JP2013024512A - ガスノズルの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスノズル(2)の下流端の中心と、混合管(30)の吸込筒(31)の中心とを同軸上に位置決めする作業を少ない部品で容易に且つ確実に行なえるようにする。
【解決手段】混合管(30)に沿って位置する一対の側板(11)と、これらを連結し且つ吸込筒(31)の開放端(31a)に平行な連結板(12)とから固定具(1)を構成する。側板(11)間の幅は吸込筒(31)の外径に略一致し、側板(11)に混合管(30)の両側の突設片(30a)(30b)が差込可能なスリット(10)を設け、連結板(12)にガスノズル(2)を差込可能な貫通孔(13)を設ける。突設片(30a)(30b)をスリット(10)へ差し込み、ガスノズル(2)の下流端(23)を貫通孔(13)へ差し込み、係合リブ(22)が連結板(12)に設けられた切欠(15)に係合することにより、ガスノズル(2)の下流端の中心と混合管(30)の吸込筒(31)の中心とは同軸上に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガスバーナの吸込筒に対してガスノズルを位置決めした状態で固定するためのガスノズルの取付構造に関する。
図6に示すように、従来のコンロ本体に固定されるガスバーナのバーナ本体(103)を構成している混合管(130)の上流端には、ガス及び一次空気供給用の吸込筒(131)が形成されている。そして、この吸込筒(131)と、ガス管(140)の先端部を接続させたガスノズル(104)とを、位置決め状態で固定するための固定具(105)として、特許文献1に開示のものが本出願人によって先に提案されている。
吸込筒(131)の開放端は、蓋体(133)によって閉塞されており、蓋体(133)の中央にはガスノズル(104)の下流端が差し込まれる嵌合穴(132)が開口していると共に、その周囲には、複数の空気取入れ口(134)が開口している。
この従来の固定具(105)は、吸込筒(131)の開放端の中心に対してガスノズル(104)の下流端の中心が同軸上に位置するように、ガスノズル(104)の下流端を嵌合穴(132)に差し込んだ状態を維持できるようにするもので、略コ字形状に折り曲げられたノズル支持板(155)と、ノズル支持板(155)の形状に応じて金属線材を略コ字形状に折り曲げてなる押えバネ(154)とから構成されている。
ノズル支持板(155)は、混合管(30)の両側に位置させる一対の側板(151)とこれら側板(151)の一端辺相互を繋ぐ連結板(152)とから構成されている。そして、連結板(152)にはガス管(140)の先端部を斜め上方から差し込むための切欠(150)が、連結板(152)の中心部から斜め上方に開放するように形成されていると共に、各側板(151)にはスリット(153)が中間部から下流側に開放するように形成されている。一方、混合管(130)の両側部には突設片(130a)(130b)が水平に張り出している。
吸込筒(131)とガスノズル(104)とを位置決め状態で固定するにあたっては、突設片(130a)(130b)をスリット(153)内に差し込むと共に、切欠(150)内にガス管(140)をその斜め上方から収容させる。そして、この状態にて、突設片(130a)(130b)に設けた係合孔(135)と、両側板(151)に設けた切欠(156)とに押えバネ(154)を係止させる。これにより、押えバネ(154)の付勢力で、吸込筒(131)とガスノズル(104)とは、ノズル支持板(155)を介して、位置決め状態で固定されることとなる。
上記特許文献1の取付構造によれば、ガスノズル(104)の下流端は、吸込筒(131)に設けた蓋体(133)の嵌合穴(132)に差し込まれた状態で固定される。このため、吸込筒(131)の開放端の中心とガスノズル(104)の下流端の中心とを同軸上で位置合わせしやすく、組み立て性に優れている。
特開平6−272827号公報
ところで、ガスバーナの燃焼性能を高めるためにはガスノズル(104)の下流端を吸込筒(31)に差し込まず、吸込筒(131)の開放端とガスノズル(104)の下流端とを対向離間させてこれらを固定することが望まれる。
しかしながら、吸込筒(131)の開放端とガスノズル(104)の下流端とを対向離間させて配置する場合、吸込筒(131)の開放端の中心とガスノズル(104)の下流端の中心とを同軸上で合わせた状態で配置し、その位置決め状態を維持することが難しい。
さらに、上記した固定具(105)では、ガス管(140)と接続されたガスノズル(104)をバーナ本体(103)へ押圧してノズル支持板(155)に固定するために押えバネ(154)を必要としているから、その分、部品点数が多くなっており、固定具(105)によるノズルの取付作業が煩雑で困難であるといった問題がある。
この発明の目的は、混合管とガスノズルとを位置決め状態で固定するにあたって、混合管の吸込筒とガスノズルの下流端とを対向離間させて配置する場合でも、吸込筒の開放端の中心とガスノズルの下流端の中心とを容易に同軸上に位置させることが可能なガスノズルの取付構造を提供することにある。
この発明は、バーナ本体と、ガスノズルが一体化されたノズルユニットとを有し、前記バーナ本体を構成する混合管の上流端であり燃料ガスや燃焼用空気を吸い込む吸込筒と、前記ガスノズルの下流端とを、前記吸込筒の開放端の中心と前記ガスノズルの下流端の中心とが同軸上に位置するように、固定具を介して、対向離間させて固定するためのガスノズルの取付構造において、
前記混合管と前記固定具とを上下方向及び軸方向に位置決めして固定するために、前記混合管と前記固定具の一方に第1位置決め部が、他方に第1被位置決め部が設けられており、
前記混合管と前記固定具とを左右方向に位置決めして固定するために、前記混合管と前記固定具の一方に第2位置決め部が、他方に第2被位置決め部が設けられており、
前記ガスノズルと前記固定具とを上下方向及び左右方向に位置決めして固定するために、前記ガスノズルと前記固定具の一方に第3位置決め部が、他方に第3被位置決め部が設けられており、
前記ガスノズルと前記固定具とを軸方向に位置決めして固定するために、前記ノズルユニットと前記固定具の一方に第4位置決め部が、他方に第4被位置決め部が設けられており、
前記バーナ本体と前記ノズルユニットとをそれぞれコンロ本体に固定したことを特徴とするガスノズルの取付構造である。
上記ガスノズルの取付構造によれば、混合管と固定具とが上下及び左右方向並びに軸方向に位置決めされているとともに、ガスノズルと固定具とがこれらを上下及び左右方向に位置決めされているため、ガスノズルと固定具とを軸方向に位置決めしてバーナ本体とノズルユニットをコンロ本体に固定すると、混合管の吸込筒とガスノズルの下流端とを対向離間させて配置する場合でも、吸込筒の開放端の中心とガスノズルの下流端の中心とを同軸上に位置合わせすることができる。
また、本発明は、バーナ本体と、ガスノズルが一体化されたノズルユニットとを有し、前記バーナ本体を構成する混合管の上流端であり燃料ガスや燃焼用空気を吸い込む吸込筒と、前記ガスノズルの下流端とを、前記吸込筒の開放端の中心と前記ガスノズルの下流端の中心とが同軸上に位置するように、固定具を介して、対向離間させて固定するためのガスノズルの取付構造において、
前記混合管は、混合管の両側部に張り出す突設片を有し、
前記ノズルユニットは、前記固定具と係合可能な係合部を有しており、
前記固定具は、前記混合管に沿って相互に平行に位置する一対の側板と、前記側板相互を連結し且つ前記吸込筒の開放端に対して平行に位置する連結板とを有し、
前記側板には、前記突設片を差込可能なように前記側板の中間部から下流側に開放するスリットが形成され、前記突設片を前記スリットへ差し込んだ状態にて、前記吸込筒の外周部と対向する内面に規制部が形成されてあり、
前記連結板には、前記突設片を前記スリットへ差し込んだ状態にて、前記吸込筒の開放端の中心が前記ガスノズルの下流端の中心と同軸上に位置する所定位置に、前記ガスノズルの下流端を差込可能な貫通孔が形成され、
前記ガスノズルの下流端が前記貫通孔へ差し込まれたとき、前記係合部が係合可能な被係合部が、前記連結板の上流側側面に設けられており、
前記バーナ本体と前記ノズルユニットとをそれぞれコンロ本体に固定したことを特徴とするガスノズルの取付構造である。
上記混合管は、混合管の両側部に張り出す突設片を有し、固定具は、前記混合管に沿って相互に平行に位置する一対の側板を有しており、側板には混合管に形成された突設片を差込可能なスリットと、突設片をスリットへ差し込んだ状態にて、吸込筒の外周部と対向する内面に規制部が形成されているから、混合管の突設片がスリット内に差し込まれると、固定具は突設片とスリットにより混合管に対して上下方向に位置決めされるとともに、吸込筒の外周部と固定具の規制部とにより左右方向にも位置決めされる。
一方、固定具は、吸込筒の開放端の中心がガスノズルの中心と同軸上に位置する所定位置に、ガスノズルの下流端を差込可能な貫通孔が形成されているとともに、ガスノズルに設けられた係合部と係合可能な被係合部が、上流側側面に設けられた連結板を有しているから、貫通孔でガスノズルの下流端が上下及び左右に位置決めされるとともに、連結板の上流側側面でも係合部と被係合部とにより固定具とガスノズルとが軸方向に位置決めされる。従って、上記のように固定具が混合管に対して上下及び左右方向で位置決めされれば、ガスノズルの下流端を貫通孔に差し込むと共に、バーナ本体とをノズルユニットをコンロ本体に固定することにより、吸込筒の開放端とガスノズルの下流端とを対向離間させた状態で、吸込筒の開放端の中心とガスノズルの下流端の中心とを同軸上に配置させることができる。
また、上記取付構造において、前記吸込筒と前記ガスノズルとの間に前記固定具が装着されたとき、前記吸込筒と前記固定具とは、前記スリットの基端部と前記突設片の上流端縁との間に隙間が生じるように設けられていてもよい。
混合管を有するバーナ本体とガスノズルが一体化されたノズルユニットとがコンロ本体に固定される取付構造では、これらの部材の自由度が小さい。それゆえ、これらの間に固定具を装着した際に、スリットの基端部と突設片の上流端縁との間に隙間が生じるように設けられていれば、これらの部材の自由度が大きくなり、取付時の作業性が向上する。また、吸込筒の開放端の中心とガスノズルの下流端の中心とがずれていた場合、容易に同軸上にこれらを位置合わせできる。
さらに、上記取付構造において、好ましくは、
前記貫通孔は、バーリング加工により形成されると共に、前記連結板の上下辺には、庇片をそれぞれ上流側に突出するように張り出させ、
前記庇片各々の中央に、前記被係合部が上流側に開放するように形成される。
上記取付構造によれば、バーリング加工によって貫通孔の下流側側面に形成される筒状部が形成されるから、ガスノズルの下流端の差し込みが容易になるとともに、係合部と被係合部とを係合させるときの自由度を大きくすることができる。
以上のように、この発明では、ガスノズルと混合管とを位置決め状態で固定するにあたって、ガスノズルの下流側の先端部と、混合管の上流側の吸込筒とを対向離間させて配置する場合でも、ガスノズルの先端部の中心と、混合管の吸込筒の中心とを容易に同軸上に位置させることができる。これにより、ガスノズルのバーナ本体への取付けが容易となる。また、固定具は1つの部品からなり、押えバネ等の他の部品を用いない分、部品点数が軽減され、固定具の組み付けが容易となる。
本発明の実施の形態におけるガスノズルの取付構造に採用したバーナ本体とガスバルブと固定具との関係を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態におけるガスノズルの取付構造に採用した固定具の斜視図である。 本発明の実施の形態におけるガスノズルの取付構造に採用したバーナ本体の混合管と固定具とガスノズルの関係を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態におけるガスノズルの取付構造の取付完了状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態におけるガスノズルの取付構造の取付完了状態を示す斜視図である。 従来のガスノズルの取付構造の一例を示す概略斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施の形態に採用されるガスバーナを構成する板金製のバーナ本体(3)と、バルブユニット(20)に具備させたガスノズル(2)が一体化されたノズルユニット(2a)との関係を示している。なお、図示しないが、本実施の形態において、バーナ本体(3)は混合管(30)の下流側でコンロ本体に直接固定されており、ノズルユニット(2a)はバルブユニット(20)を介してコンロ本体に間接固定されている。
バーナ本体(3)は、基本的に、図6で示した従来のものと同様な構成のものが採用可能であり、対称的に膨出させた板金を対称面で折り曲げて上下に重ね、膨出部で混合管(30)を形成し、非膨出部(平板部)は突設片(30a)(30b)として、混合管(30)の両側に水平に張り出させている。混合管(30)の上流端には、大径の吸込筒(31)が形成され、吸込筒(31)の開放端(31a)より、燃料ガス及び燃焼用空気がバーナ本体(3)内に吸込まれる。尚、開放端(31a)は、ガス等が供給される供給穴と、その周囲に複数の空気取り入れ口を有する蓋体によって閉塞されている。
吸込筒(31)に燃料ガスを噴出するガスノズル(2)は、アルミダイキャストからなるノズルユニット(2a)と一体成形されてコンロ本体内に内蔵されており、ガスを供給したり火力を調節したりするバルブユニット(20)のガス通路の下流端にビス等に固定される。
ノズルユニット(2a)の先端部(21)は、円筒形を呈しており、先端部(21)の頂部には、その軸線に沿って、所定幅の係合リブ(係合部)(22)が突設されている。
バーナ本体(3)とバルブユニット(20)とは、取付完了後に、ガスノズル(2)の下流端(23)が吸込筒(31)の開放端(31a)から所定距離を離れて対向するように、コンロ本体内の所定位置にそれぞれビス止めされる。
固定具(1)は、図2及び図3に示すように、所定形状に打ち抜かれた板金を折り曲げることにより上面視で略コ字形状に形成されている。より詳細には、固定具(1)は、バーナ本体(3)の突設片(30a)(30b)を差込可能なスリット(10)が一端に開放する一対の側板(11)と、これら一対の側板(11)の上流側他端に連結され且つガスノズル(2)の下流端が差し込まれる貫通孔(13)が形成されている連結板(12)とから構成されている。
側板(11)は、下流側よりも上流側の方が幅広となり、上流側で上下方向に膨らむ波形形状を有している。スリット(10)は、側板(11)の中間部から下流側に開放しており、側板(11)の横中心線に沿って波形に形成されている。また、スリット(10)の幅は、突設片(30a)(30b)の厚さよりも大きく形成されている。尚、スリット(10)の基端部は、突設片(30a)(30b)が差し込まれたときに、吸込筒(31)の開放端と連結板(12)とを一定距離、離間させることができれば、さらに上流側あるいは下流側に設けられてもよい。
また、混合管(30)の突設片(30a)(30b)をスリット(10)(10)へ差し込んだ状態にて、吸込筒(31)の上流端である開放端(31a)近傍の外周部と対向するように、側板(11)(11)の内面に突片(規制部)(14)(14)が設けられている。側板(11)(11)間の距離は、突片(14)(14)間に吸込筒(31)が僅かな隙間を介して嵌まり込む程度の距離に設定されている。
尚、側板(11)と連結板(12)との連結部には、上下方向の中間部で打ち抜き部(11a)が形成されている。これにより、固定具(1)の内方に一次空気がより吸い込まれやすくなる。
貫通孔(13)は、連結板(12)の中央部分にバーリング加工を施すことによって形成されている。これにより、連結板(12)の下流側側面の貫通孔(13)の周縁には、筒状部(13a)が側板(11)と同じ方向に突設されている。
また、連結板(12)の上流側側面の上下両辺からは庇片(12a)(12b)が、それぞれ側板(11)とは反対方向の上流側に張り出してあり、庇片(12a)(12b)各々の中央には、庇片(12a)(12b)の突出方向に向かって開放する切欠(被係合部)(15)が形成されている。この切欠(15)の幅は、前述した先端部(21)に突設させた係合リブ(22)の幅よりも大きめの幅に設定されている。
次に、バーナ本体(3)とガスノズル(2)とを、固定具(1)を介して固定する取付方法の一例について説明する。なお、以下は、コンロ本体に固定されたバルブユニット(20)にノズルユニット(2a)が取り付けられた状態で、固定具(1)を介してバーナ本体(3)を固定する取付方法である。
固定具(1)を、バーナ本体(3)に取り付けるにあたっては、図3に示すように、まず側板(11)のスリット(10)をバーナ本体(3)側に開放する姿勢に合わせ、バーナ本体(3)の混合管(30)の突設片(30a)(30b)を、スリット(10)(10)にそれぞれ挿入していく。
突設片(30a)(30b)がスリット(10)(10)内に挿入されていくと、スリット(10)内に挿入された突設片(30a)(30b)は、その上面及び下面が、波形を構成しているスリット(10)の複数の頂点によって支えられる態様で嵌入される。このように、スリット(10)を波形に形成しておくことにより、挿入が容易で且つ保持力が強固な係合が可能となる。
そして、図4に示すように、混合管(30)の突設片(30a)(30b)がスリット(10)(10)の基端部に当接すると、混合管(30)の側板(11)(11)間への挿入は阻止され、固定具(1)がバーナ本体(3)へ仮装着される。このとき、吸込筒(31)の開放端(31a)近傍の外周部は、側板(11)の内面側に突出させた突片(14)と一定距離、離れて対向するから、吸込筒(31)の固定具(1)への挿入が容易であり、また固定具(1)と混合管(30)とは、上下方向に位置決めされるとともに、左右方向にも位置決めされる。
このバーナ本体(3)が固定具(1)に装着された状態で、図略のコンロ本体に固定されているバルブユニット(20)の上部に取り付けられたガスノズル(2)の下流端に、連結板(12)に設けた貫通孔(13)が差し込まれる。
そして、図4及び図5に示すように、連結板(12)の上下両庇部(12a)(12b)に設けた切欠(15)内に、先端部(21)の頂部に設けた係合リブ(22)が係合した状態で、ガスノズル(2)の貫通孔(13)への差し込みが阻止される。このとき、ガスノズル(2)の下流端(23)の中心が、固定具(1)を介して、吸込筒(31)の開放端(31a)の中心と同軸上に位置するように、連結板(12)における貫通孔(13)の形成位置が設定されている。
バーリング加工により形成された貫通孔(13)の周縁には、筒状部(13a)が突設されているから、ガスノズル(2)の下流端が容易に挿入できる。また、ガスノズル(2)の先端部(21)は筒状部(13a)によって、上下左右に確実に固定されると共に、係合リブ(22)を庇部(12a)または(12b)に設けた切欠(15)に嵌入させることにより、左右方向の位置決めを一層確実にしている。
この固定具(1)とバーナ本体(3)とが仮装着された状態で、且つガスノズル(2)の先端部(21)が貫通孔(13)に差し込まれた状態では、バーナ本体(3)はコンロ本体に固定されていない。そして、この状態で、スリット(10)の基端部と突設片(30a)(30b)の上流端縁との間には1mmの隙間が生じるように設けられているから、固定具(1)を若干上下及び左右方向に移動させることができる。従って、ガスノズル(2)の下流端(23)が、バーナ本体(3)と仮装着された固定具(1)の貫通孔(13)に差し込まれて、スリット(10)の基端部と突設片(30a)(30b)の上流端縁が当接しても、ガスノズル(2)の下流端(23)の中心と、吸込筒(31)の開放端(31a)の中心とが若干ずれていた場合、固定具(1)を移動させることにより、同軸上にこれらの中心を微調整することができる。
上記したように、突設片(30a)(30b)をスリット(10)に挿入すると共に、係合リブ(22)が連結板(12)の切欠(15)に係合するまでガスノズル(2)を連結板(12)の貫通孔(13)に差し込むだけで、吸込筒(31)とガスノズル(2)への固定具(1)の装着が完了するから、固定具(1)の取付作業が容易となる。また、これにより、吸込口(31)の中心とガスノズル(2)の下流端(23)の中心とが同軸上に位置決めされることとなるから、バーナ本体(3)及びバルブユニット(20)のコンロ本体への設置作業の作業性が向上する。さらに、このとき吸込筒(31)とガスノズル(2)の下流端とは対向離間させて固定されるから、吸込筒(31)内にガスノズル(2)の下流端を差し込む場合に比べて、効率的に一次空気が吸い込まれ、高い燃焼特性が得られる。
本実施の形態の取付構造では、バーナ本体(3)及びバルブユニット(20)は、テーブルコンロやドロップインコンロ等の加熱調理器のコンロ本体内の予め決められた箇所に各々ビス止めされる。このとき、吸込筒(31)が設けられている上流端と反対側に位置する下流側のバーナ本体(3)、及びガスノズル(2)が形成された下流端と反対側に位置するノズルユニット(2a)の先端部(21)とがビス等によりそれぞれ固定されるため、吸込筒(31)及びガスノズル(4)が上下及び左右方向にずれやすい。
しかしながら、バーナ本体(3)と固定具(1)とを装着させるにあたって、固定具(1)が混合管(30)に対してスリット(10)及び突片(14)により上下及び左右方向に位置決めされる一方、固定具(1)はガスノズル(2)に対して、貫通孔(13)及び切欠(15)により上下及び左右方向に位置決めされる。従って、バーナ本体(3)及びノズルユニット(2a)がコンロ本体に直接あるいは間接固定される場合であって、吸込筒(31)の開放端(31a)と、ガスノズル(2)の下流端とを、対向離間させて固定する場合でも、これらの取付時に吸込筒(31)の開放端(31a)の中心とガスノズル(2)の下流端の中心とを上下及び左右方向で同軸上に配置した状態で固定することができる。しかも、スリット(10)の基端部と突設片(30a)(30b)の上流端縁との間や、切欠(15)と係合リブ(22)との間に、隙間を形成しておくことで、これらの部材の自由度が大きくなり、作業性が向上する。また、中心が同軸上から多少ずれた場合でも、そのズレを取付時に修正することができる。
尚、固定具(1)は、上下の向きを考慮することなくバーナ本体(3)に装着することができるから、固定具(1)の固定作業の作業性が向上する。
また、固定具(1)の側板(11)の形状は、上記したように、連結板(12)寄りの所定範囲を幅広に形成してあるから、固定具(1)の側板(11)の上に、混合管(30)の吸込口(31)を載置した間違った組み付け方法のままでは、吸込口(31)は前記幅広部分の高さ分上方に浮き上がってしまい、コンロ本体に天板を被覆させることができない可能性がある。このように、間違った組み付け状態のまま天板を被覆してしまうという組付け不良を生じさせる心配はない。
上記取付方法では、先端部(21)がバルブユニット(20)に固定された状態で、バーナ本体(3)に仮装着された固定具(1)の貫通孔(13)にガスノズル(2)が差し込まれる取付方法について説明したが、バーナ本体(3)がコンロ本体に固定された状態で、ガスノズル(2)に仮装着した固定具(1)に、混合管(3)が差し込まれる取付方法であってもよい。
さらに、上記固定具(1)では、連結板(12)の上流側側面の上下方向に切欠(15)が設けられているが、左右方向に切欠(15)が設けられてもよいし、固定具(1)に係合リブを、ガスノズル(2)に切欠を設けてもよい。
(1) ・・・・・・・固定具
(10)・・・・・・・スリット
(11)・・・・・・・側板
(12)・・・・・・・連結板
(13)・・・・・・・貫通孔
(14)・・・・・・・突片(規制部)
(15)・・・・・・・切欠(被係合部)
(2) ・・・・・・・ガスノズル
(2a)・・・・・・・ノズルユニット
(21)・・・・・・・先端部
(22)・・・・・・・係合リブ(係合部)
(23)・・・・・・・下流端
(3) ・・・・・・・バーナ本体
(30)・・・・・・・混合管
(30a)(30b)・・・・突設片
(31)・・・・・・・吸込筒
(31a) ・・・・・・開放端

Claims (4)

  1. バーナ本体と、ガスノズルが一体化されたノズルユニットとを有し、前記バーナ本体を構成する混合管の上流端であり燃料ガスや燃焼用空気を吸い込む吸込筒と、前記ガスノズルの下流端とを、前記吸込筒の開放端の中心と前記ガスノズルの下流端の中心とが同軸上に位置するように、固定具を介して、対向離間させて固定するためのガスノズルの取付構造において、
    前記混合管と前記固定具とを上下方向及び軸方向に位置決めして固定するために、前記混合管と前記固定具の一方に第1位置決め部が、他方に第1被位置決め部が設けられており、
    前記混合管と前記固定具とを左右方向に位置決めして固定するために、前記混合管と前記固定具の一方に第2位置決め部が、他方に第2被位置決め部が設けられており、
    前記ガスノズルと前記固定具とを上下方向及び左右方向に位置決めして固定するために、前記ガスノズルと前記固定具の一方に第3位置決め部が、他方に第3被位置決め部が設けられており、
    前記ガスノズルと前記固定具とを軸方向に位置決めして固定するために、前記ノズルユニットと前記固定具の一方に第4位置決め部が、他方に第4被位置決め部が設けられており、
    前記バーナ本体と前記ノズルユニットとをそれぞれコンロ本体に固定したことを特徴とするガスノズルの取付構造。
  2. バーナ本体と、ガスノズルが一体化されたノズルユニットとを有し、前記バーナ本体を構成する混合管の上流端であり燃料ガスや燃焼用空気を吸い込む吸込筒と、前記ガスノズルの下流端とを、前記吸込筒の開放端の中心と前記ガスノズルの下流端の中心とが同軸上に位置するように、固定具を介して、対向離間させて固定するためのガスノズルの取付構造において、
    前記混合管は、混合管の両側部に張り出す突設片を有し、
    前記ノズルユニットは、前記固定具と係合可能な係合部を有しており、
    前記固定具は、前記混合管に沿って相互に平行に位置する一対の側板と、前記側板相互を連結し且つ前記吸込筒の開放端に対して平行に位置する連結板とを有し、
    前記側板には、前記突設片を差込可能なように前記側板の中間部から下流側に開放するスリットが形成され、前記突設片を前記スリットへ差し込んだ状態にて、前記吸込筒の外周部と対向する内面に規制部が形成されてあり、
    前記連結板には、前記突設片を前記スリットへ差し込んだ状態にて、前記吸込筒の開放端の中心が前記ガスノズルの下流端の中心と同軸上に位置する所定位置に、前記ガスノズルの下流端を差込可能な貫通孔が形成され、
    前記ガスノズルの下流端が前記貫通孔へ差し込まれたとき、前記係合部が係合可能な被係合部が、前記連結板の上流側側面に設けられており、
    前記バーナ本体と前記ノズルユニットとをそれぞれコンロ本体に固定したことを特徴とするガスノズルの取付構造。
  3. 請求項2において、
    前記吸込筒と前記ガスノズルとの間に前記固定具が装着されたとき、前記吸込筒と前記固定具とは、前記スリットの基端部と前記突設片の上流端縁との間に隙間が生じるように設けられていることを特徴とするガスノズルの取付構造。
  4. 請求項2または3において、
    前記貫通孔は、バーリング加工により形成されると共に、前記連結板の上下辺には、庇片をそれぞれ上流側に突出するように張り出させ、
    前記庇片各々の中央に、前記被係合部が上流側に開放するように形成されていることを特徴とするガスノズルの取付構造。
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