JP2013023841A - 調整ヒンジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】調整ヒンジは、羽根板1に支軸2で軸支される連結金具2と、これに支軸4で軸支される羽根板5と、これに前後移動自在に結合される取付部材6と、これに左右移動自在に結合される固定翼板9とを具備する。ナット部材14に螺合するねじ棒15の操作で支軸2を昇降させ、羽根板1と連結金具2との上下位置を調整する。調整ボルト29の操作で、これに螺合する駆動ナット30を移動させ、これにより、連結金具2に軸支された羽根板5と取り付け部材6の翼部26との前後位置を調整する。調整ボルト39の操作で、これに螺合する駆動ナット40を移動させることにより、取り付け部材6の翼部27と固定翼板9との左右位置を調整する。
【選択図】図1
Description
したがって、この出願に係る発明は、調整代を大きくとることができ、微調整が容易で、部品点数が少なく、専用の部品の製作を必要とせず、比較的安価に得られる調整ヒンジを提供することを目的としている。
上記課題を解決するための、この出願に係る発明の調整ヒンジは、支軸2により互いに開閉自在に軸支される第1及び第2の一対の羽根板1,5と、直交する第1及び第2の翼部26,27を有し、第1の翼部26が第2の羽根板5に、当該羽根板5の板面に沿った方向で、かつ支軸1に対する直交方向に相対移動可能に装着される取付部材6と、第2の羽根板5に対して取付部材6の第1の翼部26を相対移動方向に移動させる第1の移動調整手段7と、第2の羽根板5に対して取付部材6の第1の翼部26を解放可能に所望の相対位置で固定する第1の固定手段8と、取付部材6の第2の翼部27に、当該翼部27の板面に沿った方向で、かつ支軸2に対する直交方向に相対移動可能に装着される固定翼板9と、取付部材6の第2の翼部27に対して固定翼板9を相対移動方向に移動させる第2の移動調整手段10と、取付部材6の第2の翼部27に対して固定翼板9を解放可能に所望の相対位置で固定する第2の固定手段11とを具備する。第1の移動調整手段7は、第2の羽根板5と取付部材6の第1の翼部26との間に両者の相対移動方向にボルトを挿通できるように形成される第1のボルト挿通部31と、当該ボルト挿通部31の途上に位置して第2の羽根板5に形成される第1のナット遊動開口33及び第1の翼部26に形成される第1のナット保持開口34と、当該ナット遊動開口33及びナット保持開口34内に配置される第1の駆動ナット30と、ボルト挿通部31に挿通され駆動ナット30に螺挿される第1の調整ボルト29とを具備する。ナット遊動開口33は、駆動ナット30をボルト挿通部31に沿って第2の羽根板5に対して所定範囲で相対移動自在に受け入れ、ナット保持開口34は、駆動ナット30を第1の翼部26に対して軸周り回転不能で軸方向相対移動不可能に受け入れるように構成される。第2の移動調整手段10は、取付部材6の第2の翼部27と固定翼板9との間に両者の相対移動方向にボルトを挿通できるように形成される第2のボルト挿通部44と、当該ボルト挿通部44の途上に位置して第2の翼部27に形成される第2のナット遊動開口46及び固定翼板9に形成されるナット保持開口47と、当該ナット遊動開口46及びナット保持開口47内に配置される第2の駆動ナット40と、第2のボルト挿通部44に挿通され第2の駆動ナット40に螺挿される第2の調整ボルト39とを具備する。第2のナット遊動開口46は、第2の駆動ナット40を第2のボルト挿通部44に沿って第2の翼部27に対して所定範囲で相対移動自在に受け入れ、第2のナット保持開口47は、第2の駆動ナット40を固定翼板9に対して軸周り回転不能で軸方向相対移動不可能に受け入れるように構成される。
2 第1の支軸
3 連結金具
4 第2の支軸
5 第2の羽根板
6 取付部材
7 第1の移動調整手段
8 第1の固定手段
9 固定翼板
10 第2の移動調整手段
11 第2の固定手段
12 軸受け筒部
13 切欠部
14 ナット部材
15 ねじ棒
16 鍔部
17 転球
18 第1の側板部
19 第2の側板部
20 接続板部
21 軸受け筒部
22 軸受け筒部
23 軸受け筒部
24 ばね
25 ガイド突条
26 第1の翼部
27 第2の翼部
28 ガイド条孔
29 調整ボルト
30 駆動ナット
31 第1のボルト挿通部
32 ボルト挿通溝
33 ナット遊動開口
34 ナット保持開口
35 止め輪
36 長孔
37 ねじ孔
38 固定ボルト
39 調整ボルト
40 駆動ナット
41 長孔
42 ねじ孔
43 固定ボルト
44 第2のボルト挿通部
45 ボルト挿通溝
46 ナット遊動開口
47 ナット保持開口
48 ブラケット
51 固定枠体
52 扉
Claims (9)
- 支軸により互いに開閉自在に軸支される第1及び第2の一対の羽根板と、
直交する第1及び第2の翼部を有し、第1の翼部が前記第2の羽根板に、当該羽根板の板面に沿った方向で、かつ前記支軸に対する直交方向に相対移動可能に装着される取付部材と、
前記第2の羽根板に対して前記取付部材の第1の翼部を前記相対移動方向に移動させる第1の移動調整手段と、
前記第2の羽根板に対して前記取付部材の第1の翼部を解放可能に所望の相対位置で固定する第1の固定手段と、
前記取付部材の第2の翼部に、当該翼部の板面に沿った方向で、かつ前記支軸に対する直交方向に相対移動可能に装着される固定翼板と、
前記取付部材の第2の翼部に対して前記固定翼板を前記相対移動方向に移動させる第2の移動調整手段と、
前記取付部材の第2の翼部に対して前記固定翼板を解放可能に所望の相対位置で固定する第2の固定手段とを具備し、
前記第1の移動調整手段は、前記第2の羽根板と前記取付部材の第1の翼部との間に両者の相対移動方向にボルトを挿通できるように形成される第1のボルト挿通部と、当該ボルト挿通部の途上に位置して第2の羽根板に形成される第1のナット遊動開口及び第1の翼部に形成される第1のナット保持開口と、当該ナット遊動開口及びナット保持開口内に配置される第1の駆動ナットと、前記ボルト挿通部に挿通され駆動ナットに螺挿される第1の調整ボルトとを具備し、
前記ナット遊動開口は、前記駆動ナットを前記ボルト挿通部に沿って前記第2の羽根板に対して所定範囲で相対移動自在に受け入れ、前記ナット保持開口は、前記駆動ナットを前記第1の翼部に対して軸周り回転不能で軸方向相対移動不可能に受け入れるように構成され、
前記第2の移動調整手段は、前記取付部材の第2の翼部と前記固定翼板との間に両者の相対移動方向にボルトを挿通できるように形成される第2のボルト挿通部と、当該ボルト挿通部の途上に位置して第2の翼部に形成される第2のナット遊動開口及び固定翼板に形成されるナット保持開口と、当該ナット遊動開口及びナット保持開口内に配置される第2の駆動ナットと、前記第2のボルト挿通部に挿通され第2の駆動ナットに螺挿される第2の調整ボルトとを具備し、
前記第2のナット遊動開口は、前記第2の駆動ナットを前記第2のボルト挿通部に沿って前記第2の翼部に対して所定範囲で相対移動自在に受け入れ、前記第2のナット保持開口は、前記第2の駆動ナットを前記固定翼板に対して軸周り回転不能で軸方向相対移動不可能に受け入れるように構成されることを特徴とする調整ヒンジ。 - 固定枠体に固着される第1の羽根板と、
一端側において第1の支軸によって前記第1の羽根板の一端側に軸支され当該支軸の軸線直交断面形状がほぼコ字状をなす連結金具と、
この連結金具の他端側に第2の支軸によって軸支される第2の羽根板と、
直交する第1及び第2の翼部を有し、第1の翼部が前記第2の羽根板に、当該羽根板の板面に沿った方向で、かつ前記支軸に対する直交方向に相対移動可能に装着される取付部材と、
前記第2の羽根板に対して前記取付部材の第1の翼部を前記相対移動方向に移動させる第1の移動調整手段と、
前記第2の羽根板に対して前記取付部材の第1の翼部を解放可能に所望の相対位置で固定する第1の固定手段と、
前記取付部材の第2の翼部に、当該翼部の板面に沿った方向で、かつ前記支軸に対する直交方向に相対移動可能に装着され、扉の裏面に固着される固定翼板と、
前記取付部材の第2の翼部に対して前記固定翼板を前記相対移動方向に移動させる第2の移動調整手段と、
前記取付部材の第2の翼部に対して前記固定翼板を解放可能に所望の相対位置で固定する第2の固定手段とを具備し、
前記第1の移動調整手段は、前記第2の羽根板と前記取付部材の第1の翼部との間に両者の相対移動方向にボルトを挿通できるように形成される第1のボルト挿通部と、当該ボルト挿通部の途上に位置して第2の羽根板に形成される第1のナット遊動開口及び第1の翼部に形成される第1のナット保持開口と、当該ナット遊動開口及びナット保持開口内に配置される第1の駆動ナットと、前記ボルト挿通部に挿通され駆動ナットに螺挿される第1の調整ボルトとを具備し、
前記ナット遊動開口は、前記駆動ナットを前記ボルト挿通部に沿って前記第2の羽根板に対して所定範囲で相対移動自在に受け入れ、前記ナット保持開口は、前記駆動ナットを前記第1の翼部に対して軸周り回転不能で軸方向相対移動不可能に受け入れるように構成され、
前記第2の移動調整手段は、前記取付部材の第1の翼部と前記固定翼板との間に両者の相対移動方向にボルトを挿通できるように形成される第2のボルト挿通部と、当該ボルト挿通部の途上に位置して第2の翼部に形成される第2のナット遊動開口及び固定翼板に形成されるナット保持開口と、当該ナット遊動開口及びナット保持開口内に配置される第2の駆動ナットと、前記第2のボルト挿通部に挿通され第2の駆動ナットに螺挿される第2の調整ボルトとを具備し、
前記第2のナット遊動開口は、前記第2の駆動ナットを前記第2のボルト挿通部に沿って前記第2の翼部に対して所定範囲で相対移動自在に受け入れ、前記第2のナット保持開口は、前記第2の駆動ナットを前記固定翼板に対して軸周り回転不能で軸方向相対移動不可能に受け入れるように構成されることを特徴とする調整ヒンジ。 - 前記第1のボルト挿通部は、前記第2の羽根板の、前記取付部材の第1の翼部との接合面側に形成されるボルト挿通溝と、このボルト挿通溝に対向する第1の翼部の対向面とで構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の調整ヒンジ。
- 前記第2のボルト挿通部は、前記固定翼板の、前記取付部材の第2の翼部との接合面側に形成されるボルト挿通溝と、このボルト挿通溝に対向する第2の翼部の対向面とで構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の調整ヒンジ。
- 前記第2の羽根板のボルト挿通溝は、第2の羽根板の一部をほぼ半円筒状に屈曲させて形成されることを特徴とする請求項3に記載の調整ヒンジ。
- 前記固定翼板のボルト挿通溝は、当該固定翼板の一部をほぼ半円筒状に屈曲させて形成されることを特徴とする請求項4に記載の調整ヒンジ。
- 前記連結金具は、互いに平行に対向する第1及び第2の側板部と、両側板の基端間を直交方向に結合する接続板部とを具備し、第1の側板部の先端縁において前記第1の支軸によって前記第1の羽根板の一端側に軸支され、第2の側板部の先端縁において第2の支軸によって前記第2の羽根板に軸支され、
前記第2の羽根板は、付設ばねにより常時前記連結金具の第2の側板部の外側面に接合する方向に回転付勢されることを特徴とする請求項2に記載の調整ヒンジ。 - 前記第1の支軸は、中間に鍔部を持ち、下半部が前記第1の羽根板に支持され、上半部が前記第2の羽根板に支持され、
前記第1の羽根板は、一端縁に、前記第1の支軸の下半部を挿通させるための軸受け筒部を有し、
前記第2の羽根板は、一端縁に、前記第1の支軸の上半部を挿通させるための軸受け筒部を有し、
前記第1の羽根板の軸受け筒部の途上に、第1の支軸の下端部を受け入れるナット部材が固定され、
当該ナット部材に、軸受け筒部の下端側から挿通されるねじ棒の上部が螺合され、当該ねじ棒の上端に前記第1の支軸の下端が当接し、当該ねじ棒の昇降により前記支軸と共に前記第2の羽根板とを昇降調整可能とすることを特徴とする請求項1に記載の調整ヒンジ。 - 前記第1の支軸は、中間に鍔部を持ち、下半部が前記第1の羽根板に支持され、上半部が前記連結金具の第1の側板部に支持され、
前記第1の羽根板は、一端縁に、前記第1の支軸の下半部を挿通させるための軸受け筒部を有し、
前記第1の側板部は、先端縁に、前記第1の支軸の上半部を挿通させるための軸受け筒部を有し、
前記第1の羽根板の軸受け筒部の途上に、第1の支軸の下端部を受け入れるナット部材が固定され、
当該ナット部材に、軸受け筒部の下端側から挿通されるねじ棒の上部が螺合され、当該ねじ棒の上端に前記第1の支軸の下端が当接し、当該ねじ棒の昇降により前記支軸と共に前記連結金具を昇降調整可能とすることを特徴とする請求項2に記載の調整ヒンジ。
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JP2020519787A (ja) * | 2017-05-11 | 2020-07-02 | ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハーJulius Blum GmbH | 家具ヒンジ |
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2011
- 2011-07-19 JP JP2011157375A patent/JP5613116B2/ja active Active
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