JP2013023907A - カーテンウォール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下のカーテンウォールユニット1の上枠3の上面3cと、上のカーテンウォールユニット1の下枠4の下面4cとを相対向した平坦面を有するものとし、その下枠4の下面4cの平坦面に横ウインドバリア7aを取り付け、この横ウインドバリア7aを上枠3の上面3cの平坦面に接触して横目地部を水密することで、その横ウインドバリア7aを下枠4の下面に、面外方向の任意に取り付けることができると共に、斜めの姿勢で取り付けできるようにする。
【選択図】図11
Description
このユニットタイプのカーテンウォールにおいては、左のカーテンウォールユニットの縦枠に取り付けた縦ウインドバリア(水密材)と右のカーテンウォールユニットの縦枠に取り付けた縦ウインドバリア(水密材)を接触することで左右の縦枠の間、つまり縦目地部を水密し、下のカーテンウォールユニットの上枠に取り付けた上横ウインドバリア(水密材)と上のカーテンウォールユニットの下枠に取り付けた下横ウインドバリア(水密材)を接触して下枠と上枠の間、つまり横目地部を水密し、縦ウインドバリアと上下横ウインドバリアを連続している。
例えば、特許文献1に示されるように、上枠に形成した上向きの凹溝に上横ウインドバリアを嵌め込んで取り付け、下枠に形成した下向きの凹溝に下横ウインドバリアを嵌め込んで取り付け、その上横ウインドバリアと下横ウインドバリアを接触して横目地部を水密している。
上枠、下枠は押し出し形材を用いているので、凹溝は上下枠の長手方向に沿って上下枠の室内外側端部と平行となるから、上下の横ウインドバリアは上下枠の室内外側端部と平行の姿勢に取り付けられ、斜めの姿勢には取り付けできない。
このために、横ウインドバリアによる横目地部を水密する面外方向の位置を任意に変更できると共に、横ウインドバリアを斜めの姿勢に取り付けできるようにすることが望まれている。
このカーテンウォールは、複数のカーテンウォールユニットを横方向(左右方向)に180°よりも小さな角度で順次配置した多角横ユニットを上下方向にセットバックして取り付けしたものである。
前述したカーテンウォールにおいては、セットバック量が異なる場合があるため横目地部を水密する面外方向の位置を変更しなければならないため、横ウインドバリアによる横目地部を水密する面外方向の位置を任意に変更できることが必要とされる。
また、前述のカーテンウォールにおいては、下のカーテンウォールユニットの面材の角度と上のカーテンウォールユニットの面材の角度が異なることがある。その場合には左右の縦ウインドバリアの面外方向位置が異なり、その左右の縦ウインドバリアを連続するために横ウインドバリアを下枠に斜めの姿勢で取り付けることになるから、横ウインドバリアを下枠に斜めの姿勢で所定範囲の角度で任意に取り付けできることが必要とされる。
前記上枠の上面と下枠の下面を、相対向した平坦面を有し、
前記下枠の下面に取り付けた横ウインドバリアを上枠の上面の平坦面に接触して上枠と下枠との間の横目地部を水密したことを特徴とするカーテンウォールである。
このようにすれば、下枠の下面に横ウインドバリアをしっかりと容易に取り付けることができる。
前記左右の縦ウインドバリアの下端部と前記横ウインドバリアの長手方向両端部をコーナーピースで、それぞれ連結することができる。
このようにすれば、左右の縦枠を面外方向に位置をずらして固着することで、その左右の縦枠に面材を、下枠の室内外側端部に対して斜めに設けることができると共に、その左右の縦枠に設けた左右の縦ウインドバリアと横ウインドバリアをコーナーピースで連続することができる。
左右のカーテンウォールユニットの上枠間に、例えば、上面が山形状で、縦目地部に沿って流れた雨水が左右の上枠の上面に向けて流れるようにするキャッチパンを設けることができる。
このようにすれば、縦目地部に沿って流れた雨水等を縦枠から排水することができる。
上のカーテンウォールユニットの下枠の室内側部に上連結金具を取り付け、
該上連結金具と前記下連結金具を連結することで、下のカーテンウォールユニットの上部と上のカーテンウォールユニットの下部を連結することができる。
このようにすれば、上・下連結金具が横目地部に存在しないので、横ウインドバリアの取り付け等が連結手段のために制約を受けることがない。
このようにすれば、横ウインドバリアの取付位置が面外方向、あるいは面内方向に変更しても、その横ウインドバリアは上枠の上面に同じように接触して圧縮変形代が同一となるから、優れた水密性が得られる。
左右のカーテンウォールユニットの上枠に取り付けたキャッチパン部材を接触してキャッチパンとし、
左右の縦枠に取り付けた縦レインバリアの上端部を、前記キャッチパン部材に接触することが好ましい。
このようにすれば、キャッチパン部材により縦レインバリアの上部を上枠の上面まで連続することができ、縦目地部の上部寄りを確実に水密できる。
前記上枠は、左右の縦枠よりも室内側に張り出した張り出部を有すると共に、室内側寄りの上面は平坦面を有し、
前記下枠は、左右の縦枠よりも室外側に張り出した張り出部を有すると共に、室内側寄りの上面は平坦面を有し、
前記左右の縦枠の下端部を下枠の上面に固着し、
前記下枠の平坦な下面に横ウインドバリアを取り付け、この横ウインドバリアを上枠の平坦な上面に接して横目地部を水密し、
前記左右の縦枠に取り付けた縦レインバリアと前記横レインバリアを連続するようにすることである。
しかも、上枠の上面、下枠の下面は平坦面であるから、その上枠、下枠の押し出し用の金型を作製する費用が易く、1つの横ウインドバリアを用いれば良いので、横目地部を水密するためのコストが安い。
前記直線部a、多角部bはカーテンウォールユニット1を左右方向、上下方向に配設したものである。
直線部aは図2に示すように、上下方向に連続するカーテンウォールユニット1が面外方向(室内外側方向)に同一位置である。
多角部bは図3に示すように、上下方向に連続するカーテンウォールユニット1が、下のカーテンウォールユニット1よりも上のカーテンウォールユニット1が面外方向の室内寄りとなるように面外方向に位置がずれている。
つまり、多角部bはカーテンウォールユニット1がセットバックしている。
複数のカーテンウォールユニット1を左右方向に同一高さで多角形状に配設して横ユニット群10とし、その横ユニット群10を上下方向に複数配設してユニット群11とし、そのユニット群11を上下方向に複数配設してある。
例えば、4つの横ユニット群10でユニット群11とし、3つのユニット群11が上下方向に配設してある。
例えば、図4に示すように、最も下のユニット群11の横ユニット群10の左右の切替り部12a間の距離が最も短い値で、中間のユニット群11の横ユニット群10の左右の切替り部12b間の距離が中間の値で、最も上のユニット群11の横ユニット群10の左右の切替り部12c間の距離が最も長い位置である。
前記1つのユニット群11における横ユニット群10を構成するカーテンウォールユニット1の数は同じで、ユニット群11ごとに横ユニット群10を構成するカーテンウォールユニット1の数が異なり、上のユニット群11が多くなっている。
例えば、最も下のユニット群11の横ユニット群10を、左右中央のカーテンウォールユニット1aを境として左右に3つのカーテンウォールユニット1を配設し、カーテンウォールユニット1の数を7つとする。
中間のユニット群11の横ユニット群10を、左右中央のカーテンウォールユニット1bを境として左右に4つのカーテンウォールユニットを配設し、カーテンウォールユニット1の数を9つとする。
最も上のユニット群11の横ユニット群10を、左右中央のカーテンウォールユニット1cを境として左右に5つのカーテンウォールユニット1を配設し、カーテンウォールユニット1の数を11とする。
前記左右中央のカーテンウォールユニット1a,1b,1cの左右にそれぞれ配設したカーテンウォールユニット1は見付け寸法がそれぞれ異なると共に、角度が異なる。
なお、図1において多角部bの縦目地部cは上下のユニット群11で左右にずれて図示されておりますが、これは直線部aから見たためで、多角部bの真上から見れば縦目地部cが上下方向に一直線状に連続する。
したがって、多様な外観の建物とすることができる。
前記枠体2は、上枠3と下枠4と左右の縦枠5を方形状に連結してある。この実施の形態では、上枠3の下面に縦枠5の上端部を固着すると共に、下枠4の上面に縦枠5の下端部を固着して連結してある。
前記左右の縦枠5間に上中間横材20、下中間横材21を連結し、枠体2内に上枠部22、中間枠部23、下枠部24を形成している。
中間枠部23に面材2a、例えば複層ガラス27を設けて窓部とする。
下枠部24に面材2a、例えばフロートガラス25を設けると共に、バックパネル26を設けて下腰部とする。
カーテンウォールユニット1は、その枠体2を図示しないファスナーで建物躯体28に固着して取り付ける。
下枠4を縦枠5よりも室外側に張り出した張り出し部を有する形状とし、下のカーテンウォールユニット1の上枠3の室外側寄りを覆うようにする。つまり、下枠4の見込み寸法は縦枠5の見込み寸法寄りも長く、下枠4の室内側寄りに縦枠5が連結してある。
このようにすることで、上枠3と下枠4を面外方向全長に亘って重なり合うようにできる。
しかしながら、前述のセットバック量が異なり、面外方向の位置ずれ量が異なる場合には、上下のカーテンウォールユニット1の上枠3、下枠4の見込み寸法(面外方向の寸法)が同一であると、下のカーテンウォールユニット1の上枠3と上のカーテンウォールユニット1の下枠4を面内方向全長に亘って重なり合うことができないことがある。
この実施の形態では、1つのユニット群11の複数の横ユニット群10は、その直線部aとの切替り部12の左右方向位置は同一で、縦目地部cは上下方向に一直線状に連続しているから、1つの横ユニット10の左右方向に隣接したカーテンウォールユニットの角度が異なり、前述のように面外方向の位置ズレ量が異なる。
このようであるから、上枠本体30を共通として見込み寸法の異なる上枠アタッチメント31を取り付けることで見込み寸法の異なる上枠3とすることができ、見込み寸法の異なる上枠3を安価に製作することができる。
前記上枠アタッチメント31は、上枠本体30の上面における上向き凹陥部34よりも室内寄りに取り付けた室外側アタッチメント36と、この室外側アタッチメント36と連続して上枠本体30の上面に取り付けた室内側アタッチメント37を備え、その室外側アタッチメント36を共通とし、見込み寸法の異なる室内側アタッチメント37を取り付けることで見付け寸法の異なる上枠アタッチメント31としている。
図8に示すように、前記第1の室内側アタッチメント37−1の室内側部37dを中間部で切断して除去した見込み寸法が2番目に長い第2の室内側アタッチメント37−2を取り付けることで、見込み寸法が2番目に長い上枠3とする。
図9に示すように、前述の中空形状の室外側部37bと鉤形状の室内側部37dにより見込み寸法が3番目の長さである第3の室内側アタッチメント37−3を取り付けることで、見込み寸法が3番目に長い上枠3とする。
図10に示すように、前述の第3の室内側アタッチメント37−3の室内側部37dを切断して除去し、室内側部37bのみから成り、見込み寸法が最も短い第4の室内側アタッチメント37−4を取り付けることで、見込み寸法が最も短い上枠3とする。
前記第1〜第4の室内側アタッチメント37の室外側部37bは、室外側アタッチメント36の室内側縦面36cに当接して位置決めされ、かつ係止部38で係止され、下面に設けた垂下片37eを上枠本体30の上面に取り付けた立上り片30cにビス37fで固着して取り付けられる。
このように、見込み寸法の異なる下枠4は、室外側部材40を共通としているから、下枠4の外観が同一で、横ユニット群10、ユニット群11の見栄えが良い。
図8に示すように、室外側部材40に、第3アタッチメント44と前述の第2アタッチメント43で見込み寸法が2番目に長い第2の下枠アタッチメント41−2を取り付けることで、見込み寸法が2番目に長い下枠4とする。
図9に示すように、室外側部材40に、第4下枠アタッチメント45のみで見込み寸法が3番目に長い第3の下枠アタッチメント41−3を取り付けることで、見込み寸法が3番目に長い下枠4とする。
図10に示すように、室外側部材40に、前述の第4下枠アタッチメント45の一部を切断して除去した見込み寸法が最も短い第4の下枠アタッチメント41−4を取り付けることで、見込み寸法が最も短い下枠4とする。
前記連結手段6は、下のカーテンウォールユニット1の上部室内側部、例えば上枠本体30の室内側端部30aに、室内側に向けて取り付けた下連結金具60と、上のカーテンウォールユニット1の下部室内側部、例えば、下枠4の室内側端部4b寄りに、室内側に向けて取り付けた上連結金具61を備え、この下連結金具60と上連結金具61を面内方向(上下・左右)に移動自在で、面外方向には動かないように連結してある。
しかも、前述のように見込み寸法が異なる上枠3、下枠4の場合でも連結手段6により上下のカーテンウォールユニット1を容易に連結できる。
さらに、上枠3の上面及び下枠4の下面には連結手段6が存在しないから、後述するように上枠3の上面と下枠4の下面との間(横目地部)を水密する横ウインドバリアの取り付け等が連結手段6で制約を受けることがない。
前記上連結金具61は図11に示すように、取付部66と連結片受部67を有し、その取付部66を下枠4(下枠アタッチメント41)の室内側部分にビス68で固着して取り付けることで、連結片受部67が下枠4の室内側端部から室内側に張り出すようにしてある。
この連結片受部67は下向き凹部67aを有し、この下向き凹部67aに連結片63の縦片63bが嵌まり合うようにしている。
見込み寸法が最も長い下枠4の場合には、図7に示すように横片62bが長いブラケット62を上枠本体30に取り付け、その横片62bの室内側寄りに連結片63を取り付け、上枠本体30の室内側端部30aから縦片63bまでの距離を最も長くする。
見込み寸法が2番目に長い下枠4の場合には、図8に示すように横片62bが長いブラケット62を上枠本体30に取り付け、その横片62bの室外側寄りに連結片63を取り付け、上枠本体30の室内側端部30aから縦片63bまでの距離を2番目の長さとする。
前述のように、横片62bに連結片63を取り付ける位置を変更するには、その取付位置に対向してボルト挿通孔をそれぞれ形成したり、ボルト挿通孔を長孔とすれば良い。
見込み寸法が最も短い下枠4の場合には、図10に示すように横片62bの短いブラケット62を上枠本体30に取り付け、その横片62bに連結片63を、その縦片63bがボルト、ナット65よりも室外側に位置するように取り付け、上枠本体30の室内側端部30aから縦片63bまでの距離を最も短くする。
この縦枠5の面内方向の内側面5aと面材2aは平面方向にほぼ90度で、左右のカーテンウォールユニット1の面材2aが所定の角度(図4に示す角度)となるように左右のカーテンウォールユニット1の縦枠5の内側面5aが平行に対して斜めとなるように下枠4(上枠3)に連結してある。
前記縦枠5は、長手方向に連続した複数のビスホール5bを有し、この縦枠5の上端部、下端部を上枠3の下面、下枠4の上面に接し、上枠3、下枠4からビスをビスホール5bに螺合して固着してある。
図11に示すように、横目地部は、下枠4の下面4cの室内側寄り(例えば、下枠アタッチメント41の下面)に横ウインドバリア(水密材)7aを取り付ける。
この横ウインドバリア7aの円弧面を上枠3の上面3cの室内側寄り(例えば、上枠アタッチメント31の上面)に押しつけることで、平坦面形状に圧縮変形し、上下のカーテンウォールユニット1の下枠4と上枠3との間、つまり横目地部を水密している。
この横ウインドバリア7aによる水密部は横目地部の室内側寄りである。
図11においては、下枠4の下面4aの室外側寄りに一対の横レインバリア8aを面外方向に間隔を置いて設け、室内側寄りの横レインバリア8aを上枠アタッチメント31の上面の室外側寄りに接触し、室外側寄りの横レインバリア8aを上枠本体30の上面の室外側寄りに接触している。
左のカーテンウォールユニット1の縦枠5に設けた縦ウインドバリア7b、縦レインバリ8bと、右のカーテンウォールユニット1の縦枠5に設けた縦ウインドバリア7b、縦レインバリア8bがそれぞれ接触することで、左右のカーテンウォールユニット1間の縦目地部の室内側寄りと中間部をそれぞれ水密すると共に、等圧空間を形成している。
図11に示すように、下枠4の下面4cにおける室内側寄り部分を平坦面とし、この平坦面に横ウインドバリア7aの平坦面を取り付けることで、横ウインドバリア7aの面外方向の取付位置を容易に変更できると共に、下枠4の長手方向に沿って斜めの姿勢、つまり下枠4の室外側端部4a、室内側端部4bと平行ではなく、室外側端部4a、室内側端部4bに対して斜めの姿勢で容易に取り付けることができるようにする。
このウインドバリア台座70は長尺の板状で、その表面に横ウインドバリア7aの平坦面を接着等で取り付けるようにすると共に、ウインドバリア台座70の裏面を下枠4の下面4cに固着して取り付けるようにしてある。
例えば、ウインドバリア台座70にビス挿通孔71を長手方向に間隔を置いて複数形成し、下枠4の下面4cにはビス孔72を長手方向に間隔をおいて複数形成する。
そのビス挿通孔71からビス73をビス孔72に螺合してウインドバリア台座70を下枠4の下面4cに取り付け、下横ウインドバリア7aをウインドバリア台座70に接着剤等で取り付ける。
なお、ウインドバリア台座70の裏面と下枠4の下面4cとの間をシール材(シーラー)で水密するようにしても良い。
また、ウインドバリア台座70に突起を設け、この突起を下枠4の下面4cに形成した孔に嵌合して取り付けるようにしても良い。このようにすれば、ウインドバリア台座70に横ウインドバリア7aをあらかじめ取り付けることができる。
このために、上枠3の上面3c、下枠4の下面4cを平坦面とすることができると共に、上枠3の上面3cと下枠4の下面4cの上下間隔を、下・上連結金具60,61に制約されずに横ウインドバリア7aの厚さ(高さ寸法)に対応した値とすることができ、下枠4の下面4cに設けた横ウインドバリア7aを上枠3の上面3cに確実に接触して水密することができる。
そして、左右の縦ウインドバリア7bの水密部75同士が接触して水密する。
前記縦レインバリア8bは縦枠5の中間部に設けた面内方向外側に向かう溝52に嵌め込んで取り付けてある。
このコーナーピース76は一側部76aと他側部76bでL字形状で、その一側部76aは横ウインドバリア7aとほぼ同一の断面形状で、その空洞部に嵌合する一側突起76cを有している。
他側部76bは縦ウインドバリア7bの水密部75とほぼ同一断面形状で、その空洞部に嵌合する他側突起76dを有している。
横ウインドバリア7aの空洞部に前記一側突部76cを嵌合して一側部76aと横ウインドバリア7aを連結している。
前記縦ウインドバリア7bの水密部75の空洞部の長手方向一端に他側突部76dを嵌合して他側部76bと縦ウインドバリア7bを連結し、空洞部の長手方向他端を端部ふさぎ材77で閉塞している。
前記コーナーピース76と横・縦ウインドバリア7a,7bの接合部は熱可塑硬化接着剤で接着してある。
また、横・縦ウインドバリア7a,7bには空洞部に開口したエアー抜き穴78がそれぞれ形成され、コーナーピース76の一側・他側突部76c,76dが空洞部に嵌合した際に空洞部内の空気を排出できるようにしてある。
図4に示すように、1つのユニット群11における上下の横ユニット群10は、カーテンウォールユニット1の数が同一で、セットバックしていると共に、縦目地部が一直線状に連続しているので、下のカーテンウォールユニット1の面材2aの角度と上のカーテンウォールユニット1の面材2aの角度が異なる。
一方、図16に示すように、上のカーテンウォールユニット1の下枠4の室外側端部4aを下のカーテンウォールユニット1の上枠3の室外側端部3bと平行にして外観の見栄えを良くしているので、上のカーテンウォールユニット1の面材2aは、下枠4の室外側端部4aに対して平行ではなく斜めとなる。
このため、左右の縦枠5の面外方向位置がずれることで、縦ウインドバリア7bの面外方向位置がずれ、下枠4に横ウインドバリア7aを斜め(室内側端部4bと平行ではない状態)に取り付けることになる。
例えば、図11、図17に示すように、上枠3の室内寄り部分の上面(上枠アタッチメント31の上面)を、平坦で、水平に対して室外側が室内側より低くなるような傾斜面とすると共に、その左右の上枠3の室内寄り部分の長手方向端部間に、上面が山形状のキャッチパン9を設ける。
このようにすることで、図18に示すように、上のカーテンウォールユニット1の縦目地部に浸入した雨水等がキャッチパン9の上面9aに流れ落ち、そのキャッチパン9の上面9aに沿って左右の上枠3の室内側部の上面に向けて流れ、その上枠3の室内側部の上面に沿って流れて縦枠5から排水される。
前記上枠アタッチメント31の長手方向端面にプレート38を長手方向全長に亘って取り付け、このプレート38で上枠アタッチメント31の中空部を閉塞してキャッチパン部材90の取付面を形成すると共に、プレート38の上端部が上枠アタッチメント31の上面よりも上方に突出して支持突部38aとしてある。
前記キャッチパン9は、一対のキャッチパン部材90より成る。
このキャッチパン部材90は、基部91と、この基部91の上部に一体に設けた庇部92を有し、その庇部92の上面92aが傾斜面で、下面には基部91の側面と連続した凹部93が形成してある。
このキャッチパン部材90は、上枠アタッチメント31の長手方向端面に、基部91の側面がプレート38に接し、凹部93が支持突部38aに嵌まり合い、庇部92が上枠アタッチメント31の上面に接するように取り付けられる。
前記キャッチパン部材90の庇部92の室内寄り部分は除去され、図11に示すように横ウインドバリア7aが上枠アタッチメントの31の上面に接するようにしてある。
しかも、キャッチパン部材90は室外側アタッチメント36と同一見込み寸法の室外側部材95と室内側部材96に分割され、その室内側部材96の室外寄りを切断することでキャッチパン部材90の長さを調整できるので、図7〜図10に示すように見込み寸法の異なる上枠アタッチメント31に対応した長さのキャッチパン部材90とすることができる。
このようであるから、縦目地部の上部寄りを確実に水密することができる。
このようであるから、セットバックしている下のカーテンウォールユニット間の縦目地部の水密部と上のカーテンウォールユニット間の縦目地部の水密部を横目地部の水密部とキャッチパン9で連続することができる。
左右のカーテンウォールユニット1の下枠4に取り付けたレインバリア101を図12に示すように接して左右の下枠4の室内外側方向の中間部を水密している。
前記レインバリア101は縦枠5に取り付けた縦レインバリア8bと接触している。
Claims (5)
- 下のカーテンウォールユニットの上枠と上のカーテンウォールユニットの下枠との間の横目地部を横ウインドバリアで水密するカーテンウォールであって、
前記上枠の上面と下枠の下面を、相対向した平坦面を有し、
前記下枠の下面に取り付けた横ウインドバリアを上枠の上面の平坦面に接触して上枠と下枠との間の横目地部を水密したことを特徴とするカーテンウォール。 - 前記横ウインドバリアを、前記下枠の下面に取り付けたウインドバリア台座を介して取り付けるようにした請求項1記載のカーテンウォール。
- 前記下枠の上面に左右の縦枠の下端部をそれぞれ固着し、この左右の縦枠に縦ウインドバリアをそれぞれ取り付け、
該左右の縦ウインドバリアの下端部と前記横ウインドバリアの長手方向両端部をコーナーピースで、それぞれ連結した請求項1又は2記載のカーテンウォール。 - 前記上枠の上面が、室外側が室内側よりも低くなるような傾斜面で、その上枠の上面に沿って流れた雨水が縦枠から排水されるようにし、
左右のカーテンウォールユニットの上枠間に、雨水が左右の上枠の上面に向けて流れるようにするキャッチパンを設けた請求項1〜3いずれか1項記載のカーテンウォール。 - 下のカーテンウォールユニットの上枠の室内側部に下連結金具を取り付け、
上のカーテンウォールユニットの下枠の室内側部に上連結金具を取り付け、
該上連結金具と前記下連結金具を連結することで、下のカーテンウォールユニットの上部と上のカーテンウォールユニットの下部を連結した請求項1〜4いずれか1項記載のカーテンウォール。
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