JP2013024514A - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器下部に向かう空気の吸込み量を増大し、熱交換器全体を効率良く利用できる空気調和装置の室外ユニットを提供する。
【解決手段】熱交換器21を通して吸い込んだ空気を送風機22を介して吹き出す形式の空気調和装置の室外ユニット10において、送風機22を介して吹き出される空気により回転する回転体41と、回転体41の回転により吸い込まれる外の空気を熱交換器21の送風機22から離れた部位に供給するダクト45とを備えた
【選択図】図3

Description

本発明は、側方から熱交換器を通して吸い込んだ空気を上方に吹き出す形式の空気調和装置の室外ユニットに関する。
従来、空気調和装置の室外ユニットにおいて、筺体の上部に送風機を備えるとともに、筺体の少なくとも一側面を形成する熱交換器を介して筐体の側方から空気を吸い込み、送風機によって熱交換後の空気を筐体の上方に吹き出すものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3985840号公報
しかしながら、筐体の一側面に熱交換器を配置したとき、筐体の上部に設けられた送風機から遠い位置にある熱交換器下部からの空気の吸込み量が上部に比べて少なくなる。これにより、熱交換器下部の空気の通風量が減少し、当該下部での熱交換効率が低減されるため、熱交換器全体を効率良く利用することができないという問題がある。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、熱交換器下部に向かう空気の吸込み量を増大し、熱交換器全体を効率良く利用できる空気調和装置の室外ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、熱交換器を通して吸い込んだ空気を送風機を介して吹き出す形式の空気調和装置の室外ユニットにおいて、前記送風機を介して吹き出される空気により回転する回転体と、前記回転体の回転により吸い込まれる外の空気を前記熱交換器の送風機から離れた部位に供給するダクトとを備えたことを特徴とする。
この構成において、筺体の底板上に配置されて少なくとも前記筐体の一側面を形成する熱交換器と、この熱交換器の上部に配置される軸流型送風機とを備える空気調和装置の室外ユニットにおいて、前記筐体の上面部に、回転体と、前記回転体の回転軸に連結され前記回転体の回転に伴って回転するファンと、前記ファンの回転により形成される空気の流れを前記熱交換器の下部に伝達するダクトと、を備え、前記回転体を前記軸流型送風機により上方に押し出された空気で回転させる構成としても良い。また、前記熱交換器は、上面視略コ字形状に屈曲されて形成されて、前記筐体の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置され、前記軸流型送風機は、前記熱交換器の略中央に配置され、前記回転体、及び、前記ファンを前記筐体の前面に寄せて前記筐体の上面部に載置して設けると共に、前記ダクトを前記筐体の前面側に上下に亘って配置した構成としても良い。また、前記回転体は、前記前面の略中心位置に配置され、前記回転軸は、前記筐体の左側面、及び、右側面に向かって突出し、前記回転軸の両端部に前記ファンをそれぞれ連結した構成としても良い。また、前記ファンは、回転により外気を吸込み、当該外気を前記ダクトを介して前記熱交換器の下部に搬送して吹き付ける構成としても良い。また、前記ファンは、回転により前記熱交換器の下部を通過した空気を吸い込んで、前記ダクトを介して当該空気を前記筐体の上方に排気する構成としても良い。
本発明によれば、熱交換器を通して吸い込んだ空気を送風機を介して吹き出す形式の空気調和装置の室外ユニットにおいて、前記送風機を介して吹き出される空気により回転する回転体と、前記回転体の回転により吸い込まれる外の空気を前記熱交換器の送風機から離れた部位に供給するダクトとを備えたため、消費電力量を増やすことなく、熱交換器の送風機から離れた部位に向かう空気の吸込み量を増大することができ、熱交換器全体を効率良く利用することができる。
第1実施形態に係る空気調和装置の室外ユニットの側断面図である。 室外ユニットの内部構成を示す上面図である。 室外ユニットの外観を示す斜視図である。 回転ユニットを示す斜視図である。 吹付けダクトを示す斜視図である。 第2実施形態の室外ユニットを示す斜視図である。 第2実施形態の室外ユニットを示す斜視図である。 第2実施形態の回転ユニットを示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
本構成に係る空気調和装置は、室外ユニット10と室内ユニット(図示せず)とから構成されており、冷媒配管により接続された冷媒回路に冷媒を流して、冷房運転および暖房運転を行う。室外ユニット10は、室外に設置され、室外空気と熱交換して冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下および左右といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその前面側から見た場合の方向を示している。
図1は、室外ユニット10を右側から見た側断面図であり、図2は、室外ユニット10の内部構成を示す上面図である。室外ユニット10は、略直方体箱形状のユニットケース(筐体)11を備え、このユニットケース11は、底板12と、この底板12の四隅から鉛直方向に延びる支柱14と、前面パネル15とを有して構成される。
底板12上には、図2に示すように、上面視略コ字形状に屈曲されて形成された熱交換器21が配置されている。具体的には、この熱交換器21は、ユニットケース11の側面部を構成し、このユニットケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置されている。また、熱交換器21の上部には、図1に示すように、室外ファン(軸流型送風機)22が配置される。この室外ファン22は、熱交換器21の上方に配置されるファンモーター(モーター)23と、このファンモーター23のモーターシャフト51に取り付けられたプロペラファン(羽根車)24とを備えて構成される。このプロペラファン24は、コ字形状の熱交換器21の略中央に位置するように配置されている。
プロペラファン24の周囲には、プロペラファン24の吸込側の空気を吹出側に案内するベルマウス25が設けられている。このベルマウス25は、樹脂成型によって形成され、軽量化及び所望な形状の実現を可能としている。ベルマウス25は、図1に示すように、吹出開口25Aと、この吹出開口25Aよりも拡径した吸込開口25Bとを備えて筒状に形成されており、吹出開口25Aに連通して吸込開口25Bに向かって徐々に拡径するように傾斜する内壁29とを備える。ベルマウス25の吹出開口25Aは、プロペラファン24への人体などの接触を防止するファンガード26で覆われる。また、ベルマウス25の周囲には、発泡スチロール等の断熱材27を介して化粧パネル(図示せず)が設けられている。
ファンモーター23によりプロペラファン24が回転駆動されると、室外ユニット10の周囲、より具体的には図中矢印Xで示すように、ユニットケース11の前面を除いた左側面側、背面側及び右側面側から外気がユニットケース11内に吸い込まれ、このユニットケース11の上面部に設けられたベルマウス25の吹出開口25Aを通じて外に排出される。つまり、この室外ユニット10は、上面から熱交換後の空気を吹き出す上面吹き出しタイプに構成されている。
ユニットケース11内には、底板12上に、冷媒回路の一部を構成する圧縮機30(図1)、アキュムレータ31、オイルセパレーター32及びレシーバータンク33が設けられるとともに、四方弁(図示せず)や膨張弁(図示せず)といった弁体などの冷媒回路構成部品が配管接続されて収容される。これら冷媒回路構成部品の配管の一端側は、熱交換器21を介して室内ユニットと配管接続され、当該冷媒回路構成部品の配管の他端側は室内ユニットに配管接続され、これにより、冷媒を循環する冷媒回路が構成される。
ユニットケース11は、当該ユニットケース11の前面側に底板12から上方に延びる仕切り板35を備える。この仕切り板35は、途中までまっすぐ上方に延びた後に斜め前方に屈曲され、その上端部がベルマウス25の前面側に配置される電装ボックス34に接続されている。ユニットケース11内は、仕切り板35によって、熱交換室36と機械室37とに区分けされ、この機械室37にメンテナンス頻度の高い圧縮機や冷媒回路構成部品が収容され、熱交換室36には、メンテナンス頻度の低い熱交換器21や、圧力容器としてのアキュムレータ31、オイルセパレーター32及びレシーバータンク33が収容される。このため、本実施形態では、前面パネル15を取り外すと、作業者が前面側からユニットケース11内の圧縮機30や電装ボックス34のメンテナンス作業を容易に行うことができる。更に、機械室37に収容された圧縮機30等の機器は、仕切り板35により直接雨滴がかかることが防止される。
アキュムレータ31は、流入した冷媒を気液分離して、圧縮機30に液冷媒が流入することを防止する圧力容器である。本実施形態では、アキュムレータ31は、底板12の略中央に配置されるとともに、圧縮機30やオイルセパレーター32等と比べて高さの高い形状に形成されている。このため、アキュムレータ31の上部には、アキュムレータ31をユニットケース11に支持する支持部材38が設けられ、当該アキュムレータ31の揺動を防止している。
室外ユニット10は、図3に示すように、空気搬送ユニット50を備える。なお、この図3は、ファンガード26を取り外した状態の室外ユニット10を示している。空気搬送ユニット50は、回転ユニット5と、ダクトユニット45とを備える。回転ユニット5は、ユニットケース11の上面部11Aの上に載置されて、電装ボックス34の上方に配置される。ダクトユニット45は、回転ユニット5の後述するファン43を内部に収容し、前面パネル15の前面側に配置され、ユニットケース11の上方から下方に亘って延在する。ダクトユニット45は、中空であり、ダクトユニット45内には、ファン43の回転によって空気の流れが形成される。空気搬送ユニット50は、室外ユニット10に着脱自在に設けられ、前面パネル15を取り外してユニットケース11内の圧縮機30や電装ボックス34のメンテナンス作業を行う際には、空気搬送ユニット50を容易に取り外すことができる。また、ダクトユニット45は、前面パネル15の前面側に配置されるため、熱交換器21を覆って塞いでしまうことなく、ダクトユニット45をユニットケース11の上方から下方に亘って延在させることができる。
回転ユニット5は、遠心送風機40と、遠心送風機40の両側に配置されたファン43とを備える。遠心送風機40は、プロペラファン24の回転によってユニットケース11の上方に押し出された空気で回転軸42を中心に回転駆動する回転体41と、回転体41を内部に収容するケース40Aとを備える。ケース40Aには、上下に貫通する吸込口40Bと、吹出口40Cとを備える。吸込口40B、及び、吹出口40Cは、吹出開口25Aに略垂直方向に連通している。
ファン43は、遠心送風機40の回転軸42に連結される。ファン43は、回転軸42の両端側に連結されており、ユニットケース11の対向する両側面側から外気温度の空気をそれぞれ吸い込むように配置されている。この構成によれば、プロペラファン24によりユニットケース11外に押し出される空気は、ユニットケース11の上方に押し出されるのに対して、ファン43は、ユニットケース11の側方から空気を吸い込むため、ファン43がプロペラファン24により吹出された空気を吸い込むのを防ぎ、エアショートを発生しにくくすることができる。
また、ファン43は、ダクトユニット45に一体に取り付けられている。ダクトユニット45は、ユニットケース11の上方に設けられたファン43で吸い込まれた空気を、ユニットケース11の下方に搬送する搬送ダクト45Aと、搬送ダクト45Aを通ってユニットケース11の下方に搬送された空気を熱交換器21に吹き付けるための吹付けダクト45Bとを備える。
回転体41、及び、ファン43は、ともに遠心送風機であり、大きな静圧を得ることができるため、ファン43の上流、或いは、下流に比較的長いダクトユニット45を備えていても、大きな送風量を得ることができ、効率よく、熱交換器21の下部に向かう空気の吸込み量を増大させることができる。
図4は、ダクトユニット45内に収容されたファン43を破線で示した状態の回転ユニット5を示す図である。図4に示すように、プロペラファン24により吹出開口25Aを介してユニットケース11から上方に押し出された空気は、図4中の矢印X1で示されるように、吸込口40Bからケース40A内を通って、吹出口40Cに流れる。プロペラファン24によりユニットケース11の上方に押し出される空気による風量は非常に多いため、ケース40A内に収容された回転体41が、この空気の流れによって勢いよく回転する。回転体41が回転すると、この回転体41の回転軸に連結されたファン43が回転し、ファン43の回転によって、図4中の矢印X2で示されるように、ユニットケース11の側方から外気がダクトユニット45に吸い込まれてダクトユニット45に沿って搬送ダクト45A、吹付けダクト45Bへと搬送される。
吹付けダクト45Bは、図5に示すように、ユニットケース11の底板12の四隅から鉛直方向に延びる支柱14の外側を通って搬送ダクト45Aに連結されるように、凹部45Dが設けられている。ダクトユニット45は、搬送ダクト45A、凹部45D、吹付けダクト45Bは、それぞれ風向が転換する部分がR形状に湾曲させて形成されている。この構成によれば、ダクトユニット45内の通風抵抗を低減させて、ファン43でダクトユニット45内に吸い込まれた空気の風量を低減させることなく吹付けダクト45Bに搬送することができる。
吹付けダクト45Bには、熱交換器21に対向する面に吹付け口45Cが設けられる。吹付け口45Cは、吹付けダクト45Bの熱交換器21に対向する面の略全体を切り抜いて形成される構成であっても良いし、或いは、複数の穴から形成されていても良い。吹付け口45Cは、例えば、風圧の大きい搬送ダクト45A側に径の小さい穴を設け、風圧の低下に応じて、搬送ダクト45Aから離れるに応じて徐々に穴径を広げていくことで、熱交換器21の下部に水平方向に同様の風量の空気を吹付ける構成としても良い。また、本実施形態では、吹付けダクト45Bは、熱交換器21の対向する2側面に空気を吹き付ける構成としたが、各吹付けダクト45Bを略L字状に形成し、ユニットケース11の背面側にも空気を吹き付けることができる構成としても良い。
<第2実施形態>
上述の第1実施形態では、ユニットケース11の外側にダクトユニット45を設け、ファン43でダクトユニット45内に吸い込んだ空気を搬送ダクト45Aを介して熱交換器21の下部に搬送し、吹付けダクト45Bから熱交換器21に空気を押し込むようにして吹付ける構成とした。この第1実施形態では、熱交換器21下部からの空気の吸込み量を増大させることはできるが、ユニットケース11内の空気の出口は、吹出開口25Aの面積でしか無い為、全体的な風量の増加は望めない場合がある。この第2実施形態は、熱交換器21下部からの空気の吸込み量を増大させるとともに、室外ユニット10の全体的な風量を増加させるためになされたものである。なお、この第2実施形態の室外ユニット10の内部構成は、図1、図2で示した第1実施形態の室外ユニット10と同様であり、その説明を省略する。
室外ユニット10は、図6、及び、図7に示すように、空気搬送ユニット150を備える。なお、この図6は、ファンガード26、及び、前面パネル15を取り外した状態の室外ユニット10を示しており、説明の便宜のためにユニットケース11内に設けられる冷媒回路構成部品及び配管、並びに電装ボックスの図示を省略した。
空気搬送ユニット150は、回転ユニット115と、ダクトユニット145とを備える。回転ユニット115は、ユニットケース11の上面部11Aの上に載置されて、電装ボックス34の上方に配置される。ダクトユニット145は、回転ユニット115の後述するファン143を内部に収容し、前面パネル15の前面側に配置され、ユニットケース11の上方から下方に亘って延在する。ダクトユニット145は、中空であり、ダクトユニット145内には、ファン143の回転によって空気の流れが形成される。
空気搬送ユニット150は、室外ユニット10に着脱自在に設けられ、前面パネル15を取り外してユニットケース11内の圧縮機30や電装ボックス34のメンテナンス作業を行う際には、空気搬送ユニット150を容易に取り外すことができるように構成されている。ダクトユニット145は、図7に示すように、搬送ダクト145Aと、吸込みダクト145Bから構成される。搬送ダクト145Aは、前面パネル15の内側で、且つ、支柱14の内側に沿って配置され、ユニットケース11の内部に収容されて、ユニットケース11の上方から下方に亘って延在する。吸込みダクト145Bは、図6に示すように、搬送ダクト145Aから延出し、熱交換器21の下部内側を略水平方向に熱交換器21に沿って配置される。吸込みダクト145Bは、図示は省略したが、熱交換器21と対向する面に開口を有し、この開口は、中空のダクトユニット145に連通している。
ダクトユニット145の内部には、図7に示すように、ファン143が備えられる。このファン143の回転によって、熱交換器21の下部を通過してユニットケース11内に導かれる空気は、熱交換器21の内側から吸込みダクト145B、及び、搬送ダクト145Aを介して吸い上げられ、ダクトユニット145の上方に設けられた、排気口145Cから排出(吐出)される。
回転ユニット115は、図8に示すように、遠心送風機40と、遠心送風機40の両側に配置されたファン143とを備える。遠心送風機40は、プロペラファン24の回転によってユニットケース11の上方に押し出された空気の流れX1によって回転軸42を中心に回転駆動される回転体41と、回転体41を内部に収容するケース40Aとを備える。ケース40Aには、上下に貫通する吸込口40Bと、吹出口40Cとを備える。吸込口40B、及び、吹出口40Cは、吹出開口25Aに略垂直方向に連通している。
ファン143は、遠心送風機40の回転軸42に連結される。ファン143は、回転軸42の両端側に連結されており、ダクトユニット145を介して熱交換器21の下側から、熱交換器21の下部を通過してユニットケース11内に導かれる空気を吸込み、ダクトユニット145を上方に開放して形成された排気口145Cから排気する。つまり、ファン143は熱交換器21に対して、引き込み式ファンとなるため、ユニットケース11内部の静圧を上げることがなく、プロペラファン24、及び、ファン143,143でユニットケース11内から空気を吸い上げることができ、結果として、風量(排気量)を増大させることができる。
次に、空気搬送ユニット150の動作について詳述する。空気搬送ユニットは、図8に示すように、プロペラファン24によりユニットケース11から上方に押し出された空気で回転駆動する回転体41と、この回転体41の両側に延出する回転軸42の両端にそれぞれ連結されたファン143,143とを備える。プロペラファン24によりユニットケース11から上方に押し出された空気は、図8中の矢印X1で示されるように、吸込口40Bからケース40A内を通って、吹出口40Cに流れる。プロペラファン24によりユニットケース11の上方に押し出される空気による風量は非常に多いため、ケース40A内に収容された回転体41が、この空気の流れによって勢いよく回転する。
回転体41が回転すると、この回転体41の回転軸42に連結されたファン143が回転し、ファン143の回転によって、図8中の矢印X3で示されるように、ダクトユニット145内の空気が排気口145Cから排出される。これにより、ダクトユニット145内は負圧となり、吸込みダクト145Bに熱交換器21に対向して形成された開口から空気が吸い込まれる。つまり、熱交換器21の下部から、ファン143の回転によってダクトユニット145内が負圧になり、吸込みダクト145Bから熱交換器21の下側の空気が吸い込まれる。これにより、熱交換器21の下部では、ユニットケース11内に外側から空気が引き込まれ、熱交換器21内を流れる冷媒と熱交換する。つまり、熱交換器21の下部からの空気の吸込み量を増大させることができる。ファン143によってユニットケース11内に熱交換器21の下部を介して引き込まれた空気は、ダクトユニット145を介して、排気口145Cからユニットケース11の上方に排気される。
この構成によれば、ダクトユニット145をユニットケース11の内部に設置することができるため、室外ユニット10のコンパクト化を図り、熱交換器21の下部からの空気の吸込み量を増大し、熱交換器21全体を効率良く利用することができる。また、熱交換器21の下部を通過した空気をダクトユニット145を介してユニットケース11の上方に吐き出すため、排出した空気が熱交換器21に吸い込まれるのを防ぐことができ、エアショートが発生しにくくすることができる。
以上第1実施形態、及び、第2実施形態を用いて説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、熱交換器21を通して吸い込んだ空気を室外ファン22を介して吹き出す形式の空気調和装置の室外ユニット10において、室外ファン22介して吹き出される空気により回転する回転体41と、回転体41の回転により吸い込まれる外の空気を熱交換器21の室外ファン22から離れた部位に供給するダクト45とを備えたため、消費電力量を増やすことなく、熱交換器21の室外ファン22から離れた部位に向かう空気の吸込み量を増大させることができ、熱交換器21全体を効率良く利用することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、ユニットケース11の底板12上に配置されて少なくともユニットケース11の一側面を形成する熱交換器21と、この熱交換器21の上部に配置される室外ファン22とを備える空気調和装置の室外ユニット10において、ユニットケース11の上面部11Aに、回転体41と、回転体41の回転軸42に連結され回転体41の回転に伴って回転するファン43と、ファン43の回転により形成される空気の流れを熱交換器21の下部に伝達するダクトユニット45と、を備え、回転体41を室外ファン22により上方に押し出された空気で回転させるため、上方に押し出された空気で回転体41を回転させて、ファン43を用いて熱交換器21下部に向かう空気の吸込み量を増大させることができ、消費電力量を増やすことなく、熱交換器21全体を効率良く利用することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、熱交換器21は、上面視略コ字形状に屈曲されて形成されて、ユニットケース11の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置され、室外ファン22は、熱交換器21の略中央に配置され、回転体41、及び、ファン43をユニットケース11の前面パネル15側に寄せてユニットケース11の上面部11Aに載置して設けると共に、ダクトユニット45をユニットケース11の前面側に上下に亘って配置したため、熱交換器21の熱交換面積を大きくとり、且つ、ダクトユニット45を熱交換器21を介してユニットケース11内に吸い込まれる空気の流れを妨げることなく室外ユニット10に取り付けることができる。また、回転体41、及び、ファン43を、電装ボックス34の上部で、プロペラファン24の抵抗とならい位置に設置することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、回転体41は、ユニットケース11の前面の略中心位置に配置され、回転軸42は、ユニットケース11の左側面、及び、右側面に向かって突出し、回転軸42の両端部にファン43をそれぞれ連結したため、ユニットケース11の前面側の電装ボックス34の上部のスペースを有効的に利用して、回転体41と、二つのファン43を設けることができる。これにより、ファン43でユニットケース11の両側面側から空気を吸い込むことができ、熱交換器21下部からの空気の吸込み量を増大することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、ファン43は、回転により外気を吸込み、当該外気をダクトユニット45を介して熱交換器21の下部に搬送して吹き付けるため、上吹きの室外ユニット10のプロペラファン24によりユニットケース11の上方に押し出される空気の一部を利用して回転体41と、回転体41に連結されたファン43を回転させ、熱交換器21の吸込み量の少ない下部にユニットケース11の外の空気を押し込むことができるため、消費電力量を増大することなく、熱交換器21の下部の空気の吸込み量を増大させることができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、ファン43は、回転により熱交換器21の下部を通過した空気を吸い込んで、ダクトユニット145を介して当該空気をユニットケース11の上方に排気するため、上吹きの室外ユニット10のプロペラファン24によりユニットケース11の上方に押し出される空気の一部を利用して回転体41と、回転体41に連結されたファン43を回転させ、熱交換器21の吸込み量の少ない下部の内側から、熱交換されたユニットケース11内の空気を吸い上げることができ。これにより、熱交換器21の下部がユニットケース11内で負圧となり、熱交換器21の下部からユニットケース11の外の空気がユニットケース11内に吸い込まれるため、消費電力量を増大することなく、熱交換器21の下部の空気の吸込み量を増大させることができる。
10 室外ユニット
11 ユニットケース(筐体)
12 底板
15 前面パネル(前面)
21 熱交換器
22 室外ファン(軸流型送風機、送風機)
25A 吹出開口
25B 吸込開口
41 回転体
42 回転軸
43、143 ファン
45、145 ダクトユニット
50、150 空気搬送ユニット
150 空気搬送ユニット

Claims (6)

  1. 熱交換器を通して吸い込んだ空気を送風機を介して吹き出す形式の空気調和装置の室外ユニットにおいて、
    前記送風機を介して吹き出される空気により回転する回転体と、前記回転体の回転により吸い込まれる外の空気を前記熱交換器の送風機から離れた部位に供給するダクトとを備えたことを特徴とする空気調和装置の室外ユニット。
  2. 筺体の底板上に配置されて少なくとも前記筐体の一側面を形成する熱交換器と、この熱交換器の上部に配置される軸流型送風機とを備える空気調和装置の室外ユニットにおいて、
    前記筐体の上面部に、回転体と、前記回転体の回転軸に連結され前記回転体の回転に伴って回転するファンと、前記ファンの回転により形成される空気の流れを前記熱交換器の下部に伝達するダクトと、を備え、前記回転体を前記軸流型送風機により上方に押し出された空気で回転させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット。
  3. 前記熱交換器は、上面視略コ字形状に屈曲されて形成されて、前記筐体の左側面から背面及び右側面に沿わせて配置され、前記軸流型送風機は、前記熱交換器の略中央に配置され、前記回転体、及び、前記ファンを前記筐体の前面に寄せて前記筐体の上面部に載置して設けると共に、前記ダクトを前記筐体の前面側に上下に亘って配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置の室外ユニット。
  4. 前記回転体は、前記筐体の前面の略中心位置に配置され、前記回転軸は、前記筐体の左側面、及び、右側面に向かって突出し、前記回転軸の両端部に前記ファンをそれぞれ連結したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
  5. 前記ファンは、回転により外気を吸込み、当該外気を前記ダクトを介して前記熱交換器の下部に搬送して吹き付けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
  6. 前記ファンは、回転により前記熱交換器の下部を通過した空気を吸い込んで、前記ダクトを介して当該空気を前記筐体の上方に排気することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
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