言語を検知すればよい。当該検知は、例えば、ユーザがヘルプメッセージの参照を終了する(ヘルプメッセージ表示画面を閉じる)時点で行うことができる。
なお、動作制御部407は、操作認識部405が認識した操作画面等を通じたユーザの指示に基づいて画像読取部120における画像データの生成、画像形成部140における画像データの印刷等を実行する。
図5は、複合機が備えるヘルプ表示装置400が実行する多言語ヘルプメッセージ表示手順の一例を示す図である。当該手順は、例えば、操作認識部405がヘルプキー213の押下を検知したことをトリガとして進行する(ステップS503)。以下では、図2に示す操作画面において、ユーザが「ページ集約」ボタン207bを押圧し、ページ集約設定画面がディスプレイ201に表示された状態で、ヘルプキー213が押下された事例に基づいて説明する。また、図2から理解できるように、ここでは、デフォルト表示言語として日本語が設定されている。
まず、ページ集約設定画面について説明する。図6は、ページ集約設定画面の一例を示す図である。この例では、ページ集約設定画面601は、ページ集約種別選択欄602、レイアウト選択欄603、オプション選択欄604、設定を中止して図2に示す当初操作画面を表示させるために使用される「キャンセル」ボタン605、設定が完了した際に選択される「OK」ボタン606を備える。
ページ集約種別選択欄602には、ページ集約種別を選択するための、「設定しない」ボタン、原稿2頁を用紙1頁に集約する「2 in 1」ボタン、原稿4頁を用紙1頁に集約する「4 in 1」ボタンが配列されている。
レイアウト選択欄603には、ページ集約時の各頁の配列順を選択するための、「左上 >> 右」ボタン、「右上 >> 左」ボタン、「左上 >> 下」ボタン、「右上 >> 下」ボタンが配列されている。なお、図6では、ページ集約種別選択欄602において「4 in 1」ボタンが選択された場合に表示されるレイアウト選択欄603を例示している。
オプション選択欄604には、境界線の有無を選択する「境界線」選択欄、原稿台103や原稿搬送装置110に配置される原稿の向きを選択する「原稿セット向き」選択欄が配列されている。
このようなページ集約設定画面601がディスプレイ201に表示された状態でユーザがヘルプキー213を押下すると、操作認識部405がその旨をメッセージ生成部403に通知する(ステップS503Yes)。なお、操作認識部405がヘルプキー213の押下を検出するまでは、当該手順は進行することがない(ステップS503No)。また、ヘルプキー213が押下されるまでの間にデフォルト表示言語の変更があった場合には表示順保持部402が保持している言語表示順テーブルが更新される(ステップS501Yes、S502)。言語表示順テーブルの更新については後述する。
上記通知を受けたメッセージ生成部403は、上述のように、表示対象となるヘルプメッセージをメッセージ記憶部401から読み出し、表示順保持部402が保持している言語表示順にしたがって一連の多言語ヘルプメッセージを生成する(ステップS504)。
図7は、表示順保持部402が保持している言語表示順テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、言語表示順テーブル701は、言語表示順と表示言語とを対応づけて記録するテーブルである。図7の例では、「1」番目、「2」番目、「3」番目、「4」番目の表示順に、「日本語」、「英語」、「フランス語」、「中国語」の4つの表示言語のそれぞれが対応づけられている。なお、ここでは、4種類の言語を使用した例を示しているが、言語数が任意であることはもちろんである。
また、図8は、この言語表示順テーブル701に基づいてメッセージ生成部403が生成する多言語ヘルプメッセージの一例を示す図である。ここでは、説明のため、多言語ヘルプメッセージ800は、「ページ集約」と「レイアウト」の項目について説明するメッセージ群のみからなり、他の項目についてのメッセージを省略している。
多言語ヘルプメッセージ800は、デフォルト表示言語であり、表示順が「1」番目である日本語により表記されたメッセージ部801、表示順が「2」番目である英語により表記されたメッセージ部802、表示順が「3」番目であるフランス語により表記されたメッセージ部803、表示順が「4」番目である中国語により表記されたメッセージ部804を備える。メッセージ部801〜804は、それぞれ、項目「ページ集約」に関するメッセージ部811、821、831、841と、項目「レイアウト」に関するメッセージ部812、822、832、842を備える。メッセージ部801〜804は、言語表示順テーブル701の表示順にしたがって、メッセージ表示画面におけるスクロール方向(後述する)である上下方向に配列されている。したがって、メッセージ表示画面において、ユーザが多言語ヘルプメッセージ800をスクロールすると、各表示言語で記述されたメッセージ部801〜804が連続的に表示されることになる。
なお、メッセージ記憶部401は、メッセージ部801〜804を単位としたヘルプメッセージを格納してもよく、項目811、812、821、822、831、832、841、842を単位としたヘルプメッセージを格納してもよい。また、メッセージ記憶部401に格納されるヘルプメッセージは、テキストデータであってもよく、画像データであってもよい。また、これらのヘルプメッセージの合成は、マークアップ言語等を使用した合成や画像合成等、任意の手法を用いることができる。
以上のようにして多言語ヘルプメッセージ800を生成したメッセージ生成部403は、生成した多言語ヘルプメッセージ800を表示制御部404を通じてディスプレイ201に表示する(ステップS505)。
図9(a)、図9(b)は、ページ集約設定画面601がディスプレイ201に表示された状態でユーザがヘルプキー213を押下したときに表示されるメッセージ表示画面の一例を示す図である。図9(a)、図9(b)に示すように、メッセージ表示画面901は、ヘルプメッセージを表示するメッセージ表示欄902、メッセージ表示欄902の右端に設けられたスクロールバー903およびメッセージ表示画面901を閉じてページ集約設定画面に戻る際に選択される「OK」ボタン904を備える。
スクロールバー903は、上方移動アロー931、ノブ932、下方移動アロー933を備える。公知のように、上方移動アロー931は、メッセージ表示欄902に表示されている多言語ヘルプメッセージ800を下方に移動し、その時点で表示されている領域よりも上方の領域を表示するために使用される。下方移動アロー933は、メッセージ表示欄902に表示されている多言語ヘルプメッセージ800を上方に移動し、その時点で表示されている領域よりも下方の領域を表示するために使用される。上方移動アロー931および下方移動アロー933を使用した場合のスクロール単位は、指定行数ごとやページごと等任意の単位を設定することができる。ノブ932は、表示領域の移動に使用されるとともに、多言語ヘルプメッセージ800全体における表示領域の位置や、表示領域が多言語ヘルプメッセージ800全体に占める割合などを示す。なお、図9(a)は、多言語ヘルプメッセージ800の最上方部分がメッセージ表示欄902に表示されている状態を示している。また、図9(b)は、図9(a)のメッセージ表示欄902に表示されている最下方の行が、メッセージ表示欄902の最上方の行として表示されている状態を示している。
本実施形態では、メッセージ表示画面901において、ユーザが「OK」ボタン904を押圧すると、表示順更新部406は、ディスプレイ201に表示された多言語ヘルプメッセージ800において、ユーザが参照した言語を検知する(ステップS506Yes、S507)。ここでは、表示順更新部406は、操作認識部405から「OK」ボタン904が押圧された旨の入力を受けると、表示制御部404からヘルプメッセージ表示履歴を取得する。表示順更新部406は、取得したヘルプメッセージ表示履歴に基づいてユーザが参照した言語を検知する。
ヘルプメッセージ表示履歴とは、メッセージ表示画面901が表示されてから閉じられるまでの間にメッセージ表示欄902に表示された多言語ヘルプメッセージ800の表示状態(表示領域および表示時間)の履歴を示す情報である。
例えば、ヘルプメッセージ表示履歴に、メッセージ表示画面901が閉じられたときに、単一の言語のヘルプメッセージ(すなわち、メッセージ部801〜804のいずれか1つのみ)が表示されていたことが記録されていた場合、表示順更新部406は当該言語を、ユーザが参照した言語と検知することができる。
また、メッセージ表示画面901が閉じられたときに、複数の言語のヘルプメッセージが表示されていたことが記録されていた場合、表示順更新部406は、ヘルプメッセージ表示履歴から、メッセージ表示欄902に占める両言語の面積比率、それぞれの言語が表示されていた時間、移動履歴に基づいてユーザが参照した言語を検知する。
例えば、図9(b)の例では、日本語のメッセージ部801と英語のメッセージ部802とがメッセージ表示欄902に表示されている。この例において、ヘルプメッセージ表示履歴に、図9(a)の状態から図9(b)の状態へ速やかに移動し、図9(b)の状態で、一定時間停止していたことが記録されていたとすると、表示順更新部406は、面積比率の大きい英語を、ユーザが参照した言語と検知することができる。なお、このような判断は、例えば、メッセージ表示欄902に停止していた時間と、その停止の際にメッセージ表示欄902に占めていた面積割合との積の総和を各言語のメッセージについて算出することでも実施可能である。また、下方側への移動、停止が繰り返されていた場合には、単に、上方側に位置する言語を、ユーザが参照した言語と検知することもできる。
以上のようにして、ユーザが参照した言語を検知した表示順更新部406は、検知した参照言語を記録する。本実施形態では、表示順更新部406は、当該情報を参照頻度テーブルとして保持している。図10は、当該参照頻度テーブルの一例を示す図である。図10に示すように、参照頻度テーブル1001は、表示言語と参照頻度とを対応づけて記録するテーブルである。図10の例では、「日本語」、「英語」、「フランス語」、「中国語」の4つの表示言語について、それぞれ、「D」、「3」、「3」、「1」の参照頻度が対応づけられている。参照頻度欄に記録されている「D」は、デフォルト表示言語であることを意味している。当該状態で、表示順更新部406が参照言語として「中国語」を検知したとすると、表示言語「中国語」に対応づけられている参照頻度「1」が「2」に更新される。なお、ここでは参照頻度として参照回数を記録しているが、参照頻度を特定可能な情報であればよい。例えば、その言語を参照した総時間等であってもよい。参照時間も上記ヘルプメッセージ表示履歴から特定することができる。
参照頻度テーブル1001を更新した表示順更新部406は、参照頻度テーブル1001に基づいて、言語表示順テーブル701を更新する(ステップS508)。このとき、表示順更新部406は、参照頻度が「D」以外の言語(ここでは、「英語」、「フランス語」、「中国語」)の表示順を参照頻度テーブル1001の参照頻度の多い順にソートする。図10の例では、表示言語が「英語」、「フランス語」、「中国語」の順にソートされることになるが、図7の言語表示順テーブル701は当該表示順であるため、更新後の言語表示順テーブル701に変化はない。なお、特に限定されないが、本実施形態では、表示順更新部406は、参照頻度が同一である表示言語(ここでは、「英語」と「フランス語」)について、言語表示順テーブル701の表示順を変更しない構成になっている。
次いで、図5に示すステップS501において、デフォルト表示言語が変更された場合について説明する。ユーザがシステムメニューにアクセスしてデフォルト表示言語を他の言語に変更したことを操作認識部405が検知すると、操作認識部405は変更後のデフォルト表示言語を表示順更新部406へ通知する(ステップS501Yes)。以下、デフォルト表示言語が「日本語」から「英語」に変更された事例について説明する。
通知を受けた表示順更新部406は、通知されたデフォルト表示言語(ここでは「英語」)にしたがって、参照頻度テーブル1001を更新する。図11は、当該更新後の参照頻度テーブル1001の一例を示す図である。図11に示すように、表示言語「英語」に参照頻度「D」が対応づけられている。また、特に限定されないが、本実施形態では、デフォルト表示言語の変更に伴い他の言語の参照頻度がリセットされる。
参照頻度テーブル1001を更新した表示順更新部406は、参照頻度テーブル1001に基づいて、言語表示順テーブル701を更新する(ステップS502)。上述のように、表示順更新部406は、参照頻度が「D」以外の言語(ここでは、「日本語」、「フランス語」、「中国語」)の表示順を参照頻度テーブル1001の参照頻度の多い順にソートする。このとき、参照頻度が同一である表示言語について、言語表示順テーブル701の表示順を変更しない。図11に示す参照頻度テーブル1001では、デフォルト表示言語である「英語」以外の参照頻度は同一であるため、言語表示順テーブル701において、表示言語「英語」が1番目になる状態に更新し、他の表示言語については相対順序を変更しない。
図12は、当該更新後の言語表示順テーブル701を示す図である。上記更新の結果、「1」番目、「2」番目、「3」番目、「4」番目の表示順に、「英語」、「日本語」、「フランス語」、「中国語」の4つの表示言語のそれぞれが対応づけられている。また、図13は、図12に示す言語表示順テーブル701に基づいてメッセージ生成部403が生成し、表示する多言語ヘルプメッセージの一例を示す図である(ステップS503Yes、S504、S505)。多言語ヘルプメッセージ1300は、デフォルト表示言語であり、表示順が「1」番目である英語により表記されたメッセージ部802、表示順が「2」番目である日本語により表記されたメッセージ部801、表示順が「3」番目であるフランス語により表記されたメッセージ部803、表示順が「4」番目である中国語により表記されたメッセージ部804が、メッセージ表示画面902におけるスクロール方向に順に配列されている。
また、当該状態で、ユーザが多言語ヘルプメッセージ1300の中国語のメッセージ部804を参照した場合、表示順更新部406は、図14に示すように、参照頻度テーブル1001の表示言語「中国語」に対応づけられている参照頻度「0」を「1」に更新する(ステップS506Yes、S507)。そして、表示順更新部406は、参照頻度テーブル1001に基づいて、言語表示順テーブル701を更新する(ステップS508)。
図15は、当該更新後の言語表示順テーブル701を示す図である。上記更新の結果、「1」番目、「2」番目、「3」番目、「4」番目の表示順に、「英語」、「中国語」、「日本語」、「フランス語」のそれぞれが対応づけられている。また、図16は、図15に示す言語表示順テーブル701に基づいてメッセージ生成部403が生成、表示する多言語ヘルプメッセージの一例を示す図である。多言語ヘルプメッセージ1600は、デフォルト表示言語であり、表示順が「1」番目である英語により表記されたメッセージ部802、表示順が「2」番目である中国語により表記されたメッセージ部804、表示順が「3」番目である日本語により表記されたメッセージ部801、表示順が「4」番目であるフランス語により表記されたメッセージ部803がメッセージ表示画面902におけるスクロール方向に順に配列されている。
以上説明したように、この複合機100では、表示順保持部402が保持する表示順にしたがって多言語ヘルプメッセージが生成される。すなわち、デフォルト表示言語の変更に応じて表示順保持部402が保持する表示順を変更することで、容易、かつ効率的に多言語ヘルプメッセージを表示することができる。また、一連の多言語ヘルプメッセージであるため、表示言語の事後的な追加が容易であり、事後的な追加があった場合でも多言語ヘルプメッセージをディスプレイ201に容易に表示することができる。
また、表示順保持部402が保持する表示順をデフォルト表示言語が1番目になる状態に更新する当該表示順更新部406を備えるため、国外等の出荷先に応じてデフォルト表示言語を変更した場合等に、多言語ヘルプメッセージの言語表示順が自動的に変更されることになる。
さらに、表示順更新部406が、多言語ヘルプメッセージにおける各言語のヘルプメッセージの参照頻度に基づいて、表示順保持部402が保持する言語表示順を更新する構成であるため、多言語ヘルプメッセージの言語表示順が現実の使用環境に応じた状態に自動的に更新される。その結果、ユーザは効率的に多言語ヘルプメッセージを参照することができる。
なお、上述した実施形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記実施形態では、複合機の操作パネルを通じた操作に基づいて説明をしたが、当該複合機と通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理端末を介して複合機に対する操作が行われてもよい。この場合、上述の実施形態における操作パネル200のディスプレイ201の機能は、情報処理端末が具備する、ディスプレイ等の表示手段およびキーボード等の入力手段により提供される。
また、図5に示したフローチャートは、等価な作用を奏する範囲において、各ステップの順序を適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、メッセージ表示画面を閉じたときに参照言語を検知する構成としたが、参照言語を常時検知しておき、メッセージ表示画面を閉じたときに、その後の更新処理を実行しても同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、特に好ましい形態として、表示順更新部を備える構成について説明したが、表示順更新部は本願発明に必須の要素ではない。例えば、表示順更新部を備えない構成であっても、少なくとも、多言語ヘルプメッセージの言語表示順を任意に変更でき、かつ表示言語の事後的な追加を容易にできる。また、表示順更新部は、表示順保持部が保持する表示順をデフォルト表示言語が1番目になる状態に更新する作用のみを有してもよい。
さらに、複合機がユーザを識別する認証機能を有している場合、上記言語表示順テーブルおよび参照頻度テーブルはユーザごとに設けられてもよい。これにより、各ユーザは、多言語ヘルプメッセージをより効率的に参照することができる。
加えて、上述の実施形態では、デジタル複合機として本発明を具体化したが、デジタル複合機に限らず、プリンタ、複写機等の任意の画像形成装置をはじめとする任意の電子機器に本発明を適用することも可能である。すなわち、ヘルプ表示装置として効果を奏することができる。
本発明によれば、複数の言語により表記された多言語ヘルプメッセージを、ユーザのニーズに応じて効率的に表示することができ、ヘルプ表示装置および電子機器として有用である。
100 複合機
200 操作パネル
201 ディスプレイ
401 メッセージ記憶部
402 表示順保持部
403 メッセージ生成部
406 メッセージ更新部
800、1300、1600 多言語ヘルプメッセージ

Claims (3)

  1. ヘルプメッセージを表示するヘルプ表示装置であって、
    複数の言語で表記された同一内容のヘルプメッセージを格納するメッセージ記憶部と、
    前記複数の言語の表示順を保持する表示順保持部と、
    ヘルプメッセージ表示指示に応じて、当該指示に対応するヘルプメッセージを前記メッセージ記憶部から読み出し、当該読み出した各言語のヘルプメッセージを前記表示順保持部が保持する表示順にしたがって配列した一連の多言語ヘルプメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    前記メッセージ生成部が生成した多言語ヘルプメッセージを表示する表示部と、
    前記表示順保持部が保持する前記表示順を、デフォルト表示言語が1番目になる状態に更新するとともに、前記表示部に表示された前記多言語ヘルプメッセージにおいてユーザが参照した言語を検知することにより導出される各言語のヘルプメッセージの参照頻度に基づいて、前記表示順保持部が保持する前記表示順を更新する、表示順更新部と、
    を備えるヘルプ表示装置。
  2. 前記表示順更新部は、前記表示部に前記多言語ヘルプメッセージが表示されてから当該多言語ヘルプメッセージの表示が終了するまでの間の、前記表示部に表示された前記多言語ヘルプメッセージの表示状態の履歴を示す情報に基づいて、ユーザが参照した言語を検知する、請求項1記載のヘルプ表示装置。
  3. 請求項1または2に記載のヘルプ表示装置を備える電子機器。
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