JP2013023041A - 車両用ドアトリム - Google Patents

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Abstract

【課題】別体の保持ブラケットを使用することなく、より簡易な構成でプルハンドルを確実に固定し、その強度を高く維持することが可能な車両用ドアトリムを提供する。
【解決手段】トリムボード20と、トリムボード20に組み付けられるプルハンドル50と、トリムボード20に組み付けられるとともに、プルハンドル50に対して上側に配されるオーナメント61と、トリムボード20に組み付けられるとともに、プルハンドル50に対して下側に配されるドアポケット62と、オーナメント61とドアポケット62とを連結する後側連結部70と、を備え、プルハンドル50は、トリムボード20に形成されたプルハンドル取付用開口部29及び後側連結部70の双方に組み付けられていることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、車両用ドアトリムに関する。
従来、車両用ドアトリムとして、車両ドアを開閉操作するためのプルハンドルを備えたものが知られている(例えば、下記特許文献1)。特許文献1のものでは、ドアパネル(車両ボデー側)に設けられた保持ブラケットに対して、プルハンドルを組み付ける構成としている。これにより、プルハンドルをより確実に固定することができ、その強度を高くすることができる。
特開2004−322891号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、プルハンドルの強度を高くするために、ドアパネルに取り付けられた保持ブラケットにプルハンドルを組み付ける必要があるため、部品点数及び組付工数が増加してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、別体の保持ブラケットを使用することなく、より簡易な構成でプルハンドルを確実に固定し、その強度を高く維持することが可能な車両用ドアトリムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドアトリムは、トリムボードと、前記トリムボードに組み付けられるプルハンドルと、前記トリムボードに組み付けられるとともに、前記プルハンドルに対して上側に配される上側機能性部品と、前記トリムボードに組み付けられるとともに、前記プルハンドルに対して下側に配される下側機能性部品と、前記上側機能性部品と前記下側機能性部品とを連結する連結部と、を備え、前記プルハンドルは、前記トリムボードに形成されたプルハンドル取付用開口部及び前記連結部の双方に組み付けられていることに特徴を有する。
本発明によれば、プルハンドルは、トリムボードに形成されたプルハンドル取付用開口部と、上側機能性部品及び下側機能性部品を連結するための連結部との双方に組み付けられている。このように、上側機能性部品及び下側機能性部品を連結するための部材である連結部をプルハンドルの補強部材として用いることで、乗員の車両ドア開閉時などに生じるプルハンドルにかかる応力を、連結部を介して、上側機能性部品及び下側機能性部品で受けることができる。そのため、本発明では、例えば、従来、プルハンドルを車両ボデー側に組み付けるために用いられる補強用のブラケットを設けることなく、プルハンドルの強度を高くすることができるとともに、部品点数を少なくすることができる。さらに、本発明によれば、上側機能性部品及び下側機能性部品が各々分離している構成と比較して、上側機能性部品及び下側機能性部品をトリムボードに組み付ける作業を容易に行うことができる。
上記構成において、前記プルハンドルは、上方に開口された凹部を有する本体部を備え、前記プルハンドルの前記本体部において、車室外側の外周面には、前記連結部に向かって延びる延設部が形成され、前記連結部には、前記本体部が挿入される本体部挿入孔と、前記本体部挿入孔に対して車室外側に配される延設部挿入孔が形成されており、前記延設部は、前記延設部挿入孔に挿入されることで、車室内側への相対移動が規制される構成とすることができる。
本発明においては、プルハンドルの本体部が本体部挿入孔に挿入されるとともに、本体部から延びる延設部が延設部挿入孔に挿入されることで車室内側への相対移動が規制される構成となっている。これにより、連結部、ひいてはトリムボードに対してプルハンドルの本体部が車室内側へ相対移動する事態を抑制することができる。このような構成とすれば、例えば、乗員が本体部の凹部に手を掛けて車両ドアを閉める場合において、本体部に対して車室内側への応力(荷重)が作用した際のプルハンドルの強度を高くすることができる。
また、前記連結部において、前記延設部挿入孔に対して車両前後方向の両側となる箇所には、前記連結部を車両ボデーに締結可能な締結部がそれぞれ設けられているものとすることができる。
本発明においては、締結部によって、連結部を車両ボデーに締結することができる。これにより、プルハンドルは、連結部を介して車両ボデーに対して安定して固定されるため、プルハンドルにかかる応力(荷重)を、連結部を介して車両ボデーによって受けることができ、プルハンドルをより効果的に補強することができる。
また、前記連結部は、前記上側機能性部品及び前記下側機能性部品の車両前後方向における同じ側の端部同士を連結するものであって、前記上側機能性部品及び前記下側機能性部品の車両前後方向における前記同じ側の端部とは反対側の端部同士を連結する他端側連結部を備えているものとすることができる。
本発明においては、上側機能性部品、下側機能性部品、連結部、他端側連結部によって一体部品を構成している。そして、上側機能性部品及び下側機能性部品の車両前後方向における同じ側の端部(一端部)同士を連結部によって連結し、上側機能性部品及び下側機能性部品の車両前後方向における上記同じ側の端部とは反対側の端部(他端部)同士を他端側連結部によって連結している。
このような構成とすれば、上側機能性部品、下側機能性部品、連結部、他端側連結部から構成される一体部品の剛性をより高くすることができる。これにより、連結部に組み付けられるプルハンドルをより確実に固定することができ、プルハンドルの強度を高くすることができる。言い換えると、プルハンドルに作用する応力(荷重)を上側機能性部品、下側機能性部品、連結部、他端側連結部によって受けることができ、プルハンドルをより効果的に補強することができる。
本発明によれば、別体の保持ブラケットを使用することなく、より簡易な構成でプルハンドルを確実に固定し、その強度を高く維持することが可能な車両用ドアトリムを提供することができる。
本実施形態の車両用ドアトリムを示す斜視図 図1の車両用ドアトリムを示す分解斜視図 図2のボード部材を示す斜視図 図2のプルハンドルを車室内側から視た斜視図 図2のプルハンドルを車室外側から視た斜視図 図2のプルハンドルを下方から視た下面図 図2のプルハンドルが組み付けられた状態を示す斜視図 図2のプルハンドルを示す断面図(図1のA−A線で切断した図)
本発明の一実施形態を図1ないし図8によって説明する。本実施形態では、車両ドアに取り付けられるドアトリム11(車両用ドアトリム)を例示する。図1は、ドアトリム11を示す斜視図である。図2は、ドアトリム11を示す分解斜視図である。
ドアトリム11は、車両ボデーを構成するインナパネル15(車両パネル、図8参照)の車室内側(図8の左側)に対して、例えばクリップ(図示せず)などを介して取り付けられている。ドアトリム11は、図1及び図2に示すように、トリムボード20、スピーカ12、スイッチベース18、スイッチベース18と一体的に形成されたプルハンドル50、EA材14、ボード部材60、アームレスト40を備えている。
トリムボード20は、例えば、合成樹脂材料、あるいは合成樹脂材料に天然繊維(ケナフなど)を混合した材料等を板状に成形することで構成されている。EA(Energy Absorption)材14は、トリムボード20の裏面(車室外側の面)に取り付けられるもので、車両の衝突時における衝撃を吸収可能な構成とされる。
アームレスト40は、全体として、車両前後方向(図1の左右方向)に延びる形状をなしており、乗員が例えば腕や肘などを載置するためのアーム載置面41Aを有している。アームレスト40は、トリムボード20の段部25に形成されたアームレスト取付用開口部23に嵌合する形で車室外側から組み付けられており、トリムボード20における車両後側に配されている。
図2に示すように、トリムボード20の車室外側の面(裏面)において、アームレスト取付用開口部23の周端部には、車室外側に向かって突出する取付用ボス24が複数設けられている。各取付用ボス24に対応して、アームレスト40の外周端部には、車幅方向に貫通された貫通孔46Aを有する取付片部46が複数個所に形成されている。
各貫通孔46Aには、各取付用ボス24が挿通可能となっており、各取付用ボス24が各貫通孔46Aに挿通された後、超音波溶着などの溶着手段によって、各取付用ボス24の先端部は溶着(熱カシメ)される。これにより、トリムボード20に対して、アームレスト40が組み付けられる構成となっている。
ボード部材60は、図3に示すように、オーナメント61及びドアポケット62を後側連結部70(連結部)及び前側連結部65(他端側連結部)によって連結することで、一体部品として構成したものである。具体的には、オーナメント61及びドアポケット62における車室後側の端部(車両前後方向における同じ側の端部)同士が後側連結部70によって連結され、オーナメント61及びドアポケット62における車室前側の端部(車両前後方向における同じ側の端部とは反対側の端部)同士が前側連結部65によって連結されている。
ボード部材60は、トリムボード20に形成され、オーナメント61及びドアポケット62の形状に対応した形状をなすボード部材取付用開口部22に対して、車室外側から取り付けられる。ボード部材60を構成するオーナメント61及びドアポケット62の周端部には、車幅方向に貫通された貫通孔60A、60Bが、オーナメント61及びドアポケット62の周端部に沿う形で複数個所形成されている。円形状をなす各貫通孔60Aには、トリムボード20に形成された各取付用ボス26が熱カシメによって取り付けられ、方形状をなす各貫通孔60Bには、トリムボード20に形成された各取付爪27が係止される構成となっている。
なお、後側連結部70は、図3に示すように、ドアポケット62の上端から略水平方向に延びる底壁部71と、底壁部71における車室外側の端部から立ち上がる形で延び、オーナメント61の下端と接続される立壁部72とを有している。
ボード部材60の車両前後方向における中央部には、図3に示すように、トリムボード20の段部25における車両前方部分が嵌合可能な段部取付用開口部63が形成されている。より具体的には、段部取付用開口部63は、オーナメント61、ドアポケット62、後側連結部70に囲まれた部分である。
また、トリムボード20の段部25における車両前側には、図2に示すように、スイッチベース18が組み付けられるスイッチベース取付用開口部28と、プルハンドル50が組み付けられるプルハンドル取付用開口部29が形成されている。また、ボード部材60には、インサイドドアハンドル(図示せず)を収容するためのインサイドドアハンドル取付用開口部30が形成されている。
以上の構成により、スイッチベース18、プルハンドル50及びボード部材60をトリムボード20に組み付けた状態では、オーナメント61(上側機能性部品)が、プルハンドル50に対して上側に配される形でトリムボード20に組み付けられる。また、ドアポケット62(下側機能性部品)が、プルハンドル50に対して下側に配される形でトリムボード20に組み付けられる。
次に、プルハンドル50の構成について、詳しく説明する。プルハンドル50は、図4に示すように、上方に開口された凹部52を有する本体部51を備えている。言い換えると、本体部51は、上方に開口された容器状をなしており、凹部52に乗員が手を掛けることでプルハンドル50を把持することが可能な構成となっている。
本体部51は、図8に示すように、トリムボード20のプルハンドル取付用開口部29に嵌合される形で組み付けられる構成となっている。また、ボード部材60における後側連結部70は、プルハンドル取付用開口部29に対応する箇所に配されており、後側連結部70の底壁部71には、プルハンドル取付用開口部29と重なる形で本体部挿入孔73が形成されている。これにより、図8に示すように、本体部51は、プルハンドル取付用開口部29及び本体部挿入孔73の双方に上方から挿入される形で取り付けられている。
本体部51の上端部には全周に亘ってフランジ部53が形成されており、このフランジ部53と、スイッチベース18とが一体的に形成されている。なお、スイッチベース18には、図4に示すように、スイッチ操作部(図示せず)を収容可能なスイッチ収容部19が設けられている。
図4ないし図6に示すように、スイッチベース18の外周縁部及びフランジ部53には、下方に延びる取付爪54が、外周に沿う形で複数形成されている。各取付爪54は、図7に示すように、トリムボード20において、スイッチベース取付用開口部28及びプルハンドル取付用開口部29の周端部に形成された取付孔28Aや切欠部28B(図2参照)に挿通されることで、上方への抜け止めがされる構成となっている。
プルハンドル50の本体部51において、車室外側の面51A(外周面)には、図4及び図8に示すように、後側連結部70に向かって延び、リブ形状をなす延設部55が形成されている(図5も参照)。一方、後側連結部70の底壁部71において、本体部挿入孔73に対して車室外側となる位置には、延設部55が挿入可能な延設部挿入孔74が形成されている。
より具体的には、延設部55の先端部56は下方に向かう形で延びており、上下方向に貫通された延設部挿入孔74に対して、上方から挿入される構成となっている。延設部55の先端部56が延設部挿入孔74に挿入されることで、延設部55が延設部挿入孔74の内周面に対して車室外側から係止する構成となっている。
これにより、延設部55(ひいては、プルハンドル50)の後側連結部70に対する車室内側への相対移動が規制される構成となっている。以上説明したように、プルハンドル50は、各取付爪54を介して、トリムボード20に形成されたプルハンドル取付用開口部29に組み付けられるとともに、延設部55を介して、後側連結部70に組み付けられる構成となっている。
また、図3及び図8に示すように、後側連結部70の底壁部71における車室外側の端部には、延設部挿入孔74を車両前後方向の両側から挟む形で傾斜部75(延設部挿入孔74に対して車両前後方向の両側となる箇所)がそれぞれ形成されている。各傾斜部75を貫通する形で、ビス挿通孔75A(締結部)が形成されており、各ビス挿通孔75Aには、図8に示すように、ビス76がそれぞれ挿通されている。ビス76の先端は、インナパネル15(車両ボデー)に締結されている。つまり、後側連結部70は、ビス76を介して車両ボデー側に固定されている。
また、ボード部材60において、車室外側の面には、図7及び図8に示すように、プルハンドル50の本体部51に向けて突出するリブ66(突出部)が形成されている。このリブ66は、プルハンドル50の本体部51における車室内側の面51Bと対向する箇所に配されており、本体部51が車室内側に変位した際には、本体部51の下端にリブ66の先端が当接することで、本体部51の車室内側への変位を規制する構成となっている。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態においては、プルハンドル50は、トリムボード20に形成されたプルハンドル取付用開口部29と、オーナメント61及びドアポケット62を連結するための後側連結部70との双方に組み付けられている。このように、オーナメント61及びドアポケット62を連結するための部材である後側連結部70をプルハンドル50の補強部材として用いることで、乗員の車両ドア開閉時などに生じるプルハンドル50にかかる応力を、後側連結部70を介して、オーナメント61及びドアポケット62で受けることができる。そのため、本実施形態では、例えば、従来、プルハンドル50を車両ボデー側に組み付けるために用いられる補強用のブラケットを設けることなく、プルハンドル50の強度を高くすることができるとともに、部品点数を少なくすることができる。さらに、本実施形態によれば、オーナメント61及びドアポケット62が各々分離している構成と比較して、オーナメント61及びドアポケット62をトリムボード20に組み付ける作業を容易に行うことができる。
また、プルハンドル50は、上方に開口された凹部52を有する本体部51を備え、プルハンドル50の本体部51において、車室外側の面51Aには、後側連結部70に向かって延びる延設部55が形成され、後側連結部70には、本体部51が挿入される本体部挿入孔73と、本体部挿入孔73に対して車室外側に配される延設部挿入孔74が形成されており、延設部55は、延設部挿入孔74に挿入されることで、車室内側への相対移動が規制される構成とされる。
本実施形態においては、プルハンドル50の本体部51が本体部挿入孔73に挿入されるとともに、本体部51から延びる延設部55が延設部挿入孔74に挿入されることで車室内側への相対移動が規制される構成となっている。これにより、後側連結部70、ひいてはトリムボード20に対してプルハンドル50の本体部51が車室内側へ相対移動する事態を抑制することができる。このような構成とすれば、例えば、乗員が本体部51の凹部52に手を掛けて車両用ドアを閉める場合において、本体部51に対して車室内側への応力(荷重)が作用した際のプルハンドル50の強度を高くすることができる。
また、後側連結部70において、延設部挿入孔74に対して車両前後方向の両側となる箇所(各傾斜部75)には、後側連結部70をインナパネル15に締結可能なビス挿通孔75A(締結部)がそれぞれ設けられている。
本実施形態においては、ビス挿通孔75Aによって、後側連結部70をインナパネル15(車両ボデー)に締結することができる。これにより、プルハンドル50は、後側連結部70を介してインナパネル15(車両ボデー)に対して安定して固定されるため、プルハンドル50にかかる応力(荷重)を、後側連結部70を介してインナパネル15(車両ボデー)によって受けることができ、プルハンドル50をより効果的に補強することができる。
また、後側連結部70は、オーナメント61及びドアポケット62の車両後側(車両前後方向における同じ側)の端部同士を連結するものであって、オーナメント61及びドアポケット62の車両前側(車両前後方向における同じ側の端部とは反対側)の端部同士を連結する前側連結部65(他端側連結部)を備えている。
本実施形態においては、オーナメント61、ドアポケット62、後側連結部70、前側連結部65によって一体部品(ボード部材60)を構成している。そして、オーナメント61及びドアポケット62の車両後側の端部(一端部)同士を後側連結部70によって連結し、オーナメント61及びドアポケット62の車両前側の端部(他端部)同士を前側連結部65によって連結している。
このような構成とすれば、オーナメント61、ドアポケット62、後側連結部70、前側連結部65から構成される一体部品(ボード部材60)の剛性をより高くすることができる。これにより、後側連結部70に組み付けられるプルハンドル50をより確実に固定することができ、プルハンドル50の強度を高くすることができる。言い換えると、プルハンドル50に作用する応力(荷重)をボード部材60(上側機能性部品、下側機能性部品、連結部、他端側連結部)全体によって受けることができ、プルハンドル50をより効果的に補強することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、上側機能性部品としてオーナメント61、下側機能性部品としてドアポケット62を例示したが、これに限定されない。ここで言う機能性部品とは、トリムボード20に組み付けられ、何らかの機能を有する部品のことを言う。また、上側機能性部品とは、プルハンドル50に対して上側に配される機能性部品のことであり、下側機能性部品とは、プルハンドル50に対して下側に配される機能性部品のことである。上側機能性部品としては、オーナメント61の他に、例えば、インサイドハンドルを収容するインサイドハンドルベゼルなどを例示することができる。また、下側機能性部品としては、ドアポケット62の他に、例えば、EA材やスピーカグリルなどを例示することができる。
(2)上記実施形態において、連結部として、後側連結部70を例示したが、これに限定されない。連結部は、オーナメント61とドアポケット62とを連結するものであればよく、その連結箇所は、適宜変更可能である。また、オーナメント61、ドアポケット62、後側連結部70、前側連結部65は、一体的に形成されていなくてもよく、各々別体の部品として構成されていてもよい。
(3)プルハンドル50の構成は、上記実施形態で例示したものに限定されない。例えば、プルハンドル50とスイッチベース18が別部品として構成されていてもよい。
(4)トリムボード20又はボード部材60に対するプルハンドル50の組み付け手段は、上記実施形態で例示した手段(取付爪54、延設部55)に限定されず適宜変更可能である。
(5)トリムボード20に対するボード部材60の組み付け手段は、上記実施形態で例示した手段(取付用ボス26、取付爪27)に限定されず適宜変更可能である。
(6)上記実施形態では、締結部として、ビス挿通孔75Aを例示し、ビス76によって、後側連結部70をインナパネル15に締結する構成を例示したが、これに限定されない。締結部の構成、すなわち、後側連結部70をインナパネル15に締結するための締結手段は適宜変更可能である。例えば、締結部としてインナパネル15に係止可能な取付爪などを例示することができる。
11…ドアトリム(車両用ドアトリム)、15…インナパネル(車両パネル)、20…トリムボード、29…プルハンドル取付用開口部、50…プルハンドル、51…本体部、51A…車室外側の面(プルハンドルの本体部において、車室外側の外周面)、55…延設部、61…オーナメント(上側機能性部品)、62…ドアポケット(下側機能性部品)、65…前側連結部(他端側連結部)、70…後側連結部(連結部)、73…本体部挿入孔、74…延設部挿入孔、75A…ビス挿通孔(締結部)

Claims (4)

  1. トリムボードと、
    前記トリムボードに組み付けられるプルハンドルと、
    前記トリムボードに組み付けられるとともに、前記プルハンドルに対して上側に配される上側機能性部品と、
    前記トリムボードに組み付けられるとともに、前記プルハンドルに対して下側に配される下側機能性部品と、
    前記上側機能性部品と前記下側機能性部品とを連結する連結部と、を備え、
    前記プルハンドルは、前記トリムボードに形成されたプルハンドル取付用開口部及び前記連結部の双方に組み付けられていることを特徴とする車両用ドアトリム。
  2. 前記プルハンドルは、上方に開口された凹部を有する本体部を備え、
    前記プルハンドルの前記本体部において、車室外側の外周面には、前記連結部に向かって延びる延設部が形成され、
    前記連結部には、前記本体部が挿入される本体部挿入孔と、前記本体部挿入孔に対して車室外側に配される延設部挿入孔が形成されており、
    前記延設部は、前記延設部挿入孔に挿入されることで、車室内側への相対移動が規制される構成であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドアトリム。
  3. 前記連結部において、前記延設部挿入孔に対して車両前後方向の両側となる箇所には、前記連結部を車両ボデーに締結可能な締結部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用ドアトリム。
  4. 前記連結部は、前記上側機能性部品及び前記下側機能性部品の車両前後方向における同じ側の端部同士を連結するものであって、
    前記上側機能性部品及び前記下側機能性部品の車両前後方向における前記同じ側の端部とは反対側の端部同士を連結する他端側連結部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用ドアトリム。
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