JP2013019085A - 全頭用かつらベース - Google Patents

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Abstract

【課題】 装着ずれを防止して、フィット感が向上する全頭用かつらベースを提供する。
【解決手段】 額の生え際部111から後頭部の襟足部112に至る中央ネット110と、側頭部を覆う右サイドネット120及び左サイドネット130の3枚のネットを接続した全頭用かつらベース100であって、前記中央ネットの前記生え際部111の先端から前記襟足部後端間の中間点近傍に、くびれ部113を形成し、該くびれ部を補完する張り出し部121、131を前記左右のネットに形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は全頭用のかつらベースに関し、特に、頭部への装着力に優れたかつらベースに関する。
全頭用のかつらベースは、頭部全体をいくつかのパートに分け、各パートを覆うようにネットなどの部材で所定の形状に形成し、各部材を接続して頭部全体を覆うようにしている(たとえば、特許文献1、特許文献2)。
図3及び図4は、従来の3枚構成の全頭用かつらベースの例を示す。図3(a)は後頭部から見たかつらベースの図で、(b)は顔の方から見た図である。図4は、かつらベースの左側面図である。
これらの図に示すかつらベース10は、額側の生え際部11aから襟足部11bまで延びる中央ネット11と、この中央ネット11の両側にあって、側頭部を覆う右サイドネット12と左サイドネット13の3枚のネットを縫合線14で縫合して形成している。
中央ネット11は、額側の生え際部11aから頭頂部にかけて若干その幅を広げてはいるが、全体としてほぼ一定の幅で襟足部11bに達している。図4の側面図で見ると、左サイドネット13と中央ネット11との間の縫合線14は、中央ネット11の外縁線とほぼ平行な曲線になっている。
実開昭57−143218号 実開平1−173132号
上述した3枚構成のかつらベースにおいては、縫合線14がほぼ直線的に縦方向に2列形成されている。中央ネット11や左右のサイドネット12、13は、伸縮性を備えたネット素材を使用しているが、縫合線14に使用する縫製糸は伸縮性が無いため、縫合線14と同じ方向には伸縮しない。すなわち、額側の生え際部11aから後頭部の襟足部11bまでの縦方向の伸びが少ない。そのため、襟足部11bを下方に引いても、縦方向の縫合線14により生え際部11aが上方向にズレ上がってしまい、襟足部11bの収まりに問題があった。
また、頭頂部から襟足部11bまでの縫合線14が直線的であるため、頭部に装着したかつらベースのフィット感が損なわれ、装着ずれの原因となっていた。
また、髪型によっては、七三分けなどの分け目の位置に人工皮膚を設置する場合があるが、縫合線14上に人工皮膚を設置する場合、構造的に複雑になり、かつら製作上の問題や品質上の問題が生じるため、縫合線14が分け目に入らないようにする必要がある。しかし、従来のものは、生え際部11aの幅が狭く、分け目を入れる位置が狭い範囲に制限されるという問題もあった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、装着ずれを防止して、フィット感が向上する全頭用かつらベースを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明のかつらベースは、額の生え際部から後頭部の襟足部に至る中央ネットと、側頭部を覆う右サイドネット及び左サイドネットの3枚のネットを接続した全頭用かつらベースであって、前記中央ネットの前記生え際部の先端から前記襟足部後端間の中間点近傍に、くびれ部を形成し、該くびれ部を補完する張り出し部を前記左右のネットに形成したことを特徴としている。
前記中央ネットのくびれ部の幅が5〜7cmであり、前記中間点近傍が、中間位置からやや前記襟足部側に1〜3cm寄った位置である構成としたり、前記左右のサイドネットが、その上方に下側に凸となる曲線形状を有する構成としたり、前記中央ネットが頭の前後方向に伸縮性を有し、前記左右のサイドネットが、頭部を囲む方向に伸縮性を有する構成としたりすることができる。
また、別の構成として、本発明のかつらベースは、額の生え際部から後頭部の襟足部に至る中央ネットと、側頭部を覆う右サイドネット及び左サイドネットの3枚のネットを接続した全頭用かつらベースであって、前記中央ネットが頭の前後方向に伸縮性を有し、前記左右のサイドネットが、頭部を囲む方向に伸縮性を有することを特徴としている。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
中央ネットのくびれ部より前の生え際部を上方に引っ張った場合、中央ネットが中間にくびれ部を有しているため、くびれ部を形成する縫合線が曲線になり、上方に引っ張る力を分散し、襟足部を引き上げることがなく、かつらベースのずれを防止できる。
本発明の全頭用かつらベースによれば、かつらベースの頭部への装着力が増加し、装着ずれを防止し、フィット感が向上するという優れた効果を奏する。
本発明の全頭用かつらベースを頭部に装着した状態示す図で、(a)は後頭部から見た図、(b)は前面から見た図である。 本発明の全頭用かつらベースの左側面図である。 従来の全頭用かつらベースを頭部に装着した状態示す図で、(a)は後頭部から見た図、(b)は前面から見た図である。 図3の全頭用かつらベースの左側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の全頭用かつらベースを頭部に装着した状態示す図で、(a)は後頭部から見た図、(b)は顔面側から見た図である。図2は、本発明の全頭用かつらベースの左側面図である。
本発明の全頭用かつらベース100は、図3、4の従来例で説明したのと同様に、3枚のネットから構成されている。すなわち、中央ネット110と右サイドネット120及び左サイドネット130の3枚である。かつらベース100はこれら3枚のネットを縫合線140で縫合して一体化している。
中央ネット110は、額側の生え際部111から頭頂部にかけて大きくその幅を広げていき、頭頂部を越えると、逆に大きくその幅を狭めており、くびれ部113が形成されている。そして、くびれ部113を越えると、再び幅が増加して襟足部112に達している。一方、右サイドネット120と左サイドネット130のくびれ部113に対応する位置には、くびれ部113を補完するような突出部121、131が形成されている。
このように、中央ネット110にくびれ部113を形成すると、中央ネット110のくびれ部113より前側(生え際部112側)にくびれ部113から見て上向きの力が加わった場合、くびれ部113における縫合線140がカーブしているので、力が分散され、かつらベース100がずれにくくなる。
実施例では、くびれ部113の最も狭い位置の幅Wを6cmとしたが、くびれ部113のこの幅Wは、5〜7cmの範囲が好ましい。5cm未満になると、中央ネット110自身による左右方向の装着力が弱くなり、フィット性が低下し、一方、くびれ部113の幅Wが7cmを越えると、縫い目140のカーブが緩くなり、力の分散が十分できなくなってかつらベース100がずれ易くなるからである。
かつらベース100の先端の中央点をセンターフロントCFとし、かつらベース100の後端の中央点をセンターバックCBとしたとき、本発明では、くびれ部113は、点CFと点CBの中間点Nの近傍に設けている。ただし、図示の実施例では、くびれ部113は、点CFと点CB間の中間点Nより2cm程度点CB側に寄った位置である。中間点よりも若干(1〜3cm程度)点CB側に寄っている方が、望ましく、特に、2cmが最も良好であった。
かつらベースの大きさには、多少の相違があるが、全体として見れば小異であり、上記した各数値は、どの大きさのかつらベースにも当てはまる数値であった。
中央ネット110、右サイドネット120及び左サイドネット130は、いずれもネットでできている。ネットは、ポリエステルなどの通常のかつらベースに使用される繊維を編んだものであるが、主として1方向にだけ伸縮し、これと直交する方向にはほとんど伸縮しない編み組織を採用している。そして、図2の矢印aに示すように、中央ネット110は、点CFから点CBの長さに沿った方向に主として伸縮するようになっている。一方、右サイドネット120と左サイドネット130とは、矢印bに示す方向に主として伸縮する。すなわち左右のサイドネット120、130が共同して頭部を丸く囲うように伸縮し、かつらベースのフィット感の向上に資するようになっている。
図2に示すように、左サイドネット130は、生え際部111との縫合点からくびれ部113との縫合点までのAの範囲で、縫い目140が図の下方に凸の曲線となっている。図4に示す従来例の縫い目14を図2に重ねて仮想線で示すが、Aの範囲では本発明と逆に上方に凸の曲線である。これは、本発明の左サイドネット130が、頭頂部付近では側頭部側に大きく後退し、中央ネット110が頭頂部を広く覆っていることを示すものである。図示は省略するが、右サイドネット120も同じ形状をしている。このように、中央ネット110は、頭頂部を広く覆っているので、装着したときのフィット感が向上するだけでなく、分け目を付ける位置を広い範囲から選択することができるようになった。
100 かつらベース
110 中央ネット
111 生え際部
112 襟足部
113 くびれ部
120 右サイドネット
121 突出部
130 左サイドネット
140 縫合線

Claims (5)

  1. 額の生え際部から後頭部の襟足部に至る中央ネットと、側頭部を覆う右サイドネット及び左サイドネットの3枚のネットを接続した全頭用かつらベースであって、前記中央ネットの前記生え際部の先端から前記襟足部後端間の中間点近傍に、くびれ部を形成し、該くびれ部を補完する張り出し部を前記左右のネットに形成したことを特徴とする全頭用かつらベース。
  2. 前記中央ネットのくびれ部の幅が5〜7cmであり、前記中間点近傍が、中間位置からやや前記襟足部側に1〜3cm寄った位置であることを特徴とする請求項1に記載の全頭用かつらベース。
  3. 前記左右のサイドネットが、その上方に下側に凸となる曲線形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の全頭用かつらベース。
  4. 前記中央ネットが頭の前後方向に伸縮性を有し、前記左右のサイドネットが、頭部を囲む方向に伸縮性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の全頭用かつらベース。
  5. 額の生え際部から後頭部の襟足部に至る中央ネットと、側頭部を覆う右サイドネット及び左サイドネットの3枚のネットを接続した全頭用かつらベースであって、前記中央ネットが頭の前後方向に伸縮性を有し、前記左右のサイドネットが、頭部を囲む方向に伸縮性を有することを特徴とする全頭用かつらベース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6068769B1 (ja) * 2016-07-29 2017-01-25 マスターズプランナー株式会社 フルウィッグ用のウィッグベース

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